就活会議では、Internet Explorer11のサポートを終了いたします。今後はGoogle ChromeやMicrosoft Edgeをご利用ください。
就活会議
CREATED ON 2021.09.02 | UPDATED ON 2023.09.25

【就活ガイド】中外製薬の企業研究〜企業分析で選考突破〜

メーカー #企業研究
4056 VIEWS
この記事は、就活会議の会員が投稿した体験記にもとづいて作成・編集をしています。就活会議の会員は現役の学生であることを確認しています。
記事のタイトル画像

就活をする上で絶対に欠かせないのが企業研究です。この記事では中外製薬の基本情報や、先輩たちが実際に行った企業研究方法をご紹介します。中外製薬の選考を受ける前にどのような会社なのか、その特徴をしっかり理解していきましょう。

【企業研究】中外製薬はどんな会社?

中外製薬の会社概要と社風

まずは中外製薬の企業概要と社風をみていきます。

中外製薬の基本情報

会社名 中外製薬株式会社(CHUGAI PHARMACEUTICAL CO., LTD.)
業界 製薬
本社所在地 〒103-8324 東京都中央区日本橋室町2-1-1 日本橋三井タワー(受付15F)
拠点数 本社/東京
研究所/3拠点(富士御殿場、鎌倉、浮間)
7統括支店/北海道・東北、関東北・甲信越、関東南、東海・北陸、関西、中国・四国、九州、36支店 など
設立 1943(昭和18)年3月8日
売上高 786,946百万円(連結、2020年12月期)
従業員数 7,555人(連結、2020年12月31日現在)
資本金 5,174百万円
(東証1部上場)
平均年齢 43.1
初任給 4年制博士了 月給30万5000円
3年制博士了 月給29万5000円
修士了 月給26万5000円 ※薬学部6年制を含む
大学卒 月給24万0000円
※2021年4月実績
福利厚生・社内制度 制度/住宅貸付、一般貸付、財形貯蓄、社員持株会、ウエルネットクラブ(共済会) 、施設/独身寮、社宅、テニスコート、グラウンド、全国各地のリゾート施設に契約加入
採用実績 2020年 144名
2019年 78名
2018年 116名
企業理念 革新的な医薬品とサービスの提供を通じて新しい価値を創造し、世界の医療と人々の健康に貢献します
代表者 奥田 修
事業内容 医薬品の研究、開発、製造、販売および輸出入

参考元:https://www.chugai-pharm.co.jp/profile/vision/philosophy.html

中外製薬の事業内容

中外製薬は製薬会社で、その中で事業としては研究、開発、生産、マーケティング、メディカルアフェアーズ、医薬安全性に分けられます。

研究 研究機能では、アンメットメディカルニーズに応えていくため、ファーストインクラス*1、ベストインクラス*2となりうる革新的な新薬の連続的な創製に取り組んでいます。
*1 新規性・有用性が高く、これまでの治療体系を大幅に変えうる独創的な医薬品
*2 標的分子が同じなど、同一カテゴリーの既存薬に対して明確な優位性を持つ医薬品
開発 開発では、革新的な医薬品をいち早く患者さんのもとに届けるため、多くの医療機関や治験施設の協力のもと、研究、薬事、医薬安全性、生産などの各機能をプロジェクト単位で一貫管理するライフサイクルマネジメント体制を構築し、スピード、効率性、科学性に優れた臨床試験の推進を実現しています。
生産 生産では、患者さんや医療関係者の方々に安心して医薬品を使用していただくため、安全性や品質管理、安定供給の徹底を最重要事項としてとらえています。グローバル基準の安全性・品質管理体制の構築に加え、質・量ともに国内屈指の医薬品供給体制を確立するほか、ロシュ・グループとの双方向の生産技術供与などを通じ、グローバルにおける製品の安定供給を実現しています。
マーケティング 中外製薬は、売上の半分をバイオ製品が占めるなど革新的な医薬品を多く取り扱っています。特に、がん領域においてはいち早く、がん専門MR(医薬情報担当者)制を導入しました。高い専門性を有するMRが患者さん志向(思考)を徹底することで、科学的根拠に基づく治療選択肢と副作用マネジメントを提案することが可能となっており、このコンサルティング機能が中外製薬のマーケティング活動の大きな特徴です。
メディカルアフェアーズ 中外製薬では、革新的な医薬品を創出し続けていくとともに、製品の価値を的確に患者さんに届け、よりよい治療につなげていくことが重要だと認識しています。そのため有効なエビデンスの創出と医療現場への適正な情報の提供に注力しています。
医薬安全性 中外製薬では、バイオ医薬品や分子標的治療薬など、高度な科学技術を背景とした革新的な医薬品を国内外で多数取り扱っています。グローバルで医薬品の適正使用を推進し、医療現場で安心して使用していただくためには、専門性の高い安全性評価が必須であり、タイムリーな安全性情報の収集・提供および安全確保のための迅速な意思決定が重要となります。そのため、中外製薬では、医薬安全性本部を独立した組織として設置し、経営に直結した安全性体制を構築し、より信頼される企業となることを目指しています。

もともと中外製薬は一般用医薬品(OTC医薬品)をメインで扱っていました。1957年に発売されたバルサンなどが有名です。

1961年に国民皆保険体制が確立され、治療薬に豊富な選択肢が求められるようになったことをきっかけに医療用医薬品へとシフトしました。1974年には医療用医薬品の売上が大衆薬を上回るようになり、順調に医療用医薬品の事業を拡大、2004年にはドリンク剤や、殺虫剤などの一般用医薬品(OTC医薬品)事業を売却し、事業の選択と集中を行っています。

また同時期には新しい研究分野として免疫領域に注目したり、自社独自の新薬開発を重視する研究のあり方へ転換したり大きな転換期となりました。

主力事業とシェア

中外製薬のセグメント別売上高を見てみましょう。

2020年12月期実績 2019年12月期実績 前年同期比
製商品売上高 6333 5889 +7.5%
国内製商品売上高 4091 4376 -6.5%
がん領域 2295 2405 -4.6%
骨・関節領域 924 1084 -14.8%
腎領域 286 346 -17.3%
その他領域 587 541 +8.5%
海外製商品売上高 2242 1513 +48.2%

参考元:https://www.chugai-pharm.co.jp/cont_file_dl.php?f=FILE_1_54.pdf&src=[%0],[%1]&rep=119,54

2020年度の決算短信によれば、中外製薬の国内売上シェアはがん領域の製品が約7割を占めています。がん領域では抗悪性腫瘍剤/ALK阻害剤「アレセンサ」と抗悪性腫瘍剤/HER2二量体化阻害ヒト化モノクローナル抗体「パージェタ」が主力品として活躍し売上に貢献しています。 また、ロシュとの提携を活用した海外輸出の増加により2020年度は海外製商品売上高が昨年を大きく上回り、全体の売上高に対するシェアは約2.5割から約3.7割へと拡大しています。国内製商品は薬価改定や後発品の影響で苦戦していますが、海外製商品は今後も売上を伸ばし成長が期待できるでしょう。

中外製薬の社風

中外製薬には「年齢や社歴に関係なく活躍できる」社風があります。社員インタビューでは「若手のうちから活躍できる」「1年目から裁量のある仕事を任される」という声がありました。創業90年以上の歴史がある企業ですが、働き方を個人の裁量で決められる風土があるようです。研修はもちろんありますが、自分から考えて主体的に行動できる人が合う社風です。

中外製薬はボトムアップの風土で、ベテランであろうが若手であろうが活躍できるカルチャーがあります。

引用元:https://www.chugai-pharm.co.jp/recruit/new/crosstalk/crosstalk1.html

僕もMRですけど、働き方がとても柔軟なことに驚きました。オフィスに出社せずにお客様のもとに直行直帰するのが許されていて、担当エリアの医療機関は個々人に任されるので、1年目から自分の判断で行動できる。働き方を個人の裁量で決められる分、会社からの信頼を感じますし、与えられた仕事はもちろん、それ以上のことをこなしていこうという意識が芽生えます。

引用元:https://www.chugai-pharm.co.jp/recruit/new/crosstalk/crosstalk3.html また、ワークライフバランスに関しても周りも産休や育休を積極的に勧めてくれる、といった個人の働き方を尊重する社風もあります。男性の育休取得も増えているようです。

連続して育休を取っても社内で咎められるようなことはありませんし、個人の生き方・働き方を尊重してくれる会社ですよね。

引用元:https://www.chugai-pharm.co.jp/recruit/new/crosstalk/crosstalk5.html

福利厚生・社内制度

中外製薬の採用サイトでは、福利厚生は以下の通りと記載されていますが、社内制度や教育制度は他にもあり、ワークライフバランスを意識した環境が整備されています。

福利厚生 制度/住宅貸付、一般貸付、財形貯蓄、社員持株会、ウエルネットクラブ(共済会) 、施設/独身寮、社宅、テニスコート、グラウンド、全国各地のリゾート施設に契約加入

社内制度としてはライフイベントである出産・育児・介護に対して時短制度から、PC貸与や情報提供によるサポートまで幅広い制度があります。中外製薬は「次世代育成計画目標」を掲げており、2020年7月1日から2021年12月31日の間に柔軟な働き方の実現や環境づくりを目指すとしています。この他に、長時間労働削減にも取り組んでおり、ノー残業デーの設定やタイムマネジメント研修など残業時間の削減に力を入れています。

勤務関連制度 育児短時間勤務(フレックス勤務)
フレックスタイム制度の柔軟化(コアタイムを11時30分~13時30分に短縮)
育児ゆっくり出社・育児早帰り(固定勤務者)
在宅勤務制度(育児、介護、生産性向上、けが・治療で利用可能、スポット在宅*)
介護短時間勤務(フレックス勤務)
子の保育所等送迎時における営業車両の利用
結婚、配偶者の転勤、育児、介護による新幹線通勤
* 出勤前または帰宅後の短時間の在宅勤務(15分単位で利用可能)
休暇 育児休職制度(最初の連続した14日間は有給)
配偶者出産休暇
子の看護休暇
介護休暇、介護休職
費用・ツールのサポート 出産休暇者、育児休職者、介護休職者へのPC貸与
出産休暇、育児休職からの復帰・復職に伴う認可外託児所費用補助
ベビーシッター費用補助(公益財団法人全国保育サービス協会)
サイトによる情報提供 次世代育成支援ホームページ「すくすくスクウェア」(出産・育児に関する制度・サービスの情報提供サイト)
インフォケア(介護と仕事の両立に関する情報提供サイト)
その他の支援 MR配偶者同居サポートプラン
結婚、配偶者の転勤、育児、介護による退職者再雇用登録制度
コンソーシアム型保育所「キッズスクウェア日本橋室町」

また、教育面では一人ひとりの能力と適性に応じた人財育成が出来るよう、タレントマネジメントシステムを推進しています。2012年から戦略的な人財配置や研修を実施することで、グローバルにリーダーシップを発揮出来るリーダーの確保を目指しています。 キャリア開発においては、以下の1から4を社員が自律的にサイクルとして行うことで、さらなる自律と互いの成長を促すよう制度を設けています。

※タレントマネジメントシステム:「タレントマネジメント(TMと略される)」とは、従業員が持つタレント(英語で「能力・資質・才能を意味する)やスキル、経験値などの情報を人事管理の一部として一元管理することによって組織横断的に戦略的な人事配置や人材開発を行うことをいいます。住所、年齢、学歴、職務経歴などの基本的な情報に追加登録し活用することによって、企業は多大なメリットを享受することが可能となります。

参考元:https://www.hrpro.co.jp/glossary_detail.php?id=17

キャリア開発の基本サイクル キャリア申告制度による自己の再認識、実践、振り返りのサイクルを重視し、キャリア開発の基本サイクルと位置づけています。

・キャリア申告制度
社員が仕事に関する希望や将来のキャリアなどについて会社に申告することができる制度。この申告内容をもとに、上司とキャリアについて対話しています。
キャリア施策1:気づき、考え、語る場 自らの価値に気づき、キャリアについて考える場・語る場として、各種研修・交流会を実施しています。

・キャリア開発研修
新入社員研修や階層別研修を通して自身のキャリアについて考え、期待される役割について確認しながらキャリアの方向性について理解を深めていきます。
・キャリアデザイン研修
これからのキャリア人生について考え、今後も生き生きと働き続けるために、54歳時点においてキャリアデザイン研修を実施し、55歳以降の働き方の選択をサポートしています。
キャリア施策2:さらなる成長に向けた機会 さまざまな機会を通じて、さらなる成長を促しています。

・自己変革支援プログラム「SIP」
自分自身による能力開発を目的とし、通信教育コースの紹介や外部プログラムの受講支援を行っています。
・留学・資格取得休職制度
学位や資格取得に必要とされる期間(最大3年間)休職できる制度で、自己のキャリア形成のための機会として導入しています。
・転採用制度
一定の要件を満たした契約社員が応募し、試験を受け合格した場合、正社員へ転換することができます。
キャリア施策3:各種サポート機能 キャリア相談での個別サポートやウェブサイトでの情報提供を行っています。

・キャリア相談室
社員にとって満足のいくキャリアを実現するための支援を行うことを目的に開設し、個別にキャリア形成に関する情報提供や能力開発のヒントの提供、社内で活用できる諸制度の活用支援を行っています。2007年の開設から2018年末までの来談者数は868名となっています。
・キャリアWeb
キャリアを考える際の情報提供やキャリアを実現するために必要なスキルや知識など、社員のキャリア形成を支援するウェブサイトを開設しています。
キャリア施策4:ライフイベントに対応する制度・仕組み キャリア開発と大きくかかわるライフイベントについて、制度や仕組みの充実を図っています。

・キャリアチェンジ支援制度
一定の年齢および勤続年数を経過した社員の希望によって、定年前に退職を選択でき、次のキャリアへ円滑に移行できるよう支援する制度です。
・シニア社員制度
本人の希望により55歳以降はシニア社員として最長65歳まで就業を継続できる制度です。

参考元:https://www.chugai-pharm.co.jp/sustainability/diversity/employee.html

募集職種・募集要項

2021年卒募集要項は下記の通りです。障害者採用や10月入社の採用を行っていることが特徴的です。

募集職種 (1)MR職
(2)研究職
(3)開発職

※障がい者手帳をお持ちの方は、人事部障がい者採用担当までご相談ください。
recruit@chugai-pharm.co.jp
業務内容 (1)MR職(営業職)
(2)研究職(創薬研究、製薬研究、エンジニアリング、臨床薬理、CMC薬事)
(3)開発職(臨床開発、統計解析・データマネジメント、臨床薬理、薬事、安全性、信頼性、領域サイエンス)
応募資格 ・2022年3月までに卒業(修了)見込みの四大生または大学院生の方
(獣医・薬学等6年制学士の方を含む)
・卒業後3年以内の既卒の方(2019年3月~2021年3月卒業の方)
※就業経験の無い方に限ります。
※MR職は、入社時に普通自動車免許を保有していることが必要です。

【入社時期について】
中外製薬の新卒入社者の入社の時期は、以下のとおりとなります。
・2021年10月1日入社(2021年9月末までの修了者を対象)
・2022年4月1日入社
※2021年10月1日の入社については、個々の状況を踏まえ、ご相談の上、最終決定をさせていただきます(MR職は対象外)。
給与 4年制博士了 月給30万5000円
3年制博士了 月給29万5000円
修士了 月給26万5000円 ※薬学部6年制を含む
大学卒 月給24万0000円
※2021年4月実績
賞与・昇給 昇給 年1回(4月)
賞与 年2回(4月、10月)
勤務地 研究所3拠点(富士御殿場、鎌倉、浮間)、7統括支店(北海道・東北、関東北・甲信越、関東南、東海・北陸、関西、中国・四国、九州)、36支店
勤務時間 8:45~17:30
※実働7時間45分(休憩60分)
※職種によりフレックスタイム制度(*1)、専門業務型裁量労働制(*2)あり
(*1)コアタイムなし、標準労働時間7時間45分、1ヵ月清算
(*2)1日あたりのみなし労働時間7時間45分、研究職対象
保険 健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険

中外製薬の強み・競合他社・業界分析

中外製薬が分類される製薬業界では、少子高齢化によって医療費と薬局調剤医療費が増加していることを受け、国が薬価の引き下げに動いています。そのため、薬価改定による価格引き下げにより、製薬業界市場は全体として縮小傾向にあるようです。

国内の製薬業界市場は、薬価改定による価格引き下げで縮小傾向にあります。新薬企業は収益の柱である主力薬の特許が切れ始めたことで利益が低下、さらに膨大なコストと時間をかけた新薬も薬価低下により収益を上げるのが難しい状況です。後発薬企業も開発コストは低いものの新薬の半分以下の価格になるため、薬価抑制策は企業の利益に大きな影響を与えています。

引用元:https://gyokai-search.com/3-iyaku.htm 2019年から2020年の中外製薬を含めた大手との売上比較は下記のグラフの通りです。

総合商社業界売上高(単位:億円)

(2019 - 2020年) 参考元:https://gyokai-search.com/4-iyaku-uriage.htm 中外製薬は総合で6位という結果になりました。しかし、中外製薬は2018年5月に発売を開始した血友病治療薬「ヘムライブラ」がヒットした影響で、年々株価が上がってきており、2018年9月には売上高で1位の武田薬品に時価総額で上回りました。その後武田薬品が首位奪還しましたが、2020年8月末時点では時価総額7.9兆円となり、中外製薬が再び国内製薬No.1に返り咲きました。

中外製薬は2018年に株価が約10%上昇。2018年9月に武田を上回る時価総額首位の座に初めてついた。 武田が2019年1月にシャイアー買収を完了し、第三者割当増資による株数増などで時価総額が膨らむと、武田が再び首位の座を回復したが、その後も武田の株価は冴えない。 一方、中外の株価は2019年も2割上昇。2018年初に比べおよそ2倍の水準にある。2020年に入ってからも上昇が続き、時価総額の首位奪回をうかがっている。 中外の絶好調業績の背景にあるのは、同社が自社で創製した血友病治療薬「ヘムライブラ」の拡大だ。 2018年5月に発売を開始した同薬は、2019年の1年間で1500億円超を売り上げた。大型薬の目安になる年間売上高1000億円を発売2年目でクリアし、急速に成長しているヒット薬だ。

引用元:https://toyokeizai.net/articles/-/328552?page=3 この背景として、中外製薬がロシュと提携しているものの、独自の経営を続けられる一方でコストがかかる海外販売はロシュにお任せすることができる、「戦略的提携」のビジネスモデルも注目されています。

中外製薬の強みは①独自のサイエンス力と技術力、②ロシュとの戦略的アライアンス、③革新的医薬品の継続提供、④次世代個別化医療の牽引、そして⑤患者中心の高度なソリューション提供だと公式サイトに明記されています。特に①と②は大きな特徴です。

①について、中外製薬は30年以上前からバイオ医薬品の研究開発を実施しています。その蓄積された技術と経験を活かして、抗体医薬品でも国内No.1のシェアを誇る研究開発をしてきたことが中外製薬の強みになっています。

バイオ医薬品のひとつである「抗体医薬品」は、特定の細胞や分子にピンポイントで作用することにより、高い治療効果と副作用の軽減が期待できる医薬品として注目されています。 中外製薬は2005年に、国産初の抗体医薬品を世に送り出すことに成功しました。抗体医薬品の分野においても国内シェアNo.1*を獲得しています。そして、抗体医薬品の可能性をさらに広げる独自の抗体エンジニアリング技術において世界をリードしています。

引用元:https://www.chugai-pharm.co.jp/profile/overview/index.html ②のロシュとの提携に関しては、「ロシュ社製品の国内独占販売」と「自社製品のグローバル展開」という2つのメリットがあります。一つ目に抗がん剤を中心としたロシュ・グループの画期的な医薬品を中外製薬が独占販売できるため、がん領域の医薬品で国内シェアNo.1に躍り出ることができました。グローバル展開については世界150カ国以上で事業を展開するロシュ社に依頼することでコストを抑えて各地に医薬品を届けることができています。

③は自社創製品とロシュからの導入品により、革新的な医薬品を継続的に提供する基盤が整ったこと、④では患者さんの遺伝子情報などに応じて治療計画を立てる「個別化医療」の国内パイオニアとして取り組んできたこと、そして⑤ではエリアごとの多様化するニーズにきめ細かく対応できるソリューション提供体制を構築していることをポイントとして覚えておきましょう。

就活会議に無料登録してES・体験記を閲覧しよう!

IR読み解き!深堀り研究〜事業規模・資本構成・ビジネスモデル〜

ここからはIR資料や有価証券報告書を読み解いて企業研究しましょう。

経営方針・ビジョン

中外製薬は存在意義(Mission)、価値観(Core Values)、目指す姿(Envisioned Future)をミッションステートメント(=企業理念)として掲げ、これを基にした経営を行っています。内容は以下の通りです。

存在意義(Mission) 革新的な医薬品とサービスの提供を通じて新しい価値を創造し、世界の医療と人々の健康に貢献します
価値観(Core Values)
1. 患者中心患者さん一人ひとりの健康と幸せを最優先に考えます
2. フロンティア精神
自らを磨き、新たな発想で、イノベーションを追求します
3. 誠実
常に誠実な行動で、社会の期待に応えます

目指す姿(Envisioned Future)
ロシュとの協働のもと、独自のサイエンス力と技術力を核として、患者中心の高度で持続可能な医療を実現する、ヘルスケア産業のトップイノベーターとなります

引用元:https://www.chugai-pharm.co.jp/ir/policy/philosophy.html この企業理念のもと、中外製薬はヘルスケア産業でイノベーションを起こし、トップを目指すためにこれまで以上に独自の「サイエンス」「技術」「人財・風土」の強化をしていくと会長メッセージにありました。

私たちの目指す価値の実現に向け、効果的にイノベーションを生み続ける会社とするために、私が重視するのは「サイエンス」「技術」「人財・風土」であり、これらの強化に経営資源を集中的に投下していきます。サイエンスは、私たちの価値の根源であり活動の判断基準です。技術は、強みであり生命線です。そして、何よりも重要なのが人財であり、タレントマネジメントやダイバーシティ&インクルージョンの強化、人財投資の積極化によって、イノベーションを育む企業風土を醸成していきたいと考えています。

引用元:https://www.chugai-pharm.co.jp/ir/policy/chairman.html

売上・財務状況

売上(収益)と利益

中外製薬の2020年3月期の収益をみていきましょう。中外製薬は、4年連続の最高益達成となりました。製薬業界は他の業界と同じように新型コロナウイルス感染症拡大の影響や、薬価の改定などで厳しい環境下にありましたが、中外製薬は「ヘムライブラ」や新型コロナウイルス肺炎を対象とした臨床試験用を含む「アクテムラ」の輸出により売上総利益は5,147億円(前年比22.2%増)という結果を残しています。

国内・海外それぞれの増減要因は下記の通りです。国内では、新製品の「ヘムライブラ」や「FoundationOne CDx がんゲノムプロファイル」、そして昨年8月に発売した「エンスプリング」などが市場に浸透し始めたたため売上を伸ばしましたが、最終的には薬価改定と後発品(ジェネリック医薬品)浸透の影響で、減収となりました。

[国内製商品売上高] 国内製商品売上高は、昨年4月の薬価改定と後発品浸透の影響によりがん領域、骨・関節領域及び腎領域における主力品の売上が減少したため、4,091億円(前年同期比6.5%減)となりました。 がん領域の売上は、2,295億円(同4.6%減)となりました。新製品の抗悪性腫瘍剤/抗PD-L1ヒ ト化モノクローナル抗体「テセントリク」の市場浸透に加え、主力品の抗悪性腫瘍剤/ALK阻害剤 「アレセンサ」や抗悪性腫瘍剤/HER2二量体化阻害ヒト化モノクローナル抗体「パージェタ」が 堅調に推移したものの、薬価改定や後発品浸透の影響により抗悪性腫瘍剤/抗VEGFヒト化モノク ローナル抗体「アバスチン」や抗悪性腫瘍剤/抗HER2ヒト化モノクローナル抗体「ハーセプチ ン」などの売上が減少したことによります。 骨・関節領域の売上は、薬価改定の影響によりヒト化抗ヒトIL-6レセプターモノクローナル抗 体「アクテムラ」の売上が減少したことに加え、後発品発売の影響により骨粗鬆症治療剤「エデ ィロール」の売上が大きく減少したことなどにより、924億円(同14.8%減)となりました。 腎領域の売上は、薬価改定に加え、後発品発売に伴う価格競争の激化による持続型赤血球造血 刺激因子製剤「ミルセラ」の売上減少などにより286億円(同17.3%減)となりました。 その他領域の売上は、抗インフルエンザウイルス剤「タミフル」の通常シーズン向けの売上が 前年を大幅に下回ったものの、新製品の血液凝固第VIII因子機能代替製剤「ヘムライブラ」や遺伝 子変異解析プログラム「FoundationOne CDx がんゲノムプロファイル」及び昨年8月に発売した pH依存的結合性ヒト化抗IL-6レセプターモノクローナル抗体「エンスプリング」の市場浸透によ り、587億円(同8.5%増)となりました。 一方、昨年1月30日に公表した通期予想に対して、国内製商品売上高は、新型コロナウイルス の感染拡大の影響により、ヘムライブラ、テセントリクなどの新製品や適応拡大品の市場導入が 影響を受けたものの、アバスチン、パージェタなどの主力品が想定を上回って推移した結果、 4,091億円(通期予想比0.6%減)となりました。
[海外製商品売上高] 新型コロナウイルス肺炎を対象とした臨床試験用を含むアクテムラのロシュ向け輸出の増加 や、ヘムライブラの通常出荷価格によるロシュ向け輸出の開始、加えてエンスプリングのロシュ 向け輸出の開始により、海外製商品売上高は2,242億円(前年同期比48.2%増)となりました。 一方、昨年1月30日に公表した通期予想に対して、海外製商品売上高は、アクテムラのロシュ 向け輸出の大幅な増加をはじめ、ロシュ向け輸出が想定を大きく上回り、2,242億円(通期予想 比33.1%増)となりました。

引用元:https://www.nippon-shinyaku.co.jp/file/download.php?file_id=3567 この結果を受け、2019-2021年度の中期経営計画「IBI 21」の目標を定量・定性面で達成したため、前倒しで計画を終了し、新たな成長戦略「TOP I 2030」(2021年~2030年)を策定しています。

対処すべき課題

中外製薬の有価証券報告書では、対処すべき課題として「『イノベー ション』の追求」を挙げています。広い視野で見ると「持続可能な医療の実現」や「ライフサイエンスやデジタル技術の飛躍的な進歩」が医療全体の課題としてありますが、中外製薬が注力しているアンメット・メディカルニーズに応える新薬の創出や、従来の創薬力にとどまらない能力の獲得・強化のためには、さらなるイノベーションを創出できる体制強化が必要だとしています。

世界人口の増加と各国における高齢化進展によって、医薬品への期待・ニーズが増大するなか、持続可能な医療の実現が世界共通の課題となっております。2020年に発生した新型コロナウイルス 感染症の世界的流行によって、社会における医療の役割と重要性も強く認識され、産業への期待も ますます高まっています。また、各国の医療財政が逼迫するなか、薬剤費を含む医療費の抑制政策 はますます厳しくなっており、限られた資源のもとで高度かつ持続可能な医療を実現するため、 「真に価値あるソリューションだけが選ばれる」VBHC(Value Based Healthcare)の流れはますます加速しています。 また、ライフサイエンスやデジタル技術の飛躍的な進歩によって、医療課題解決に向けたイノベ ーション創出機会が拡大する一方、デジタル・IT企業をはじめとする多様なプレーヤーがヘルスケア領域でイノベーションに挑戦しています。その結果、既存企業の枠を超えた競争もこれまで以上 に熾烈化しております。 そのようななか、革新的な医薬品の提供を使命とする私たちの最重要課題は、やはり「イノベーション」の追求だと考えます。新たな治療ターゲットの探索や創薬技術のさらなる革新により、アンメット・メディカルニーズに応える新薬の創出が求められます。また、患者さん一人ひとりにと って最適な医療の実現に向けて、ライフサイエンス進展による新たな技術、ビッグデータやAIなど のデジタル技術の進化を柔軟に取り入れながら、従来の創薬力にとどまらない能力を獲得・強化することが課題となります。グローバル規模での財政圧力の増加によって製薬企業の経営環境が厳しさを増すなか、限られた資源をイノベーションに集中投資できる体制への変革が一層求められてい ます。

引用元:https://www.chugai-pharm.co.jp/cont_file_dl.php?f=FILE_1_52.pdf&src=[%0],[%1]&rep=127,52 体制強化について、「TOP I 2030」でも下記5つのテーマを重点分野として掲げて成長基盤を作っていくと触れています。

人・組織 2020年より開始した新人事制度の運用を通じて、タレントマネジメントの高度化、適所適財の徹底、そして果敢なチャレンジを推奨する組織風土の醸成を図ります。また、データサイエンティストをはじめとするデジタル人財やサイエンス人財など、戦略遂行上の要となる高度専門人財の獲得・育成・充足に注力します。ダイバーシティ&インクルージョンへの取り組みも継続し、構造改革にも取り組んでいきます。
デジタル 各バリューチェーンにおけるデジタル化を推進すると共に、ソフト・ハード両面のデジタル基盤の構築に取り組みます。ロシュ・グループとも連携しながら、社内の各種データの統合や解析基盤構築を通じてグローバル水準のIT基盤の確立を目指します。
環境 当社グループのMissionと、事業の経済・社会・環境に及ぼす影響を踏まえて特定した重要課題(マテリアリティ)に取り組みます。「Dow Jones Sustainability Index World(DJSI-World)」選定でも評価されたESG課題へのグループ全体での対応について、引き続きその高度化を図るとともに、環境対策を強化します。
クオリティ 当社グループでは、製品品質はもちろん、薬事対応やビジネス・プロセス全体にわたるクオリティ・マネジメントの高度化に努めてきましたが、今後、多様な技術進化やモダリティへの挑戦に伴う新たな規制への対応、デジタル・コンプライアンスの強化、外部との協業拡大に備えた品質保証体制の整備など、変化するビジネスプロセスを見据えたクオリティ・マネジメント手法の整備・運用を強化します。
インサイトビジネス 創薬、開発、製薬、Value Deliveryの各段階で得られるデータや、リアルワールドデータを含む外部データを集積し、高度な解析を加えることにより、自社の創薬・開発や医薬品の価値最大化に資する様々なインサイトを抽出し活用する取り組みを加速します。Flatiron Health社やFoundation Medicine社、ロシュ・ダイアグノスティックス社等、ロシュ・グループ各社とも協働しながら推進します。

参考元:https://www.chugai-pharm.co.jp/ir/policy/growth_strategy.html

就活会議に無料登録してES・体験記を閲覧しよう!

先輩たちが行った企業研究とそのポイント

中外製薬の企業研究では、「説明会やインターンの情報だけでなくIR情報も確認しておくこと良い」という口コミが多くありました。具体的な仕事のイメージを掴んでおくためには現役の社員から話を聞くことをお勧めします。また、社員だけでなく薬学部の友達から業界や研究開発に関する話を聞いて情報収集したという口コミもあり、こちらも情報収集として有効な方法です。 中外製薬では他社大手との差別化をしておくことも重要です。独自の強みや特徴を把握して、志望動機をはっきり伝えられるようにしておきましょう。

実際に選考通過した回答

ツテをたどって中外製薬の開発職・薬事職で働いている方約20人に会いました。同業界の会社のインターンにも積極的に参加しました。薬学部の友達を作ることで、薬学部の出身の先輩で現在製薬の開発で働いている方にお話しを伺うことも多々ありました。 理工学部出身ですので、どうしても薬学部がある大学よりも製薬業界の知識や常識を入手する機会は少ないです。少しでもツテがあるなら恥を捨てて、すがるようにしていました。 私は参加していませんが、薬学部の製薬志望の方は定期的に業界勉強をする大規模団体に参加することが多いらしいです。

製薬業界はインターン参加者の中から採用候補を絞ることが多いです。臨床開発だと特にそうです。そのために早い段階でインターンに参加することをお勧めします。 ESは製薬業界から内定を頂いている先輩に頼むことをお勧めします。また、可能であればその先輩から自分の志望職種で現在活動されている社員を紹介してもらえるとベストです。 第一志望の企業の志望職種で働いている若手社員には絶対1回は会うべきです。自分の入社1〜5年の働き方やライフワークバランスが明確になりますし、本選考面接で、「理由はないけれど、一度会った時にそう感じた」という魔法の言葉が使えるので強くお勧めします。 筆記試験はありません。SPI対策をやっておけば問題ありません。 開発職・薬事職の場合、本選考ではほとんどの会社でTOEICの足切りがあります。750点程度取っておくと安心です。

インターンESはインターンを通して何を得たいかを中心に聞かれます。社会課題を解決するために何ができるかといった質問も頻出ですので、SDGsのホームページは見ておくことをお勧めします。 本選考ESでは業界、会社、職種に対する志望動機を聞かれます。実現したいこと、強みも押さえておくべきです。

就活中使用していた情報源 ・製薬協ホームページ(各製薬会社のトップが集まって組織されている協会で、製薬業界の時事問題が載っています。共同で行った事例などもあります) ・各会社のプレリリース(作用機序などを確認するためにここに掲載されている論文を読んでいました) ・各会社の時価総額(マーケットにおける期待値も大切だと思います) ・SDGsホームページ(2030年満了で会社側もトピックにしやすいので押さえておいて損はないと思います。「健康に関する課題」だけ見ておけば大丈夫です)

実際に選考通過した回答

製薬業界の企業順位を調べ、企業との差別化(強み・弱み)は必須です。また、MR職を志望した理由も聞かれました。情報収集におきましては、特に今年は説明会が中止になったためOB訪問を何度も行いました。携帯のアプリで検索すると何名かOBの方とアポイントを取れると思います。公式サイトにおきましては中途採用のページも確認すべきです。 また、中外製薬の面接は1次面接と最終面接しかなく、1次面接からかなり志望理由を深堀されます。ガクチカにおいては何故それが社会で活かせるかかなり聞かれたので、そこは完璧に準備して面接に挑みましょう。また、内定者と何人かお話をしましたが、全員人柄重視であったとおっしゃっていました。自分らしさを前面に出すと有効だと思います

実際に選考通過した回答

中外製薬の特徴であるがん領域、バイオ医薬品について自分の感じる魅力、強みを説明できるようにした。特にバイオ医薬品は、扱っている会社が少ないイメージがあったため、志望動機にも組み込んだ。中外デジタルという取り組みは、今後重要になってくると考えたので、携わりたいというキャリアプランを述べた。ホームページに沿革が詳しく掲載されていたので目を通し、大まかな流れは覚えておいた。CMやホームページにテレビドラマのような動画が載っていたことが印象的であったため、閲覧した。患者様目線の営業に魅力を感じているという話をした時に、動画の話をした。また、その話をした時の反応がよかったので見ておくことは良い評価が得られると考える。

就活会議

この記事を書いた人: 就活会議編集部

就活会議の編集チームです。就活生の皆さんの役に立つ「企業と面接のリアルな情報」を発信しています。体験記・ESは 会員登録 すれば見放題! YouTubeチャンネル も配信中です!

関連記事
記事のタイトル画像
メーカー
【就活ガイド】サッポロビール株式会社の企業研究〜企業分析で選考突破〜

就活をする上で絶対に欠かせないのが企業研究です。この記事では、サッポロビール株式会社の基本情報や、先輩たちが実際に行った企業研究方法をご紹介します。サッポロビールの選考を受ける前にどのような会社なのか、その特徴をしっかり理解していきましょう。

#企業研究
就活会議編集部
記事のタイトル画像
メーカー
【就活ガイド】株式会社LIXILの企業研究〜企業分析で選考突破〜

就活をする上で絶対に欠かせないのが企業研究です。この記事では株式会社LIXILの基本情報や、先輩たちが実際に行った企業研究方法をご紹介します。LIXILの選考を受ける前にどのような会社なのか、その特徴をしっかり理解していきましょう。

#企業研究
就活会議編集部
株式会社島津製作所の企業研究
メーカー
【就活ガイド】株式会社島津製作所の企業研究〜企業分析で選考突破〜

株式会社島津製作所は世界トップレベルの技術で事業を展開する精密機器メーカーです。『「人と地球の健康」への願いを実現する』という経営理念のもと、分析計測機器や医用機器、航空機器など幅広い分野で革新的な製品を創出しています。 この記事では島津製作所の基本情報や業界内での立ち位置をもとにお伝えするとともに、先輩たちが実際に行った企業研究方法をご紹介します。島津製作所の選考を受ける前にどのような会社なのか、その特徴をしっかり理解していきましょう。

#企業研究
就活会議編集部
就活会議 就活会議株式会社は、 有料職業紹介事業者として厚生労働大臣の認可(許可番号 :13-ユ-312872)を受けた会社です。
人材紹介の専門性と倫理の向上を図る 一般社団法人 日本人材紹介事業協会に所属しています。
当社は 東京証券取引所 、 福岡証券取引所 の上場企業であり、ユーザーと事業者のマッチングDX事業を展開している ポート株式会社 のグループ会社です。
(証券コード:7047)
運営会社:就活会議株式会社/所在地:東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー5F

就活会議を運営する就活会議株式会社は、届出電気通信事業者として総務省の認可(許可番号 :A-02-18293)を受けた会社です。