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CREATED ON 2021.08.27 | UPDATED ON 2023.09.25

【就活ガイド】サントリーホールディングス株式会社の企業研究〜企業分析で選考突破〜

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この記事は、就活会議の会員が投稿した体験記にもとづいて作成・編集をしています。就活会議の会員は現役の学生であることを確認しています。
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就活をする上で絶対に欠かせないのが企業研究です。この記事ではサントリーホールディングス株式会社の基本情報や、先輩たちが実際に行った企業研究方法をご紹介します。サントリーの選考を受ける前にどのような会社なのか、その特徴をしっかり理解していきましょう。

【企業研究】サントリーはどんな会社?

まずはサントリーについて理解しましょう。 ここではサントリーの選考に通過した先輩たちが行った企業研究と、その社風などをお伝えします。

サントリーの会社概要と社風

まずはサントリーの企業概要と社風をみていきます。

サントリーの基本情報

会社名 サントリーホールディングス株式会社
業界 飲料、食品
本社所在地 大阪市北区堂島浜2-1-40
事業所 3ヶ所(アネックスビル、サントリーワールドヘッドクォーターズ、田町オフィス)
創立 2009年2月16日
営業収益 1,333億円
従業員数 462人
資本金 700億円
平均年齢 44.5歳
初任給 2020年4月実績
修士了:月給248,400円
大学卒:月給232,000円
福利厚生 法人会員施設、会員制福利厚生会社サービスの適用、共済会、独身寮、社宅
過去の採用人数 不明
企業理念 【水と生きる】
自然への思い ~水とともに生きる~
お客様に水と自然の恵みをお届けする企業として、
貴重な共有資源である水を守り、水を育む自然環境を次世代につないでいく。

社会への思い ~社会にとっての水となる~
水があらゆる生命の渇きを癒し、潤いを与えるように、お客様や社会にとって
価値ある商品やサービスを通じて、人々の豊かな生活文化の創造に貢献していく。

わたしたち自身への思い ~水のように自在に力強く~
すべての社員が水のように柔軟に常に新しいテーマに
挑戦し、新たな価値を創造する企業であり続ける。
代表者 代表取締役社長 新浪 剛史
事業内容 食品、飲料の製造・販売

参考元:https://www.suntory.co.jp/company/overview/

部門別の事業

サントリーの事業内容についてみていきましょう。サントリーは、飲料を中心に、「食品事業、スピリッツ事業、ビール事業、ワイン事業、健康食品事業、外食・加食・花・サービス関連事業、機能会社、研究開発」を行っています。清涼飲料水や酒類で多くのブランド商品を販売するとともに、国内外で約230店のバー・レストラン・パブを展開するなど外食事業も盛んです。また、世界初の青いバラを開発した実績があるなど、花や青果などの植物関連の事業にも取り組んでいます。 サントリーの仕事は、大きく「土台を作る仕事・ものづくりの仕事・届ける仕事」に分類することができます。以下で、大まかな業務内容についてみていきましょう。

事業 事業内容 業務内容
土台をつくる仕事 経営企画/市場開発 経営企画/市場開発ではさまざまな地域の市場を分析し、サントリーがこれまでの歴史で培ってきたマーケティングや研究開発などの知見を、
世界中のサントリーグループで共有し、世界で勝負します。さらに国を越えた協力体制を加速させ、グローバル化を牽引しています。
原料調達/財務経理 高度な専門性を武器に、事業の枠を超えてサントリー全体を支える領域として、世界を舞台においしさと品質を実現する原料調達。また財務
部門は経営の意思決定をサポートします。
システム ビジネスのエンジンであるITの力で、ビジネス改革をリードしていきます。
ものづくりの仕事 基盤研究 まだ世にない商品の種を探し、前例のないことに挑戦しながら、科学的エビデンスに基づいた魅力ある商品の提供へ繋げます。他社に真似でき
ないOnly1、No.1のブランド創出につながるイノベーションを生み出します。
商品開発 仮説をもって何度も試作を繰り返し、お客様に「新鮮・驚き・感動」を与えられるような中味を追求していきます。商品にいかに自らの感性を
落とし込み、表現するかが商品開発者の腕の見せ所です。
技術開発 「自然の恵み」と「設備」を「匠」が結び、形のない「おいしさ」という答えを、技術の力で具現化していきます。ものづくりのプロセス全体
に関わりながら課題解決に取り組めることがサントリーのエンジニアの醍醐味です。
届ける仕事 マーケティング めまぐるしく流行が移り変わる世の中で、いかに消費者の心を掴むことができるか。「現場・現実・現物」を大切にする、お客様起点の
サントリー流のマーケティング手法で生活文化を創造しています。
業務用営業/家庭用営業 消費者とのブランド接点の場である飲食店や流通業態に対し、それぞれの経営方針に沿った提案営業を行うBtoBtoCの仕事です。市場や消費者の
ことを深く理解する洞察力に加え、お得意様に信頼される提案力と人間力が試されます。

参考元:https://www.suntory.co.jp/recruit/fresh/works/

主力事業とシェア

サントリーの主力事業は、食品(飲料、健康飲料他)が全体の56%を締めます。次いで酒類(ウイスキー、RTD※、焼酎、ビール類、ワイン他)が34%です。サントリーの食品事業では、ブランド強化や新規需要の創造、品質の向上に力を入れています。

コーヒーの「BOSS」は「クラフトボス」シリーズが伸びており、ブランド全体の販売数量は前年同期を上回りました。緑茶の「伊右衛門」の販売数量は前期同期を下回ったものの、「GREEN DA・KA・RA優しい麦茶」の販売数が伸びている他、特定保健用食品「特茶」や機能性表示食品「伊右衛門プラス コレステロール対策」などで積極的なマーケティング活動を行っています。欧州やアジアでも清涼飲料水に力を入れて、売上を伸ばしています。

※RTDとは:「Ready to Drink」の略語で、そのまますぐ飲める缶チューハイや缶カクテル、ハイボール缶などのアルコール飲料。

参考元:https://www.kirinholdings.co.jp/irinfo/private/global.html

参考元:https://www.suntory.co.jp/company/financial/pdf/securities_201912.pdf#page=18

サントリーの社風

サントリーは、「やってみなはれ」という価値観をグループ全体で大切にしています。

やってみなはれ。やらなわからしまへんで。 創業者 鳥井信治郎は未知の分野に挑戦しようとして周囲から反対を受けるたび、この言葉を発して諦めなかったという。
開拓者たる覚悟と責任を問うこの言葉は、時代を超えてサントリーグループのDNAとなり、社員一人ひとりの次の一歩を後押しするドライブとなっている。

引用元:https://www.suntory.co.jp/recruit/fresh/about/history/

Q 社風について教えて下さい サントリーのDNAの1つである、「やってみなはれ」という共通の志を持ち、1人ひとりが個性を発揮し仕事もプライベートも様々な事に挑戦し、そしてそれを楽しんでいる社員が多いです。 ただし、その感じ方は人それぞれ。是非、採用HPやセミナー等であなた自身でサントリーを感じとってください。

引用元:https://www.suntory.co.jp/recruit/fresh/recruit/faq/

開拓者精神とチャレンジ精神を大事にする社風であることが分かります。人事部メッセージで「新しいことに挑戦できる風土がある」「大きな夢にチャレンジ・実現できるフィールドがある」と記されている通り、新しいことに挑戦しながらやりがいを持って働ける企業であるといえます。

 サントリーには誰もやったことのないことや新しいことに果敢に挑戦できる風土があります。さらに、1人1人の強い意志、スピード感のある行動力、一体感溢れるチーム力で、新たな価値を世界中に届けようとしています!

引用元:https://www.suntory.co.jp/recruit/fresh/recruit/message/

 個性あふれる多様な人材がサントリーの原動力であり、多くの新しいこと・オモシロイことを世界中のお客様に届けています。大きな夢にチャレンジ・実現できるフィールドがあります。

引用元:https://www.suntory.co.jp/recruit/fresh/recruit/message/

福利厚生・社内制度

サントリーは福利厚生が充実しています。独身寮や社宅があるため、就職を機に引っ越しをする必要がある就活生も安心です。育児や介護に関する制度も充実しています。また、社内検定などの支援として、ワインソムリエやウイスキーアンバサダーの資格取得支援を行っています。酒類を提供するサントリーらしい支援制度といえますね。

参考元:https://www.suntory.co.jp/recruit/fresh/recruit/faq/

募集職種・募集要項

2022年卒募集要項は下記の通りです。

募集部門 ①ビジネス部門 A日程 B日程
②財経部門
③デジタルテクノロジー部門
④生産研究部門1
⑤生産研究部門2
職務内容 ビジネス部門
国内/海外マーケティング(酒類、食品、健康食品)
国内/海外専門スタッフ(経営企画、人事、広報、法務、知財、財務、経理、SCM、原料・包材調達etc)
国内酒類営業(家庭用量販営業、料飲店営業、営業企画etc)
国内食品営業(家庭用量販営業、自販機営業、料飲店営業、営業企画etc)
財経部門
国内/海外 財務・経理
デジタルテクノロジー部門
デジタルマーケティング(酒類、食品、健康食品)
ITコンサル
営業推進
生産研究部門1・2
基盤研究
商品開発
技術開発
募集資格 2019年3月~2022年7月に国内または海外の4年制大学以上を卒業・修了または卒業見込み・修了見込みの方で職歴のない方。
給与 2020年4月実績
修士了:月給248,400円 大学卒:月給232,000円
諸手当 家族手当、通勤手当ほか
勤務地 全国各事業所、海外
勤務時間 9:00〜17:30
※勤務地により多少異なる
(標準労働時間7時間30分)
保険 健康保険、雇用保険、労災保険、厚生年金保険

参考元:https://www.suntory.co.jp/recruit/fresh/recruit/requirement/

サントリーの強み・競合他社・業界分析

飲料メーカーの競合他社として、キリンHD、アサヒグループ、サッポロと比較してみましょう。単体の当期純利益で見てみると、アサヒグループHDが1位、サントリーHDは2位となっています。連結の売上収益は、サントリーがトップです。 国内市場は、多くの飲料メーカーが存在しています。競争が激しく、人口減少による市場の縮小も見込まれるため、海外市場で売上を伸ばそうと各メーカーが取り組んでいます。サントリーは、2014年にサントリー食品ヨーロッパ社を設立するなど、海外で売上を伸ばすための取り組みを行っています。

競合他社の当期純利益:単体(単位:億円)

競合他社の売上収益:連結(単位:億円)

(2020年)

IR読み解き!深堀り研究〜事業規模・資本構成・ビジネスモデル〜

ここからはIR資料や有価証券報告書を読み解いて企業研究しましょう。

経営方針

サントリー企業サイトのIR情報を基に、経営方針をみていきましょう。

  当社グループは、「人と自然と響きあう」という企業理念のもと、よき企業市民として最高の品質をめざした商品やサービスをお届けし、世界の生活文化の発展に貢献していきます。
 そのために、創業以来、脈々と受け継がれている「やってみなはれ」の精神に基づき、積極果敢に挑戦し、世界で最も信頼され、愛される、オンリーワンの食品酒類総合企業グループを目指し、安全・安心・高品質な商品やサービスをお届けするとともに、お客様ニーズを起点とした、ユニークでプレミアムな需要を創造し続けていきたいと考えています。
 また、創業の精神である「利益三分主義」のもと、積極的な社会貢献にもつとめてまいります。  さらに、水資源の保全・CO2排出削減・資源の循環利用促進等の地球環境保全、サプライチェーンにおける人権の尊重に加え、人々の心豊かで健康な生活への貢献等の取り組みを更に加速させ、サステナビリティ経営を推進してまいります。
 当社グループは、市場環境の変化を的確に捉え、事業基盤を強化するとともに総合力を発揮して新たな価値の創造に挑戦することにより、「水と生きるSUNTORY」として、生命の輝きに満ちた持続可能な社会の実現と更なる企業価値の向上を図ってまいります。グループ一丸となって、「Growing for Good」の実現を目指して、更なる革新と挑戦を続けてまいります。

サントリーは、「水と生きるSUNTORY」として、水資源の保全やCO2削減などの環境保全に取り組みながら、高品質の商品やサービスを顧客に提供していくとしています。サントリーが大切にしている価値観である「やってみなはれ」の精神に基づき、ユニークかつ安心・安全な商品の開発に取り組みながら、世界で愛される食品酒類総合企業グループを目指しています。

売上・財務状況

売上(収益)と利益

サントリーの業績をみてみましょう。サントリーの2020年の営業収益は1,333億円で、2019年と比べてやや下がっています。経常利益、営業利益もそれぞれ下がっており、減収減益となっています。 新型コロナウイルスの感染拡大によって、世界各国で市場環境が変化しサントリーも影響を受けています。飲料・食品について、日本ではオフィスなどでの自動販売機で売上が落ち込みました。また、酒類については、日本・米国・欧州・アジア各国で飲食店の営業自粛の影響を受けており、厳しい状況にあります。 一方、健康志向やEコマースなど、生活習慣や消費行動の変化が加速しており、日本では「金麦<糖質 75%オフ>」や「からだを想うオールフリー」などの健康・機能面を訴求した商品が支持されるようになりました。

2020年12月 2019年12月 前年同期比
売上高 1,333億円 1,368億円 -3%
経常利益 882億円 941億円 -6%
営業収益 840億円 893億円 -61%

参考元:https://www.suntory.co.jp/company/financial/pdf/comment_202012.pdf

対処すべき課題

 当社グループの経営環境は、競合の激化等により厳しさを増すものと予測されます。当社グループはかかる経営環境を対処すべき課題と認識しています。このような課題に対処するため、サントリーグループは、今後も社会と自然との共生を目指しながら、市場環境の変化に迅速に対応し未知なる価値の創造へ挑戦するとともに、経営方針及び経営戦略等に基づき、グローバルに展開する食品酒類総合企業グループとして更なる成長と収益力の強化を図ります。  なお、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴う影響は、地域や販売チャネルにより状況は異なるものの、各国での感染拡大抑制策やワクチンの普及などにより、事業は徐々に回復に向かうものと予測しています。 飲料・食品セグメントでは、基盤強化や構造改革に取り組み、売上成長と利益成長を目指します。  日本では、重点ブランドの強化を継続するとともに、収益力向上に向けた構造改革を更に推進します。欧州では、主要国において、主力ブランドの活性化を進めるとともに、業務用営業強化等、構造改革に取り組みます。アジアでは、清涼飲料事業、健康食品事業ともに更なる収益力強化に取り組みます。オセアニアでは、清涼飲料事業、フレッシュコーヒー事業ともに主力ブランドの強化を継続します。米州では、主力である炭酸カテゴリーの強化を進めるとともに、伸長する非炭酸カテゴリーの更なる拡大に取り組みます。  酒類セグメントでは、スピリッツ事業は、世界中に広がる販路の活用や、プレミアムブランドの育成により、グローバル市場においてトレンドを上回る成長を目指します。日本では、ウイスキーは、「角瓶」「ジムビーム」「トリス」等の主要ブランドを中心に飲用時品質にこだわったハイボール訴求活動に取り組むとともに、「メーカーズマーク」「碧Ao」「知多」等のプレミアムウイスキーを通じ、ご自宅でもより気軽にお楽しみいただける提案を行います。RTDは、「-196℃」「こだわり酒場のレモンサワー」「ほろよい」等の主要ブランドの更なるブランド育成・強化を図り、事業拡大を目指します。ホワイトスピリッツ・リキュールは、「こだわり酒場のレモンサワーの素」「翠」を通じて、お客様接点の拡大や新たな需要創造に取り組みます。また、より一層おいしくお酒をお楽しみいただくため、商品開発から飲用時まで品質にこだわった活動に取り組むとともに、新たな価値を提供する新商品や飲み方提案等、積極的なマーケティング活動を展開します。  ビール事業では、事業の中核となる「ザ・プレミアム・モルツ」「金麦」「オールフリー」各ブランドのバリューアップと新価値提案等により、新たな飲用需要を創造しビール類総市場の活性化を図ります。「ザ・プレミアム・モルツ」ブランドは、新プロモーションを年間で継続展開し、“日常のちょっとした贅沢”として、お客様の生活に浸透させていきます。また、ビール固有の価値である泡にフォーカスした“神泡”を活用し、おいしさを記憶に残す感動体験の創出に注力していきます。「金麦」ブランドは、引き続き季節ごとに味わいを変える“四季の金麦”を展開し、季節の旬の食材・食事との相性訴求を強化していきます。「同〈糖質75%オフ〉」は、“飲みたいけど健康が気になる”人への提案として、おいしさと機能を両立した独自価値の訴求を強化します。また、“ビールも食事も、ガッツリ満足したい”というニーズに応えるべく、“飲みごたえと心地良い後味”が特長の「同〈ザ・ラガー〉」を発売します。「オールフリー」ブランドは、「オールフリー」の中味・パッケージのリニューアルに加え、機能性表示食品「からだを想うオールフリー」で、健康意識の高まる時節を中心に、複数のプロモーションを展開します。  ワイン事業では、お客様の消費行動の変化に応えられるよう、新たな需要創造へのチャレンジとブランド強化に積極的に取り組みます。国産カジュアルワインでは、「酸化防止剤無添加のおいしいワイン。」ブランドや「デリカメゾン」ブランドで、リニューアルや新商品を発売します。輸入ワインでは、ほのかな甘口で飲みやすいドイツワイン「プリンツ ベア」を発売するほか、オーガニックワインの展開を強化します。また新たな需要創造として、「サントリーワインサワー350ml缶」を発売し、ワインを炭酸水で割る「ワインサワー」カテゴリーの浸透を図ります。  その他セグメントでは、健康食品事業では、引き続き「セサミン」シリーズや「ロコモア」等に注力します。また、外食事業では、お客様のニーズを捉えた商品やサービスを提供するとともに、収益力の強化を図ります。

サントリーは、有価証券報告書にて各セグメントの課題を挙げています。 飲料・食品・酒類では、各商品のブランド力強化を継続して収益向上を推進していくことが課題です。ビール事業では「ザ・プレミアム・モルツ」「金麦」「オールフリー」の各ブランドのバリューアップと新価格提案により、市場の活性化を図るとしています。 サントリーが販売している各ブランドにおいて、品質向上や価格変更、プロモーション活動を行い、収益力を強化していくことが課題です。

先輩たちが行った企業研究とそのポイント

企業研究をする際には、同業他社についても知っておくことが大切です。サントリー、アサヒ、キリン、サッポロなどの大手飲料メーカーについてそれぞれの特徴や強みを理解し、「その中でなぜサントリーを選んだのか」説得力のある説明ができるようにしておきましょう。 また、サントリーは「やってみなはれ精神」など企業が大切にしている価値観が明確なため、企業風土について理解しておくことが大切です。開拓者精神とチャレンジ精神を重視しているため、選考でも企業にマッチした回答をするように心掛けましょう。

実際に選考通過した先輩の声

ビールメーカー(サントリー、アサヒ、キリン、サッポロ)それぞれの強み・弱み・事業内容の違いしっかり理解して具体的に説明できるようにすることは当然だとして、その中でなぜサントリーなのか、入社後に何をしたいのかを熱意を持って話せるまで思考をまとめる必要がある。その際に、基礎研究したい、商品開発をしたい、技術開発をしたい、など漠然としたものではなく、基礎研究でこのような素材の研究を行い、お客様のこのような課題を解決したいと解像度を高く説明できるとベスト。自分がサントリーの中で最も魅力的だったのは「やってみなはれ」精神がただの売り文句ではなく、実際に多くの社員の方が体現していることだった。この点に関してはOB訪問などで話を聞くといい。前述した強み・弱みなども聞くいいチャンスになると思う。 また、選考の途中で自分が行っている研究に関しても他の企業よりも深堀されるので、研究概要、なぜその研究に取り組もうと思ったのか、困難だったこと、今度の予定、社会にどう活かせるのかなどは簡潔に説明できるようにすることが必要である。面接官もプロの研究者なので、かなり専門的な質問が飛んでくるが、普段から自分の頭で考えながら実験している人にとっては心配はないと思う。 最後に、サントリーは面接や座談会を通して本当に人柄や個性をみてくれる会社だと思った。 正直そこに関しては対策するのはとても難しいと思うが、自分の素を出せなかったり、嘘の自分を作って落ちてしまったらすごい後悔するなと思ったのでそこはありのままの自分で面接した。自分はとにかく挑戦心があり、サントリーでしか自分の夢を叶えることができないという想いを強くぶつけた。

実際に選考通過した先輩の声

飲料メーカーは非常に競合が激しい業界であるため、「どうしてうちじゃなきゃダメなのか」を特に問われる業界であると思う。そのため、第一志望はサントリーであったが他の飲料メーカーの会社にどういう特徴があるのか、また強みや弱みは何なのか、企業理念にはどんな違いがあるのか、どんな人たちが活躍している会社なのかを徹底的に分析した。サントリーを調べていく中で、入社後やりたいことももちろん大切だが、選考を受ける就活生がどんな人物でどんな人生を歩んできたかを大切に面接を行なっている特徴があると感じたので、自己分析は徹底的にした。具体的には就活生に人気である「メモの魔力」という本を参考に人生を振り返り、面接官の鋭い質問にも自分なりの経験をもとに論理的に話せるように工夫した。

実際に選考通過した先輩の声

サントリーは今年からサントリーインターナショナルとの合同採用を開始したため、選考の情報を集めることが最も大変でしたが、OB訪問や企業説明会への参加を積極的に行うことで選考対策を進めました。特にOB訪問では合同採用前の2社両方に行うことで、どのような選考フローでどのような質問がされるかを事前に準備しました。それ以外には、就職会議やワンキャリア、みん就、外資就活を利用して選考の情報をかき集めました。特に選考中はみん就や外資就活の掲示板でリアルタイムの情報を収集することを意識しました。しかし、嘘の情報もあるので情報の取捨選択をする力が必要です。強いてもっとやれることがあったとすれば、OB・OG訪問をもっとしたかったという点です。入社後の働く自分をイメージするためには日数がもっと必要だったかなと思います。

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この記事を書いた人: 就活会議編集部

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