目立つ役割だけがダンスサークルに貢献しているわけではない、このことに気が付いた大学2年生の夏が私のターニングポイントです。高校時代、同期が少ないこともあり、ダンス部の役職を3つ兼任しましたが、役職をこなすことに精一杯で、ダンスを楽しめなくなってしまった時期がありました。そこで、大学のダンスサークルでは忙しい役割につかずに過ごしていました。しかし、サークルに貢献出来ていないのでは、と物足りなさも感じていました。その時、あまり練習に参加出来ていなかった友達に「学校との両立が大変で、公演を辞退しようか悩んだ時期もあった。けれど、今は次の公演も出たいと思っている。あなたと踊りたい。」そう言われました。その子が練習に出られないことで辛さを感じ、公演を諦めてしまわない様に、私が熱心に振りを教えていたからです。そしてサークルの代表にも、「見きれない所を支えてもらって感謝している」と言われました。この言葉で私は、例え目立つ役割でなくても、サークルの役に立てることに気が付きました。今まで、ダンスの振りを考えたり、皆の前で指導する人だけが、サークルに貢献出来ているのだと感じていたからです。このことをきっかけに、私はサークル仲間130人中の1人として出来ることを常に考え、行動し、3年生で引退する時に、仲間から「スーパー一般人」と呼ばれるほどになりました。貴社でも目立たない仕事こそ行うことで、欠かせない存在と思われる様な行動をして行きたいと考えます。
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