【就活ガイド】東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)の企業研究〜企業分析で選考突破〜
鉄道業界において、業界最大手の事業規模を誇る東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)。首都圏エリアを中心とした幅広い地域の在来線は、私たちの生活になくてはならないサービスです。 この記事ではJR東日本の基本情報や業界内での立ち位置をもとにお伝えするとともに、先輩たちが実際に行った企業研究方法をご紹介します。JR東日本の選考を受ける前にどのような会社なのか、その特徴をしっかり理解していきましょう。
JR東日本の会社概要
まずはJR東日本について理解しましょう。 ここではJR東日本の選考に通過した先輩たちが行った企業研究と、その社風などをお伝えします。
JR東日本の基本情報
会社名 | 東日本旅客鉄道株式会社 |
---|---|
業界 | 鉄道 |
本店所在地 | 東京都渋谷区代々木二丁目2番地2号 |
事業所 | 東日本各地(海外に事業所あり) |
設立日 | 1987年4月1日 |
売上高 | 1,764,584百万円(2021年3月期)※連結 |
従業員数 | 49,780人(2021年4月1日現在) |
資本金 | 2,000億円 |
平均年齢 | 38.2歳 |
初任給 | 2020年度実績・東京23区内勤務の場合 ■総合職 修士了/(月給)245,870円 大学卒/(月給)225,630円 高専卒/(月給)208,150円 ■エリア職 修士了/(月給)221,835円 大学卒/(月給)213,785円 短期大学または専修学校(修業年限2年以上の専門課程に限る)および高等専門学校卒/(月給)205,850円 |
福利厚生・社内制度 | 【制度】 各種保険完備、財形貯蓄、グループ共済会、住宅援助金、カフェテリアプラン(選択型福利厚生制度)など 【施設】 寮、社宅、病院など |
過去の採用人数 | 総合職:105名 エリア職:1,307名 (2020年度入社実績) |
グループ理念 | 私たちは「究極の安全」を第一に行動し、グループ一体でお客さまの信頼に応えます。 技術と情報を中心にネットワークの力を高め、すべての人の心豊かな生活を実現します。 |
代表者 | 深澤 祐二 |
事業内容 | 旅客鉄道事業 貨物鉄道事業 旅客自動車運送事業 索道業 旅行業 など |
参考元:https://www.jreast.co.jp/company/outline/ 参考元:https://www.jreast.co.jp/recruit/new-graduate/recruit-info/description/general.html 参考元:https://www.jreast.co.jp/recruit/new-graduate/recruit-info/description/area.html 参考元:https://www.jreast.co.jp/recruit/new-graduate/qa/index.html
事業内容
JR東日本には大きく7つの部門があり、それぞれ部門内での役割に合わせてさらに課・グループに分かれます。JR東日本の選考では、入社後自分が何をしたいのかを明確に述べる必要があります。それぞれの部門でどんな役割を担っているのか、自分はどの仕事をしたいのかをはっきりと伝えられるようにしましょう。
部門 | 課・グループ | 業務内容 |
---|---|---|
駅 | 改札 | きっぷの確認や精算、お客さまへのご案内 | みどりの窓口 | 乗車券や新幹線の特急券、定期券など、さ まざまな種類のきっぷを販売 | ホーム業務 | ホーム上の安全確認や、お客さまの乗降を 確認したうえで、出発の合図を送る | 乗組員 指令員 | 車掌 | 列車を安全・正確 に運行する、快適な車内空間を提供 | 運転士 | 列車を安全で時間どおりに運転 | 輸送指令 | 列車の運転状況、お客さまの状況、気象状 況など、列車運行にかかわる情報を把握 | 列車制御システム エネルギー 情報通信 | 列車制御システム | 超高密度ダイヤを“安全”かつ“正確”に運行 管理 | エネルギー | エネルギーを発電から消費までトータルで 管理 | 情報通信 | ICTで鉄道事業・関連事業を支援 | 車両 機械設備 | 車両 | コンセプトや仕様の考案・車両開発、安全 で故障のない車両を提供するためのメンテ ナンス、車両のリニューアルなどを担当 | 機械設備 | 出改札システム、Suicaシステムをはじめ、 ホームドア、エスカレーターやエレベー ター、空調設備などの設計・施工管理・機 器保守を担当 | 線路 土木 建設 | 線路 | 線路の維持管 理を担当 | 土木 | 橋りょうやトンネル、土工設備などの多種 多様な土木構造物の維持管理を担当 | 建設 | 経営基盤強化に資するプロジェクトの調 査、計画、工事監理などを一貫して担当。 また、JR東日本の事業と相乗効果を発揮す るプロジェクトを国・自治体と連携し推進 している | 建築 | 建築 | 駅などの建物改良・開発事業において、企 画、設計、工事、維持管理を担当 | 企画部門 | 総務 経営企画 財務 人事 | 経営戦略の策定、経営資源の適切な配分、 専門的ノウハウを活用した各事業部門への サポートや社内外への情報発信を担当 | 安全 | お客さま、鉄道事業に携わる社員の安全を 確保する業務を担う | 技術革新 | IoTやビッグデータ、AIなどを活用し、「モ ビリティ革命」を実現するために、戦略的 な研究開発を推進 | 輸送計画 | ニーズに応えた列車ダイヤの策定 | 鉄道営業 | 営業エリア内に存在する観光素材を地元と 一体となって掘り起こし、その魅力を発信 する旅行商品の開発を行う | Suica | Suicaの可能性を広げるビジネスを展開 | 国際事業 | 海外鉄道プロジェクトに関する戦略策定、 海外取引先との交渉・契約、および海外拠 点の運営管理などを担当 | 生活サービス | 駅全体の個性を磨き、街の魅力向上を目指 すために、JR東日本グループが持つリソー スを最大限活用するグループ戦略を策定し 実行する | IT | JR東日本が持つリソースと最先端のITやア イデアを掛け合わせ、お客さまニーズをダ イレクトに反映させたITサービスの企画 |
参考元:https://www.jreast.co.jp/recruit/new-graduate/course/general/ 参考元:https://www.jreast.co.jp/recruit/new-graduate/course/area/
IR読み解き!JR東日本の売上・競合比較
ここからはIR資料や有価証券報告書を読み解いて企業研究しましょう。
売上・業績
下記は、JR東日本の直近5年間の業績です。
年度別売上高
年度別営業利益
参考元:https://www.jreast.co.jp/investor/financial/
業績は2018年度まで順調に推移していましたが、2019年度より落ち込んでいます。2020年度は、営業利益がマイナスとなっていました。 これは、2019年度以降、新型コロナウイルス感染症が拡大したことが要因です。コロナ禍により、鉄道利用者は大幅に減少しました。また、駅構内店舗や駅ビル、ホテルなどの利用者も減少しています。 新型コロナウイルス感染症においては、まだまだ収束の目途が立っていない状況です。このような状況をその都度見極めつつ、他事業での取り組みやコスト削減などで収益改善を目指していく必要があるでしょう。 引き続き、感染防止対策の徹底により顧客の信頼を失わないことに努めることも大切です。
22年3月期の計画では、資産の流動化で数百億円規模を不動産・ホテル事業の営業収益に計上する見込みだ。運輸事業は今後も厳しい状況が続くが、コスト削減と保有資産の売却で収益改善を目指す。
引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC2780E0X21C21A0000000/
セグメント別の売上
2020年度のセグメント別の業績は以下の通りです。
JR東日本のセグメント別売上高(単位:百万円)
- 運輸事業
鉄道事業を中心とした旅客運送事業のほか、旅行業、清掃整備業、駅業務運営業、設備保守業、鉄道車両製造事業および鉄道車両メンテナンス事業等を展開。 - 流通・サービス事業
小売・飲食業、卸売業、貨物自動車運送事業および広告代理業等の生活サービス事業を展開。 - 不動産・ホテル事業
ショッピングセンターの運営事業、オフィスビル等の貸付業およびホテル業等の生活サービス事業を展開。 - その他
クレジットカード事業等のIT・Suica事業および情報処理業等を展開。
運輸事業の売上高がもっとも高く、JR東日本におけるメイン事業となっています。しかし、運輸事業は5,323億円の損失を出しています。 ちなみに流通サービス事業は135億円の損失、不動産・ホテル事業は151億円の利益、その他事業は147億円の利益を出しています。 コロナの影響をもっとも大きく受けているのが運輸事業といえるでしょう。
競合他社
ここでは、鉄道事業をおこなう大手5社と業績を比較してみましょう。
【鉄道業界】売上高(2021年3月期)
【鉄道業界】営業利益(2021年3月期)
参考元:JR東日本 参考元:東急 参考元:JR東海 参考元:JR西日本 参考元:近鉄GHD
企業の売上高を比較したところ、JR東日本がトップです。次に売上高の高い東急に大きな差をつけています。 東急は、2019年度の売上高では5位でしたが、2020年度は2位に上がっています。2019年度の各社の業績は、下記の通りです。
▼2020年3月期の業績(単位:百万円)
JR東日本 | 東急 | JR東海 | JR西日本 | 近鉄GHD | |
---|---|---|---|---|---|
売上高 | 2,946,639 | 1,164,243 | 1,844,647 | 1,508,201 | 1,194,244 | 営業利益 | 380,841 | 68,760 | 656,163 | 160,628 | 49,380 |
東急のセグメント別業績をみると、JR東日本と比べて交通事業の割合が少なくなっていることが分かります。
東急のセグメント別売上高(単位:百万円)
参考元:https://www.tokyu.co.jp/ir/finance/segment.html
JR東日本のセグメント別売上高(単位:百万円)
もっとも大きくコロナの影響を受けた交通事業の割合が少ないため、他社と比較しても、コロナ禍における業績悪化の影響が少なかったと考えられます。ただ、前年比でみると業績は確実に悪化していると言わざるを得ません。
JR東海の前年度(2020年3月期)の営業利益は656,163百万円となっており、JR東日本の380,841百万円より高いです。コロナ禍以前は、JR東海は鉄道業界の中でも高い利益率を誇っていました。これは、東海道新幹線の効果です。コロナ収束後の業績の動向にも注目したいところですね。
業績4位のJR西日本がJR東日本と異なるのは、営業エリアです。人口の多い首都圏エリアで事業を展開するJR東日本の売上高が高くなっているのも納得できますね。
近鉄は、大阪府・京都府・奈良県・三重県・愛知県で営業路線を展開しています。沿線には国立公園や世界遺産などの観光地も多く、観光輸送としての役割も担っている点が強みです。 参考元:https://www.kintetsu.jp/employment/university/about/
業界の動向
前の見出しにて、鉄道業界5企業の営業利益を紹介しています。営業利益を見ると、上記のすべての企業がマイナスとなっています。2020年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、鉄道利用者数が大幅に減少しました。それにより、鉄道業界全体の業績が悪化しています。
JR東日本、JR西日本、JR東海の3社の2021年9月中間決算では、いずれも前年同期より増収だったものの最終的なもうけを示す純損益は大幅な赤字が続いています。2022年3月期決算でも純損益は300億~1600億円の赤字を見込んでいます。出張や旅行での新幹線利用が落ち込んでいるうえ、テレワークの普及による通勤客の減少も痛手となっています。
引用元:https://asahi.gakujo.ne.jp/research/industry_topics/detail/id=3351
駅構内店舗や駅ビル、ホテルなどの利用数も減少しており、鉄道事業以外の事業でも業績悪化の影響を受けています。
JR東日本の強み「在来線は人々の生活に根付いているサービス」
日本国有鉄道から引き継いだ鉄道事業が、JR東日本のメイン事業です。首都圏エリアはもちろん、関東・甲信越・東北と広い営業エリアをもっています。駅数は1,676駅、1日当たりの輸送人員は約1,243万人にも上り、この交通インフラ事業によって安定した収益を獲得しています。 参考元:https://www.jreast.co.jp/company/outline/
このように、JR東日本は、首都圏エリアを中心に幅広い地域の在来線を運営・管理しています。新幹線に強みをもつJR東海と比較して、JR東日本は、在来線で人々の生活に根付いている点に強みがあるといえるでしょう。
また、鉄道事業のイメージが強いJR東日本ですが、実際はショッピングセンター事業(ルミネ等)やホテル事業(東京ステーションホテル等)、広告事業(駅デジタルサイネージ等)など、生活サービスに関する事業も幅広く展開しています。他にも住宅事業やITビジネス事業などにも取り組んでいるため、幅広い人材が活躍できる環境があるといえるでしょう。
JR東日本の社風
ここからは、JR東日本の社風を見ていきましょう。
社風「挑戦を通じて成長できる」
JR東日本には、探求心があれば新しい領域への挑戦も認められる企業風土があります。採用サイトの社員紹介のページでは、下記のようなメッセージが発信されていました。
JR東日本の最大の魅力は事業の裾野が非常に広いということです。鉄道事業だけでなく、IT事業、不動産業、金融業など多岐に渡ります。そのため、日々の勉強は欠かせませんが、入社前には想像もしていなかった事業に携わるチャンスに溢れていることから、JR東日本は自分次第で無限に成長することができる会社だと思います。
引用元:https://www.jreast.co.jp/recruit/new-graduate/member/ono/
幅広い事業展開から、さまざまな分野に挑戦することができる大きなポテンシャルを秘めた会社であると思います。新しい事業に対してもスピード感を持って積極的に取り組める環境があるので、やりたいことを見つけて次々にチャレンジできることが最大の魅力だと思っています。
引用元:https://www.jreast.co.jp/recruit/new-graduate/member/sasaki-j/
鉄道事業以外にもIT事業/不動産業/金融業など、展開する事業が多岐に渡るため、活躍できるフィールドは幅広く用意されています。自分次第で、どんどん成長できる企業といえるでしょう。
JR東日本の新卒採用
ここからは、2022年卒の新卒採用の応募条件や待遇について見ていきます。
募集要項
2022年卒募集要項は下記の通りです。総合職とエリア職の2つの職種があり、それぞれで役割や、給与などの条件が異なります。違いをよく理解したうえで、応募するようにしましょう。
総合職
募集職種 | 総合職 |
---|---|
期待する役割 | 文理問わず、あらゆるビジネスフィールドで経験を積み、JR東日本グループの持つ経営資源を最大限に活用して新たな価値を社会に提供していくとともに、グループ全体のマネジメントに携わることを期待しています。 |
応募資格 | 2021年4月から2022年3月までに以下の学校を卒業(見込)・修了(見込)の方、若しくは2018年4月から2021年3月までに以下の学校を卒業・修了された方 <1>大学院(博士課程含む)、大学 <2>高等専門学校 |
給与 | ■月給 (2020年度実績・東京23区内勤務の場合) 修士了/(月給)245,870円 大学卒/(月給)225,630円 高専卒/(月給)208,150円 ■昇給 年1回 ■賞与 年2回 |
諸手当 | 職務手当、技能手当、時間外勤務手当、扶養手当、通勤手当など |
勤務地 | 当社の事業エリア内 ※但し、必要によりグループ会社などへ出向する場合があります。 ※屋内の受動喫煙対策 あり(喫煙専用室設置) |
勤務時間 | 勤務時間・始終業時刻、休憩時間は事業場、仕事により異なります。 例:8時30分~17時00分(休憩1時間を含む)など ※夜勤・一昼夜交代勤務がある事業場や仕事があります。 ※企画部門や一部事業場では、フレックスタイム制を導入しています。 ※2019年度の平均的な時間外勤務実績は年168時間程度。 |
保険 | 各種保険完備 |
求める人物像 | 1.高い専門能力を持ちながらも、変革を恐れることなく、いかなる環境にも対応できる柔軟な思考力。 2.自ら課題を設定し、社内外のさまざまな関係者と調整を行いながら、プロジェクトをマネジメントし、目標を達成する能力。 3.新たな領域に自ら進んで挑戦し、JR東日本グループの無限の可能性を率先して追い求める熱い探究心。 |
参考元:https://www.jreast.co.jp/recruit/new-graduate/recruit-info/description/general.html 参考元:https://www.jreast.co.jp/recruit/new-graduate/course/general/
総合職の求める人物像には、「高い専門能力を持ちながらも、変革を恐れることなく、いかなる環境にも対応できる柔軟な思考力」との記載があります。高い専門能力がありながらも柔軟な姿勢を持ち合わせてなにか成し遂げた経験をアピールすると、入社後に活躍できると判断してもらいやすいといえるでしょう。 また、「課題発見力」「目標達成力」「探求心」を発揮した経験もアピールをすると評価につながります。
エリア職
募集職種 | エリア職 |
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期待する役割 | 東日本の各エリアを軸にしたビジネスフィールドで地域社会の発展に深く貢献し、エリア全体のマネジメントに携わっていただきます。さらに自らの意欲に応じて、幅広いフィールドで活躍することも期待しています。 |
応募資格 | 2021年4月から2022年3月までに以下の学校を卒業(見込)・修了(見込)の方、若しくは2018年4月から2021年3月までに以下の学校を卒業・修了された方 <1>大学院(博士課程含む)、大学 <2>高等専門学校 <3>短期大学 <4>専修学校、各種学校 ※<4>については高等学校を卒業された方、または専修学校の修業年限3年以上の高等課程を卒業された方に限ります。 |
給与 | ■月給 (2020年度実績・東京23区内勤務の場合) 修士了/(月給)221,835円 大学卒/(月給)213,785円 短期大学または専修学校(修業年限2年以上の専門課程に限る)および高等専門学校卒/(月給)205,850円 ■昇給 年1回 ■賞与 年2回 |
諸手当 | 職務手当、技能手当、時間外勤務手当、扶養手当、通勤手当など |
勤務地 | 首都圏、高崎、水戸、仙台、盛岡、秋田、新潟、長野の各エリア内 ※首都圏エリアとは東京・横浜・八王子・大宮・千葉の各支社エリアを指します。 ※転勤は同一エリア内が基本となります。但し、新幹線に関わる業務を担当する場合や能力・意欲などに応じて、エリア外での勤務やグループ会社などへ出向する場合もあります。なお、首都圏エリア以外を希望しても、入社後の数年間、首都圏エリアで勤務する場合があります。 ※正式な配属先については2022年3月に通知します。 ※屋内の受動喫煙対策 あり(喫煙専用室設置) |
勤務時間 | 勤務時間・始終業時刻、休憩時間は事業場、仕事により異なります。 例:8時30分~17時00分(休憩1時間を含む)など ※夜勤・一昼夜交代勤務がある事業場や仕事があります。 ※企画部門や一部事業場では、フレックスタイム制を導入しています。 ※2019年度の平均的な時間外勤務実績は年168時間程度。 |
保険 | 各種保険完備 |
求める人物像 | 1.「究極の安全」の追求や「サービス品質」の向上に向けた不断の努力。 2.さまざまな関係者と協力関係を築き、鉄道事業を支える技術を継承するとともに、より良く改善していこうとする行動力。 3.視野を広げて、新たな領域にも積極的に挑戦する意欲。 |
参考元:https://www.jreast.co.jp/recruit/new-graduate/recruit-info/description/area.html 参考元:https://www.jreast.co.jp/recruit/new-graduate/course/area/
エリア職の求める人物像としては、「継続力」「コミュニケーション力」「行動力」「視野の広さ」「チャレンジ精神」といった要素が挙げられています。選考では、これらの能力を発揮したエピソードが伝えられると、会社に貢献できる人材と評価されやすいでしょう。
福利厚生
JR東日本では、基本的な福利厚生・社内制度はそろっています。寮や社宅も用意されているため、新卒や若手社員にとってはありがたい制度となっています。 また、JR東日本では「カフェテリア・プラン」と呼ばれる選択型福利厚生制度が導入されていることも魅力です。カフェテリア・プランでは、社員ひとりひとりが、自身のライフスタイルに合わせて福利厚生メニューを選べるようになっています。
▼法律上定められている福利厚生「法定福利厚生」
- 社会保険(健康保険、介護保険、厚生年金保険、雇用保険 等)
- 定期健康診断 等
▼会社が独自に実施している福利厚生「法定外福利厚生」
- 財産形成(JR東日本社員持株会・社員預金・財形貯蓄 等)
- 育児支援(事業所内保育所、育児・サービス利用補助)
- 介護支援(介護施設、サービス利用補助)
- 住まい(マイホーム支援・賃貸住宅支援・寮・社宅)
- 健康(人間ドック・インフルエンザ予防接種 等)
- 慶弔(結婚祝金・弔慰金)
- その他(業務特別補償 等)
- 自己啓発(スクール支援・キャッシュバック支援)
- 余暇(旅行商品・宿泊施設・レジャー施設・フィットネスジム利用補助・各種クラブ活動・レクリエーション 等)
- JR東日本グループ会社利用支援(ホテル・ガーラ湯沢<スキー場>・リラクゼ<リラクゼーションスポット>・ジェフユナイテッド市原・千葉<チケット>・WiMAX2+・ウォータービジネス<飲料水>)
- ベネフィット・ステーション会員メニュー(ライフサポート・グルメ・リラクゼーション・レジャー&エンターテインメント・ヘルスケア 等)
- JR東日本グループ会社等(JR東日本Gカフェテリア倶楽部)が提供する割引サービス
- JR東日本独自の契約による割引サービス
▼「JR東日本グループ共済会」による福利厚生(社会保障制度の補完)
- 結婚祝福金
- 休業援助金
- 育児支援金
- 災害見舞金
- 退職記念品 等
引用元:https://www.jreast.co.jp/recruit/diversity/welfare.html
その他の社内制度
JR東日本は人材育成にも力を入れており、複数の研修や教育制度が用意されています。国内外留学制度なども用意されているため、活用することで他の企業ではできないような経験が得られそうですね。他にも、キャリア選択の幅が広がりそうな制度が多数導入されています。
- 社内研修
職場における自分の立場や役割を認識し、会社の経営方針や目標について理解したり職場活性化のために実施する「人材開発研修」と、仕事をするうえで必要な専門知識や技術を学んだり乗務員になるために必要な資格を取得するための「知識・技術向上研修」があります。 - 社外研修
異業種の人々との交流を通じて多様な価値観を学ぶとともに、従来の思考の殻を破った創造性の向上、人的ネットワークの形成や、今後の事業展開を図るうえで必要な社外のノウハウの習得を目的に実施しています。 - 通信研修
社員個人で手軽に能力を高め、自己啓発できるように、通信研修講座を開設しています。JR東日本の各業務に直結した知識や技術、取扱いなどに関する「社内通信研修」では、e-learningシステムを導入しており、自身のスタイルにあった方法で学ぶことができます。そのほか、ビジネスパーソンとして必要な幅広い視野と知識の習得を目的に、社外の教育機関と連携して行う「社外通信研修」があります。 - 技術アカデミー
意欲ある若手社員を鉄道技術の各分野の中核を担う人材に育てることを目的として、技術アカデミーを開講しています。社内外の有識者や専門家による講義や実習、研究機関や大学などでの学習や研究を通じて、課題解決に必要なスキル、鉄道システム全体に関する知識、各分野の基準やルールの根拠となる理論や経緯について学びます。 - 技能教習所
次代を担う社員に鉄道の技術・技能を確実に継承させることを目的とした教育訓練施設として技能教習所を整備しています。技能教習所には鉄道車両のモックアップや鉄道設備などが設置されており、「実物」に触れながら、より実際の現場に近い環境で実技訓練を行います。 - 国内外留学制度
大学における教育・研究の支援や人材の育成、技術力の向上などをめざして、国内の大学に4年間在学する「国内大学在学制度」、国内外の大学院に留学する「国内外留学制度」があり、それぞれ公募により実施しています。 - グローバル人材の育成
海外事業の展開にあたって、グローバル人材の育成強化を図っています。海外大学院の修士号を取得する長期留学制度や語学力向上を目的とした短期留学制度「海外体験プログラム」のほか、海外鉄道コンサルティング業務にかかわる人材の育成の場としてOJT(on-the-job-training)プログラムなどを実施しています。また、海外ビジネスを経験する場の提供として、公的機関・他企業への派遣を行うなどして、企業風土のグローバル化に取り組んでいます。
引用元:https://www.jreast.co.jp/recruit/diversity/training.html
企業研究のポイント
JR東日本の企業研究のポイントは、競合他社との違いを明確にしておくことだと先輩たちは言っています。そのうえで、「なぜJR東日本なのか」を説得力を持たせて説明できるように準備しておきましょう。
実際に選考通過した先輩の声
インフラ業界がたくさんあるなかで、なぜ鉄道業界なのかを説明できるようにした。また、なぜ他社ではなく、JR東日本なのか、その中でもなぜ首都圏エリアを志望したのかを説明できるように意識していた。自分の場合は関西出身ということもあり、JR西日本ではない理由をしっかりと答えることを意識した。具体的な仕事内容などは知る機会があまりないため、説明会は参加必須だと感じた。また、実際の研究内容をきかれるというよりは、かなり人となりや着眼点などを見られていると感じた。そのため、それぞれの質問に具体的な話が求められるため、自己分析をもっと行う必要があると感じた。逆に言うと、仕事に関してはある程度のイメージを求められるのみで具体的に詳しくある必要はないと感じた。
下記の先輩によると、総合職とエリア職の内容をそれぞれ理解しておくことも大切とのことです。キャリアプランと志望職種との整合性を確認しておく必要がありそうですね。 可能であれば本選考が開始する前にインターンや座談会に参加し、社員の人とコミュニケーションをとると良いでしょう。エリア職志望者は、実際に駅や鉄道を利用してみることもおすすめします。
実際に選考通過した先輩の声
総合職とエリア職で内容が全然違うのでその違いをまずは理解しておくこと。あとは鉄道業界についての理解や幅広い業務内容についての理解が必要だと感じた。またインターンや座談会などのイベントをかなりの回数開催しているので、そういったものにどんどん参加して社員の雰囲気や事業の進め方などについて理解しておくと選考の段階ですらすら進むと思う。もし今までに利用したことがなかったり、利用が少ない場合は自分で乗りに行って現場を見ておくとエリア職志望はいいと思う。また鉄道会社の中でも東日本旅客鉄道は労働組合などの関係が残っている会社でもあるのでそのあたりを理解することも必要ではないかと思う。そしてエリア職は現場が多く働き方もハードなので覚悟を決めておく方が良い。
実際に選考通過した先輩の声
業界を志望する理由、その会社を志望する理由、その中でその系統を志望する理由など、深く掘り下げて対策を立てていくべきだと考えています。その中で、特に有益であったのは、「変革2027」であったと考えています。会社全体で目指していることや、これからの事業など詳しく載っているので、それを参考にしながら志望動機などを考えていくことが良いと思います。こちらの内容は社員の方も理解されているので、こちらとしても、しっかりと読み込み、質問時の対応などに交えていくと良いと考えます。あとは、リクルーターさんと良い関係を築き、様々なヒントをもらうことだと考えています。実際私も、様々なやりとりを通して様々なヒントをいただきました。
ここで紹介したのは先輩が投稿してくれた口コミの一部です。更に詳しい口コミもあるので、ぜひ読んでみてくださいね。
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