私の挑戦:大学のビジネス・アイデア・デザインの授業
Challenge①:苦手だったクリエイティブな発想力への挑戦
私は長年続けてきたテニスで、いかに勝つか考えるために分析的な思考力を鍛えてきました。それは大学に入ってからも同様で、ゼミで研究に取り組む中で洗練することができました。
しかし、いわゆる0→1という発想力に自信がありませんでした。あるときその状況をふと逆に捉えると、「発想力を身に付ければ分析力と発想力を兼ね備えた逸材になれるのではないか」と思い、新規事業を生み出すという発想力を求められる授業に応募しました。
Challenge②:リーダーに立候補
この授業では8班に分かれます。その班作りの際に初めにリーダーを立候補制で決めました。周りは過去にビジネスコンテストで優勝したことがある人や起業をしたことある人達ばかりでしたが、「自分を本気で変えたい」「どうせならやれること全てやってみよう」と思い、立候補しました。他の人は立候補した人の演説を聞いて、どのリーダーのもとに入るか決めますが、経歴上見劣りするせいか初めに私のもとに来てくれたのはたった1人だけでした。あとから4人来てくれましたが、このとき非常に悔しい想いをしました。
Challenge③:優勝に向けて
私はその悔しい想いを胸に、「素人リーダーが率いるチームで1位を取ったら面白いよね!」ということで1位になることを目指しチーム一致団結しました。
しかし、チームは学年も学部も性別も異なる見ず知らず同士。初めはちぐはぐしてなかなか上手くいかず順位は低空飛行状態。私は自分のリーダーシップ力に自信を失いかけましたが、絶対に2つのことを心掛けました。1つは皆が居やすく、一緒に議論をしたくなる場を創ること。もう一つは自分が誰よりもひたむき努力することです。自らの経験上、笑顔が絶えず、自分の内面も打ち明けたくなるようなチームがどんな困難も乗り越えることができると考えており、そのようなチームを作るには仲間に「協力してやろう」と思わせるほどリーダーが圧倒的な努力をすることが大切だと考えていたからです。
結果
チームの醸成に心掛けた甲斐あって、後半から力を発揮することができ、授業内評価で1位を獲得することができました。最終的に本物の投資家の前でプレゼンテーションをする機会を得て、投資家に私達が考えたビジネスアイデアを5万円の値を付けて頂くことができました。
この経験から、発想力を身に付けることに成功しましたが、それ以上に大きな自信を得ることができました。それは限りなく自分にとって分が悪い状況でも、自分の努力や工夫、そして仲間の支えがあれば克服することができるということを知ることができたからです。しかし、この成功体験におごらず、これからは得た自信を武器に、どんどん新しいことに挑戦していきたいと思っております。
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