私は、学部4年次から現在まで、Eコマースに関する研究を行ってきました。
ここでは、学資論文研究について詳しく述べたいと思います。
テーマは、消費者の購買意欲に関する研究でした。オンラインとオフラインで得られる様々な情報が、消費者の購買意欲にどのような影響を与えるかについて、定量調査、定量分析を用いて研究を行ってきました。
本研究の中で苦労した点は大きく2つあります。
1つ目は、製品の分類法です。本研究で得られる結果は、製品のタイプにより異なってくると考えられたため、多くの分類指標の中から幾つか選ぶことになりました。しかし、類似した指標が多かったため相応しいものを導き出すことに苦労しました。多くの先行研究から得た情報に加え、先輩からの助言を頂き、最終的に2つの指標を導き出しました。
2つ目は、人間の心理的な属性の考慮についてです。人を対象とする調査を行うため、より精度の高い結果を出すためには、一人ひとりの性格や趣向などを反映する必要がありました。その対策としてより多くのサンプルデータを得ることを考えましたが、本研究では実現できませんでした。その点は本研究の限界として論文に記載しています。しかし、教授や他の先生方に依頼することで実現できた可能性もあった点に関しては、現在も公開している点の1つです。
これらの苦労から、人と相談すること、可能な限りコミュニケーションを取ることの重要さを学びました。今後の糧としていきたいと思っています。
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