【就活ガイド】住友林業株式会社の企業研究〜企業分析で選考突破〜
住友林業株式会社は、国内外で戸建住宅事業や分譲住宅事業、不動産事業などを展開するハウスメーカーです。創業以来300年以上にわたって事業を拡大してきた歴史ある企業で、海外にもネットワークを有しています。 この記事では住友林業の基本情報や業界内での立ち位置をもとにお伝えするとともに、先輩たちが実際に行った企業研究方法をご紹介します。住友林業の選考を受ける前にどのような会社なのか、その特徴をしっかり理解していきましょう。
住友林業の会社概要
まずは住友林業について理解しましょう。 ここでは住友林業の選考に通過した先輩たちが行った企業研究と、その社風などをお伝えします。
住友林業の基本情報
会社名 | 住友林業株式会社 |
---|---|
業界 | 住宅、商社 |
本店所在地 | 東京都千代田区大手町一丁目3番2号(経団連会館) |
事業所 | - |
設立日 | 1948年2月20日 |
経常収益 | 13,859億円 ※2021年12月期 |
従業員数 | 21,254名(住友林業グループ連結) |
資本金 | 50,064百万円 ※2021年12月31日時点 |
平均年齢 | 43.2歳 |
初任給 | ■総合職 博士卒 : 月給/254,500円(20.5時間分の残業代37,432円を含む) 修士卒 : 月給/240,500円(20.5時間分の残業代35,373円を含む) 大 卒 : 月給/226,500円(20.5時間分の残業代33,314円を含む) 高専卒 : 月給/216,500円(20.5時間分の残業代31,843円を含む) ■事務企画職 大卒 : 月給/176,500円~196,500円(地域によって異なる) (10.25時間分の残業代14,017円~15,606円を含む) |
福利厚生・社内制度 | 財形貯蓄、従業員持株、退職金、永年勤続休暇、慶弔見舞金、社宅制度、介護・育児休業制度など |
採用人数 | - |
経営理念 | 住友林業グループは、公正、信用を重視し社会を利するという「住友の事業精神」に基づき、人と地球環境にやさしい「木」を活かし、人々の生活に関するあらゆるサービスを通じて、持続可能で豊かな社会の実現に貢献します。 |
代表者 | 光吉 敏郎 |
事業内容 | ・資源環境事業 国内の社有林事業、ニュージーランドおよび東南アジアにおける植林事業、森林アセットマネジメント事業、再生可能エネルギー分野の発電事業等 ・木材建材事業 国内外から良質な木材・建材を仕入・販売する流通事業、国内外における建材製造事業、海外での流通事業等 ・海外住宅・不動産事業 米国、豪州、東南アジアなど環太平洋地域を中心とした事業エリアにおける戸建住宅の建築・販売事業、集合住宅や商業複合施設の開発事業等 ・住宅・建築事業 戸建注文住宅事業、戸建分譲住宅事業、中大規模木造建築事業、賃貸住宅事業、リフォーム事業、不動産管理・仲介業、外構・造園事業等 ・生活サービス事業 介護付有料老人ホームの運営事業、宿泊事業、ゴルフ場運営、住宅顧客を主な対象とする保険代理店業などの各種サービス事業等 |
事業内容
住友林業は、木を軸として、木に関わる様々な事業を展開しています。内容は以下の通りで、資源環境事業、木材建材事業、住宅・建築事業、海外住宅・不動産事業、生活サービス事業の5つがあります。
事業 | 内容 | 詳細 |
---|---|---|
資源環境事業 | 木を植え、森を育み、資源として活用し、使った分は また植える“保続林業”の理念のもと、広大な国内社有林 で計画的な森林経営を展開。木材供給を支えるととも に、環境問題の解決に貢献する、さまざまな事業を展開 しています。 | 国内植林、海外植林、再生可能エネルギー | 木材建材事業 | グローバルな調達ネットワークを活かし、国内取扱高 No.1の木材・建材商社として、木材・建材の調達から 製造、流通まで幅広く展開。 | 木材の流通、建材の流通、製造、 非住宅向けの資材販売・工事など | 住宅・建築事業 | 設計提案力、当社オリジナルの木質梁勝ちラーメン構造 のビッグフレーム構法(BF構法)を主軸とした技術力で 高品質な住宅を提供しております。 | 戸建・賃貸住宅の提供、まちづくり、 木造化・木質化の拡大 | 海外住宅・不動産事業 | 世界各地の住宅需要の高まりに対応するため、アジア、 北米、オセアニアなど、海外でも住宅・不動産の開発 及び販売事業を展開しています。 専用サイト:https://sfc.jp/japanese/business/overseashousing/ | アメリカ、オーストラリア、 東南アジアでの住宅事業の展開 | 生活サービス事業 | 人々の暮らしをサポートする川下分野を担い、介護事業 の他、地方創生事業、保険代理店業、ゴルフ場運営など、 幅広い生活関連サービスを提供しています。 | 介護事業、地方創生への取り組み |
IR読み解き!住友林業の売上・競合比較
ここからはIR資料や有価証券報告書を読み解いて企業研究しましょう。
売上・業績
ここでは、住友林業の直近4年間の業績をみていきます。
売上高
営業利益
2019年度に業績が落ち込んでいます。2019年度の決算短針によると、住宅・建築事業や海外住宅・不動産事業、その他事業は2018年度から売上高を伸ばしましたが、木材建材事業と資源環境事業において売上高の減少があったようです。具体的には、木材建材事業で国内における輸入合板市場が低迷したことと、資源環境事業でニュージーランドにおける山火事の影響を受けていました。
2020年に関して、売上高が下がっているように見えますが、これは決算期が3月31日から12月31日に変更になったことが関係しています。そのため、2019年度の12月期の数字と比較すると新型コロナウイルスの影響を受けながらも売上高、経常利益と共に増加していることがわかります。
2020年6月23日開催の第80期定時株主総会で「定款一部変更の件」が決議されたことを受けて、当連結会計年度より決算期(事業年度の末日)を3月31日から12月31日に変更し、当社グループの決算期を12月31日に統一しております。
引用元:https://sfc.jp/information/ir/settlement/2020-4q_2_ren.pdf
2021年は収益利益ともに増加しています。2021年は、国内でコロナ禍における戸建住宅需要が高まったことや住宅ローン減税の特例措置に係る駆け込み需要があったことで、住宅市場は堅調に推移しました。米国や豪州においても、住宅ローン金利が低水準で推移したことを背景に、好調に推移したとのことです。
セグメント別の売上
住友林業の2021年のセグメント別売上高は下記の通りです。
セグメント別売上高(億円)
住友林業は「木」を活かし、人々の生活に関わる様々なサービスを提供していますが、主力事業は住宅系の事業です。人口が増えているアメリカなど海外における住宅の需要は今後も拡大するという予想があるため、メインの海外住宅・不動産事業は順調に成長を続けるでしょう。
競合他社
住友林業は日本国内No.1の木材建材商社であることが特徴の一つとして挙げられますが、国内外で展開している住宅・建築事業も注目すべきポイントです。住宅業界における2021年の各企業の売上高は以下のランキングの通りです。住友林業は積水化学工業に続く5位という結果になりました。
住宅業界売上高比較
※飯田グループHDは戸建分譲事業、旭化成は住宅事業、積水化学工業は住宅事業、大和ハウス工業は戸建住宅事業、住友林業は住宅事業の売上高
上記の比較では、飯田グループが1位となっています。飯田グループは分譲戸建住宅市場におけるシェアがNo.1です。グループで建築資材を一括仕入れしたり、自社で木材を加工したりすることで、高品質かつリーズナブルな商品提供を実現しています。
旭化成は化学メーカーのイメージが強い企業ですが、住宅事業にも取り組んでいます。半世紀を越えてお客様の高い満足度を維持することを目指しており、リフォームや不動産流通といった周辺事業にも積極的です。
大和ハウスは、2001年に1兆円だった売上高が、現在では4兆円を超えています。この20年で大きな成長を遂げていますね。さらに、創業100周年を迎える2055年には売上高10兆円を達成するという、より大きな目標を掲げています。
積水化学工業は化学メーカーとして独自の技術を活かしながら、住宅やライフラインなどの分野で活躍している企業です。
業界の動向
業界動向サーチが、住宅業界の業界規模推移を算出しています。これによると、2019年まで拡大傾向にあった住宅業界が、2020年に若干縮小しています。また、国土交通省の建築着工統計調査でも、2020年度の新設住宅着工戸数は、前年度比で8.1%減少という結果が出ています。
しかし、2021年度の新設住宅着工戸数は前年度比で6.6%の増加となりました。2020年以降、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で世界のあらゆる業界が経済的打撃を受けましたが、住宅業界では、、首都圏におけるマンション価格の高騰や新型コロナウイルスによる感染予防の意識から、戸建住宅への注目や需要が高まっています。
首都圏を中心としたマンション価格の高騰で戸建て住宅が注目されてきています。マンションの価格が高騰しすぎているため、戸建て住宅の方が割安ととらえられ、マンションから戸建てに需要が流れ始めているのが近年の特徴です。 また、コロナ禍における感染予防に対する意識の高まりで、戸建て住宅への注目が高まっています。
引用元:https://gyokai-search.com/3-house.htm
懸念としては、新型コロナウイルスとアメリカでの住宅建設需要の増加などにより、木材価格が高騰していることが挙げられます。この価格高騰は1970年代の「オイルショック」になぞらえて「ウッドショック」と呼ばれています。
2020年、新型コロナウイルス感染症による影響により、アメリカでは住宅建設が一時期落ち込みましたが、2020年5月のロックダウン解除後から、住宅建築需要が増加し、7月頃からその動きは顕著になり、2021年2月に低下はしたものの、住宅建築許可件数は前年より高い水準を維持しています。 膨大な財政出動と低金利政策が取られた結果、アメリカではリモートワークで自宅にこもるようになった市民が住宅を郊外に新しく購入したり、リフォームを行ったりする流れが進んでいたと言われ、ここ数年、アメリカの住宅建築需要が伸びており、特に2020年後半には例年の水準を大きく上回る需要がみられます。 もともと、虫害や山火事等で原料が不足しており、コロナで製材所の休業を余儀なくされた中にその動きが加わり、世界では建築用木材需要増の結果、木材価格高騰が引き起こされています。そして現在、その影響が我が国にも及んでいます。
これに対し住友林業は木材の調達には目途がついていると回答していますが、世界的に木材の使用量は年々増えており、ウッドショックの再発や今回以上の影響がある可能性が示唆されています。木材の調達に関しては住宅業界における住友林業の成長を判断するもう一つのポイントになりそうです。
前出の住友林業は「住友林業の家」ブランドで住宅事業を展開しているが、「主要な木材製品の調達については当面は目途がついており、今後の交渉についても信頼関係のある国内外の仕入先からの供給を受ける予定」という。 ただし「当社住宅事業について現時点では住宅着工や竣工への影響はないが、建築費は時期を含めて見直しを検討している」との回答もあった。 また、ある大手ハウスメーカーに問い合わせたところ、「現在は在庫でカバーできているが、8月以降については木材の確保が厳しくなることを予想している」としている。つまりは、大手ですら危機感を強めているというわけだ。
引用元:https://toyokeizai.net/articles/-/430759?page=4
住友林業の強み
ここからは、住友林業の強みを見ていきましょう。
強み・特徴「300年以上かけて培ってきたネットワークやノウハウ」
木材建材事業に関して、住友林業は取扱高において日本国内No.1の実績を持っています。創業300年以上の長い歴史の中で築いた日本国内の調達網だけでなく、海外でのネットワークも広いことが強みです。 国内では、日本国土の約800分の1にも及ぶ約4.8万haの社有林を保有しています。海外での森林管理保有面積も約23万haに及び、インドネシアやパプアニューギニア、ニュージーランドで山林を管理していることが特徴です。
日本では少子高齢化が進んでいることや、すでに住宅数が総世帯数を上回っていることから、住宅業界は今後厳しい状況下に置かれることが予想されています。その対策としては「海外」や「都市部」、そして「高齢者向け住宅」への注力が有力です。 住友林業はすでにアメリカ、オーストラリア、そして東南アジアで戸建てや分譲マンションの開発などを進め、海外住宅・不動産事業の収益基盤を強化しています。また、「高齢者住宅」に関しても、高齢者の方が安心して健康的に住み続けられる環境を提供しており、今後の事業拡大に期待できます。
このように、国内外にネットワークを有している点や、高いノウハウやスキルを有しておりグループ全体で幅広い事業展開ができる点は、創業以来330余年にわたって蓄積してきた住友林業の強みです。
住友林業にはブランドイメージとしてだけでなく、木に関する情報発信の役割を担う「きこりん」という企業キャラクターがいます。きこりんや木の知識を深める場所として特設ページも用意されており、人工林や森の機能について詳しく知ることができます。きこりんはCMや新聞広告、SNSにも登場していますので、企業ブランディングのひとつとして覚えておくと良いでしょう。
住友林業の社風
ここからは、住友林業の社風を見ていきましょう。
社風「社員同士で助け合える環境」
住友林業には、「社員を大切に育てる」社風があります。新卒採用の社員紹介ページでは、下記のようなインタビュー内容が記載されていました。
もし誰かが困っていれば、周りが一緒になって解決策を考え、協力してくれる風土です。私自身も、仕事で悩んでいた時にグループ内外の方から声をかけていただき、とても支えられました。相手への気配りが上手く、行動力のある方が多いので、人として日々学ぶことが多いです。
引用元:https://sfc.jp/information/saiyou/employment/interviews/interview21/
住友林業は木を軸とした事業を多岐にわたり展開しているため、部署によって雰囲気が違うという回答もありましたが、社風に関しては「困った時は相手のために一緒に考え行動する」という共通点があるようです。入社の決め手として「人の良さ」を重視したという社員も多く、住友林業全体で人(社員)を大切にしていることがわかります。
また、人財育成の制度が充実していることや、社員の挑戦を見守りサポートする風土も根付いていることも特徴です。
社員を大切に育てる風土のもと、人財育成の制度が整っている点です。生産部門に関していえば、現在の育成カリキュラムでは、私の時とは異なり入社から3年が研修期間です。2年間の様々な研修を経て、3年目は現場を任されることになります。先輩の指導・サポートを受けながら、技術を磨いていくことができ、充実した育成制度が整備されているため、着実なステップアップが可能です。
引用元:https://sfc.jp/information/saiyou/employment/interviews/interview18/
私が大切にしているチャレンジの機会を与えてくれるのが住友林業。「失敗を恐れずにやってみたらいい」という風土が培われていると感じます。自分で考え、自分で判断し行動できるという面白さ。当然、結果に責任が伴いますが、それだけやりがいも大きいと思います。
引用元:https://sfc.jp/information/saiyou/employment/interviews/interview03/
このように、制度だけでなく実務でのサポートも手厚く、「社員を育てる」という社風があることで新卒でも安心して働くことができます。
住友林業の新卒採用
ここからは、2023年卒の新卒採用の応募条件や待遇について見ていきます。
募集要項
2023年卒募集要項は下記の通りです。職種は総合職と事務企画職の大きく2つに分けられ、総合職はさらに3つの職種に分かれています。
募集職種 | ■総合職 業務企画職、建築技術職、住宅営業職 ■事務企画職 |
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業務内容 | ■総合職 <住宅営業職> 戸建住宅営業:木造注文住宅の企画提案営業 賃貸住宅・非住宅営業:賃貸住宅・非住宅の企画提案営業 <建築技術職> 設計:木造注文住宅の設計業務 生産:木造注文住宅の施工監理業務 <業務企画職> 管理企画:本社(コーポレート部門)、各事業部での管理企画業務 商社営業:国内外における木材・建材の仕入れ・販売などの営業業務 山林管理:国内外での植林、山林管理業務 製造管理:国内外での建材製造の管理業務 研究開発:木質資源分野、木質材料分野、住宅建築分野の研究開発業務 ■事務企画職 本社及び各事業部門における事務業務全般 |
応募資格 | <住宅営業職、業務企画職> 2023年3月までに4年制大学卒業見込み、大学院修士課程(博士課程前期)修了見込み、博士課程後期に在籍する方 ※業務企画職の研究開発職については修士課程及び博士課程前期卒業見込み、若しくは博士課程後期に在籍する方が対象です。 <建築技術職> 2023年3月までに高専、4年制大学卒業見込み、または大学院修了見込みの方 ※入社時に二級建築士の受験資格を有する方 ※住宅建築(構造・環境・耐久耐火・計画)に関する研究職を希望される場合は、博士後期課程修了見込みの方も対象です。その際、職種は業務企画職でご応募ください。 <事務企画職> 2023年3月までに4年制大学卒業見込みの方 ※全職種とも卒業後3年以内の方は新卒扱いと致します。 ※部室長またはこれに準ずる者の一親等の方は募集対象外です。 |
給与 | ■総合職 博士卒 : 月給/254,500円(20.5時間分の残業代37,432円を含む) 修士卒 : 月給/240,500円(20.5時間分の残業代35,373円を含む) 大 卒 : 月給/226,500円(20.5時間分の残業代33,314円を含む) 高専卒 : 月給/216,500円(20.5時間分の残業代31,843円を含む) ■事務企画職 大卒 : 月給/176,500円~196,500円(地域によって異なる) (10.25時間分の残業代14,017円~15,606円を含む) <昇給> 年1回(4月) <賞与> 年2回(6月、12月) |
諸手当 | 共通:通勤手当 住宅営業職:私有車持込補助金 |
勤務地 | 本社及び各事業所 |
勤務時間 | フレックスタイム制(1日の標準労働時間:7時間15分、コアタイム11時~15時) |
保険 | 雇用保険・労災保険・健康保険・厚生年金保険完備 |
求める人物像は明記されていませんが、住友林業の採用サイトでは、以下のような採用メッセージが記載されています。
住友林業は、公正、信用を重視し、社会を利するという「住友の事業精神」に基づき、300年以上の永きに亘り、人と地球環境にやさしい「木」を活かし、人々の生活に関するあらゆるサービスを通じて、経済・社会・環境に貢献してきました。 これらは常に時代のニーズを的確にとらえて事業を拡大していった、多くの先輩達の挑戦の足跡でもあります。私たちの先輩は、最後まで諦めない強い精神で真摯に仕事に向き合い、高い志と信念をもって今日までの歴史を切り拓いてきたのです。 私たちはこれからも、新たな挑戦を重ねて参ります。そして、そこに生まれるイノベーションこそが、住友林業と私たち自身に成長を与えてくれると信じています。 失敗もあるでしょう。そんな時こそ謙虚に自らを振返り、真心を持って諦めず直向きに挑戦を続けます。 そして、本業を通じて社会的な課題やお客様の課題を解決し、仕事の喜びを手にしたいと思います。 守るべき理念を持ちながら、激変する市場に立ち向かう。 そんな仕事だからこそ、本気で考え、本気で行動できる人が必要なのです。 「木」を植え、森を育み、「木」を活用し、また植える。 そのサステナブルな循環を保つことで、人々の生活が育まれ、森林や地球環境をすこやかに保つ。 私たちにとって譲れない「住友精神」と、「木」を活かす事業で経済・社会・環境に貢献することの意味を共有できる仲間に是非出会いたいと思っています。
引用元:https://sfc.jp/information/saiyou/employment/recruit/message/
この採用メッセージからは、住友林業は『理念に共感し、「木」を活かして経済・社会・環境への貢献のために本気で考え行動できる』人を求めていることがわかります。理念に共感するという点では、まずは「住友の事業精神」と事業に直結する「木を活かす考え方」について理解する必要があります。
そして、「本気で考え行動できる」というメッセージからは、「時代のニーズを捉えるために常に新しい情報にアンテナを張ることができる」という要素に加え、「失敗してもそこで終わるのではなく、真摯に対応し挑戦を続けることができる」という要素が求められます。 ESや面接では、上記の要素に当てはまる経験やエピソードと、それを理念に当てはめてどのように活躍できるかが伝えられると良いでしょう。
福利厚生
住友林業の基本的な福利厚生は以下の通りです。休日休暇では、リフレッシュ制度に加えて住友林業独自のファミリーフレンドリーdayが有給休暇としてあり、将来結婚や子育てを考えている方には嬉しい制度になっています。
また、新型コロナウイルスが適用されるかどうかは調べる必要がありますが、療養補助金制度も珍しい制度です。住友林業に入社するメリットとして言っても過言では無いでしょう。
休日休暇 | 完全週休2日制(職種、配属先により曜日は異なる) 年間休日約120日、有給休暇(リフレッシュ休暇制度、ファミリーフレンドリーday※)、特別休暇等 ※火・水曜日が定休日の住宅・建築事業本部の支店において、月に1日以上、土・日曜日を休日に充当(有休) |
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保険 | 雇用保険・労災保険・健康保険・厚生年金保険完備・GLTD |
福利厚生 | 財形貯蓄、従業員持株、退職金、永年勤続休暇、慶弔見舞金、社宅制度、育児・介護休業制度、療養補助金制度※、福利厚生サービス など ※社員、又は社員の健康保険上の扶養家族が傷病にかかり、適用範囲の診療を受け、1カ月に支払った診療費が一定の医療費用を超えた場合補助金が支給されます。 |
ワーク・ライフ・バランス への取り組み | 育児支援制度 家族の職場参観日 介護支援制度 在宅勤務制度 フレックスタイム制度 インターバル制 ノー残業デー |
その他の社内制度
また、制度面も充実しており、職種の階層に応じた様々な研修を受けることができます。階層は大まかに経営総合職とスタッフ職に分かれていますが、その中でも能力グレードという評価制度があるようです。グレードによっても受けられる研修が少し変わってくるようですので、気になる方は採用サイトで確認したり、社員に話を聞いてみたりすると良いでしょう。
対象 | 内容 | |
---|---|---|
階層型 | 経営総合職層 | 新任役員研修 支店長研修 新任主管者研修 評価者研修 多面評価フィードバック研修 E2グレード適性研修 | スタッフ職層 | OJTトレーナー研修 業務職5年目研修 新卒5年目研修 業務職3年目研修 新卒3年目研修(四国山林研修、建築専門校研修) 業務職1年目フォロー研修 新入社員研修 | 内定者 | 新卒内定者フォロー研修 | 選択型(指名・公募) | 全員 | 戦略構築力研修 技術経営研修 財務リーダー研修 リーダーシップ研修 リベラルアーツ研修 日本能卒協会・日本生産性本部・慶應MCC・グロービス派遣 論理思考力強化PG グループ交流研修 異業種交流研修 社外大学院留学 海外人財育成PG | 自己啓発(手挙げ) | 経営総合職層 | SBC講座 | スタッフ職層 | 戦略策定スキルアップ研修 事務企画職キャリアアップ研修 | 全員 | 集合研修 e-ラーニング 通信教育 マネジメント・スクール 自分で探した外部研修・語学講座等に対し年間1人5万円まで受講費支援 |
企業研究のポイント
住友林業の企業研究は、OB訪問やインターンへの参加以外に、「ホームページをよく見た」という口コミが多くありました。住友林業の新卒採用サイトには事業内容や強みがわかりやすくまとめられており、ホームページで最近の動向やIR情報を確認すると企業研究に深みがでます。
また、「顧客向けのページが役に立った」という口コミもありました。実際に顧客になった気持ちで見てみると、サービスの内容が理解しやすく、ユーザー視点で考えることができます。
「企業研究」で行ったこと、調べて役に立ったこと
就活会議やワンキャリア、ユニスタイルなどの就活まとめサイトや企業ホームページを見て、ある程度、住友林業についての企業研究はしました。しかし、それだけではまだまだ足りないと考えて、OB訪問アプリや知り合いに紹介してもらうなどしてOB訪問をし、自分が満足のいく企業研究を進めました。役に立った情報源は、住友林業の顧客向けのホームページはとても役に立ったと考えています。なぜなら、そこからの情報を面接で話すことがとても多かったからです。特に二次面接の将来住みたい家の設計図を描く課題には、住友林業の今までに建てた住宅の間取りを参考にしながら、課題を進めたため顧客向けのホームページはとても有益だったと考えています。
「企業研究」で行ったこと、調べて役に立ったこと
内定者の先輩に面接の雰囲気や内容を事前に聞いていた。それに合わせて話す内容を整理した。 また、事前課題が多いので、第3者の目線を意識しながら、オンライン上で発表することを前提として、わかりやすく資料を作成した。そして、可能な限り入手できる情報は入手するようにした。ホームページや就職イベント、インタビュー動画など。特にこちら側から質問をすることができるイベントには積極的に参加した。加えて、選考がオンラインである事から、オンライン上であるからこそ出来る事で周りと差をつける事を意識した。 事前課題やポートフォリオなどの作品のクオリティはある一定のレベルであれば、それ自体が大きく選考結果に影響を与えることはない様に感じた。それよりも、伝える力や、人間性などをみられている様に感じた。
ここで紹介したのは先輩が投稿してくれた口コミの一部です。更に詳しい口コミもあるので、ぜひ読んでみてくださいね。
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会員登録をして最新の口コミを見るこの記事を書いた人: 就活会議編集部
就活会議の編集チームです。就活生の皆さんの役に立つ「企業と面接のリアルな情報」を発信しています。体験記・ESは 会員登録 すれば見放題! YouTubeチャンネル も配信中です!