【就活ガイド】デロイトトーマツコンサルティング合同会社の本選考の傾向と対策【内定者回答あり】

デロイトトーマツコンサルティング合同会社(DTC)は世界的な4大会計事務所のひとつであるデロイト傘下のコンサルティング会社です。コンサル会社を志望している就活生から高い注目を集めています。 就活会議では、実際にDTCの本選考に応募し参加した学生から情報提供をしてもらっています。ESや面接での実際の回答例もありますので、ぜひ選考を受ける前に対策として読んでみてくださいね。
企業研究を進めるDTCの企業概要
まずは就職活動のスタート地点である企業情報をみていきましょう。ここではDTCの基本情報をお伝えします。
DTCの基本情報
会社名 | デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 |
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業界 | コンサルティング |
本店所在地 | 東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビルディング |
設立 | 1993年4月 |
売上高 | 2,738億93百万円(2020年6月~2021年5月) |
従業員数 | 4,290名(2022年5月末日現在) |
資本金 | 500百万円(2018年5月末日現在) |
事業内容 | コンサルティングサービス |
DTCは冒頭でも触れたように世界4大会計事務所のひとつであるデロイトの傘下にある日本のコンサルティング会社です。世界中に展開しているデロイトの事務所と連携できる体制があります。
会計事務所の傘下にあるということで会計系のコンサルティング中心に実施すると思われがちですが、事業内容としては幅広く総合経営コンサルティングを実施しています。
大きくインダストリーサービスとオファリングサービス部門に分かれており、下記のような領域でコンサルティングサービスを提供しています。
▼インダストリーサービス ・Consumer Business & Transportation ・Automotive ・Power & Utilities ・Process ・Industrial Products & Construction ・Insurance ・Banks & Capital Market ・Life Sciences & Health Care ・Public Sector ・Technology, Media & Telecommunications ・Region(大阪オフィス) ・Region(福岡オフィス)
▼オファリングサービス ・Strategy ・M&A ・Customer & Marketing ・Human Capital ・Technology ・Finance & Performance ・Supply Chain & Network Operations ・Deloitte Digital
引用元:https://www.dtcrecruit.tohmatsu.co.jp/work/department.html
DTCの強み
強み・特徴「戦略立案から実行まで一貫して支援するファーム」
DTCはデロイトの傘下です。デロイトは国際的なビジネスプロフェッショナルのネットワークとも言える会計事務所で、事務所を世界各国に展開しています。そのため、圧倒的な総合力と国際力を有していることが強みです。
DTCは各国のデロイトの事務所と連携することで、戦略立案から実行まで幅広いサービス提供を一貫することが可能です。また、世界規模のネットワークがあるため、グローバルな案件にも対応することができます。
DTCはデロイトの一員として日本のコンサルティングサービスを担い、デロイトおよびデロイト トーマツ グループで有する監査・税務・法務・コンサルティング・ファイナンシャルアドバイザリーの総合力と国際力を活かし、あらゆる組織・機能に対応したサービスとあらゆるセクターに対応したサービスで、提言と戦略立案から実行まで一貫して支援するファームです。4,000名規模のコンサルタントが、デロイトの各国現地事務所と連携して、世界中のリージョン、エリアに最適なサービスを提供できる体制を有しています。
引用元:https://www.dtcrecruit.tohmatsu.co.jp/static/about/index.html
実際に社長インタビューでも、他社と比較した際の強みを下記の様に述べています。
まず、サービスの提供領域が極めて広いことが特徴です。たとえば一口に競合企業といっても、戦略系やオペレーション/テクノロジー系、人事領域に特化したファームなど、プロジェクトによって競合先はさまざま。そうした中でDTCが選ばれているのは、ここ数年マーケットで起こっている変化が大きな要因だと思います。 これまでは、ある一つのイシューに対してソリューションを提供することが多かったのですが、最近は最上流の戦略立案からオペレーション変革、テクノロジーソリューションの導入にいたるEnd to Endの変革を伴走してほしいという依頼が非常に増えてきています。全てのサービスを網羅し、さらにそれをグローバルでカバーできるファームは限られますので、この点は我々の大きな強みだと言えるでしょう。
引用元:https://www.dtcrecruit.tohmatsu.co.jp/about/president.html
DTCの社風
社風「社員同士で切磋琢磨できる環境」
DTCには、チームワークを大切にしながらも切磋琢磨し、互いに高め合う企業風土が根付いています。採用サイトの社員紹介のページには、下記のような記載がありました。
そうして入社3日後にアサインされた2つの企業の統合案件は、4年を経て無事に終了しました。ITを軸にしたプロジェクトは不確定要素も多く、自分が関わったことで失敗したらどうしようなどと様々なプレッシャーを感じましたが、そんなときにも私は一人で背負いこまないよう努めました。クライアントもスタッフもすべて巻き込む。そのスタイルは、おそらく合宿所で暮らした学生時代の水泳部で培ったものだと思います。 (中略) その経験は、チームワークを大事にするDTCで見事に生かされ、パートナーとなったこれからも生かされ続けていくでしょう。
引用元:https://www.dtcrecruit.tohmatsu.co.jp/people/peoples/p3/index.html
海外のDeloitteメンバーとの協働チームを組成し、多様なスキルとバックグラウンドを持つメンバーと働く経験を積むこともできます。年齢・性別・国籍等を問わず「成果を出せるのか」という点を問われる厳しい環境の中で切磋琢磨することで、自らのスキルも磨かれていくことになります。
引用元:https://www.dtcrecruit.tohmatsu.co.jp/people/peoples/p1/index.html
案件によっては海外のデロイトメンバーとチームを組むこともあるとのこと。スキルや実績、国籍の異なるメンバーとチームになることもあるため、チームワークを重視する風潮が根付いていると考えられますね。
また、そのようなバックグラウンドの異なるメンバーとチームになった場合も成果はしっかりと評価されるため、社員同士で高め合える風土が根付いているようです。成長志向の強い学生にマッチする社風でしょう。
DTCの本選考対策ポイント
ここからは、実際に選考を通過した先輩の口コミをもとに、企業研究と志望動機作成のポイントを解説していきます。
企業研究「社員と直接コミュニケーションをとる」
DTCは志望理由を重要視し、選考の中でも何度も問われるとのこと。説得力のある志望動機を伝えるためにも、実際に働いている人と接点を持ち、リアルな業務内容や社員の人柄を感じておくといいでしょう。
インターンに参加できると選考でも有利になるということですが倍率が高いので、もしインターンに参加できない場合は他の説明会やOB訪問に積極的に参加しましょう。
「企業研究」で行ったこと、調べて役に立ったこと
基本的にコンサルティング業界についての理解はもちろんだが、デロイトトーマツコンサルティングの独自の強みを自分で調査する必要がある。独自の強みというのはネットに載ってるものではなく、自分で直接触れ合ったデロイトの社員さんから抽象的かつ具体的にまとめられるとベストだと思う。また、デロイトトーマツコンサルティングでの面接で感じた点は、コンサルタントとして英語やビジネスに必要な知識などいろいろな物事を学ぶ姿勢があるかを学生時代や性格から結びつけておくと良い印象が得られると思う。また、自分は聞かれはしなかったが、将来的にどのインダストリーに対してどのようなことを行なっていきたいかをまとめておくとより良い評価が得られると思う。また、企業全体としてCSR活動に注力しているので自分なりに社会への影響、新聞などから社会活動に向けての意見などもまとめておくとベストだと思う。
志望動機「なぜコンサルタントなのかを伝える」
実際に選考を通過した先輩たちは、コンサルタントへの志望動機をメインで話していました。下記の先輩も、DTCへの志望動機というより、コンサルタントへの志望動機を伝えていますね。 先輩のように過去の経験に基づいて話せると、より説得力のある内容になります。
実際に選考通過した先輩の志望動機
コンサルタントを志望する理由は二点ある。一点目は、企業の抱える課題を解決することで多くの人に貢献したいからである。この想いの背景に、映像授業塾のチューターとして指導体制の構築に貢献した経験がある。当塾の第一志望合格者数の激減を受けて、リーダーである私は指導体制の刷新を目指した。まず、毎映像授業後に行う学習指導の状況をスタッフ全10名にヒアリングし、課題はスタッフ間の連携不足による主観的な指導であると特定した。次に、各生徒の指導方針を明確化するために、私は上司と協議を重ね月1回各生徒の学習進捗を全スタッフで精査する会議を設けた。さらに、各生徒の指導方針をまとめた資料を作成し、指導の際の持参をスタッフに周知した。資料を用いることで、全スタッフが会議で策定した方針で指導できる環境を構築できた。 この結果、目標である昨対比150%を超え、30名の生徒が第一志望に合格できた。このとき、自身の行動が組織の抱える課題の解決に貢献できたことに達成感を感じたため、将来はコンサルタントとして企業の抱える課題を解決したい。二点目は、私の強みである「異なる価値観を受け入れながら変革をもたらす力」を活かせると考えているからである。この強みは、高校時代に部員70名のソフトテニス部の主将として、部員の大会初戦突破率の向上に貢献した際に発揮できた。私が主将に就いた当初、我が部は大会初戦すらほぼ勝てないという状況だった。私は勝てない原因が部員間の勝利に対する意識の差と、質の低い練習の二点であると考えた。そこで、まずは優先度が高いと考えた意識改革に取り組んだ。部員全員と積極的に1対1の対話を重ね、勝利を目指す意義を伝えた。時には意見が食い違うこともあったが、異なる価値観を持つ相手の立場を理解するよう心掛けた。この意識改革により徐々に部が一丸となり勝利を目指す組織風土を醸成できた。次に、練習メニューを部員と共に創る場を設け、学年問わず多角的な意見交換を促した。具体的には、意識改革により競争力の上がった部内試合の結果をもとに、実力に応じた練習メニューを考案した。この結果、部員の約半数がどの大会においても初戦を突破できるようになった。上述の強みは、顧客の立場に寄り添い共に変革実現を目指すコンサルタントに活かせると考えている。以上より、私はコンサルタントを志望する。
DTCの本選考フロー
それではここから、ステップごとに実際の選考体験をもとにした対策をお伝えしていきます。
2022年卒の本選考スケジュール
DTCの2022年卒本選考スケジュールを紹介します。
2022年度採用の選考ステップ | |
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2020年6月 | 説明会 ES Webテスト 一次面接 | 2020年7月 | 二次面接 | 2020年9月 | インターン | 2020年10月 | 三次面接 | 2020年12月 | 最終面接~内定 |
DTCの選考が始まるのは他の企業に比べて早いです。とくに上記の先輩は、サマーインターンから早期選考に進んでいます。サマーインターンからの早期選考に進むと、本選考の選考ステップをいくつかスキップできるとのことです。 早期選考以外の選考ルートで内定をもらった人も、2021年2月には最終面接を終えていました。
志望度が高い人はサマーインターンに参加するのがおすすめ
先の見出しで説明した通り、サマーインターンに参加すると、早期特別選考ルートにのることができるという口コミがありました。このルートにのるとインターン時の評価にもよりますが、二次面接まで免除されることもあるとのこと。面接も3年次の12月までには実施されるなど早期内定が期待できるので、志望度が高い人にはとくにおすすめです。
####インターンに参加した先輩の声 インターン参加者は、みんな早期選考に呼ばれた。しかし、本インターンで評価された方は、三次面接から、それ以外は、二次面接からスタートとなっていた。インターンでの評価次第ではかなり有利になると思われる。
エントリーシート(ES)対策「基本的な経験確認の質問が中心」
DTCのESではガクチカや困難を乗り越えた経験など、よく出題される質問が並んでいます。文字数は250文字以下と少なめで設定してあり、短い文章の中で端的にまとめる必要があります。
2022年卒のESでは、以下の設問がありました。
- 自己PRをお願いします(200文字以下)
- 学生時代に頑張ったことを教えてください(250文字以下)
- 自分の長所・短所についてエピソードをまじえて教えてください(250文字以下)
- 困難を乗り越えた経験を教えてください。またそこから何を学びましたか(250文字以下)
設問と回答「困難を乗り越えた経験を教えてください。またそこから何を学びましたか(250文字以下)」
困難を乗り越えた質問は、ESでは頻出質問です。経験の中で何を学んだか、困難にぶつかったときにどう考え行動できたかを通じ、学生の仕事への取り組み方やポテンシャルを判断していると考えられます。
実際に選考通過した回答
大学〇年次に○○研修で実行が困難だった施策の実現性を高め、○○から実施の後押しを受けた経験である。研修中に考案した施策は、予算や実施場所の見立てが立たず実現が困難であった。そこで、研修中に交流のあった大学で施策を行うことで問題を解決できると考え、同大学の運営元である○○の役員に施策の提案を行った。結果、施策の内容と社会貢献性に関して高い評価を受け、同大学での実施の後押しをして頂くことができた。この経験から、実現可能性を突き詰めて考え、実行することの大切さを学んだ。
Webテスト対策「英語のテストもあるので注意」
DTCはTG-Web形式でのWebテストになります。業務にも必要な英語のテストもあるのでしっかり対策をしておきましょう。
どんなテストか?
TG-WEB(言語、非言語、英語、性格診断)
対策ポイント
難易度が高いので、しっかりとTG-Webの対策本を何周もするなどの対策をおこなうべきです。事前に他社で同じ形式の企業を練習として受けておいた、という先輩もいました。
一次面接「ロジカルな話し方を身につけておく」
DTCの選考では基本的に4回の面接が実施されます。インターンからの早期選考に参加した場合も、インターン前の選考を含めると4回以上は実施されることになります。 就活会議にはインターンに参加した学生からの口コミが寄せられているため、インターン前の面接から一次面接とカウントして情報をまとめていきます。
一次面接は個人面接です。面接官によっては淡々とした雰囲気の面接となることも。質問としてはESにある質問を聞かれたといった声が多く、内容よりは話し方やとっさの深堀に対する返答でコンサルタント職に必要なコミュニケーション力や論理的思考力などを判断されていると考えられます。
設問「ガクチカの深掘り(ゼミのリーダーを務めた経験を話したが、なぜ人をまとめるのにそこまで頑張れるのか)」
ガクチカはESで質問されている内容です。ガクチカを深掘りされるケースが多いため、詳細を聞かれたときに慌てずにロジカルに回答できるかがポイントです。 実際に下記の回答をした先輩も「とてもロジカルに話されていてわかりやすかったです」と評価してもらえたとのことです。
実際に選考通過した回答
まず、第一に負けず嫌いであることです。私の所属するゼミでは、期末に他大とのコンペがあるため、それに負けたくない想いもあり、皆を団結させてコンペで優勝を勝ち取ろうと思いました。 第二に、自分1人では大きな事は成し遂げられないとわかっていたからです。これは、野球での経験を通して、自分という存在だけでは、チームを勝たす事は出来ないと痛感していたことが経験としてあります。しかし一方、自分の働きかけをきっかけに、チームとしてなら大きなことを成し遂げることが出来ることも知っていたの、自分が主体なってゼミのメンバーに働きかけて大きなことを成し遂げてみたいと思ったからです。
二次面接「ケース面接の対策を万全にしておく」
二次面接はケース面接となります。矛盾に対して鋭いコメントが飛んでくることもあるとのこと。また、内定者の先輩たちからは「ケース面接の対策を万全にしておいた」との声も寄せられています。ケース面接に慣れていないと難しいという声もありますので、ここの対策はしっかりとしておく必要があります。
実際に選考通過した先輩の声
ケース面接の練習をひたすらやっておけば、GDのうまさも比例するように上がっていきます。そしてケースで身についた思考力は、サマーインターンの突破にも直結します。そのため、目下の対策はケース対策をやることをおすすめします。 私はケースは2年の11月から始めて、合計40時間ぐらい練習したと思います
実際に選考通過した先輩の声
二次面接がケース面接であるため、ケースの対策をする必要があります。私は東大生のケース問題ノートを解いたり、友達と模擬ケース面接を行ったりしていました。また、選抜コミュニティでケース面接の対策会を行っているので、そういったイベントにも積極的に参加することで、ケース面接の対策を行いました。
設問「最近の若者は車に興味がない。あるアンケートでは3割がマイカーの必要性を感じていない。大手自動車メーカーとして若者に対する施策を考えよ。」
このテーマに対する下記の回答をした先輩は、「どうして3割の若者の人を狙いに行かなったのか」という質問を受けていました。 深掘りに対しては、的外れな回答をするとマイナス評価につながりかねないため、「質問意図が分からなければ聞く」「考える時間が欲しければ申し出る」といった対応をとるべきとのアドバイスが寄せられています。
実際に選考通過した回答
施策としては、「マイカーをドライブなどを趣味で扱う人に向けた製品開発に力を注ぐ」というものです。日本は自動車社会であり、今現在でかなりの方が自動車を持っています。加えて、都市部では、公共交通機関が発達しており、アンケート調査による結果は妥当なものかと思います。そのなかで、3割の若者ではなく、その他の7割を狙い、趣味として車を使ってもらう方針で考えました。例えば、RPGゲームのように自分の好きなボディやエンジン、各種部品などを完全にセレクトして買うことができる自動車を開発できるようにすること、それに伴って各種ボディに合わせて自由な選択ができるような製品を開発するために投資、研究開発を重ねることを検討しました。
三次面接「志望動機を深めておく」
三次面接は柔らかい雰囲気の面接ではあるものの、「一番深堀してほしくない場所などをしっかりと深堀された」との声もあります。
三次面接では、人物像に紐づいた質問と志望動機に関連する質問をされています。「コンサルタントってどういう魅力あると思う?」といった変わった角度から志望動機が問われることも。また、ガクチカや挫折経験といったESの深掘りも聞かれていました。
設問「コンサルタントってどういう魅力あると思う?」
コンサルタントの役割や業務内容をよく理解したうえで回答できているかがポイントです。下記の先輩のように、具体例を交えながら端的で分かりやすい説明を心がけましょう。明確な回答ができると、コンサルタントへの志望度のアピールに繋がります。
実際に選考通過した回答
コンサルタントは、答えが多様に取れると考えています。別の業界、例えば人材ならば人材を派遣するといったことで課題解決すること、そしてまた別の金融業界では最初にお金を融資する方法で課題をどう解決していくかを考えますが、コンサルタントはお客様に対して多様なアプローチを考えることができること、そして特定の解を持たないことが魅力的だと思っています。その多様なアプローチの中から、答えのないものを作り出して社会にインパクトを与えることができることが魅力だと感じました。
最終面接「落ち着いて論理的に回答する」
最終面接は三次面接とは変わり、硬めの雰囲気となります。やや圧迫感を感じたとの声も寄せられているため、冷静に対処できるように対策を万全にしておきましょう。
最終面接は、パートナーと呼ばれる高い役職員が面接官となります。回答に対して反論をしたり、少しでも矛盾が生じると鋭い指摘をしてくるとのこと。ひるまずに受け答えができるかがポイントになります。 また、「自分の回答に落ち度があったときに、自分の非を認められた素直さも評価されたのでは」と振り返る声もありました。
設問「なんでコンサルタントになりたいんですか。」
コンサルタントへの志望動機が問われています。下記の先輩のように、過去の経験に基づいた内容にできると志望度が伝わりやすくなります。深掘りを想定した対策もしておきましょう。
実際に選考通過した回答
コンサルタントという成長環境と、日本経済の発展に関われることに特に魅力を感じています。成長環境という面では、私は部活動を行っていた点から、「誰かと競い合い、一緒になにかを目指す」という点にとてもモチベーションが湧く性格だと感じています。コンサルタントはそれに近しいと思っており、職位に関係なくバリューが出せるのかどうか、またそれによってクライアントに価値を提供出来るのかという点は、部活動などの競争環境に似ているため、私はコンサルタントならばモチベーション高く仕事を続けられると思いました。 次に、ゼミで企業について研究をしていたこともあって、経営陣の苦しみや戦いについて考えるうちに、自分も近い立場で彼らの一員となって課題を解決して、日本全体を上に押し上げるという大きな目標に挑戦したいと感じたからです
内定者が語る、内定獲得のためのアドバイス
投稿してくれた先輩たちの口コミをまとめるとポイントは大きく2点です。
- 論理的な思考力と話し方を身につけておく
- コミュニケーション力などの基礎スキルも重要
DTCの選考では論理的な思考力が評価されます。根拠のない曖昧な回答や、矛盾のある支離滅裂な回答はしっかり突っ込まれるため、常にロジカルな回答をすることを心がけましょう。
ただし、熱意やコミュニケーション力といった基本的なスキルもしっかり評価されるとのこと。実際に、面接ではガクチカを徹底的に深堀されていました。論理性のアピールにとらわれすぎずに人柄を伝えることも大切です。
内定をもらうために大事なことを教えて下さい
まず、第一に論理的思考力とそれを感じさせる話し方はトレーニングしたほうが良い。実際にインターンでもコンサルタント業務をすることがあり、どの面接においても自分の話したいことや考えをわかりやすく簡潔にかんがえたり原因がどこにあるかを考え、明確に伝える能力は見られていると思います。それができればどの学歴でも平等に見てもらえるので、学歴とかは関係なしに頑張ってもらうと良いと思います。また、論理的思考力だけでなく様々な人とのコミュニケーションをする仕事でもあるので、初めての方でも物おじせず話せたりといった一般的なコミュニケーション能力も持っていると通過できる可能性が上がると思います。
内定が出る人と出ない人の違いを教えてください
どうしてコンサルタントになりたいのかという自分なりの答えが出ている人と出ていない人で明確に分かれると思う。コンサルタントは待遇が良いという部分などを見て見て志望している人もいるがコンサルタントの仕事の本質が自分に合っているかを言語化できる人でないと内定は厳しいと思う。
内定したからこそわかる選考の注意点を教えてください。
ある程度の頭の良さとかは勿論、絶対条件的にはあるでしょうが、コンサルタント会社といえども最終的に見ているのは「コミュニケーション能力」「やる気」です。コンサル会社だからといって論理性ばかり意識してしまうと、上記のような点で足をすくわれる可能性があります
DTCの選考では企業マッチをアピールしていこう
ここまで、DTCの本選考の概要をまとめてきました。DTCの選考では、自分の能力そのものよりも、考え方や今までの経験がいかにDTCに合っているかを志望動機やガクチカでアピールできるかがポイントになります。
ここで紹介したのは先輩が投稿してくれた口コミの一部です。更に詳しい口コミもあるので、ぜひ読んでみてくださいね。
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この記事を書いた人: 就活会議編集部
就活会議の編集チームです。就活生の皆さんの役に立つ「企業と面接のリアルな情報」を発信しています。体験記・ESは 会員登録 すれば見放題! YouTubeチャンネル も配信中です!