■テクノロジーの発達によって今後なくなる仕事の一つ:コンビニ店員
□根拠や事例:amazon goやローソンとパナソニックの共同研究を始めとする事例やテクノロジーの実証は現在進行形で進んでおり、遠くない未来にコンビニ店員はテクノロジーによって代替される可能性が高い。
■コンビニ店員がテクノロジーに代替される事で生じる世の中に対する具体的な影響の大きさ:
□影響1. 労働人口の数
→2017年9月度の店舗数は55,313店(※1)である。1店舗は平均として15~20人のパート・アルバイトを雇用し、店舗運営を行っている(※2)。従って、830000人程度が現在においてコンビニでパート・アルバイトに携わっている可能性がある。そして、この数十万人の店員がテクノロジーによって完全に代替され、仕事を失った時に世の中に与える影響は大きい。つまり、コンビニ店員の代替という点だけで考えると数十万人の労働人口が減少することによって、失業率や失業者の数が増加する。失業者が増加すると、収入が得られなくなる。その結果として、社会全体として余暇時間の増加や自殺率の増加を始めとする、マクロ経済学的な影響が世の中に与えられる。
□影響2. 利用者の数と利便性
→2016年度の年間来店客数は172 億 785 万人となっており(※3)、現在の日本の総人口1億2672万人(※4)で割ると、単純計算で国民一人当たり年間135回来店するという結果が得られる。つまり、現代を生きる人間にとって欠かせないインフラ的な役割をコンビニが担っていると言える。そのため、コンビニ店員がテクノロジーに代替されることによって利便性が高まった時に、世の中の多くの範囲に影響を与えると考えた。
仕事が代替された際に、上記2つの具体的な影響が大きく社会に与えられると考えた。
参考:
http://www.jfa-fc.or.jp/particle/320.html
※1…コンビニエンスストア 統計調査月報 2017年 9月度
※3…コンビニエンスストア統計調査年間集計(2016年1月から12月)
http://www.sej.co.jp/owner/study/faq/
※2…セブン-イレブン・ジャパン 「お店の運営について」
http://www.stat.go.jp/data/jinsui/new.htm
※4…総務省統計局_人口推計(平成29年(2017年)5月確定値,平成29年10月概算値) (2017年10月20日公表)
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