C:大学の講義などで計算、配列の並び替えなど簡単なプログラムを作成しました。一般的なコーディングや関数、バグの改良などの経験を通してプログラミングの基礎や面白さを学ぶことができた言語です。後述するArduinoでもC言語を基本とした言語を使用しており、講義以外でのプログラミングにも活かされています。
Python:大学の卒業研究でRaspberry Piを利用した音源方向システムの開発に取り組みました。無指向性マイクとRaspberry Piを使って距離5mからの音の発生を8方向で推定するシステムを開発し、約65%の精度を実現しました。推定精度向上のためには音声信号をFFT処理するなどさらなるアルゴリズムの改良が必要であると感じ、性能と処理速度との折り合いをつける難しさを感じました。
Arduino:Arduinoと呼ばれるマイコン2台を利用した遠距離通信システムの開発に取り組みました。結果として遠距離通信の実現には至りませんでしたが、Arduinoを利用したソフトウェア開発の基礎を学び、コミュニケーションをとることでチームでの開発が素早くなることや開発の目標をあらかじめ具体的に設定して進捗を確認していくことの重要性を身を持って学ぶことが出来たと感じています。
MATLAB:大学の講義で数値解析を学びました。プログラムを作成し、エラーが出たとき、エラーの原因やその時の解決法を逐次メモすることで、プログラムのエラー解消を着実に行うことが出来ると学びました。
LabVIEW:大学院の研究室で利用するデータ解析ソフトの開発に使用しました。フロントパネルと呼ばれる表示部分におけるグラフ、画像、操作ボタンなどの配置を考えることで、他の人が利用する際の使いやすさや分かりやすさを考慮することが大切だと感じました。また、利用者から依頼されて定期的にソフトウェアを改良していくため、依頼された課題を要点的に抽出することや依頼に素早く対応する習慣が身に着いたと感じています。
5.アルバイトやインターンシップの経験がある方は、エピソードを書いてください。
アルバイト:スーパーマーケットの清掃のアルバイトを3年間続けています。基本的にお客様と接する機会の少ない職種ですが、お客様に商品の場所を尋ねられた時、自分が分からない商品はすぐに他の社員の方に聞くなどして、お客様を待たせないように心がけていました。
インターンシップ:2016年の夏に半導体関連事業メーカーのインターンシップに3週間程度参加しました。参加したテーマは、Arduinoというマイコンを利用して電力調整システムを作成するものでした。実習では、マイコンや回路を含むハードウェアの部分と、マイコン内部のプログラムや操作画面のGUIなどのソフトウェア部分における接続を考慮するのが難しく、苦労しました。システムの仕様として8チャンネルの信号を別々に制御する必要があったのですが、プログラムの拡張性を意識しながら各プログラムにおける信号の伝達を簡便に行うことが出来るように開発を行いました。作成したシステムは実習先の企業で利用されているとのことで、社員の方から感謝の言葉も頂きました。この経験を通してプログラム同士の信号の接続を工夫し、実装する能力が磨かれたと感じています。
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