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CREATED ON 2021.03.19 | UPDATED ON 2023.09.27

【就活ガイド】株式会社日立製作所の企業研究〜企業分析で選考突破〜

メーカー #企業研究
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この記事は、就活会議の会員が投稿した体験記にもとづいて作成・編集をしています。就活会議の会員は現役の学生であることを確認しています。
【就活ガイド】株式会社日立製作所の企業研究〜企業分析で選考突破〜

株式会社日立製作所といえば家電で有名な企業ですが、その事業内容は幅広いです。「IT/エネルギー/インダストリー/モビリティ/ライフ」の5つの分野で、インフラ技術とIT技術を活用し社会課題を解決する取り組みである「社会イノベーション」を推進しています。 この記事では日立の基本情報や業界内での立ち位置をもとにお伝えするとともに、先輩たちが実際に行った企業研究方法をご紹介します。日立株式会社の選考を受ける前にどのような会社なのか、その特徴をしっかり理解していきましょう。

日立の会社概要

まずは日立について理解しましょう。 ここでは日立の選考に通過した先輩たちが行った企業研究と、その社風などをお伝えします。

日立の基本情報

会社名 株式会社日立製作所
業界 総合電機
本店所在地 〒100-828
東京都千代田区丸の内一丁目6番6号
TEL:03-3258-1111
事業所 支社 9社(2020年12月1日現在)
設立 1920年2月1日(創業1910年)
売上高 【単独】16,782億円※2021年3月末現在
従業員数 【連結】350,864名※2021年3月末現在
資本金 4,608億円※2021年3月末現在
平均年齢 42.3歳
初任給 2021/4予定 【( )内は2020/4実績】
大学修士修了 未定(239,500円)
大学学部卒業 未定(215,500円)
高専卒業   未定(190,500円)
上記以外の区分での新卒採用者及び経験者採用者については、既入社の者との均衡並びに本人の技能、経験及び職務の内容等を勘案の上、個別に決定する。また、AI・デジタルフィールドへのマッチングにより採用されたものについては、既入社の者との均衡並びに本人の技能、経験及び職務の内容等を勘案の上、初任給以上の給与を個別に適用することがある。
福利厚生・社内制度 雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険、介護保険
住宅支援制度(寮、手当等)、財形制度、持株制度、カフェテリアプラン 家族手当 通勤手当 等
過去の採用人数 大学・大学院・高専卒:600名
高校卒:50名
計650名
企業理念 “ 優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する ”
代表取締役社長 代表執行役 執行役社長兼CEO 東原 敏昭
事業内容 IT/エネルギー/インダストリー/モビリティ/ライフの5セクターにおいて製品を開発・生産・販売

参考元:https://www.hitachi.co.jp/about/corporate/hitachi/index.html

事業内容

日立製作所には大きく5つの事業領域があります。「IT/エネルギー/インダストリー/モビリティ/ライフ」の5つの分野を事業領域とし、OT (Operational Technology:制御・運用技術)とIT技術を併せてお客さまや社会の課題を解決するソリューションを提供しています。 日立の選考では、「どの部門・職種を希望しますか」という質問に回答した後、「他の職種はちゃんと調べた?」と深掘りされたとの口コミがあるため、きちんと事業内容を理解しておきましょう

部門 課・グループ 業務内容
IT 金融ビジネス
社会ビジネス
サービス&プラットフォームビジネス
ディフェンスビジネス
高度な金融・社会分野におけるデジタルソリューション事業を通じて社会価値の向上を図るとともに、製品・サービスのライフサイクル全般における環境効率の向上に努め、環境価値の創出を図る。
モビリティ 鉄道ビジネス 世界トップレベルの車両・鉄道システムで安心・安全・快適な移動サービスを提供する。
ライフ ヘルスケアビジネス 最適なヘルスケアサービスの構築と、社会インフラの安全性確保などQuality of Lifeの向上を目指す。
インダストリー 産業・流通ビジネス
水・環境ビジネス
お客さまの生産、サービス提供の効率化、CO2排出量削減を目指し、上下水道インフラや海水淡水化技術で安心・安全な水環境を提供する。
エネルギー 原子力ビジネス
エネルギービジネス
原子力発電システム、再生可能エネルギー発電システム、受変電や送配電のパワーグリッドシステム、設備の予兆診断や遠隔監視サービスなど、エネルギーソリューションの提供を行う。エネルギー安定供給や効率的な設備管理、CO2排出量の削減、低炭素・脱炭素社会の実現に貢献する。
研究開発 - エネルギー、エレクトロニクス、機械、材料、システム、情報通信、制御、生産、ヘルスケアの各分野で確立した技術基盤を強化・融合させた研究開発を推し進めることにより、革新的な製品・サービスを生み出す。

引用元:https://www.hitachi.co.jp/recruit/newgraduate/company/businessfield.html

IR読み解き!日立の売上・競合比較

ここからはIR資料や有価証券報告書を読み解いて企業研究しましょう。

売上・業績

下記は、日立の直近5年間の業績です。

▼売上高(単位:億円)

2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
売上高 19,303 19,272 17,933 16,782
経常利益 1,313 3,041 3,555 3,055

※有価証券報告書 第152期(令和2年4月1日 ‐ 令和3年3月31日)より

売上高は、2018年度から2021年度にかけて、徐々に業績が落ち込んでいます。2022年3月期の第2四半期連結決算の概要によると、環境やデジタルなどの注力事業における受注・売上収益は堅調に推移していますが、自動車関連事業を中心に発生した半導体不足や、部材価格の高騰によるコストの増加が業績に影響を与えているようです。また、新型コロナウイルス感染症によるアジア地域でのロックダウンにより、一部事業で部品の供給不足も発生しています。

セグメント別の売上

2021年3月期 連結決算の概要によると、2021年度のセグメント別の業績は以下の通りです。多くの事業で2020年度から売上収益と調整後営業利益が増加しています。 エネルギー事業は、売上収益で前年から19%増と大きく貢献しています。日立ABBパワーグリッドの売上収益増加と収益性向上、エネルギーBUにおける一部案件の対策強化などが影響しているようです。今後もエネルギー事業への注目がより高まっていくでしょう。

日立ABBパワーグリッド:日立グループのエネルギー事業を行なう企業。2021年10月に社名を「日立エナジー」に変更。 エネルギーBU:エネルギービジネスユニット

事業 増加・減少要因
IT 売上収益: 21,000億円(前年比103%)
調整後営業利益: 2,630億円(調整後営業利益率12.5%)
FY20は、北米やインドなどCOVID-19影響による減少の中、DX需要への早期対応とコスト・コントロールの徹底により、過去最高益を達成
FY21は、GlobalLogic社買収によりLumada事業の拡大を加速。成長に向けた投資を実行しつつ収益を堅持
エネルギー 売上収益: 13,200億円(前年比119%)
調整後営業利益: 350億円(調子後営業利益率2.7%)
FY20は増収するも、買収に伴う無形資産等の償却費およびエネルギーBUにおける一部案件の対策強化等により減益
FY21は日立ABBパワーグリッド設立影響により増収、日立ABBパワーグリッドの売上収益増加および収益性向上とエネルギーBUにおける一部案件の対策強化の終了などにより増益の見通し
インダストリー 売上収益:8,500億円(前年比102%)
調整後営業利益:690億円(調整後営業利益率8.1%)
FY20はJRオートメーション買収による増収増益影響があるも、インダストリアルプロダクツ事業の売上収益減少等により減収減益
FY21はデジタルソリューション事業の拡大や、市況回復に伴う売上収益増加により増収増益の見通し
モビリティ 売上収益: 12,500億円(前年比104%)
調整後営業利益: 1,020億円(調整後営業利益率8.2%)
FY20はビルシステムBUの中国事業拡大により増収増益
FY21は鉄道BUの作業高増加・ビルシステムBUの中国事業拡大により増収増益の見通し
ライフ 売上収益:10,000億円(前年比80%)
調整後営業利益:970億円(調整後営業利益率9.7%)
FY20の売上収益は日立Astemo統合影響により増収となるも、COVID-19影響等により減益
FY21は画像診断関連事業売却影響により減収となるも、計測分析システム事業を中心に増益の見通し

引用元:https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2021/04/0428.html

競合他社

家電業界における2020年から2021年の各企業の売上高はランキングの通りです。2020年から2021年の売上高で、日立は5位という結果になりました。

家電業界売上高&シェアランキング

参考元:https://gyokai-search.com/3-kaden.htm

※パナソニックはアプライアンス事業、ソニーグループはエレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション事業、三菱電機は家庭電器事業、シャープはスマートライフ事業、日立製作所は生活・エコシステム事業の売上高

日立の競合としては以下の企業が挙げられます。

パナソニックは、エアコンや洗濯機などの白物家電で有名です。「ナノイー X」「次亜塩素酸技術」を搭載した個人向け・業務用の空質空調事業が成長領域のひとつといえます。その他にも、照明器具などの住宅設備分野や、リチウムイオン電池などの車載電池事業に強みがあります。 ソニーは、イヤホンやテレビ、ゲームなどに強みがある企業です。プレイステーションが有名ですが、音楽や映画、金融の分野でも事業を展開しています。家電の分野では、主にテレビ事業、オーディオ・ビデオ事業、静止画・動画カメラ事業、スマートフォン事業及びインターネット関連サービス事業を展開しています。 三菱電機は、総合電機メーカーとしてエレベーターやエスカレーター、産業用ロボットなどの幅広い分野で事業を展開しています。家電ではエアコンが有名で、「霧ヶ峰」に代表される住宅用から、ビル用、産業用まで省エネ効率の高い空調機を生産しています。冷凍・冷蔵などの低温分野も強みで、低温倉庫・食品加工場やアイススケートリンクの製氷用冷凍機など、幅広い低温システムを提供しています。 シャープは、アレル物質やウィルスなどを分解・除去するプラズマクラスター技術が有名です。その他にも、液晶技術や有機ES技術など、ディスプレイ分野で独自の技術を持っています。

業界の動向

家電業界は、薄型テレビ需要の落ち込みが深刻になっています。youtubeやAmazonプライム等のインターネット動画の普及により、消費者がテレビを見る機会が減っていることが理由のひとつとして考えられるでしょう。

続いて、AV家電の動向を見ていきます。 経済産業省の生産動態統計によると、2020年の薄型テレビの販売額は、前年比-46.2%の661億円、ビデオカメラの販売額は、前年比-25.0%の132億円でした。
近年、薄型テレビの販売が深刻な状況を迎えています。2019年は前年比-39.9%、2020年は-46.2%と2年連続で40%近い大幅な減少を記録しています。 テレビ販売の不振の理由として、2020年東京五輪の開催延期の影響が大きいと見られますが、原因はこれだけではないでしょう。消費者のテレビ離れの動きが鮮明に表れています。
業界としては、2020年の東京五輪を皮切りに、8Kテレビの普及を見込んでいましたが、見込みを大きく外しています。新型コロナによる相次ぐイベントの中止や、8K向けコンテンツの不足が目立っています。

引用元:https://gyokai-search.com/3-kaden.htm

一方で白物家電の動向は好調です。冷蔵庫・掃除機・洗濯機が増加を記録しており、共働き世帯の家事負担を軽減してくれる家電が人気です。ただし、今後は人口の減少とともに市場規模が小さくなることも考えられます。

日立の強み「OTとITの技術と幅広い分野で培ったノウハウ」

1 幅広い事業領域での豊富な経験・ノウハウにより「際」の課題を解決 2 お客さまとの協創を実現する方法論とツール 3 デジタルイノベーションを加速する「Lumada」 4 トップクラスの研究開発や知的財産 5 多様な人財

引用元:https://www.hitachi.co.jp/products/infrastructure/portal/industry/reason.html

日立は、50年を超える歴史を持つITと、社会インフラ分野を中心に100年以上にわたって培ってきたOT(制御・運用技術)を有しています。豊富な経験で、日本最大規模の製造業としてのノウハウをもっていることが強みです。 また、日立とお客様双方の強みを掛け合わせて、新しいサービスやビジネスの協創にも取り組んでいます。顧客共創方法論「NEXPERIENCE」を実践し、顧客協創活動「Exアプローチ」でユーザーが得られる「うれしさ・感動・喜び」を創り出しています。 AIやロボティクス、セキュリティなど先進のデジタル技術を駆使したデジタルイノベーション「Lumada」や、トップクラスの研究開発、さまざまな分野で培ったノウハウや経験を活かして、事業を展開しています。

日立の社風

ここからは、日立の社風を見ていきましょう。

社風「協創と開拓者精神を大切にしている」

日立には、「協創」を大切にする社風があります。新卒採用の先輩社員インタビューのページでは、下記のような内容が記載されていました。

日立では、「やりたいようにやってみろ。責任は私が取る」と、上司が裁量大きく任せてくれます。そして、お客様と最前線で対峙している営業の主張には、技術部門も真剣に耳を傾けてくれます。構想と戦略をもって周囲を巻き込めば、営業からムーブメントを起こしていける。そこが魅力ですし、そのチャンスは今後ますます増大していきます。お客様と一緒に経営課題を発掘してビジネスを創出する、“協創”に力を入れているからです。モノに縛られずに、新しいサービスを続々と生み出していく可能性に満ちています。

引用元:https://www.hitachi.co.jp/recruit/newgraduate/people/seniormember/seniormember2.html

日立は、裁量の大きい仕事でも上司が背中を押してくれる企業です。若手のうちからやりがいを持って働きたい人に向いているといえます。また、「協創」の精神が根強く、新しいサービスや価値を生み出していくためにお客様と一緒にビジネスを創出する企業となっています。

さらに、日立製作所はVALUESとして「和・誠・開拓者精神」を掲げています。日立グループは、新しい価値の創造に向けてグローバルに挑戦し続ける企業です。1910年に当時36歳だった小平浪平創業社長と数名のエンジニアたちによりベンチャー企業として始まった日立は、創業以来「優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する」という企業理念を掲げています。新しい価値創造のために、高い技術と当事者意識を持って挑戦する姿勢を忘れない社風であるといえます。

「和」 他人の意見を尊重しつつ、偏らないオープンな議論をし、一旦決断に至れば、共通の目標に向かって全員一致協力すること。 「誠」 他者に責任を転嫁せず、常に当事者意識を持って誠実にことに当たること。 社会から信頼をかち得るための基本姿勢。 「開拓者精神」 未知の領域に、独創的に取り組もうとすること。常に専門分野で先駆者でありたいと願い、能力を超えるような高いレベルの目標に挑戦する意欲のこと。

引用元:http://www.hitachi.co.jp/about/corporate/identity/

日立の新卒採用

ここからは、2022年卒の新卒採用の応募条件や待遇について見ていきます。

募集要項

2021年卒募集要項は下記の通りです。事務系と技術系の大きく2職種ですが、技術職の場合コースが5つに分かれていますのでそれぞれの役割をしっかり理解してから応募しましょう。

募集職種 研究開発、設計開発、生産技術、品質保証、システムエンジニア(SE)、営業、経理財務、資材調達、人事総務、生産管理、法務、知的財産マネジメントなど
業務内容 上記の募集職種において、定められた業務
応募資格 ・国内大生
高等専門学校または、大学学部・修士・博士課程を2021年3月末までに卒業(修了)見込みの方、 および既に卒業された方で新規卒業予定者と同等の枠組みでの採用を希望される方(職歴の有無は問いません)
・海外大生
大学学部・修士・博士課程を2021年9月末までに卒業(修了)見込みの方、および既に卒業された方で新規卒業予定者と同等の枠組みでの採用を希望される方(職歴の有無は問いません)
【募集学科】
文系:法律、政治、経済、経営、商、文、教育、外国語など
理系:機械工学系、電気・電子・通信工学系、情報工学、化学系、物理学系、数学系、経営工学系、土木工学・建築・環境工学系、エネルギー・資源工学系等
給与 【2021/4予定:( )内は2020/4実績】
大学修士修了 未定(239,500円)
大学学部卒業 未定(215,500円)
高専卒業   未定(190,500円)
上記以外の区分での新卒採用者及び経験者採用者については、既入社の者との均衡並びに本人の技能、経験及び職務の内容等を勘案の上、個別に決定する。また、AI・デジタルフィールドへのマッチングにより採用されたものについては、既入社の者との均衡並びに本人の技能、経験及び職務の内容等を勘案の上、初任給以上の給与を個別に適用することがある。
・賞与   年2回
・賃金改訂 年1回
諸手当 住宅支援制度、家族手当 通勤手当
勤務地 全国各事業所、及び海外事業所
勤務時間 実働7時間45分 休憩45分(時間帯は事業所により異なる)
保険 雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険、介護保険
求める人物像 社会の新しい動きをいち早く捉えるとともに、社会やお客様の課題を「自分ごと」として受け止め共感する力を持った人
私たちのもつ知識や技術をフル活用して事業として解決する力を持った人

参考元:https://www.hitachi.co.jp/recruit/newgraduate/recruit_info/guideline.html

このように私たちを取り巻く環境が著しく変化するなか、日立の社員一人ひとりには、社会の新しい動きをいち早く捉えるとともに、社会やお客様の課題を「自分ごと」として受け止め共感する力、そしてその課題に対し、私たちのもつ知識や技術をフル活用して事業として解決する力が求められています。

引用元:https://www.hitachi.co.jp/recruit/newgraduate/message/topmessage.html

求める人物像は日立の採用サイトのトップメッセージにて、上記のように記載されています。社会やお客様の社会課題を解決する日立が受け継いできた「優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する」という企業理念に共感できる社員を求めているといえるでしょう。

福利厚生

日立製作所には、カフェテリアプランという福利厚生があります。日立製作所があらかじめ用意した福利厚生メニューを、社員それぞれが一定の持ち点の範囲内で自由に利用できる制度です。ホテルや各種施設を安い会員価格で利用できたり、各種スクール費用の補助を受けられたり、自己啓発を支援するメニューもあります。また、住宅手当制度や寮・社宅制度などの住居サポートもあります

休日休暇 完全週休2日制(土・日)を導入。年次有給休暇は24日請求することができ、これに祝日、年末年始休暇を合わせると、年間130日以上の休みをとることが可能となります。さらに、育児休暇、介護休暇、家族看護休暇、配偶者出産休暇、リフレッシュ休暇といった制度も利用できます。
保険 雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険、介護保険
福利厚生 住宅支援制度(寮、手当等)、財形制度、持株制度、カフェテリアプラン 家族手当 通勤手当 等
ワーク・ライフ・バランスへの取り組み 【タイム&ロケーションフリーワークの推進】
日立では、グローバル市場での成長の実現に向け、多様な人財がより効率的に成果を出せるよう、時間や場所にとらわれずに柔軟で多様な働き方が選択できる環境を整備しています。裁量労働勤務制度やフレックスタイム制度、在宅勤務制度など各種制度の整備に加え、サテライトオフィスの設置や在宅勤務運用・申請の簡素化、スマートフォンなどのモバイルツールの配布などの施策を講じています。また、社内イントラネットに「タイム&ロケーションフリーワーク」ページを開設し、多様な働き方に関する情報発信を行っています。

その他の社内制度

制度面も充実しており、「入社〜2年目」「3年目以降」で階層を分けて研修や教育を行なっています。入社から2年目までを社会人・日立人としての基礎作りの期間と位置付け社会人としての基礎や日立の事業について学べるため、親友社員も安心です。3年目以降は、本人が学びたいプログラムを選択し、上司と相談して受講する研修もあります。キャリア開発や自己啓発学習を支援するプログラムが充実しているため、気になる人は社員に質問してみましょう。

対象 内容
OFF-JT(研修) 1年目 オンボーディング導入研修
創業の地訪問研修
各事業グループ導入研修
1年間のまとめ
2年目 職種別必須研修
選択型研修
成果発表会
OJT(職場での実践)
1~2年目 1年目から責任ある仕事を担当
指導員(先輩メンター)のアドバイスを受けながら仕事を通じて学ぶ
業務成果報告作成
リーダーシップ
3年目以降 Ready to Lead
Global Advanded Program
Global Leadership Acceleration Program
ビジネス 階層別研修
経営基礎知識(ミニMBA)
職能別研修
グローバル 若手海外研修
海外業務研修
語学教育
海外専門知識
MBA派遣
SIB・DX デジタルリテラシー研修
SIBフロント人材育成研修
イノベータ養成研修
デジタルベーシックレベル研修
デジタルプロフェッショナルレベル研修
※SIB:Social Innovation Business
※DX:Digital Transformation
テクノロジー モノづくり専門技術研修・現場管理研修
IT技術研修(ITSSレベルに準拠)
キャリア キャリア開発
自己啓発学習支援

引用元:https://www.hitachi.co.jp/recruit/newgraduate/company/education.html

日立では、女性の活躍推進や障害者雇用、多様な働き方の推進など、ダイバーシティ&インクルージョンへの取り組みも行っています。女性の活躍に関しては、育児面でのサポートだけでなく、以下のような制度や研修も取り入れています。

女性社員のモチベーションアップに向けた主な取り組み

対象者 内容
営業職 女性営業職定期研修
住宅メーカー合同の「女性住宅営業職交流会」
生産職 女性現場技術者定期研修
管理職・管理職候補 メンター制度
事務企画職 キャリアアップ研修
事務企画職
技術職
社外メンタープログラム

引用元:https://sfc.jp/information/society/social/employment/#pgph03

企業研究のポイント

企業研究のポイントは、「なぜ日立製作所を選んだのか」「なぜその部署を選んだのか」を具体的に説明できるようにしておくことです。各電機メーカーはそれぞれ注力分野が異なるため、自分のやりたいことと企業が力を入れている業務が一致していることをアピールする必要があります。 日立製作所は、家電以外のITや鉄道に関する事業にも力を入れているため、事業領域や取り組みについて確認しておきましょう。そのためには、日立製作所のホームページを読み込むとともに、OBOGに話を聞くのもおすすめです。

実際に選考通過した先輩の声

専門性の相性よりも志望動機について深堀されたイメージです。志望動機に関しては自分の経験を交えたストーリーが必要です。特に入社後の働くイメージがあるかどうかが重要で、具体的なプロダクトについてより多く知った方が有利だと思います。一方、ホームページや企業セミナーで集められる知識は限られているため、インターンの参加やOB訪問などで積極的に情報収集した方がいいでしょう。リクルーターという名のOBたちはとても親切に助けてくれるので、積極的に機会をつかむように頑張ってください。もちろん、ひたすら聞くのではなく、自分の考えをある程度まとめてからOB訪問した方がより効率的です。最後に、面接は尋問ではなく会話であることを忘れることなく、倫理的に話すことを心掛けましょう。

実際に選考通過した先輩の声

日立製作所は非常に業務領域が幅広いため、就活生にとっては難しい企業研究になると思います。しかし面接で言うのは、森ではなく木であるため、全体像の把握が難しい場合はそこに時間を割く必要はありません。「この事業の中のこの部分について興味があります!」とOB訪問を重ね、自分が興味のある分野についてのみ企業研究を行えばいいと思います。私はホームページを見て、その中で公共分野に興味を持ったため、そこからOB訪問を行い企業研究を進めました。「なぜ日立なのか?」は他のSIerと比較してかなり聞かれるため、日立でなければならない理由などもOB訪問を通して整理していく必要があると思います。他にも、就活会議の面接口コミや、ワンキャリのESなどを見ると、簡単に日立の強みなどが分かるのでお勧めです。

実際に選考通過した先輩の声

日立製作所の志望動機、入社して何がしたいのかを明確に深堀しておくこと。面接では、それぞれの質問に対してかなり深堀されます。どの部署でどの工程に携わりたいのかなども聞かれました。コンサルのような上流工程なのか、設計開発なのか、そしてその理由です。あと、学生時代の経験について3つ聞かれました。新しいことに挑戦したこと、何か目標を持って達成した経験、学生時代に一番力を入れたことです。自己分析をしっかり行い、なぜそう思うのか、そしてそれを思ったきっかけなどかなり詰めておく必要があります。入社後のキャリアプランを具体的かつ明確に話せれば通ると感じました。また、選考過程で、GDがあるので論理的にかつ他人の意見を否定せず、話を進めていくファシリティが求められたと感じました。GDのテーマはワンキャリアの体験談などに記載されているので、目を通しておけば大丈夫です。私は、5日間のインターンに参加したので、そのことに関して質問もされました。インターンには積極的に参加した方がいいでしょう。

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