編集責任者メッセージ
江副 裕斗
Yuto Ezoe
- プロフィール
- 大学卒業後、2018年にパーソルキャリアに入社。中途人材紹介事業において、4,000名以上の求職者と100社以上の企業を支援。2022年に就活会議のグループ会社であるポートに入社。キャリアアドバイザーとして学生の就活支援に従事し、新規事業である就活会議エージェントの立ち上げにも参画。現在は約100名規模となるキャリアアドバイザーグループの責任者を務める
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自分の可能性を信じて明るい未来をつかんでほしい
「仕事にやりがいを感じられない」「仕事が合わず精神的につらい」
前職で転職支援をしていた際に、求職者からよく耳にした言葉です。自分自身で選んで入社したにもかかわらず、多くの求職者がネガティブな理由で転職活動をしている状況に、強い違和感を覚えていました。
なぜそのような状況になってしまうのか。それはキャリアや企業に対する具体的なイメージを持てていないからだと考えています。
学校では十分なキャリア教育を受けられないケースも多く、またやりがいを持って働く社会人との接点が少ないことから、働くことに対して学生自身も前のめりになれない。社会人になるタイミングで、仕方なく就活をスタート。説明会では企業の良い点しか語られず、面接の逆質問では残業時間や待遇面を聞くのはタブーとされているーー。
このような状況では、自分と真摯に向き合い、本気でキャリアを考える人が少ないのも無理はありません。キャリアを選ぶうえで本当に必要な情報もなかなか手に入らないでしょう。
しかし、未来を切り拓けるのは、自分しかいません。まずは自分の可能性を信じ、明るい未来を自らの手でつかんでほしい。現在キャリアアドバイザーグループの責任者を務めるなかで、就活生に対して常に抱いている思いです。
将来ビジョンの設計は「人生の幸福度」への影響大
私が就活生との面談で最初におこなうのが、将来ビジョンの設計です。
これは、「自分の人生を通して成し遂げたいこと」を指します。ビジョンを明確にすることで、「仕事を通じてこのビジョンをどう実現するか」という視点で、自分に最適なキャリアを逆算できるのです。
将来ビジョンを思い描くうえで、ファーストキャリアは理想の未来を築くための「第一歩」となります。だからこそ、その選択が非常に重要。あなたにとって最適なキャリアを選ぶことが、理想の将来に直結し、人生の幸福度や充実度を大きく左右するからです。
たとえば「30代半ばまでにマイホームを購入し、子育てをしたい」というビジョンがあれば、20代のうちから経済的な基盤を築くことが不可欠です。そのためには、市場価値を高めて収入を増やすことを軸にファーストキャリアを選ぶ必要があります。
将来ビジョンを明確にすることで、進むべき道筋がはっきりと見えてくるのです。
「知ること」こそが理想のキャリアを築く土台となる
ここまで読んで「自分の将来を真剣に考えてみよう」と前向きに思えたなら、まずは自ら情報をつかみにいってほしいと思います。業界や職種、企業の情報を何も知らない状態では、自分に最適なファーストキャリアの軸を決めることや、その軸に合う企業を見つけることはできません。
つまり、「情報を知ること」が将来ビジョンをかなえるキャリアの土台となります。働くことへの解像度が高まり、ベストな意思決定につなげられるのです。
ただし、集める情報の「質」にもこだわってください。企業ホームページや説明会だけでは得られない、選考を受けた就活生が肌で感じた企業の雰囲気などのリアルな情報こそが、働くイメージを明確にするカギとなります。
だからこそ、就活会議の記事では、皆さんが「本当に知りたい」と思う情報を届けます。たとえ企業にとって都合の悪い情報であったとしても、オープンに伝える。このポリシーこそが、就活会議の強みです。私たちは、多くの就活生から寄せられたESや体験記などの情報データベースを最大限に活かし、「どうすれば就活生に有益な情報を届けられるか」という視点を追求して記事を作っています。
就活会議の「リアルで有益な情報」が、あなたにとって最適なファーストキャリアを選ぶ一助になることを願っています。理想の将来を叶えるための新たな一歩を、一緒に踏み出しましょう。