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CREATED ON 2021.10.27 | UPDATED ON 2023.09.25

【就活ガイド】三菱マテリアル株式会社の企業研究〜企業分析で選考突破〜

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この記事は、就活会議の会員が投稿した体験記にもとづいて作成・編集をしています。就活会議の会員は現役の学生であることを確認しています。
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就活をする上で絶対に欠かせないのが企業研究です。この記事では、三菱マテリアル株式会社の基本情報や、先輩たちが実際に行った企業研究方法をご紹介します。三菱マテリアルの選考を受ける前にどのような会社なのか、その特徴をしっかり理解していきましょう。

【企業研究】三菱マテリアルはどんな会社?

まずは三菱マテリアルについて理解しましょう。 ここでは三菱マテリアルの選考に通過した先輩たちが行った企業研究と、その社風などをお伝えします。

三菱マテリアルの会社概要と社風

まずは三菱マテリアルの企業概要と社風をみていきます。

三菱マテリアルの基本情報

会社名 三菱マテリアル株式会社
業界 非鉄金属
本社所在地 東京都千代田区丸の内三丁目2番3号
設立 1950年
売上高 8,681億円
従業員数 6,153人
資本金 1,195億円
平均年齢 41.8歳
初任給 2021年4月入社(総合職)初任給見込み
大学卒:月給 222,500円(一律ライフプラン手当15,000円を含む)
修士了:月給 238,500円(一律ライフプラン手当15,000円を含む)
博士卒:月給 257,000円(一律ライフプラン手当15,000円を含む)
福利厚生 独身寮(社宅)あり。体育館、グラウンド等のスポーツ施設あり
社会保険完備、財形貯蓄、住宅融資、持株会、社内預金、共済会など、各種制度あり。
カフェテリアプラン(レジャー・リラクゼーション施設の利用から、英会話スクール、育児・介護サービスまで)
採用人数 107名(2020年実績)
企業理念 人と社会と地球のために
代表者 執行役社長 小野直樹
事業内容 銅加工事業、電子材料事業、加工事業、金属事業、セメント事業、環境・エネルギー事業、アルミ事業

参考元:https://www.mmc.co.jp/corporate/ja/company/

部門別の事業

三菱マテリアルは、「高機能製品カンパニー、加工事業カンパニー、金属事業カンパニー、セメント事業カンパニー、環境・エネルギー事業カンパニー」を展開しています。 また、コーポレート職には「システム戦略部・DX推進部、生産技術部、開発部、資源部」があります。

部門 事業部 業務内容
コーポレート部門 システム戦略部・DX推進部 ・システム開発
ものづくりのノウハウを詰め込んだシステムを自社で開発し、コスト削減、生産性向上に寄与します。また、業務改善、ビジネス変革にあわせて、タイムリーに改修を行うことで、素早く業務改善効果を発揮させます。
・先進ICT活用
ICTは企業向けよりも個人向けの方が進んでいると言われています。個人向けに進化したICT(AI、SNS、チャット等)をビジネスで活用するアイデアを出し、効果を検証の上、企画から導入までを行います。
・ICT基盤運用
ICTなしでは業務が遂行できません。当社グループで使用するグローバルのICT基盤をセキュアかつ安定的に提供するために、新技術採用の検討や、全体の負荷状況の監視とリソースの最適化を行っています。
生産技術部 ・エンジニアリング
当社グループにおける新規事業立上げや増産、品質・コスト・納期改善のための「工場の新設・増改築・設備改造」を設計・施工する業務。安全・環境・社会への影響等全てをバランスよく最適な配分で実現します。
・設備計画
工場全体の設備をどのように改善し、自動化や新しい技術を導入していくか等の計画立案から設計・設備の導入を行い、省力化・省エネルギー・ライフサイクルコストの削減・設備寿命の長期化等を実現する業務。
・設備管理
工場の安定操業のため、設備点検・整備・修理等により、設備を最適な状態に維持するメンテナンス業務。電気・ガス・水等を安定供給するユーティリティ管理業務。
開発部 ・研究開発の遂行
研究計画に基づく研究開発業務。
具体的には、実験データの採取、各種評価解析、データ結果の考察、進捗状況の定期報告、他部門との打合せ・調整を通して、テーマ全体の進捗管理に関わります。
・研究成果の整理と権利化
研究成果の整理・蓄積のための社内報告書の作成、および技術力アピールのための対外発表(論文・口頭)等を行います。
また、重要な技術については、対外発表前に特許出願を検討・実施します。
資源部 ・鉱山採掘管理
限りある鉱石を無駄なく効率的に採掘するための諸業務を行います。採掘場所や数量の決定、発破や重機のより良い運用検討、採掘跡の管理、保安の確保等々と内容は多岐にわたり、その一つ一つが鉱山を動かしていきます。
・鉱石破砕/選鉱/送鉱管理
鉱石を供給先の必要とする品質に到達させるため、破砕やふるい分け、特に金属鉱山では有価鉱物と不要な鉱物の分離を、様々な設備を駆使して行い、不均質な「資源」をサイズや化学成分の揃った「素材」へと整えます。
・地熱プロジェクト検討
再生可能エネルギーの更なる普及のため、国内に複数ある地熱プロジェクトの事業化検討を行います。地質調査、物理探査やボーリング等から貯留層モデルを作成することで地熱資源量を評価し、事業実現の礎を築きます。
高機能製品カンパニー 技術 ・製品開発
自動車、半導体・エレクトロニクスの幅広い分野において、お客様のニーズにマッチする材料・部品の開発と、中長期的な次世代の製品の開発を行う。
・製造技術開発
新製品の製造技術開発・設計や既存品のプロセス改善をスピーディに行います。作業の安全面や品質の安定性を検証し、製造技術を確立していきます。また、海外の関係子会社等への製造移管も行います。
・生産管理
お客様の求める品質、納期に確実に応えるために安全・環境に配慮した生産プロセスの構築、最適な生産計画の策定、生産部門の統率を行います。
加工事業カンパニー 技術 ・開発
超硬工具の形状開発や材料開発を行います。
工具の性能向上のために加工する部品の材質や形状に適した工具形状を考案し、工具寿命を延ばすために工具材料の特性を最大限引き出すための技術開発を行います。
・生産技術
超硬製品を、より高品質かつ効率よく生産するため、新しい製造設備の開発や製造方法の探索を行っています。また新製品の製造技術の確立や海外工場での生産ライン立ち上げ等も行います。
・技術サポート
お客様とコミュニケーションを取り、さまざまな切削加工に関する最適なソリューションを提供、提案しています。そのため、当社の製品知識だけでなく、お客様の製品や加工方法に関する知識を開発や生産技術の業務を経験しながら習得しています。
金属事業カンパニー 技術 ・製錬・リサイクル
1次原料である銅精鉱やE-Scrap等のリサイクル原料から高温の炉を用いて粗金属を製造する乾式工程、電気分解や溶媒抽出により金属を精製する湿式工程等の技術開発、工程改善、操業安定化等を行います。
・副産品製造
製錬工程で発生する亜硫酸ガスから硫酸・石膏の製造、煙灰からの鉛・亜鉛製錬原料製造、工程排水からの重金属回収及び無害化等の技術開発、工程改善に携わります。また、これら技術を活用したリサイクルも行っています。
・分析・サンプリング
製錬・リサイクルビジネスを行う上で、原料中の有価金属含有量を正確に評価することは事業の成否を分ける重要なパートです。特にリサイクル原料は多種多様であることから、代表性を維持しながら縮分する技術や含有金属を正確に分析する技術を開発・向上させることで事業競争力を高めます。
セメント事業カンパニー 技術 ・生産管理
納期通りに、お客様の要求スペックを満足する製品を低コストで製造するのが役割です。品質管理、効率運転の追及、産廃の使用量増加、工場操業に必要不可欠な法令等、幅広い知識が要求される、当社セメント製造の核となる業務です。
・研究開発
セメント研究所では、廃棄物処理の拡大や省エネ・CO2削減につながる材料、技術の研究開発を実施しています。また、セメントの品質や環境管理に関する調査研究、コンクリート構造物に用いる補修材料などの開発も行っています。
・技術営業
工場・研究所以外にもセメント販売現場におおける技術営業を担う社員が全国に配置されており、お客様である生コンクリート会社・建設会社等への技術的なサポート、ダム工事などの大型工事に関わる技術的対応などを担当しています。
環境・エネルギー事業カンパニー 技術(環境リサイクル) ・生産技術
家電リサイクル工場等において、選別システムの構築、選別ラインの設計や設備の保全、改善、安全化等の業務を行います。高回収率に向けての業務を行います。
・研究開発
家電製品等に含まれる、現在の技術では処理出来ない素材について、安全に、かつ高品位のものを回収する技術を研究開発します。今後は、脱塩素技術、排水処理技術、自動化技術等が重要となっていきます。
技術(原子力) ・研究開発
ウラン等の核燃料物質、放射性同位元素を使い、原子燃料サイクルやその他関連分野のプロセス開発、各種分析、材料評価等を行います。その枠組は、各種委託研究、環境省や大学との共同研究、自社研究等多岐に亘ります。
・プラントエンジニア
お客様のニーズに応じて、原子燃料サイクルに関するプロセス、プラントの設計から施工に至るまで最適なエンジニアリングを提供します。

引用元:https://www.mmc.co.jp/recruit/profession/tech.html

主力事業とシェア

三菱マテリアルの主力事業は、高機能製品事業と金属事業です。三菱マテリアルの事業別売上をみていくと、高機能製品が34%、金属が約33%のシェアを占めています。高機能製品事業では、銅加工、電子材料、アルミなどを取り扱っています。金属事業では銅鉱山、銅精錬に関する事業を展開しており、三菱マテリアルの主力事業は銅であることが分かります。伸銅品は国内シェアNo1となっており、銅事業において日本最大の事業規模を持つ企業といえるでしょう。

引用元:https://www.mmc.co.jp/corporate/ja/ir/pdf/k_setsumei2019_1212.pdf

三菱マテリアルの社風

三菱マテリアルは、上司部下の関係がフラットな企業であることが分かります。同じ仕事をするチームの仲間同士、互いに意見を出し合う風通しの良い社風のようです。若手の意見や提案も対等に扱ってくれるため、やりがいをもって事業に参加できるでしょう。社員インタビューでは、社員の人柄の良さを感じるとの声があり、社員座談会などの就活イベントでも就活生へ丁寧に対応してくれるとのことです。

どんな社風ですか? 一人ひとりをじっくり育てる。 部下、後輩に対して面倒見が良い。 年齢などに関係なく発言でき、良い意見は採用してもらえる。 仕事上でもオフでも、コミュニケーションを大切にする。

引用元:https://www.mmc.co.jp/recruit/information/faq.html

社員座談会のようなイベントで実際に社員と接する中で、どの社員も真摯に、丁寧に学生からの質問に何でも答えてくれたことが強く印象に残っています。実際に仕事をする上で上司部下であっても同じチームの仲間同士、互いに意見を出し合おうという雰囲気であることを伺い、風通しのよい会社だなと思いました。

入社後改めて感じるのは社員の人柄の良さです。基本的に穏やかでON/OFFの切り替えが上手な人が多く、上司部下の関係性でも仕事においてはフラットに、若手の意見や提案も対等に扱ってくれる会社だと感じています。私自身も後輩の皆さんから刺激を受けながら切磋琢磨して成長していきたいです。

引用元:https://www.mmc.co.jp/recruit/work/k_s.html

福利厚生・社内制度

三菱マテリアルは、社員のワーク・ライフ・バランスが取れた働き方をサポートするために、多種多様な福利厚生を整備しています。社宅/独身寮制度や、持家援助制度など、新入社員の住居負担を軽減するための制度が準備されています。また、仕事の疲れをリフレッシュできる保養所は、社員の家族も利用可能です。星野リゾートが運営する宿泊施設が優待料金で利用できるなど、社員にとって嬉しい福利厚生が充実しているといえます。

引用元:https://www.mmc.co.jp/recruit/information/training.html

募集職種・募集要項

2022年卒募集要項は下記の通りです。

募集職種 技術系
研究開発、商品設計、設備技術・生産技術開発、プラントエンジニアリング、生産管理、品質保証、解析評価、セールスエンジニア、システム企画、ほか
事務系
営業、人事・総務・法務、経理・財務、物流資材(購買)、システム企画、ほか
職務内容 不明
応募資格 2022年3月までに、大学・大学院を卒業・修了見込みの方
給与 2021年4月入社(総合職)初任給見込み
大学卒:月給 222,500円
(一律ライフプラン手当15,000円を含む)
修士了:月給 238,500円
(一律ライフプラン手当15,000円を含む)
博士卒:月給 257,000円
(一律ライフプラン手当15,000円を含む)
諸手当 不明
勤務地 全国各地(茨城、埼玉、東京、三重、岐阜、大阪、兵庫、香川、福岡他)および海外
※入社時点で海外に勤務することは原則ありません。
勤務時間 不明
保険 社会保険完備

参考元:https://www.mmc.co.jp/recruit/information/flow.html

三菱マテリアルの強み・競合他社・業界分析

三菱マテリアルの強みは、それぞれの事業において生産量や販売量などいくつもNo1の実績を持っていることです。伸銅品販売シェアと超硬工具売上高では国内No1、低アルファ線はんだ販売シェアと廃棄版(E-Scrap)サイクル処理量で世界No1など、国内外でトップの実績となっています。

半導体製造装置業界の競合他社として、住友電気工業、住友金属鉱山と比較してみましょう。当期純利益で見てみると、住友金属鉱山が1位、三菱マテリアルが2位、住友電気工業が3位となっています。

住友金属鉱山は、南米に5ヶ所、北米に1ヶ所、オーストラリアに1ヶ所、銅鉱山権益を保有しており、銅の権益獲得30万トン達成に向けて事業に取り組んでいます。世界トップクラスの製錬技術で、銅やニッケル、金などの金属を供給しています。

住友電気工業は、電力の安定供給に必要不可欠な電線・ケーブルの技術開発に取り組んでいます。住友電工グループ製品に使われる銅荒引線を製造しており、直径8㎜の銅荒引線を直径0.1㎜にも満たないレベルまで細くした「極細同軸ケーブル」など、独自の技術で製品を開発しています。

競合他社の当期純利益:単体(単位:億円)

(2021年)

IR読み解き!深堀り研究〜事業規模・資本構成・ビジネスモデル〜

ここからはIR資料や有価証券報告書を読み解いて企業研究しましょう。

経営方針

  <全社方針(e)> ・事業ポートフォリオの最適化  当社がオーナーシップを取るべき事業を、ビジョン・会社の目指す姿と整合性のある事業、自社としてガバナンスできる事業、世界または特定の地域でリーダーの地位を得られる事業、及び中長期的に資本コストを上回るリターンを継続できる事業として集中を図り、その上で、収益性と成長性の2つの軸で事業ポートフォリオを構築し、各事業の方向性を定め、ポートフォリオの最適化を目指してまいります。 ・事業競争力の徹底追求  ものづくり戦略、品質管理戦略、デジタル化戦略により、事業競争力の徹底追求を図ってまいります。ものづくり戦略では、それぞれの製造拠点が、事業戦略に基づくビジョンを描き、生産プロセス高度化等により、ものづくり力別格化の実現を目指します。品質管理戦略では、製品・工程設計、設備保全計画の最適化により、規格外品を発生させない、「攻めの品質」を目指してまいります。デジタル化戦略では、「三菱マテリアル デジタル・ビジネストランスフォーメーション(MMDX)」として、顧客接点の強化やデータの共有等を進め、ビジネス付加価値、オペレーション競争力等を向上させてまいります。2020年度から2025年度までの6年間で400億円超を投資するとともに、100人規模のデジタル専門人材を投入する計画としております。 ・新製品・新事業の創出  将来の収益基盤となる新しいビジネス創出のため、当社グループが捉えるべき重要な社会のニーズを「次世代自動車」、「IoT・AI」、「都市鉱山」及び「クリーンエネルギー・脱炭素化」とし、持続可能性の核となる新製品・新事業を創出・育成してまいります。

三菱マテリアルは、会社の目指す姿として、「ユニークな技術により、人と社会と地球のために新たなマテリアルを創造し、持続可能な社会に貢献するリーディングカンパニー」をビジョンとして掲げています。「事業ポートフォリオの最適化」「事業競争力の徹底追及(ものづくり戦略、品質管理戦略、デジタル化戦略)」「新製品・新事業の創出(研究開発・マーケティング戦略)」という全社方針のもと、事業の収益強化と企業の成長を目指しています。

売上・財務状況

売上(収益)と利益

三菱マテリアルの業績をみてみましょう。三菱マテリアルの業績は、売上高と当期純利益が増収増益となっています。 売上高については、金属価格や半導体関連および自動車関連の需要が堅調に推移し、高機能製品や加工事業における販売数量が増加したことが売上高の増収に繋がったと考えられます。マイナス要因としては、国内セメント需要の減少や米国事業の生コンの販売数量減少が影響しているようです。

2021年3月 2020年3月
売上高 8,681億円 8,027億円
経常利益 152億円 172億円
当期純利益 213億円 -499億円

対処すべき課題

  主要製品である銅地金は、中長期的に電気自動車の普及や再生可能エネルギー利用拡大などに下支えされた底堅い需要が見込まれます。また、主要原料である銅精鉱の調達は、中国における製錬能力の拡大ペースの鈍化と、複数の新規大型鉱山の生産開始・拡張の影響により、需給バランスが緩和することが期待されます。
 しかしながら、新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響により、海外銅鉱山の操業率低下に伴う原料調達リスクや、銅価格の下落、銅需要の減少等が引き続き懸念されることから、経済情勢や市場環境の動向を注視してまいります。
 このような状況のもと、資源事業部門では、ロスペランブレス銅鉱山、エスコンディーダ銅鉱山及びカッパーマウンテン銅鉱山の設備の改善・補強、並びに新規案件の開拓に取り組み、不純物の少ないクリーンな銅精鉱を製錬所へ安定的に供給することで、製錬所操業の基礎を支えます。2021年度は、従来のプロジェクトに加え、2021年2月に権益取得を完了したマントベルデ銅鉱山の拡張プロジェクトをパートナーとともに取り進めていくほか、2020年度に新設した鉱業技術研究所における銅精鉱中の不純物の除去等に向けた研究にも引き続き注力してまいります。
 製錬事業部門では、世界トップクラスの金銀滓処理能力を活かして収益力を強化するとともに、有価金属のみならず、金銀滓処理量増加に伴って工程内に増加する微量成分も効率よく回収し再資源化するため、マテリアルフローの最適化に取り組みます。更に、気候変動への対応を改めてテーマとして掲げ、環境への負荷が低い当社独自の三菱プロセスの環境的優位性を最大限に活かしつつ、化石燃料の削減やエネルギー変換効率・使用効率の向上、再生可能エネルギーの活用等の製錬プロセス改革に取り組むことにより、脱炭素社会の構築に貢献してまいります。

三菱マテリアルの有価証券報告書にて、主力製品である銅地金は中長期的に電気自動車の普及や再生可能エネルギーの利用拡大による需要が見込まれています。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、海外銅鉱山の操業率低下に伴う原料調達リスクや銅価格の下落、銅需要の減少が懸念されていることが課題です。また、セメント事業も新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響を受けて、工事の遅延によるセメント出荷量の減少などが懸念されています。国内外の感染状況に応じた対応指針を策定することが必要といえそうです。

先輩たちが行った企業研究とそのポイント

三菱マテリアルは総合素材メーカーですが、素材や製品を作るだけではなく、原料調達の仕事もあります。カンパニーや部門によって事業内容が異なり、比較するべき業界や同業他社も変化するため、面接でちぐはぐな回答をしてしまわないように注意しましょう。三菱マテリアルに入社後はどのような仕事に挑戦したいのかを明確にした上で、企業研究をすることが大切です。 また、先輩の投稿によると短めのインターンシップが多く開催されており、参加しやすいとのことです。社員の方に話を聞いたり顔馴染みになっておくことで、落ち着いて選考に臨むことができるでしょう。面接では志望動機を特に深掘りされるため、説得力のある回答をするために企業研究が必要といえそうです。

実際に選考通過した先輩の声

他の企業についても言えることですが、まずは同業他社がどんなことをしていて、どういった違いがあるのか、という点は必ず押さえておいたほうがいいと思います。 特に総合素材メーカーなだけあり、受けるカンパニーによっては金属系の会社を見比べるのか、それとも部品メーカーになるのか、製品として価格や性能で勝負する部門なのかなど大きく違うので、面接などではちぐはぐな回答にならないよう、注意してください。 また総合素材メーカーとして、ただ素材を作るだけでなく、様々なことに着手しています。 例えば原料の調達段階における仕事と製品を作る段階では大きく仕事の毛色が異なります。 それを踏まえたうえで、自分が将来どういったものを仕事にしたいのか、など明確なビジョンを持つと、このあたりは説明できるようになりますし、面接ではどんな質問が来ても狼狽えずに答えられ、印象もいいと思います。 またインターンシップやOB訪問などの機会は積極的に利用すべきです。 特にこの企業では短めのインターンシップは多く開催されており、参加しやすいという特徴もあります。 将来一緒に働く可能性のある社員や同期の方々と、入社前から交流を深められるうえ、社員の方々からも顔馴染みとなり、面接では余計な緊張をしないですむかと思います。 実際に私の場合リクルーターの方や、人事の方とあらかじめ見知っておけたのはかなり選考では有利だったと思います。 面接では一番動機を聞かれると感じました。 この企業でなにがしたいのか、将来は何を考えているのか、などありきたりな質問になりますが、その分深堀もされました。 特にカンパニーと中央研究所で分かれているこの企業では、なぜカンパニー志望か、やその逆などしっかりと説明する必要があると感じました。 ただし前述のように自分の志望動機がしっかりとわかっており、そのうえでこの企業とマッチしているカンパニーを選べ、やりたいことをしっかりと発言できているのであれば、内定に近づくと思います。

実際に選考通過した先輩の声

総合素材メーカーの中でも三菱マテリアルの特に主要事業が何なのかとくことをまずは調べ、説明できるようにしておいたほうが良い。そのうえで東レ等総合素材メーカーがほかにもある中で、なぜ三菱マテリアルなのか、中に入って何をしたいのか、社会にどういった形で価値を創造したいかを事業や企業理念にのっとった形で説明できるようにしておいたほうが良い。なんで三菱マテリアルなのかというところを何度も聞かれた記憶があるため。そこを詰めておいた方が良い。私の時はコロナでOB/OG訪問ができなかったが、できるだけしておいて、HPからはわからない社風やキャリアビジョンも聞いておいて、自分の中でのシナリオやビジョンをより具体的に作っておくべき。私の場合は、面接の逆質問の時に、会社内のよりリアルなことを知りたいと伝え、答えてもらっていた。なぜ三菱マテリアルの希望職種なのか、というところまで詰めていれば企業研究としては十分だと感じた。

実際に選考通過した先輩の声

他社との差別化、そして自己分析がしっかりとできているか、この2点が需要視されたと感じています。 差別化については、三菱マテリアルでなくてはならない理由を、具体的な内容を交えて話すことができるように、企業研究を徹底して行うことが求められます。業界についての理解度の確認もされたため、業界の志望度も含めて企業研究を行うことをおすすめします。自分が興味のある事と企業が取り組んでいることを結び付けることでより説得力のある文章になると思います。 また自己分析については、なんとなくの理由だけだと見抜かれるので、なぜそう思うのか、なぜその選択をしたのか等について、しっかりとした理由付けを行い、論理的な回答を用意する必要があると思います。

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この記事を書いた人: 就活会議編集部

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