【学生の人数】1人【面接官の人数】7人【面接官の肩書】局長、常務、社長などの役員クラス【面接の雰囲気】年齢層も高く、2次面接までのフランクな雰囲気とはさすがに異なりある程度の緊張感があったが、それでも他社と比べ気さくに話してくれる面接官が多く、あまり緊張しないで臨めた。【今の時代に出版社にできると思うことを教えてください。】私が、今の時代に出版社にできると考えることは、過去のことも含めて、世の中に本当に必要で意味があるということを、活字という媒体を通して、社会に問いかけていけるということだと思います。昨今は、インターネットの普及で、誰でも最新の情報にアクセスでき、また、自らの考えを発信できる世の中になってきたと思います。しかし、それでも、ネットの情報の信ぴょう性の低さや、あまりに膨大な情報が錯綜していることなどを鑑みても、価値ある情報が然るべき人に届くとは必ずしも言えないはずです。そのような時に、プロの編集者が、時勢を見て、様々な人やデータを通して、世の中に問うべき価値が詰まった本をコンスタントに出版していくことは、混迷を極める現在において、なくてはならないことだと思います。そのプロセスを持っていて、なおかつ、図書館や書店にそれらを活字という財産として残すことのできるというのは、出版社にしかできないことだと思います。【学生時代に多くされた海外旅行の経験を、どう本作りに活かしていけるかと考えていますか?】まず、一人で計画し、一人で旅行をした経験は、個人作業が多いという編集者をするにあたって、段取りや計画、編集作業において、必ずプラスになる経験なのかなと考えています。また、海外旅行で得た語学力やコミュニケーション能力は、志望部署においてもそれ以外の部署でも、仕事に活かせる機会があると思っています。また、一番大きいこととしては、海外旅行で得た、知見や日本にいては考えなかったことなど、そのような経験の総体が、編集者という職業をするにあたって非常に大きな財産になるはずです。とりわけ最近は、旅行ものや、海外の文化、政治経済などを扱った本に対する関心が大きくなっていると感じるので、そのような本作りにおいてはもちろんですし、どのような本を作るにも、海外を旅して得た知識や知見は役立てていけるのかなと思っています。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】まずは、どうしてもこの会社に入りたいという熱意を伝えきれたのが良かったのかと思います。また、役員相手にもあまり物怖じせず話せたことで、印象を残せたのかなとも感じます。質問に対する答えも、それまでの選考の集大成となるようなことが多く言えたので、手ごたえはありました。
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