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CREATED ON 2021.06.11 | UPDATED ON 2023.09.27

【就活ガイド】日本製鉄株式会社の企業研究〜企業分析で選考突破〜

メーカー #企業研究
3379 VIEWS
この記事は、就活会議の会員が投稿した体験記にもとづいて作成・編集をしています。就活会議の会員は現役の学生であることを確認しています。
日本製鉄株式会社の企業研究

鉄鋼業界の中でも高い業績を誇る日本製鉄株式会社。グループの売上高の9割近くを製鉄事業であげており、最近は海外での生産体制整備にも力を入れています。 この記事では日本製鉄の基本情報や業界内での立ち位置をもとにお伝えするとともに、先輩たちが実際に行った企業研究方法をご紹介します。日本製鉄の選考を受ける前にどのような会社なのか、その特徴をしっかり理解していきましょう。

日本製鉄の会社概要

まずは日本製鉄について理解しましょう。 ここでは日本製鉄の選考に通過した先輩たちが行った企業研究と、その社風などをお伝えします。

日本製鉄の基本情報

会社名 日本製鉄株式会社
業界 鉄鋼メーカー
本店所在地 東京都 千代田区 丸の内 2-6-1
事業所 各地に支店・製鉄所等あり
設立日 1950年4月1日
売上高 48,292億円 (2020年度)
従業員数 106,226名(2021年3月31日現在)
資本金 4,195億円
平均年齢 37.2歳
初任給 ・高専卒/190,000円
・学部卒/213,000円
・修士了/238,000円
福利厚生・社内制度 ・社会保険/雇用保険、健康保険、厚生年金、介護保険、労災保険
・社宅・寮/各事業所に完備
・その他制度/グループ保険、各種財形貯蓄、住宅融資制度、持株制度、ワークライフサポート制度(育児施設利用補助、レジャー補助)など
過去の採用人数 354名(2020年)
企業理念 ■基本理念
日本製鉄グループは、常に世界最高の技術とものづくりの力を追求し、優れた製品・サービスの提供を通じて、社会の発展に貢献します。

■経営理念
1.信用・信頼を大切にするグループであり続けます。
2.社会に役立つ製品・サービスを提供し、お客様とともに発展します。
3.常に世界最高の技術とものづくりの力を追求します。
4.変化を先取りし、自らの変革に努め、さらなる進歩を目指して挑戦します。
5.人を育て活かし、活力溢れるグループを築きます。
代表者 橋本 英二
事業内容 製鉄、エンジニアリング、ケミカル・マテリアル、システムソリューションの各事業

参考元:https://www.nipponsteel.com/company/about/ 参考元:https://www.nipponsteel.com/ir/library/settlement.html 参考元:https://www.nipponsteel.com/recruit/hq/recruitment/guideline/ 参考元:https://www.nipponsteel.com/company/philosophy/index.html

事業内容

日本製鉄グループは製鉄、エンジニアリング、ケミカル・マテリアル、システムソリューションの4つの事業をおこなっています。 エンジニアリング、ケミカル・マテリアル、システムソリューションの3つは、製鉄事業から派生した事業です。製鉄事業を支え、シナジーを生み出しています。さらに、培われた技術や製品によりグループ外への事業を営んでいます。 参考元:https://www.nipponsteel.com/ir/finance/segment_overview.html

各事業の内容は、下記の通りです。

引用元:https://www.nipponsteel.com/company/business/index.html

また、日本製鉄の職種は事務系と技術系の大きく2つに分かれています。さらに細かく部門が分かれているため、それぞれの役割を理解したうえで、自分がどこでどう活躍したいのかを明確にしておきましょう。営業職には、国内営業と海外営業があります。

部門業務内容
事務系営業マーケットの調査、販売戦略の立案、お客様への提案など一貫して担当。
営業統括製造、販売、収益に至るまで、社内の戦略策定に携わり、実行を支援。
原料購買全世界から原料・機材の調達を実施。
工程管理納期、各製品の製造プロセスを考慮し、生産スケジュールを立案・管理。
コーポレート財務/経理・法務など、グローバルに働きやすい環境や仕組みを構築。
技術系操業技術製造ラインに関わる企画~実行を担当。専門・製品の知識を駆使し、
“人と設備”の両面から、品質・生産・コストの改善を検討。
品質管理商品コンセプト立案~製造ライン管理を一貫して担当。
新商品の開発主導的役割も担い、技術営業としてお客様との技術討議も行う。
設備技術製造過程に関わる設備(機械、電気、建築・土木・水道)の
導入、施工、維持管理を担当。
エネルギー技術鉄を生産する上で欠かせない電気・ガス・水などの管理を実施。
設備の導入・保全を担当。電気においては、販売も実施。
ITシステム本社機能と製鉄所のシステム開発全般を企画。
業務知識、最先端テクノロジー(AI、IoT、RPA)を活用し、最適な解決策を提案。
研究開発基礎研究、商品開発、構造設計・加工・接合、製造プロセスなど、
多岐に渡る研究を実施。学会発表、特許取得への挑戦も可能。

引用元:https://www.nipponsteel.com/recruit/hq/work/jobs/

IR読み解き!日本製鉄の売上・競合比較

ここからはIR資料や有価証券報告書を読み解いて企業研究しましょう。

売上・業績

2018年度以降の事業利益は、下記のように推移しています。

事業利益推移

参考元:https://www.nipponsteel.com/ir/finance/highlight.html

2019年度から2020年度上期にかけて下降していることがわかります。

2019年度上期は、原料高・鋼材安という背景があり、業績が伸び悩んだと考えられます。中国では、政府が景気対策としてインフラ投資を増やしました。その結果、条鋼系品種の国内需要が増加し、高水準の銑鉄生産が継続しました。これを受け、鉄鉱石等の主原料価格は高止まりし、「原料高・鋼材安」という状況になったとのことです。 参考元:有価証券報告書

2019年度下期から新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け始めます。とくに2020年度上半期は急速に需要が減少し、一時高炉5本を停止しています。2020年度下半期で徐々に需要が回復、休止した高炉5本のうち3本を再稼働済みとのことです。 参考元:2020年度3Q決算説明会

2021年度上期は、国内外の鉄鋼需要においてコロナ禍からの回復の動きが見られたことや、コスト改善、海外グループ会社の収益力の向上などにより、V字回復を実現しました。2021年度の事業利益は、統合後過去最高益を大きく凌駕する見込みとのことです。 参考元:2021年度第1四半期 決算短信 参考元:2021年度第2四半期 決算短信

セグメント別の売上

2020年度のセグメント別売上高構成比は下記の通りです。

2020年度の売上高構成比(%)

各セグメントの事業内容は、「事業内容」の見出しで説明しています。

売上高の9割近くが製鉄事業となっていることがわかります。しかし、他3つの事業の売上高もそれぞれ約2,000~3,000億円となっており、決して低い業績ではありません。 日本製鉄は、各分野でトップクラスの収益力を実現することを目指しています。

参考元:https://www.nipponsteel.com/ir/finance/segment_overview.html

競合他社

鉄鋼メーカーは、高炉メーカーと電炉メーカーの大きく2つに分けられます。

日本製鉄は高炉メーカーです。高炉メーカーは現在日本には日本製鉄・JFEスチール・神戸鋼鉄の3社しかありません。その3社の売上高を比較してみると下記のような結果になりました。

【鉄鋼(高炉)メーカー】2020年度売上高比較

JFEスチールに関しては、親会社であるJFEホールディングスの連結時の売上高を載せています。

参考元:日本製鉄 参考元:JFEホールディングス 参考元:神戸鋼鉄

上記の比較の中では、日本製鉄は業績トップとなっています。JFEホールディングスは商社事業にも取り組む企業ですが、それでも日本製鉄が圧倒的ですね。

JFEスチールは、海外事業の拡大に積極的に取り組んでいる企業です。海外輸出比率は売上の半分近くを占めています。世界を舞台に事業を展開していくために、世界中に生産・販売拠点を設けて現地生産を拡大しています。 参考元:https://www.jfe-steel.co.jp/saiyou/about/iron/index.html

神戸鋼鉄は、鉄鋼を含む素材系事業だけではなく、機械系事業や電力事業にも取り組む企業です。機械系事業では産業機械や圧縮機などを扱っています。電力事業では、電力供給事業に取り組んでおり、現在、神戸発電所4号機を建設中です。 参考元:https://www.kobelco-gr.jp/business/electricpower.html

業界の動向

業界動向は、鉄鋼業界の業界規模推移を公開しています。それによると、2019~2020年にかけて業界規模は縮小傾向となっています。 参考元:業界動向

これは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、世界経済が一時的に落ち込んだことが影響していると考えられます。しかし、日本製鉄の業績でも述べたように、2021年はコロナによる鉄鋼需要低下が回復する動きが見られました。

鉄鋼業界の業績がV字回復しています。2019年度には最大手の日本製鉄(にっぽんせいてつ)が4315億円という過去最大の赤字を計上し、2020年には広島県の呉製鉄所の閉鎖や和歌山製鉄所の高炉1基を廃止するなどの大リストラを決めましたが、2021年度は3700億円という過去最高の黒字となる見通しを発表しました。新型コロナにより世界経済は一時的に落ち込んだものの、今年になって急回復しています。特に自動車や電気製品などの製造業が好調で、その材料として必要な鉄鋼の需要が盛り上がっています。

引用元:https://asahi.gakujo.ne.jp/research/industry_topics/detail/id=3318

2021年度以降、コロナの影響で縮小した業界規模も回復していく可能性があるでしょう。

世界鉄鋼協会の調べでは、2020年粗鋼生産量第1位の国が中国となっています。日本はインドに次いで3位です。中国は世界シェアの6割を占めており、圧倒的です。 日本企業においても日本製鉄やJFEスチールが積極的に海外での生産拠点を拡大するなど、世界を舞台に活躍していますが、まだまだ中国の生産量には遠く及ばないのが現実です。

世界鉄鋼協会がまとめた2020年の粗鋼生産量をみると、日本は中国、インドに次ぎ、世界3位です。ロシアが4位、アメリカが5位と続きます。ただ、中国の生産量が世界の56%を占めてダントツで、日本の13倍近くにのぼっています。メーカーとしては、中国の宝武鋼鉄集団がトップになり、長くトップだったアルセロール・ミタル(ルクセンブルク)が2位に落ちました。日本製鉄は5位、JFEは14位です。

引用元:https://asahi.gakujo.ne.jp/research/industry_topics/detail/id=3318

日本製鉄の強み「鉄鋼業界をけん引する存在」

「競合比較」の見出しを参照に、JFEスチール・神戸鋼鉄との業績を比較してみると、日本製鉄の売上高が抜きんでていることがわかります。高炉メーカーは鉄鋼業界におけるシェアを70%以上(※)占めていることから、日本製鉄は鉄鋼業界の中でも大きな存在であるといえます。

※日本製鉄・JFEスチール・神戸鋼鉄3社のシェアを合計して算出 参考元:https://gyokai-search.com/3-tetu.htm

業界をけん引する日本製鉄は、「カーボンニュートラル」の実現に向けた技術開発にも積極的です。そのために研究開発費を拡充しており、2021年以降の研究開発費は5,000億円を想定しているとのことです。JFEスチールの研究開発費が313億円であることを考えると、その投資額の大きさは圧倒的であることが分かります。 参考元:https://www.jfe-steel.co.jp/saiyou/about/number/index.html

カーボンニュートラルの実現に向けて、研究開発費を拡充させています。こうしたイノベーションに向けては、総勢約800名の強固な連携を図り、基礎基盤研究、応用開発、エンジニアリングまでの一貫した研究開発を行っています。

引用元:https://www.nipponsteel.com/recruit/hq/company/data/

また、海外での生産体制整備にも取り組んでいます。海外事業において強固な収益基盤を持っている点も日本製鉄の強みのひとつと言えるでしょう。

海外事業においても選択と集中を徹底してきました。当社が継続する合理性のなくなった事業からは撤退し、確実に需要の伸びる市場あるいは当社の技術・商品を活かせる分野に集中することで、海外事業収益の基盤強化に取り組んできました。具体的には、インドの一貫製鉄所エッサールスチール買収をはじめ、米国のAM/NSカルバートにおける電炉新設の決定や、ブラジルのシームレス鋼管合弁事業であるVSBの売却、ブリキ事業の選択と集中等を進め、2020年度下期の海外事業は、過去最高の利益を計上し、大きな収益の柱とすることができました。

引用元:https://www.nipponsteel.com/company/message/

日本製鉄の社風

ここからは、日本製鉄の社風を見ていきましょう。

社風「自分が望むキャリアステップを歩みやすい企業」

採用サイトの社員紹介のページでは、「職場環境の特徴」を社員にヒアリングする項目がありました。「若手でも大きなプロジェクトに挑戦できる」「キャリアに関して常に相談する機会がある」「本人の希望を確認しながら育成プランを練ることができる」といった声が多くみられたことから、日本製鉄は社員ひとりひとりがキャリアステップを選択しやすい社風であるといえます。 参考元:https://www.nipponsteel.com/recruit/hq/person/

採用サイトには実際のキャリアステップを紹介するページもあります。ここをみると、希望する働き方に応じたさまざまなキャリアステップが用意されていることがわかります。若手のうちから、将来を見据えたキャリアプランを練ることができる企業といえますね。 参考元:https://www.nipponsteel.com/recruit/hq/work/career/

また、社員紹介のページでは、「シェアオフィスや在宅勤務も可能になった分、場所に縛られない自由な働き方を実現できている」「業務の都合に合わせて15時や16時といった早めの時間帯に退社することもある」「テレワークやフレックス制度の浸透などにより勤務形態の多様化が進んでいる」といった声もみられました。自由度の高い働き方ができる社風であることもわかりますね。 参考元:https://www.nipponsteel.com/recruit/hq/person/

日本製鉄の新卒採用

ここからは、2022年卒の新卒採用の応募条件や待遇について見ていきます。

募集要項

2022年卒募集要項は下記の通りです。事務系と技術系それぞれで、職種が細かく分かれています。日本製鉄の選考ではさまざまな角度から志望度が評価されるため、自分がどの職種で何をやりたいのかを明確にイメージしておきましょう。 各職種の業務内容については、「事業内容」の見出しで触れています。

募集職種 ・事務系/企画、営業(国内・海外)、総務、人事、財務・経理、原料購買、工程管理 など
・技術系/操業技術、設備技術、品質管理、研究開発、開発設計、技術営業 など
業務内容 -
応募資格 2023年高専・大学・大学院卒業予定の方
または、卒業後3年以内の未就業者の方
給与 ■初任給:
・高専卒/190,000円
・学部卒/213,000円
・修士了/238,000円

■昇給:年1回(4月)

■賞与:年2回(6月、12月)
諸手当 時間外手当、深夜手当、通勤交通費 など
勤務地 ・本社
東京

・製鉄所
北海道、岩手、新潟、千葉、茨城、愛知、和歌山、大阪、兵庫、愛媛、山口、福岡、大分

・技術開発本部(研究部門)
千葉、茨城、兵庫

・支社・支店
大阪、北海道、宮城、新潟、愛知、広島、福岡

・海外事業所
ニューヨーク、シカゴ、ヒューストン、メキシコ、サンパウロ、ベロホリゾンテ、デュッセルドルフ、ドバイ、シドニー、北京、上海、広州、シンガポール、ジャカルタ、バンコク、ニューデリー、ホーチミン、ハノイ、ムンバイ
勤務時間 全社においてフレックスタイム制度あり。勤務時間は勤務地により異なる。
・本社・研究所/9:00〜17:20
・製鉄所/8:30〜17:00
保険 雇用保険、健康保険、厚生年金、介護保険、労災保険

参考元:https://www.toray.co.jp/saiyou/fresh/recruit/flow.html

求める人物像については明記されていませんが、日本製鉄の橋本英二社長は、採用サイトにて下記のようなメッセージを発信しています。

日本製鉄は、創業以来、鉄づくりを通じて社会を支えるという重要な役割を担い続けてきました。今、私たちは、これまで以上にグローバルな視点で需要を捉え、収益を上げ、企業として成長を実現することを通じて、総合力世界No.1の鉄鋼メーカーとしてのプレゼンスを揺るぎないものとすること、そして、鉄づくりを通じて社会を支えるという重要な役割を、よりグローバルなスケールで担っていくことを目指しています。 その実現を支えるのは個々人の力とチームワーク。いずれも「人の力」です。鉄という素材の製造、ソリューションの提供は1人では決してできません。国内外の事務系、技術系、現場オペレーターが連携することで初めて成し遂げられます。 更に、私たちは「ものづくりは人づくりから」という考えを持ち、社員の人材育成にも力を入れています。また、日本製鉄には人間的に成長する場としても大きなフィールドが広がっています。どうか多様な社員に接し、当社を感じて頂ければ幸いです。 このような私たちの考え方をご理解頂き、日本製鉄の将来を担うという気概をもった皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。

引用元:https://www.nipponsteel.com/recruit/hq/company/owner/

日本製鉄は「鉄づくりを通じて社会を支えたい、その役割を世界規模で担いたい」という考えに賛同できる人を求めています。選考では、鉄鋼メーカーで働くことで社会に貢献したいという思いを、存分にアピールしていきましょう。 また、チームワークを重視していることから、「協調性のある人」も求めていると考えられます。協調性を発揮したエピソードなどもアピールできるといいですね。

福利厚生

基本的な福利厚生はそろっています。テレワークやフレックス制度の浸透などにより、比較的自由度の高い働き方ができるのが魅力的です。

参考元:https://www.nipponsteel.com/recruit/hq/recruitment/guideline 参考元:https://www.nipponsteel.com/recruit/hq/environment/welfare/

その他の社内制度

また、教育・研修制度も充実しています。日本製鉄は海外事業にも積極的であるため、語学研修や留学制度なども充実していることが特徴です。上手く制度を活用できれば、自身のキャリアステップに役立てられそうですね。

参考元:https://www.nipponsteel.com/recruit/hq/environment/training/

企業研究のポイント

日本製鉄の企業研究のポイントは、鉄鋼メーカーで働きたいという意欲を伝えられるように、製鉄業への理解を深めておくことだと先輩は言っています。 日本製鉄は「鉄づくりを通じて社会を支えたい」という思いに賛同できる人を求めています。その思いを伝えられるように、まずは製鉄業という仕事についてしっかりと理解しておくことが重要です。 下記の先輩も、なぜ鉄鋼メーカーに興味を抱いたのかを論理的に話せるようにしておいたとのことです。

「企業研究」で行ったこと、調べて役に立ったこと

製鉄業界や鉄鋼メーカーになぜ興味を抱いたのか,どのようなところに魅力を感じて志望するようになったのかを,理論的に話すことができるようにするべきだと思います。 特に,複数回にわたるリクルーター面談ではジョブマッチングに重きを置いているように感じたため,自分が製鉄業の中でもどのような職種につきたいのか,入社後にどういったことを成し遂げたいのかといったことを具体的に話せるようにしておくべきです。かなりの深堀をされるため,単なる志望理由のみならず,そこから複数段階の「何故」を考えておくべきだと思います。加えて,そうした職種で活躍するにあたり,自分が今現在行っている勉強や,自分の強みがどのように活かせるかを説明できればベストだと思います。

「企業研究」で行ったこと、調べて役に立ったこと

この企業の主要製品である「鉄」に対する理解を深め、自分が鉄に対して非常に興味を持ち、そして製鉄を通して社会を支えていきたいという思いを伝えられるようにした。実際に製鉄業界では日本で1番のシェアを誇っており、他社との比較で日本製鉄を選ぶ理由は言いやすいが、どういった製鉄の側面で自分が貢献できるか等をまとめて伝えられるかがかなり大事になってくると思う。特に、鉄のみではなく、発電事業も一部手かげており、そして製鉄の過程もある程度理解しておく必要がある。そして、工場見学会に必ず足を運ぶ必要があり、OBからも工場を見学したことのない人はほとんど選ばないと言われた通り、見学会も選考の一部であることを覚えておきたい。内定した先輩には見学会が非常に選考として大事な側面を持っていることと伝えられた。実際にその見学会で感銘を受けたことや自分の意欲を見学会後の社員との交流会で伝えることが重要で後の面接でもその時話した内容について聞かれる場面が多々あった。

「企業研究」で行ったこと、調べて役に立ったこと

鉄鋼業界というBtoBの企業だけに業務内容のイメージを持つことが厳しいと思うので、予め年内に説明会や工場見学等で社員の方からどんな業種がありそこでの実際の業務内容を聞く事が大切。もちろん年明けの選考開始後にも工場見学はあるが、その段階で初めて知りましたという状態だとライバルに差をつけられないため。きちんと業務内容を把握した上で、どの仕事をやりたいかとその理由を考察すれば社員の方と有意義な意見交換が出来ると思う。また、JFEスチールとの違いは必ず聞かれるので、この点に関しても実体験をもとに話せると良いためJFEの説明会や工場見学にも足を運ぶ事がおすすめ。もっとも、日本製鉄の選考に使うためというよりかは、実際に自分の目で両社を見ると会社のカラーというのは各々感じる所があると思うので、その上で自分に合う方を選択することが望ましい。

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この記事を書いた人: 就活会議編集部

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