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CREATED ON 2021.03.19 | UPDATED ON 2022.03.07

【就活ガイド】日本航空株式会社の本選考の傾向と対策【内定者回答あり】

インフラ・物流 #本選考
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この記事は、就活会議の会員が投稿した体験記にもとづいて作成・編集をしています。就活会議の会員は現役の学生であることを確認しています。
【就活ガイド】日本航空株式会社の本選考の傾向と対策【内定者回答あり】

日本航空(通称JAL)は、定期航空運送や空港に関わる幅広い事業を展開しています。企業理念であるJALフィロソフィのもと、新たな技術と知見を活かして安心・安全なサービスをお客さまに提供しています。 就活会議では、そんな日本航空の本選考の情報と対策を22年卒向けにまとめました。 就活会議では、実際に日本航空の本選考に応募し参加した学生から情報提供をしてもらっています。ESや面接での実際の回答例もありますので、ぜひ選考を受ける前に対策として読んでみてくださいね。

企業研究を進める

日本航空の会社概要

まずは就職活動のスタート地点である企業情報をみていきましょう。ここでは日本航空の基本情報をお伝えします。

日本航空の基本情報

会社名 日本航空株式会社
業界 航空
本店所在地 東京都品川区東品川二丁目4番11号 野村不動産天王洲ビル
設立 1951年8月1日
売上高 1,600億円
従業員数 【連結】36,060人(2021年3月現在)
資本金 5,395億円
事業内容 定期航空運送事業及び不定期航空運送事業
航空機使用事業
その他附帯する又は関連する一切の事業

参考元:https://www.jal.com/ja/outline/company.html

日本航空(JAL)は、1951年8月1日に自主運搬による国内線定期航空輸送を開始しました。現在は、国内・国際航空運送事業(旅客、貨物)、空港旅客サービスや空港内地上サービスを提供するグランドハンドリング、航空機の整備など航空運送に関連した各種サービスを展開しています。また、パッケージ旅行の販売やクレジットカード事業、農業事業など観光やお客様の利便性向上のための様々な取り組みを実施しています。

日本航空の強み

強み・特徴「安心安全で快適な空港を実現するための取り組み」

日本航空は、新型コロナウイルスの感染症対策をしっかり行っています。お客さまが利用する飛行機のシートや通路において抗菌加工を実施するなど、安全・安心のための取り組みをいち早く社員が提案し実行に移しています。また、空港内では非対面・非接触で利用できる受付システムを導入しています。チェックインや荷物の預け入れをタッチレスで行う「JAL SMART AIRPORT」やお客様案内の遠隔操作ロボット「JET」の導入など、コロナ禍に合わせた仕組みを積極的に取り入れています。また、顔認証システムといった新技術を積極的に活用するなど、スマートな航空の実現に向けて取り組みを進めています 2020年を目途に世界主要都市への乗り入れ数を500都市へ拡大することを目指し、こうした技術や新しいサービスの開発にすばやく取り組んでいく姿勢が日本航空の強みといえるでしょう。

参考元:https://www.jal.com/ja/investor/individual/presentation/

日本航空の社風

社風「社員の提案が反映されやすい」

日本航空は、改善提案を受け入れる企業風土があります。強みの見出しで述べたように、新型コロナウイルス対策では社員の提案が積極的に反映されています。社員座談会においても、「新しいことにどんどん取り組んでいこうという空気があります」との声がありました。提案するにはもちろん必要性や費用と効果のバランスなどを明確にする必要がありますが、納得できる提案であれば周りの社員も新しい挑戦を後押ししてくれるようです。

僕が入社した頃に比べて、JALは大きく変わりました。新しいことにどんどん取り組んでいこうという空気があります。今のJALにも改善すべき点はまだたくさんあります。しかし、入社して「この会社のここが嫌だ」と思うのではなく、「自分が変えてやる」と思ってほしいです。幸いなことに、JALには改善提案を受け入れる風土があるので、そういった気概がある人と一緒に仕事をしてみたいですね。

引用元:https://www.job-jal.com/science/tech-talk/

日本航空の本選考対策ポイント

ここからは、実際に選考を通過した先輩の口コミをもとに、企業研究と志望動機作成のポイントを解説していきます。

企業研究「OB・OG訪問が業務理解に役立つ」

企業研究について、下記の先輩は企業のホームページを参考にして情報収集をしています。日本航空の社員全員が持つべきとされている意識・価値観・考え方をまとめた「JALフィロソフィ」については、特に理解しておいた方がよいでしょう。日本航空の価値観を理解しておくことで、企業にマッチしたアピールが可能になります。また、どんな人材なのか深掘りされるため、自己分析を徹底しておくことが大切です。

「企業研究」で行ったこと、調べて役に立ったこと

航空業界について、特にJALのホームページとフィロソフィーについての勉強はかなりした。また安全啓発センターに行ったりして、いかに安全が大切なのかを学んで、それを面接でもアピールした。なぜJALなのかはかなり深掘りされる。また。なぜパイロットとかでなく技術なのかも深く聞かれる。受験者の8割は大学院生であった。OB訪問は3人した。した方が業務理解がしやすいので、積極的にするべき。またOBは人事担当者にOB訪問をされてどんな学生だったのかを報告しているようなので、対策が必要。 また、志望動機だけではなくどんな人間なのかをかなり深掘る質問をされる印象なので、自己分析は入念に行うべきである。 入社後のキャリアプランを明確に持つことが必須である。

志望動機「日本航空で実現したいことを具体的に回答する」

下記の先輩は、日本航空で挑戦したいことを具体的に3つ挙げています。最初に挑戦したいことがいくつあるのかを述べることで、そのあとの説明が分かりやすくなりますね。挑戦の内容から、事業内容を理解しているからこそ具体的な回答ができていると伝わります。

実際に選考通過した先輩の志望動機

「圧倒的な機材品質を追求し続ける向上心」と「安全を最前線で支えるという責任感」を胸に、航空機の耐空性・定時性・信頼性の向上に全力で挑戦することで、目指す姿である「0・0・100」を実現させたいです。 具体的に3つの事に挑戦したいと考えております。 ① 整備現業において「現地・現物・現人」の精神を大切にして、機体と現場を誰よりも知るプロになる事 ② ビッグデータを用いた不具合予測システムによる予防整備や運航側としてのノウハウを基にした改修提案を通じ、航空機ユーザーとしての考えを構築する事 ③ 相手の視点に立ったFace To Faceでの対話を積み重ねる事で、海外メーカーやベンダーと協力し、最高の航空機を作り上げる事 航空機の安全を築くゼネラリストとして、常に努力し続ける姿勢が、更なる快適性や定時性に繋がり、お客様満足を最大化できると考え、それに尽力したいと強く思います。 そして貴社の「想いをつなぐ、挑戦の翼」を守り抜きたいです。

日本航空の本選考フロー

それではここから、ステップごとに実際の選考体験をもとにした対策をお伝えしていきます。

2022年卒の本選考スケジュール

2022年卒と2021年卒は、内定者の選考体験記の投稿がありませんでした。日本航空は新型コロナウイルス感染症の影響により、一部職種を除いて新卒採用を中止しています。そのため、日本航空の2020年卒本選考スケジュールを紹介します。

2019年3月 ES
2019年3月 WEBテスト
2019年4月 リクルーター人事面談
2021年4~5月 一次面接
2021年4~5月 最終面接

2020年卒の本選考は、3〜5月に行われています。技術系を志望している場合はリクルーター人事面談が実施され、技術系・事務系ともに面接が2回実施されています。

インターンシップからの早期選考も倍率は高い

先輩の投稿によると、インターンシップに参加した学生は早期選考に進めるようです。夏のインターンシップに参加するとフォローアップイベントなども開催されるため、選考を有利に進められます。しかし、早期選考の場合も倍率が高い傾向にあるため、油断は禁物といえるでしょう。

エントリーシート(ES)対策「職業選択の軸について問われる」

ESでは、職業・仕事を選ぶうえで大切にしていることを問われています。仕事選びをする際に何を重視しているか聞くことで、就活生の価値観を知ろうとしています。また、これまで一番力を入れて取り組んだことを問われるなど、過去の経験を聞くことで人柄を評価しているようです。具体的なエピソードで、企業にマッチした人材であることをアピールしましょう。

日本航空のESでは、以下の設問がありました。

【2023年卒 パイロット職】

【2021年卒 業務企画職】

設問と回答「職業を選択するうえで大切にしていること」

下記の先輩は、職業を選択するうえで大切にしていることについて、「常に向上心もって取り組み続けられる環境であること」「チームワークが重要な仕事であること」と回答しています。過去のエピソードと絡めながら、企業風土や環境を重視していると説得力のある回答ができていますね。

実際に選考通過した回答

2点ある。1点目は、常に向上心もって取り組み続けられる環境である。私はこれまで、受験勉強、部活動、ゼミ活動に至るまで、「こうありたい」「こうしたい」という目標と情熱を原動力に全力で取り組んできた。それが結果として、自分自身の成長につながり、すべて成し遂げることができた。そのため、仕事においても目標を持ち続けられる環境と、情熱を注げるやりがいを持って働きたいと考えている。 2点目は、チームワークが重要な仕事であることだ。私は高校の部活動において、仲間に支えられることで様々な困難や挑戦を乗り越えてきた。チームで目標を共有し、個々人のシナジーが生まれる環境こそ、大きな成果をつかむ要因であると考えている。仕事においても、様々なプロフェッショナルと協業することで、大きな価値を提供していきたい。そのため、常に“チーム“を意識する環境に身を置き、責任感を持って働くことは私にとって重要な要素だ。

Webテスト対策「参考書を解き他社選考で模擬練習」

日本航空のWebテストはSPIが実施されます。しっかり対策しておきましょう。

どんなテストか?

言語、非言語、性格診断、英語

対策ポイント

Webテストの参考書を繰り返し説き、他社の選考で実際にWebテストを受けて対策したとの声が多くありました。技術系を志望していた先輩は英語の問題が出題されたと投稿しているため、練習しておきましょう。

一次面接「就学生の人柄を見ている」

日本航空の一次面接は、面接の前に軽い雑談をするなどのアイスブレイクがあります。面接を受けた先輩は、「志望動機を聞くことよりも学生がどんな人間かをみているようだった」と投稿しています。日本航空の選考は、人柄が重視されているようです。

設問「JALの良いところを教えてください。」

一次面接では、日本航空の良いところを聞かれます。日本航空の取り組みや企業風土で魅力を感じた点について、具体的に回答しましょう。下記の先輩は、社員の雰囲気の良さについて回答し熱意を伝えています。

実際に選考通過した回答

御社の社員の方は全員とても暖かく懇切丁寧に対応して頂け、この暖かみが「世界で1番お客様に選ばれ、愛される航空会社」という志に繋がっているのだと実感致しました。インターンシップに参加したことで、私も御社の一員となり、機体と現場を誰よりも知るプロとなり、貴社の目指す「0・0・100」実現に尽力したいと強く思いました。様々な困難があっても謙虚に受け止め、お客様への感謝を忘れず成長しながら、人との交流を大切にする御社は、航空業界を牽引する存在だと思います。御社に是非とも入りたいです。

JALの社員の暖かさを感じたことを熱意を込めて、話した。 経営破綻を乗り越えて堅実な経営をしていることにも触れた。 社員の雰囲気をしっかりと伝えることが大切だと思う。

最終面接「厳かな雰囲気で緊張感がある」

先輩は、最終面接について「入った瞬間から、とても厳かな雰囲気だった。一人の社員は自分のことを睨みつけるように見ていた。しかし、私は笑顔を意識して最後まで取り組んだ。」と投稿しています。周りの雰囲気に負けずに笑顔を心がけることで、自身の魅力をアピールしましょう。

設問「あなたが仕事を選ぶ上で大切にしていることと、その理由を教えてください。」

この質問は、ESでもよく聞かれています。先輩は、仕事を選ぶうえで大切にしていることを「好きな事に対してチーム一丸となり、常に挑戦し続ける事」と回答しています。具体的なエピソードと共に回答することで、就活生の価値観が伝わってきますね。

実際に選考通過した回答

大切にしていることは「好きな事に対してチーム一丸となり、常に挑戦し続ける事」です。 理由は自身の成長を促したスポーツの経験に共通するからです。 私は高校入学を機に、新たな水球というスポーツに挑戦し、仲間が必死に繋いだボールを最後に受け取りゴールにねじ込むオフェンスの要としての「責任感」と、全員が勝利に向けて心をひとつにする「団結力」を学びました。当時の仲間の存在が今の私に繋がっていると感じ、同様の環境で、安全で高品質な航空機を育てる事に、チームで挑戦したいです。 貴社インターンシップに参加した際、尊い命をお預かりする責任を背負い、安全運航維持の要として、バトンを繋ぐ整備現業と現業サポート部門の連携のダイナミズムに心動かされました。 この仕事こそが私の思いを果たせる職だと確信しております。

内定者が語る、内定獲得のためのアドバイス

投稿してくれた先輩たちの口コミをまとめるとポイントは大きく3点です。

  1. 人柄を重視されている
  2. 日本航空でなければならない理由を明確に説明する
  3. 長所をどう活かして貢献できるのか具体的に話す

日本航空の選考では、人柄が重視されているようです。そのため、自己分析をして自身の魅力や価値観を話せるように準備しておく必要があります。日本航空でなければならない理由について問われるため、企業研究をしておきましょう。特に、JALフィロソフィについて理解しておくことが大切です。自身の長所を業務でどのように活かせるのか、具体的に回答しましょう。

内定をもらうために大事なことを教えて下さい

人としての魅力をアピールできるように最大限の自己分析を行うことが必須であると考える。さらにJALである理由については、かなり大切になってくるのでしっかりと企業研究をJALフィロソフィーを含めて勉強する必要がある。結果として、高学歴が多いが必ずしもそういうわけではないので、しっかりとしかるべき準備をすれば報われるはず。また、入社後のキャリアプランにつてはたくさん聞かれるので、しっかりと答えられなければ、落選してしまうだろう。

内定が出る人と出ない人の違いを教えてください

笑顔でしっかりと端的に自身の長所をアピールできているかいないかの差であると感じた。また、自分の長所がどのように活かせることができ、どのように企業に役に立つのかを具体的に話をできると良い。話の長い学生はみんな落ちている。

内定したからこそわかる選考の注意点を教えてください。

インターンシップに参加した学生は優遇され、早期選考に進めるが、その後の早期選考の倍率は4倍程度と割と高いので要注意。また、夏のインターンシップに参加しているととても有利で、フォローアップイベントなども開催せれているようである。

日本航空の価値観を理解しておくことが大切

ここまで、日本航空の本選考の概要をまとめてきました。日本航空の選考は、人柄を重視しているようです。また、先輩からはJALフィロソフィを理解しておくべきとの声が多くあるため、企業研究はできる限り徹底しておきましょう。

ここで紹介したのは先輩が投稿してくれた口コミの一部です。更に詳しい口コミもあるので、ぜひ読んでみてくださいね。

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この記事を書いた人: 就活会議編集部

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