【未知のIT業界への一歩】【20卒】セールスフォース・ジャパンの冬インターン体験記（文系/総合職）No.5935（早稲田大学/女性）（2019/7/8公開）

先輩からインターンの紹介をされたことがきっかけ。もともと金融業界やメーカーを中心に見ていたが、就活解禁前にどこかほかの業界も知っておくことで視野が広がると思った。IT業界のなかでも外資系という点で他社よりも興味を持った。

事前にビジネスモデルやカルチャーについて調べて、疑問に思ったことやもっと知りたいことを整理した。調べていく中でどのような人材が求められているのかもわかったので面接でアピールしやすくなった。

応募 → エントリーシート → 最終面接

電話面接ということもあって基本的な性格や第一印象といったところが評価の対象であったと思う。明るくかつ思考のプロセスがわかりやすいように論理的に話すことを心掛けていたのでそこが評価されたように感じた。

留学しようと思ったきっかけと留学で学んだことはなんですか。

留学した理由は２つあります。一つ目はなかなか物事を行動に移せない自分の性格を変えたいと思ったからです。二つ目は大学生活に退屈さを感じていたのでもっと厳しい環境に身を置いてなにか大きなことを達成したいと思ったからです。留学を通しての一番大きな学びは「失敗を恐れず絶えず挑戦することの大切さです」留学中は毎日なにか新しい挑戦をしなければならない状況で失敗することばかりでした。しかしその失敗から学ぶことで自分を成長させることができました。挑戦して失敗を繰り返すことなしに人は成長できないと学びました。

いままでの人生で一番大きな挫折は何でしたか。

私にとっていままでで一番大きな挫折は留学中に友人がうまく作れなかったことです。自分の積極的で社交的な性格が国境を越えた途端に発揮できなくなってしまったことに大きなショックを感じました。理由を考えると英語で発言することでミスをしたらどうしようという気持ちが私の積極性を阻害していました。そこで失敗しても大丈夫、失敗することでもっと成長できるという前向きなマインドセットを持つように心がけました。この取り組みのおかげで徐々に英会話への恐怖心を払しょくでき、積極性を取り戻すことに繋がりました。

アパレル企業の従業員になりきり、カスタマージャーニーマップとメール配信のプラン（メッセージや頻度）を考えよ

1日目にやったこと

1日目は講義が中心だった。どのような職種がありどういった業務を行うのかかなり詳細に説明された。あとは企業文化や理念、ボランティア活動についての講義があった。お昼は社員さんと座談会をしながら食べた。インターンの最後には実際にセールスフォースが取り組んでいるボランティア活動に参加した。

2日目にやったこと

2日目はグループワークが中心だった。アパレル企業の社員になりきりカスタマージャーニーマップを作ったのちにセールスフォースの製品を用いたメール配信を疑似体験した。インターンが終わってからは懇親会が行われ他の学生、人事部の社員さんと交流する機会があった。

現場社員（さまざまな職種）

とくになし

カスタマージャーニーマップを作っているときに社員さんからされたアドバイスはどこの企業も考えつくような施策ではなくて顧客の立場に立って考え、満足度を上げられる案を出せるといいと思うと言われたことが印象的だった。

特にとても大変といったことはないが、1日目は講義が多いのでインプットする情報はかなり多いと思う。業務説明もスピーディーに進むので細かくメモをとっていくのが大変だった。2日目のグループワークは特に難しいということはないが、時間が短いので班員とうまく協力して手際よく進めないと間に合わないと思う。

このインターンの目的はセールスフォースの業務内容や企業文化を学生に理解してもらうことだと思う。特にカルチャーに関してはより具体的に伝えようとしていた印象を受けた。本選考で企業文化の理解は重視されていると先輩から聞いていたのでインターンに参加してよかった。

質疑応答の機会がかなり多いので、事前に企業研究を深くして質問したいことをまとめておけばより有意義な時間を過ごせると思う。

社員さんからはポジティブな側面だけではなくネガティブな側面についても話を聞けた。社員同士の仲がよく非常に働きやすい環境だと思ったが、営業職になるとノルマの設定が厳しく大きなプレッシャーがかかるということを聞いた。あとはキャリアパスの事例を聞く限り、柔軟さに欠ける印象を受けたので自分には向かないと感じた。

もちろん企業として求める人物像はあると思うが、選考を通してその評価基準がよくわからないという印象を受けた。インターンに参加している学生も体育会系の元気な学生もいれば理系の少しおとなしい学生もいたりと様々なタイプが揃っていたし、面接も人によってスタイルがかなり異なっていたようなのでどのような基準で評価が下されているのか疑問を感じた。そういった面で内定が出るか確信を持てなかった。

社員さんが仲がいいというのはインターンを通して感じることができ、好印象だった。しかし職種の具体的な業務内容などは説明されたもののイメージが湧きづらいと感じた。加えて、私はマーケティング職に興味があったのだが、新卒だと採用実績がなかったという点でも志望度が少し下がった。

インターンに参加しているとほぼ100％の確率でESとウェブテストが通過となり選考も早期ルートとなる。また、インターンでは詳しく企業や業務の説明が聞けるので他の学生と理解度の面で差がつけられると思う。

後日早期選考の案内が参加した学生全員に送られてくるくらい。頻繁に社員さんに呼び出されたり、電話がきたりすることはない。

参加前は金融業界やメーカーを中心にインターンに応募していた。具体的には金融だと外資系投資銀行や信託銀行、メーカーだと自動車や消費財、電気機器の企業。就活の軸としてグローバルに働きたいという軸がかなり強かったので、これらのなかでも海外展開に強く、若手にも海外業務が任される企業に特に魅力を感じ企業研究を進めていた。

インターンシップに参加する前はIT業界に全く興味を持っていなかったが、参加後は他のIT企業も見るようになった。その後将来性や、転職のしやすさなどを考慮した結果IT業界が第一志望の業界となったのでこのインターンシップに参加してずいぶんと視野が広がったと思う。また、外資企業に強く魅力を感じるようになったので受ける企業をかなり絞れた。