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CREATED ON 2021.09.13 | UPDATED ON 2023.09.25

【就活ガイド】川崎重工業株式会社の企業研究〜企業分析で選考突破〜

メーカー #企業研究
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この記事は、就活会議の会員が投稿した体験記にもとづいて作成・編集をしています。就活会議の会員は現役の学生であることを確認しています。
川崎重工業株式会社の企業研究〜企業分析で選考突破〜

川崎重工業株式会社は、1878年に創業された100年以上の歴史を持つ企業です。航空機、ロケット、鉄道車両、船舶と「陸・海・空」の輸送用機器を幅広く製造しています。そのほか、モーターサイクルブランドKawasakiも有名です。 この記事では川崎重工業の基本情報や業界内での立ち位置をもとにお伝えするとともに、先輩たちが実際に行った企業研究方法をご紹介します。川崎重工業の選考を受ける前にどのような会社なのか、その特徴をしっかり理解していきましょう。

川崎重工業の会社概要

まずは川崎重工業について理解しましょう。 ここでは川崎重工業の選考に通過した先輩たちが行った企業研究と、その社風などをお伝えします。

川崎重工業の基本情報

会社名 川崎重工業株式会社
業界 重工業界
本店所在地 東京本社
〒105‐8315
東京都港区海岸1丁目14-5
Tel. 03-3435-2111 / Fax. 03-3436-3037
神戸本社
〒650-8680
神戸市中央区東川崎町1丁目1番3号 (神戸クリスタルタワー)
Tel. 078-371-9530 / Fax. 078-371-9568
事業所 技術開発本部1、支社7、工場9、サービスセンター3、ロボットディビジョン6
設立 1896年10月15日
売上高 【連結】14,884億円、【単体】10,986億円
従業員数 36,691人(2021年3月31日現在)
資本金 104,484百万円(2021年3月31日現在)
初任給 高専卒:月給193,900円
大学卒:月給215,400円
修士了:月給239,900円
博士了:月給309,290円
福利厚生 保険:雇用・労災・健康・厚生年金保険完備
施設:独身寮、社宅、保養所、診療所、グラウンド
制度:育児休業、介護休業、財形貯蓄、住宅資金融資、従業員持株制度、カフェテリアプラン(年間約10万円相当の補助)、自社製品割引販売(バイク、ジェットスキー®)など
企業理念 グループミッション:世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献する"Global Kawasaki"
代表取締役 代表取締役社長執行役員 橋本 康彦
事業内容 航空宇宙システム事業、エネルギー・環境プラント事業、精密機械・ロボット事業、船舶海洋事業、車両事業、モーターサイクル&エンジン事業

参考元:https://www.khi.co.jp/corporate/outline.html

事業内容

川崎重工業の事業内容についてみていきましょう。川崎重工業は、「車両事業、航空宇宙システム事業、エネルギーソリューション&マリン事業、モーターサイクル&エンジン事業、精密機械・ロボット事業」の7つの事業を展開しています。ロケットからバイクまで、様々な製品を製造・販売しています。

事業 事業内容
車両事業 日本における鉄道車両製造のトップメーカーとして、新幹線をはじめとする電車・客車・貨車・機関車・ディーゼル機関車・新交通システムなどさまざまな車両を世界に送り出しています。マザーファ
クトリーである神戸本社(神戸市)に加え、米国にも2つの本格的な工場を有します。
航空宇宙システム事業 日本有数の航空機メーカーとして、P-1固定翼哨戒機及びC-2輸送機など、防衛省向けの数々の航空機の開発・製造を行っているほか、ボーイング787など民間航空機の国際開発・生産プロジェクトにも
参画しています。ベストセラー機・BK117を製造する、わが国トップのヘリコプターメーカーでもあり、H-IIA、H-IIB用ロケット・フェアリングなどの宇宙機器も手がけています。
また、機体だけでなく、旅客機用ターボファンエンジンやヘリコプタ用ターボシャフトエンジンなど幅広く技術を展開し、 国内外での研究開発プロジェクトや技術提供などを積極的に行っています。
エネルギーソリューション&マリン事業 エネルギー・環境ソリューション分野において、4つのディビジョンが保有する世界最高レベルのキーハードとエンジニアリング力を結集し、水素社会の未来を切り拓くリーディングカンパニーとして
革新的なソリューションを提供します。
これまで、船舶海洋カンパニーとエネルギー・環境プラントカンパニーに分かれて事業運営していた「船舶海洋」「舶用推進」「エネルギー」「プラント」の事業を1つのカンパニーを統合することに
よって各事業のメリットを生かし、水素関連事業の強化や、自動操船などの先進技術開発を加速していきます。
モーターサイクル&エンジン事業 当社の中で唯一、直接一般消費者に商品を提供する部門です。二輪車、ATV(四輪バギー車)、レクリエーション ユーティリティー ビークル、多用途四輪車、パーソナルウォータークラフト「JET SKI®」、
汎用ガソリンエンジンなどの幅広い製品を、日本、米国、南米やアジアの国々で生産し、世界中の市場に提供しています。
精密機械・ロボット事業 精密機械ディビジョンでは、建設機械、産業機械や船舶用に用いられる油圧機械の製造を行っています。ポンプ・モーター、バルブなどの油圧機械と、これらを組み合わせた油圧装置は、各種機械・装置
の駆動あるいは制御といった重要な機能をつかさどります。また、ロボットディビジョンでは、産業用ロボットメーカーのパイオニアとして、自動車業界や電機・電子業界をはじめとするさまざまな業界
向けに、溶接、組立・ハンドリング、塗装、パレタイズ用など多数のカワサキロボットを供給しています。

引用元:https://www.khi.co.jp/corporate/division/

IR読み解き!川崎重工業の売上・競合比較

ここからはIR資料や有価証券報告書を読み解いて企業研究しましょう。

売上・業績

下記は、川崎重工業の直近の業績です。

▼川崎重工業の業績(単位:億円)

2019年度 2020年度
売上高 12,503 10,986
経常利益 -171 -355
当期純利益 -108 -357

川崎重工業の売上高は2020年度から2021年度にかけて減少しています。経常利益と当期純利益も減益となっており、業績は落ちているといえるでしょう。新型コロナウイルスが流行する中で、世界の旅客需要が低迷したことで機体・エンジンともに民間航空機の需要が低下するなどの影響がありました。海外市場の停滞や人の移動に対する制約は依然として大きく、営業活動などへの影響は大きいといえます。

セグメント別の売上

セグメント別売上高単位:億円

セグメント別にみていくと、モーターサイクル&エンジン事業が全体の29.8%と最も売上が大きくなっています。モーターサイクルは北米向け二輪車、汎用エンジンの増加に加え、欧州向けおよび東南アジア向け二輪車の増加により売上が伸びています。次いで、航空宇宙システムの売上が高くなっていますが、ボーイング向けの受注は増加したものの、民間機向け航空エンジンの受注が減少したことで売上が落ち込んでいます。

競合他社

造船重機業界の市場における2020年から2021年の売上高は下記の通りです。

造船重機業界売上高

川崎重工業の競合としては、三菱重工業、IHIが挙げられます。

三菱重工業は、民間航空、輸送、発電所、ガスタービン、機械、インフラ、防衛・宇宙システムなどの幅広い領域で事業を展開しています。世界初の空気吹石炭ガス化複合発電システムの実用化や、日本初の通勤路線用懸垂型モノレールの開通など、数々の新技術を生み出してきた企業です。

IHIは、プラント、ボイラ、橋梁・水門、車輌過給機、航空エンジンなど幅広い事業を展開しています。生活に欠かせないエネルギーの安定供給のために、石炭や天然ガス、原子力、再生可能エネルギーなどで独自の技術を活かして製品・サービスを提供しています。また、1965年に売上高が2%だった航空宇宙事業は、現在31%となり最大の利益貢献事業に成長しています。

業界の動向

川崎重工業は、造船業から始まった企業です。現在も造船業を続けており、三菱重工業、IHIもおなじく造船業から事業をスタートしました。造船業界は新型コロナウイルスや、船舶の燃料油に含まれる硫黄分濃度を現状の3.5%以下から0.5%以下とする国際的な環境規制強化などの影響により厳しい状況にあるといえます。造船業は、日本・中国・韓国が世界でも高いシェアを占めている業界です。近年は、中国・韓国がシェアを伸ばしていましたが、リーマンショック前に大量に船舶が製造されたことによる影響を受けて苦戦しています。日本の造船業界も先行きは不透明であり、ひとつの案件の受注額が大きいだけに難しい業界であるといえるでしょう。

近年は、リーマンショック前に大量に船舶が建造された世界的な「船腹過剰」の状態に陥っています。ここ数年、中国、韓国が急速にシェアを伸ばしましたが、こうした世界的な環境変化に対応できずに、両国とも苦戦している側面があります。
日本の船舶メーカーは数年分の仕事量を確保していますが、その後の展開は予測できません。造船は1案件の受注額が大きく、1つのミスが業績を大きく左右させる難しい業界でもあります。今後も先行き不透明感は強いですが、優れた技術力を武器に世界シェアを取り戻したいところです。

引用元:https://gyokai-search.com/3-zosen.htm

川崎重工業の強み

ここからは、川崎重工業の強みを見ていきましょう。

強み・特徴「各部門で培った技術をその他の部門で活かしている」

川崎重工業といえば、モーターサイクルブランド「Kawasaki」が有名です。元々は造船会社としてスタートした企業ですが、現在は船や鉄道車両、モーターサイクルと幅広い輸送用機器を製造しています。航空機用エンジンで培ったノウハウを二輪車用エンジンの製造に活かしているほか、モーターサイクルや船舶製造で培った最先端の技術を活かして水上オートバイ「JET SKI」を開発するなど、各事業の技術を繋げてより良い製品を生み出していることが強みです。川崎重工業は多様な部門と取り扱う製品の幅広さを活かして、各事業のメリットを応用することで技術開発を進めています。

参考元:https://www.elite-network.co.jp/interview_kigyo/40.html 参考元:https://www.khi.co.jp/leisure/

川崎重工業の社風

ここからは、川崎重工業の社風を見ていきましょう。

社風「自由闊達な社風で人を大事にしている」

川崎重工業の社風について、キャリア入社した先輩社員の声では「自由闊達な社風」だと述べられています。自ら考え行動する意欲が尊重される傾向にあり、最先端の技術を活かしてプロジェクトを進められるため達成感を感じることができる企業だという声がありました。 また、人を大事にする社風だとの声もあります。

川崎重工は、自由闊達な社風のため、自ら考え行動する意欲は尊重される傾向にあり、裁量は自身の技量に任せられることも多いです。また、業界内でも最先端を担う開発品の製造プロジェクトや国家事業にも相当する大規模事業に関係する業務内容が多く、仕事へ対するモチべーションや達成感を大いに感じることができています。

引用元:https://www.khi-saiyo.jp/people/career/voice03.html

これは当社の社風からくるものだと感じています。また、今後の社会を担うロボットを創出しつづける歴史ある企業として、最前線の技術を用いたクリエイティブな仕事ができる環境や、新機能の提案、技術革新に対して前向きな社風は非常に素晴らしく、まさにその言葉どおりに実現する魅力的な企業だと感じています。

引用元:https://www.khi-saiyo.jp/people/career/voice03.html

一方で「ヒトの川崎」と言われるように、働く人の良さや、人を大事にする社風も魅力でした。

引用元:https://www.khi-saiyo.jp/people/saito.html

川崎重工業の新卒採用

ここからは、2022年卒の新卒採用の応募条件や待遇について見ていきます。

募集要項

川崎重工業の募集要項は下記の通りです。2022年の採用人数は、技術系198名、事務系50名の計248名でした。募集学部・学科については、技術系が「機械、電気、電子、制御、情報、航空、造船、土木、化工、金属・材料、経営工学ほか」、事務系が「法、経済、経営、商、社会、文、外国語ほか」となっています。

募集職種 【技術系】研究、開発、設計、生産技術、工作、品質保証、情報システムなど
【事務系】企画、管理、法務、営業、経理、財務、資材、総務、人事など
応募資格 2023年3月に四年制大学・大学院を卒業(修了)見込みの方。
2023年3月に高等専門学校を卒業見込みの方。
2020年3月以降に四年制大学・大学院・高等専門学校を卒業(修了)し、職務経験のない方。
給与 高専卒:月給193,900円
大学卒:月給215,400円
修士了:月給239,900円
博士了:月給309,290円
採用人数 2022年実績
技術系198名、事務系50名 計248名
※2021年9月末現在
諸手当 時間外手当、通勤交通費など
勤務時間 本社・支社:8:30~17:30
※フレックス制度あり
工場:8:00~17:00
保険 雇用・労災・健康・厚生年金保険完備
求める人物像 チームワークを大切にできる人材

参考元:https://www.khi-saiyo.jp/recruit/newgraduate.html

選考を受けた先輩によると「チームワークを大切にしている人」「自分の軸がしっかりしている人」が内定を獲得しているようです。川崎重工業は、仕事においてチームの中で力を発揮できる人材を求めているといえます。また、自分の意見を持ち、議論に参加できる人材が必要とされているようです。 また、川崎重工業の採用ページに掲載されている「川崎語録」をみてみると、上司から「日本企業に就職したと思うな!」と言われた社員の言葉が掲載されていました。海外とも関わりのある業務内容であるため、グローバルな視点で物事を考える力が求められるようです。

日本企業に就職したと思うな!
配属された当初、上司から、そう言われました。私が所属する部署では、扱う案件の約8割が海外のもの。仕事を進める上で、英語力は欠かせないスキルです。それに加えて、グローバルに物事を考える幅広い視野も求められます。今も、まったくもって正しい考え方だと、いつも肝に銘じています。

引用元:https://www.khi-saiyo.jp/people/goroku/

福利厚生

川崎重工業は、独身寮や各種保険完備など福利厚生が充実しています。カフェテリアプラン(選択型福利厚生制度)では、資格取得費用や育児・介護用品購入費用など、自身のニーズに合った補助やサービスを年間約10万円相当受けることができます。ベネフィットステーションという制度では、映画のチケットや英会話スクールeラーニングなどの会員割引を受けることができます。また、川崎重工業の社員は、バイクやジェットスキーなどの自社製品を割引価格で購入することも可能です。

引用元:https://www.khi-saiyo.jp/environment/benefitsystem.html

その他の社内制度

川崎重工業では、「企業発展の根幹は人財にあり、また、人財は仕事を通じて育成される」という基本認識のもと、人材育成をおこなっています。入社から最初の3年間を初級業務担当者として位置づけ、「業務遂行のための基礎力と、自分で考える力を持った自立した企業人」へと成長することを目標としています。現場に配属後、各所属の指導員から職場ぐるみで担当業務の進め方や問題解決の方法を指導してもらえるため、安心して働くことができます。 川崎重工業の新入社員は、年度末にテーマ研究発表をおこなうことも特徴です。発表に向けた準備は新入社員にとって大変な作業といえますが、さらなる成長に向けて1年間の集大成を見せる大事な機会となっています。

研修 内容
総合研修 学生から社会人への意識転換を図り、会社全般の理解、組織、社内規則、ビジネスの基本的事項を身につけ、新入社員相互の連帯・人間関係を構築します。
カンパニー研修:配属されたカンパニーの事業内容・製品知識を学びます。また実際に製造現場や販売現場で働くことによりメーカーで働く人間としての自覚を醸成します。
OJT(On the Job Training):現場に配属後、各所属の指導員を中心に職場ぐるみで新入社員に担当業務の進め方、問題の解決方法、社会人としてのマナーを指導します。
英語研修 英会話能力の向上を目的として、各カンパニーで事業特性に応じた研修を実施しています。
ビジネススキル研修 入社1年目に「報連相研修」、2年目に「文章力研修」の実施を通じ、基本的なビジネススキルの向上を図ります。
テーマ研究発表会 担当業務を遂行する中で直面した課題や問題点について調査・研究を行い、自分なりの解決方法・改善方法を提案します。
入社2年目研修 1年目の経験を振り返り、組織目標を達成するための2年目の個人目標を設定します。
職種別研修 業務に関連した職種別の研修を通じ、専門性の向上を図ります。
入社3年目研修 自らの業務から課題を抽出し、解決に向けてどのように取り組んでいくかを考えます。
テーマ研究発表会 川崎重工の新入社員は、1年間の集大成として、年度末にテーマ研究発表を行います。
担当業務に関連するテーマを設定し、課題の分析・整理と、それらに対する解決策・改善策を論文にし、最終的には様々な部署や上司・先輩社員の前で発表を行います。
論文執筆と発表に向けた準備は、通常の業務と平行する必要があるため、新入社員には大きな負荷がかかりますが、さらなる成長に向け皆真剣に取り組みます。
入社4年目以降の教育研修 川崎重工では、人財育成の基本は、OJT、自己啓発、ローテーションにあると考えており、入社3年目までの義務教育が終ると、その先は社員一律の研修はなく、
個々のニーズとキャリア特性に応じて各研修を受講してもらいます。
システム技術研修 製品はもとより、設計、生産プロセスにおける高度な制御能力を確保するために、システム技術者の一層の技術向上と、機械系技術者の専門領域の拡大を目指します。
※例)自動制御、デジタル電子回路、プロセスシステム計装技術 その他多数
工学研修 疲労、強度、腐食、破壊などの高度な機械力学や材料力学などの習得によって、設計・生産技術者の技術力向上を図ります。
※例)構造力学、疲労強度、低騒音化設計、潤滑、溶接・検査 その他多数
事技職向けKPS※/TQM研修 当社の「ものづくり」の基本思想を理解し、全員参加でQCD(Quality,Cost,Delivery)のバランスを意識した業務遂行を意識付けするための教育プログラムです。
※KPS:Kawasaki Production Systemの略、TQM:Total Quality Managementの略
管理技術研修 ものづくりにおける生産性向上に向けて各種の問題解決を図り、競争力のある製品の開発や活力のある組織体の実現を目的としています。
※例)FTA・FMEA、品質管理、実験計画法、その他多数
知っておくべき会計と財務の知識研修 経営の考え方の基礎を知り、ビジネスのあらゆる現場で財務的に意思決定を下すための基礎力を養うことを目的に、損益計算書・バランスシート・キャッシュフロー
計算書の仕組みを理解等、ビジネス上の意思決定を行うに際して必要な財務的な考え方と手法を学びます。
国内契約基礎知識研修 契約に関し、客先との契約トラブル回避・解決に必要不可欠な契約に係る基礎的な法律知識や考え方を習得します。
プロジェクトマネジメント研修 プロジェクトマネジメント知識体系の手法と考え方の習得を通して、海外プロジェクトで対応できる人財、および国内プロジェクトで全体最適を念頭において、
プロジェクトをリードしていける人財の育成を目指します。
グローバル人財育成 グローバルな事業展開を支える人財のさらなる育成を目的として、2008年以降、グローバル人財育成施策に取り組んでいます。
2017年度にはOJTとして「グローバル人財育成インターンシップ制度」を導入、2018年度は自己啓発支援の「新・英語学習プログラム(Kawasaki Bilingual Program)」を策定。
さらに2019年度からはネクストグローバル・リーダーを育成するOFF-JT「グローバルビジネスタレント養成研修」を実施しています。

引用元:https://www.khi-saiyo.jp/environment/benefitsystem.html

企業研究のポイント

下記の先輩は、重工業界のなかでもなぜ川崎重工を志望するのか、具体的に回答するために企業研究をしていました。川崎重工業は事業範囲が広く取り扱っている製品も多いため、その中でも自分がどの製品に携わりたいのか、明確に説明できるように準備しておくことが大切です。公式サイトから製品についての知識を身に付け、インターンシップでは求める人物像や企業の価値観について理解を深めていきましょう。

「企業研究」で行ったこと、調べて役に立ったこと

三大重工それぞれの強みや特徴などをしっかりと理解することが重要だと感じた。ESにおいても、なぜ川崎重工を志望するのかを記述する必要があるため、なぜ川崎重工を選択したのかをはっきりとさせておく必要がある。また、川崎重工がかかわっている製品は非常に多岐にわたるため、将来自分がどのような製品にかかわりたいのかを明確にし、それをアピールする必要がある。 インターンシップに参加すると、人事の方から求める人物像や、川崎重工の理念について説明を受けることができるため、川崎重工を志望するのであれば参加しておくべきであると考える。企業研究においては、公式サイトに載っている製品情報や、インターンシップに参加することにより、十分な情報が集められると考えられる。

実際に選考通過した先輩の声

この会社の企業研究を行う際に、気を付けたことは大きく3つあります。1つ目は、なぜ重工業界の中でも三菱重工、IHIでなく川崎重工業に入りたいと思ったか。これに関しては、それぞれの企業と川崎重工業の違いを、会社のHPやネットサイトなどを駆使し調べました。2つ目は、川崎重工業では、部門別応募と全社応募がある中で、なぜそちらを選んだのか。これに関しては、将来、自分自身がどのようなことがしたいか決まっているか、または、会社全体の経営理念や会社としてこれから目指す方向に共感したかだと思います。3つ目は、川崎重工業独自である、自身が選考している専門科目の筆記試験があるということです。これに関しては、どのような問題が出るかわからないので、今まで習ってきた教科をしっかり復習することが重要だと思います。

実際に選考通過した先輩の声

なぜこの重工業業界なのか、なぜ川崎重工業なのかを徹底的に詰めました。化学専攻である自分が、なぜ化学メーカーや食品・医療などではなく重工票に目を向けたのか、きっかけを深く突き詰めていきました。そしてなぜ御社なのかというのは、川崎重工業だけでなくすべての会社で聞かれる事だと思います。同業他社ではなくなぜここなのか、ホームページ、IR情報、インターンシップ、説明会など情報を得る必要があります。そして、「この会社に入りたい」という思いが伝われば、最後はその会社で「何をしたいか」、「どんな未来を実現したいか」という想いを熱く、具体的に話せるかで合否が決まると思います。勿論最終面接まで進むと運や縁もあると思いますが、最低限「業界選択」「企業選択」「なにがしたいか」を伝えるべきです。私が実際に利用していたサイトは、就活会議・ワンキャリア(会社の詳しい説明をしてくれているページがあり、わかりやすい)・オープンワーク、また業界地図・四季報も頻繁に読んでいました。

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