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就活会議
CREATED ON 2026.01.21 | UPDATED ON 2026.01.21

「就活がつらい……」就活生が抱えやすい5つの悩みに心理学者が答える!

就活の悩み
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就活がつらいあなたへ 就活がつらい……悩み別の対処法

こんにちは。就活会議編集部の佐藤です。 自分の将来と向き合い、慣れない選考に挑み続ける就活は、想像以上に心を消耗するものです。「就活がつらい」と感じるのは、あなたが真剣に取り組んでいる証拠でもあります。 そこで今回は、心理学者の藤井先生のインタビュー動画をもとに、就活生が抱えやすい「5つの悩み」を心理学の視点から整理し、気持ちを少し楽にするための具体的な対処法を解説します。心理学にもとづいたアプローチを実践して、自分らしく、納得のいく就活を進めていきましょう。

この記事は、就活会議の会員が投稿した体験記にもとづいて作成・編集をしています。就活会議の会員は現役の学生であることを確認しています。

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AI要約

「就活がつらい」就活生が抱えるよくある悩みとその対処法
臨床心理学者の解説にもとづき、就活特有のストレスや不安を軽減する5つの具体的対処法が理解できる記事である。

まず、選考に通過しない苦しみに対しては、全てが失敗だと思い込まず「例外」や「うまくいった証拠」を探す認知アプローチが有効である。自身の将来像が不明確な場合は、思考を深掘りして根本的な価値観(スキーマ)を特定する「下向き矢印法」や、他者の視点を取り入れるワークが効果的である。

また、内定への不安に対しては、ネガティブな感情をありのままに受け入れる「創造的絶望」の概念を解説し、運動で物理的にストレスを低減させる手法が紹介されている。


周囲との比較によるプレッシャーには、漠然とした劣等感を具体化して解決策を見出す「チャンクテクニック」が、多忙による先延ばし(セルフハンディキャッピング)には、5分間の簡単な作業で着手する「モチベーションスパーク」がそれぞれ解決策として提示されている。

結論として、感情や身体反応はコントロール不能な結果である一方、自身の思考と行動はコントロール可能であり、心理学的技術を用いてこれらを調整する重要性が示されている。

※動画と記事の概要を生成AIでまとめています。

どこから読み始めますか?(リンクを押して飛ぶ)
・就活にまつわる悩みと対処法を知りたい
・心理学者からのエールを見たい

※なお、この記事では就活会議のYouTubeチャンネルで公開している「就活がつらい...? 心理学者が解説する驚きの解決法とは!【ストレス/面接】」のインタビュー内容をベースに、インタビューの書き起こしから再構成・編集をおこなったものです。

インタビューでは、精神障害や心理的な問題を扱う「臨床心理学」を研究する、心理学者の藤井靖先生が登壇。就活でよくある悩みを改善する方法を、心理学的視点から伺いました。

心理学者が回答! 就活生が抱えやすい5つの悩み

①思うように選考通過しない

よくある悩み


・ESや一次選考が全く突破しない

・対策しているけどなかなか通過できない

心理学者の藤井先生による解説


前提、人間は成功体験に支えられて生きているため、それがないとなかなか次に進めない生き物です。


これを踏まえ、まず大切にしてほしいのは「例外」を探すことです。たとえば、ある選考に落ちてしまったとしても、それは特定の業界での結果であり、ほかの業界で落ちているわけではありません。これが「例外」に当たります。


また、次もそうなるという証拠を探すことも大切です。なにかがうまくいかなかったときも、「でも、うまくいった部分もある」と考えると心が軽くなります。


どうしてもネガティブになってしまうときは、信頼できる人の意見を聞くのも効果的です。その意見に納得できなくても、自分とは違う視点を知っておくことが大切です。

②自分が何になりたいかわからない

よくある悩み


・自分が何者か、何になりたいかわからない

・不合格をもらっているわけではないのにつらい

心理学者の藤井先生による解説


心理学には、自分のなかにある信条を指す「スキーマ」という言葉があります。キャリア領域では「内的キャリア」と呼ばれ、自分が仕事において何を大事にしたいかを考えることで、キャリアの選択肢が広がると言われています。


自分の軸が見えず悩んでいるときは、「下向き矢印法」というワークが効果的です。たとえば、「その職種に就いたらどうなるか」→「そう思うのはなぜか」→「そう思うとどうなるか」というように、自分の考えをどんどん掘り下げていきます。そうすることで、最終的な「スキーマ」、つまり自分が最も大事にしたい価値観が見えてくるのです。


この深掘りをする際は、友達に突っ込んでもらうと良いです。


もし、掘り下げてもピンとこない人は、自分の強みや良さに気付いていない場合も結構あります。


そこでおすすめなのが、「感じ辞典」というワークです。人を表す言葉が30個ほど並んだリストを使い、「自分が自分で思う自分の特徴」と「他人が選ぶ自分の特徴」を比較すると、異なることが多くあるのです。自分が気付いていない良さを知るためには、人の視点を借りることが大切ですよ。

「下向き矢印法」で自身の価値観を掘り下げる具体例

心理学者の藤井先生と徳差さんの対話の様子

藤井先生:キャリアアドバイザーという仕事を何でされているのですか?


就活会議:人に向き合うのが好きだからです。


藤井先生:なぜ人に向き合うのが好きですか?


就活会議:人を応援したいという気持ちがあるからです。


藤井先生:人を応援すると自分のなかでどういうことになるのですか?


就活会議:一定、満足感が得られます。


藤井先生:なんで満足感が得られるのですか?


就活会議:性格的な面もあるかもしれませんが、利他主義な部分があるかなと思います。


藤井先生:それって、自分が求める人物像に近いですよね。


就活会議:はい、おっしゃるとおりです。


藤井先生:心理学に「ヘルパーズハイ」という言葉があります。自分のためよりも他人のために行動するほうが脳内の快感物質がたくさん出るんです


人を助ける仕事があなたにとってアイデンティティになるのならば、それを実現できる職業を考えるのも一つかもしれません

③内定が取れるか不安

よくある悩み


・もともと自己肯定感が低く、漠然と内定が取れない気がしている

・先行きの不透明さに不安を抱いている

心理学者の藤井先生による解説


そもそも大学生という時期は、自分自身が作られる時期です。そのため、就活がなくても自己肯定感が低くなったり、未来への不安を抱きやすい時期だと思います。


そんなとき、一つのキーワードになるのが「創造的絶望」という言葉です。これは、自分の気持ちをコントロールしようとするほど、逆に悩みや苦しみが増えるという事実に気付くための概念です。「自分がこうしたい」「こういう人になりたい」と思えば思うほど、現実とのギャップを認識し、逆に苦しくなっていくことがあります


そこで大切になるのが、「自分の思うとおりにしないようにしよう」という、ある種の「開き直り」です。不安は下げようとすればするほど、逆に強くなってしまいます。「あ~不安になったな」くらいに考え、コントロールしようとしないということが大事です。


また、物理的な対処法として「ボディーエクササイズ」も有効です。これは、不安を感じたら体に負荷がかかるような運動をするという方法です。たとえば、「不安を感じたら近くのコンビニまでダッシュする」などですね。


全力に近い状態で体を動かしているときは、人は不安を感じることが難しくなります。運動によってストレスホルモンが低減し、ネガティブな感情がなくなっていくことは、科学的なエビデンスでも証明されています。


「そんなの一時的なものじゃないか」と思うかもしれませんが、その一時的が大事なのです。一時的を何度も繰り返していくことが、自分のストレスを減らしていくことにつながります。

④周囲と比較してプレッシャーに押しつぶされそう

よくある悩み


・周りの友人は内定が出ている状況で遊びに誘ってきたり、家族からも期待をされていたりする状況に対し、自分はまだ内定が1社も取れていない

・プレッシャーで面接がうまくいかず、より一層自分の就活の先行きに不安を抱いている

心理学者の藤井先生による解説


基本的に人と比べているうちは、自己肯定感は上がりません。そこで有効なのが、「チャンクテクニック」という考え方です。これは、自分なりのコンプレックスを「チャンクダウン(具体化)」して、対応策を見つける方法です。


たとえば、「周りの皆は内定を取れているのに、何で自分は取れないダメ人間なんだ」とか、「自分はやっぱり人より劣ってるんだ」といったプレッシャーを感じているとしましょう。しかし、こうした漠然とした課題感は、なかなか解決が難しいものです。


ここで、「自分は人より劣っているのではないか」というコンプレックスを具体化してみるのです。たとえば、「内定が決まってないから社会人として才能がない」と考えるのではなく、「〇〇ちゃんのほうが、今受けたなかでは採用順位が高かった」と落とし込みます。すると、「じゃあ自分は少し出遅れているけれど、自分なりに工夫できる方法がありそうだ」といった、発想に結び付けやすくなると思います。


「コンプレックスを克服しよう」となると、漠然としすぎていてきついでしょう。しかし、「〇〇ちゃんを真似して自分もこういうことしてみよう」「こういう対策できそう」といった形で、「もしかしたらうまくいく可能性もあるかもしれない」と思うことで、プレッシャーから解き放れ、自己コントロールにつながっていくでしょう。


つらさにつながっている現状認識が「自分はダメだ」というのだと対策のしようがないんですね。だからこそ、対策の視点を見つけることが大切です。


また、プレッシャーに打ち勝つためにはモチベーションが大切だと言われています。人間のモチベーションは、大体3種類に起因していると言われています。一つ目は人との関係性、二つ目は自立性、三つ目は有能性です。自分にはどれが響くのかを考え、それをイメージするとモチベーションを維持しやすくなりますよ。

⑤忙しすぎて就活が手につかない

よくある悩み


・仕送りがなくて自分でお金を稼ぐ必要がある

・単位がかなり残っているため、授業に出席しなければならない状況で就活を進めないといけない

・準備に割ける時間がなく忙しさと就活がうまくいかないことが続いて精神的に手一杯

心理学者の藤井先生による解説


「忙しすぎて就活が手につかない」という背景には、二つのケースがあります。実際に可処分時間が少ない、つまり自分で自由に使える時間が少なくて実際にそうなっているというケースと、本当はやる時間があるけど先延ばしにしてしまっているケースです。


心理学の基本的な法則で「セルフハンディキャッピング」というものがあります。これは、就活など自分がやらなくてはいけないことがあるとき、「むしろ部屋を掃除してしまう」「バイトのシフトをたくさん入れてしまう」といった心理のことです。この心理は、プレッシャーを感じれば感じるほど起こります。


これに対する有効な対処法が、「モチベーションスパーク」という考え方です。完璧主義や心配性でなかなか一歩が踏み出せないときは、就活に関係したことならなんでも良いので、「簡単に5分くらいでできる、結果が目に見えてわかりやすく、達成感がある作業」をまずしてみると良いです。


たとえば、「いくつかのサイトを見て、それらをプリントアウトする」。「書類を整理する」、「調べたことを記録して貼っておく」などです。こうした何らかの「できた感」みたいなのが次のモチベーションの火種になり、心のエンジンを動かしてくれます。


また、日々忙しさに追われていると、どうしても長期的な展望を持ちにくくなります。そんなときは、「タイムマシーンレタリング」を試してみてください。これは、10年後の自分を想像して、「10年後の自分は今の自分にどういう言葉をかけてくれるか」ということを考えてみるという方法です。


そういう風に自分を俯瞰して見たときに、自分の大事なことや自分にとっての人生の価値みたいなものに気付けると、就活に対する見方も変わってくるかもしれませんね。

就活がつらい人へ|心理学者の藤井先生からのエール

就活生にエールを送る心理学者の藤井先生

心理学者の藤井先生からのエール


基本的に、「つらい」や「不安」といった感情はコントロール不可能です。なぜなら、それが結果だからです。あるいは、おなかが痛くなったりとか、手が震えるとか、表情が硬くなったりという体の反応も自分では能動的にコントロールできないものなんですよね。


しかし、自分の考え方と行動の仕方はコントロールできます。これらをいかにいろんな形で増やしていくか。それが大事だと思いますし、そのために心理学のテクニックをぜひ使っていただきたいなと思います。

就活がつらいときは心理学の視点を取り入れてみよう

この記事では、就活生が抱えがちな悩みとその対処法を、心理学の知見を用いて解説しました。

初めての経験である就活に「つらい」と悩むのは、決してあなただけではありません。「つらい」と感じる自分を責めるのではなく、まずはその気持ちを認めてあげることが、自分らしい就活を進めるための第一歩となります。

今回、心理学者の藤井先生が解説したテクニックをヒントに、今の感情とうまく付き合いながら、納得のいく就活を進めていきましょう。

動画紹介

本記事では、以下のインタビュー動画をもとに就活のつらさを乗り越える方法について解説しました。動画本編を確認したい人は以下から再生してみてくださいね。



動画の目次(クリックで再生)


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この記事の編集担当者

佐藤 美空

大学卒業後、就活会議のグループ会社であるポートに新卒入社。約1年間キャリアアドバイザーとして文系学生の就職支援をおこなう。就活生時代にポート運営の就活メディアを活用した経験から、「今度は私が就活生の役に立つメディアを創りたい」という思いでライターに転身。現在は就活会議のライターを担当している。

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編集責任者

江副 裕斗

大学卒業後、2018年にパーソルキャリアに入社。中途人材紹介事業において、4,000名以上の求職者と100社以上の企業を支援。2022年に就活会議のグループ会社であるポートに入社。キャリアアドバイザーとして学生の就活支援に従事し、新規事業である就活会議エージェントの立ち上げにも参画。現在は約100名規模となるキャリアアドバイザーグループの責任者を務める

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