高校の部活動で活動時間を放課後から朝に変えるという変革を行いました。私はハンドベル部に所属していました。ハンドベルはチームワークが重要な楽器です。なぜならハンドベルは全員で音を合わせることで曲が完成するからです。そんなチームワークが重要な部活でチームワークの崩壊が起こりました。きっかけは部員が突然1人辞めてしまったことです。放課後の部活が受験勉強に支障をきたすという理由での退部でした。すると退部した部員に便乗して自分も辞めたいという部員が出てきました。部員が減るとハンドベルの演奏は成立しません。長い間一緒に部活をしていた仲間だったので辞めたいと言われた残りの部員は裏切られた気持ちでした。私もこの状況に落ち込みましたが今まで築き上げたチームワークをここで失うのは悔しいとも思っていました。そこで私は辞めたい部員の本意を聞き出すために1人ずつと対話しました。そして彼女達はハンドベルが嫌いになったわけではないことが分かりました。ただ部活に放課後の時間を取られるのがストレスだったのです。私はこの意見から朝に部活をやるという案を考えました。朝は受験勉強が大変な部員も空いていたからです。朝に部活をしてみると部員は部活本来の楽しさを思い出していきました。そして部員全員が自然に会話するようになり部活を復活することができたのです。私はこの経験から2つのことを学びました。1つ目は問題が起きた時は冷静になって解決策を考えることが大切だということです。2つ目は話しにくい相手でもこちらが真摯に向き合えば心を開いてくれるということです。私はこの経験を生かして問題発生時に頼られる存在になりたいと思います。
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