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CREATED ON 2026.01.15 | UPDATED ON 2026.01.15

ガクチカの例文45選|エピソード別に大手内定者のガクチカを紹介!

書類選考
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大手内定者の実回答45選!ガクチカの例文

こんにちは。就活会議編集部の望月です。 面接で必ずと言って良いほど聞かれる「ガクチカ」。入念に準備をする反面、自分には特別な実績がない」「ありきたりな内容かも」と悩むことも多いはずです。私自身もかつて、平凡な経験しかないことに引け目を感じ、自信を持てずにいた時期がありました。 しかし、評価を左右するのは実績のすごさではなく「伝え方」。今回は大手企業の内定者が実際に選考で伝えたガクチカの例文をエピソード別に45選紹介します。

この記事は、就活会議の会員が投稿した体験記にもとづいて作成・編集をしています。就活会議の会員は現役の学生であることを確認しています。

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【エピソード別】内定者のガクチカ例文45選

マイナビと日本経済新聞社が共同で実施する「2026年卒版 就職企業人気ランキング 業種別ランキング」をもとに、各業界の上位2社ずつをピックアップ。各企業の内定者たちが就活会議に投稿した選考体験記のなかから、「ガクチカ」の回答を厳選して紹介します。

アルバイト

まずは、アルバイトでのガクチカの回答例を紹介します。多くの人が経験しているアルバイトですが、課題に感じた点や、周囲に働きかけた行動の動機は人により異なるはず

内定者たちはどのような切り口でアルバイトのガクチカを伝えたのか、例を見ていきましょう。

例文①

内定者の回答

アルバイトで、お店の売上に貢献するべく持ち前の明るさを活かして従業員の士気を上げることを目指しました。

お店全体を盛り上げること、接客する従業員の気分を晴れやかにすること、これらがお客様の快適性、また売上の向上に繋がると考えていました。そこで、積極的に声出しを行い、お互いが笑顔になれるようなコミュニケーションをこまめにとりました。

その結果、一年で最も忙しい年末の初日で目標予算を達成することができました。アルバイトであってもお店に影響を与えることは可能で、役割を持って活動できることの楽しさ、任せてもらえる責任感を学びました。

ニトリでは実際に店舗での業務がありますので、これまで培ったものを活かした仕事ができると考えます。また過去の経験より、従業員と共に店舗を経営していくことにも大変興味があります。 (2020年卒 東京工業大学大学院 ニトリ 総合職 内定)

売上を伸ばすという目標に対し、この学生ならではの「明るさ」を活かしたアプローチができています。自分だけが明るく振る舞うのでなく、周囲を巻き込んで「明るさの連鎖」を引き起こしていることで、入社後も周りの雰囲気を良くしながら働いてくれる人物だということが伝わるでしょう。

売上に対し定量的な成果も表れているため、ただ周囲の雰囲気を良くするのみならず、店舗での実務にもこのガクチカで学んだことを再現性高く活かせることが期待できます。

例文②

内定者の回答

私が学生時代に力を入れたことは、塾講師のアルバイトです。今まで自分が独自に見つけてきた勉強のコツや暗記方法を一人でも多くの生徒に伝え役立ててほしいと思い、大学1年生から始めました。

1年生の時、私は高校2年生3名の英語を担当しましたが、なかなか生徒の成績が上がりませんでした。全員の解答を分析したところ、塾のテキストが推奨している解法を使いこなせていないことが問題だと気づきました。

そこで私は日々の授業の中で、生徒の解き方の癖や特徴から、マニュアル通りではない一人ひとりに合わせた解き方を編み出していきました。また共通テスト対策では生徒専用の時間配分と分野ごとの目標得点を一緒に考えました。

その結果、生徒からは「急にわかるようになって楽しい」と言われ、成績も向上しました。 (2023年卒 クボタ 総合職 内定)

「生徒の成績が上がらない」という問題に対し、一人ひとりの特徴を細かく分析し、解決策を導けていることが伝わります。生徒に個別で向き合うのは時間がかかってしまうものですが、それをいとわずに丁寧に課題と向き合える人材だということがわかるでしょう。

結果に加えて生徒のやる気をも引き出していることから、入社後も周囲の士気を上げながら課題解決に取り組んでくれそうです。

例文③

内定者の回答

アルバイト先で発生していた原料廃棄量の増加問題を、機械学習を用いて解決したことです。

私のアルバイト先では、原料が過剰に余ることによる、廃棄量の増加が問題となっていました。少しでも店長の力になりたいと思い、店長にヒアリングをしたところ、コロナ禍という前例のない影響によって正確な売り上げ、商品の消費量が予測できていないことが原因と分かりました。

そこで、機械学習を実生活に応用し、一日の売り上げを予測して必要な原料の量を算出するプログラムを作成しました。プログラム作成の際には変数入力箇所をコメントで示す、自分が不在の時でもプログラムが動くようにするなど、機械学習を学んでいない人でも使いやすくなる様に工夫しました。また、使う変数は、アルバイト間で相談して、有効と考えられるものを選択しました。

その結果、原料の量を適正化させ、廃棄量を10%削減することに成功しました。 (2023年卒 北海道大学大学院 野村総合研究所 テクニカルエンジニア 内定)

アルバイト先の課題に対し、学生自ら店長にヒアリングをおこなったことから「課題を自分事としてとらえる」姿勢が読み取れます。

また、プログラミングの作成経験は、情報システムの運用などをおこなう野村総合研究所で直に活かすことができそうだと、期待が持てるでしょう。学生ならではの経験と、企業の特色がうまく結び付いている回答です。

例文④

内定者の回答

学生時代に力を入れたことは、飲食店のアルバイトでの接客です。

まず、お客様の状況やニーズを把握し、時間帯や曜日、年齢層、会話内容などから、一人ひとりに合う商品を提案しました。また、レジ点検や在庫管理など、販売以外の業務もある中で、事務的なマルチタスクを効率化しました。業務プロセスを改善することで、お客様と向き合う時間を増やし、丁寧な接客を心がけました。

この取り組みを通じて、お客様の満足度向上と業務の効率化に貢献できたと感じています。 (2025年卒 日本調剤 ヘルスケアアテンダント(医療事務職) 内定)

飲食店のアルバイトにおいて、ただ商品を提案するだけでなく一人ひとりの顧客に向き合い、最適な提案をしていることが伝わります。これは、日本調剤のヘルスケアアテンダントとして、患者一人ひとりに合ったサポートをおこなう姿勢と通じるものがあるでしょう。

顧客と向き合うことが何よりも求められる仕事において、再現性高く活かせそうな経験です。

例文⑤

内定者の回答

個別指導塾のアルバイトとして、生徒たちの成績向上に取り組みました。

多くの生徒が成績低迷の問題を抱えており、原因を徹底的に分析した結果、授業形態と講師間の情報共有の不足が問題点であることが明らかになりました。

これを解決するため、私は2つの施策を実施しました。1つ目は生徒個々のニーズに応じた教材を提供することで、より効果的な学習が行えるようにしました。2つ目は講師間の情報共有を促進するツールを導入しました。これにより、講師たちは生徒の進捗や課題を共有し、協力して指導方法を改善できるようになりました。

結果、生徒たちの成績は大幅に向上し、受験生15人の志望校合格率が67%から30人で97%へと大幅に上昇しました。

この経験から、問題の根本原因を見極め、主体的に解決策を実行することの重要性を学びました。今後はこの学びを活かし、どのような状況でも積極的に課題に取り組み、解決に導く力を発揮していきます。 (2025年卒 ソニーグループ 電気システムエンジニア 内定)

このガクチカの良い点は、生徒に向けた観点と、講師から見た観点の2軸で課題に向き合えている点です。多角的な視点を持って課題に向き合えているからこそ、その結果が数値でもきちんと表れていることがわかるでしょう。

入社後の意欲にも言及できているため、どのような課題に対してもガクチカから学んだことを活かして解決してくれそうな様子が伝わります。

例文⑥

内定者の回答

私はカフェのアルバイトで店舗環境の改善をリードしました。具体的には、数値化されたお客様の店に対する評価を改善するものです。私は日々の接客で「空間」のニーズに気付き、心地よい空間作りでお客様に応えようと思いました。

私は課題の分析、タスクの立案、実行、結果の共有、調整の順に取り組みました。この取組みにあたり、皆のモチベーションの維持が困難でした。

私はこの困難克服のため、立案段階からスタッフに意見を聞き、皆の参加意欲や主体性を引き出しました。そして練った複数のタスクを各週に割り当て、短期間の目標とタスクを明確にしました。更に毎月の結果を掲示し、皆の反省と自信に繋げることができました。

その結果、常連客に褒めて頂き、過去2年で最高の顧客満足度を記録できました。この経験から、お客様のニーズを的確に把握し、その課題解決に向け、リーダーシップを取りながら巻き込む力が身についたと感じています。

この学びは、御社に入社したのちに訪れる困難や、メーカーとしてのニーズにも気づきビジネスに貢献していくことができると確信しています。 (2021年卒 関西学院大学大学院 パナソニックホールディングス 事務系 コーポレートスタッフ 内定)

多くの人のガクチカは課題に対する実行、そこから得た学びへの言及でとどまりがち。それでもかまいませんが、この学生は課題に対する結果の振り返りまでおこなえています。そこから、「課題をやり遂げた」で終えずに、その後にもつなげようとしている姿勢が見えてくる回答です。

次につなげる姿勢は、メーカーの社員として顧客ニーズを汲み取り、さらに良い商品やサービスを生み出す姿勢に通じるものがあるでしょう。

例文⑦

内定者の回答

私は大学時代の塾のアルバイトで後輩の指導に力を入れました。職場の先輩が退職して、今後は自分のことだけではなく私がスタッフ全体を引っ張っていこうと感じました。

業務内容が授業運営や質問対応、事務的な入力作業、チラシや掲示物の作成と幅広く、新人時代の自分も仕事を覚えるのに苦労したという経験がありました。

そこで後輩がミスなく仕事を進められるようにマニュアルを作成しました。その結果、ミスを減らすことに貢献することができました。 (2024年卒 パナソニックホールディングス 技術系 内定)

仕事に対して強い責任感を持っていることが伝わる回答です。自分がアルバイト社員を引っ張る立場になったからこそ、新人の気持ちに寄り添い、課題に向き合えていることがわかります。

人をまとめる立場になると、自分のことでいっぱいになりがちですが、下の立場の人にも向き合えていることから視野の広さを感じるでしょう。

例文⑧

内定者の回答

最も力を入れたことは飲食店アルバイトでの食品ロスを減らすための提案と働きかけです。

私は飲食店でリーダーとして働いています。私が働いている店では、食品の廃棄が多いことが問題でした。その原因については、それぞれの商品の売り上げ量を閉店時に調べることができるのですが、その売り上げ量をすべての従業員に共有できていないことと、仕込みをする人が各々の経験に基づいて仕込み量を決めていることだと私は考えました。

そこで私は閉店作業をする時に商品の1日の売り上げ量をExcelに記録することで全従業員に共有できるようにすること、また仕込み量を直近2週間の売り上げ量の平均から決めるという2つのことを提案して他の従業員にやってくれるよう働きかけました。

しかし、閉店時に記録することを煩わしく感じた従業員が何人かいまして、その人たちが売り上げ量を記録してくれないという困難がありました。そこで私は記録をしない従業員一人一人と話をして、記録をしてくれたら仕込み量をいちいち考えずにすんで結果的に全員が楽になるという説得を行いました。

その結果全員が売り上げ量を記録してくれるようになりまして、それを続けることで食品ロスの金額を20%削減することができました。この経験から、課題を解決するために、積極的に周囲を巻き込んで協力を仰ぐことの重要性を実感しました。 (2021年卒 京都大学大学院 島津製作所 技術系 内定)

課題に対し解決策を考えたとしても、それがかならずうまくいくとは限りません。この学生は、解決策がうまくいかないという困難にぶつかっても、そこで折れずに粘り強く取り組んでいたことが伝わります。

実際に働く際も、困難な状況に屈することなく、確実に結果が出るまで取り組んでくれそうなことが期待できるでしょう。

例文⑨

内定者の回答

学習塾および飲食店でのアルバイトに力を入れました。

学習塾では、生徒への授業・面談だけでなく保護者とも面談をする必要があり、保護者からの信頼を獲得することに苦戦しました。

私は授業準備を徹底的に行い、わかりやすい授業と点数アップに結びつくような宿題の提案を心がけたことで、徐々に生徒だけでなく保護者からも信頼を獲得していけました。

飲食店では、正社員である店長とアルバイトである学生たちの間にモチベーションの齟齬を感じ、そこを是正することが店舗運営の改善につながると考え、行動しました。

具体的には、アルバイトの同期だけでなく店長にも積極的に話しかけ、仲を深めました。そして、店長の意見や指示を角が立たないようアルバイト仲間に伝達することで、少しずつ店舗運営の質を改善していきました。

結果として、店舗運営会社からのモニター調査の点数を40点上げ、合格水準を達成しました。 (2023年卒 慶應義塾大学 島津製作所 事務系 内定)

2つのアルバイトで異なる形の課題解決を実現しており、「対人スキル」や「周囲を巻き込んで行動する力」の高さが伺えます。

また、生徒の保護者やアルバイト社員、アルバイト先の店長など、さまざまな人とコミュニケーションを取ったことも伝わります。課題解決のためならどのような立場の人とも向き合えることの表れになっており、社会人としてさまざまな人と仕事をする場面でもこの経験が活きそうです。

例文⑩

内定者の回答

学生時代に力を入れたことは、アルバイト先での接客スキルの向上である。接客業において、顧客一人ひとりのニーズに応えることが大切であると感じ、常に丁寧で細やかな対応を心がけた。

また、顧客からのフィードバックを基に改善点を見つけ、自己のスキル向上に努めた結果、店舗の売上にも貢献することができた。さらに、後輩スタッフへの指導も行い、接客品質の底上げを図った。

この経験を通じ、相手の期待に応えようとする姿勢と、チームで成果を上げる難しさと喜びを学んだ。このような姿勢は、今後のキャリアにおいても強みになると確信している。 (2025年卒 明治大学 三菱銀行 全国コース 内定)

この学生の良い点は、顧客からのフィードバックを取り入れられているところです。顧客の意見を取り入れることでスキルアップや売上貢献も果たせていることから、意見を受け止められる真摯さがあることが伝わります。

一人ひとりの顧客と丁寧に関係性を築く銀行業務において、この経験はそのまま実務に活かせます。つまり、面接官に「仕事での再現性」を感じさせ、評価が上がることが期待できるでしょう。

サークル

サークルでの経験もガクチカのエピソードとして多くの学生が選んでいます。話題にしやすい反面、埋もれてしまいやすいテーマでもあります

内定者たちはどのようにしてオリジナリティのある経験を挙げ、自分なりのサークルのガクチカに仕上げたのか。例文を確認しましょう。

例文①

内定者の回答

400人規模のダンスサークルの新歓公演にて悪しき慣行の改善を通し、規模拡大を行なったことです。

私は約40人の作品の責任者を担い、サークルの規模拡大のため、新入生150人以上の入会という目標へ挑戦しました。そこで「発信力の強い人の意見が採択される慣行」を改善するべきだと考え、普段は練習前に対面で意見を集める所、匿名のアンケートを用い皆が自由に意見を発信できる環境を作り上げました。

この施策により、「皆が納得感を持った作品」を完成させ、200人以上の入会を獲得することに成功しました。 (2024年卒 早稲田大学 ニトリ 総合職 内定)

「入会数を増やす」という目標に対し、表面的な施策に走らず、本質的な課題を見つけられている点が秀逸です。組織的な課題に向き合ったことで、皆が納得いく作品作りに成功し、それが「200人以上の入会」という数値になって表れています。

ニトリでは入社後に店舗での実務をおこなうケースが多いです。将来的に多くの社員やアルバイトを束ねる立場として、この経験は大いに活かせるでしょう。

例文②

内定者の回答

大学の柔道部に所属し副キャプテンとして部員たちが自主的に活動できる環境を築き退部者0を目指したことである。

1年次に部員が2人退部してしまう過去があった。そこで日々の練習に楽しさも見つけることができれば、退部者がいなくなると考え練習メニューの満足度向上を目標とした。

目標達成のため、週5日の練習の内1日を他競技の練習を取り入れ、部員たちに希望する練習をヒアリングした。

その施策により、部員の退部者0を維持し、和気あいあいとした雰囲気の練習を行えている。また、九州学生大会でも団体2部で2位に入賞することができた。これから、さらに効果的な練習メニューの工夫を行ない、退部者0を目指す。 (2025年卒 鹿児島大学 積水ハウス 技術職(総合職) 内定)

退部者が出てしまった原因に向き合えている点はもちろん、部員の意見を取り入れながら課題解決に向かえている点から、「チームへの意識」が高いことを感じ取れます。

その結果、チームの団結力向上につなげられたことも示しているため、当事者意識を持ちながらも「問題を皆で解決する」姿勢があることも面接官に伝わるでしょう。

例文③

内定者の回答

私は、所属するサークルのメンバー全員が練習に夢中になり、楽しみながらチーム目標を達成できるような環境作りに努めました。

私は、チーム内で意見が分裂した時、積極的に話し合う機会を作り、状況を整理しました。そして、チームで目標を決めた後、目標を達成するための個人の行動指針をチーム全体に共有しました。

また、全員の士気を上げるために、努力をすれば学年を問わずに、花形で踊れる平等なルールを設けることが重要なのではないかと考えました。

そして、個人個人を理解して、全員が強みを発揮して、楽しく場所を交互して演舞できる仕組み作りをすることを工夫した結果、全員の大会に向けてや普段の練習の士気が上がり、チーム目標を達成することができました。 (2021年卒 同志社大学 味の素 コーポレート部門 デジタル・情報システムコース 内定)

日頃からチームのことを考えて動けていることが伝わる回答です。ときにはメンバー間の仲介役になったり、ムードメーカーになったりと、場面に合わせて臨機応変に対応できていることが読み取れます。

この学生の行動の結果がチーム目標の達成につながっていることから、企業で働く際もその場に合わせた対応をして雰囲気作りをしてくれることが期待できるでしょう。

例文④

内定者の回答

約40人規模の〇〇サークルの新入生歓迎会において、部員が抱えている不安を取り除き、新入生を目標の10人以上集めることに成功したことです。

大学3年生4月に行われたコロナ禍以降初の対面形式の新入生歓迎会において、10人の新入生を勧誘することを目標に掲げました。しかし、積極的に準備に参加してくれる部員が少ないという課題があり、私は副部長として部員からの声を聞く中で、対面での実施に経験がなく、不安を抱えている人が多いとわかりました。

そこで、一人一人の負担を減らすためにシフト制にすることを提案し、担当する時間を軽減することで疲労感を感じずに、サークルの魅力を最大限新入生に伝えられるように工夫しました。

部員が安心して新歓に臨める環境作りをしたことで、結果として目標の10人以上の14人の新入生獲得に成功しました。 (2024年卒 青山学院大学 ファーストリテイリング グローバルリーダー候補 内定)

この学生自身も新型コロナウイルス感染症のあおりを受けながらも、副部長として責任感を持って部員を牽引した様子が伝わります。部員の不安を具体的な解決策を持って解消できている点は、洞察力や実行力の表れになっているとも言えるでしょう。

「組織内の不安を除くことが成果につながる」という経験を活かし、入社後も不安解消のために働きかけてくれそうです。

例文⑤

内定者の回答

ダンス部ではじめての大ステージ公演を企画したことです。

私が所属していたダンス部は小さな団体で、人数不足から解散の危機に何度も陥っていました。この危機を解決するため、私が立てた目標は「部の最大目標となる公演を作ること」でした。

準備を進めながら私は部員1人1人と話し合い、小さな問題も一緒に解決することを繰り返し行いました。最終的に、当日の来客数は例年の4倍以上となる400人に登りました。また翌年以降もこの公演は引き継がれ、部員が積極的に取り組む姿勢が生まれたと感じています。

私はこの経験を活かし、将来もチームで大きな目標を達成するために、問題から目を背けず解決への一歩を踏み出し続けたいと考えます。 (2020年卒 慶應義塾大学 花王 事務系 マーケティング・商品開発職 内定)

この学生の取り組みが次の代にもつながっていることから、大きな影響力を組織に与えられる人材であることが伝わります。このような結果にできたのも、熱い気持ちを持って課題に向き合い、部員の士気を上げられたからこそです。

締めでも述べているように、チームで大きな目標に向かう際に、周囲を鼓舞しながら確実な目標達成をしてくれそうな様子が目に浮かぶでしょう。

例文⑥

内定者の回答

私が学生時代に力を入れたことは環境サークルでのイベント開催です。イベントは環境を題材にし、環境問題を楽しく学んでもらうことを目的に子どもを対象に開催していました。

まずは一回完結でのイベントを開催していました。しかしイベント後のアンケートにて満足度が低いという課題がありました。そこでイベント終了後にメンバー間で話し合いを設け、原因として挙げられたのは子どもとの距離が遠いこと、子どもに寄り添ったイベントにできなかったという2点に集約されました。

結論として出た子ども視点でのイベント開催を心掛けたところ満足度が8割に達しました。この経験から、各立場で物事を見る目線、仲間と目的達成することの大切さを学びました。 (2023年卒 大阪大学大学院 日本製鉄 技術系 内定)

この回答で注目したいのは、ターゲットに合った分析をきちんとできている点です。子ども向けのイベントにおいて、徹底的に子どもの目線に立ったからこそ、成功につながったことが伝わります。

「満足度が低い状態から8割の参加者が満足するまでのイベントにできた」という事実も、各立場で物事を見る目線が十分に備わっていることの裏付けとなっているでしょう。

例文⑦

内定者の回答

軽音楽サークルの活動に力を入れました。副代表として、新型コロナウイルス対策とライブ活動の両立という課題に対してアプローチしました。

具体的には、ライブを行う場所に関して厳密な規定を定めてライブを行いました。例年だと大学祭でのステージ発表、ライブハウスでのライブ開催、食堂付近でのアコースティックライブなどを行っていましたが、我々の世代はライブハウス以外でのライブ開催を自粛しました。

また、ライブハウスでライブを開く場合でも換気設備が整っており、ある程度キャパシティに余裕のあるライブハウスでライブを行うことでコロナ対策を行いながらライブ開催を実現しました。 (2024年卒 三菱UFJ銀行 オープンコース 内定)

「新型コロナウイルス感染症が流行しているからライブをしない」でなく、この環境でできることを考え、実行に移せている点がポイントです。

入社後に替えがきかない困難な状況にぶつかっても、そのときにできる最善策を考え提案し、実行まで粘り強く取り組んでくれることでしょう。

例文⑧

内定者の回答

私は、部活の柔道に注力しました。

私は過去、試合では頻繁に好戦績を残していましたが、高校生・大学生になるにつれ、周りの人の技術力が向上し、負ける事が多くなりました。

そこで私は、大学の部活では技術力向上に向けた練習に注力しました。具体的には、技術に優れた先輩方の過去の試合を見ることで、自分に足りない技術を確認・実践することで自身の技術力を高めることを試みました。また、実践で上手くできない時は、先輩にアドバイスを頂きながら行いました。

その結果、学生の県大会で優勝する事ができ、大学生活での最高戦績を残す事ができました。私はこの経験から、向上心をもち、積極的に周りの人の技術を吸収する大切さを学びました。 (2025年卒 三菱重工業 技術系 内定)

これまでうまくいっていた状況からうまくいかない状況になると、どうしても現実から目を背けたくなりがち。しかし、この学生は困難から逃げずに、できることに取り組んでいます。

困難に真正面から向き合えたからこそ、本質的な課題を発見でき、最適な打ち手を考えられ、成果につながったことがわかるでしょう。

例文⑨

内定者の回答

大学時代の部活動において「全員がモチベーションを発揮できる」環境づくりを目指したことです。

私たちのチームはメンバー間のモチベーションの差があり、欠席や遅刻が常習となる部員もいました。ヒアリングの結果、「同じ人ばかりが試合にでており自分の存在意義がわからない」という話を聞くことができました。

そこで私は、部員それぞれの適性にあったポジションを与えそこに100%注力させることを主将に提案しました。結果としてこれまで試合に出られていなかった部員の出場機会が増え、練習を遅刻欠席することもかなり少なくなりました。

結果として同期の部員が誰一人辞めることなく全国大会に出場できました。 (2025年卒 大阪大学 クボタ 事務系総合 内定)

「同じ人ばかりが試合に出ている」状況を練習量でカバーするのではなく、適材適所に人員を配置して「個人の特性が活きる場所にあてがう」という工夫はこの学生ならでは。

適材適所に人員を配置したことにより部員の不満解消につながったという、洞察力が発揮されていることがわかる回答です。

例文⑩

内定者の回答

テニスサークルで団体戦の統括を行い、サークル史上初のリーグ戦での残留を達成しました。

例年、私のサークルは大学内での団体戦で2部と3部を行き来しており、1部に残留した経験がありませんでした。

そこで、幹部代となりサークル初の残留を達成するべく次の2つに取り組みました。1つ目は練習内容の見直しです。以前は試合形式中心の練習だったため、統一感のない練習となっていました。そこで、基礎練習を中心に分単位でメニューを作成し、メリハリのある練習環境を構築しました。これにより、無駄のない練習を行うことができました。

2つ目は情報収集です。相手サークルの直近の試合情報を収集しオーダーを予想することで、戦略的に選手を配置し勝率が上昇したと思います。

これらの取り組みにより、1期のみならず2期連続で2部残留を達成しました。 (2023年卒 早稲田大学大学院 ソニーグループ 研究職 内定)

この回答の良い点は、練習の徹底という「サークル内部の強化」と、対戦相手の情報収集やオーダー予想という「外部への戦略立て」の2軸を実行できているところです。

両方の視点があったからこそ、双方の対策に良い影響が与えられたと予測できるでしょう。この多角的な視点は、異なる分野を掛け合わせ、新たな価値を創出するソニーグループでまさしく活かせそうです。

なお、以下の記事では、ソニーへの就職のポイントを徹底解説しています。選考での頻出質問や内定者の共通点などを詳しく紹介しているため、志望する人はあわせて確認しておきましょう。

ソニー就職ガイド|採用大学・頻出質問・内定者の回答付き

例文⑪

内定者の回答

私は、フットサルサークルで内部改革を成し遂げた。

元々、サークルは100人規模で幹部は3年生のみの構成で、1・2年生の意見が拾い上げられず、隠れた不満を持って辞める人が続出した。これを問題に感じた当時2年の私は同期と共に、退部者0人を目指し「匿名アンケート箱設置による各部員の意見募集」を提案・実施した。そして、「練習場所を変えてほしい」などといった内容を幹部へ展開した。

しかし、現状に満足している幹部からの反対意見があった。そこで、私達は反対意見も理解しながら、練習場所を隔週で変更させるといった折衷案を提案した。その後も毎回参加人数を記録し最適化を図った。この活動の結果、目標は達成できなかったものの全体に一体感を生むことが出来、退部者は例年より90%減少した。

この実績から私は初の2年幹部に任命され、3年時には代表を務め上げた。代表になった後も2年幹部は継続して設置し、下級生の意見を拾い上げる風土を維持した。自発的に動き、他者の意見も傾聴した上で最適解を出す調整力の重要性を学び培うことが出来た。

この経験は、他部署の意見を調整しながら製品を作り上げる貴社のメカ設計業務に活きると考えている。 (2023年卒 ソニーグループ メカ設計 内定)

目標は達成できずとも、退部者の減少、組織内の雰囲気づくりなど、確実に内部改革に貢献できている点が伝わります。自分たちの意見を反対されても粘り強く向き合う視点から、サークルに対する熱量の高さや責任感の強さも感じられるでしょう。

入社後もさまざまな立場の人の意見を拾い上げ、組織をさらに良くするために誠実に向き合ってくれそうな姿が想像できます。

例文⑫

内定者の回答

サークル活動に力を入れた。私が副委員長を務めるサークルでの課題として会員の減少があった。コロナ禍の影響で100名いた会員が10名まで減少し、従来行ってきた業務を行うのが厳しくなっていた。

そこで私が主体となり学生向けの企画を実施しその中で勧誘を行えば会員増加が見込まれると考えた。工夫した点はアンケートやインタビューを通して学生らのニーズ・不満を把握することである。ただ企画するのではなく、学生が自ら行きたいと思えるような企画立案に努めた。

アンケート等を通し「対面授業が制限され交友関係を築けない」「テストが不安」などといった声が見られたため、球技大会やテスト前勉強会など学生が抱えるニーズ・不満を満たすことのできる企画を実施した。

これらの企画を通し、参加者に対してサークルへの勧誘を行うことで会員数を1年間で10名から150名まで増やすことに成功した。 (2025年卒 明治大学 トヨタ自動車 事務職 内定)

この回答の良い点は、会員数の大幅な減少という危機的な状況に論理的な思考を持って解決に向かえている点です。ただ会員数増加の施策を闇雲におこなうのでなく、アンケートというデータにもとづいた施策を実施できています。

その結果、会員数が15倍という結果を残せているため、この学生の持つ「対象者の課題解決をする力」が存分に発揮されたことの裏付けとなるでしょう。

例文⑬

内定者の回答

フットサルサークルで代表を務めたことです。

具体的には新規入会者数減少という課題に対し、他サークルに働きかけ合同でオンライン説明会を実施したり、コロナ禍で合宿といった大きなイベントが軒並み中止になる中、そのマンネリ化を解消するために飲食店に自ら掛け合いコラボしてスポーツ大会を実施するといった新規性のある企画を実施しました。

ただこの一連の企画運営において独断で決行するのではなく、もう一つの課題であった既存メンバーの参加率を上昇させることを目標とし、サークル内に新しい部署を設け、役職のない部員にも仕事を任せることで、もう一つの課題であった既存メンバーの参加率の上昇を図りました。

これらの施策の結果、前年の15人から50人の新規入会者数を獲得することに成功、また参加率も30%以下であったものを70%以上へと上昇させました。 (2023年卒 デンソー 事務職 内定)

この回答からは、「他者を巻き込んで行動する力」の高さが伺えます。サークル内の人のみならず、ほかのサークルや飲食店など、他者と協力できたからこそ結果に結び付いたことがよくわかる回答です。

また、現状の課題と向き合い、最適な提案ができている点からも、この学生の分析力の高さを感じ取ることができます。入社後も他者を巻き込んで、深い分析のもと課題解決をしてくれることが期待できるでしょう。

例文⑭

内定者の回答

フットサルサークルの幹部として、女子部員の練習参加率向上に尽力した。

160名から成る当サークルは男女混合で練習を行うが、女子部員80名の練習参加率が10%と低迷していた。そこで80名全員にアンケートを行った結果、男子部員との実力差を感じ練習を楽しめていない部員が多かった。

そのため2つの取り組みを行った。まず、サッカー経験者の部員に協力を仰ぎ、男子部員と別メニューを考案した。その中で基礎練習にゲーム性を持たせフットサルの楽しさを体感できる工夫をした。

次に、別で男子試合を行い、混合試合では男子部員にハンデを付け、実力を問わず試合を楽しめる環境づくりを行った。

1ヶ月後には全員から以前より練習が楽しくなったという声を聞くことができ、男子部員参加率を下げず女子部員参加率が25%に向上した。この経験から、多様性のある組織での課題解決には広い視野を持ち様々な切り口で考えることが必要だと学んだ。 (2025年卒 NTTドコモ オープンコース 内定)

この回答の肝となるのは「男子部員の参加率を下げずに、女子部員の参加率を上げた点」です。

組織内の一部の人が不満を持った際、その人たちの環境を良くしようとしてほかの人はないがしろになりがちです。しかし、この学生はその点をおざなりにすることなく、「皆が楽しく過ごせる環境」を作り出せています。

インターン

インターンは、学生のうちから社会人としての立ち振る舞いを学べる機会です。インターンの経験は「働く姿」を面接官に想像させやすいため、志望企業で活きるようなガクチカを話すと良いでしょう

内定者がどのようにインターンの経験と志望企業を結び付けたのか、3つの回答を紹介します。

例文①

内定者の回答

食品ロス削減を行うベンチャー企業での長期インターンシップに注力しました。そこでは、アトレやグランスタといった商業施設におけるロスを回収し、閉店後に施設スタッフに販売する事業に参加しました。

最初は注目度が高く、販売率も高かったですが、中盤からは売れ行きが下がっていきました。そこで「ロスの日」というイベントを提案・実施しました。6がつく日を「ロスの日」とし、購入者の言い値で買ってもらうイベントです。ロス食品にどれだけお金を払えるかを考えてもらうきっかけとしました。

安い販売価格になってしまわないかが問題視されましたが、実証実験を通じある程度高く買ってもらえることを確認した上で、全店舗での実施を成功させました。 (2023年卒 ソニーグループ コーポレートスタッフ 内定)

この学生は、商品を安く売るということでなく、「ロス食品について考えてもらう」という本質的な課題に着目できています。

また、ソニーグループのコーポレートスタッフ部門では「グローバルな社会課題(気候変動、多様性、人権等)に対する高い関心・好奇心」を活かせる経験・スキルとして公式ホームページで掲げています。この学生の経験はまさしく当てはまっており、ソニーグループに合う人材と感じてもらえるかもしれません。

例文②

内定者の回答

私が学生時代に力を入れたのは、インターン先の中国系ハードウェアメーカーでのPR活動です。

私が行ったPRとは、製品・コーポレート関連の2点です。メディアの記事化による露出増加がPRの役目です。私はPRとして、プレスリリースの作成・配信等の業務を担いました。

そこでの課題は、新製品発表が少ない月のメディア露出減少でした。新製品発表以外のプレスリリースは、新製品リリース時に比べ、15%程度の記事数にとどまります。そこで私は全社的な情報発信を強化するべく、メディア向けに月1回のダイレクトメール送信を提案・実行しました。

盛り込んだ内容は、既存製品紹介・社内の取り組みの2点です。作成にあたり、各部署に記述内容の聞き取り・デザイナーに装飾作成依頼をしました。

結果、前年度比20%増のメディア露出件数を達成することが出来ました。この経験から、自分の役割・情熱を最大限に活かすだけでなく、関係者の想いを汲み取って共に挑戦することを学びました。 (2021年卒 早稲田大学 大日本印刷 総合職 内定)

大日本印刷は、「未来のあたりまえ」につながる価値創造の姿勢を大切にする企業です。この学生は、自分なりに考え「PRできるものが無い状況でもPRを止めない方法」を確立し、今後の「当たり前」を作り出しています。

周囲へ働きかけるという行動から、仕事に対する熱量の高さも感じられるため、「当たり前」を創造すべく主体的に動くことが期待できるでしょう。

例文③

内定者の回答

様々な経験に私は力を入れてきた人間ですが、最も力を入れたのはファイナンスの長期インターンの経験です。15人の学生インターンを束ねるリーダーとして、資金調達案件の案件成功率の向上に努めました。

課題として、各学生の問題意識を共有できていないこと、そもそもインターンに対するモチベーションが低いことが考えられたので、案件後に学生を集めて反省会を主催したり、スムーズな業務が行えるようにプロトタイプの作成を行いました。

これにより、主体的に成果にこだわるような環境を生み出すことができ、案件成功率を10%向上することができました。 (2024年卒 伊藤忠商事 総合職 内定)

この学生ならではの点は、ほかのインターン生の意識から変革できているところ。伊藤忠商事は、社員同士のつながりや仲間意識を大切にする企業です。この学生のように、個人の問題を全体の課題ととらえ変えていける姿勢は、面接官に伊藤忠商事で働く姿を想像してもらいやすいでしょう。

その結果、成果を出せる環境を作り出せたことからも、物事の本質を突き詰める力が読み取れます。

ゼミ

ゼミでは、仲間と一緒に何かを作り上げたり、個人でテーマを突き詰めたりと、さまざまな経験ができます。

そのなかで、皆で学びを深めるべく環境を整えたことや、学び続ける姿勢をどのように仕事に結び付けるかが肝になるため、内定者の回答からその方法を学んでみましょう

例文①

内定者の回答

現在所属しているマーケティングのゼミで、ゼミ長を務めております。私のゼミでは、1グループ3人から4人程度の少人数で、研究を進めているのですが、コロナ禍で対面でのコミュニケーションが難しい中、いち早くzoomを用いたミーティングを取り入れ、例年と同じ質の交流を図りました。

結果として、他校とのディベート大会では優勝することができ、ゼミ長として果たすべき役割を全うできたと感じています。

また、学校の成績に関しても手を抜くことなく、成績優秀者に授与される奨学金を目標に力を注いでいました。大学2年時には成績上位2パーセントに入ることができ、目標としていた奨学金を獲得することができました。

学業面においても自分の持てる最大限の力を発揮してきたと考えております。 (2022年卒 関西学院大学 ニトリ 総合職 内定)

Zoomの導入で交流の質を担保し、ディベート大会で成果を出した点から、困難な状況下でもチームを成功に導ける高いリーダーシップが感じられます。

現代は、リモートワークを取り入れる企業も多いです。そのような時代において、オンラインを介した組織を統括する能力は、今後ますます重宝されると予測できます。

例文②

内定者の回答

そのような経験は、ゼミ長としての活動だ。というのも、私のゼミではゼミ生の熱量に差があった。議論中に話す人は半分程度で、複数回話すのは毎回同じ3人であった。私はゼミ生全員に学びを得て欲しかったため、次の2つを行った。

1.発言しづらかった環境の改善 2.熱量を上げるための環境整備

1に関しては、まず各ゼミ生にゼミの不満を聞いた。その結果、忙しい人はゼミ前の共有知識が足りず、下級生は上級生に対して発言する自信がないために、議論中に発言しづらいことが分かった。そこで、ゼミの制度を変更し、忙しい人も自信がない下級生も発言しやすい環境にした。

2に関しては、1人1人にゼミの具体的な目標を決めてもらった。また、ゼミ長のやる気が周囲に伝わると考え、私自身が人一倍ゼミに熱量を向けた。

これらにより、後期のゼミでは毎回全員が最低1回は発言するようになり、複数回話す人も10人程度に増えた。 (2021年卒 京都大学 味の素 Sales/Businessコース 内定)

この学生は、ゼミ生内の心理的な課題にきちんと向き合い、分析し、2つの軸でアプローチができています。さらに、周囲の環境を変えるのみならず、学生自身の意識を改革できている点も評価ポイントです。

周りを巻き込んで行動するには、まずは発起人であるあなたが意欲を見せなければなりません。この行動は、自分が掲げた課題に対して責任感を持って臨めることの表れとなるでしょう。

例文③

内定者の回答

私は〇〇演習というゼミで□□市フットサルチームと協働し、姉妹都市である✕✕県△△町とのオンライン姉妹都市交流イベントの企画運営をしました。

姉妹都市関係は軽薄であり、また行政も交流活動に手を回せていない状況であったため、本イベントは地域の事業者・団体協力の元で継続的関係性構築のきっかけを作る目的がありました。結果40名以上(売上35万円ほど)の方々に参加頂きました。

また、□□市より活動を評価頂き、市役所にて事後報告プレゼンテーションを行いました。このイベントで私は副リーダーとして調整を行い、各部門の仕事を行いつつ、全体の仕事の進捗管理、また、業者様との価格・日程交渉を行いました。

私は、イベント協力業者様との関係性構築にも力を入れており、業務に関係のない話も織り交ぜ、人として好かれることに尽力しました。また、当イベントには△△町の町長は参加予定でしたが、□□市の市議会議員の参加予定はなく、その点に疑問を抱き協働者に働きかけ市議会議員の参加をこぎ着けました。

この経験で私はチーム内調整がいかに困難で大切か、課題に対し自己解決が難しい場合は働きかけていくことの重要性を学びました。 (2024年卒 中央大学 ファーストリテイリング グローバルリーダー候補 内定)

この学生は、ゼミの仲間から市議会議員まで、幅広い相手を対象に行動を起こせています。ファーストリテイリングのグローバルリーダー候補は、店長としてメンバーをまとめるだけでなく、海外の人とも連携を取らねばなりません。

周囲への積極的な働きかけによりイベントを成功に導けていることから、入社後にリーダーのポジションについた後も周りを頼りながら確実に成果を出してくれそうです。

研究

研究は、自ら立てた問いに対し、独自の視点から論理的な解を導き出す「あなたなりの探究心」が活きる活動です

志望する職種によっては、学生時代の研究内容を見られることもあるため、いかに熱意を持って研究に取り組んだかをアピールしつつ、即戦力になれることも織り交ぜられると良いでしょう。

例文①

内定者の回答

私は学生時代、研究室での研究に特に力を入れていました。研究内容については省略します。

この研究に力を入れたきっかけは、4年生の時の学会で自分以外の同期が賞を受賞して悔しい思いをしたことです。その悔しさをばねに研究に打ち込むようになりました。私は研究室での研究の最終目標を、開発した物質の市販化と定めており、それに向けて物質の作製、測定、学会発表、論文の執筆などをおこなっています。

特に物質を作製する過程では苦労が多く、研究室の先輩方や先生方と相談したりアドバイスを頂いたりしながら日々試行錯誤で実験を行っています。研究室での研究から、目標に向けて努力していく姿勢や論理的思考力を得ることが出来たと感じています。 (2021年卒 東北大学大学院 味の素 技術系 内定)

「悔しさをばねに研究に打ち込んだ」というエピソードから、高い熱量を持って研究と向き合っていることがわかります。

苦労しながらも周りに意見を仰ぎながら前に進む姿勢から、就職後も粘り強く課題に向き合ってくれることが期待できるでしょう。

例文②

内定者の回答

研究活動で、新規化合物の合成に挑戦したことです。

誰も作ったことがないものだったので、自分でやり通したいという、私の負けず嫌いな性格が出てしまい、当初の計画よりも大幅に遅れてしまうという失敗経験がありました。

そこで学んだことは、物事に熱中しすぎて、進捗が悪くなるという弱みをカバーするために、全体の計画をあらかじめ立て、計画通り進んでいれば、自分で試行錯誤して進め、計画よりも遅くなってしまったときは周りに頼ることを学びました。 (2025年卒 TOPPANホールディングス 技術系 内定)

この学生は、自分の弱みを理解しながらも、それをカバーしながら真摯に研究に向き合っている姿勢が伝わります。

実際に働く際も、弱みが出てきてしまう点があるかもしれません。しかし、この経験を語ることで、弱みをも乗り越えて仕事に臨んでくれそうです。

例文③

内定者の回答

私は研究活動に力を入れました。

私は学部時代に機械工学を専攻していたにも関わらず、生物を研究対象とする研究室に志願しました。しかし配属当初は研究を円滑に進めることができず、研究室内としても例年、学会受賞者がいませんでした。

そこで私は議論不足による視野の狭さが課題であると考え、2つのことを行いました。1つ目は討論会の企画です。討論会では論文を読み進めながら7人の同期と教員で活発な議論を交わすことで生体内での力学の考え方について学びました。

そこでは同期の多様な意見に刺激を受け、自身の成長を実感しました。ここから私は研究室内の報告会で議論を促す質問を投げかけることで意見交換を活発化させることに取り組みました。

2つ目は異文化の視点を受け入れることです。先進的な技術を学ぶために米国の研究生に対話を依頼しました。そこでは最先端の技術だけでなく異文化における研究に対する姿勢などを学び、同期に共有を行いました。

以上の結果、研究室全体で研究を進める上で必要な土台を築いた上で新たな視点を得ることができ、その後参加した学会では私を含め2名が受賞することができました。 (2023年卒 大阪大学大学院 アクセンチュア デジタルコンサルタント職 内定)

アクセンチュアのデジタルコンサルタント職では、この学生が研究した内容が仕事に直結することは少ないかもしれません。しかし、このガクチカからは、専門外の分野に対しても興味を抱き、積極的に情報を集めようとしている姿勢が伝わります。

「やりたい」と熱量高く臨んだことに対して、学生なりの考えを駆使して向き合い、結果を出してくれることが期待できるでしょう。

留学

留学は、環境や考えのまったく異なる場所へ足を踏み入れる機会です。困難な状況で何を頑張ったか、経験から得た多様な考えをどう「学び」ととらえるかが重要になってくるでしょう

内定者がどのようなアプローチをしているのか、回答例を3つ紹介します。

例文①

内定者の回答

私が学生時代に力を入れたことは、語学留学において環境改善に注力したことです。

私の通っていた語学学校ではある頃から、同じ国籍同士で集まっている人や一人で過ごしている人を見かける機会が増えるようになりました。私はこれは彼らが英語を話すことに対する不安からこの状況に陥っているのだと思い、彼らに英語を使った交流の機会を増やしてあげるべきだと考えました。

そこで現地でできた友達に協力してもらい、彼らに対して交流会を積極的に何度も開きました。勧誘の際には自身の経験から、一度の交流会に対して人数を10名ほどの少人数に絞るように工夫しました。

結果としては、少人数であることから萎縮することなく、各回で参加者全員が交流しあえる環境を作り出すことができ、以前、語学学校で見られたグループ同士で固まる、孤立者がいるという状況を解消することができました。 (2024年卒 東京工業大学大学院 クボタ 技術系 内定)

「留学先」という普段とは環境が異なる場面でも、周りの状況を汲み取り、目を向けられる視野の広さを感じられる回答です。学生自身の経験を活かし、最適な行動を取れている点も、評価の対象となるでしょう。

結果、課題解決につなげられているため、いかなる状況でも、その課題を解決すべく周囲を巻き込んで行動できることの表れにもなっています。

例文②

内定者の回答

大学生活で最も打ち込んだことは留学です。

当時の所属学科では長期留学の前例がなく、留学に興味のある学生もほとんどいませんでした。そのため、最初は留学について相談する相手もおらず、経済的負担が大きいことや卒業が遅れるのではないかという不安で諦めかけた時もありました。それでも、様々な情報を収集しながら議論を進め、学部3年次に所属学科最初の交換留学を実現させることができました。

現地では、専門の機械工学を学び、専門的な知識はもちろん、英語でのディスカッション能力やプレゼン力も身につきました。また、留学先のニューファンドランド(カナダ)の独特な文化を体験することができたほか、様々な国・地域の人々との文化交流を図ることができました。 (2021年卒 中央大学大学院 ソニーグループ 技術系総合職 内定)

前例のない状態から、さまざまな困難を乗り越えて思いを実現しているため、留学に対する強い意志が感じられます。

また、「留学ができた」ことをゴールにせず、留学先でもさまざまな経験や学びを得ている姿勢から、目先の結果に満足せず、高みを目指せる人材だということもわかるでしょう。

例文③

内定者の回答

学生時代にいちばん力を入れたことは、〇〇への交換留学です。「国籍に関わらず誰とでも対等に関係を築ける人材になりたい」という想いから長期留学を志望し、学内選考を突破して10カ月間〇〇の〇〇大学で現地の学生と一緒に学びを深めました。

学内の選考において高い学業成績や語学力が求められ、自分なりに目標を立てサークル活動との両立を目指しました。また、限られた期間で最大限に成長するため、少人数の授業展開を推進して世界中から学生が集まる〇〇の大学を留学先に選びました。

留学中はグループワークやディスカッションなどに苦しみましたが、自分なりに試行錯誤を重ねることで、学期の終わりごろには大きく成長することができました。 (2022年卒 上智大学 東京海上日動火災保険 エリア総合職 内定)

この学生の良い点は、きちんと目的を持って留学に挑めている点です。さらに、この目標をぶらさないように留学に打ち込んでいたことも伝わってきます。

入社後も高い目標を持って仕事に臨み、達成に向けて努力を怠らない姿や、経験から成長していく姿が想像できるでしょう。

資格取得

資格取得には、「一定以上の点数」という決められたノルマを達成する必要があります。そこに向かってどのような取り組みをしたのか、取り組みから何を学んだのかを伝えることが、ほかの学生と差を付けるポイントです

どのように資格取得に向けて行動を起こし、学びを得たのか、内定者の実回答を確認してみましょう。

例文①

内定者の回答

2年間でTOEICの点数を420点から920点に伸ばしたことだ。

大学入学当初に受験したTOEICでは420点を取り、グローバル化が進む中で英語力に難があるのは不利になると考え、900点取得を目標に英語学習に注力することを決めた。

リスニング力に課題があったため毎日4時間の自習に加え、ネイティブの教授に週2回30分の英会話の時間を設けていただいた。英語力の向上と多様な価値観の形成を目的に2年次秋には5か月間アメリカに留学をし、何事もまずはやってみるという精神のもと生活をした。

結果として帰国後の試験では920点を取得し、目標を達成した。

この経験で培われた「努力を継続する勤勉性」を活かし、日々の業務を丁寧に行い信頼関係を築いていきたい。 (2025年卒 立教大学 良品計画 総合職(全国転勤) 内定)

この学生は「900点」という当初のスコアの2倍以上である高い目標を掲げ、実現に向けて努力をしていたことが伝わります。自習や英会話、留学など、スコア向上に向けてさまざまなアプローチができている点もこの学生ならではです。

今後の展望として挙げている「信頼関係を築きたい」という意思も、継続的な努力により目標以上のスコアを出せている点から、確実に実現してくれそうだと想像できます。

例文②

内定者の回答

わたくしが学生時代に力を入れたことは、幅広い知識を身につけることです。

大学で臨床栄養学の勉強を重ねていくうち、薬の知識も身につけたいと思い、医薬品登録販売者の勉強を始めました。

しかし、大学の期末テストと登録販売者の受験期間がかぶってしまい、勉強が思うように進みませんでした。そこで、日中は大学の勉強をして、就寝前の20分間は登録販売者の勉強を行い、効率よく覚えられるように工夫しました。

その結果、医薬品登録販売者試験は合格して、期末テストも良い点数を取ることができました。そして、薬と栄養の関わりをより深く学ぶことができました。

この経験を御社の販売現場で活かしていきたいと思います。 (2022年卒 東北生活文化大学 クスリのアオキ 総合職 内定)

試験勉強の際に陥りがちな「勉強時間の確保ができない」という問題に対し、学生なりに考え、限りある時間を有効活用できていることが伝わります。

医薬品登録販売者の試験も、期末テストも良い結果が出せているため、高い目標達成能力も持ち合わせていると言えるでしょう。内定企業に通じる資格を取得している点からも、企業に対する熱意を感じられる回答です。

例文③

内定者の回答

フランス語に力を入れました。

フランス語を現地で学びたいという思いを抱き、実際に大学三年生の時に一年間留学しました。私は目標を持って努力をすることで成果を出すことができるため語学検定の合格を目標として定め、積極的に講義に参加をして疑問点を納得がいくまで質問をすることで知識を深めていきました。

特にスピーキングを苦手としていたのですが、ホストファミリーや友人との会話の練習やスピーキング力の向上に注力している市民学校に通うことで苦手克服に努めました。市民学校では、同じ課題を持った生徒に放課後のスピーチ練習を提案してクラス全体の学習意欲を高めました。

そのことが自分のモチベーション維持にも繋がり、目標を達成することができました。 (2020年卒 上智大学 明治安田生命保険 総合職 内定)

まさしく「目標を持ち努力し、成果を出せる」という強みがよく表れたガクチカになっています。その裏付けとして、実際にフランスの人と会話をしたり、学校に通ったりという行動を示していることから、努力の様子が伝わってきます。

趣味

趣味は、学生自らが限られた時間を割き、熱意を持っておこなってきた活動です。そのため、物事に意欲的に取り組めるという姿勢や、自発的に行動を起こせる姿勢をアピールできます

趣味を「楽しい」で終わらせず、どのようにガクチカとして仕上げたのか、内定者の回答を見てみましょう。

例文①

内定者の回答

フルマラソンを通して大きな挑戦に対し、小さな事からこつこつ努力することで達成する打開力を身につけました。

朝方4時起床のアルバイトをしており、働くとは体力がいることを身に染みて感じた為、日々の積み重ねが大切なフルマラソンに挑戦しました。

トレーニング開始当初は、すぐに足が痛くなり、長距離を走ることが難しく完走できるとは想像もできませんでした。しかしながら、日々の練習で、特に足元と体幹の筋トレをしていく内に、少しずつ距離を伸ばしていくことができました。

走る為にタンパク質や糖分を多く取るように生活習慣を変えたり、早朝にランニングをするようになったことで毎日の生活が更に快適になったと実感しました。42.195kmという長い距離でしたが、日々の努力の成果もあり完走することができました。

今後も、大きな挑戦を恐れず、日々自分自身が変化していけば、何事も達成することができると自信になりました。 (2020年卒 国際基督教大学 ニトリ 総合職 内定)

日常生活から問題を見出し、「フルマラソン完走」という明確な目標を設定できていることから、成長意欲の高さを感じられる回答です。目標達成のために地道な努力を続けていることからも、忍耐力や継続力を読み取れます。

この学びを今後の自信にできているため、大きな挑戦にもいとわず取り組んでくれそうです。

例文②

内定者の回答

私は大学に入学してから、得意でないことを1つ継続的に行いたいと考え、日々ランニングに取り組みました。

そこで、「フルマラソンで完走する」という大きな目標と、「1週間に3日以上、5kmは走る」という小さな目標を立て、目標を達成するために4人の友人と走った距離を競い合うなどの工夫をして継続のために努力しました。

フルマラソン当日、何度も諦めそうになりながらも友人とお互いを鼓舞しあいながら諦めることなく走り続けた結果、完走することができました。何事にも目標を立て諦めずに努力をすれば必ず結果を出すことができるのだということを学びました。

私はこの経験を生かして、どのようなことに対しても失敗を恐れずチャレンジをする姿勢を大切にして、積水ハウスのIT業務部でお客様の夢の実現を目指すサポートができる環境づくりをしていきたいと考えております。 (2022年卒 同志社大学 積水ハウス 技術職(総合職) 内定)

自己成長の意欲を行動に移し、目標達成のために計画性を持って臨めていることが伝わる回答です。「フルマラソン完走」という大きな目標達成のために、小さな目標を立ててコツコツと努力できることも読み取れます。

「IT業務部で顧客のサポートをしたい」という、具体的な展望があることからも、この経験を実務に活かし、目標に対して小さな努力を怠らないことの表れとなるでしょう。

例文③

内定者の回答

大学1年生の夏にweb小説の執筆に挑戦したことです。

当初は中々反応を頂けませんでした。ランキング上位作品と自身の作品を比較し、発想力不足・魅力的な言語化が出来ていないことの2つが現状の課題であると判断し「日常メモ」に注力しました。

通学や通勤、遊びに出かける際にはメモを携帯し、生活内にある空模様や風の音などに適切な表現・言語を書き起こすようにしました。

得た知識から7万字程度の小説を新たに3本ほど執筆し、結果3作品合計120人の方から評価や「一日の楽しみになっています」といった感想をいただくことが出来ました。 (2024年卒 イオンリテール 総合職 内定)

たとえ趣味の範疇であっても、「小説の反応をもらうにはどうすべきか」という課題に対する分析がしっかりおこなえており、分析にもとづいた打ち手も実行できています。

そこから膨大な文字数の小説を書き上げ、結果につなげられていることがわかるため、悔しさや向上心を胸に、ひたむきに努力を継続できる人材であることもわかるでしょう。

ボランティア

ボランティアは、金銭的な報酬がない分、あなたの純粋な動機にもとづいて取り組んでいる活動とも言えます。そのため、あなたの人間性や価値観を「ガクチカ」としてよりストレートに伝えやすくなるでしょう

重要なのは、活動を通じて何を感じ、どのようなやりがいを得たのかを言語化し、それをガクチカとしてどう表現するかです。面接官に「この人が入社後にどのように仕事に向き合うのか」を具体的に想像させられるかどうかが評価を左右します。それでは、内定者の回答を見ていきましょう。

例文①

内定者の回答

学内で行っている学生ボランティア活動です。これは学内の車椅子学生さんの移動介助及びヘルプマークの啓発活動を行うものです。ヘルプマークというのは見た目からは分からないが、難病や妊娠初期の方や内部障害のある方々が身に付けることの出来るマークです。

このマークの認知度をアンケート調査で調べたところ、ほとんど誰も認知していないことが分かりました。今まではサイトの文章をそのままコピーしたようなものでした。そこで、3キャンパスに実際に訪問し、各キャンパスの特徴に合わせたポスターを作成し、接触率の高い場所へ掲示し、半年間PDCAで回した結果、認知度が7割にまで増え、目標としていた講演会を実施する目処が立ちました。 (2020年卒 甲南大学 ニトリ 総合職 内定)

単純にヘルプマークの啓発をおこなおうとするのではなく、現在の認知度を調査したうえで適切なアプローチができていることが伝わります。また、「キャンパスの特徴に合わせたポスターを作成する」「接触率の高い場所へ掲示する」というアプローチ方法も戦略的です。

入社後も、「いきなり行動」ではなく、まずは冷静な視点を持って現状を分析し、戦略立てて課題解決ができることの表れと言えるでしょう。

例文②

内定者の回答

私が学生時代特に力を入れたことは、日本への留学生をサポートするボランティアでの活動です。具体的には、チームリーダーとして日本人メンバーの意識改革に努めたことで、サポートに対する満足度を45%から95%まで向上させました。

まず、私が参加していたボランティア活動では、主に留学生の学習・生活面のサポートをしていました。ですが、活動開始1ヶ月後に、留学生に向けて行なったアンケートでは、サポートに対する満足度が45%という結果でした。

このことから、現状のサポートがうまくいっていないことがわかり、チームリーダーとして状況を改善していくことを決意しました。

結果、半年後のボランティア終了後に行ったアンケートではサポート満足度を95%まで引き上げることができました。 (2025年卒 ソニーグループ 事務系コース:セールス&マーケティング 内定)

自分の取り組みに対して納得いかない結果が出てしまった場合、目を背けたくなるもの。しかし、この学生は「サポートに対する満足度が45%」という決して高いとは言えない結果にも真摯に向き合えていることがわかります。

状況改善に励んだ結果、満足度の大幅な引き上げに成功しているため、現状に向き合い、解決のために責任感を持って課題に取り組めることが伝わるでしょう。

例文③

内定者の回答

私が学生時代に力を入れたことはボランティアです。特に、新企画の実行においてリーダーシップを発揮することに注力しました。

地域のイベントで、学生団体の一員としてボランティアチームを率い、新たな取り組みを立ち上げました。メンバーがそれぞれの強みを活かし、協力しながら計画の立案から実行、評価までをリードしました。

その結果、地域コミュニティに新たな価値を提供し、参加者から高い評価を得ることができました。この経験を通じて、リーダーシップスキルやチームマネジメント能力が向上しました。

社会で活躍するためには、リーダーシップ力が不可欠だと実感しており、今後もさらなる成長を目指しています。 (2025年卒 NTTドコモ エンジニア職 内定)

この学生は、「皆を牽引する」というような一般的なリーダーシップではなく「メンバー個人が活躍できる場を作る」という視点でリーダーシップが発揮できています。ここから、学生自身も言及しているようにマネジメント能力の高さも伝わってくるでしょう。

メンバーの強みを活かしながら、リーダーとして組織を支えられる能力は、仕事を円滑に進めるうえで非常に重要です。入社後もリーダーのようなポジションとして重宝されることでしょう。

3ステップでガクチカを見つける方法

3ステップでガクチカを見つける方法

ここまで例文を紹介してきましたが、「そもそもガクチカが見つからない」という人向けに、ガクチカを見つける方法を3ステップで解説します。

過去の経験を掘り起こし、自問自答していけば必ずガクチカが見つかるはず。あなたなりのガクチカを伝えるべく、ここでしっかりと「ガクチカだ」と言えるものを明確にしましょう。

なお、以下の記事では「ガクチカ」の作り方について詳しく解説しています。効果的に伝えるコツや、思い浮かばないときの対処法も紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。

「学生時代に力を入れたこと」の作り方|内定者の回答例25選付き

①過去の経験で印象に残っているものを10~20個書き出す

まずはあなたの経験を棚卸しすることが大切です。これまでの人生のなかで特に印象的な経験を10〜20個ほど書き出してみましょう。

ここで書く経験は、必ずしもポジティブなものでなくてかまいません。つらかったことや乗り越えられなかった出来事にも「頑張った経験」は潜んでいるはず。大切なのはそこから「何を学んだか」です。

とにかく「印象に残っている」という観点で、下記の例を参考にざっくばらんに経験を書き出してみてください。

  • 大学2年のときに居酒屋のアルバイトで他店舗の3倍の売上をたたき出した
  • 高校の吹奏楽部で部長として部を牽引し、全国大会出場に導いた
  • 現在おこなっているインターンで目標に到達できなかった
  • ゼミでなかなか研究テーマが定まらなかった

②書き出した経験に対し質問を問いかける

次に、書き出した経験に対して下記の4つの質問を問いかけてみてください。ここでの問いかけは、次で解説する「ガクチカの伝え方」の核となります

  • なぜその行動をしたか
  • なぜ「力を入れて取り組みたいと感じたか」
  • どのような点に一番力を入れたか
  • 結果、何が得られたか

もしここで、「この経験は力を入れたとは言えない」「何も得るものがなかった」という経験が出てきた場合は、ガクチカとして語るには不十分な証拠です。この4つの質問に自信を持って答えられた経験をガクチカとして展開していくと良いでしょう。

③企業の求める人物像と一致するかを確認する

ガクチカにしたい経験がある程度決まったら、その経験で発揮された力や学んだことが、志望企業の求める人物像と一致するかを確かめましょう。

企業の求める人物像を把握するには、採用ホームページで企業理念や社長のメッセージなどを見てみるのがおすすめです。あなたの能力や学びと企業の求める人物像を照らし合わせ、共通する部分や接点を見つけ出していきましょう。

たとえば、あなたが「アルバイトでチームの課題解決に貢献した経験」をガクチカにする場 合、下記のように経験と企業の求める人物像を結び付けられます。

【ガクチカの経験】
アルバイトでチームの課題解決に貢献した経験

【発揮された力】
問題発見能力、協調性

【志望企業の求める人物像】
自ら課題を見つけ出せる人材・周囲と連携できる人材

➡「ガクチカにより発揮された力」と「志望企業の求める人物像」が一致していると言える!

このように、あなたの入社後の活躍を面接官に期待させるためにも、ガクチカと企業の求める人物像を一致させることが必須となります。

4ステップでできる! ガクチカの伝え方

4ステップでできるガクチカの伝え方

ガクチカの見つけ方を押さえることができたら、いよいよ実際にガクチカを伝える段階です。ここでは、下記のTOPPANホールディングスに内定した学生のガクチカを例に挙げながら、伝え方を解説します。

内定者の回答

新入生へのオリエンテーションの企画を仲間と協力して遂行しました。

私は新入生に向けて開催するクラブ・サークル合同説明会や入学式のビラ配り企画、いわばリクルートやマイナビの学生版みたいな活動をする団体に所属しており、新生活を支える活動を行う団体に所属していました。

私がこの団体に入会してすぐに在籍していた先輩方が一斉に卒業し、人間関係のトラブルが生じたため全ての企画を断念せざるを得ない状況に陥りました。

しかし、困難な状況でも何かできると考えたため、積極的に企画責任者を引き受け、作業の進捗が遅い人を補佐し、必要に応じて他機関の役職者やOBOGから企画運営の協力を仰ぎました。

その結果企画が無事に終了し、慰労会にて副学長から直々にお礼の言葉をもらいました。

この経験から事前の準備の大切さと相手には相手の論理があり、その論理をくみ取ってから先回りをして行動し、自らの体験を交えて相手を説得することで円滑に人や物を動かすことができると学びました。 (2024年卒 TOPPANホールディングス 技術系 内定)

面接官がガクチカから知りたいのは、「どのように課題に向き合ったのか」や「ガクチカからどのようなことを学んだのか」。この点を頭に入れながら、あなたなりの経験を思う存分伝えられるようにしてください。

①ガクチカは何かを端的に伝える

まず初めに「私が学生時代頑張ったことは〇〇です」と端的に伝えましょう。そうすることで、その後の話の内容が面接官の頭に入ってきやすくなります。

内定者は、下記のように伝えていました。

新入生へのオリエンテーションの企画を仲間と協力して遂行しました。

注目すべきは、「頑張ったことはオリエンテーションの企画」という事実のみで終わっていない点です。「仲間と協力しておこなった」という点まで記されていることにより、「企画した」という事実のみならず、周囲と手を取り合いながら物事に取り組めることのアピールにもつながります。

②背景にある課題や目標を伝える

次に、ガクチカの背景にある課題や目標を伝え、なぜ「そのことに力を入れる必要があったのか」を明らかにしましょう。ここが詳細に示されていると、あなたが高い志を持って課題に取り組んでいることや、目標へのコミットメント力が伝わりやすくなります。

内定者は下記のように詳細に課題や状況を伝えていました。

私は新入生に向けて開催するクラブ・サークル合同説明会や入学式のビラ配り企画、いわばリクルートやマイナビの学生版みたいな活動をする団体に所属しており、新生活を支える活動を行う団体に所属していました。

私がこの団体に入会してすぐに在籍していた先輩方が一斉に卒業し、人間関係のトラブルが生じたため全ての企画を断念せざるを得ない状況に陥りました。

所属団体の様子が明らかになっていることで、この学生が陥った状況がわかりやすくなっています

③課題解決のために起こした行動を伝える

ここの部分は、面接官が最も知りたいことのひとつです。②で示した課題に対し、どのような行動をしたのかを詳しく提示しましょう。

課題解決のための行動を詳しく伝えることで、思考力や主体性の裏付けになります。また、同じような課題があっても、向き合い方は人により異なるものです。ここであなたなりの取り組みを提示することで、ほかの学生との差別化にもなるでしょう。

内定者は「企画を断念せざるを得ない状況」に対し、どのように対処したのでしょうか。

しかし、困難な状況でも何かできると考えたため、積極的に企画責任者を引き受け、作業の進捗が遅い人を補佐し、必要に応じて他機関の役職者やOBOGから企画運営の協力を仰ぎました。

これまで組織を円滑に回してくれていた先輩たちの役割を、この学生自身が担おうとしている様子が伝わります。また、一人で抱え込むのではなく、必要に応じて周囲を頼れている点から「皆で仕事を進める姿勢」が読み取れるでしょう。

④結果と経験から得た学びを伝える

最後に、この経験からどのような結果を得たのか、そこから何を学んだかを伝えましょう。この部分は、「志望企業で今後何を大切にしながら活躍できるか」という意思の裏付けにもなります。そのため、志望企業の求める人物像や活躍している人材に紐付けて話せると良いでしょう

その結果企画が無事に終了し、慰労会にて副学長から直々にお礼の言葉をもらいました。

この経験から事前の準備の大切さと相手には相手の論理があり、その論理をくみ取ってから先回りをして行動し、自らの体験を交えて相手を説得することで円滑に人や物を動かすことができると学びました。

内定者が学んだことで大きかったのは、「他者とのかかわり方」でしょう。相手の考えを受け入れたうえで、自分の考えもきちんと伝えるというのは、他者と仕事を進めていくうえで基本になります。

入社後もさまざまな人の話を聞いたうえで自分の意見を持って、他者と協業していく姿勢が想像できるでしょう。

ガクチカでほかの人と差を付ける方法|内定者のガクチカから紐解く

ガクチカは、多くの面接で聞かれる頻出質問のひとつです。そのぶん、ほかの学生と似たような経験になりがち。そうなってしまうと、あなたのガクチカは面接官の心に残らず、選考通過は難しくなってしまいます。

ここでは、内定者のガクチカから分析してわかった、ガクチカでほかの学生と差を付ける方法について解説します。解説する内容を参考に、あなたならではのガクチカに仕上げましょう。

課題について詳細に分析できた経験を伝える

多くの学生は、「〇〇を頑張った」という事実のみでアプローチを終了しがちです。しかし、これではあなたの思考力が十分に伝わりません

また、課題に対して詳細に分析できていることで、「入社後も課題に対してきちんと向き合い、分析をしたうえで解決に向かえる」というアピールになります。

だからこそ、課題に対して「なぜその課題が起きたのか」「自分にはどのような原因があったか」「周囲にはどのような原因があったか」を細かく分析してみてください。

実際にこの内定者は、下記のように課題を分析できています。

内定者の回答

〇〇部のマネージャーとして部員のモチベーション向上に貢献したことです。

コロナ禍で活動が制限され、部員のモチベーションが下がっていることが課題としてありました。この原因として、オンライン上での活動が形式化してしまっていることと、自分たちの活動の場を見せる機会がなくなったことだと考え、2つの施策を講じました。 ~ (2025年卒 NTTデータ WILLコース(WF確約型)・ソリューションエンジニア 内定)

まず、周囲の状況として「新型コロナウイルス感染症の最中であったこと」それにより「部員のモチベーションが低下していること」を導き出してから、部員のモチベーション低下の要因を探っています。

この後に2つの施策を講じていることから、課題をきちんと分析することで、明確な打ち手にもつなげられたことがわかるでしょう。

周囲を巻き込んだ経験を伝える

仕事は、同じ部署の人のみならず他部署の人、ほかの企業の人など、さまざまな人とかかわるものです。そのなかで、価値観や立場が異なる人を動かさねばならない場面がたくさんあります

そのため、学生のうちから周囲を巻き込んで何かを成し遂げた経験は、「入社後も他者を巻き込み、物事を成功に導ける」ことの表れになるのです。

内定者のなかには実際に、多くの人を巻き込んだ機会を話している人がいました。

内定者の回答

大学2年時に、所属していた大学祭実行委員会において野外音楽フェスの企画責任者を務めて、5人のチームを率いて総勢40人ほどの委員会のメンバーを巻き込みながら、長年続いていた企画を改革して多くの課題を解決し、過去最多の観客動員数と前年比160%の増収を達成したことです。

観客としてこの企画を俯瞰したときに、内容のマンネリ化や時間帯による観客数の差が大きいことを課題と感じ、自ら立候補して責任者に就任し改革案を練りました。併せて委員会上層部からの増収要請にも応えるために旧来の制度を見直すなど、前例に囚われず最善策をとることを意識していました。

最終的には目標を上回る成果を上げることができ、立場の異なる人々とのコミュニケーションスキルや合意形成の手法を体得する貴重な機会となりました。 (2021年卒 京都大学大学院 ニトリ 総合職 内定)

40名という多くのメンバーを率いながらも、前年比でプラス60%もの収益を達成するという高い結果を出しています。

これだけ多くの人を巻き込みながら課題に対して改革案を練り、成果を上げられていることから、仕事の場面になってもリーダーシップを取りながら確実に結果を出してくれることが期待できるでしょう。

実績が数値で表れた経験を伝える

「一生懸命頑張りました」「売上が大幅に上がりました」。こう話しても、正直面接官は「それがどれほど素晴らしい成果なのか」がピンと来ません。

「売上を前年比でプラス50%にしました」というように、数値という共通のものさしで表すことで、誰が見てもあなたの成果がわかりやすくなるのです。

とはいえ、「仕事の場面でない限り数値で結果を示すのは難しい」と感じる人もいるでしょう。内定者がどのように実績を数値で表したのかを確認してみましょう。

内定者の回答

私は、10チームが出場するリーグで上位入賞を達成するチームを1年で作り上げることを目標に練習改革をしました。

就任当初は個人プレーに頼って点をとるチームであったため、連携ミスから失点し、悔しい思いをしていました。その原因を個の能力強化に特化した練習が常習化していたことだと考えたので、連携プレー重視の練習へ大幅に体制を変更しました。

しかし、変更当初は部員間の意思疎通が不十分でかみ合わない場面が多々見られました。そこで練習30分・話し合い5分のサイクルを導入し、話し合いで課題の抽出と改善策の議論を行い、すぐに次の練習で修正するスタイルを築きました。

この活発な意見交換により攻守両面で連携力が向上したことで、組織で戦うチームへと変化を遂げました。その結果、5年ぶりとなる6,8位からリーグ3位を達成し、東海リーグ昇格を達成しました。

この経験から、個の強みを集結させて組織全体に活かすことにより、成果を生み出す大切さを学びました。 (2023年卒 トヨタ自動車 総合職 内定)

この学生は、「チームの変化」という一見数値で表しにくいことを、「5年ぶり」「6位・8位からリーグ3位」という数値を用いて表しています。

このように、売上の増加だけでなくとも大きな成果を数値で表すことは可能です。下記の表で表しているような観点で、数値でわかりやすく言えるものがないかを確認してみてください。

数値で表せる指標
継続期間 ・週5日
・3年間
・計500時間
規模 ・部員50名
・スタッフ30名
・10種類の業務
効率化 ・60分かかっていた作業を30分に短縮
・作業時間を1回当たり20分から10分へ、50%短縮
割合・順位 ・顧客満足度を20%向上
・10チーム中3位
行動量 ・年間100冊の文献を読破
・アンケートを150名から回収

組織が良くなるような「仕組み化」をした経験を伝える

「一人が大活躍したとしても、その人が欠けてしまったら組織の力がもとに戻る」。このような状況では、組織の成長は見込めません。

もちろん、戦力として存在してくれるのは組織にとって重要なことですが、それよりも「組織全員がコンスタントに成果を出せる仕組み」を整えてくれる人材は重宝されやすいと言えるでしょう

内定者は以下のように、マニュアルを整備した経験を話していました。

内定者の回答

◯◯でVIPへの案内を担当し、◯◯の金賞受賞を目標に、接客品質向上に努めました。

接客品質も評価に含まれる一方、VIPへの案内方法が統一されておらず、接客品質が安定していない点が課題でありました。そこで私は提案から実行まで自ら中心となり、次の取組を行いました。

1つ目に、関係事業者である◯◯やチームの同僚と協働し、最適なVIP案内方法を模索した。

2つ目に、上記から作成した案内マニュアルを一般客ゲスト担当へも共有し、内容浸透を図りました。その際マニュアル内容に関する反発を受けましたが、一般客担当の声を反映したものへと内容を改良し、また粘り強くその必要性をアピールしたところ、多くの理解を得て安定的な運営を実現できました。

結果、接客品質が高く評価され、◯◯の金賞受賞に寄与する事ができました。 (2024年卒 東京外国語大学 三菱商事 総合職 内定)

作成したマニュアルを共有し、内部へ浸透を図っている点から、自分のみならず「周囲が良くなるような仕組み化」をしたい意図がうかがえます。

また、マニュアルの内容改善や必要性のアピールから安定的な運営につながったという点からも、「仕事にかかわる人たちの環境を整えたい」「円滑に回せるようになりたい」という視野の広さが伝わるでしょう。

なお、以下の記事では、三菱商事の内定を勝ち取るポイントを詳しく解説しています。企業研究から選考対策まで一通り網羅できるため、気になる人はチェックしてみてください。

三菱商事就職ガイド|内定者が実践した選考通過のコツ3選

逆境をチャンスに変えた経験を伝える

仕事の場面では、想定外のトラブルや困難は付き物。このような「ピンチのときにどう振る舞えるか」という場面から、その人の人となりや底力が読み取れるのです。

そのため、あなたの性格や思考を余すことなく伝えたければ、逆境をチャンスに変えた経験を話してみると良いでしょう。「通常時でなく緊急時にも頼れる人材」であることを示せれば、企業にとって不可欠な人材として期待を寄せられるはずです。

実際に内定者はガクチカの深掘りに対し、下記のように「困難だったこと」を語っていました。

内定者の回答

困難だったことは、私1人が接客を工夫するだけでは全体でのサービス向上には繋がらないので、周囲の協力を得て全体のサービス向上に繋げることです。

私のアルバイト先は学生のアルバイトスタッフの割合が大きかったのですが、そのようなスタッフは特に深い動機なく入社し、ただお金を稼ぐために働いている方が多いため、そのような方にも高いモチベーションで接客していただくことを困難に感じました。

そのような方の心を動かすために自分自身が想いを何度も伝えることや、率先して行動すること、そして自ら手を挙げキッチンやホールなど複数の持ち場に挑戦し、それぞれの役割での大変さを理解し寄り添うことで、自然と賛同してくださる方が増えていったように感じます。 (2022年卒 関西学院大学 明治安田生命保険 総合職(地域型) career W 内定)

モチベーションがあまり高くないアルバイト社員のやる気を引き出すことが困難だったと語っています。しかし、ここであきらめるのではなく、この学生自身が積極的に行動を起こすことにより、周りの心を動かすことに成功しています。

このように、困難でもあきらめずにそれをチャンスにとらえ行動できる人材は、「どのような場面でも力を発揮できる」と面接官に感じてもらいやすいでしょう

内定者のガクチカ例文を参考に選考突破に一歩近づこう

この記事では、内定者のガクチカの例文を紹介しながら、ガクチカの見つけ方や伝え方などを紹介しました。

ガクチカは面接の頻出質問のひとつです。しかし、いまいち良いガクチカが浮かばない人もいるでしょう。それには、内定者の実例を見るのが良いガクチカを作る近道になるのです。

ここで紹介している内容を参考に、「評価されるガクチカ」のヒントを得てみてください。そして、作り方や差別化のコツを参考にしながら、あなたなりのガクチカを面接官にしっかりと伝えられるようになりましょう。

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この記事の編集担当者

望月 晨生

新卒で寝具・家具メーカーに入社後、大手ECサイトの販売を担当。寝具や家具にまつわるオウンドメディアの立ち上げに携わる。自分で何かを作り上げることに魅力を感じ、ライター職に転職。現職では就活会議のコラム立ち上げに携わり、ライター・編集ディレクターを担当。

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編集責任者

江副 裕斗

大学卒業後、2018年にパーソルキャリアに入社。中途人材紹介事業において、4,000名以上の求職者と100社以上の企業を支援。2022年に就活会議のグループ会社であるポートに入社。キャリアアドバイザーとして学生の就活支援に従事し、新規事業である就活会議エージェントの立ち上げにも参画。現在は約100名規模となるキャリアアドバイザーグループの責任者を務める

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