元々、私は自動車業界にそれほど関心がなく、車についての知識も平均的です。そんな中、私の弟が自動車関連の仕事に就き、生き生きしているのを見て「自動車」や「自動車業界」への関心が強くなりました。その中で参加した「Hondaミライ・ラボ」において、貴社への興味がより強くなり、今回のインターンシップに応募させていただきました。現在、自動車業界は100年に一度の変革期と言われており、「電動化」「自動運転」「カーシェアリング」「コネクティッド」など最新技術が開発されていく中で、多種多様な人材、情報、技術などが必要になってきます。自動車は、安全性能・燃費技術・外装、内装の進化に加え、これらの最新技術を搭載しており、まさに技術の結集であり、そのような面に私は魅力を感じています。私は、一つの事を極めることより、多種多様な幅広い知識を吸収することが得意です。現在の研究においても、電気分野の放電やプラズマの知識をベースに音や光に関する研究を行っています。またこの研究を進めていく中で音場分布を作成する際の画像再構成の経験や、計測の制御に用いているLabviewによるプログラミングの技術も身に付けることができました。また学部生の頃には、電子分野や情報分野の勉強も行いました。趣味においても、音楽やスポーツ・旅行など、興味があることや好きなことが多く、「新しい分野について学びたい」「未経験のことにチャレンジしたい」という思いが強いです。このような性格や考え方はこれからの時代において多種多様な知識を必要とする自動車やモビリティサービスの開発に適任だと感じています。
前述したように、私は現在「音」に関する研究をしており、以前から音楽や音に興味があり大学ではアカペラサークルに所属しています。アカペラとは基本6人組で声のみで曲を演奏する形態です。私は大学まで音楽経験がなかったのですが、アカペラは楽器ではないので比較的始めやすく、新歓ライブでの先輩の姿に憧れてこのアカペラサークルに入りました。しかし、サークル員の半分以上は音楽経験者の上、200人以上の大規模なサークルのため、グループを組む際には積極性やコミュニケーション能力が必要です。最初の頃は、積極的に先輩を練習に呼んだり、ライブを見にいったりしました。学年が上がり自信がついてくると、後輩をグループに誘い、積極的にグループのリーダーを務めました。アカペラは特にメンバー6人の仲の良さや雰囲気が演奏に表れやすく、私はグループとしての一体感を大切にしてきました。その中で学年や練習の意欲が違うメンバーをまとめることは難しく、目標が定まらなかったりメンバー同士の衝突もある中で、個人に連絡をとったり、練習とは別に話し合いを設けることによって乗り越えてきました。さらに学年が上がると独学で楽譜を書き始め、グループの成長と共にライブの規模が大きくなっていきました。サークルライブのトリを務めたり、学祭のフィナーレに出演したり、九州全体の大会で優勝することができ、グループとして何かを成し遂げるときの喜びや自分自身の成長を感じました。ライブができない現在は、オンラインで行うリモートアカペラに挑戦しています。元々、消極的で人前に立つのが苦手な私ですが、このアカペラサークルでの活動を通じて、自分の中で自信が生まれ人前でも堂々と話すことができるようになったと感じています。このことは研究テーマのプレゼンテーションやミーティングにおいて生かすことができていると思います。またリーダーとしての経験を通じて、統率力やマネージメント能力が身に付きました。企業においてもチームで活動することがあると思いますが、私の経験を活かすことができると考えています。
私がこれまで最も重視してきたのは、人とのコミュニケーションであり、サークル活動の中ではもちろんですが、普段の生活の中でも意識してきました。大学一年生の頃から行ってきた個別指導の塾講師のアルバイトにおいても、生徒とのコミュニケーションを大切にしてきました。授業時間の中で生徒にただ授業を教えるだけでなく、学校生活の様子やその子の好きなことに対しての話を引き出すことによって、円滑な会話が生まれ、しっかりと解説を聞いてくれて、生徒が質問しやすくなります。また授業時間以外にも積極的に話しかけることで親しみやすい先生を目指していました。現在、私は英語でのコミュニケーションに力を入れており、研究室の留学生と積極的に会話を行い、また共同研究先のミャンマーの学生と週に一回ミーティングを行っています。日常会話レベルであっても、英語が円滑に話せることは社会に出てもかなりの強みであり、人生が豊かになると思います。学生のうちに、国際学会の発表など様々な経験を積み、より英語力が向上するように努力したいと思います。
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