・「企画」という名の応援合戦
母校の応援合戦は、他の中学の応援とは一味違う。全員が集団色に身を包み、「企画」と呼ばれる10分間の自由演技を行う。
私は演技や陣形の構成を1から考えた。
・「新しさ」を求めて・・・
例年、使われる曲や演技の形というのはある程度決まっており、私はその概念を取っ払いたかった。つまりは「新しさ」を重視した。
複雑な陣形や、あえてスローテンポな曲をチョイスするなど、今までにはない試みをした。
・結果
結果は2位。優勝を逃した原因は、「息が合っていない」ということだった。優勝したチームはシンプルながらも全員の息が合った演技であった。能力も意識も異なる1〜3年生100人以上をまとめる、という根底にある部分をおろそかにした結果である。私は、多くの人に何かを伝えるときはシンプルでもいいから明確に意図を伝えることが大切であるとこのとき学んだ。
<高校:学校祭で頑張る(写真:左)>
・自分にしか書けない台本を
中学では悔しい経験をした。高校生になり、部活ではキャプテンを務めつつも、学校祭ではクラス演劇の台本を任された。(クラス演劇は3年生しか行わない)
クラス演劇の順位は、1.2年生の投票によって決められる。私のクラスは運動部が非常に多かった。ということはつながりのある後輩の数も必然的に多い。
私は、各部活の人気者がより目立つように、こすいほどにキャラクターを押し出した台本を作った。クラスでも比較的多くの人と仲良くしていたこともあり、その人の性格や立場を上手く汲み取った配役、内容の調整をした。
・中学の経験を生かしたダンスの構成
劇中にダンスを組み込む、これもまたセオリーである。他のクラスはEXILEやハイスクールミュージカルなど、カッコよさを求めた構成であった。これもセオリー通りである。一方私は、10分くらいで考えたテキトーな振り付けを、とにかく全力でそろえて踊る!ということを意識し、会場を沸かせることに成功した。これは中学での反省を見事に活かすことのできる結果であった。
・結果
内心「もらった・・・!!」と思った。結果はまたしても2位。慢心であった。キャラクターを押し出すことを考えすぎ、内容が薄っぺらすぎた。目先の利益を求め一部の人間に支持されることも大切ではあるが、それ以上にもっと多くの人に支持されるべきものを作らなければ、大きな感動は得られないと感じた。
写真は、学校祭中に行われるライブでのMCをしている姿であるが、とてもすべってしまった。慢心であった。
<大学:新入生対象の企画の責任者を務める>
大学では新入生を対象とした企画の責任者を務めました。このことはもう一枚のエントリーシート含め、面接でぜひお話しさせてください。
私は学生時代の多くのイベントで、企画の構成や台本作りなどを率先して行ってきました。それはあくまでも学生レベルの話ではあると思います。しかし、人を喜ばせる、人に感動を与えるということに対してアイディアを絞り
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