今回志望したポストは、フィリピンやベトナムにおける交通計画に関するプロジェクトです。私にとって、本ポストに応募する意義は2つあります。一つは、私が将来関わっていきたい途上国の生活水準上昇にダイレクトに関わるプロジェクトだからです。交通網の改善、発展は人・モノの動きを活発化させ、生活水準の向上に直結するのです。私は将来開発が遅れている地域、特に紛争が収まらない地域での生活水準向上に関わっていきたいと思っております。フィリピンやベトナムはそういった地域と比較すると紛争もなくある程度開発が進んでいる状態です。始めから何もないところで交通網を作り上げていくのはなかなか想像つかない大変な作業なので、将来そういった地域の開発をするための第一歩として、フィリピンやベトナムの交通網の改善について学びたいです。2つ目の意義は、開発コンサルタントという仕事について学べるということです。開発コンサルタントは途上国のどういった部分に問題点を見出し、それに対してどのようなアプローチで解決策を絞り出すのか学びたいです。そうすることで、将来自分か実際に開発や支援を行うときに、何から手を付けたらいいのかわからないという状態にならなくて済むでしょう。そういう意味では、現地の協力者や、開発への反対者に対する接し方についても学べることを期待しております。また、途上国開発では、実際に計画を立てる官庁の方もいれば、それを支援する国際機関の方、それから計画を実行に移す業者の方まで様々います。その中でも、開発コンサルタントはそういった途上国開発の計画から実行という上流から下流まで、全部を見渡すことができます。開発の様々な側面を見て最善の策を決定する開発コンサルタントの仕事を知ることで、開発に関して広い視野を持てるようになります。そして、このように開発コンサルタントとして様々な開発に関わる方を見ることで、自分が開発に関してどういった側面で将来貢献したいか定めることができると思いました。最後に、今回のインターンシップを通じて、開発はその国の人々の本当の幸せにつながるのか考えたいと思います。先進国の形を押し付けているだけではないのか。開発の意義とは何なのかについても考えたいです。
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