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CREATED ON 2021.03.19 | UPDATED ON 2023.09.27

【就活ガイド】パナソニック株式会社の企業研究〜企業分析で選考突破〜

サービス #企業研究
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この記事は、就活会議の会員が投稿した体験記にもとづいて作成・編集をしています。就活会議の会員は現役の学生であることを確認しています。
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パナソニックは、日本の大手電機メーカーです。エアコンや洗濯機などの白物家電で有名な企業ですが、取り扱う製品は住宅設備や車載電池など様々です。 この記事ではパナソニック株式会社の基本情報や業界内での立ち位置をもとにお伝えするとともに、先輩たちが実際に行った企業研究方法をご紹介します。パナソニック株式会社の選考を受ける前にどのような会社なのか、その特徴をしっかり理解していきましょう。

パナソニックの会社概要

まずはパナソニックについて理解しましょう。 ここではパナソニックの選考に通過した先輩たちが行った企業研究と、その社風などをお伝えします。

パナソニックの基本情報

会社名 パナソニック
業界 電機・電子
本店所在地 大阪府門真市大字門真1006番地
事業所 529社(親会社および連結子会社)
設立 1935年(昭和10年)12月15日
売上高 【単独】40,588億円(2020年3月)
従業員数 60,455名
資本金 2,589億円
平均年齢 45.7歳
初任給 ■事務系・技術系各コース
学部卒初任給: 月給 215,500円(※2020年実績)
修士了初任給: 月給 239,500円(※2020年実績)
福利厚生・社内制度 雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険、持株制度、財形貯蓄制度、企業年金制度、カフェテリアプラン(選択型福利厚生制度)、社内製品従業員購入制度 、独身寮、社宅・住宅費補助、保養施設、医療施設 等
過去の採用人数 不明
企業理念 A Better Life, A Better World
私たちパナソニックは、より良いくらしを創造し、
世界中の人々のしあわせと、社会の発展、そして
地球の未来に貢献しつづけることをお約束します。
経営理念 「綱領」
産業人たるの本分に徹し社会生活の改善と向上を図り
世界文化の進展に寄与せんことを期す
「信条」
向上発展は各員の和親協力を得るに非ざれば得難し
各員至誠を旨とし一致団結社務に服すること
「私たちの遵奉すべき精神」
産業報国の精神、公明正大の精神、和親一致の精神、力闘向上の精神、
礼節謙譲の精神、順応同化の精神、感謝報恩の精神
代表取締役社長 津賀 一宏
事業内容 コンピュータ・通信機器・OA機器/家電・AV機器/半導体・電子部品・その他/建材・エクステリア

参考元:https://recruit.jpn.panasonic.com/newgrads/

事業内容

パナソニックには大きく5つのグループがあり、それぞれグループ内での役割に合わせてさらに事業部に分かれます。パナソニックは応募する際に希望コースを選択する必要がありますので、それぞれのグループでどんな役割を担っているのか、自分はどの仕事をしたいのかをはっきりと伝えるようにしましょう。

グループ カンパニー・事業部 業務内容
アプライアンス社 空調冷熱ソリューションズ事業部
スマートライフネットワーク事業部
キッチン空間事業部
ランドリー・クリーナー事業部
ビューティ・パーソナルケア事業部
スマートエネルギーシステム事業部
コールドチェーン事業部
家電、美容、健康などのBtoC事業、業務用冷熱機器、デバイス、エネルギーなどのBtoB事業を領域とし、家庭から
オフィス・店舗まで幅広い空間に対応した商品・サービスを提供
【主な製品】
家電(薄型テレビ、冷蔵庫、洗濯機、美・理容器具、電子レンジ、オーディオ機器、ビデオ機器、掃除機、炊飯器等)、
空調関連製品(エアコン、大型空調等)、コールドチェーン(ショーケース等)、及びデバイス(ナノイー、メーター
デバイス、燃料電池等)の開発・製造・販売
ライフソリューションズ社 ライティング事業部
エナジーシステム事業部
電設資材や住設建材、建築事業などを事業領域とし、住宅やオフィス、商業施設やスマートタウンなど、人々の
「くらし」に関わるあらゆる場面で快適な空間、豊かな時間を提供
【主な製品】
照明器具、配線器具、ホームオートメーションシステム、水廻り設備、内装建材、 換気・送風・空調機器、
住宅・街づくり、電動アシスト自転車等
コネクティッドソリューションズ社 メディアエンターテインメント事業部
モバイルソリューションズ事業部
プロセスオートメーション事業部
「流通」「物流」「エンターテイメント」「パブリック」「アビオニクス」「製造」の6つを重点事業領域とし、
B2Bのお客様に「つながる価値」を提供
【主な製品】
「航空」「製造」「エンターテインメント」「流通」「物流」「パブリック(公共)」分野向け機器の開発/製造/販売、並びに、
SI※/施工/保守・メンテナンス、及び、サービスを含むソリューションの提供
※ SI : システムインテグレーション
オートモーティブ社 インフォテインメントシステムズ事業部
HMIシステムズ事業部
車載システムズ事業部
車載インフォテインメント、車載エレクトロニクス、自動車用ミラー、車載電池をはじめとする電動化システム
などを事業領域とし、移動時のライフスタイルの変革や、ドライバーの運転負荷軽減、さらには環境対応車向け
に革新的なデバイスやソリューションを提供
【主な製品】
次世代コックピットシステム、カーナビゲーション、ETC車載器、車載カメラ、車載充電システム、
電動コンプレッサ等の開発・製造・販売
インダストリアルソリューションズ社 メカトロニクス事業部
産業デバイス事業部
エナジーソリューション事業部
デバイスソリューション事業部
エナジーデバイス事業部
電子材料事業部
電子部品、FA・産業デバイス、電子材料、電池などBtoB事業を領域とし、幅広いソリューションを提案
【主な製品】
電子部品、メカトロ・制御デバイス、電子材料、液晶パネル、モータ、一次電池、二次電池等の開発・製造・販売

参考元:https://www.panasonic.com/jp/corporate/profile/segments.html

IR読み解き!$企業名$の売上・競合比較

ここからはIR資料や有価証券報告書を読み解いて企業研究しましょう。

売上・業績

下記は、パナソニックの直近5年間の業績です。

▼売上高(単位:億円)

2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
売上高 36,552 40,561 42,552 40,588
経常利益 2,477 3,210 1,652 1,373

参考元:https://www.panasonic.com/jp/corporate/ir/pdf/Report2020.pdf

売上高は2019年度まで順調に推移していましたが、2020年度に業績が落ち込んでいます。2021年度の決算短針によると、アプライアンス、ライフソリューションズ、コネクティッドソリューションズ、オートモーティブ、インダストリアルソリューションズの6つのグループ全てにおいて売上高の減少があったようです。具体的には、国内売上は空気清浄機などの増収はあったものの、新型コロナウイルス感染症の影響に加え、住宅関連事業の非連結化影響もあり減収となっています。

参考元:https://news.panasonic.com/jp/press/data/2021/05/jn210510-1/jn210510-1-2.pdf

セグメント別の売上

2020年度のセグメント別の業績は以下の通りです。全ての事業で2019年度から売上高が減少となってしまった中で、アプアライアンス/オートモーティブ/インダストリアルソリューションズの営業利益は増加しています。 パナソニックは、固定費削減などの対応策を実施しながら、ポートフォリオマネジメントと経営体質強化を継続しています。また、半導体事業の譲渡や、太陽電池の自社生産から撤退を公表するなど、収益の改善に向けて取り組んでいます。

事業 増加要因 減少要因
①アプライアンス 売上高:2兆4,944億円(前年比96%)
営業利益:1,043億円(前年比187%)
■国内や中国でルームエアコン・冷蔵庫・洗濯機などが堅調に推移し、その他の地域も回復傾向
■営業利益については、減販損の影響を、固定費/拡売費削減などの効果によりカバーし、前年から増益の1,043億円となった。
■上期における市況悪化の影響に加え、テレビやデジタルカメラの販売絞り込みなども影響し、全体で減収となった
②ライフソリューションズ 売上高:1兆5,073億円(前年比79%)
営業利益:692億円(前年比38%)
■空気清浄機は好調 ■住宅関連事業の非連結化に加え、上期における市況悪化の影響により減収
■営業利益は、固定費削減の効果はあったものの、減販損に加え、前年の住宅関連事業の譲渡益の反動などにより前年から減益の692億円となった
③コネクティッドソリューションズ 売上高:8,182億円(前年比79%)
営業利益:-200億円(前年比ー)
■中国でのサーバー等向け実装機は好調 ■航空便数の激減や航空機の大幅減産の影響を受けたアビオニクスの減販が大きく、減収となった
■営業利益は、固定費削減の効果はあったものの、減販損に加え、前年の事業譲渡益の反動や減損損失の計上もあり、前年から減益の200億円の損失となった
④オートモーティブ 売上高:1兆3,394億円(前年比90%)
経常利益:109億円(前年比ー)
■営業利益については、減販損に加えて、車載機器で充電器関連の一時費用があったものの、車載機器での固定費削減や、
 円筒形車載電池の材料合理化等に加え、車載用角形電池事業の合弁会社化に伴う利益や、前年ののれん減損の反動もあり、前年から増益の109億円となった
■上期における顧客工場の一時停止による需要減などが響き、減収となった
⑤インダストリアルソリューションズ 売上高:1兆2,555億円(前年比98%)
営業利益:662億円(前年比ー)
■営業利益については、固定費削減効果に加え、前年の構造改革費用の反動もあり、前年から増益の662億円となった ■情報通信インフラ向けの蓄電システム・コンデンサや産業モータなどが伸長しましたが、米中貿易摩擦の影響を受けた基板材料の苦戦や半導体事業の非連結化影響もあり、減収となった

引用元:https://news.panasonic.com/jp/press/data/2021/05/jn210510-1/jn210510-1-2.pdf

競合他社

家電業界における2020年から2021年の各企業の売上高はランキングの通りです。2020年から2021年の売上高で、パナソニックは1位という結果になりました。

家電業界売上高&シェアランキング

参考元:https://gyokai-search.com/3-kaden.htm ※パナソニックはアプライアンス事業、ソニーグループはエレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション事業、三菱電機は家庭電器事業、シャープはスマートライフ事業、日立製作所は生活・エコシステム事業の売上高

パナソニックの競合としては以下の企業が挙げられます。

ソニーは、イヤホンやテレビ、ゲームなどに強みがある企業です。プレイステーションが有名ですが、音楽や映画、金融の分野でも事業を展開しています。家電の分野では、主にテレビ事業、オーディオ・ビデオ事業、静止画・動画カメラ事業、スマートフォン事業及びインターネット関連サービス事業を展開しています。 三菱電機は、総合電機メーカーとしてエレベーターやエスカレーター、産業用ロボットなどの幅広い分野で事業を展開しています。家電ではエアコンが有名で、「霧ヶ峰」に代表される住宅用から、ビル用、産業用まで省エネ効率の高い空調機を生産しています。冷凍・冷蔵などの低温分野も強みで、低温倉庫・食品加工場やアイススケートリンクの製氷用冷凍機など、幅広い低温システムを提供しています。 シャープは、アレル物質やウィルスなどを分解・除去するプラズマクラスター技術が有名です。その他にも、液晶技術や有機ES技術など、ディスプレイ分野で独自の技術を持っています。 日立は、都市開発やエネルギー事業をはじめとして、AI、交通、ファイナンス、ヘルスケアなど様々な社会イノベーション事業を展開しています。日立の強みは、高品質・高信頼のプロダクトに加え、製造現場の機器・システムや鉄道、発電所などの社会インフラを動かす制御・運用技術、最先端のIT技術を併せ持ち、デジタル技術を活用したソリューションを提供できることです。家電では、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、電子レンジ、ジャー炊飯器の5つを中心に製品を提供しています。

業界の動向

家電業界は、薄型テレビ需要の落ち込みが深刻になっています。youtubeやAmazonプライム等のインターネット動画の普及により、消費者がテレビを見る機会が減っていることが理由のひとつとして考えられるでしょう。

続いて、AV家電の動向を見ていきます。 経済産業省の生産動態統計によると、2020年の薄型テレビの販売額は、前年比-46.2%の661億円、ビデオカメラの販売額は、前年比-25.0%の132億円でした。
近年、薄型テレビの販売が深刻な状況を迎えています。2019年は前年比-39.9%、2020年は-46.2%と2年連続で40%近い大幅な減少を記録しています。 テレビ販売の不振の理由として、2020年東京五輪の開催延期の影響が大きいと見られますが、原因はこれだけではないでしょう。消費者のテレビ離れの動きが鮮明に表れています。
業界としては、2020年の東京五輪を皮切りに、8Kテレビの普及を見込んでいましたが、見込みを大きく外しています。新型コロナによる相次ぐイベントの中止や、8K向けコンテンツの不足が目立っています。

引用元:https://gyokai-search.com/3-kaden.htm

一方で白物家電の動向は好調です。冷蔵庫・掃除機・洗濯機が増加を記録しており、共働き世帯の家事負担を軽減してくれる家電が人気です。ただし、今後は人口の減少とともに市場規模が小さくなることも考えられます。

パナソニックの強み「イノベーション創出を加速する研究開発部門」

パナソニックは、研究開発への継続的な投資により技術を磨いています。「ものをつくる前に、人をつくる」という創業者(松下幸之助)の言葉のもと、技術者同士が交流し知見を深めるための研究活動が活発です。そんなパナソニックには、主に以下のような技術があります。

AI/IoT/BigData ・行動認識
・多言語音声翻訳
・データアナリティクス
・自動運転サービス
Sensing Technology ・センシングカメラ
・顔認識/物体検知
・高精細映像解析
・感情推定
Digitalization ・IoT PLC
・第5世代モバイル通信
・IoT機器向けセキュリティ基盤
・High Performance Computing
Robotics ・家事・介護用ロボット
・社会課題解決ロボット
・身体拡張
・感性拡張
Key device / Manufacturing ・全固体電池
・フォノニックデバイス
・フォトニック集積デバイス
・材料インフォマティクス
Clean Energy ・創エネ
・蓄エネ
・純水素燃料電池
・エネマネ
支える技術群 ・デジタル/クラウド技術(パナソニック デジタル プラットフォーム)
・光デバイス技術(超短焦点投写レンズ)
・映像/音声・音響技術(デジタルカメラ、全方位アレイマイク)
・B2Bデバイス技術(産業用デバイス群)
・照明技術(レーザー応用照明/次世代ヘッドライト)
・生体科学技術(ナノケア、おやすみナビ)
・環境コア技術(CO2冷凍機、アルミ熱交換)
・材料・デバイス技術(インバータコンプレッサ、PP繊維強化樹脂)
・快適空気制御技術(遮熱・排熱・浄化・抗菌技術)
・材料型生産技術(車載用機能性材料)
・革新デバイス技術(新磁性材料による世界最高効率モータ)
・シミュレーション技術(照度分布シミュレーション技術、3Dファクトリーモデリング技術)

引用元:https://my.ebook5.net/panasonic-recruit/technology-vision/

研究開発拠点は日本(東京・横浜・大阪・京都・滋賀・福岡)の他、北米、中国・北東アジア、欧州など海外にも数多く存在しています。各地域の人材や技術を活かした研究開発体制を敷き、世界最適地開発を行なっています。

パナソニックの社風

ここからは、パナソニックの社風を見ていきましょう。

社風「若手に期待する文化」

—— 「裁量権の大きい環境でチャレンジしたい」と考えている学生が多数いますが、岩井さんはパナソニックに“若手に任せる文化”があると思いますか?
部署によってもカラーが違うので一概には言えません。ただ、私が把握する限りでは、若手社員に期待する文化があると感じています。
例えば私の場合、どちらかというと自走したいタイプだったこともあってか、配属後1カ月たっていない時点で、上長からパートナー企業の取締役が参加する重要な会議のアジェンダ設定から進行まで全てを任せてもらい、その後は同社との検討を主導する役割もいただきました。

引用元:https://job.newspicks.com/articles/421#%E3%83%91%E3%83%8A%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E6%B5%81%E3%80%8C%E8%8B%A5%E6%89%8B%E3%81%AB%E6%9C%9F%E5%BE%85%E3%81%99%E3%82%8B%E7%A4%BE%E9%A2%A8%E3%80%8D

パナソニックの社員インタビューで、若手のうちから重要な役割を任せられたとの声が掲載されています。部署によってカラーが違うという回答もありましたが、社風に関しては「若手に期待する文化」が共通してあるようです。 また、希望部署で働きたい理由をロジカルに訴えることができれば、希望が通ることも多いとのことです。ただし、「こんなことがしたい」と口にするだけでは実現につながりません。パナソニックは、本人が熱意と一定のロジックを持って発信しているかどうかを見ています。

また、パナソニックの価値観を知るうえで、創業者である松下幸之助の言葉についても知っておくことが大切です。「採用担当者が選んだ松下幸之助の言葉」というページには、松下幸之助の言葉と出展元、選んだ理由が詳細に掲載されています。以下のリンクから、きちんと目を通しておきましょう。

参考元:創業者 松下幸之助の言葉|パナソニック 採用情報

パナソニックは、人財育成の制度が充実していることや、キャリア開発を支援するしくみが根付いていることも特徴です。

一人ひとりの自発的変革を応援 【A Better Dialogue】 「社員一人ひとり」を主体として、社員とパナソニックが共に成長していくために。 期初・期末に加え、随時必要なタイミングで対話を行い上司・部下間のコミュニケーションの「質」と「量」を高めることで、「社員一人ひとり」の成長やチャレンジを支援していくしくみです。

引用元:https://recruit.jpn.panasonic.com/environment/

一人ひとりの成長や働き方を手厚くサポートしているため、新卒でも安心して働くことができます。

パナソニックの新卒採用

ここからは、2022年卒の新卒採用の応募条件や待遇について見ていきます。

募集要項

2022年卒の募集要項は下記の通りです。パナソニックの募集職種は事務系/技術系/クリエイティブ系の3つがあります。それぞれ職種ごとにコースも細かく分かれています。

■事務系 ・通年採用:学部・専攻を問わず応募できるコース
・一般選考コース7月選考:学部・専攻を問わず応募できるコース
・一般選考コース6月選考:学部・専攻を問わず応募できるコース
・職種確約コース:経営戦略・技術戦略職種・法務職種・知的財産職種・人事職種・経理職種の仕事にチャレンジしたい方を対象としたコース
・G100コース:日本国内で就活を行なう学生で、日本語よりも英語・中国語でのコミュニケーション・専攻を希望する方を対象としたコース
■技術系 ・高度技術人材コース:AI・データサイエンスなどの先端研究領域における高度な技術の専門性を持つ方について、新卒採用・キャリア採用を問わず、保有する知見に応じた柔軟な処遇条件にて本社直轄の研究開発部門に受け入れるコース
・通年採用:学部・専攻を問わず応募できるコース
・7月選考:研究開発、設計、知的財産、情報システム、調達、品質など技術系職種を対象としたコース
・6月選考:研究開発、設計、知的財産、情報システム、調達、品質など技術系職種を対象としたコース
・博士選考:高いレベルの専門知識・スキルをもとに、テーマ探索、仮説構築、計画立案、結果検証などの研究活動に貢献できる方が対象のコース
■クリエイティブ系 クリエイティブ採用:事務系・技術系の枠を超えて、UXデザインやデジタルマーケティング等の専門スキルや経験を活かして働くコース

選考コースごとの詳しい内容については、企業の採用サイトで確認しておきましょう ここでは、事務系と技術系の通年採用コースをピックアップして詳しく紹介します。

募集職種 【事務系】
営業・マーケティング、経理、人事、法務、知的財産、調達、ロジスティクス、生産管理、カスタマーサービス 等
【技術系】
研究開発、設計開発、生産技術、SE/技術営業、知的財産、情報システム、調達、品質 等
※具体的な職種や仕事内容、役割等は入社後に確定となります。
業務内容 不明
応募資格 2022年3月までに国内外問わず4年制大学及び大学院を卒業(修了)見込みの方
※既卒の方も新卒採用への応募は可能です。
初任給 博士了 月額283,500円(※2021年度実績)
修士了 月額241,000円(※2021年度実績)
学部卒 月額217,000円(※2021年度実績)
諸手当 通勤手当、超勤手当 等
勤務地 本社・研究所・全国の各事業所及び、海外事業所のいずれか
※将来的に転居を伴う転勤の可能性があります。
勤務時間 不明
保険 雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険

参考元:https://recruit.jpn.panasonic.com/newgrads/courses/annual/index.html

パナソニックの求める人物を理解するには、創業者である松下幸之助の言葉を知っておく必要があります。パナソニックの公式サイトでは、「採用担当者が選んだ松下幸之助の言葉」というページがあります

【成功するまで続ける】 世の中はつねに変化し、流動しているものである。ひとたびは失敗し、志を得なくても、それにめげず、辛抱強く地道な努力を重ねていくうちに、周囲の情勢が有利に転換して、新たな道がひらけてくるということもあろう。世にいう失敗の多くは、成功するまでに諦めてしまうところに原因があるように思われる。

引用元:https://recruit.jpn.panasonic.com/founder/

上記の言葉から、成功するためにはあきらめずに頑張り続ける姿勢が大切だということが分かります。パナソニックは、失敗してもめげずにやり切るタフな人材を求めています。

また、パナソニックで働く社員のインタビューでは、下記のような声もありました。

生まれた時から、パナソニックの家電に囲まれて育った。大学生の頃には、父が熱く語る、創業者 松下幸之助の人となりを何度も聞かされているうちに、いつの間にか、パナソニック・ファンになっていた。

引用元:https://recruit.jpn.panasonic.com/person/m_koya.html

実は家にある家電、買った時は特に意識していなかったですが、後で見たらパナソニックばかりだったんです。知らないうちに品質を信頼して買っていたんだって気付いてから、パナソニックの品質を支える仕事にすごくやりがいを感じて、志望を変えました

引用元:https://recruit.jpn.panasonic.com/person/k_ishitani.html

パナソニックの商品が身近な存在だった人が多いようです。パナソニックの商品のファンであり、企業の価値観に共感する人材が求められているといえそうです。

福利厚生

基本的な福利厚生は以下の通りです。休日休暇では、30歳/40歳/50歳に達した社員は10日間の休暇を取得できるチャレンジ休暇に加えて、家族の看護や介護、子どもの学校行事などのために幅広く利用できるファミリーサポート休暇があり、将来結婚や子育てを考えている方には嬉しい制度になっています。 TPOに合わせた服装であればジーンズやスニーカーでの出社が認められるなど、これからの時代にあったワークスタイルを実現していることも特徴です。

休日休暇 完全週休2日制(土・日)。年次有給休暇は年間25日取得することができる(初年度のみ入社月に応じ付与。翌年度までの繰越と、最大50日の積立が可能)。さらに、ファミリーサポート休暇、チャレンジ休暇(節目休暇)といった制度も利用できる。
保険 雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険
福利厚生 独身寮、社宅、住居費補助、従業員持株積立購入制度、企業年金制度(確定拠出年金)、パナソニックカフェテリアプラン(P's Cafe)、社内製品従業員購入制度(e-SHAIN)
ワーク・ライフ・バランスへの取り組み 育児休業
介護と仕事との両立支援のための総合プログラム
ワーク&ライフサポート勤務
ファミリーサポート休暇
チャイルドプラン休業
育児応援カフェポイント
妊娠・育児中の社員のキャリアサポート
社員再就職制度

引用元:https://recruit.jpn.panasonic.com/environment/

その他の社内制度

また、制度面も充実しており、社員一人ひとりが成長していくためのキャリア開発を行なっています。社内公募制度やeアピールなど、社員が自らの強みを活かして希望の事業部門で活躍するための制度があります。 また、入社から年次ごとに面談を行うなど、より良い働き方を実現するために社員をサポートする制度が充実しています。社内制度やサポート内容の詳細が気になる方は、採用サイトで確認したり社員に話を聞いてみたりすると良いでしょう。

社内公募制度 新たな人材を必要とする事業部門が求める人材の要件を明確にし、募集内容を発信
eアピール 社員が自らの「つよみ」を希望先の事業部門にアピールし、年間を通していつでも新たな仕事にチャレンジできるフリーエージェントのしくみ
社内複業 所属部門に身を置きながら社内の新しい業務を経験し、自分の能力や可能性を試すことで自己成長を促進するしくみ
社外留職 社員が活躍の場を社外にも広げ、風土や価値観、経営管理手法等の異なる他社での業務を通じて、パナソニックでは得られない自己成長を促進するしくみ
海外トレーニー 若手のうちに海外会社・教育機関での研修機会を創出し、国際感覚や現地対応力を鍛え、グローバルで活躍する人材を育てるしくみです。
チャレンジ休暇 30歳、40歳、50歳に達した社員は、10日間の休暇取得が可能
総合技術シンポジウム モチベーション向上と技術力の結集を図り、他社をリードする技術開発、製品開発を実現するため、年に1度全社の技術者が一堂に会する
新入社員メンター制度 配属部署における上司とは別に、年齢や社歴の近い先輩社員が指導・相談役となって新入社員をサポート。仕事における不安や悩みの解消を手助けし、業務の指導や育成を行う制度です。
入社3年目面談 若手社員の配置・育成のしくみの一環として、入社3 年目の大学(院)卒定期採用者を対象としたフォロー面談を実施しています。
キャリア&ライフデザインセミナー 「自分ならではのより良い生き方、働き方を絶えず問い続け、アクションを起こし続ける」をコンセプトに、キャリアデザイン(集合セミナー)と経済設計・健康づくり(eラーニング)を通じて自律的なキャリアづくりを支援するセミナーです。
キャリアストレッチセミナー 女性社員を対象に、管理職としての活躍を視野に入れ、マネジメント実践スキルの向上を図る研修を行っています。

引用元:https://recruit.jpn.panasonic.com/environment/

パナソニックでは、障害者雇用に対する取り組みも行っています。障害の内容や部署に関わらず、柔軟な働き方を実現するための各種制度が整っています。

障がいのある社員のネットワーキング 障がいのある社員が障がいの内容、部署、世代を超えて集まり、働きやすさや社会へのお役立ちを当事者視点で考えるネットワーキング活動を展開しています。
柔軟な働き方を実現する各種制度 フレックスタイム制度や在宅勤務制度など、時間や場所にとらわれず柔軟に働ける制度が整っています。通院が必要な場合などにも利用可能です。
多目的トイレ 車いすにも対応した、あらゆる方が利用しやすいトイレを設営しています。
音声認識ソフト 職場会議、社員間のコミュニケーションツールとして使用しています。
ハンズフリー通話 電話を持ちながらメモを取ることが難しい上肢障がい社員の希望に応じて導入します。
働く上での相談窓口 人事と組合が連携し、働く上での困りごとなどを相談できる体制が整っています。
その他 ・段差のないフラットな床、明るい照明を採用し、個々にデスクを持たないフリーアドレス制を導入
・車いすでそのまま使用できる多目的トイレを設置
・聴覚障がい社員対象の手話または要約筆記対応研修を実施
※サポートの内容は職場によって異なります。

引用元:https://recruit.jpn.panasonic.com/environment/

企業研究のポイント

先ほどもご紹介したように、パナソニックは大きく5つの事業領域を展開しており、それぞれの事業・役割を社内カンパニーとして分割しています。そのため、選考を受ける際はそれぞれの社内カンパニーがどんな役割を担っており、自分はどこで働きたいのかを明確にする必要があります。 また、パナソニックの創業者である松下幸之助の本を企業研究のために読んでおくと、社風を理解するのに役立ちます。インターンシップに参加した経験が役立ったとの口コミもあるため、できる限り参加してパナソニックで働く社員の雰囲気を理解しておきましょう。

実際に選考通過した先輩の声

事業が多岐にわたるので、各カンパニーでどんな事業を行なっているのか調べたり、創業者である松下幸之助の著書を読み、創業者の考え方を学んだりしたことが面接で役に立った。 さらに、やりたい職種のワークショップに参加すると、具体的な仕事のイメージをつかむことができるし、社員の方々に質問できる時間もあるので、企業研究が捗ると思う。

実際に選考通過した先輩の声

志望を固めるにあたっては、二週間のインターンシップに行った経験が役に立ちました。パナソニックはカンパニー制のため部門ごとに製品や事業体制、雰囲気などが異なってくるため、全社としての情報だけではわかりにくい部分も多いと思います。そのため、会社説明会で会社としてのスローガンや展望、具体的な数字や取り組みを聞くことももちろん大切でしたが、実際に働く人の中に入って感じた印象が最も心に残ったと感じています。

ここで紹介したのは先輩が投稿してくれた口コミの一部です。更に詳しい口コミもあるので、ぜひ読んでみてくださいね。

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【就活ガイド】株式会社東芝の企業研究〜企業分析で選考突破〜

毎年多くの就活生が選考を受ける株式会社東芝。東芝といえば家電製品のイメージがありますが、上下水道システムや鉄道交通システムなどのインフラや車載・産業用半導体など、幅広い事業を展開しています。 この記事では東芝の基本情報や業界内での立ち位置をもとにお伝えするとともに、先輩たちが実際に行った企業研究方法をご紹介します。東芝の選考を受ける前にどのような会社なのか、その特徴をしっかり理解していきましょう。

就活会議編集部
トランス・コスモス株式会社の企業研究
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【就活ガイド】トランス・コスモス株式会社の企業研究〜企業分析で選考突破〜

トランス・コスモス株式会社は、企業に対して「売上拡大」と「コスト最適化」を支援するアウトソーシングサービスを提供する企業です。ITを融合した幅広いサービスを提供してきた実績があります。 この記事ではトランスコスモスの基本情報や業界内での立ち位置をもとにお伝えするとともに、先輩たちが実際に行った企業研究方法をご紹介します。トランスコスモスの選考を受ける前にどのような会社なのか、その特徴をしっかり理解していきましょう。

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