【就活ガイド】積水ハウス株式会社の企業研究〜企業分析で選考突破〜
積水ハウス株式会社は大手ハウスメーカーです。CMの影響もあり、積水ハウスと聞くと戸建住宅をイメージする方が多いでしょう。実際は、マンション事業や賃貸住宅事業など、幅広く事業を展開している企業でもあります。 この記事では積水ハウスの基本情報や業界内での立ち位置をもとにお伝えするとともに、先輩たちが実際に行った企業研究方法をご紹介します。積水ハウスの選考を受ける前にどのような会社なのか、その特徴をしっかり理解していきましょう。
積水ハウスの会社概要
まずは積水ハウスについて理解しましょう。 ここでは積水ハウスの選考に通過した先輩たちが行った企業研究と、その社風などをお伝えします。
積水ハウスの基本情報
会社名 | 積水ハウス株式会社 |
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業界 | 住宅 |
本店所在地 | 大阪市北区大淀中一丁目1番88号 梅田スカイビル タワーイースト |
事業所 | 営業拠点(2022年1月31日現在) 支店・営業所:116 カスタマーズセンター:30 展示場:315 |
設立 | 1960年8月1日 |
売上高 | 2,589,579百万円(2021年度) |
従業員数 | 15,017名 (2022年1月31日現在) 一級建築士 2,994名 |
資本金 | 2,025億9120万円 |
平均年齢 | 43.3歳 |
初任給 | <2021年4月実績> ■営業職・技術職・総合企画職 大学院:226,500円 大学:215,000円 ■地域勤務職 大学:178,500円~188,500円(当社規定による) 短大・専門:168,500円~178,500円(当社規定による) |
福利厚生・社内制度 | ■各種施設・サービス利用 ベネフィットステーションに加入(福利厚生代行サービス) ※利用可能な施設・サービスは90万件以上 飲食、宿泊、健康、育児、介護、自己啓発等の様々なメニューが、一般料金の10~30%引 (メニューによっては入会金免除・補助金支給等)で利用可能。 2親等以内の家族も利用可。 ■財産形成・住居に関する制度 退職金制度、企業年金制度、従業員持株制度、積立貯蓄、団体保険、住宅資金融資制度、独身寮(営業職・技術職・総合企画職) ■自己研鑽への支援制度 【社内認定資格】 チーフアーキテクト、チーフコンストラクター、プラチナスペシャリスト、構造計画スペシャリスト、生産部門マイスター制度 【表彰制度】 営業成果累積表彰、店表彰、支店表彰、新人賞、業務功労賞、技術功労賞、科学賞 等 【資格(検定)祝金制度】 対象の資格を取得すると祝金を支給(対象資格170以上) 【資格取得支援制度】 一部の資格取得に要する通学講座の補助 ■仕事と育児・介護の両立支援制度 【支援制度】 (一例)所定勤務時間短縮 ・育児…1日最大2時間、15分単位、曜日毎に設定可。小学校3年の3月末まで(法定:3歳まで) ・介護…1日最大3時間までの時間短縮、曜日毎に設定可。または、週に一回の勤務日短縮のいずれか。 |
過去の採用人数 | 437名(2021年) |
基本理念 | 01.人間愛 … 私たちの根本哲学 人間は夫々かけがえのない貴重な存在であると云う認識の下に、相手の幸せを願い その喜びを我が喜びとする奉仕の心を以って何事も誠実に実践する事である。 02.真実・信頼 … 私たちの基本姿勢 03.最高の品質と技術 … 私たちの目標 04.人間性豊かな住まいと環境の創造 … 私たちの事業の意義 |
代表者 | 仲井 嘉浩 |
事業内容 | 建築工事の請負及び施工、建築物の設計及び工事監理など |
事業内容
積水ハウスは、自由設計と先進の技術で、それぞれのお客様の望みを実現するような住まいを提供している企業です。さらに、さまざまな研究開発から設計施工・アフターメンテナンス、リフォームまで、一貫して自社グループでおこなっています。 こうして培った技術やノウハウは、賃貸住宅やマンション、街づくり、都市開発や国際事業といった幅広い事業で活きています。
▼国内事業・請負型ビジネス オーナー様が保有する土地に戸建住宅や賃貸住宅の建築を請け負う事業です。
- 戸建住宅事業
戸建住宅の設計・施工および請負 - 賃貸住宅事業
賃貸住宅、医療・介護施設ならびに商業施設、ホテルなどの非住宅の設計・施工および請負 - 建築・土木事業
2020年度より追加
▼国内事業・ストック型ビジネス オーナー様に建てていただいた住宅と積水ハウス以外の住宅のリフォームや、不動産の転貸借により賃貸住宅経営をサポートする事業です。
- リフォーム事業
住宅のリフォーム・リノベーション等 - 不動産フィー事業
不動産の転貸借・管理・運営および仲介等
▼開発型ビジネス 「請負型ビジネス」、「ストック型ビジネス」は大きな投資を必要としないビジネスです。この2つのビジネスモデルから生み出された収益を更なる成長に結びつけるため、土地の取得など投資からスタートする「開発型ビジネス」を展開しています。
- 分譲住宅事業
住宅・宅地の分譲、分譲宅地上に建設する住宅の設計・施工および請負 - マンション事業
マンションの分譲 - 都市再開発事業
オフィスビル・商業施設等の開発、保有不動産の管理・運営
▼国際事業 アメリカ、オーストラリア、イギリス、シンガポール、中国の5カ国で住宅事業を展開。日本でつちかった環境技術やまちづくりのノウハウを活用し、その国の住環境の課題解決に貢献しています。
- 国際事業
海外におけるマンション・複合開発事業、分譲住宅および宅地販売、戸建住宅事業
また、積水ハウスの採用サイトでは、下記の10の職種が紹介されていました。募集職種は営業職(総合職)・技術職(総合職)・総合企画職(総合職)・地域勤務職(一般職)の4つですが、そこからさらに細分化されています。入社後、どの部署でどう活躍したいのかを明確にするためにも、各職種の役割や業務内容を理解しておくことが重要です。
部門 | 職種 | 業務内容 |
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営業職(総合職) | 営業 ・戸建住宅営業 ・賃貸住宅営業 | ・戸建住宅営業 住宅展示場へ来場されたお客様や、法人先への 訪問活動を通じて紹介いただいたお客様へ戸建 住宅を提案します。 ・賃貸住宅営業 地主様や資産家の方々、法人様など、土地を所 有している方に、賃貸住宅を建築していただく ことで不動産資産の有効活用につなげる提案を します。 | 技術職(総合職) | 設計 | 住宅設計は仕事の幅が広く、間取りの作成から インテリアのコーディネートまで住まいに関わ る様々な提案を行います。 | 現場監督 | 現場監督の仕事は、施工現場の工程管理、品質 管理、安全管理を担うことです。 | 生産技術 | 水ハウスの工場では、戸建住宅や賃貸住宅など の柱や外壁といった構造躯体を生産しています。 工場内の生産現場では、工業用ロボットなどの 多くの設備が稼働しており、生産技術の機械系 担当者はそれらの保守・点検、改善といった業 務を通して、円滑なものづくりを支えています。 生産技術の情報担当は、工場内のすべての情報 システムの開発から運用、保守・メンテナンス を一手に担っています。 | 研究開発 | 総合住宅研究所は、ハードとソフトの両分野か ら住まいづくりに関する研究開発を行う拠点で す。業界最大規模を誇る研究所で、構造、材料、 温熱など、さまざまな専門性を持つグループに 分かれています。 また、商品開発部は、商品開発のプロセス全般 に関わり、新たな技術や商品情報を社内外に発 信します。 | IT業務部 | 積水ハウスグループの社員の勤態や給与を管理 するシステム、営業や現場監督等の各担当者が 利用する業務ツールの企画・開発・運用を行っ ています。 | 総合企画職(総合職) | 総合企画 | 総合企画職(支店 総務課)は、建設中の各物件 の原価や費用、利益などを算出するほか、工事 代金の支払いなどの金銭管理が軸となる業務で す。 | 地域勤務職(一般職) | 営業事務 | 住宅展示場でのお客様のご案内や営業の支援、 季節ごとの設えといった多岐にわたる業務に携 わります。 | 総務事務 | 支店に所属する社員を支える役割を担っていま す。お金の管理を行う「出納業務」、産休や育 休の手続き・社員の労務管理といった「人事関 連業務」などを担当します。 | インテリア コーディネーター | 主に設計担当とチームを組み、建物のコンセプ トからインテリアエレメント(内装、設備、照 明計画、カーテン、家具等)の提案、完成現場 見学会での家具や小物のコーディネートに至る まで幅広く担当します。 |
IR読み解き!積水ハウスの売上・競合比較
ここからはIR資料や有価証券報告書を読み解いて企業研究しましょう。
売上・業績
積水ハウスの直近5年間の業績推移は下記の通りです。
売上高推移
営業利益推移
営業利益は年度によって若干の増減が見られますが、売上高は年々増加しています。業績は好調と言えるでしょう。
2020年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、営業活動を自粛せざるを得ない期間もありました。そこで、戸建住宅やリフォームの営業活動では、WEB会議システムを利用しお客様へのプラン提案を行う「おうちで住まいづくり」や「おうちでリフォーム」等の取り組みを継続するとともに、賃貸住宅事業では法人向け営業活動に注力したとのことです。
2021年度もコロナの経済的な影響は続きましたが、新設住宅着工では、戸建住宅・賃貸住宅ともに持ち直しの動きが見られました。また、子育て世代の住宅取得支援制度の創設や環境性能等に応じた住宅ローン減税制度の導入など、政策面での追い風もあったとのことです。
不動産フィー事業でもっとも高い売上高をあげています。戸建住宅事業のイメージが強い積水ハウスですが、実態は異なることが分かりますね。 また、どれかひとつの事業に依存しているといった傾向も見られません。グループ会社と連携して、各事業それぞれで高い売上高をあげています。
競合他社
ハウスメーカーは、鉄骨プレハブ工法を用いる企業(大和ハウス工業、積水ハウスなど)・在来木造工法を用いる企業(一条工務店、住友林業など)・木造プレハブ工法を用いる企業(ミサワホーム、エス・バイ・エルなど)・パワービルダー系の企業(一建設、アーネストワンなど)に分けられます。
積水ハウスと同じく、鉄骨プレハブ工法の住宅を提供している大和ハウス工業と売上高を比較してみましょう。
2021年度売上高比較
売上高は大和ハウスが圧倒的に高いです。大和ハウスは、2001年に1兆円だった売上高が、現在では4兆円を超えています。この20年で大きな成長を遂げていますね。さらに、創業100周年を迎える2055年には売上高10兆円を達成するという、より大きな目標を掲げています。
大和ハウスのセグメント別売上高構成比を見ると、戸建住宅よりも、賃貸住宅/商業施設/事業施設で高い収益をあげていることが分かります。複合商業施設やオフィスビルといった大型物件の建設・維持管理・運営に、グループ全体で積極的に取り組んでいます。 20年間の成長は、387社のグループ会社を抱える大和ハウスの総合力の結果といえそうです。
【大和ハウス】セグメント別売上高構成比(単位:%)
業界の動向
業界動向サーチが、住宅業界の業界規模推移を算出しています。これによると、2019年まで拡大傾向にあった住宅業界が、2020年に若干縮小しています。また、国土交通省の建築着工統計調査でも、2020年度の新設住宅着工戸数は、前年度比で8.1%減少という結果が出ています。
2020年度は、住宅業界の大手企業でも前年度より業績が下降傾向にある企業が見られました。
住宅業界大手5社の2020年(2021年3月決算)の売上高は、飯田グループHD(戸建分譲事業)が前年比が3.9%の増加、旭化成(住宅事業)は同1.7%減、大和ハウス工業(戸建住宅事業)は3.7%増、積水化学工業(住宅事業)は5.4%減、ミサワホームは5.7%の減少でした。5社中3社が前年比割れを記録しています。
引用元:https://gyokai-search.com/3-house.htm
2021年度の新設住宅着工戸数は、前年度比で6.6%の増加となりました。
2020年以降、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で世界のあらゆる業界が経済的打撃を受けましたが、住宅業界では、生活様式の変化に伴い戸建住宅への注目が高まりつつあります。
とはいえ、日本は少子高齢問題に直面している国です。この先、さらに住宅需要が低迷するのは避けられないでしょう。そのような状況の中、大手各社が海外事業に力を入れる動きも見られています。
近年、業績がふるわない住宅メーカ各社は、海外事業に力を入れています。欧米などの先進国のみならず、東南アジアなどの新興国にも進出しています。戸建てはもちろんマンションやビル、物流倉庫の建設、賃貸事業、都市開発なども行っています。
引用元:https://gyokai-search.com/3-house.htm
積水ハウスの強み
ここからは、積水ハウスの強みを見ていきましょう。
強み・特徴「グループ力を活かした幅広い事業展開」
積水ハウスは幅広い事業に取り組んでいる企業です。2021年度のセグメント別売上高構成比は下記のようになっています。
2021年度セグメント別売上高構成比(単位:%)
「マンション事業」や、商業施設やオフィスビルなどの開発をおこなう「都市再開発事業」での収益の割合は低くなっています。 しかし、積水ハウスでは、2020年度より「建築・土木事業」が追加されました。ここで大型案件を扱うことで、収益が伸びる可能性が考えられます。
また、売上構成比でもっとも多くの割合を占めている「不動産フィー事業」は、グループ会社と連携しておこなう事業です。グループの総合力を発揮した事業展開は大きな強みといえるでしょう。
積水ハウスの累積建築戸数は、世界のハウスメーカーでナンバーワンになっているなど、確かな実績も積み上げています。
最近では、新しい生活様式に対応した生活提案「ファミリースイートおうちプレミアム」も好評です。2021年8月30日からは、外出先からの住宅設備の遠隔操作を可能にするサービス「PLATFORM HOUSE touch (プラットフォームハウスタッチ)」の販売も開始しています。 このように、最新の技術やITを活用し、今のニーズに合った商品を積極的に提供していける点も積水ハウスの特徴のひとつです。
同社代表取締役社長執行役員兼CEOの仲井嘉浩氏は、「受注状況は、コロナ禍前の水準まで戻ったとみている。コロナ禍でのITを活用した接客スタイルなどが定着し、緊急事態宣言中であっても受注が落ちることがなくなった」などと述べた。
引用元:https://www.re-port.net/article/news/0000066780/
積水ハウスの社風
ここからは、積水ハウスの社風を見ていきましょう。
社風「若手のうちから裁量ある仕事ができる」
積水ハウスは、社歴に関わらず、自分から手を挙げれば挑戦させてもらえる風潮があります。採用サイトの仕事紹介のページで、社員からのメッセージが発信されていました。
積水ハウスの一番の良さは、責任ある仕事を若いうちから任せてもらえるということ。若いからとか、経験が少ないからという理由で何かを制限されることはなく、手を挙げれば様々なことにチャレンジさせてもらえます。心地よいプレッシャーの中で学び、成長していける恵まれた環境が積水ハウスにはあります。後輩には、自分が先輩から教わってきたたくさんのことをしっかり引き継いでいくつもりです。
引用元:https://www.saiyo-sekisuihouse.jp/member/04.html
自分次第で、若手のうちからチャンスを掴みやすい社風であることが分かります。主体的に仕事に取り組みたい人、若いうちから経験を重ねて成長していきたい人にマッチする企業と言えます。
積水ハウスの新卒採用
ここからは、2023年卒の新卒採用の応募条件や待遇について見ていきます。
募集要項
2023年卒募集要項は下記の通りです。職種によっては部門ごとに業務内容が大きく異なるため、各部門の違いをよく理解しておきましょう。
募集職種 | ■営業職(総合職) ■技術職(総合職) ■総合企画職(総合職) ■地域勤務職(一般職) |
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業務内容 | ■総合企画職 ・事業所総務 ・本社 ・国際事業部 ■営業職 ・工業化住宅事業(戸建住宅・シャーメゾン) ・開発・マンション事業 ・国際事業部 ■技術職 ・工業化住宅事業 ・開発・マンション事業 ・国際事業部 ・生産調達部門 ・本社技術部門 ・T部門 ・プラットフォームハウス推進部 ■地域勤務職(一般職) |
応募資格 | ■総合企画職/営業職/地域勤務職(一般職):全学科 ■技術職 ・工業化住宅事業:建築系 ・開発・マンション事業 :建築系 ・国際事業部:建築系 ・生産調達部門 :電気・情報・機械系 ・本社技術部門:建築(構造・計画・環境・設備)・土木・農学(造園・園芸・林産・林学)・情報・機械・材料・デザイン系 ・T部門:情報・建築系 ・プラットフォームハウス推進部:センシングデバイス工学・ソフトウェア工学・医工学専攻 |
給与 | - 初任給:<2021年4月実績 基本給> ■営業職・技術職・総合企画職 大学院:226,500円 大学:215,000円 ■地域勤務職 大学:178,500円~188,500円(当社規定による) 短大・専門:168,500円~178,500円(当社規定による) - 昇給:年1回(4月) - 賞与:年3回(6月・12月、別途決算賞与あり) |
諸手当 | ■営業職 業績手当・営業手当・時間外勤務割増手当 他 ■技術職 業績手当・時間外勤務割増手当 他 ■総合企画職 時間外勤務割増手当 他 ■地域勤務職 時間外勤務割増手当 他 ※営業手当 時間外労働の有無にかかわらず、1日につき1時間分の時間外勤務割増手当を実勤務日数分支給。 1時間を超える時間外労働分については時間外勤務割増手当を支給。 |
勤務地 | 全国主要都市 ※地域勤務職は希望勤務エリア内 |
勤務時間 | 営業部門・本社/9:00~18:00 工場/8:30~17:30 カスタマーズセンター/9:00〜18:00 ※営業職は、事業場外みなし労働時間制を採用。 |
保険 | 記載なし |
求める人物像は明記されていませんが、採用サイトにて、皆川常務からの採用メッセージが発信されていました。
ここ数年で海外事業が大きく成長して参りましたが、必要とされるグローバル人材や、新しい発想で新規ビジネスを自ら創出できるような人材の確保に向け、時代に即した採用・育成の取り組みについても注力しています。 (中略) みなさんには、当社の根本哲学でもある「人間愛」(相手の幸せを願い、その幸せを我が喜びとする奉仕の心)の考えを実践しながら、「住まいを通して社会に貢献する」という気概を持って、自律・成長してほしいと思います。
引用元:https://www.saiyo-sekisuihouse.jp/recruit/message/
積水ハウスは、グローバルな人材や新しいアイディアを積極的に発信していけるような人材を求めていることが分かります。新卒採用であるため、あくまでポテンシャルが評価されることに変わりありませんが、現時点で英語などのスキルを身につけている人は、選考でアピールしておきましょう。
また、積水ハウスの根本哲学である「人間愛」(相手の幸せを願い、その幸せを我が喜びとする奉仕の心)の考えに共感しているかどうかも重視していると考えられます。
福利厚生
基本的な福利厚生・社内制度は整っています。 育児や介護に関する制度については、ガイドブックが作成されています。社内ホームページに掲載されているとのことですので、入社後は必要なタイミングで確認・活用しやすい体制が整っていると予想されます。
- 各種施設・サービス利用
ベネフィットステーションに加入(福利厚生代行サービス)
※利用可能な施設・サービスは90万件以上
飲食、宿泊、健康、育児、介護、自己啓発等の様々なメニューが、一般料金の10~30%引 (メニューによっては入会金免除・補助金支給等)で利用可能。2親等以内の家族も利用可。 - 財産形成・住居に関する制度
退職金制度、企業年金制度、従業員持株制度、積立貯蓄、団体保険、住宅資金融資制度、独身寮(営業職・技術職・総合企画職) - 自己研鑽への支援制度
【社内認定資格】
チーフアーキテクト、チーフコンストラクター、プラチナスペシャリスト、構造計画スペシャリスト、生産部門マイスター制度
【表彰制度】
営業成果累積表彰、店表彰、支店表彰、新人賞、業務功労賞、技術功労賞、科学賞 等
【資格(検定)祝金制度】
対象の資格を取得すると祝金を支給(対象資格170以上)
【資格取得支援制度】
一部の資格取得に要する通学講座の補助 - 仕事と育児・介護の両立支援制度
【支援制度】
(一例)所定勤務時間短縮
・育児…1日最大2時間、15分単位、曜日毎に設定可。小学校3年の3月末まで(法定:3歳まで)
・介護…1日最大3時間までの時間短縮、曜日毎に設定可。または、週に一回の勤務日短縮のいずれか。
その他の社内制度
積水ハウスは人材育成にも力を入れています。新入社員研修や2年目、3年目以降の研修はもちろん、「若手技術職社員育成プログラム」というプログラムも導入しています。
若手技術職社員育成プログラムとは、入社3年間で「設計」と「現場監督」の両方を経験するというプログラムで、それをサポートする各種研修・実習も行っています。入社後早い段階で幅広い経験を詰めることが魅力ですね。
企業研究のポイント
積水ハウスの企業研究では「競合他社との差別化を明確にしたうえで、なぜ積水ハウスなのかを具体的に説明できるようにしておくことが重要」と先輩たちは分析しています。 下記の先輩は、社員の方へ質問できる機会を有効に使って、企業理解を深めたようです。自分で調べられる情報量には限りがあるため、先輩のように積極的に社員の方とコミュニケーションをとっておくとよいでしょう。 OB訪問やインターンへの参加をおすすめする声も多数寄せられています。
「企業研究」で行ったこと、調べて役に立ったこと
私は積水ハウスの中でもIT業務部というIT関係の部署を志望していたため、他社(建設業界に関わらず)の社内SEとの違いや積水ハウスで何をしたいのかなどを明確にした。積水ハウスについてしっかりと企業研究をしておくことはもちろん、他の建設の業界との差別化もしっかりと行なった。一次面接通過後にIT業務部の説明会や質問をする機会があったため、そこで自分のしたいことができるかや具体的な業務内容を含め、気になったことをしっかりと質問をすることが重要だと思った。また、積水ハウスの企業理念や目指す方向性をしっかりと理解した上で、その強みを活かして会社をどのようにしていきたいかを整理しておくことも重要だと思う。私はOB訪問は行なっていないが、選考が終わった後にIT業務部で働く大学のOBがいることを知ったため、OB訪問は行なっておきたかった。積水ハウスは「攻めのIT銘柄」に建設業界の中で唯一選定されているため、それに関しても面接の逆質問で質問することで熱意を感じ取ってもらえたと思う。
「企業研究」で行ったこと、調べて役に立ったこと
HPや「one career」など参考にしながら、企業の情報を収集しました。 また本選考に参加する前に、総合事務職にも興味があったものの、具体的にどんなことをするのかイメージ出来ていなかったので、マイページでのお問い合わせでOB訪問の依頼を行い、実際にOB訪問をしました。 また貴社は説明会や働き方セミナー等のイベントが頻繁に行われており、そこでも情報を収集できるので、参加することをお勧めします。 特に適性検査のフィードバックを行うイベントは、どのように適性検査で評価されるのか、自身の強みはどういったものか、これからどのような点を直しておくべきか等解説されており、他社の選考にも生かすことが出来るので、参加することをお勧めします。
「企業研究」で行ったこと、調べて役に立ったこと
企業研究はマイページにある会社説明動画や仕事説明動画を何回も見ました。私はインターンには参加しなかったのですが、この動画や住宅展示場見学動画を見た上で感想文のようなレポートを提出するとインターンに参加したことになるものをしました。そこでかなり深く企業研究することができました。後は私の場合は一次面接が社員座談会だったので、そこで具体的な仕事の内容や疑問点を質問することができました。企業が取り組んでいる最中の取り組みや、目指している会社の在り方などを調べて面接に挑んだ時はとても高評価を頂くことができました。オープンワークというサイトで社員の方の会社に対するレビューを見て、会社の強みと弱みを調べることも大切だと感じました。
ここで紹介したのは先輩が投稿してくれた口コミの一部です。更に詳しい口コミもあるので、ぜひ読んでみてくださいね。
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就活会議の編集チームです。就活生の皆さんの役に立つ「企業と面接のリアルな情報」を発信しています。体験記・ESは 会員登録 すれば見放題! YouTubeチャンネル も配信中です!