【就活ガイド】サッポロビール株式会社の企業研究〜企業分析で選考突破〜
就活をする上で絶対に欠かせないのが企業研究です。この記事では、サッポロビール株式会社の基本情報や、先輩たちが実際に行った企業研究方法をご紹介します。サッポロビールの選考を受ける前にどのような会社なのか、その特徴をしっかり理解していきましょう。
【企業研究】サッポロビールはどんな会社?
まずはサッポロビールについて理解していきましょう。 ここではサッポロビールの選考に通過した先輩たちが行った企業研究と、その社風などをお伝えします。
サッポロビールの会社概要と社風
まずはサッポロビール株式会社の企業概要と社風をみていきます。
サッポロビールの基本情報
会社名 | サッポロビール株式会社 |
---|---|
業界 | 飲料 |
本社所在地 | 東京都渋谷区恵比寿四丁目20番1号 (恵比寿ガーデンプレイス内) |
設立 | 2003年7月1日 |
営業収益 | 412億円 |
従業員数 | 151人 |
資本金 | 539億円 |
平均年齢 | 46.7歳 |
初任給 | 事務系総合職 技術系総合職(生物・化学系) 技術系総合職(機械・電気系) 経理部門 大卒/月給215,000円 院卒/月給232,000円(修士・技術系採用の場合) ※2020年4月初任給実績 DX推進部門 大卒/月給215,000円 院卒/月給232,000円(理系修士の場合) ※2020年4月初任給実績を基に記載 |
採用人数 | 不明 |
経営理念 | 新しい楽しさ・豊かさを お客様に発見していただけるモノ造りを |
代表者 | 代表取締役社長 野瀬 裕之 |
事業内容 | ビール・発泡酒・新ジャンル・ワイン・焼酎などの製造販売、洋酒の販売、他 |
参考元:https://www.sapporobeer.jp/company/overview/
部門別の事業
サッポロホールディングスは、酒類事業/食品飲料事業/不動産事業を展開しています。サッポロビールは、ビール・発泡酒、国産ワイン、その他の酒類の製造・販売など「酒類事業」を担当しています。
事業 | 業務 |
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商品開発・戦略立案 | ブランド戦略:お客様に喜んで手に取っていただける強靭なブランドを創り上げ、お客様の心を動かすマーケティング戦略を策定・実行します。ブランドマネージャーはブランドの経営者として、社内外の関係者を巻き込みながら戦略を実現していきます。 商品開発:サッポロビールとお客様をつなぐ「商品」や「サービス」を生み出す仕事です。新商品のコンセプトを立案し、関係部署とやり取りをしながらターゲットの策定、ネーミング・パッケージの作成、中味の開発まで、すべてに携わり「0から1」を創り上げていきます。 研究開発:新商品開発のための研究のみならず、酵母による発酵などの製造技術開発や、「おいしさ」などの感性に科学的にアプローチするなど、さまざまな分野にわたり、新技術の研究開発と導入を行います。 | 購買・製造 | 品種開発・原料調達:ビール原料である大麦やホップの研究や新しい品種の開発を行います。また、フィールドマンとして自らの足で国内外の大麦・ホップ産地に赴き、生産者やサプライヤーと協働で品質の良い原料をつくっていきます。 製造(醸造):産地やその年の気候により品質に差が生じる原料や生き物である酵母を管理し、常に安定した品質の製品を製造していきます。また新商品を造る際には、開発部門がつくったレシピを、工場スケールで具現化していくのも醸造の仕事です。 パッケージング:ビールなどを容器に詰めるパッケージング工程の管理を行います。一言でパッケージングと言っても、その工程は複雑なもの。鮮度を維持し、安全・安心でおいしく飲んでいただけるよう、必要な量をより低コストでお客様の手に届く商品の形に仕上げていきます。 エンジニアリング:工場は機械設備の塊。生産部門のさまざまな工程を工学的な技術で支援しています。商品を安定した品質でローコスト且つフレキシブルに供給するために、新しい設備の導入やメンテナンスの計画を立て、課題を技術的な視点から解決します。 需給:「需給(サプライチェーンマネジメント)」は、サッポロの命綱でもあるサプライチェーンの管理を担っており、余剰も欠品も出さないよう、全国の製品在庫を調整しています。製品の需要予測と製造計画の策定を行いながら、毎日全製品の出荷動向を確認し、製造計画を組んでいきます。 | マーケティング・販売 | 業務用営業:飲食店や酒販店に対して営業を行います。業務用営業の活動テーマは「相談するなら、サッポロビール」。オーナーの想いや夢を、ドリンクから接客、物件、多店舗展開支援などさまざまなサポートを通じて、一緒に実現していきます。 家庭用営業:スーパーやコンビニに対して営業を行います。大切なことは、お客様目線での「課題解決型提案」です。常に、最終的な消費者であるお客様を意識した営業活動を実行し、商品・企画を提案することで、小売店の売上に貢献します。 フードビジネスサポート:お店がより繁盛する戦略を立て、業態開発・多店舗展開支援・人財育成・メニュー開発など幅広い切り口からコンサルティングする専門部隊です。 リテールサポート:市場分析や店舗の実績データ等から商談資料やストーリーを作成し、サッポロビールの提案力を底上げする支援を行います。蓄積された知見を駆使しながら、営業の能力向上を促進し、組織力を高めていきます。 | コーポレート部門 | 経理:経理上の処理はもちろん、各部署と協働しながら事業の改善に向けた取り組みを数字の視点から行っています。正確かつスピーディな会計処理を行うと同時に、事業活動や戦略施策を数値化し、タイムリーな情報共有やリスク・リターンの可視化を行うことによってさまざまな活動のサポートを行います。 法務:サッポログループの企業リスクの最小化、また企業価値を最大化すべく、法務の専門知識を通じて、さまざまな場面で活躍しています。法務業務は法務の専門知識だけではなく、コミュニケーション能力はもちろん、ビジネスの実態を深く理解した法務意見が求められるため、ビジネスセンスが問われる仕事です。 DX推進:サッポログループ全体のDX戦略を立案・実行すると共に、プロジェクトマネジメントやデータ解析などによって各事業のDX推進をサポートしています。また、DX人財の育成や、最新テクノロジーの活用を内製化できる体制の整備も進めており、多方面からのDX推進を通して、既存事業の変革や新規事業の創出を目指します。 |
主力事業とシェア
国内酒類カテゴリー別売上金額(%)
サッポログループのの主力事業は、酒類事業です。サッポロホールディングスの売上高の約66%を国内酒類が占めています。そんな酒類事業の売上をカテゴリー別にみていくと、ビールが約半分を占めています。サッポロビールは「サッポロ生ビール黒ラベル」や「ヱビス」などの主力ブランドの強化を進めています。ビールの中でも、新型コロナウイルス感染症の影響による家飲み需要が増加したことで、ビール缶が好調のようです。その分、外食店舗用の業務用ビールは苦戦を強いられています。 また、RTD(RTDとは:蓋を挙げてすぐにそのまま飲める飲料、缶酎ハイやカクテルなどのアルコール飲料を指す)では新商品「濃いめのレモンサワー」がヒットしています。
参考元:https://www.sapporoholdings.jp/ir/financial/segment/
参考元:https://www.sapporoholdings.jp/ir/library/description/
サッポロビールの社風
好きなモノを売れることの幸せや、造る人の想いを伝えられる喜びは、何年経っても色褪せません。同じ「幸せ」「喜び」を分かち合える会社の仲間たちも、一生の大切な存在になります。「誰かのいちばん星」として一緒に明るく前向きに未来を切り拓いていきましょう!
引用元:https://www.sapporobeer.jp/recruit/people/people01.html
サッポロビールは、ビジョンである「誰かの、一番星になれ」の精神を大切にしています。ライフスタイルや価値観が多様化する中で、お酒のライバルはお酒だけではなく、心を動かすもの全てといえるでしょう。お酒を作るだけではなく、「誰かの一番星」として一人ひとりの心を動かしていくために、新しい商品を開拓していくことが必要だと考えています。新しい楽しさを届けるためにモノ造りを通してお客様の「心を動かす」ことを第一に、自社製品に誇りを持ちつつ挑戦を続ける企業風土があるといえるでしょう。
福利厚生・社内制度
サッポロビールは、社宅や社会保険など基本的な福利厚生が完備されています。さらに、産休・育休中のサポートにも力を入れており、女性の育休・産休取得率は100%です。また、男性社員の育休取得率も66%(2019年度)となっています。復職後も仕事と育児を両立しながら働き続けられるように、短時間勤務やスーパーフレックスタイム制度などの環境が整っています。 キャリア支援としては、新入社員をフォローするための各種研修が行われています。社員の自発的な成長をサポートする制度としては、部署を問わず商品開発に携わる「商品アイディア公募」や、希望の部署へインターンに行ける「社内インターン」があります。
【福利厚生】
- 諸手当:家族手当、子女教育手当、早出・残業手当、休日出勤手当、深夜業手当 など別途支給
- 保険:健康保険・厚生年金保険・雇用保険・労災保険・希望グループ保険
- その他:社宅(全国各事業場所在地に借上げ社宅又は社有社宅完備)、保養所(会社社有保養所有り)、財形貯蓄制度、諸貸付金制度、社員持株会、企業年金基金制度、確定拠出年金制度、個人積立年金制度 他
【産休・育休中のサポート】
- 産前産後期:産前産後休暇、産前産後就業への配慮(時間外労働、休日労働および深夜業が免除)、妻の出産休暇(男性への施策として、妻の出産の際は休暇を3日付与)、短時間勤務制度(通常の勤務時間を15分単位で短縮可能、小学6年生の学年末までの子を持つ社員が対象)、積立休暇(失効した有給休暇を最大60日まで積み立てて保有可能、子どもの看護や不妊治療の事由を対象に休暇を取得可能)
- 育児休暇期:育児休職制度(時間外労働、休日労働および深夜業が免除)、育児書の配布、パソコン貸与(休職中も会社の情報を把握できる環境を提供)、スーパーフレックスタイム制度(有給休暇の範囲内で半日単位、また1時間単位で休暇取得可能、子どもの病気対応などにも利用可能)、復職面談の実施、育児施設利用料補助、育児サービス利用料補助制、テレワーク制度
【キャリア支援】
- 研修:新入社員研修、入社1年後フォロー研修、突き抜ける!を体現する仕事の進め方研修、巻き込み力研修、
- キャリア支援制度:商品アイディア公募、若手グローバル研修、社内インターン、自己啓発支援、人財公募制度、公募型研修
参考元:https://www.sapporobeer.jp/recruit/company/
募集職種・募集要項
2022年卒募集要項は下記の通りです。
募集職種 | 事務系総合職・技術系総合職(生物・化学系)・技術系総合職(機械・電気系)・経理部門 DX推進部門 |
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職務内容 | 不明 |
応募資格 | 不明 |
給与 | ■事務系総合職・技術系総合職(生物・化学系)・技術系総合職(機械・電気系)・経理部門 2020年4月 初任給実績 大卒/月給215,000円 院卒/月給232,000円(修士・技術系採用の場合) ■DX推進部門 大卒/月給215,000円 院卒/月給232,000円(理系修士の場合) ※2020年4月の初任給実績を基に記載 |
諸手当 | 家族手当、子女教育手当、早出・残業手当、休日出勤手当、深夜業手当 など別途支給 |
勤務地 | 全国各事業所、海外 |
勤務時間 | 年間総労働時間 1,830時間 本社/地区本部 9:00〜17:30(休憩60分) 研究所 8:55〜17:35(休憩70分) 工場 8:25〜17:05(休憩70分) ※時間外労働を命じる可能性あり |
保険 | 健康保険・厚生年金保険・雇用保険・労災保険・希望グループ保険 |
参考元:https://www.sapporobeer.jp/recruit/recruit/
サッポロビールの強み・競合他社・業界分析
ビール業界の市場規模は、近年減少傾向にあります。ハイボールやチューハイ、ストロング系の酒類が若者を中心にヒットしていることや、発泡酒/新ジャンル(※)など低価格な酒類が人気になっていることが原因と考えられます ※新ジャンル…発泡酒に別のアルコール飲料(麦由来のスピリッツなど)を加えたもの、または麦芽以外の穀物(豆類など)を原料に発酵させたもの
サッポロビールの競合他社として、サントリー/アサヒ/キリンが挙げられるでしょう。
競合他社の経常利益:単体(単位:億円)
サッポロHDの代表的なブランド商品は、「サッポロ生ビール黒ラベル/ヱビスビール/麦とホップ」があります。飲料メーカーでありながら、サッポロHDは不動産事業にも取り組んでいることが特徴です。ただし、売上の6割以上は酒類事業が占めているため、あくまで酒類が事業の中心といえます。
サントリーHDの代表的なブランド商品は、「ザ・プレミアム・モルツ/鏡月/山崎/ジムビーム/ほろよい」などです。ビール、ワインの製造販売のほか、米国をはじめとした世界の様々なエリアでスピリッツ(蒸留酒)の製造・販売を行なっています。酒類以外の飲料・食品事業にも力を入れており、幅広い商品展開が強みです。
アサヒHDの代表的なブランドは、「アサヒスーパードライ/クリアアサヒ/ブラックニッカ」などです。日本初の缶入りビールを販売するなど、ビール業界のリーディングカンパニーといえます。また、酒類以外にも「三ツ矢サイダー」や「カルピス」など人気ブランドを多く持っているため、安定した事業基盤を持っているといえるでしょう。
キリンの代表的なブランドは、「一番搾り/淡麗グリーンラベル/のどごし/氷結」などです。創業以来、オセアニアやアジアなどの海外市場にも進出し、多くの商品が親しまれています。また、医薬事業にも取り組んでいることが特徴です。
IR読み解き!深堀り研究〜事業規模・資本構成・ビジネスモデル〜
ここからはIR資料や有価証券報告書を読み解いて企業研究しましょう。
経営方針
サッポロホールディングス株式会社の第97期有価証券報告書にて、経営方針が下記の通り記載されていました。
サッポログループ長期経営ビジョン「SPEED150」 経営理念及び経営の基本方針は踏襲しながら、スピードを持って経営改革と事業成長に取り組むことで実現させる「2026グループビジョン」と「行動指針」を定めました。 グループの成長の源泉は、創業以来140年の歴史の中で培われた「ブランド資産」であると改めて認識した上で、グループのコア事業を『酒』『食』『飲』の3分野と位置づけ、不動産事業とともにグループ保有のブランドを育成・強化していきます。国内にあまたある食品企業の中でも、『酒』『食』『飲』の3分野を展開するユニークな強みを活かし、特長ある商品・サービスをグローバルに展開し、お客様との接点拡大を図ることで、力強い成長を目指します。 ○2026グループビジョン サッポログループは 世界に広がる『酒』『食』『飲』で 個性かがやくブランドカンパニーを目指します ○行動指針 1.イノベーションと品質の追求による新たな価値の創造で、世界のお客様のより豊かな生活に貢献します 2.お客様同士のコミュニケーション活性化に役立つ商品・サービスの提供とブランド育成に努めます 3.環境変化に対応し、効率的な経営の実践に努めます
サッポロビールは、全ての企業活動を通して「新しい楽しさや豊かさをお客様に発見していただけるモノ造り」を目指しています。サッポログループの中でサッポロビールは、「サッポロ生ビール黒ラベル」「ヱビス」などのブランドの育成をはじめ、お客様同士のコミュニケーション活性化に役立つ商品の提供に努めていくようです。時代に合わせてお客様の心を動かす商品/サービスを開発していくことが、サッポロビールの経営方針と言えるでしょう。
売上・財務状況
売上(収益)と利益
サッポロビールの業績を見てみましょう。サッポロホールディングスの2020年12月の売上高は412億円となっており、2019年12月の売上高より上がっています。また、経常利益と当期純利益も上がり増収増益となっています。 サッポロホールディングス自体の業績は好調といえますが、セグメント別の売上収益で酒類事業を見ていくと、2019年が3,244億円、2020年が2,854億円と業績は下がっています。新型コロナウイルス感染症の影響により、業務用ビールの売上数量が減少したことが関係していると言えそうです。緊急事態宣言の解除後に外食事業の市場は思うように回復しなかったことも理由と考えられますが、今後新型コロナウイルス感染症が収束に向かえば徐々に回復していく可能性もあるでしょう。
2021年4月 | 2020年4月 | 前年同期比 | |
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売上高 | 412億円 | 166億円 | 148% | 経常利益 | 327億円 | 81億円 | 304% | 当期純利益 | 76億円 | 44億円 | 73% |
対処すべき課題
当社グループの売上収益において酒類事業の占める割合は66%となっており、またその大部分は国内市場での売上となっております。この国内市場への高依存体質を脱却し、さらなる収益性の拡大を目指すため、海外市場での事業活動の拡充を図っております。 しかしながら、依然、国内市場への依存は高く、国内市場での需要が減少する中での競合他社との価格競争、2020年から段階的に実施されている酒税の税率変更、消費者の嗜好の変化、商品値上げ、冷夏や長期間にわたる梅雨等の要因によって売上が減少した場合、当社グループの業績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性は、翌期以降においても常にあるものと認識しております。
サッポロホールディングスの課題として、酒類事業への依存度の高さが挙げられるでしょう。サッポログループの酒類事業の大部分は国内市場での売り上げとなっているため、さらなる収益の拡大を目指して海外市場でも事業を拡大していくことが必要だと考えられます。また、新ジャンルの登場やストロング系の流行など、消費者の嗜好やニーズは変化しやすくなっています。さらに気候などによっても売れ筋の商品は変わっていくでしょう。そうした中で、ビールや国内市場だけに依存しない事業活動を開拓していくことが必要といえます。
先輩たちが行った企業研究とそのポイント
先輩は、サッポロビールの業界内での立ち位置を理解することに力を入れていたようです。まずは自分のやりたいことを明確にした上で、自分のやりたいこととサッポロビールの方針がズレていないかを意識して企業研究をしています。その後、競合他社の研究を行い、なぜサッポロビールなのかを差別化していきました。 なお、企業研究をする上で座談会や社員面談が一番企業研究の役に立ったとのことです。実際の社員と話して、業務内容や社員の価値観を知っていくことが大切といえるでしょう。
実際に選考通過した先輩の声
サッポロビールの業界内での立ち位置を明確にするようにしました。その際3つのツールに分けて企業研究を行いました。1つ目は採用HPです。ここでは、主に自身のやりたいことの深掘り・会社としての未来・理念やビジョンの確認を行いました。未来についてはIR情報などを見て会社がどの方向に進んでいくのか、そこに自分のやりたいこととズレはないかを意識して読み込みました。2つ目は他社サイトです。他業界と比べて4社が独占している業界なので、その中でなぜサッポロなのかを競合他社との差別化を中心に調べるようにしました。具体的には他社と比べた強み・弱み、力を入れている事業の違いなどに注目しました。3つ目は座談会や社員面談です。ここが一番ためになりました。実際に社員の方と話すことで実業務のイメージ・環境・ヒトの価値観などがより具体的に話せるようになりました。インターンの後は一人一人メンターが就くのでわからないことやES添削などとにかく頼るようにしました。
実際に選考通過した先輩の声
企業研究としては、サッポロビールについて調べるだけでは不十分だと思う。ビールや酒類は主に4社で寡占している状態であるため、それぞれを調べ、比較することでよりサッポロの特徴をつかむことができた。比較した項目は、ビールの味わい、こだわりポイント、マーケティングやプロモーション方法、どこをアピールしているのか、社風、会社の方針など。様々な角度で調べ、比べることで、面接でも自信を持って話すことができた。あと、OB訪問は会社の方針や社風、どこが商品のこだわりなのか学ぶため、確実に有効な手段だと思う。私は大学のOBがあまりいなかったが、サッポロビールは説明会(会社主導のものではなくても、hello, visitsなど)でもアットホームな雰囲気だったため、様々な質問をしやすかった印象がある。そういった媒体も有効活用すると良いと思う。
この記事を書いた人: 就活会議編集部
就活会議の編集チームです。就活生の皆さんの役に立つ「企業と面接のリアルな情報」を発信しています。体験記・ESは 会員登録 すれば見放題! YouTubeチャンネル も配信中です!