【就活ガイド】中部電力株式会社の企業研究〜企業分析で選考突破〜
中部電力株式会社は、中部地方の電気インフラを支える企業です。電力会社の中でも大規模なプロジェクトや変革に積極的に取り組んでいる点が強みです。 この記事では中部電力の基本情報や業界内での立ち位置をもとにお伝えするとともに、先輩たちが実際に行った企業研究方法をご紹介します。中部電力の選考を受ける前にどのような会社なのか、その特徴をしっかり理解していきましょう。
中部電力の会社概要
まずは中部電力について理解しましょう。 ここでは中部電力の選考に通過した先輩たちが行った企業研究と、その社風などをお伝えします。
中部電力の基本情報
会社名 | 中部電力株式会社 |
---|---|
業界 | インフラ(電力) |
本店所在地 | 名古屋市東区東新町1番地 |
事業所 | 中部地方を中心に多数事業所あり |
設立 | 1951年(昭和26年)5月1日 |
売上高 | 2兆9,354億円(連結)※2020年度 |
従業員数 | 3,092名 |
資本金 | 4,307億円 |
平均年齢 | 43.6歳 |
"初任給 | (2021年度) 大学院修了 月給235,000円 大学卒 月給211,000円 高専本科卒 月給188,500円 高等学校卒 月給168,500円" |
福利厚生・社内制度 | 【制度】各種社会保険、財形貯蓄、従業員持株制度、カフェテリアプラン等 【施設】独⾝寮等 【年間休⽇】休⽇122⽇(⽉別休⽇8⽇、通年休⽇26⽇)※ただし交替勤務の場合は異なる 【有給休暇】初年度15⽇、勤続2年目以降20⽇ 【休暇】ライフ・サポート休暇、リフレッシュ休暇、夏季休暇3⽇、特別休暇など |
過去の採用人数 | - |
企業理念 | くらしに欠かせないエネルギーをお届けし、社会の発展に貢献します。 誠意と努力 誠意をもって努力を積み重ね、変わらぬ使命を果たし、お客さまや社会からの信頼に応えます。 創意と挑戦 創意をもって新たな挑戦を続け、つねに優れたサービスを追求し、お客さまや社会からの期待に応えます。 自律と協働 一人ひとりが互いを尊重しながら個性を発揮し、協働することで、のびやかで力強い企業文化を築きます。 |
代表執行役社長 | 林 欣吾 |
事業内容 | 再生可能エネルギー事業、原子力事業、海外事業、コミュニティサポートインフラ関連事業など |
参考元:https://www.chuden.co.jp/corporate/company/com_outline/ 参考元:https://saiyo.chuden.jp/recruit/guideline/ 参考元:https://www.chuden.co.jp/corporate/cor_policy/
事業内容
中部電力の有価証券報告書(2020年度)に、中部電力の事業内容が記載されています。
当社グループは,当社,子会社39社及び関連会社53社(2021年3月31日現在)で構成され,電気事業及びガスやオンサイトエネルギーなどを供給するエネルギー事業をコア領域として,国内事業で培ったノウハウを活かした海外エネルギー事業,電気事業に関連する設備の拡充や保全のための建設,資機材供給のための製造など,さまざまな事業を展開している。
事業環境が大きく変化する中,発電・送配電・小売の各事業分野において,迅速かつ柔軟に対応する自律的な事業体制を構築するため,2016年4月にカンパニー制を導入し,「発電」,「電力ネットワーク」,「販売」の3つのカンパニーを設置した。
中部電力は、中部エリアを対象に電気の発電・供給をおこなう企業です。さらにグループ全体で、ガスなどを供給するエネルギー事業、電気事業に関連する設備の拡充など、広い分野で事業を展開しています。
また、中部電力には多くの部門があります。電力をつくる部門からおくる部門、企業経営を支える部門など、部門によって役割もさまざまです。部門によっては、グループ会社である中部電力パワーグリッドや中部電力ミライズが担っていることも。
ひとつひとつの部門にはさまざまな役割や業務内容があるため、違いを理解して自分がどこでどう活躍していきたいのかを明確にしておきましょう。
部門 | 事業内容 |
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原子力部門 | 原子力部門ではプラントの安全性向上や、より高度な 管理技術の開発、日本の原子燃料サイクルを含めた原 子力長期政策の分析・策定などを担当しています。 | 再生可能エネルギー部門 | 約200箇所ある既存の「水力」「風力」「太陽光」 発電所での業務には、発電機やダムを運用する運転業 務、設備の劣化や異常箇所を予測・発見して設備故障 を未然に防止するための保守業務、劣化設備の修理や 取替を行う工事業務などがあります。 | 系統運用部門 | 膨大な設備の集合体である電力系統を高度な技術を駆 使したシステムを使って24時間365日監視するととも に、時々刻々と変化する電力消費に合わせて発電機の 出力を秒単位で調整・コントロールしている系統運用 部門。調整のための発電電力を用いて供給エリア内の 需給バランスを保つ運用(需給運用)と、送電線・変 電所といった電力ネットワーク設備の運用(系統運用) を担っています。 | 送変電部門 | 発電所で作られた電気を運ぶ「送電線」や効率的に電 気を運ぶために電圧を変換する「変電所」といったス ケールの大きな設備を扱っており、現在はリニア中央 新幹線への電力供給設備や、周波数の異なる東日本と 西日本を結ぶ周波数変換所の建設なども行っています。 | 電子通信部門 | 発電・流通・販売など、24時間稼働する膨大な数の設 備から情報をリアルタイムに収集し、通信設備を使っ てこれらの情報を確実・迅速に伝送する業務を担って います。 | 配電部門 | 発電所から運ばれる電気を、お客さまの元に確実にお 届けする役割を担う配電部門。電気の供給検討/現場 設計/用地交渉/工事施工管理といった配電設備の建 設全般から、配電設備の定期点検や故障停電の未然防 止を目的とした設備改修、電気に関するお問い合わせ やお客さま宅の停電・漏電時などの対応業務を担当し ています。 | パワーグリッド営業 | 地域の窓口となって電気の使用に関する申込受付や管 理、お客さまや関係部署との工事調整など、お客さま の希望日までに良質な電気を安全にお届けするための 業務を担当しています。 | 用地 | お客さまに良質な電気を安定供給するためには、発電 設備をはじめ送電・変電・配電設備などの電力流通設 備を建設・設置する必要があります。行政機関や地域 の皆さま、土地所有者の方のご理解とご協力をいただ きながら、これら設備の建設に向けた土地の取得や管 理を行っています。 | エネルギーソリューション部門 | お客さまのエネルギー等の使い方を調査・分析し、環 境対策やコスト削減に向けたエネルギーの効率的な利 用のご提案から、最適なご契約プランまで、エネルギー に関する経営課題の解決を主軸に、多彩なコンサルティ ングサービスを提供しています。 | 土木・建築部門 | 中部電力が保有する多種多様な設備の建設・改良・保 守を担う土木建築部門。電気を生み出すための再生可 能エネルギー/火力/原子力発電所などの発電設備を はじめ、電気を各地域へ送るための変電・送電設備な どの流通設備、従業員が勤務する業務用建物設備など を築き守っています。 | IT部門 | 中部電力内のITコンサルタントとして、お客さまに直 結する業務から経営支援、現場のオペレーションまで 中部電力グループのIT全体を広く見渡しIT戦略の立案 から情報技術に関する新技術(IoT、ビッグデータ、 AIなど)の活用、システムの企画・開発・保守・運用、 セキュリティマネジメント等を実施しています。 | 広報 | 新聞・テレビ・ラジオなどのメディアを活用したステー クホルダー(お客さま・社会)とのコミュニケーショ ンを通じて中部電力の経営課題や事業活動についてご 理解いただくとともに、中部電力のブランド価値を高 めるためのマネジメントの推進や企業イメージの向上 などに取り組んでいます。 | 人事 | 女性や高年齢者、チャレンジド(障がい者)といった 方たちにとっても働きやすく、すべての人財が活躍で きるよう、教育や職場環境の整備を推進しています。 | 環境・地域共生 | 世界や国レベルの動向にも対応が必要な「環境活動」 から、地域に根差した取り組みである「地域共生活動」 まで、非常に幅広い課題に取り組んでいます。 | 経理 | 事業活動に関するあらゆる事項について予算編成やそ の執行状況を統一的に把握し、経営の意思決定をサポー トするなど経営管理の中枢的な役割を担っています。 | 法務 | お客さまや株主・投資家の皆さまからさらなる競争力 の強化や業務執行の効率化、経営の適法性の確保が求 められている今、「会社法」「金融商品取引法」「独 占禁止法」などの分野における課題への対応や新規事 業・海外プロジェクトに際しての法的サポートなどを 行っています。 | 調達 | 電気事業に関わる資機材や工事・業務委託等の役務を はじめ、日常業務に必要な事務用品にいたるまで、工 事や運送などの委託契約や工事に必要な資機材、さら には日常業務に必要な事務用品に至るまでの広範な調 達活動を行っています。 | 総務 | 社内的には防災・危機管理といった企業防衛をはじめ、 会社全体にかかわる業務を組織横断的に掌握して調整 する役割を担っています。 | 経営戦略部門 | 企業価値向上につながるような「経営の方向づけ」や グループ経営強化に向けた取り組みをおこなうのが経 営戦略部門のミッションです。 | 新規事業部門 | エネルギー事業で培ってきた強みに、場所を超えてさ まざまなお客さまのニーズをつなぐことができる最新 のAIやIoT技術を合流させることで、希薄化の進む現代 のコミュニティに新たなソリューションを提供し、コ ミュニティが抱えるさまざまな社会課題の解決に寄与 することを目的としています。 | 法人営業部門 | 総合エネルギー企業としての根幹を担っているのが法 人営業部門です。中部電力のエネルギーサービスをで きるだけ多くのお客さまにお選びいただけるよう、提 案・販売活動を行っています。 | リビング・ビジネス営業部門 | ご家庭向け~中小企業のお客さまに向け、エネルギー 販売に留まらず様々な協業先と連携して、お客さまの 暮らしを豊かにするサービスを提供しています。 電気やガスのサービスをご利用いただいているお客さ まは非常に多いため、マーケティング、マスプロモー ション、サービス開発、パートナー企業との協業等を 行っています。 | 電力調達・需給部門 | 小売電気事業者である中部電力ミライズは、お客さま にお届けする電気を、グループ会社のJERA・中部電力 をはじめ、他社や電力市場などから、柔軟性・経済性 等を踏まえて調達しています。 |
参考元:https://saiyo.chuden.jp/company/field/
IR読み解き!中部電力の売上・競合比較
ここからはIR資料や有価証券報告書を読み解いて企業研究しましょう。
売上・業績
下記は、中部電力の2015年度から2020年度の売上高です。
売上高
参考元:https://www.chuden.co.jp/ir/ir_zaimu/gyoseki/
2016年度に一度業績が落ち込んでいることが分かります。これは電力の小売全面自由化が開始した影響と考えられます。 その後の業績は順調に回復していましたが、新型コロナウイルス感染症が拡大した2020年度、再度売上高が低下しています。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、販売電力量が低下したことが主な要因です。 まだまだコロナ収束の目途は立たない状況です。2021年度も業績への悪影響が懸念されますね。
競合他社
電力業界の主要5社で業績を比較してみます。東京電力の売上高が圧倒的に高いことがわかりますね。中部電力は、関西電力に次いで第3位となっています。
【電力業界】2020年度売上高比較
参考元:東京電力 参考元:関西電力 参考元:中部電力 参考元:東北電力 参考元:九州電力
各電力会社の大きな違いは、やはりサービスを提供する地域が異なることです。そのため、人口の多い関東で事業を展開する東京電力の売上高がもっとも高くなっています。
次に人口の多い関西地方で事業を展開する関西電力は、売上高第2位です。関西電力は、電気事業だけではなく、「ガス事業」や国際協力・貢献活動などの「海外事業」、関電不動産開発株式会社での「不動産事業」など、幅広いサービスを展開している点が強みです。 参考元:https://www.kepco.co.jp/energy_supply/index.html
東北電力は、環境への取り組みに積極的です。再生可能エネルギーの開発や普及に継続して取り組んでおり、とくに風力発電に力を入れています。こうした再生可能エネルギーの取り組みをおこなえるのは地域の理解があってこそ。地域からの信頼が高い点も東北電力の強みのひとつとなっています。 参考元:https://energy-shift.com/news/15a2f232-704b-4b06-af26-2e1fcc768a14
九州電力も地熱発電やバイオマス発電といった再生可能エネルギーの導入に取り組んでおり、持続可能な社会への取り組みに積極的です。
業界の動向
電力業界では、2016年4月に「電力の小売が全面自由化」となりました。これにより、かつては各地域の電力会社からしか購入できなかった電力を、どの会社からどの料金メニューで購入するのか消費者側で選択できるようになりました。 参考元:https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/electricity_liberalization/what/
また、電力自由化により、さまざまな企業が電力業界に参入してきました。電力自由化により参入してきた企業の電気事業歴はまだまだ浅いですが、今後上記の大手電力会社にどのくらい追いついてくるのか、注目する必要がありそうですね。
中部電力の強み
ここからは、中部電力の強みを見ていきましょう。
強み・特徴「思い切った変革に挑む企業」
中部電力は、電力の供給を通じて中部エリアの発展に貢献し続けてきたことはもちろん、大規模なプロジェクトや変革に挑んでいる点にも強みがあります。 例えば、周波数が異なる西日本と東日本間での電力融通を可能とする「飛騨変換所」の建設(※)や、東京電力との共同出資による発電会社「株式会社JERA」の設立など、思い切った挑戦に取り組んできています。
※「飛騨変換所」の建設: 2011年3月11日に発生した東日本大震災は、各地に甚大な被害をもたらした。特に電力供給の面においては、福島第一原子力発電所の事故により東京電力管内の電力需給が逼迫。計画停電が実施される非常事態となった。問題は、周波数が異なる西日本(60Hz)と東日本(50Hz)間での電力の融通だった。片方の電力に余裕があっても、周波数が異なるためそのまま送ることができない。周波数を変換して融通し合う施設は震災当時にも存在はしていたが、送電容量がまったく足りなかった。 設備の新設によりこの容量を増やし、東西間の相互応援能力を高める国家プロジェクトが動き出したのは2013年のこと。2021年度末までの8年間で完工するという計画だった。岐阜県と長野県をまたぐこの一大プロジェクトにおいて、岐阜県側に設置される「飛騨変換所」の建設を担ったのが中部電力(当時)だ。
引用元:https://saiyo.chuden.jp/project/05/
このような思い切ったプロジェクトを通じて、中部エリアにとどまらず日本全国や世界に貢献してくれることが期待される企業です。
中部電力の社風
ここからは、中部電力の社風を見ていきましょう。
社風「若手でも意見を発信しやすい社風」
中部電力は、若手社員の意見や挑戦を尊重する社風です。採用サイトに掲載されている、若手社員座談会のページでは、下記のようなメッセージが記載されていました。
入社してからギャップを感じたことはありましたか?
釜 あまりなくて「やっぱりそうなんだ」ってことばかりですね。新しい機器の導入やドローンによる巡視など、新技術を積極的に取り入れようとしていますしね。
平井 お堅いイメージとは真逆の、自由に議論ができる社風は意外でした。若手の意見に耳を傾け、「いいよ、やってみなよ」とチャレンジさせてくれます。その際もただやらせるだけでなく、上司や周囲がフォローしてくれるんですよ。
一同 うんうん。
小林 営業でも現場の意見を上がどんどん取り入れてくれますね。それと、一年目からお客様を担当するなど、若いうちからどんどん仕事を任せてもらえるのは意外でした。
宮丸 私もそう。任せてもらえるのって、嬉しいですよね。
引用元:https://saiyo.chuden.jp/special/crosstalk/
若手であっても、積極的に議論に参加していける風潮があることが分かりますね。上司や先輩社員もしっかりフォローに入ってくれるため、思い切ってチャレンジできそうです。 若いうちから仕事を任せてもらえるため、向上心のある人にマッチする社風といえます。
中部電力の新卒採用
ここからは、2023年卒の新卒採用の応募条件や待遇について見ていきます。
募集要項
2023年卒募集要項は下記の通りです。中部電力では、事務職と技術職の2つの職種で募集しています。しかしそれぞれの職種で、配属される部署は複数用意されています。それぞれの部署の役割を理解した上で、自分はどこで何をしたいのかを明確にして、応募するようにしましょう。
募集職種 | 事務職、技術職 |
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業務内容 | 《事務系》 経営戦略部門、法務部門、総務部門、広報部門、環境・地域共生部門、新規事業部門、人事部門、経理部門、調達部門、用地部門、パワーグリッド営業部門、法人営業部門、リビング・ビジネス営業部門、電力調達・需給部門 《技術系職種》 【再⽣可能エネルギー部門】 再⽣可能エネルギー発電設備の運転・保守・⼯事業務他 【原⼦⼒部門】 原⼦⼒発電所の設備設計・⼯事・運転・保守業務他 【電⼦通信部門】 電⼒設備の通信設備の計画・運⽤・保守・管理業務他 【配電部門】 配電設備の建設・保守業務他 【系統運⽤部門】 需給運⽤業務、系統制御装置の開発・管理業務他 【送変電部門】 送電線・変電所の保守・建設業務他 【エネルギーソリューション部門】 エネルギーシステムのソリューション提案業務他 【⼟⽊・建築部門】 電⼒設備などの建設・保守業務、営業所等の建物の設計・⼯事管理・保守業務他 【IT部門】 情報システムの開発・保守・運⽤業務他 |
応募資格 | ●2022年4月から2023年3月までに、大学院、大学、高専専攻科を卒業・修了(予定)の方 ●2019年4月から2022年3月までに、大学院、大学、高専専攻科を卒業・修了された方(ただし就労経験をお持ちでない方) ●当社が指定するいずれの事業場へも勤務可能な方 ※既卒の方の選考プロセス、処遇は新卒の方と同じです。 ※高等学校および技術職を希望される高専本科、専修学校の方はすべて学校推薦となります。 対象となる学校につきましては、別途学校にご連絡させていただきますので、募集要項等につきましては、学校の就職担当の方へお問い合せください。 |
給与 | ■初任給(2021年度) 大学院修士了 月給235,000円 ⼤学卒 月給211,000円 高専本科卒 月給188,500円 高等学校卒 月給168,500円 ■昇給:年1回(4月) ■賞与:年2回(6⽉・12⽉) |
諸手当 | 時間外労働⼿当、当直⼿当、通勤手当ほか |
勤務地 | 愛知県・静岡県・三重県・岐⾩県・⻑野県・東京都、その他国内外の事業場 ※将来的に海外での勤務の可能性もあります |
勤務時間 | [フレックスタイム勤務制] 1日の標準労働時間:7時間40分 最低労働時間:4時間 フレキシブルタイム:7時00分~20時00分 休憩:1時間(勤務時間が6時間を超える場合) [指定勤務制] 標準勤務:8時30分~17時10分 休憩:12時00分~13時00分 ※事業場によって勤務体系が異なる |
保険 | 各種社会保険 |
参考元:https://saiyo.chuden.jp/recruit/guideline/
求める人物像は明記されていませんが、中部電力グループの企業理念から中部電力がどのような人材を求めているのかを紐解いてみましょう。
誠意と努力 誠意をもって努力を積み重ね、変わらぬ使命を果たし、お客さまや社会からの信頼に応えます。
創意と挑戦 創意をもって新たな挑戦を続け、つねに優れたサービスを追求し、お客さまや社会からの期待に応えます。
自律と協働 一人ひとりが互いを尊重しながら個性を発揮し、協働することで、のびやかで力強い企業文化を築きます。
引用元:https://www.chuden.co.jp/corporate/cor_policy/
企業理念より、中部電力では誠意のある人や努力できる人、創意をもって挑戦できる人、自律し協調性のある人を求めていることがわかります。選考では、これらの人物像にマッチしていることを積極的にアピールしていきましょう。 企業理念にあがっている能力を発揮したエピソードが伝えられるといいですね。
福利厚生
基本的な福利厚生・社内制度は整っています。独身寮が用意されているのは、若手社員にはうれしい制度ですね。年間休日数もしっかり確保されていることが分かります。
- 福利厚生
【制度】
各種社会保険、財形貯蓄、従業員持株制度、カフェテリアプラン等
【施設】
独⾝寮等
【年間休⽇】
休⽇122⽇(⽉別休⽇8⽇、通年休⽇26⽇)※ただし交替勤務の場合は異なる
【有給休暇】
初年度15⽇、勤続2年目以降20⽇
【休暇】
ライフ・サポート休暇、リフレッシュ休暇、夏季休暇3⽇、特別休暇など
引用元:https://saiyo.chuden.jp/recruit/guideline/
企業研究のポイント
中部電力の企業研究のポイントは、インフラ・電力業界への理解を深めておくことと、競合他社との差別化を明確にしておくことだと先輩たちは言っています。
業界への理解を深めることで、「なぜ中部電力なのか」を自分の言葉で論理的に説明できるようにしておきましょう。 電力業界は、近年急激に情勢が変わってきている業界です。新聞から情報収集をおこなったという先輩の声が複数見られたため、ぜひ業界研究の参考にしてみてください。 競合他社への理解を深めるために、複数の会社の説明会やインターンに参加することもおすすめです。
「企業研究」で行ったこと、調べて役に立ったこと
電力業界やエネルギー業界は脱炭素や国内人口の衰退といった過渡期を迎えており企業もそれにまつわる質問が多かったので、日本のエネルギー問題全般についてリサーチするべきであると感じました。また、電力会社はそれぞれの出身地だと志望動機が言いやすいが私は東海圏出身ではないため志望動機を作るうえでも企業分析は必須でした。原子力部門を志望したのですが、東日本大震災以降下火になりつつある原子力をなぜ志望するかも多く聞かれました。身近な電力業界ですが、実際に何をやっているのかはとてもわかりにくいので積極的にOB訪問やインターンシップに参加して業務理解を深め、入社後何をしたいか明瞭に話せるようになることが必要であると感じました。
「企業研究」で行ったこと、調べて役に立ったこと
企業研究について:大手電力会社それぞれの違いを理解することです。一見同じような事業をやっており、地域以外に違いがないように思えますが、実際は力を入れている事業領域や社風がかなり異なっています。そういったことはきちんと調べてから選考に望むべきだと感じました。私の場合は具体的に大手電力会社3社すべてのインターンに参加し、OB訪問をしていました。 また、本選考においてはなぜ中部電力に対する高さを非常に求めているように感じました。 これは他の受験者も話していたので、第一志望と伝えることが必要だと思いました。 有益であったサイト:ワンキャリア。ワンキャリアの選考体験記にかなりお世話になりました。インターン、本選考を通じて、体験記にある通りの質問を受けることが多々ありました。
「企業研究」で行ったこと、調べて役に立ったこと
なぜインフラ業界なのか、その中でもなぜ電力でなぜ中部電力なのかはいずれの選考でも聞かれるので深くまで理解し言葉にできるようにしておくべきです。特に他電力との違いについてはOB訪問などを通じて積極的に質問をし面接の中で伝えると評価が高いと思います。また選考全体を通じて逆質問の時間が多く質問の中で入社意思や部門への理解をアピールしていくことが最も重要だと感じました。例えば業務内容について質問をする際でも自分は◯◯という仕事をしたいが◯◯といった理解で合っているのかなど予め自分なりに考えた仮説を社員の方に投げかける形が最も良いと感じました。企業への理解は他社に比べOB訪問やリクルーター面談が多く設けられているためその中で理解を深めていけば良いと思います。
ここで紹介したのは先輩が投稿してくれた口コミの一部です。更に詳しい口コミもあるので、ぜひ読んでみてくださいね。
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