
京成電鉄株式会社
職種: 総合職
通過
- Q. 学生時代に最も苦労して取り組み成し遂げたこと
- A. 学外のバレーボールチームのコーチとして、選手たちと共に試合で勝利を目指したことだ。人の役に立ち、頼りにされたいという想いから取り組んだ。しかし、当初は技術不足が原因で私は選手に不信を抱かれ、「こんなコーチでは不安だ」と言われていた。歴代のコーチのように技術で信頼を得ることができない私は、従来のコーチ・選手の関係を改善することで信頼関係を築こうとした。従来の上下関係では双方の意見交換ができておらず、改善できれば指導に選手の意見を反映させることができるようになり、さらに強いチームになることができると考えたからだ。まずは、粘り強く対話を繰り返した。その際に、力不足の自分は選手の意見を指導の参考にしたい、と伝えることで自分をさらけ出し、選手たちと腹を割って話をすることを心掛けた。また、自主練で技術を磨いたり、教本で知識を身に着けたりして、対話だけでなく行動でも熱意を伝えた。こうして選手と意見交換をするようになった私は、信頼の獲得と本音を聞き出すことが可能になり、選手の意見を活かした指導をすることができるようになった。チームは5年ぶりに試合で決勝リーグに進出し、私も選手から頼られる存在になることができた結果、「コーチに指導してもらえてよかった」と感謝されたことは忘れられない。自分をさらけ出して人と向き合え、人のために努力を厭わない性格が、選手と信頼関係を築き上げることに繋がったと自負している。私はこの経験で、「自分なりの視点を持つこと」と「根気よく熱意を示すこと」が困難に向き合う際に重要だと学ぶことができた。社会に出て困難に立ち向かう際も、がむしゃらに取り組むだけでなく一度立ち止まり別の方法や自分なりの方法を探すこと、諦めずに何度も行動を起こすことを心掛けていきたい。