【19卒】ネットプロテクションズの夏インターン体験記（理系/ビジネスコース）No.1480（京都大学大学院/男性）（2018/2/1公開）

新規事業を造ることの難しさと議論におけるビジョンの重要性については，数あるインターンシップの中ではトップクラスで感じることができるものだと言える．5日間とやや長めの日程を設定していることもあるが，企画やフィードバックが念入りに作りこまれているので，一言ではまとめ難いが，密に学び続けることができると思う．

実際にある事業のビジネスモデルであったり，市場規模やBS,PLといった会計の基礎などは知っておくべきだったと思う．前提知識があったほうが当然だが質の高い議論ができたと思う．

社員の方との接点が密にあったから．具体的な業務内容についてはほとんど何も得ることはできなかったが，どのような属性の人たちが，どのようなマインドで事業と向き合っているのかは感じることができたため，想像しやすいと思う．また，実際にオフィスの中で作業するので，職場の雰囲気は感じることができる．

風土があっていると感じたから．能力や適性については当然，選考を通じて判断される部分であるが，志向性は調整可能と思う．主体的に行動していける人を求めており，ポジティブな行動力と思考の深さがあれば志向性としての適性はありそうに感じた．早期に社風を知ることができることは，サマーインターンの長所であると思う．

志望度は上がった．理由は，純粋に社員の方々が魅力的に見えたから．他社のインターンシップに多数参加すると比較がしやすいが，基本的に主体的で深い議論を好む人が多い印象があった．また，ストック型のビジネスをしているので長期的な利益のためにリソースを割きやすいらしく，組織作りや企画に社員全員の意識が向きやすい社風も魅力的に映った．

インターンシップの選考を通過している人は，本選考におけるグループディスカッションが免除になるから．ただし，おそらくグループディスカッションの比重は選考においては高くなく，それ以上に自己分析をしっかり行い，今後どのようなキャリアを築きたいのかを明確化しておくことのほうが重要である．

インターンシップ参加後も，社員の方との交流の機会はある．正式な企画があるというよりは，双方の予定を見ながら，キャリアの相談に乗ってもらったり，最近の関心事について話をしたりすることが多いと思う．

ITコンサルタントという職種に漠然とした適性を感じており，コンサルティングファームやITベンチャーを中心に志望していた．特に大手やベンチャーといったくくりはナンセンスだと考えていたので，最新のテクノロジーを常に用いて仕事ができそうな業界は何か，長期的安定とは何かを考えながら可能な限り広く業界を見ていた．

いわゆるITベンチャー企業への志望度が高まった．少なくとも，既に仕組みが出来上がってしまい，人ではなく仕組みに投資しているいわゆる大企業への魅力は感じられなくなった．ITと言っても広く，どのような技術に興味があってどのようなかかわり方をしたいのかはインターン参加後もまだ明確化されていなかったので，goodfindで紹介されるような企業を中心に研究するようになった．