【元社員が暴露】ADKはやばい? 働き方・残業時間・年収のリアルを公開
こんにちは。就活会議編集部の佐藤です。 日本を代表する総合広告代理店グループの一つ、ADK。アニメIPを中心としたコンテンツビジネスの強みや、比較的自由度の高い社風に魅力を感じる就活生も多いでしょう。 一方で、「ADKはやばい」という噂を耳にすることも。そこで今回、その真相を確かめるべく、元社員のIさんにインタビューを実施。ADKの「リアル」にかなり踏み込んで伺いました。イメージや噂だけで判断するのではなく、実態を知ることで自分に合った企業かどうかを考えるための一つの材料として読んでみてください。
この記事は、就活会議の会員が投稿した体験記にもとづいて作成・編集をしています。就活会議の会員は現役の学生であることを確認しています。
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AI要約
1分でわかる! 元社員が語る「ADKはやばい」の真相
元社員へのインタビューを通じ、ADKの労働環境、年収、独特な選考フローの実態が理解できる記事である。
まず「激務」の真相については、業務量に大きな波があることが明らかになっている。定時退社する週がある一方で、コンペ直前には朝方までの勤務やタクシー帰宅が発生することもあり、クライアントの納期を最優先する広告代理店特有の働き方が語られている。その分、やり切った際の達成感や仕事の充実感も大きい点が特徴。
次に、待遇と組織風土については、以下の特徴がわかる。
・新卒給与は残業代込みで高水準であり、年3回のボーナス支給がある
・顧客対応のために礼儀を重んじる「プチ体育会系」だが、離職率は他社と比較して低い
また、独自の選考対策として、学生が面接官を指名できる「相棒採用」や、最難関とされる「プレゼン面接」の具体的内容が詳述されている。特にプレゼン面接では、「2時間で課題に対する解決策を作成する」という即興性が求められ、役員面接では「特定の商品の売上回復策」など、事前準備が難しい問いに対する瞬発的な仮説構築力が評価基準となることが示されている。
※動画と記事の概要を生成AIでまとめています。
どこから読み始めますか?(リンクを押して飛ぶ)
・ADKが「やばい」と言われる理由を知りたい
・元社員だからこそわかるADKの特徴を知りたい
・ADKの選考フローを知りたい
※なお、この記事では就活会議のYouTubeチャンネルで公開している「【就活】ADKの元社員が暴露! 広告代理店の年収と残業の実態とは...【新卒/採用】」、「【就活】2次面接が超難関!? ADKの元社員が教える広告代理店の採用フローを大公開!【新卒/最終面接】」のインタビュー内容をベースに、インタビューの書き起こしから再構成・編集をおこなったものです。
インタビューでは、ADKの元社員であるIさんが登壇。ADKの働き方のリアルな実態や独自の選考について伺いました。
元社員Iさんが暴露! 「ADKがやばい」と言われる理由
自由な社風の裏側で、なぜADKは「やばい」と噂されるのか。元社員のIさんは、その背景にある「現場のリアル」を語ってくれました。
「広告代理店ならどこも忙しいのでは?」という想像を超える、ADKならではの働き方の実態と、社員の頑張りを還元する報酬体系について詳しく紐解いていきましょう。
①「クライアント第一主義」で圧倒的に忙しい
元社員Iさん:しんどかった話でいうと、受注する側の会社なので、クライアントさんが「いつまでに」と言ったら、その日までに仕上げないといけないというのが往々にしてあります。
たとえば、コンペがいきなり1週間前に入ってきた場合、1週間後に最高のプレゼンを仕上げないといけません。そのため、夜中の4時まで打ち合わせをして、そのままタクシーで帰って、次の日9時から打ち合わせみたいなこともあったりはしたので、身体的なしんどさは覚悟したほうが良いかなと思います。
身体的にはしんどかったけど、気持ち的には楽しかったという記憶です。
就活会議:広告代理店はとても忙しいイメージですが、忙しくなる一番の要因は何ですか?
元社員Iさん:理由としては、クライアントさんの納期が絶対というのが一つあると思います。
忙しい業務の内訳でいうと、いわゆるデータ分析系の業務と、データ分析から見えた仮説に対して「どういう広告を打てば良いのか」というアイディア出しみたいなところの2つに分かれると思っています。分析系の業務は極論、終わりがあるんですよね。数字が出れば良いので。
でも、その後の仮説・アイディア出しは、考えれば考えるほど良いものが出る。なので打ち合わせでも「これで良いんだっけ、もう少し考えようよ」ということが続くので、朝までになったりとか。そういうことが多いですね。
凝り性の人とか、アイディアを考えるのが好きな人は夢中になって朝を迎えると思うので、全然良いかな(笑)
②定時で帰る週と朝帰りの週の差が激しく平均残業は〇時間…
就活会議:残業時間でいうと、平均で月に何時間ぐらいでしたか?
元社員Iさん:僕のいた部署(ストラテジックプランナー)は、80時間とかかな。均すと1日4時間ですが、コンペがないときなどは全然定時で帰ることもできます。
ざっくり分けると、定時の18時半に帰れる週と朝に帰る週がある、みたいな感じです。それこそ暇なときは、早く帰って本を読んだりなどする時間はあるので、そこの差はおもしろいかなと思います。
③新卒の給与やボーナス額が相場よりもかなり高い
就活会議:ADKの給料事情もお聞きしたいのですが、新卒で入社していくらぐらいなんですか?
元社員Iさん:新卒のときは、普通に出社していたら残業込みの額面が大体32、33万円ぐらいかなと思います。
コンペ前やコンペが重なった月などで、1回僕たぶん額面50万円とか出たこともあります。そういうときもたまにあります。手取りで26・27万くらいなので、新卒ではもらえるほうかなとは思います。
就活会議:その後はどういったふうに推移されていくのですか? たとえば、入社2・3年目や、「これぐらい出世したらこれぐらい上がる」などあったら教えていただきたいです。
元社員Iさん:いわゆる「グレード制」みたいなものが敷かれていて、僕がいた頃はざっくり1~3年目まではグレードが同じです。4年目のタイミングで1個上がって、その1グレードにつき4、5万ぐらい上がっていくというイメージだと思っています。
ただ、そのタイミングで残業代の上限が付くので、4年目で手取りが減ったという人が多いイメージですね。
給料の額面は、職種によって変わることはありません。「この職種だから高い」とかはほとんどないですね。
あとは、ボーナスが年に3回あるんですよ。夏・冬の普通の賞与と、あと2月あたりに「業績連動賞与」みたいなのが追加であって、ボーナス額は結構高いと思います。
就活会議:それぞれいくらぐらいなのですか?
元社員Iさん:額面で月給の2.5カ月分ぐらいだから、大体70、80万円かな。
就活会議:ということは、年収は新卒から500万円ぐらいなのですか?
元社員Iさん:査定によります。S~Aみたいな、いわゆる良い評価だとそれくらいかな。1評価下がるごとに額面がガッと落ちたりするので、均していうと額面50、60万円ぐらいかな。年収でいうと400~450万円ぐらいのラインかなと思います。

元社員が語る! 離職して初めてわかったADKの特徴
激務や給料といった表面的な実態だけでなく、離職して一歩外に身を置いたからこそ確信した「ADKの本質」があります。元社員のIさんは、他者と比較して改めて感じたADK独自の特徴として、上記の2点を挙げました。
実際に働いたからこそ見える、組織の真の姿を明らかにしていきましょう。
①上下関係や礼儀を重んじる文化がある
元社員Iさん:ADKは裁量権が強い会社なのですが、それは人間関係の上下がないということとはまた別なんですよね。
たとえば、先輩への挨拶や礼儀みたいなところは結構ちゃんとしている会社だなと思って。
「代理店業界はどこもそうだ」という話は聞くんですよ。やっぱり大手のクライアントさんを担当するので、クライアントさんに失礼があってはならないということから、社内からしっかりマナーや先輩を立てることをやっていきましょう、という点があったので、プチ体育会系気質みたいなものはあったなというのは外から見て思うところですかね。
②他社と比べて離職率が低い
元社員Iさん:新卒は僕が入ったとき60人いたんですけど、3年半ぐらい経って、僕とあともう一人ぐらいしかまだ辞めていません。
離職率の低さは居心地の良さにもつながっていると思うんですけど、上の代でも辞めている人は少ないので、ほかの会社と比べて離職率は低いなと思いますね。
僕は途中で転職したのですが、入社して後悔した瞬間とか、「辞めたいな」みたいな瞬間は一瞬もないので、やりたいこととハマる人が入社すれば本当に幸せな会社だろうなと改めて思っています。
ただ、ミスマッチ避けるためには、代理店はすごく仕事が細かく分かれているので、それぞれの職種の人がどんな仕事でどんなライフスタイルで生きているのかみたいなところまでわかってから応募してほしいなと思います。インターンにもぜひ参加していただいて、たくさんの人に会って会社を知ってもらえたらと思います。

ADKの選考フロー|元社員の体験記を紹介
最後に、ADKの具体的な選考フローを解説します。
最難関とされる「プレゼン面接」の実態や、役員面接で重視されるポイントなど、元社員の体験談を詳しく紹介します。内定者の視点から語られるリアルな対策方法を、ぜひ自身の選考準備に役立ててください。
なお、ADKの選考体験記は「ADKの本選考の体験記・ES(エントリーシート)一覧」から確認することができます。
①座談会・書類選考
元社員Iさん:まず、会社内で座談会のようなものがあり、実際に社員さんとお話ができるんですよ。卓を回り、クリエイティブの人と話したり、マーケの人と話したりというのがあります。
それに参加したあとに、ES(エントリーシート)や、いわゆるテストセンターなどがあります。
②一次面接
元社員Iさん:また、僕が入ったとき「相棒採用」という仕組みをやっていたんですよ。普通、面接官は人事や役員の方だと思うのですが、学生側がADKの社員のなかで誰に面接をしてもらいたいかというのを選ぶことができる方式です。
そのため、テストセンターなどが通ると、座談会で会った人も含めて誰に会いたいのかを選べるようになります。で、実際にエントリーして、その方に面接をしてもらう。そこまでが、いわゆる「相棒採用」の一次面接です。
③プレゼン面接
元社員Iさん:それが終わって通過すると、ADKの一番難関だと思うのですが、「プレゼン面接」というのが存在します。
僕も行くまで何をやるのかわかっていなかったのですが、ある日呼ばれて虎ノ門ヒルズまで行くんですよ。「この会議室に入ってください」と言われて会議室に入ると、プロジェクターに課題が書いてあって。僕のときは、「振り込め詐欺をなくすにはどうしたら良いでしょうか」みたいな。
そこから、「今から2時間、この部屋でプレゼンを作ってください。リサーチも可能です、パソコンを使って調べてください」と言われ、2時間で調べてプレゼンを作り、マネージャーレベルの人にプレゼンをして、というのがありました。
就活会議:そのときに気を付けたことはありますか?
元社員Iさん:お題が「振り込め詐欺をなくすには」というもので、大体の就活生は「おばあちゃんへの注意喚起」などそっちに走るだろうなと思っていたのですが、そもそもそれって、警視庁とかが散々やっているなかで結果変わっていないじゃないですか。となったときに「振り込め詐欺をする側が減る方法」を考えたんですよね。
アイディアとしては、「暴走族を珍走団と呼んでやりたくなくする」みたいなコミュニケーションがあったと思うのですが、それみたいに、振り込め詐欺をやることが悪いこと以前に「人としてダサいことだよ」ということを啓蒙するようなコミュニケーションを提案したと覚えています。
④役員面接
元社員Iさん:プレゼン面接が終わると、そこから最終の役員面接がありますね。それが終わって、最後に人事面談があるみたいな感じだった気がします。
就活会議:役員面接は、聞かれることとしては一般的な就活の質問ですか?
元社員Iさん:これもまた少しクリエイティブが求められる質問があって。そのときは、いきなり役員さんが「ボンタンアメが僕は好きなんだよね」と言い出して、「今人気がなくなっているボンタンアメの売り上げを盛り返すにはどうしたら良いと思う?」みたいな。
こっちは準備ゼロの状態で質問が来るという結構シビアな面接で、「1分ください」とか言える空気ではないのでその場で考えるという。
就活会議:それは何を見られているんですかね?
元社員Iさん:多分そのときは、ヒアリングスキルを求められていたんだろうなと思っていて、要件定義など。一緒にクライアントさんと考える能力みたいなものも、多分営業にとっては求められるスキルだと思うし、その切り抜け方は職種によって変わるのかなという感じはします。
「ADKはやばい」と言われる真相を正しく理解して自分に合うか見極めよう
この記事では、「ADKはやばい」と言われる理由を、元社員からの赤裸々な証言を踏まえて解説しました。
広告代理店特有の激務という側面は確かにありますが、その裏側には「手厚い報酬体系」や「離職率の低さに現れる人間関係の良さ」といった、ADKならではの魅力が隠されています。ハードな環境を成長の糧とし、チームの絆を大切にしながらクライアントに貢献したいと考える人にとって、ADKは非常に魅力的な環境となるはずです。
「やばい」という噂の表面だけをとらえるのではなく、その実態を多角的に理解したうえで、自分自身の価値観と照らし合わせてみてください。
【関連動画】ADKに関する動画を紹介
就活会議のYouTubeチャンネルでは、ADKの元社員にインタビューをしています。
本記事では、ADKがやばいと言われる実態や選考フローに焦点を当て、以下のインタビュー動画をもとに対策方法について解説しました。
動画本編では、業務内容や福利厚生、向いている人などについても幅広く語られています。対策をする際に、ぜひ動画もあわせて活用してみてください。
就活会議編集部
就活会議の編集チームです。就活生の皆さんの役に立つ「企業と面接のリアルな情報」を発信しています。体験記・ESは 会員登録すれば見放題! YouTubeチャンネルも配信中です!編集部についての詳細は 記事コンテンツの制作方針をご確認ください。

この記事の編集担当者
佐藤 美空
大学卒業後、就活会議のグループ会社であるポートに新卒入社。約1年間キャリアアドバイザーとして文系学生の就職支援をおこなう。就活生時代にポート運営の就活メディアを活用した経験から、「今度は私が就活生の役に立つメディアを創りたい」という思いでライターに転身。現在は就活会議のライターを担当している。
大学卒業後、2018年にパーソルキャリアに入社。中途人材紹介事業において、4,000名以上の求職者と100社以上の企業を支援。2022年に就活会議のグループ会社であるポートに入社。キャリアアドバイザーとして学生の就活支援に従事し、新規事業である就活会議エージェントの立ち上げにも参画。現在は約100名規模となるキャリアアドバイザーグループの責任者を務める