大学3年生の時に、4年に1回フランスで開催されるPBP(パリブレストパリ)という1200kmを90時間以内に自転車で走破する過酷なロングライドを完走したことです。ただし、周りに詳しい人もおらず、全てが0からの挑戦でした。PBPに参加するには、国内で200・300・400・600kmを制限時間内に走る必要がありました。初めて国内のPBP出場資格を得るためのロングライドに参加した時は、寝ないで漕ぐことに慣れておらず、長時間漕いでいると疲労やエネルギー切れになり体が動かなくなることが多くありました。完走するには眠気に耐える忍耐力、自身の体力の強化や管理が必要でした。眠気については、深夜0時から漕ぎ始める練習を定期的に行うことで眠気に慣れるようにしました。体力の強化は学業やアルバイトのない時に河川敷で走り込みをすることで行い、体力管理は無理なペースで走って疲労しないように行動計画を立てることで、対策を行いました。その他、情報収集ではTwitterで過去の参加者の経験談を見つけて参考にし、資金面では機材や旅費に約80万円かかるため、隙間時間を見つけてはアルバイトに励みました。このような入念な準備と対策により、短い睡眠時間の中、全世界約7000名中1321位・日本人約400人中17位・75時間でトラブルもなく完走できました。この経験から、目標に向けて挑戦していく力をより強固にし、未知の世界にも飛び込んでいける行動力を身に着けました。
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