22卒 インターンES
メカエンジニア
22卒 | 慶應義塾大学大学院 | 男性
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Q.
志望動機(500文字以内)
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A.
私が貴社のインターンシップのコース21を志望する理由は二つあります.一つ目は,貴社の設計に関する最新技術に多数触れられ,設計者として学べるものが多いと考えたからです.5Gコミュニケーションデバイスはこれからの時代,産業の基盤となるほど重要な物であり,貴社もその開発に注力していると存じます.高い技術力が必要となるこのコースでの,ハイレベルな課題に取り組むことで,現在の自分の能力を見極めるとともに,今後の成長への礎としたいと考えております.二つ目は,チームで多くの人が使う商品を開発する,ということを経験したかったからです.私は学部で3D CADを学習し,研究室ではオリジナルの実験装置の図面を一から仕上げ,加工会社に作成してもらい,それを用いた実験で得られたデータを元に卒業論文を書きました.自分が構造設計した装置が研究室に届いたときは喜びで胸がいっぱいでした.その時から私は,自分だけが使う装置を一人で設計しただけでこんなにも嬉しいのなら,チームで作った商品が世に出たときの,皆で共有し合う喜びはどれほどだろうと思うようになり,今回はその一部が体感できるこのコースを選びました. 続きを読む
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Q.
興味,関心のあるカテゴリーで選択した領域,カテゴリーで最近注目しているプロダクト・サービスとその理由(200文字以内)
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A.
スマートフォン・スマートプロダクト 貴社のXperia 1 IIに注目しています.理由は二つあります.一つ目はカメラ機能です.特に瞳AFは,貴社のデジタル一眼レフカメラの画像処理アルゴリズムを応用することでできたものであり,幅広い分野で高い技術力を保持する貴社の強みを再認識しました.二つ目は通信規格です.5G対応のみならず,スマートコネクティビティという通信を最適化する技術も搭載しており,AI技術を用いて商品の品質を上げていることに感動したからです. 続きを読む
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Q.
卒業,修士論文や,学科,専攻の授業の中で,最も力を入れて学んでいるテーマの概要を記述してください(500文字以内)
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A.
工学シミュレーションのV&Vです.現在卒業論文で実験した内容をシミュレーションでも行っており,その結果に正当性を持たせるためにはどうしたらよいのかという事を学ぶ為です.V&Vとは,Verification and Validationの略です.Validationとは,シミュレーションにおいて数理モデルが妥当であるかを確認する妥当性確認の意味で,例えば実験結果との比較を行うことでなされます.Verificationとは,シミュレーションにおける偏微分方程式が正しく解かれているかの検証という意味で,例えばシンプルな例でのシミュレーション結果と理論解の比較を行うことでなされます.企業向けのV&V手順書である日本計算工学会標準の中において,研究室においてもできそうなものが,解析計画書の提出と定期的なレビューの実施でした.なので現在私は,シミュレーションを行う前には必ず解析計画書を教授に提出し,モデルの妥当性を確認しており,また1週間に1度,解析計画書と結果を研究室の仲間と教授の前で発表し,議論を交わすことでレビューとしています.今後も私はV&Vについては実践も交えながら学んでいく所存です. 続きを読む
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Q.
ゼミ・研究室で取り組まれている内容をご記入ください.(500文字以内)
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A.
私はアライナーの研究を行っています.アライナーとは透明なマウスピース型の歯科矯正器具です.現在矯正に最も用いられる器具はワイヤというよく見る金属製の器具ですが,ワイヤは目立ち,着脱ができず不衛生という欠点があります.一方アライナーは透明で目立たず,着脱可能なため衛生的な矯正器具です.しかし歯科医の意図せぬ歯列移動が生じるという問題が報告されており,主の座をワイヤに取って代われないといった事情があります.12歳の頃ワイヤによる矯正をしていた際に,歯が痛くて眠れない時も外せず,もどかしく感じた事や,目立つため友人に揶揄われたといった経験から,私は日頃からアライナーの普及に努めたいと考えており,機械工学科でありながら昭和大学歯学部と連絡を取り,共にアライナーに生じる問題を解決するための研究を行うことにしました.まず矯正中のアライナーの変形を計測するために,アライナーを矯正時の様に変形できる装置を独自に開発しました.その装置を用いた実験の結果,歯の曲率が変形に大きな影響を与える要因であることが分かりました.現在は装置の改良に加え,シミュレーションを用いてより複雑な状態での変形を測定しています. 続きを読む
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Q.
学生時代に力を入れたこと,学業でも学業以外でも(500文字以内)
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A.
私が学生時代力を入れて取り組んだことは,3D CADによる機構設計です.一から図面を作りあげ,半年で納品しました.私が設計に取り組んだ理由は,卒業論文のテーマに選んだ歯科矯正学は,機械力学的考察を加えている先行研究が少なく,実験方法から実験装置まで,全て自分一人で考え,作らなければならなかったからです.授業でもCADを用いた設計については一通り学びましたが,実際に加工会社に製作を依頼する際にはより精密な図面の提出が求められ,再び機構設計についてより詳しく勉強しました.しかし,実際に装置を設計して感じたことは,CADが使えるからといって設計ができるようになるわけではなく,製図や力学などの様々な知識が必要であるということでした.実際に,ソフト上では一見問題なく動くように見えていても現実では部品同士が接触してしまう構造が存在したり,応力集中が生じ,破損の可能性がある部品を見過ごしてしまったりと,何回も修正を加える必要がありました.加工会社の助言もあり,半月ほどで納品にまでいたりましたが,今後,現在の装置に改良を加えたものを作成するために,機構設計については現在も学習中です. 続きを読む