人材業界の志望動機の作り方|大手内定者が伝えた回答17選付き
こんにちは。就活会議編集部の佐藤です。 人材業界は、「仕事」を通じて企業と人をつなぐ業界です。私自身、この業界で働く中で、人生に関わる大きな意思決定に寄り添える点や、幅広い業界・職種の知見が身に付く点に強く魅力を感じています。 では、どんな志望動機が人材業界に響くのでしょうか。就活会議に寄せられた口コミを確認したところ、内定者は「人のキャリアにどう携わり、どのように社会に貢献したいか」を具体的に伝えていることが分かりました。今回は、実際の内定者の回答を交えながら、志望動機の作り方を徹底解説します。
この記事は、就活会議の会員が投稿した体験記にもとづいて作成・編集をしています。就活会議の会員は現役の学生であることを確認しています。
人材業界の志望動機を書くなら押さえておきたい基礎知識
| 人材業界とは | 企業と個人をつなぎ、最適なマッチングを支援する業界 |
|---|---|
| 人材業界の業種 | 人材紹介、人材派遣、求人広告、採用コンサルティングの4種類 |
| 人材業界の職種 | おもに営業、広告制作、コンサルタントなどがある |
| 人材業界の動向・将来性 | 今後も市場は堅調に拡大する見込み |
人材業界の志望動機を書くうえで、はじめに業界に関する知識を深めることが不可欠です。業界理解を深めれば、人材業界で成し遂げたいことや将来ビジョンを具体的に語れるようになり、説得力のある志望動機につながります。
「そもそも人材業界についてあまり理解できていない」「どのような仕事内容なのか具体的にイメージできていない」という人は、これから解説する内容を一つずつ確認していきましょう。
なお、すぐに志望動機を作りたい人は、この先で解説している「人材業界の志望動機の作り方4ステップ」から確認しましょう。
①人材業界とは
人材業界を一言で表すと、企業と個人をつなぎ、最適なマッチングを支援する業界です。
人材業界にはおもに以下の5つの特徴があります。まずは、これらの特徴をしっかりと理解し、志望動機を考えるうえでの土台を築きましょう。
- 多様な立場の人々と密接にかかわる
- 多様なサービス形態がある
- 無形商材を扱う
- 景気変動の影響を受けやすい
- デジタル化にともなうHRテックが進展している
魅力を感じた特徴があれば、それはなぜなのかを深掘りしていってください。その際に、人材業界への自身の考えをより明確にするためにも、あなた自身の価値観と照らし合わせて考えることが重要です。
②人材業界の業種
採用担当者を納得させる志望動機を作るためには、まずは志望企業の業種や立ち位置を理解することが重要です。
人材業界の業種は大きく分けて4種類に分けられます。各業種の概要やビジネスモデルをしっかりと理解しましょう。
| 業種 | サービス内容 | ビジネスモデル |
|---|---|---|
| 人材紹介 | 働き手を求めている企業と求職者をマッチングさせる | 求職者が就職エージェントと契約を結んでいる企業に入社することで報酬が支払われる | 人材派遣 | 派遣社員を働き手を必要とする企業に派遣し、派遣先企業での業務を支援する | 派遣社員が派遣先企業で働いた時間に応じて、料金を派遣先から受け取る | 求人広告 | 求人情報を掲載するメディアを提供する | 企業が求人広告を掲載する際に、掲載期間や広告枠の大きさなどに応じた広告料を受け取る | 採用コンサルティング | 企業が抱える採用に関する課題を解決するために、戦略立案から実行までを一貫して支援する | 一般的に期間やプロジェクトに応じた料金を受け取る |
このように、人材業界にはさまざまな業種があります。
志望企業に即した志望動機が作成できるよう、志望企業の事業内容がどの業種に当てはまるのか理解しておきましょう。
③人材業界の職種
人材業界の職種は、業種によってさまざまです。志望動機を述べる際は、さまざまな職種のなかで特に何に挑戦したいのか、何を成し遂げたいのかを明確に伝える必要があります。
各職種の仕事内容をしっかりと理解していなければ、説得力のある回答はできません。自分がどのように貢献したいかを具体的に伝えられるようにするためにも、職種ごとの役割や求められるスキルを正確に把握しましょう。
| 業種 | 職種 | 仕事内容 |
|---|---|---|
| 人材紹介 | キャリアアドバイザー(CA) | 求職者の希望や経歴をヒアリングし、最適な求人を紹介して就職・転職活動を支援する | 人材紹介 | リクルーティングアドバイザー(RA) | 企業の採用課題をヒアリングし、求人開拓から人材提案まで、採用活動全般を支援する | 人材派遣 | コーディネーター/営業担当 | 派遣スタッフを必要とする企業への営業活動と、登録スタッフへの仕事紹介や就業後のフォローをおこなう | 人材派遣 | 登録スタッフの労務管理担当 | 派遣スタッフの勤怠管理や給与計算、社会保険手続きなど、就業中の労務管理全般を担う | 求人広告 | 営業 | 企業が求める人材を確保するため、求人広告の企画・提案をおこなう | 求人広告 | 広告制作(ライター、ディレクター) | 企業の魅力を伝える求人広告の原稿作成やデザイン制作、全体の進行管理をおこなう | 採用コンサルティング | 採用コンサルタント | 企業の採用課題を分析し、採用戦略の立案から実行までを支援する |
④人材業界の動向・将来性
人材業界の選考では「人材業界の現状や将来性を踏まえて、弊社で挑戦したいことはありますか」と聞かれるケースもあるため、動向や将来性もしっかりと押さえておくことが重要です。
以下のリストは、人材業界の近年のおもな動向です。
- 労働力不足が深刻化しており、企業と求職者を適切にマッチングさせる役割がより一層求められている
- 働き方や雇用形態の多様化に対応した、フリーランス向けのマッチングサービスの提供を強化している
- DX化が推進されている
- リスキリングのニーズが高まっている
少子高齢化が進む日本で、労働力不足は大きな社会課題です。また、非正規雇用やリモート勤務など、働き方が多様化しているのも特徴と言えます。そのため、人材業界の動向を追うには、働き手のニーズを把握することが重要です。
また、求職者と企業のマッチングや面接トレーニングのシミュレーションなど、さまざまなサービスがデジタル化に対応しているのも特徴です。
加えて、近年では、個人が新たなスキルを習得する「リスキリング」を支援する人材サービスへの需要も高まっています。
市場規模は新型コロナウイルス感染症の影響で一時的に縮小したものの、近年は回復傾向にあります。国内の慢性的な人材不足やデジタル化にともなうIT人材の不足など、人材業界が解決すべき課題はまだ多く残っているため、今後も市場は堅調に拡大していくと考えられます。
人材業界の志望動機の作り方4ステップ
「採用担当者に響く人材業界の志望動機を作りたいけれど、どのように作ったら良いのかわからない」と悩む人は、志望動機の効果的な作り方を押さえることで、採用担当者に自身の経験や熱意を明確に伝えられ、選考を突破できる可能性が高まります。
採用担当者は、学生の資質や考えを明確に理解したうえで合否を判断するため、説得力のある志望動機は、入社後のミスマッチを防ぐことにも直結します。解説するステップに沿って志望動機を完成させましょう。
なお、営業職の志望動機の作り方については、以下の記事で詳しく解説しています。人材業界の営業職を志望する場合は、ぜひ参考にしてみてください。
営業職の志望動機の書き方|営業内定者の回答12選付き①人材業界に魅力を感じる理由を具体化する
志望動機を作成するには、多くの業界のなかからなぜ人材業界を志望しているのか、業界の志望理由を明確に伝えることが不可欠です。
はじめに「なぜ人材業界に興味を持ったのか」「人材業界のどのような点に惹かれたのか」といった、人材業界に魅力を感じる理由を具体化しましょう。思いつかない人は、以下のリストを参考に、より共感する理由を選んでみてください。
| 魅力点 | 具体的な場面・理由 |
|---|---|
| 人々の転機に直接的に携われる | キャリアアドバイザーは、人々の人生に大きく影響する仕事探しや意思決定を支援できる | 人々の生活の基盤である「職」に携われる | 人材業界は人々の仕事探しや、企業の採用活動の課題解決に携われる | 社会課題を解決できる | 人手不足に悩む地方企業に都市部の人材をマッチングさせ、地域経済の活性化に貢献できる | たくさんの人々とかかわれる | 求職者、企業の採用担当者、社内の同僚など、毎日さまざまな立場の人と接することができる | 多様な業界や職種の知識を学べる | キャリアアドバイザーは、紹介元の企業の業種や職種を中心に幅広い知識が身に付く |
また、以下の回答は、数々の内定者が選考で「人材業界を志望する理由」を聞かれた際に答えたものです。内定者が人材業界のどのような点に魅力を感じているのかを把握し、参考にしてみましょう。
実際に選考通過した回答
これまでの経験から人に寄り添うことの大切さを感じたため、「日常生活において不安や不便を取り除き、多くの人に安心感や充実感を与えたい」という想いを持っています。そこで人々の悩みや課題に直接寄り添い貢献できる人材業界を志望しています。
特に、日本人は働くことに対してマイナスなイメージを持っている人が多い印象です。働くことは人生の充実度や生活の質そのものであるため、そこを改善することで安心感や充実感を与えたいと考えています。 (2024年卒 早稲田大学 パソナグループ 総合職 内定)
実際に選考通過した回答
労働の諸問題を解決し、人々が前向きに働ける社会を作りたいと考えているからです。
日本人は真面目だと言われ、仕事に向き合う時間が多いのにも関わらず、仕事満足度は世界の中でも低いということを知った時、勿体無いなと思いました。人生の大半の時間をかける仕事というものに満足感が得られないのは、仕事選びのミスマッチが大きな原因なのではないかと考えました。
そのような思いから、企業と求職者のミスマッチを防ぎ、社会問題を解決できる人材業界を志望するようになりました。 (2024年卒 青山学院大学 ディップ 営業職 内定)
理由を具体化できたら、「なぜその点を魅力に感じたのか」という点をさらに深掘りしていきましょう。
たとえば、「『職』に携われること」に魅力を感じたとしたら、「アルバイトがとても楽しくて、社会人になった後も楽しく前向きに働ける人を自分の手で増やしたいと思った」という理由があるかもしれません。
深掘りする際は、過去の経験と結びつけることが非常に重要です。あなたならではの経験が紐付いていることで志望動機に独自性が増すのに加え、採用担当者にとっても「だから人材業界を志望しているのか」と納得感が生まれます。
②人材業界のなかでもその企業に惹かれる理由を明確にする
人材業界の志望理由が明確になったら、人材業界のなかでもその企業に惹かれる理由を言語化し、志望企業の企業研究を進めましょう。
企業研究をする際は、ノートやパソコンのドキュメントなどを活用して、1社ずつまとめるのがおすすめです。以下のリストを参考に、志望企業の情報をまとめてみましょう。
- 会社の概要(正式名称、設立年、従業員数など)
- 企業理念
- 事業内容、ビジネスモデル
- 業界内での立ち位置(競合他社、市場シェア)
- 企業の強み・弱み
- 社風・企業文化
- 求める人物像
「人材業界の志望動機を書くなら押さえておきたい基礎知識」の「②人材業界の業種」で解説したように、人材業界には4つの業種(ビジネスモデル)があります。同じ業種でも、企業が異なれば細かな仕事内容や強み・弱みは異なるものです。志望企業ならではの具体的な特徴を、きちんと理解できるようにしておきましょう。
また、「その企業の業界内での立ち位置」、つまり競争優位性に着目するのもポイントです。そうすることで、その企業ならではの強みが見えてきます。
志望企業への理解が深まったら、その企業に魅力を感じる理由を考えましょう。志望理由が埋もれてしまうのを避けるためにも、企業への熱意と自身の価値観を明確に伝えることのできる理由を2~3つほど考えるのがおすすめです。
企業の志望理由を考える際には、業界のときと同様に、原体験をもとに話を展開するのが非常に重要です。
たとえば、志望企業の若手から果敢に挑戦できる環境に惹かれたとしたら、「高校で未経験の部活動に入部して、たくさんの挑戦をしてきたからこそ、社会人になった後もチャレンジ精神を大切にしていきたいと考えている」と、あなたならではの体験を盛り込むようにしましょう。
数々の内定者は、志望企業に惹かれた理由を交えた志望動機を以下のように伝えています。「その企業でなければならない理由」を説得力を持って伝えられるよう、ぜひ参考にしてみてください。
実際に選考通過した回答
主に理由は3つある。
1つ目は会社全体でナンバーワンを目指しており、かつ個人の成長も見込める点。自分の成長が企業の成長に貢献出来、その貢献度が実感しやすい環境である点に惹かれた。
2つ目は、自分が大学時代所属していた国際交流団体にて国籍や年齢、性別といった違い関係なく自分の実力や自分らしさを認めてもらえた嬉しさから自分らしさや成長度が評価される環境で働きたいと思ったから。
3つ目はクライアントを単にお客様としてではなく、共に成長するパートナーとしてサポートしている点が魅力的に感じた。またエンドユーザーの反応がわかりやすく、目の前の人に喜んでもらいながら仕事が出来る点がとても仕事のやりがいを感じやすいと思った。 (2021年卒 東北大学 ディップ 営業職 内定)
実際に選考通過した回答
貴社を志望する理由は2つあります。
一つ目はお客様のニーズに合わせて幅広いソリューションを提供出来ることだ。私は人々の生活を良くしたいという気持ちが強くあり、中でも特に人材分野や看護分野に問題意識を感じている。貴社の幅広いソリューションによって可能性があると考えたからです。
二つ目は貴社の社風である。貴社は関係者全員の幸福を掲げ、一つの仕事を全力で行っていることをインターンから感じた。また、一つの仕事に会社がチームとなって取り組む姿勢にも魅力を感じた。私は個のカだけでなく、チーム全員が一丸となって取り組むことにやりがいや成長の速さを感じ、貴社の社風と合っていると強く感じた。
以上より、私がやりたいことができ、私の能力が最大限に発揮できる環境があると考え、志望する。 (2021年卒 立命館大学 レバレジーズ 総合職 内定)
③人材業界で挑戦したいことや実現したい目標を考える
志望動機を作成するうえで、将来の展望を言及することは不可欠です。キャリアビジョンを明確にすることで「貴社でこそ、その目標が達成できる」という必然性が生まれ、採用担当者により響くものになるからです。
以下の具体例を参考にして考えてみましょう。
- CAとして求職者の悩みを解決して納得のいくキャリアを支援したい
- RAとして企業の採用課題を解決したい
- 派遣先の社員をサポートして社員全員が前向きに働ける環境を作りたい
- 特定の専門職に特化した求人媒体を開発したい
人材業界にはさまざまな業種と職種があり、業種や職種によって業務内容や挑戦できることが大きく異なるため、志望職種を明確にしてから挑戦したいことを考えるのがおすすめです。
「何の仕事に挑戦したいか決められない……」という人は、どのような仕事に挑戦したいか大まかに考えてみましょう。
たとえば、「人と話す仕事が良い」と感じたらおもに営業職が当てはまります。一方で、「ネットに掲載する文章を考えるなど、クリエイティブな仕事がしたい」と感じたら求人サイトの広告制作などが当てはまるでしょう。
また、将来の展望として、仕事を通じて実現したい最終的な目標を伝えるのもおすすめです。以下の具体例をもとに、仕事で実現したいことを考えてみましょう。
- 誰もが働きやすい社会を実現したい
- 地方企業への就職者を増やして地域活性化に貢献したい
- シニア層の経験と知見を活かせる場を作りたい
- IT業界の人材不足を解消したい
この点を考える際も、必ず自身の過去経験と紐付けて考えましょう。たとえば、「祖父は年齢が若く心身ともに元気であるが、雇ってもらえる場所を探すことに苦戦していた」という経験があったとしたら、「シニア層が活躍できる場を作りたい」というビジョンにつなげられます。
以下の回答は、数々の内定者が志望動機のなかで伝えた、人材業界で挑戦したいことや実現したい目標です。自身の考えをより深めるために参考にしてみましょう。
実際に選考通過した回答
キャリアチェンジ制度を利用して、CAとRA両方の経験を積みたい。「働く人々のキャリア形成を支援したい」という想いのもと、直接求職者の方に関わりながらキャリアの選択を後押しする支援もしたいと同時に、その選択肢を増やすために、企業側の採用改革や戦略にも着手してみたい。
また、求職者側と雇用側双方にアプローチしながら、自分のキャリア観も養うことで、今後の将来も模索していきたいと思っている。もしかしたら転職するかもしれない。 (2025年卒 立教大学 パーソルキャリア ビジネス職 内定)
実際に選考通過した回答
(前略) この経験から、「採用のミスマッチをなくし、全ての人が最も輝ける舞台で楽しく働くことができる、そんな社会を作りたい」と強く思い、人材業界を志すようになりました。 (後略) (2022年卒 成城大学 ディップ 営業職 採用コンサルタント 内定)
④志望動機の構成に当てはめて文章を組み立てる
最後に、①~③で準備した内容を下記の志望動機の文章構成に当てはめ、文章を組み立ててください。
①人材業界を志望する理由
②志望のきっかけとなった原体験・根拠
③その企業を志望する理由
④人材業界で成し遂げたいこと・貢献できること
エントリーシート(ES)では300~400文字程度で志望動機を聞かれることが多いため、400字程度にまとめておきましょう。
また、完成した志望動機は第三者に添削してもらうのがおすすめです。サークルや部活動の先輩、大学のキャリアセンター、就職エージェントなど、第三者に添削してもらうことで、自身の志望理由が他者に明確に伝わるかどうかを確認できます。
複数人に添削してもらうことで、より多角的な視点からアドバイスをもらえるため、積極的に添削してもらい、内容のブラッシュアップをしましょう。
なお、こちらの記事では志望動機の書き出しに着目して解説しています。採用担当者の目を引き、その後の内容に興味を持ってもらうためには、書き出しを工夫することが重要です。この記事で内定者に共通する「5つの型」を確認してみましょう。
志望動機の「書き出し」5つの型|内定者ESから差がつくコツを解説企業別! 人材業界の内定者の志望動機10選
次第に志望企業が明確になる過程で、「志望企業の内定者の志望動機を知りたい」と感じるのは当然のことです。
ここでは、みん就がおこなった調査の「みん就 2026年卒の就活生が選んだ新卒就職人気企業ランキング」をもとに、知名度の高さと就活会議に多数の内定者口コミが寄せられている点を加味したうえで、編集部が5社をピックアップしました。
この5社について、内定を得た先輩たちの志望動機を1社につき2個ずつ紹介します。内定者の志望動機を参考に、どのようなものが選考突破できるのか、イメージを膨らませましょう。
レバレジーズ
レバレジーズは、IT、人材、医療、介護など40以上の事業を多角的に展開しているメガベンチャーです。
Great Place To Work(R) Institute Japanが実施した「2024年版 働きがいのある会社」にもランクインしており、年次関係なく裁量権を持って働くことができる点が大きな魅力の一つです。
また、事業開発や運用などをすべて社内でおこなう「オールインハウス型」の事業形式を取っているため、さまざまなキャリアを築ける点もレバレジーズならではの強みです。
内定者の回答
志望理由は、「より多くの人が前を向ける社会を創造したい」という私の将来のビジョンが御社でなら実現できると考えたからです。
そう思ったきっかけとして、私の強みと世間のギャップがございます。私は何事にも前向きに取り組める性格が故、今回の就活や受験期でも楽しみながら取り組めています。一方で周りは「しんどい」「辛い」のように、私のような人間は少ないのが現状です。
仕事を通じて、私のような「前向きな人を増やしたい」と考え、「顧客の創造を通じて、関係者全員の幸福を追求する」というビジョンを掲げている御社との親和性を感じました。 (2024年卒 レバレジーズ 企画・セールスコース 内定)
この回答では、自身の「何事にも前向きに取り組める性格」と、レバレジーズの掲げる「顧客の創造を通じて関係者全員の幸福を追求する」という企業理念を重ねています。
「自分のような前向きな人を増やしたい」という強い志と、レバレジーズの人々の幸福を追求する姿勢や企業文化が合致していることを論理的にアピールできている回答です。
内定者の回答
私は将来、人の生活に影響を与えて社会課題を解決できる人材になりたい。したがって、人の生活や人生に密接にかかわりながら、社会課題の解決を目指すレバレジーズに惹かれた。
私は、パーキンソン病に関する研究をしており、病気で苦しむ人々を元気にして高齢化問題への解決につなげたいと考えている。しかし根本的な治療はいつ確立されるのかわからないのが現状である。そこで、薬剤だけではなく、社会の制度や人の生活に働きかけることで今ある問題に直接かかわりたいと思うようになった。
そのなかでも、レバレジーズは事業成長スピードが非常に早く、多くのチャレンジができる環境があると感じた。将来、人の生活に影響を与えて社会課題を解決するには、若いうちから成長できる環境に身を置き、社会課題をもとに考えたことを形にしていく事業づくりに携わる必要があると考えている。
このように、私が目指す将来像への実現環境としてレバレジーズが最適であると考えている。 (2025年卒 国立大学大学院 レバレジーズ 企画・セールスコース 内定)
この回答では、この学生が「根本的な制度や社会の仕組みに働きかけたい」と考えるようになったきっかけとして、パーキンソン病の研究経験を具体的に挙げています。これにより、採用担当者は自社を志望するに至った過程を明確に理解できるでしょう。
また、「自身の将来の目標を達成するためには、多くのチャレンジができる環境が必要」と伝えることで、レバレジーズの成長環境に惹かれていることや、レバレジーズを志望する必然性をアピールできています。
パーソルキャリア
パーソルキャリアは、人材紹介サービスや求人メディアの運営、採用・経営支援など多種多様な人材サービスを提供している企業です。
個人の価値観に基づき、自分の働き方を自分で決め、豊かな人生を送ることを意味する「はたらいて、笑おう。」という理念をパーソルグループ全体で掲げています。
内定者の回答
私がパーソルキャリアを志望する理由は2つある。
1つ目は企業理念である「はたらいて笑おう」に共感したからである。私は○○の活動で、「はたらくこと」に課題を感じている人が多いことに衝撃を受けた。人から受けた被害は自分ではどうしようもないけど、労働環境は誰かの助けで解決できるので、自分が助けられる側の人間になりたいと考えた。また、私自身父親の仕事場が変化したことで両親の仲がよくなったことがあり、仕事の変化はその人のみではなく周囲にも大きな影響を与えると感じたことから求職者の方の大切にしたいことは何かを一緒に考えて、幸せなキャリアを築くサポートをしたい。人生の大きな部分を占める仕事にやりがいを持って働くことは、その人の幸せにもつながるので私自身もやりがいをもって楽しく働きたいと考えている点で貴社の理念に共感した。
2つ目は貴社にいる人自身が「はたらいて笑おう」を体現していると感じたからだ。貴社にはキャリアチャレンジ制度やジョブトライアルなどの自分のキャリアを広く考える制度があるため、「はたらいて笑おう」を体現できる環境が整っているということ、またOB訪問などでお話をお伺いするなかで、働いている方が本当に自分自身の仕事に誇りをもって取り組んでいる点が印象的で魅力に感じた。 (2024年卒 パーソルキャリア ビジネス職 内定)
この回答では、冒頭で理念に共感している旨を伝え、「働く」ことに対する自分ならではの課題意識を明確に示しています。
「父親の仕事の変化で両親の仲が良くなった」という原体験や、「働くことが周囲にも大きな影響を与える」という深い洞察を提示することで、パーソルキャリアの企業理念の実現に貢献したいという強い使命感が伝わります。
キャリアチャレンジ制度やジョブトライアルといった具体的な社内制度に言及することで、企業理解の深さや、自分自身がそれを活用し、企業理念を実現していきたいという高い貢献意欲を示せているでしょう。
内定者の回答
私は「はたらくを自分のものにする」という理念に強く惹かれました。私は「人々の不満や不安を取り除いて人々が前向きな気持ちで生活する」ことの手助けをしたいという思いから仕事の意思決定をサポートできる人材業界を志望しています。そのなかでも御社を志望する理由は価値観に共感したことです。
私は接客のアルバイトにおいて、はじめた頃は自分の売上を上げることばかり考えていて顧客のことが考えられていませんでした。しかし、顧客のことを知り、考え、顧客のために提案することを意識するようにしたことで売上も上がりやりがいも感じることができました。この経験から内向きではなく外向きでいる必要性を学びました。
また、中学校でも部活の経験で、練習メニューを考案する担当になった際に、最初は正直義務感でおこなっていたのですが部員が勝てるようなメニューをつくるという目標を立て責任をもって当事者意識を大切にして言ったところ、結果として大会でもチーム戦では自己ベストを更新し、部員から感謝されるメニューを考え続けることができました。今までの経験からも外向き・自分ゴト化を大切にしてきましたし、自分が今後社会人として成長していくために成長マインドが高い皆さんとお仕事をしたいと思い志望しました。 (2024年卒 パーソルキャリア ビジネス職 内定)
この回答も、企業理念への共感を志望理由として冒頭で伝えた後に、それを裏付ける複数の経験を具体的に述べています。
アルバイトや部活動の経験から学んだ「外向き(顧客志向)」と「自分ゴト化(当事者意識)」という価値観を、企業の理念と一致させているため、パーソルキャリアとのカルチャーフィットを効果的にアピールできています。
どちらの回答も、「理念に共感しているから入社したい」ではなく、「この理念を御社で実現するために、私の持つ〇〇という経験や意欲が不可欠だ」という、貢献と成長を両立させた構造になっているからこそ、説得力のある志望動機に仕上がっているのでしょう。
パソナグループ
パソナグループは、人材派遣をはじめとする幅広い人材サービスを提供している企業です。個人のみならず「社会の問題点を解決する」ことを理念としています。
また、淡路島を中心とした地方創生事業などの案件を手掛け、地方の労働人口減少問題の解決向けて動いているのも特徴です。
内定者の回答
私が貴社を志望する理由は、私の就職活動の軸とマッチしていると感じたためです。
貴社の営業同行インターンシップに参加した際、貴社の社員の方が、目の前のお客様の潜在的なニーズを引き出し、解決しようとしている姿を拝見し、これこそが私がしたい仕事であると感じました。私も貴社の人材紹介部門等に就き、一人でも多くの求職者の方が自分の強みを最大限に活かすことができる企業に納得感を持って入社してもらえるように、また求人している企業様とマッチする人材を紹介し、双方にとってメリットになるように、一人一人と真剣に向き合うことに挑戦したいです。
また貴社には、しっかりとした芯を隠し持っている方が多いと伺いました。貴社の選考において出会った社員の方や他の学生を見ていても、そのような方が多いと感じました。貴社においてそのような方達と共に働き、辛いことや逆境も皆で切磋琢磨し、支え合いながら乗り越えていきたいです。 (2021年卒 同志社大学 パソナグループ 総合職 内定)
この回答では、インターンシップでの社員の行動を具体的な根拠とし、「なぜパソナなのか」という志望理由に強い説得感を持たせています。この学生ならではの具体的なエピソードが語られており、採用担当者はこの学生がインターンで何を強く感じたのかを明確に理解できるでしょう。
また、「しっかりとした芯を隠し持っている方が多い」と、一緒に働いたからこそわかる社員の人柄について言及し、そのなかで「切磋琢磨し、支え合いながら乗り越えていきたい」という自身の意欲を伝えています。これは、パソナが理念として掲げる「社会課題の解決」にチームで取り組む姿勢への強い共感を示していると言えるでしょう。
内定者の回答
御社の企業理念に共感し、日本の仕事満足度が最低レベルであることを解決することで「働く」をポジティブに考える人を増やしイキイキとした社会を実現させたいと考えたからです。
幼馴染の友人が入社後すぐに適応障害になってしまったことにより、仕事に楽しさを感じていない人が多いことを実感しました。人生の多くの時間を占める仕事は精神的裕福さに重要な要素だと思います。よって、人に寄り添う力を活かし、求職者にマッチした仕事探しのサポートと精神的サポートで明るい人生を提供したいと思います。
また、変化する社会に対応できる人材となるために幅広い事業を展開している御社に貢献します。 (2024年卒 パソナグループ 総合職 内定)
この回答では、身近な経験から日本の社会課題をとらえ、パソナの理念実現に貢献したいという強い使命感を示しています。
友人の適応障害というこの学生ならではの経験を起点に、「日本の仕事の満足度が最低レベルである」という社会課題へと視点を広げています。これにより、「働く」をポジティブに変えたいという志望理由に強い説得力が生まれている回答です。
また、「人に寄り添う力」という自身の強みを、求職者へのサポートに活かしたいと明確に述べています。これは、パソナグループの理念である「人々の心豊かな生活の創造」に不可欠だと考えられるため、入社後の貢献イメージが具体的に伝わるでしょう。
ディップ
ディップは、求人サイト「バイトル」や「はたらこねっと」を運営する、人材サービスとDXサービスを提供している企業です。
また、ディップは若手から活躍できる環境が整っている点も強みです。
内定者の回答
志望理由は2点あります。1点目は御社のフィロソフィーに共感したからです。ユーザーファーストを追求するブランドステートメントや、社会を改善するというビジョンは、私が仕事をするにあたって意識する軸とリンクしていると考えました。また、『フィロソフィー経営』を拝読し、社員の努力が掛け算になって結果を出してきたことや、社内外問わず人を大切にする文化が根付いていることを知りました。そのような関係者すべてを大切にしているという社風に惹かれ、御社であればより顧客に心から寄り添った課題解決ができると考えました。
2点目は、社員が自主的に行動し成長できる環境があるということです。私は企業に応募する際、成長ができ、自身の成長のための努力が周りの人に還元されることを重視しています。御社の若いうちから手を挙げて活躍できる雰囲気や、チャレンジし続けるというファウンダーズスピリットのなかであれば、他者に影響を与えるような成長が可能であると考えました。 以上2点から、御社を志望します。 (2024年卒 青山学院大学 ディップ 営業職 内定)
この回答では、各段落の最初の一文で志望理由を簡潔に伝えているのが非常にわかりやすいです。フィロソフィーや社風・企業文化について具体的に述べており、深く企業理解ができていることが伝わります。
また、自主性や自己成長を重視しているという価値観も強く伝わってきます。このことから、採用担当者は「入社後に自らさまざまな挑戦をし、飛躍的な成長をしてくれそう」と良い印象を抱くでしょう。
このようにディップの企業文化と合致した価値観を伝えられていることが、内定獲得の一因だと考えられます。
内定者の回答
1つ目がファウンダーズスピリットが私の就活軸に合致していると思った為です。 貴社がフィロソフィーとして掲げた「私たちdipは夢とアイデアと情熱で社会を改善する存在となる」という企業理念のもと「Labor force solution company」として、 雇用者の問題を改善し、社員はファウンダーズスピリットを体現しながら仕事に取り組んでいます。私の就活軸は「提案力と実行力が発揮できる会社」「若いうちからチャレンジできる会社」「新しい価値を創造したとき、実現できる環境」であり、この3点が貴社のファウンダーズスピリットに当てはまり、実現できると考え志望いたしました。
2つ目は、貴社のフィロソフィーである関わる人達の幸せを考えるOne to One Satisfactionが社員とのお話を通じて感じたためです。幾度の面接を通してこれまで関わった貴社の社員は、関わる人たちの幸せを一番大切にしているように思いました。今後新卒として入社する可能性のある就活生に、リアルな仕事の大変さや幼少期から深掘りする人柄をしっかりと見た面接が印象的でした。このことから貴社の社員達から社員も大切にするOne to One Satisfactionの考えが会社の隅々まで浸透し、社員の心に刻まれているように感じました。実際に会社説明会や面接の中でも、社員の人は質問に真摯に応えてくださっており、 面談では一時的な対策ではなく、将来を見通した私の人生を良くするための深掘りを行なってくださいました。
貴社は求人広告を通して、採用だけでなく、人材の定着と活躍を支援して企業の成長をサポートしています。また、求職者が仕事で給料の為だけでなく、活き活きとした豊かな人生を送るために勤しんでいます。夢を持った社員に対して、その夢が押さえつけられることなく背中を押してくれる、人の幸福を追求して若手のうちからチャレンジが可能な貴社を強く志望します。 (2023年卒 専修大学 ディップ 営業職 内定)
この回答では、ディップの「フィロソフィー」と「社員の姿勢」という二つの側面に焦点を当て、自身の価値観と強く合致していることを効果的に示しています。
また、「One to One Satisfaction」の考えについて、「幾度の面接を通して関わった社員が、かかわる人たちの幸せを一番大切にしているように思えた」という具体的な体験を通じて語ることで、志望に至った原体験やディップの企業文化への強い共感が明確に伝わるでしょう。
パーソルテンプスタッフ
パーソルテンプスタッフは、人材派遣をはじめとして、人材紹介、アウトソーシングなど幅広い人材サービスを提供する会社です。
業界トップクラスの求人数があることや創業50年以上の歴史があることと、国内外約700拠点を有していることから、安定した経営基盤が整っているのが特徴です。
内定者の回答
御社を志望する理由は2点ございます。
1つ目は、業界トップクラスの求人数があることです。その点で、スタッフの方の選択肢を拡げ、最適なキャリアプランをともに形成していくことができると思っています。そして、最適なキャリアプランをともに形成した先で、スタッフの方に感謝していただくこと、企業の方に感謝していただくことは、自分の仕事のやりがいにもつながると思っています。
2点目は、社員の方々の人柄です。面接や会社説明会を通して、人とのつながりを大切にして、スタッフの方や企業の方のことを一番に考えていると感じました。また、ビジョンムービーも拝見させていただいて、「オフィス全体で新卒を育てる」とおっしゃっていたことや、先輩社員の方が後輩のことをきちんと見てくれている、という点にも魅力を感じました。また、面接や先日おこなわれた座談会などでも、自分のことを知ろうとしてくださっていることが伝わってきて、どこの企業よりも学生を思ってくださる姿勢に惹かれました。私もこのような環境で、このような社員の方々と働きたいと強く思いました。 (2024年卒 青山学院大学 パーソルテンプスタッフ 総合職 内定)
この回答は、企業の強みと社員の魅力という二軸で志望動機を構成し、パーソルテンプスタッフの特徴を深く理解していることを示しています。
「業界トップクラスの求人数」という企業の具体的な強みを、「スタッフの選択肢を広げ、最適なキャリアプランをともに形成する」という貢献の形に結び付けています。これにより、「この環境でなら自分の仕事でのやりがいを感じられる」という論理的な説得力が生まれている回答です。
また、「社員の方々の人柄」という定性的な魅力を、「オフィス全体で新卒を育てる」「学生を思ってくださる姿勢」といった具体的な体験談で裏付けています。これは、「人とのつながりを大切にする」という人材サービス企業に不可欠な文化に強く共感している証拠だと言えるでしょう。
内定者の回答
私が人材業界を志望する理由は、人の生活の根源になる働くという部分にアプローチしたいと感じたためです。
海外でスタディツアーに行った際、貧困などの理由から夢がありながらも自分のやりたい仕事につけない同い年の学生と話をする機会がありました。日本では自由に仕事が選べ、自分がやりたいことができる環境にあるのにもかかわらず、仕事が原因で自殺をしたり病気になる人が多いと思い、人の根源である「はたらく」というものにたずさわり、はたらくことで笑顔になる人を増やしたいと思ったためです。
また、数ある人材業界の企業の中で、パーソルテンプスタッフを志望する理由はグループの事業の幅の広さと顧客至上主義を掲げている点に共感したためです。パーソルグループでは、派遣事業だけでなく、紹介やアウトソーシング、教育など人に関わる様々な事業を展開しており、顧客のために最大限にサービスを提供できると感じたため。 (2018年卒 南山大学 パーソルテンプスタッフ 総合職 内定)
この回答では、自分ならではの具体的な経験を起点に、日本社会の根本的な課題にまで視点を広げていることが伝わります。これにより、「働くことで笑顔になる人を増やしたい」という仕事への強い使命感が説得力を持って伝わるでしょう。
「派遣だけでなく、紹介、アウトソーシング、教育など」というパーソルテンプスタッフの事業の幅広さに言及し、それが「顧客のために最大限にサービスを提供できる」という考えにつながると述べているため、企業理解の深さや入社後の活躍への意欲が効果的にアピールできています。
志望理由別! 人材業界の内定者の志望動機3選
「なんとなく志望理由は考えられているから、企業に響く志望動機に仕上げたい」と考えている人は、ここから紹介する志望理由別の内定者が伝えた志望動機を確認していきましょう。
「それぞれの理由を裏付ける原体験をどのように語っているか」という点に着目することで、ほかの学生と差別化できるワンランク上の志望動機に近づくはずです。一つずつ見ていきましょう。
①日本の労働問題を改善して人々の生活に貢献したい
就活会議の内定者データを見てみると、「日本の労働問題の深刻さに課題意識を持ち、自らの手で労働問題を解決していきたい」といった労働課題への解決や社会貢献への強い意欲を伝えている回答が多くあります。
内定者がどのように社会貢献への意欲を伝えていたのか、実回答を確認しましょう。
内定者の回答
1つ目の理由は顧客志向であること。一人ひとりがユーザーファーストの姿勢を持ち、主体的に考え行動するという姿勢が私の理想の働き方ともマッチしており、ここでなら自分らしく働き、会社にも貢献できると思った。
2つ目の理由は世のなかのはたらくを変える可能性を大いに感じたことだ。誰もが働く喜びと幸せを感じられる社会の実現を目指そうと、どの企業よりも先駆けて挑戦し続ける姿勢に共感し、ここで働く方々となら、一人ひとりが活き活きと働ける社会を実現したいという私の夢に着手できると思った。 (2025年卒 立教大学 ディップ 営業職 内定)
この回答では、ディップの「人材サービスとDXサービスの提供を通して、労働市場における諸課題を解決する」というビジョンへの共感と、自身の「主体性」を明確に結び付け、社会貢献への意欲を効果的にアピールできています。
「誰もが働く喜びと幸せを感じられる社会の実現」といったディップのビジョンに触れることで、「日本が抱える労働問題を解決したい」という強い意欲が感じられます。これは、「マイナスの状況を改善したい」という人材業界の本質的な役割を理解している証拠だと言えるでしょう。
また、「一人ひとりがユーザーファーストの姿勢を持ち、主体的に考え行動する」という企業の文化が、「私の理想の働き方とマッチしている」と述べています。これにより、入社後も高いモチベーションを維持し、活躍できることをアピールできているでしょう。
この回答のように、受け身ではなく、企業や日本の成長に積極的にかかわっていきたいと伝えることで、強い主体性や入社意欲を示せます。志望理由の根拠となる原体験は、「誰かの役に立てた経験」や「何らかの課題を解決した経験」にやりがいを感じたことを述べましょう。これにより、人材業界とあなたの価値観のマッチ度をアピールできます。
②若手から裁量権のある環境で働きたい
「企業別! 人材業界の内定者の志望動機10選」で取り上げた5社は、若手でも裁量権を持って活躍できる環境が魅力の一つです。
人材業界全体として、若いうちから活躍したいと考える成長意欲が高い人材が求められる傾向があるため、このような企業に対しては「早くから成長できる環境に魅力を感じている」といった志望理由を伝えることで、企業からの好印象につながる可能性があります。
内定者の回答
私がレバレジーズに志望する理由は3つあります。
一つ目に、なんでも手をあげれば成長できる環境であることです。新卒一年目から海外拠点を立ち上げるなど、挑戦したいという強い意思があれば機会を与えてくれる環境がとても魅力的であり、自分と企業の成長に貢献できると考えたからです。
そして二つ目に、「関係者全員の幸福の追求」という理念に共感したからです。お客様ファーストと考える企業はたくさんありますが、お客様だけではなく、自分や他の関係者全員がハッピーでwin-winな関係であるかということを意識することによって社会に貢献する仕事に繋がると感じたからです。
そして三つ目に社員さんの雰囲気です。お話した社員さんの皆さんの人柄がとてもよく、とても利他的な関係を繋げることができます。それだけではなく、向上心もあり、刺激的な環境であると感じました。 (2020年卒 上智大学 レバレジーズ 総合職 内定)
この学生は、自ら手を挙げれば成長できる環境に惹かれたことを示しており、若手からの成長意欲の強さが明確に伝わります。自己成長だけでなく、企業の成長にも貢献したいという点から、採用担当者は自己の利益と会社の利益の両方を追求できる人材であると好印象を抱くでしょう。
さらに、なぜ若手からチャンスをもらえる環境に魅力を感じたのか、原体験となる出来事や、そのときに感じた思いなどを具体的に伝えられると、独自性に富んだ若手ならではの発想をアピールできます。
この趣旨の志望理由を伝える際は、「アルバイトで社員業務を任されたときにやりがいを感じた」「部長として部活動をまとめるのが楽しかった」など、裁量権のある環境で物事を完遂した経験を洗い出し、志望するに至った根拠として伝えましょう。
③社風や社員に魅力を感じた
人材業界は、多様な人とのかかわり合いが基盤となる業界です。そのため、人材業界を志望している多くの就活生は、人と触れ合うことが好きであることはもちろん、一緒に働く社員をより重視する傾向があります。
ある内定者は、志望動機として「社員やチームを大切にする文化」に魅力を感じたことを伝えていました。
内定者の回答
志望理由は2つあります。
1つは私の就活軸に合っているからです。私の就活の軸は2つあり、1つ目が挑戦できる環境があるかどうかです。「フィロソフィー経営」を拝読し、現場の社員の声を大切にしている点から風通しの良さを感じました。自分で考え現場で声を上げる人が多い貴社は、挑戦できる環境があるとともにそれを応援する環境もあると考えます。
2つ目の軸はチームワークを重視しているかどうかです。貴社では「仲間、チームを大切にする文化」が存在し、リーマンショック時に社員全員で乗り越えたというエピソードからも人を大切にする文化が体現されていると感じました。またチームワークを重視しているからこそ「従業員幸福度ナンバーワン」を目指している、という点にも惹かれました。
これらの理由から2つの軸に合っていると考え、御社を志望します。 (2024年卒 青山学院大学 ディップ 営業職 内定)
この回答では、人材業界が基盤とする「チームワーク」や「人を大切にする文化」が、自身の就活の軸と合致していることを論理的に示しています。
「リーマンショック時に社員全体で乗り越えたエピソード」という具体的な根拠を挙げることで、企業文化に魅力を感じていることだけでなく、企業理解の深さも合わせてアピールできている回答です。
社員に魅力を感じたことを志望動機で伝える際は、会社説明会や座談会、選考など、「どのような状況で、どのような人に魅力を感じたのか」といった具体的なエピソードを交えて理由を述べるようにしましょう。
ただし、「志望企業の社員に憧れを持った」という理由だけでは不十分です。「憧れ」という単なる感情で終わらせず、自身の価値観や将来の目標などに結び付けましょう。
エピソード別! 人材業界の内定者の志望動機4選
ここからは、志望動機の根拠となるエピソード別に人材業界の内定者の志望動機を紹介します。
自分自身が「この経験には力を入れた」と感じるエピソードと近いものがあれば、その内容を志望動機作成の参考にしてみてください。
①サークル
サークルの種類は非常に幅広いため、「自分がサークルでどのようなことに取り組んでいたのか」「その経験を通じてどのように感じたのか」を明確に伝えることが重要です。
また、人材業界の企業ではチームで働く機会が多いため、サークルのエピソードのなかでも「周囲と協力した経験」や「目標に向かって一丸となって努力した経験」について話すことで、人材業界で活躍する再現性をアピールできます。
内定者の回答
「他人の自分自身の最大化をサポートする」という私のビジョンを間違いなく達成できると考えたからです。
学生時代のサークルの代表経験やNPO法人の立ち上げ経験を通して「他人が自身を最大化できている瞬間」をサポートすることをやりがいに感じました。人の笑顔を増やし、私のビジョンを達成できる会社は御社であると考えたからです。
また、就活の軸との一致というところもあります。新卒からバリバリ仕事をできるという成長環境がありつつ、関わった人全員の笑顔を追求することができるという私の軸に対し、御社は間違いなくどこの会社よりも合致していると考え、志望いたします。 (2025年卒 法政大学 レバレジーズ 企画・セールスコース 内定)
この回答では、サークルで代表を務めた経験から感じたやりがいを明確に伝えています。過去の行動と未来の目標に一貫性があるため、論理的な説得力が増していると言えるでしょう。
就活の軸と企業の合致を断言することで、高い志望度と企業理解の深さを効果的にアピールしています。
②アルバイト
アルバイトは、非常に多くの学生が志望動機で伝える経験であり、エピソードが被りがちです。
アルバイトは、社会に出て働く前に仕事を体験できる貴重な機会とも言えます。だからこそ、その経験で「自分なりに何を考え、どのように行動したか」を言語化しましょう。これにより、あなたならではの価値観や物事への取り組み方を伝えることができ、ほかの学生との差別化につながります。
内定者の回答
私がパーソルキャリアを志望する理由は、「キャリアを自由に選べ、働きながら日々やりがいを感じる社会を作りたい」からです。
スポーツクラブでのアルバイトで社会人と多く関わる機会があり、ほとんどの社会人が大学生の私に対し「大学生は今が一番楽しい時期だよ」と口を揃えて言っていた経験から「働いて笑おう」という企業理念に共感しました。
日本では働くに対しネガティブなイメージを持っている人が多いと思うので貴社で働いて笑おうを実現し、特に子供を持つ世代にアプローチすることでこれから社会に出る子供たちに親のやりがいを感じながら働いている姿をみてもらうことで、働くはネガティブなものではないと知って欲しいという思いから志望させていただきました。 (2025年卒 青山学院大学 パーソルキャリア ビジネス職 内定)
この回答では、アルバイト経験で得た「気付き」と将来ビジョンを論理的に結び付けています。アルバイト経験を「楽しかった」といった感想で終わらせず、ネガティブな社会課題の発見につなげている点が、この学生の深い洞察力として評価できるでしょう。
また、企業理念である「働いて笑おう」に対し、「特に子供を持つ世代にアプローチする」ことで、「働くはネガティブではない」という価値観を社会全体に広めたいという具体的な貢献ビジョンを伝えている点もポイントです。これは、パーソルキャリアの事業が持つ社会的な意義を深く理解し、その実現に貢献したいという高い意欲や熱意を効果的にアピールできています。
③ゼミ活動
志望動機でゼミ活動について伝えるときは、まず自身の研究テーマをわかりやすく伝えることが大切です。研究のエピソードを語る際は、専門知識がない人でも理解ができるよう、専門用語を使わずに伝えましょう。
また、人材業界で働くうえでは多様な業界・職種の知識が必要なため、ゼミ活動の経験を通じて勤勉さや好奇心の強さ、継続力をアピールするのもおすすめです。
内定者の回答
私が貴社を志望する理由は、「自分の考えで意思決定できる社会」を作るという私のビジョンが達成できると考えたためです。
ゼミで地方自治体の少子高齢化を研究し、有効求人倍率の低さがボトルネックとなり、地方都市や東京や大阪などの大都市に「仕方なく」進学・就職するという現状を学びました。この経験から、人や企業の採用課題に対して最適なソリューションを提案する人材業界で働くことが最適だと考えています。中でも、貴社は「はたらくを自分のものにする力を」をミッションとして掲げ、キャリアオーナーシップを育む社会の創造を目指しています。
また、グループ各社のシナジーをいかし、顧客となる企業の本質的な課題解決を実施しており、私のビジョンが達成できると感じた。私は、貴社で働く際には相手視点に立って動くという強みを活かし、自分のキャリアだけでなくて「働く場所」にとらわれない地方副業やリモートワークの推進を担いたいと考えます。 (2024年卒 パーソルキャリア ビジネス職 内定)
この回答では、自分が所属していたゼミの研究テーマと、ゼミでの学びで印象的だったことを具体的にまとめています。ゼミでの学びから、人材業界を志望している理由を明確に示しているため、非常に納得感がある回答です。
④ボランティア
活動内容にもよりますが、ボランティア活動はおもに人と密接にかかわり、さまざまな支援をするケースが多いでしょう。
そのため、志望動機でボランティア経験を伝える際は、人材業界でも活かせる経験や強みを具体的に述べることが重要です。たとえば、「高齢者一人ひとりと深くかかわり、会話を楽しんだ」といった経験は、「一人ひとりと真摯に向き合う誠実さ」や「傾聴力」といった強みとして人材業界で活かせると考えられます。
内定者の回答
私がパーソルキャリアを志望する理由は、自身のビジョンである『「はたらく」の新たな一歩の原動力に』と、パーソルキャリアの理念に共通点があると考えたためである。
私は高校生の時に参加した東日本大震災のボランティアで、相手に長期的に寄り添うことのやりがいを感じた。また、家庭科の教育実習でキャリア教育を指導し、相手の「はたらく」に向き合い続けたいと思った。パーソルキャリアの「はたらいて、笑おう」というビジョンに魅力を感じたため、志望することに決めた。 (2024年卒 パーソルキャリア ビジネス職 内定)
この回答では、ボランティア活動の概要や、その活動を通じて感じたやりがいを端的にまとめています。
特に、ボランティア活動で得た「相手に長期的に寄り添うことのやりがい」は、人材業界で働くうえでも大いに発揮されるやりがいだと読み取れます。
また、このやりがいがその後の教育実習での経験とつながり、「はたらく」ことへの興味へと発展していることが明確に理解できる志望動機です。
要注意! 人材業界の志望動機で避けるべき3つのNG例

人材業界の企業で内定を取るためには、企業に響く内容にブラッシュアップすることに加え、企業にマイナスな印象を持たれてしまう可能性のある内容や表現を避けることも重要です。
これから解説する、人材業界の志望動機における3つのNG例に目を通し、自身の志望動機がそれらに当てはまっていないか確認してみましょう。そうすることで、思わぬところで企業からマイナスな評価を受けることを防げます。
①「人の役に立ちたい」など抽象的な内容に終始している
多くの学生に共通して見られるのが、「人の役に立ちたい」「社会に貢献したい」といった抽象的な内容のみで終始しているケースです。
NG例
将来「多くの人々の役に立ちたい」という目標を実現するため、貴社を志望します。
私は、大学時代にバスケットボール部のマネージャーを務めていました。部員から「いつもサポートしてくれてありがとう」と感謝の言葉をもらえたときに、非常にやりがいを感じます。この経験から、社会人として働くうえでも「誰かの役に立ちたい」と考えるようになりました。
貴社に入社できた際は、一人ひとりの求職者の気持ちや要望を汲み取ることを心掛け、多くの人々に貢献できるように尽力します。
「人の役に立ちたい」という抽象的な内容で終わると、自身の価値観や将来に対する考えが具体的に伝わりません。また、「人とかかわる仕事がしたい」といった理由は、ほかの業界でも当てはまる内容であるため、「なぜ人材業界なのか」という本気の熱意が伝わりにくくなります。
そのため、「人の役に立ちたい」という思いを深掘りし、自身の具体的な経験と結び付けて人材業界とその企業の志望理由を明確に言語化しましょう。
たとえば、「アルバイトリーダーとして新人教育に携わった経験から、人々が能力を最大限に発揮できる環境をサポートすることに強い関心を持ちました。特に貴社の新人を育成するサービスを通じて、その実現に貢献したいです」のように具体的な行動と企業への貢献を述べることが重要です。
さらに、「新卒・中途」や「正社員・派遣社員」など、具体的にどのような人々に貢献したいのか、その理由をさらに深く掘り下げることで、あなたの価値観や考えが明確に伝わる志望動機に仕上がります。
②目標達成への意欲が感じられない
「人の役に立ちたい」といったボランティア精神や利他性が強すぎて、売上など目標達成への意欲が感じられないケースもあります。
NG例
私は、困っている人々を助けることに大きな喜びを感じるため、貴社を志望しています。特に、キャリアに悩む方々に寄り添い、その方々がより良い未来を築けるようにサポートしていきたいです。
私の強みは、人の話をじっくり聞き、共感する力です。この力を活かして、求職者一人ひとりに最適なアドバイスをおこない、彼らの人生を豊かにする手助けをしたいです。
「困っている人を救いたい」という気持ちは利他性が強く感じられ、採用担当者にとって好印象につながるでしょう。
しかし、人材業界の企業は社会貢献性の高い事業をおこないつつも、あくまでも「ビジネス」のため、求職者と企業をつなぎ、双方にメリットを提供するという営利活動であることを理解している必要があります。
また、人材業界は営業職の側面が強い業界です。そのため、成果を追い求める目標達成への意欲や、困難を乗り越える粘り強さが求められます。加えて、常に行動し続けるタフさや体力も必須です。
これまでの経験を伝える際は、目標達成のために努力したことや、困難を乗り越えた経験を具体的に語ることも意識してみてください。
③企業に特化した志望動機になっていない
「その企業でなければならない理由」が不明確であるケースも、多くの就活生に当てはまります。これは、人材業界に限らずにすべての業界の企業の選考で気を付けるべきことです。
NG例
私が貴社を志望する理由は、人の役に立つ仕事がしたいからです。人材業界のなかでも特に貴社は、多様な働き方を支援していると伺っており、多くの人々に貢献できる点に魅力を感じています。
私も貴社の一因として、人々のキャリア形成をサポートし、社会に貢献したいと考えています。
その企業に特化した志望動機になっていないのは、企業へのリサーチ不足が原因です。企業理解が浅いと、「なぜ競合他社ではなくその企業を志望するのか」という競合比較ができません。
そのような志望動機では、採用担当者に「企業研究に時間を費やしていないということは、志望度が低いのでは」とネガティブな印象を持たれてしまう可能性があります。
企業研究をする際は、企業のホームページだけでなく、以下のような情報源を参考に、多角的に情報収集をおこなうことが重要です。「なぜその企業が自分にとって特別なのか」という理由を具体的に説明できるように準備しましょう。
- 企業のSNS
- 業界ニュース
- 企業のIR情報(企業が株主や投資家向けに開示する経営状況や財務状況、業績に関する情報のこと)
- プレスリリース(企業が新商品や新サービス、イベント開催などの情報を広く一般に発表するための公式文書のこと)
「ありきたり」を回避! 人材業界の志望動機を差別化する方法
「ほかの学生も言いそうなありきたりな志望理由になってしまう」「独自性のある志望動機で周囲と差別化を図りたい」などの悩みを抱えている人もいるでしょう。
そこで最後に、ありきたりな志望動機を避け、あなたならではの志望動機を作る方法を2つ紹介します。
①過去の経験で感じたやりがいについて深掘りする
「人をサポートしたい」「人の役に立ちたい」という志望動機は、人材業界ではよく聞かれ、ありきたりに感じられやすいです。ここで差別化図るには、「なぜ、そのサポートに最も喜びを感じたのか」という原体験の深掘りが必要です。
- 「誰を」サポートしたか
- 「何を」サポートしたか
- 「なぜ」そのサポートにやりがいや喜びを感じたか
あなたの過去の経験と、「課題解決ができる」「企業や人々の成長を支援できる」といった人材業界の事業の本質を結び付けることで、「あなただからこそ、この仕事に情熱を持てる」という独自性が際立ちます。
②人材業界で活かせる強みについて自分なりの言葉で言い換える
人材業界で活かせる強みとしては、コミュニケーション能力や傾聴力が挙げられますが、誰もが使う表現になりがちです。
そのため、これらの言葉を「自分はどう定義しているか」を具体的に示すことで、あなたの強みをより明確にアピールできます。これにより、企業へ入社後の活躍イメージや貢献意欲をアピールでき、高評価をもらうことにつながるでしょう。
コミュニケーション能力や傾聴力の言い換えは、以下の具体例を参考にしてみてください。
- 自分の意見をわかりやすく、説得力を持って伝えられる発信力
- 話すのが苦手な人の本音を引き出す傾聴力
- 異なる意見を建設的にまとめる調整力
- 相手の真のニーズを掘り起こすヒアリング能力
そして、その強みが、過去にどのような成果を生み出したかのかについても言及しましょう。「〇〇という強みがある」→「人材業界の○○という事業で活かせる」→「過去に〇〇という成果を出している」という流れで話すことで、論理的で再現性の高いストーリーを構築でき、ほかの学生との差別化が図れます。
人材業界への深い理解に基づいた志望動機で内定をつかみ取ろう
この記事では、人材業界の志望動機の作り方や内定者の実回答、それらの共通点などを解説しました。
深刻な日本の労働問題の改善にアプローチする人材業界は、多様な魅力とやりがいがあります。志望動機では、あなたならではの経験や価値観を明確に述べ、人材業界で成し遂げたいことや入社後のビジョンを具体的に伝えましょう。
この記事で解説した人材業界の志望動機を作る際のコツや注意点を押さえ、自分ならではの経験を具体的に盛り込んだ説得力のある志望動機を作成してみてください。そして、自信を持って志望企業に伝えられるよう、準備を重ねましょう。
就活会議編集部
就活会議の編集チームです。就活生の皆さんの役に立つ「企業と面接のリアルな情報」を発信しています。体験記・ESは 会員登録すれば見放題! YouTubeチャンネルも配信中です!編集部についての詳細は 記事コンテンツの制作方針をご確認ください。

この記事の編集担当者
佐藤 美空
大学卒業後、就活会議のグループ会社であるポートに新卒入社。約1年間キャリアアドバイザーとして文系学生の就職支援をおこなう。就活生時代にポート運営の就活メディアを活用した経験から、「今度は私が就活生の役に立つメディアを創りたい」という思いでライターに転身。現在は就活会議のライターを担当している。
大学卒業後、2018年にパーソルキャリアに入社。中途人材紹介事業において、4,000名以上の求職者と100社以上の企業を支援。2022年に就活会議のグループ会社であるポートに入社。キャリアアドバイザーとして学生の就活支援に従事し、新規事業である就活会議エージェントの立ち上げにも参画。現在は約100名規模となるキャリアアドバイザーグループの責任者を務める