私は、自分自身を3Cで表すことができます。それは、Challenge, Communication, Creativityの3つです。これらは全て、私が所属する研究室での研究活動から学び、身につけたものです。
私は難治性遺伝子疾患である嚢胞性線維症(Cystic Fibrosis:CF)の新規治療薬開発に向けた基礎研究を行っています。現在CFに対しては有効な根本治療は確立されておらず、根治療法の開発が望まれています。CFは原因遺伝子であるCFTRに遺伝子変異が入ることで細胞内での分解が促進され、機能不全となり症状を呈します。そこで私は、CFTRの分解を促進する因子Aに着目し、因子AがCF治療薬のターゲットになるかを担当しています。研究を進めていくと、因子Aはある分解経路Bに関与する可能性が示唆されました。私が所属していた研究室ではその分解系の研究経験が浅かったため、自ら評価系を構築する必要がありました。そこで私は、数多くの分解経路Bに関する論文を読み、学会等で情報を収集しました。自分の専門ではない実験手法や評価系の理解は大変でしたが、新たな視点による発想が得られました。得られた知見を基に実際に所属研究室で行えるような評価系を抽出し、実験計画を立てました。実際に実験を行うと予想していたことと異なる結果が出ることもあり、「私にはできないのではないか」と不安になりました。しかし、実験条件の変更や、違う視点から似た実験を行うなどして粘り強く探求しました。さらに、先輩や指導教員と幾度となくディスカッションを行い、助言をいただきました。この経験から私は、新たな評価系を確立するための創造力や新しいことに挑戦する力を養うことができました。また数多くディスカッションを行なったことで、指導教員や先輩とのコミュニケーションに抵抗がなくなりました。
今回、貴社のCMIC’S CREEDを実現するための「W&3C」を拝見し、この3Cと私の強みである3Cに多くの共通点を見つけました。この共通点と今までの研究活動を通じて得た知識や経験を活かして、貴社では先輩社員や同期と積極的にコミュニケーションをとり、新薬のプロトコルを創造したいと考えております。さらに、持ち前のチャレンジ精神を活かして様々な医薬品の開発プロジェクトに携わりたいです。よろしくお願いいたします。
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