1次面接
【学生の人数】4人【面接官の人数】3人【面接官の肩書】人事、編集長、若手の営業【面接の雰囲気】一次面接にしては、面接官の年齢層も高くリアクションも意図的にか薄かったために、なかなか堅い雰囲気だったと思う。ただ、若手の営業の方は時折笑顔も見せていた。【(アガサ・クリスティーの本を数冊見せられて)これらの本を売る戦略を考えてください。】私は、本屋のPOPと連動した売り方が良いと思います。SNSなどでのマーケティングや宣伝が普及してきた現在においてはやや古典的な方法かもしれませんが、それでも書店で気の利いたPOPが元で本の売り上げが伸びるということはままあることで、特に、クリスティーのように知名度のある作家ならば、知名度も面白さも知られているが、なんとなくきっかけがなくて読まないという読者層が相当いると思うので、そういう読者がふと書店で見かけて、POPに興味をもって手に取るということを狙う戦略は、効果的だと思います。例えば、著名人や有名な作家の推薦文を大きく載せたり、ドラマ化と連動して、出演俳優のコメントなどを載せたPOPを作ることは、ライトな読者層にも訴える効果があると思います。【(ESを元に)あなたの読書傾向や量について詳しく教えてください。】読書量としては、平均15冊ほどの本を読みます。一番よく読むジャンルは海外文学です。特に早川epi文庫や新潮クレストブックなどのレーベルの小説をよく読みます。例えば、トニ・モリスンの『青い目が欲しい』に強い衝撃を受け、アメリカやその他の多民族国家における人種問題を描いた小説、学術書などを継続的に読んでいます。また、日本の作家では、宮内悠介さんや、伊藤計劃さんなどが好きです。アメリカ留学中にトランプ当選の瞬間に現地で立ち会って以来、『1984年』や『侍女の物語』、「ハーモニー」などのディストピアもののジャンルに興味があり、これからも開拓したいと思っています。SFやミステリなどは正直あまり詳しくないので、これから読んでいきたいと思っています。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】雰囲気に気圧されたのもあり、正直あまり手応えはなかったが、自分の言葉で、好きな本やその理由、なぜ出版社なのかということを伝えられたのが大きかったのかなと思います。
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