【過去問20選|ベイカレントのケース面接】対策方法を内定者と現役コンサルが完全解説
こんにちは。就活会議編集部の飯塚です。 日系の大手コンサルティング会社であるベイカレント。その人気に比例して、選考の難易度の高さも国内トップクラスと言われています。 そんなベイカレントの選考で実施されるのが「ケース面接」。論理的思考力が試されるこの選考は一筋縄では突破できません。 そこで今回は、ベイカレントの内定者の選考体験記や現役コンサルのインタビュー動画を元に、答え方や対策方法についてを完全解説。就活会議に寄せられた選考体験記から過去問20選も紹介するので、ぜひ対策に活用してみてください。
この記事は、就活会議の会員が投稿した体験記にもとづいて作成・編集をしています。就活会議の会員は現役の学生であることを確認しています。
記事の制作方針ページを見る
どこから読み始めますか?(リンクを押して飛ぶ)
・ベイカレントについて知りたい
・「ケース面接」について知りたい
・「ケース面接」の回答例を知りたい
・「ケース面接」の過去問を知りたい
・「ケース面接」の対策法を知りたい
※なお、この記事では就活会議のYouTubeチャンネルで公開している「ベイカレント コンサルティングの面接内容は?現役コンサルタントが教えるケース面接対策とフェルミ推定の注意点とは?」のインタビュー内容をベースに、インタビューの書き起こしから再構成・編集をおこなったものです。
インタビューでは、アビームコンサルティングに勤めている、現役コンサルタントのYさんが登壇。ケース面接の対策や注意点について伺いました。
ベイカレントとは

就活会議:ベイカレント・コンサルティングは、日系の総合系コンサルティングファームに分類されます。
ベイカレントのほかには、いわゆるBIG4や、アビームコンサルティング、シグマクシスなんかも、総合系コンサルティングファームに分類されます。
総合系コンサルティングファームの特徴としては、クライアントの戦略立案などからシステム導入・システムアウトソーシング・オペレーションの改善など上流から下流まで幅広く担当できることが挙げられます。
戦略コンサルティングほど激務ではなく、教育制度が充実しているのも特徴です。
ベイカレントの特徴

就活会議:ベイカレントはStrategy(戦略)、Business Process(業務プロセス)、IT(情報処理)の3つのサービスを軸にコンサルティングを実践しています。
社員の特徴としては、ITコンサルティングファームで経験を積んだコンサルタントや大手~中堅Slerでプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーの経験を積んだ方が多い傾向にあります。


就活会議:また、ベイカレントは「ワンプール制」というものを導入しています。これは、アナリスト層からパートナー層までの全階層のコンサルタントが共通の部門に属する体制のことを言います。
ほとんどのコンサルティングファームでは、自動車なら自動車、金融なら金融など、職種によって部門が分かれているんですね。
そのため、それぞれが担当する部門でキャリアを形成していくことが一般的となっているのですが、ベイカレントの場合は部門が分かれていないため、所属分野に捉われることなく、いろいろなプロジェクトに参加が可能になっています。
さらに、新型コロナウイルス感染症の流行が始まる前から、毎日午後8時にはオフィスから帰るように促していたということで非常に働きやすい環境なのではと思います。
就活会議:ちなみにベイカレントではワンプール制を導入していますが、アビームでは部門が分かれているのですか?
Yさん:アビームの場合は業界や専門領域で分かれていますね。
就活会議:メリット・デメリットを教えてください!
Yさん:自分がプロジェクトを回しているときに質問をしたいとなった場合、専門領域が分かれていると、どの部門の誰に質問しにいけば良いのか分かりやすい点がメリットかなと思います。
デメリットは、一度その分野のプロジェクトについたら、ほかのプロジェクトに移ることは無くて、部門異動はしづらい点だと思います。
採用人数・選考フロー
就活会議:採用人数は2020年度で100~200人程度でしたが、近年では500人規模となっており、積極的な採用をおこなっています。
就活会議に寄せられた選考体験記を確認すると、選考フローは筆記試験→1次面接→2次面接→インターン→最終面接となっています。
※ここで紹介している選考フローは一例です。実際の選考は年度や応募人数によって異なることがあるので、あくまで参考としてご覧ください。
ベイカレントの選考で課される「ケース面接」とは
ケース面接とは
ケース面接とは、提示された課題に対して、時間内に原因から仮説立て、戦略立案までをおこなうシミュレーション面接のこと
就活会議:コンサルティング会社ではケース面接が頻繁に出題されるので、本で対策したり、日頃からニュースを見てどういったところを改善すれば良いのだろうと検討する視点を養うことが重要になります。
ベイカレントでは一次面接~二次面接で課されることが多い傾向にあります。
ベイカレントの「ケース面接」の答え方|内定者の回答を紹介
下記は実際にベイカレントの内定者が選考で出題されたケース面接のお題と、その回答です。
【携帯電話会社に関するケース面接】
学生:一名
面接官:中堅コンサルタント一名
面接の雰囲気:和やかに進んだ。面接官も圧迫してくる感じは全くなかった
【お題】
富裕層向けの携帯会社と格安の携帯電話会社とその中間の携帯電話会社がある。その中間の携帯電話会社がシェアを他の2社に奪われてしまっている。このシェアを取り戻すにはどうしたら良いか考えてください。
【答え方】
富裕層向けの携帯電話会社と格安スマホの携帯電話会社の中間にあるような会社がメインターゲットとしている層は学生が多いと考えられる。
一方で富裕層向けの携帯電話会社は通信費用を電話などで多く消費するビジネスマンなどがメインターゲット、そして格安スマホは普段外出することが少なく、出先で携帯電話を使う機会が少ないと考えられる主婦などがメインターゲットにされているものと考えた。
中間の携帯電話会社がシェアを取り戻すためには、月額の料金を使用する通信容量に応じて小刻みに料金を設定することが一つの案として挙げられる。
たとえば、3GB、5GB、7GB、9GB、11GBといったように多くのオプションを用意する。
そうすることで富裕層と中間層の間や中間層と格安層の間をさまよっており、現状他社に奪われてしまっている消費者を取り込みやすくなると考えられる。
回答のポイント
今回の場合だと、それぞれの会社のターゲット層はどこで、現状はどういったユーザーが使っているのかを洗い出し、中間層の携帯会社がリーチしたいターゲット層や課題を把握したうえで、施策のメリットを提示できると納得感のある回答になります!
例題20選|就活会議の口コミから過去のケース面接を紹介
就活会議に寄せられた選考体験記の中から、ベイカレントのケース面接で実際に出題された問題20選を紹介します。
なお、ベイカレントの選考体験記は「ベイカレントの本選考の体験記・ES(エントリーシート)一覧」から確認することができます。
ベイカレントの過去問20選
①化粧品会社の売上向上施策を考えてください
②成田空港の売上向上施策を考えてください
③電気自動車の売上向上施策を考えてください
④旅行代理店の売上向上施策を考えてください
⑤二子玉川にある〇〇というカフェの売上向上施策を考えてください
⑥コンビニを1つ選んで、そのコンビニの売上向上施策を考えてください
⑦〇〇の新規事業の売上を最大化する方法を考えてください
⑧新規サービスの成長戦略を考えてください
⑨電力会社の再生可能エネルギーを推進する事業の売上を2倍にする方法を考えてください
⑩サイバー攻撃から情報を守るためのセキュリティ対策を考えてください
⑪〇〇という会社の来期投資予算を半分にするための施策を考えてください
⑫車と連携したアプリのインストール率が低いことが現在の課題です。改善策を考えてください
⑬自動車メーカーの経理システム改革について提案してください
⑭ある企業の採用方法についてのコンサルティングをあなたが任され、その企業の管理職レベルの社員4人にヒアリングをおこなうと仮定します。その時にする質問を羅列し、最重要質問を一つに絞ってください
⑮外資メーカーの子会社である日本の企業が、親会社の売上1/3を確保せよという規定に同意をすべきか考えてください
⑯外資系生命保険の日本支部の会社で、コスト削減のためにペーパーレス導入したいと考えているが、一気にはできないので、膨大な種類がある中で優先順位をつけられるような評価軸を作成してください
⑰日本でQR決済が広まった背景について推察してください └思考時間は10分×2回。2回の思考時間の間に中間発表をおこない、面接官からフィードバックをもらう。紙とペンが支給された
⑱デジタルセンサー技術を開発し、海外に展開している日本企業が国内の市場規模を10倍にするにはどのようにしたらいいか考えてください └思考時間5分。発表時間3分
⑲新型コロナウイルス感染症の影響で業績が低迷するプログラミングスクールからコンサルティングの依頼が来たと仮定します。コンサルタントとして、業績低迷の原因を考え、利益を最大化させるための施策を考えてください └思考時間は5分
⑳製薬会社のクライアントから依頼がきたと仮定します。新型コロナウイルス感染症のワクチンの接種率をあげる施策を考えてください └思考時間15分。発表時間5分
ベイカレントのケース面接の対策方法
ここからは、就活会議の選考体験記やYouTubeを元に、ケース面接の対策方法について解説していきます。
ベイカレントの面接官、ベイカレントの内定者、現役コンサルタント、それぞれの視点からのアドバイスを参考にして対策を進めましょう。
ベイカレント面接官からのアドバイス
動画内では内定者の選考体験記を紹介していますが、注目したいのは「逆質問」での一幕です。
ある内定者が面接官に対し、ケース面接の対策方法について聞いています。面接官からのアドバイスを参考にしてみましょう。
【内定者の逆質問】
今回のケース面接は不慣れなこともあり、良い出来ではなかったと思うのですが、短時間でうまく論理を構築し、このようなケース面接で質の高いアウトプットを出せるようにするために何か良い訓練方法はありますか?
【面接官の回答】
結論から言うと「たくさん訓練・練習をすること」です。
自分も就職活動を始めたときにコンサルティングをやりたいと思い、社会人の方に似たような質問をしたことがありました。その時に返ってきた答えが「たくさん訓練・練習をする」ということでした。
(面接の部屋から見えるビルを指さして)あのビルを分解してみてと言われたらどのように分解するか、といったことや、通勤電車の中で、乗車人数などのフェルミ推定をおこなうようにしたり、といったことをその言葉を聞いてからは意識的におこなうようにしていました。
内定者の人たちを見ていても、はじめはなかなかうまく構造化ができなかったりなどといったことがよく見られますが、回数を重ねていくうちに精度が上がっていっているので、やはり場数をこなすということは非常に重要ですね。
ベイカレント内定者からのアドバイス
就活会議に寄せられた選考体験記の中から、ベイカレントの内定を獲得した学生のアドバイスを一部抜粋し、紹介します。
内定者からのアドバイス
内定のためには、最低限のフェルミ推定・ケース面接の対策をしておくと良いでしょう。
対策本は世の中にあふれているので、自分が気に入ったものをやれば良いと思います。「東大生シリーズ」は基本的な内容で分かりやすいのでおすすめです。
また、面接では、相手からの指摘を素直に受け入れる、難しい質問が来ても頑張って考え抜くという姿勢を見せれば内定に近づくと思います。 (2020年卒 慶應義塾大学 ベイカレント コンサルタント職 内定)
内定者からのアドバイス
ケース面接では、かなり時間をとって質疑応答など回答に対する議論をする時間があるので、常に頭を動かしながら説明する力が必要だと思います。
また、1次選考に合格するとリクルーターがつき、様々なコミュニケーションをする機会をいただけるので、そこでうまくヒントとなる情報を引き出せると良いと思います。
物事を論理的に捉え、それを自分の言葉でうまく説明できることが大切だと思います。
ケース問題の時はもちろんですが、自分に関する質問でも、「なぜ」を聞く問いが多いので、納得いくような論理的に通った説明をするべきだと思います。 (2021年卒 東京大学大学院 ベイカレント コンサルタント職 内定)
内定者からのアドバイス
ケース面接では、コンサルタントにとって必要不可欠である思考力をよく見られていた。人物面接では、他のコンサルティングファームよりも人間性(特に素直さ)を重点的に見られていた。最終面接では、会社に合うかどうかを見られていた。それぞれの面接で見られていることをしっかりアピールできるかできないかが内定のカギだと考える。
ケース面接が一番の鬼門であると考える。非常に思考力や即興力を見られており、緊張をしているとそれを発揮できないことがあるので、場数を踏んでおくなどの対策が必要。施策の出来よりもどのように考えたか、いきなり出された質問に的外れな回答をせず答えられるかが重要である。 (2025年卒 ベイカレント コンサルタント職 内定)
現役コンサルタントからのアドバイス

就活会議:実際アビームでもケース面接は出ましたか?
Yさん:出ましたね。たとえば、コンビニの店舗の売上を伸ばすにはどうしたら良いかというような、オーソドックスなものが出ました。
就活会議:対策って何をしていましたか?
Yさん:やはりどういうお題がくるかというのは分からないので、ケース面談の解き方・考え方を事前に理解しておくことは大事だと思います。
要素分解をして、きちんと自分が言いたいことをロジックツリー、構造化して示すことができるっていうのはマストだと思うので、そこを理解してから、何度も自分で例題解いたりとかしてましたね。
就活会議:おすすめの対策本とかありますか?
Yさん:「東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート」とかは、とっつきやすい内容になっていると思います。
あとは、細谷功さんという方の「地頭力を鍛える」という本もフェルミ推定には寄っていると思うのですが、ケース面接の解き方がわかるかなと思います。おすすめです。
ベイカレントのケース面接は対策必須! 過去問を参考に繰り返し練習しよう
今回はベイカレントの選考で課される「ケース面接」について解説しました。ケース面接は、より確度の高い解決策を出すことがゴールになりがちですが、「なぜその結論に至ったのか」という道筋や、即興で考え抜く力も厳しくチェックされています。
今回紹介した事例のように、ターゲットを洗い出し、施策がなぜ効果的なのかを論理的に提示できるようにすることが重要です。過去問や対策本を参考に準備を進め、選考突破を目指しましょう。
【関連動画】ベイカレントに関する動画を紹介
就活会議のYouTubeチャンネルでは、ベイカレントの内定者にインタビューをしています。
ケース面接以外の選考対策についても詳しく解説しているので、以下の動画もチェックしてみてください。
就活会議編集部
就活会議の編集チームです。就活生の皆さんの役に立つ「企業と面接のリアルな情報」を発信しています。体験記・ESは 会員登録すれば見放題! YouTubeチャンネルも配信中です!編集部についての詳細は 記事コンテンツの制作方針をご確認ください。

この記事の編集担当者
飯塚 千弘
横浜市立大学国際教養学部卒。新卒で介護・保育領域の人材紹介会社に入社。人材コンサルタントとして従事したのちに、経営企画部にて集客及び登録者データの分析を担当。記事のチェックや訴求内容の提案等を行う中で記事制作に関心を持ち、ライターへと転身。現在は就活会議の編集ディレクターを務めている。
大学卒業後、2018年にパーソルキャリアに入社。中途人材紹介事業において、4,000名以上の求職者と100社以上の企業を支援。2022年に就活会議のグループ会社であるポートに入社。キャリアアドバイザーとして学生の就活支援に従事し、新規事業である就活会議エージェントの立ち上げにも参画。現在は約100名規模となるキャリアアドバイザーグループの責任者を務める