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CREATED ON 2021.03.19 | UPDATED ON 2023.09.27

【就活ガイド】アビームコンサルティング株式会社の企業研究〜企業分析で選考突破〜

サービス #企業研究
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この記事は、就活会議の会員が投稿した体験記にもとづいて作成・編集をしています。就活会議の会員は現役の学生であることを確認しています。
アビームコンサルティング株式会社の企業研究

アビームコンサルティング株式会社は日本初の総合コンサルティングファームです。日本初でありながらも国外に多数の拠点を置いており、グローバルに事業を展開しています。 この記事ではアビームの基本情報や業界内での立ち位置をもとにお伝えするとともに、先輩たちが実際に行った企業研究方法をご紹介します。アビームの選考を受ける前にどのような会社なのか、その特徴をしっかり理解していきましょう。

アビームの会社概要

まずはアビームについて理解しましょう。 ここではアビームの選考に通過した先輩たちが行った企業研究と、その社風などをお伝えします。

アビームの基本情報

会社名 アビームコンサルティング株式会社
業界 コンサルティング
本店所在地 東京都千代田区丸の内1-4-1 丸の内永楽ビルディング26F
事業所 29拠点(2022年4月8日現在)
設立 1981年(昭和56年)4月1日
売上高 2022年3月期:991億円
2021年3月期:906億円
2020年3月期:932億円
従業員数 6,898名 (2022年4月1日現在 連結)
資本金 62億円
平均年齢 -
初任給 2024年4月入社初任給(予定)
【コンサルタント職】
学部卒 月給340,300円、修士・博士了 月給370,300円

【プランニング&オペレーション職】
学部卒 月給298,100円、修士・博士了 月給324,100円
福利厚生・社内制度 各種社会保険完備、財形貯蓄制度、団体保険、退職金制度、企業型確定拠出年金、健康保険組合カフェテリアプラン、ワークライフバランス支援制度(育児支援、介護支援)、出産祝い金(第3子以降100万円)、資格取得支援制度、など
採用人数 -
経営理念 ■Our Mission
私たちは変革を通じて、クライアントに新たな成功をもたらし、継続的な企業価値向上に貢献します。

■Our Vision
私たちは画一的世界観にしばられることなく、地域や企業の特性を活かすアジア発のグローバルコンサルティングファームとしてクライアントの真のパートナーであり続けます。

■Our Core Values
同じ未来を見つめ、同じ成功を喜び合える「リアルパートナー」として、私たちは誠実かつ情熱を持ったコンサルティングを通じて、お客様の求める変革を“現実”のものとしてきました。
代表者 鴨居 達哉
事業内容 マネジメントコンサルティング
(経営診断・戦略立案・M&A・アライアンス)
ビジネスプロセス コンサルティング
(業務改革・組織改革・アウトソーシング)
ITコンサルティング
(IT戦略・企画立案・システム開発・パッケージ導入・保守)
アウトソーシング

事業内容

アビームは日本発の総合コンサルティングファームですが、拠点数は13ヵ国(地域29拠点)、提携パートナー拠点数では34ヵ国(地域77拠点)とグローバルに展開しています。

アビームは、経営・戦略・業務・ITのコンサルティングファームとして、下記のようなサービスを展開しています。

アビーム独自のノウハウを溜めており、それをテンプレ化して展開するなどの体制となっています。総合コンサルティングファームなので、戦略立案や導入サポートだけでなく、実行、更には実行後のさらなる運用課題解決なども担っています。

また、アビームは、大きく海外と日本のセクションに分かれているほか、日本の中ではインダストリー、サービスライン、プランニング&オペレーションという3つの部門に分かれます。

新卒が配属されるのはインダストリーのなかの「公共ビジネスユニット」、サービスラインのなかの「戦略ビジネスユニット」「デジタルプロセスビジネスユニット」「デジタルテクノロジービジネスユニット」、プランニング&オペレーションの「経営企画グループ」「法務グループ」「人事総務グループ」になります。 それぞれの大まかな業務内容を採用サイトより抜粋してご紹介します。

コース名配属先業務内容
戦略
コンサルタントコース
戦略ビジネス
ユニット
経営陣の様々な経営課題を解決するプロフェッショナルです。
多角的なインサイトから経営ビジョン策定、既存事業のビジネ
スモデル変革、新規事業・サービス開発、外部資源の活用、組
織・業務・人材の変革に至るまで幅広い経営アジェンダを実現
に導きます。
ビジネス
コンサルタントコース
デジタルプロセス
ビジネスユニット
「ビジネス×テクノロジー」の包括的なケイパビリティを活かし、
企業変革をリードするプロフェッショナルです。
様々な産業の企業に対して、会計・経営管理、サプライチェー
ン、顧客管理、組織・人事などへの深いビジネスプロセス理解
と、デジタルテクノロジーへの高度な知見を駆使し、企業変革の
デザインからその実現に至る総合的なコンサルティングサービスを
提供します。
テクノロジー
コンサルタントコース
デジタルテクノロジー
ビジネスユニット
ITMSセクター
日々進化するテクノロジーの発掘と、最適かつ高度なデジタル
技術の活用により、企業変革をリードするプロフェッショナルです。
様々な先端テクノロジーやITソリューションなどの専門性を駆使
し、業界横断かつグローバルに、デジタル変革の戦略策定やアー
キテクチャデザインからその実現、持続的なアップデートに至る一気
通貫のテクノロジーコンサルティングサービスを提供します。
データサイエンス
コンサルタントコース
デジタルテクノロジー
ビジネスユニット
Advanced Intelligenceセクター
AIや機械学習などの高度なデータサイエンスのテクノロジーによる
専門性を発揮し、クライアント企業のデジタルイノベーションを実
現します。
デジタルイノベーション
コンサルタントコース
デジタルテクノロジー
ビジネスユニット
Digital X Innovationセクター
メガトレンドやグローバル標準化動向から5年10年20年先の社
会・産業構造を予測・創造することで、バックキャストに企業が
今取組むべき課題を導出し、ビジネスモデルを再定義する、未
来志向型のコンサルタントです。
公共経営
コンサルタントコース
公共ビジネスユニット日本の行政・文教・医療サービスの効率化及び質の向上を実
現するプロフェッショナルとして、各種法人や行政機関の事業戦
略/改革構想の策定から実行支援までサポートします。
プランニング &
オペレーション職
経営企画グループ
法務グループ
人事総務
グループ
コーポレートの部門に所属し、アビームの成長を支えるプランニング
&オペレーション職としてキャリアを形成していきます。

IR読み解き!アビームの売上・競合比較

ここからはIR資料や有価証券報告書を読み解いて企業研究しましょう。

売上・業績

直近3年間の決算公告をみていきます。

2020年3月期2021年3月期2022年3月期
売上高785億円760億円821億円
営業利益75億74億86億
経常利益76億円79億円98億円

2021年3月期に若干売上高が落ち込んでいるものの、2022年3月期には売上高・営業利益・経常利益すべて増加しています。業績は順調に推移しているといえるでしょう。

競合他社

総合コンサルティングファームとしてよく比較されるのがアクセンチュアです。 アクセンチュアとアビームの大きな違いは外資系のコンサルティングファームか、日本発のコンサルティングファームかというところにあります。アクセンチュアは海外に本支店があり、海外で成功している事例を元に日本企業他に戦略立案~実行まで行うことに対し、アビームは日本で培ったノウハウを元にサービスを展開しています。

アクセンチュアは、外資系コンサルティングファームとしてトップクラスの業績を誇ります。企業規模も大きく、従業員数でいえばアクセンチュアジャパンが約18,000名、グローバルグループ全体で約699,00名となっています。2021年の売上高は505億USドルです。 また、世界の50ヵ国200都市以上に拠点を置いており、世界のトップ企業100社(※)のうちの91社と取引実績があります。 (※)米「フォーチュン」誌発表

このように、日本国内はもちろん、世界規模で広く事業を展開していることがアクセンチュアの大きな強みとなっています。

業界の動向

業界動向サーチが、コンサルティング業界の業界規模推移を算出しています。これによると、コンサル業界の規模は年々拡大傾向にあります。

コンサル業界の成長を後押ししている主な要因が、DX(※)の拡大です。DXへの取り組みは幅広い業界・業種で拡大しており、今後さらに需要が高まると考えられています。

※DX(デジタルトランスフォーメーション)…IT技術の浸透により、生活やビジネスによりよい影響を与えること。

今後の動向については、IT専門調査会社であるIDC Japanが「国内ビジネスコンサルティング市場予測」を発表しています。2021年のコンサル業界市場規模は前年比11.4%増の5,724億円。今後、さらに高成長を維持することが見込まれており、2026年の市場規模予測は8,732億円となっています。

主に企業のDXに向けた需要拡大を追い風として、2020 年に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大によるマイナス影響から一時的に低下した成長率を、再び二桁に押し上げました。2023 年以降も、DX を進める企業のビジネス変革支援への需要がすべてのサービスセグメント/産業分野において継続し高成長を維持する見込みで、IDCでは同市場の2021年~2026年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は8.8%で、2026年に8,732億円になると予測しています。

引用元:https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prJPJ49137922

DXの需要が継続する限り、コンサル業界は高成長を維持するでしょう。

アビームの強み

ここからは、アビームの強みを見ていきましょう。

強み・特徴「日本発の総合コンサルティングファーム」

大手総合コンサルティングファームの多くがアクセンチュアのような外資系であるなか、アビームは日本発のコンサルティングファームという特徴があります。

外資系コンサルティングファームとの違いは、競合他社の見出しで説明した通りです。外資系コンサルティングファームは海外に本支店があり、海外で成功している事例を元に日本企業他に戦略立案~実行まで行うことに対し、アビームは日本で培ったノウハウを元にサービスを展開しています。 日本ならではの実績は、他の日本企業やアジア企業でも受け入れられやすいという強みがあります。また、日本に本社があることで意思決定の時間が早いことも特徴です。

さらに、経営理念でも下記のように記しているように、地域に固有の価値観を尊重した提案をおこなうことも特徴です。テンプレのやり方を押し付けるのではなく、それぞれの地域や状況に合わせた提案・実行を目指しています。

私たちは、世界中のベストプラクティスを吸収しながら、地域に固有の価値観を尊重したビジネスの進め方を知っています。こうした独自のグローバル観とネットワークを築くことで、より、具体的な成果につながるコンサルティングサービスを提供します。

引用元:https://www.abeam.com/jp/recruit/message.html

アビームの社風

ここからは、アビームの社風を見ていきましょう。

社風「社員の挑戦を後押しする社風」

アビームは、社員の挑戦を歓迎する企業です。若手であっても自分次第で挑戦させてもらえる風土が根付いています。実際に、採用サイトの社員紹介では、下記のような社員からのメッセージが紹介されていました。

私の思うアビームの魅力は、失敗を恐れず挑戦させてもらえる風土があるところです。何かあれば、すぐに周囲のメンバーもサポートしてくれます。こうしたチャレンジできる環境の中で、刺激し合い、いつか社会に大きなインパクトを与える仲間として、一緒に働けることを楽しみにしています。

引用元:https://www.abeam.com/jp/recruit/interview-technologyConsultant.html

また、チームワークを大切にするという特徴もあります。経営理念でも、社内だけでなくお客様も巻き込んだチームで仕事をやり遂げると記しています。

私たちは、より高い効果を生むために私たちの持つ力を結集すると共に、お客様ともチームとして目標を共有し、互いの知恵と経験を活かし合います。だからこそ私たちの提案は、現実的であり、かつ企業の力としてお客様の中に定着するのです。

引用元:https://www.abeam.com/jp/recruit/message.html

ダイバーシティの考え方も根付いており、性別や国籍を問わず働いていける環境です。

入社して8年たちますが、「女性だから」という区別は本当に感じたことはないですね。性別や国籍問わず、チームとして働く、ダイバーシティの考え方が浸透しているからでしょうね。

引用元:https://tenshoku.mynavi.jp/woman/knowhow/joshilab/14

アビームの新卒採用

ここからは、2024年卒の新卒採用の応募条件や待遇について見ていきます。

募集要項

採用サイトには、2024年卒募集募集が記載されていました。選考年度によって募集コースや内容が変わりますので、ご自身にて最新情報をご確認ください。

募集職種 【コンサルタント職】
- 戦略コンサルタント
- ビジネスコンサルタント
- テクノロジーコンサルタント
- データサイエンスコンサルタント
- デジタルイノベーションコンサルタント
- 公共経営コンサルタント

【プランニング&オペレーション職】
- プランニング&オペレーション
業務内容 記載なし
応募資格 ・2024年9月までに大学、大学院を卒業予定の方、または既に卒業されている方
・職務経験が2年未満の方
※2024年10月入社の募集は、ビジネスコンサルタントコースのみとなります。
給与 ■2024年4月入社初任給(予定)
【コンサルタント職】
学部卒 月給340,300円、修士・博士了 月給370,300円
【プランニング&オペレーション職】
学部卒 月給298,100円、修士・博士了 月給324,100円

■賞与
年2回(6月、12月)

■昇給
年1回(10月)
諸手当 時間外手当、休日勤務手当、交通費支給(当社規定による)
勤務地 東京 ※コンサルタント職はプロジェクトによりその他全国、海外あり
勤務時間 フレックスタイム制(フレキシブルタイム:5:00~22:00)
【コンサルタント職】
標準労働時間 9:00~18:00(休憩1時間)、1日の標準労働時間 8時間
【プランニング&オペレーション職】
標準労働時間 9:00~17:30(休憩1時間)、1日の標準労働時間 7.5時間
保険 各種社会保険完備
求める人物像 1.自ら考え行動できる人
2.周りを巻き込んで前に進める人
3.チャレンジを楽しめる人
4.負けない人
(どのようなことにも強い意志を持って取り組むタフさを持っている人)

コンサルティング業の特徴でもありますが、アビームは「課題に向かって自分で業務を推進できる人」「チームで協力し、高め合いながら業務ができる人」を求めています。 ITを中心に、専門性の高いコンサルティングをおこなうためにも常に勉強が必要な仕事ですので、新しい知識を楽しんで学習できる人もマッチしているといえるでしょう。

福利厚生

アビームは働きやすさを追及する制度や、業務外の活動を充実させるための制度が多数用意されており、人気の理由にもなっています。

その他の社内制度

コンサルタントとしての基礎をしっかりつけるため、教育制度も充実しています。 例えば、若手社員育成制度としてGTA制度(公募制グローバル研修制度)を導入しています。この制度を利用すると、海外オフィスでの1年間のOJTを通じてグローバルコンサルタントとしての研鑽を積むことができます。将来はワールドワイドに活躍したいという方は必見ですね。

企業研究のポイント

アビームコンサルティングは部署ごとの採用を行っています。そのため、企業全体だけでなく志望部署の仕事内容を詳細に理解する必要があります。

企業研究の一環として実際に社員とコミュニケーションをとり、社風や社員の人柄から他社との差別化をおこなったという先輩も。 また、インターンや説明会、選考の途中等のタイミングで企業から企業研究BOOKがもらえるという情報もありました。この内容が充実しているので、これを軸に企業研究を進めたという先輩もいます。

「企業研究」で行ったこと、調べて役に立ったこと

一次面接の時に配られる採用パンフレット(企業採用HPにも掲載されているもの)に隅々まで目を通した。さらに、ホームページに乗っている最新の企業情報にも目を一通り通した。その内容を参考に、他社ではなくアビームを志望する理由・コンサルタントを志望する理由をすらすら話せるようにした。また、逆質問が面接時間の半分ほどを締めることが多いので、逆質問は最低でも20個ほど考えておくようにした。その際の内容は、前回の面接で答えに詰まった部分の質問や、パンフレットの細かい部分に載っているところの具体的な質問、福利厚生やワークライフバランスについての質問をメインで考えるため、企業の口コミサイトを複数詳しく閲覧した。

「企業研究」で行ったこと、調べて役に立ったこと

企業研究では、企業説明会に参加して事業概要や各セクターについての理解を深めるだけでなく、マイページ上にアップされている社員座談会を視聴して様々なプロジェクトの事例についての具体的なイメージを持つようにした。また、ビズリーチキャンパスを用いて2人ほどOBOG訪問を行った。そこでは、部署配属の決定方法や異動方法、評価方法や海外案件への携わり方など企業の制度についての情報と、入社理由や他のコンサルティング会社と比べた際のアビームコンサルティングの魅力やセクターの選択理由、今後の描いているキャリアパスやアビームの良さ・足りないところなど、その社員の方が感じていること・考えていることを中心に質問するようにした。

「企業研究」で行ったこと、調べて役に立ったこと

アビームコンサルティングの特徴である、日本企業の海外進出支援に携わる点や、経営理念であるリアルパートナーを理解することが合格につながったと思います。アビームらしさを捉えていれば、なぜコンサルか、さらになぜアビームかと深堀りされてもスムーズに答えることができるため、内定に近づくことができるはずです。二次面接、最終面接ともに志望動機をかなり深堀られるため、対策しておいて正解でした。 一方、私はOB訪問をしませんでしたが、OB訪問をするとより志望度の高さをアピールすることができるため、おすすめです。コンサル業界全般としてあまりOB訪問をしている学生が少ないからこそ、OB訪問で周りの学生と差分を生むとよいと思います。

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この記事を書いた人: 就活会議編集部

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当社は 東京証券取引所 、 福岡証券取引所 の上場企業であり、ユーザーと事業者のマッチングDX事業を展開している ポート株式会社 のグループ会社です。
(証券コード:7047)
運営会社:就活会議株式会社/所在地:東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー5F

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