1次面接
【学生の人数】1人【面接官の人数】1人【面接官の肩書】不明【面接の雰囲気】個室で行われました。とても穏やかな雰囲気で行われ、全く緊張せずに面接をすることができました。1つの質問に対して掘り下げていく形式でした。【あなたが学生時代に頑張ったことを教えてください。】ゼミの論文共同執筆活動に注力しました。この活動は、3か月間、週に5日~7日の頻度で会議を行い、同期18人全員で1つのテーマに向き合いました。私はこの活動に「同期全員の力を合わせて論文を書き上げ、国際学会で研究発表をする」という目標をもって取り組みました。実際に議論を始めると、18人の個性が衝突し合いました。独創的な発想をする人は現実的な考え方をする人と毎回口論になり、収拾のつかない状態になることが何度もありました。そのせいか、次第に発言力の弱いメンバーの意識は薄れ、1部のメンバーだけが議論に参加するようになってしまいました。会議を始めて1ヶ月経ったある日、遂にメンバーの半分が会議を欠席してしまい、活動継続の危機という最大の困難に直面しました。そこで私は全員の意識を高め、全員が議論に積極的に臨むことでこの困難を乗り越えようと2つの行動を起こしました。第1に、全員に「論文を書く上でどう成長していきたいか」を言わせることです。普段は殆ど発言をしない子の「自分の意見を、自信をもって発言できるようになりたい!」という言葉や、リーダーの「頼りない自分を変えたい。皆にとって必要不可欠な存在になりたい!」という心からの言葉が皆の胸に刺さりました。こうしてそれぞれに熱い想い・目標があることが分かり、その後の議論に一体感が生まれていきました。第2に、各人の長所を把握し、議論の展開に応じて適切なメンバーに意見を求めることです。統計分析に詳しい人、文章を書くのが得意な人など、議論において全員が長所を生かせるよう努めました。その結果、独創的な発想をする人や、発言力の弱かったメンバーも生き生きと議論に参加するようになりました。このような私の行動がきっかけとなり、皆が少しずつ1つにまとまっていくのを感じました。ただの意見の潰し合いから、意見の高め合いに変化していき、1部のメンバーだけが参加する議論から全員が参加する議論へと進化していきました。こうして完成した論文は、紛れもなく「18人全員の力を合わせたもの」となり、指導教授には「過去20年の中でも最高の論文だ」という言葉を頂きました。今年の9月には目標としていた国際学会での研究発表も控えています。ゼミの同期18人と互いの個性を尊重し合い、本音でぶつかり合い、本気で語り合った3か月間は、何ものにも代え難い大切な思い出です。【その経験を通して、あなたはどのように成長しましたか。】私は論文執筆活動に臨むまで、人前に立って話したり、まとめ役をかってでることが苦手でした。しかし毎日のように18人で語り合いぶつかり合う経験を経て、人の意見をまとめたり、意見を言うのが苦手な人の意見を代弁することができるようになりました。周りからもその点を評価してもらえたため、論文執筆後のゼミの企業との合同ケースにおいてリーダーに選ばれました。そして、そのケースにおいてもチームメイト8人の意見をまとめたり、チームメイトの長所を把握して適材適所のタスクを振り分けたりすることができました。その結果、ケースの発表において社長賞を受賞することができました。このように私は論文執筆活動を通して人前に立って行動することができるようになりました。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】ひたすらガクチカの掘り下げでした。わたしはガクチカに関してはかなり入念に人に伝える練習をしていたので、うまく伝えることができ、その点を評価していただけたのだと思います。その場で作った答えでは通用しない面接だと感じました。
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