総合素材メーカーとしてユニークな技術を創造し、循環型社会に貢献するNo.1※企業集団、三菱マテリアル。
「人と社会と地球のために」
こうした理念の下、社会の様々なニーズに応えるため、製品の研究開発に取り組み、より優れた製品、システムやサービスなどを世の中に提供できるよう努めてきました。
私たちが受け継いできた、ものづくりの精神と循環型社会実現への想い。
その想いを実現するために、時代の変化と共に様々な分野への挑戦を何度も続けます。
■事業内容
世界のインフラ、産業、イノベーションを支える、世の中にとって不可欠な基礎素材を供給。
主に5つの分野で多角的に事業展開しており、生産量や販売量などにおいて全ての事業でNo.1※の特徴を有しています。
【高機能製品事業】
人々の生活をより快適にするAIの活用やIoTが急速に進み、また、自動車ではEV等の次世代自動車の需要増が見込まれています。このような社会ニーズに応えるために、自動車部品や電線、銅管、無酸素銅、電子デバイス、シリコン精密加工品などを世の中に提供しています。
【加工事業】
自動車や航空機、医療機器で使用される金属部品・複合材料の切削加工に不可欠な超硬工具、自動車エンジンや駆動部に使用される焼結部品を供給しています。
また、使用済み超硬工具からレアメタルの一種であるタングステンのリサイクルにも取り組んでいます。
【金属事業】
鉱山部門では、銅鉱石の安定調達を目的に、海外銅鉱山への投資を行なっています。
製錬部門では、「三菱連続製銅法」などの技術によって、高性能銅合金を展開。
近年では、銅製錬プロセスを活用し、スマホなどの電子機器類の廃棄板(E-Scrap)から有価金属を回収(世界シェアNO.1※)。
資源の有効活用に積極的に取り組んでいます。
【セメント事業】
道路や橋、港湾、ビル、ダムなどあらゆる部分で使われるセメントは、社会インフラ整備に欠かせません。
「あべのハルカス」をはじめとする多くの都心の高層ビルなど、当社のセメントが使用されています。
【環境・エネルギー事業】
再生可能エネルギーの太陽光、地熱など、将来を見据えた環境負荷の低いエネルギー開発をしています。
環境リサイクルは、テレビ、冷蔵庫などの使用済家電を家電メーカーと共にリサイクル事業を行っています。
※自社調べ
・当社の強み
ものづくりを通じて、地球の未来を創る
世界のものづくりは日々進歩し、生活はますます便利になっています。
一方で、大量生産・大量消費・大量廃棄等による資源の枯渇、環境汚染は世界的な課題となっています。特に、鉱物資源のほとんどを輸入に依存する日本においては、リサイクルによって貴重な資源を有効に使うことが求められています。
そこで私たちは、資源、素材、加工品に至るまでの幅広い技術とノウハウを活用し、循環型社会を実現するためのビジネスモデルを構築しています。
今後も、ものづくりを通じて世の中を豊かにするだけでなく、"ものづくりに必要な限りある資源をどのように有効に使い、再生させるか”を絶えず考え、全ての事業でリサイクルを展開していきます。
複合企業の強みを活用した「製錬・セメント資源化システム」
三菱マテリアルにおけるリサイクルへの取組みの中でも、複合事業である強みを最も発揮しているのが、非鉄製錬所とセメント工場を連携させた「製錬・セメント資源化システム」。
非鉄製錬所とセメント工場の施設で発生する副産物等を原材料としてお互いに利用することで、廃棄物を出さないリサイクルを実現させた仕組みです。
当社インフラを利用した産業廃棄物処理による社会貢献
廃棄物の多様化や排出量の増加に伴い、最終処分場の不足や処理困難物の増大等の問題に直面している日本。
二次廃棄物を出さない廃棄物の処理・再資源化は重要な課題です。
当社では、非鉄製錬所とセメント工場のインフラを活用してごみ焼却施設から発生する焼却灰や廃自動車・廃家電から発生するシュレッダーダスト、下水汚泥などの産業廃棄物を年間約4,400万トン処理する一方、同工場からは産業廃棄物を出さない(ゼロエミッション)クリーンな事業運営をしています。
今後も、独自の技術を活用し、処理が難しいとされている廃棄物のリサイクルを実現させる等、循環型社会の実現に向けて積極的に取り組んでいきます。
・当社の課題
イノベーションによる成長の実現
中期経営戦略における重点戦略の一つとして、「イノベーションによる成長の実現」があります。各事業が、顧客から優先されるパートナーとなり、最適なソリューションを提供するためのイノベーション施策を立てて取り組んでいます。
循環型社会構築を通じた価値の創造
当社は、すべての事業においてリサイクルに取り組んでいますが、今後は更なるバリューチェーン追及による廃棄物削減を進めていく必要があると考えています。また、当社独自のビジネスモデルを確立させ、リサイクル事業を拡大していきます。
成長投資を通じた市場プレゼンスの拡大
当社は、当社グループ事業を「安定成長事業」、「成長促進事業」、「収益改善事業」の3つのカテゴリーに分け、各事業の特性に適した方向性を定めており課題を明確化しています。"事業の選択と集中”を促進することにより、今後は生産・販売・サービス拠点の拡充によるグローバル拠点の拡充を行います。
・向いている人
・相手の個性を認め、お互いに切磋琢磨できる方
・誠実さを持ち、スピード感と困難に立ち向かう意志を持って行動できる方
・理想の実現へ向けて諦めずに努力できる方
・向いていない人
・チームワークが苦手な方
・マイペースに仕事をしたい方
・困難に直面すると逃げてしまう方