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CREATED ON 2026.03.04 | UPDATED ON 2026.04.01

自己PRの強み一覧110選|強みを見つけ方・内定者の例文も紹介!

面接対策
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あなたの強みを簡単に見つけよう 自己PRの強み一覧 内定獲得者のアピール例も紹介

こんにちは、就活会議編集部の小出です。 「自己PRで話す強みがない」「もっと自分の魅力が伝わる強みはないのか」と悩むことはありませんか。私も自分をアピールする強みや表現が思いつかず、適当に選んではアピールにならないことに悩んでいました。最終的にさまざまな強みの表現を調べて、選択肢を広げることで解決しました。 この記事では、同じく「強みがない」「的確な表現が思いつかない」という人向けに一覧表や選び方のコツを解説します。内定者の実回答も紹介するので、ぜひあなたの強みを見つけアピールに役立ててください。

この記事は、就活会議の会員が投稿した体験記にもとづいて作成・編集をしています。就活会議の会員は現役の学生であることを確認しています。

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自己PRで使える強み一覧表(110選)

さっそくですが、ここでは自己PRとしてアピールに使える強みを一覧にして110個紹介します。数が多いため5つに分け、それぞれどのような人におすすめの強みなのかを解説していきます。

一覧表では、厚生労働省が公表している令和5年度能力開発基本調査をもとに「企業が求める能力・スキル」の上位3つに★★★、4・5位に★★を付けています。強みが見つからない人は、一つの指標にしてみてください。

また、一覧表のあとにある「例文20選|内定者が伝えた自己PR回答」では、内定者の実回答集を載せているので、そちらも併せて読み進めてみてください。

性格に関する強み

はじめに紹介するのはその人の性格や人柄に関する強みです。

性格はその人の価値観や行動パターンを包含する要素なので、特定の業務への強み、というよりはどの仕事・どの場面においても発揮できるポテンシャル、という考え方が適切でしょう

アピールの内容によっては企業とのカルチャーマッチ・業務適性の高さ・入社後のポテンシャルを、同時にアピールできる強力な武器になります。

  • 慎重
  • 勤勉
  • 誠実
  • 素直
  • タフ
  • 寛容
  • 真摯
  • 真面目
  • 社交的
  • 献身的
  • 粘り強い
  • 冷静沈着
  • 世話好き
  • 人懐っこい
  • ポジティブ
  • ストイック
  • 負けず嫌い
  • 自己改善力
  • 好奇心旺盛
  • ストレス耐性
  • 向上心がある
  • 自律している
  • ホスピタリティ
  • 何事も諦めない
  • 学習意欲が高い
  • 当事者意識が強い
  • 自己管理能力が高い
  • 何事にも妥協しない
  • フットワークが軽い
  • 気持ちの切り替えが早い

思考に関する強み

ここで挙げている「思考に関する強み」は、行動を起こす前に一度立ち止まって冷静に考えることが得意な人にマッチしやすい表現です

現状の分析や情報収集、それをもとにアイデアを考えるなど、「自分の真価が発揮できるのは頭で何かを考えているとき」だと感じる人は、この一覧表から強みを探してみるのがおすすめです。

  • 内省力
  • 発想力
  • 観察力
  • 計画力
  • 集中力
  • 洞察力
  • 合理的
  • 俯瞰的(ふかんてき)
  • 創造性
  • 多角的視点
  • 課題発見力
  • 課題分析力
  • アイデア力
  • 言語化能力
  • データ分析力
  • インプット力
  • 論理的思考力(ロジカルシンキング)

対人・協調に関する強み

複数人と何かを成し遂げるのが得意・自分のやるべきことを見つけながら活き活きと動ける、という人は、ここで紹介している「対人・協調に関する強み」をアピールするのが良いでしょう

また、何かを実行するときの動機が「自分がしたいから」ではなく、他者のために何かをしたいと利他的に考えることが多い人には、下記の強みがマッチする可能性が高いです。

  • 共感力
  • 調整力
  • 連携力
  • 育成力
  • 交渉力
  • 協調性
  • 柔軟性
  • 発信力
  • 説得力
  • 表現力
  • 伝達力
  • 傾聴力
  • 適応力
  • 指導力(コーチング力)
  • 折衝力(せっしょうりょく)
  • 貢献意欲
  • サポート力
  • 関係構築力
  • 組織推進力
  • 状況把握力
  • 多様性受容力
  • 異文化理解力
  • チームワーク(★★★)
  • 士気向上が得意
  • 気配りができる
  • リーダーシップ(★★)
  • フィードバック力
  • チームビルディング力
  • その場の空気を読む力
  • コミュニケーション能力(★★★)
  • 誰とでもすぐに打ち解けられる

行動・実行に関する強み

ここでは、目標の達成や日々の行動のなかで発揮されやすい強みを挙げています。

これらの強みに関しては、自身の行動を通して学び・実績が得られた経験を思い出し、「あのとき自分の強みが発揮されなければ、この結果は得られなかった」と感じる要素に近いものを選ぶと、エピソードとの紐づけが上手くできるのでおすすめです

  • 完遂力
  • 積極性
  • 忍耐力
  • 継続力
  • 主体性
  • 決断力
  • 実行力
  • 挑戦力
  • 責任感
  • 瞬発力
  • 正確性
  • 回復力(レジリエンス)
  • 目標達成力
  • 臨機応変さ
  • 情報収集力
  • バランス力
  • 問題解決力(★★)
  • 効率化する力
  • 危機管理能力
  • マネジメント力
  • キャッチアップ力
  • マルチタスクが得意
  • モチベーション維持が得意

実践的なスキルとしての強み

性格や行動における強みとは異なりますが、志望している職業で求められるスキル・資格を持っている人は、それをアピールすることも手段の一つです

たとえば外資系のコンサルであれば語学力、システムエンジニアであればプログラミングスキルなどがあらかじめ備わっていると、企業としても採用に前向きになれます。

とはいえ、「英検4級、TOEICは450点です」といった基礎レベルの数値ではアピールするには難しいため、差別化できる数値でない場合や、証明のしにくい内容は避けるほうが無難でしょう。

  • 語学力
  • 文章力
  • 資料作成
  • PCスキル
  • プレゼン能力
  • 職種特有の資格(★★★)
  • マーケティング力
  • スケジュール管理能力
  • プログラミングスキル

自分に合った強みを見つける方法

ここからは前に紹介した強み一覧表をもとに、どのように自分の強みを選んでいくかを解説していきます。

自分との親和性が高い強みや表現を選ぶと、実体験から語るエピソードを選びやすかったり、入社後の活かし方について具体的なアイデアが出てきやすかったりします。「私の強みって本当にこれなのかな」と悩む時間を減らせるよう、ここでは強みの選び方について知っていきましょう。

ここから紹介する方法以外にも、「自分の短所を言い換える」という強みの探し方もあります。この記事では短所を長所や強みとして言い換え、面接でのアピールにつなげる方法を解説しています。

短所一覧110選|面接での短所の答え方を内定者の回答付きで解説

①一覧表から強みだと思う表現を探す

「自分の強みは〇〇なのではないか」と考える候補があれば、上記の一覧表から強みを探してみてください。ここでおすすめしたいのが、同じ表の中により適切な表現がないかを探したり、見比べたりすることです。

たとえば、「冷静沈着」と「慎重」、「ポジティブ」と「気持ちの切り替えが早い」などは強みとして一見似ている言葉ですが、細かいニュアンスが異なります。

人によっては「自分の強みはタフなことだと思っていたけど、実は環境への適応力が高いおかげかも」と強みの異なる一面を知ることができるかもしれません

自分が強みだと思うことに対して、細かなニュアンスに添う表現がないか、視野を広げて見てください。

②強みを発揮する場面から選ぶ

強みがなかなか思いつかない人は、いきなり強みを1つに絞るのではなく、まず「自分の頑張りで成果や実績を残せたエピソード」を3〜4個洗い出してみましょう。

エピソードの具体性や規模感、成果の優秀さは問わないため、下記の例を参考に、自分が「〇〇を頑張った結果うまくいったな」というものを思い出してみてください。

  • 高校生のとき、文化祭実行委員としてイベントを企画したらうまくいった
  • 自己流の勉強方法で予習・復習をするようにしたら授業で一番良い評価をもらえた
  • アルバイトでオリジナルのメニュー表を作ったら、周囲から喜んでもらえた

次に、洗い出した内容の共通点を探します。上記の例に挙げた3つに共通するのは「0から案を生み出したものがうまく軌道に乗った」ということです。これらの共通点から、行動に移したり、思考したりする過程で、強みを発揮している可能性が高いことがわかります。

強みのイメージがわかない人は、上記の方法で当てはまるものが無いか探してみてください

③どの企業でも求められる強みから選ぶ

過去のエピソードから強みが見つからないときは、あえてどの企業でも汎用的に使える強みを選択し、アピールに幅を持たせておくのもテクニックと言えるでしょう

厚生労働省が公表している令和5年度能力開発基本調査では、企業が労働者に求める能力やスキルについて記載されており、50代未満の正社員に対しては「チームワーク」「協調性・周囲との協働力」などを強く求めていることがわかります。

自己PRとして企業へのアピールにつなげたい人や、面接まで時間が無い人は、自分に当てはまるものがないか要チェックです。

例文20選|内定者が伝えた自己PR回答

強みの一覧表やその選び方の解説から、あなたが面接でアピールしたい強みは決まりましたか。ここから先は、その強みをどのようにアピールすれば良いのかについてみていきましょう。

ここでは、内定獲得した就活生の実回答を、例文として計20個紹介します。強みの一覧表と同じく、5つのカテゴリごとに紹介していくので、自分の強みと同じカテゴリの例文を参考にしてみてください。

性格に関する強み

性格や人柄に関する強みは、ほかの就活生と内容が被ってしまったり、抽象的になったりしてしまうこともあります

ここで紹介する内定者の回答はどのように差別化をしているのか、注目しながら見ていきましょう。

①素直

内定者の回答(レバレジーズ)

私の強みは三つあります。一つ目は素直さ。二つ目は計画力。三つ目は継続力です。

一つ目の素直さに関しては他者からの指摘を真摯に受け止め、改善に最大限活かす事が出来ます。例えば、バイトでも自分の行動に対して指摘を受けた時は自分の経験を踏まえ、解釈して改善に活かす事が出来ます。

二つ目の計画性に関しては自分の目標を明確にし、その目標を達成するために何が必要でどんな過程かを自分の経験から考える考察力を持っています。例えばダイエットでも期間と目標体重を決めて、達成するために自分が決めたことは必ずやり遂げて成果を出すことができます。

三つ目の継続力に関しては自分で決めた事は最後までやり抜く力を持っています。例えば部活動でも怪我で最後の大会に間に合うか分からない中、今の自分に出来る事を考えて、目標を達成するため最後までやり通す事が出来ます。

この3つが私の強みであり、御社に入っても役立つことができるのではないかと思っています。 (2021年卒 立命館大学 レバレジーズ 総合職 内定)

「素直です」で終わるのではなく、「他者からの指摘を真摯に受け止め、改善に最大限活かす事ができます」と具体的な行動に変換して説明できています。

また、ダイエットの経験では目標を決めつつ自分に何が必要かを考え、部活動の経験では先のことがわからなくても自分のできることを考えて動く」と愚直に取り組む姿勢が見えます。「素直さ」が人柄や行動の基盤になっていることもが理解でき、入社後の成長に再現性のある内容だと感じられるでしょう。

②粘り強さ

内定者の回答(楽天グループ)

私は目標に向かって粘り強く努力を続けることができる性格です。例えば、中学3年生の時にオーストラリアでのホームステイを経験したことをきっかけに、将来オーストラリアで長期留学を経験して英語を話せるようになるという目標を持ちました。

高校時代は3年間毎週欠かさず英会話教室に通い英会話力に磨きをかけ、大学入学後も交換留学に必要な英語スコアを得るための勉強を続けました。最終的に大学2年の春に目標スコアを取ることができ、長期留学を経験するという目標を達成することができました。

交換留学中は、自らの英会話力を上げるために課外活動に積極的に取り組み、現地の野球チームに所属しました。チームメイトが全員現地の社会人であったということもあり、初めは中々コミュニケーションが取れずにつらい思いをしましたが、毎回少しずつ積極的に話しかけることを心がけ、留学が終わる頃には毎回試合後にビールを飲みながら語り合うまでの仲になりました。

これらの経験を通して、私の強みは目標に向かって努力を続けることができることだと気付き、社会に出て働き始めてからもその強みを生かしていきたいと考えています。 (2019年卒 早稲田大学 楽天グループ ビジネス職 内定)

「中学3年生」から始まり、「高校時代」「大学入学後」「大学2年の春」「交換留学中」と、約5年間にわたる長期的な行動について述べています。

目標に向けて長期的に語学力向上を目指してきた経験と、留学期間中の間にも現地の人と少しずつ関係改善に努めた経験の2つが「粘り強さ」の裏付けになっています。

この回答の良い点は、ただ継続したことだけで終わらず、その過程でつまづいた経験や困難な状況の克服について言及できている点です。主体的な行動で解決してきたことも同時にアピールできており、「難しいことも自らの力で解決できる」ことの表れになっているでしょう。

③好奇心旺盛

内定者の回答(パーソルキャリア)

私は好奇心と行動力が果てしない人間です。多くの事に挑戦し学びました。

中でもケニアでのボランティア活動を通し、人として大きく成長しました。先進国の負の遺産とも言われるアフリカを知りたい。その想いでケニアへの渡航を決断しました。現地ではホームステイをし、全8学年ある山村部の小学校の副教師を務めました。

またドイツでは2ヶ月間のインターンシップを行いました。日本国内でも数週間に渡るボランティア活動を繰り返し行いました。このように私は様々な国や地域の方々と共存し、多くの価値観や考え方を吸収してきました。

今後もこれらの経験や果てない好奇心と行動力を基に、学習と実行を循環させ成長し、貢献したいと考えています。 (2021年卒 濁協大学 パーソルキャリア ビジネス職 内定)

はじめの「私は好奇心と行動力が果てない人間です」という言葉選びが、個性的な表現になっており、興味を一気に引きつけます。

また、ホームステイの動機と、現地に赴いた経験が、「好奇心」と「行動力」という2つの強みを裏付けています。ケニアのみならずドイツや日本国内でも活動をしていることから、この就活生の好奇心が多方面で発揮されていることもわかる例文です。

行動力については、以下の記事で詳しく解説しています。行動力にフォーカスした自己PRをしたい人は参考にしてください。

例文17選|自己PRで「行動力」を効果的にアピールする方法を解説

思考に関する強み

思考に関する強みは、入社後の業務でも活かせる場面が多いため、締めの部分で具体的な活かし方を述べるのがおすすめです

また、ただ実績や行動の内容をアピールするだけでなく、どのような思考回路があってその結論に至ったのかも含めて語ると説得力が増します。そんな思考力やアイデア力に関する内定者の実回答を3つ見ていきましょう。

①計画力

内定者の回答(NTTデータ)

強みは計画立案力があることです。課題などがあると必ず最初に計画を立てます。

計画を立てること自体が好きな傾向があり、旅行などでも旅のしおりを数分単位で作ったりします。チームでアプリケーションを指定期間内に作り上げる授業では、予備日を設けることを意識しながら開発スケジュールを計画しました。

この強みをSEにおけるスケジュール管理等の業務に活かしていきたいです。 (2023年卒 NTTデータ SE・コンサル・営業コース 内定)

計画性を裏付ける例を複数出すことで、いかなる場面でも強みを発揮して動けることが伝わります。

それぞれの具体例も非常にイメージしやすく、業務で求められる「スケジュール管理能力」に結び付けられている点も好印象です。

②アイデア力

内定者の回答(JR東日本情報システム)

私の強みは知らないことや無理だと思うことにアプローチしてアイデアを引き出せることです。大学で初心者キャンパーのためのアプリケーション企画を個人活動として提案しました。

アウトドアとスマートフォンなどのテクノロジーは一見相反する関係だと思われます。ですがそこにアイデアの種が隠れているのではと考えました。私がキャンプを長年してきた中でスマートフォンの電波が山奥のキャンプ場でも届くようになったことを実感しています。そこで近年のキャンプブーム再来のニーズと合わせて、若者の初心者が慣れ親しんだスマートフォンで知識をつけながらマナー良くキャンプを楽しんでもらえるリアルタイムハウツーアプリケーションの立案に繋がりました。

このようにどんどんアプローチを行って課題発見とアイデアの引き出し力が私の強みです。 (2023年卒 JR東日本情報システム SE職 内定)

「アウトドアとスマートフォンなどのテクノロジーは一見相反する関係だと思われます」と述べた後に、「アイデアの種が隠れているのではと考えました」と逆転の発想で捉え直す姿勢が、まさに「アイデア力」の裏付けと言えるでしょう。

また、実際にアイデアを立案してコンテンツとして昇華できている点も、本人の「知らないことや無理だと思うことにアプローチしてアイデアを引き出せる」という表現にマッチしています。

③課題分析力

内定者の回答(パーソルキャリア)

私の強みは課題を分析し、的確なアプローチができる力です。ゼミでショーを開催したのですが、ショーを開催するにあたり、最も困難なことは集客でした。データ・統計処理分野責任者であった私は、まずターゲットを絞るために約600人にアンケートを実施しました。

得られた回答を因子分析やクラスター分析などの統計処理にかけ、消費者が服を購買する際に重視する項目別の仮想グループを作りました。分析結果に基づき狙う客層を「おしゃれ好きな若者層」に定め、同層が集まりやすい古着屋や周辺の飲食店にショーのポスターを貼らせてもらうよう交渉に回りました。断られる店舗もありましたが、根気強く交渉することで趣旨に賛同してくれた多くの店舗でポスターを貼らせてもらえることとなりました。

結果、チケットは予定数の1.5倍売れ、当日は立ち見客が出るほど集客が成功しました。

困難な仕事に取り組む時でも課題は何か、そのための的確なアプローチは何か、今後も考えながら行動したいです。 (2018年卒 関西大学 パーソルキャリア ビジネス職 内定)

アンケートの集計をしながら課題を分析し、アクションを通してしっかり成果が出ている点は、高い評価が得られる要素です。

600件ものアンケートから消費者の動向をつかみ、ショーのターゲットを定めてポスター展示の交渉をするなど、一連の分析から行動までが語られています。結果的に予想を上回るチケットの売り上げを記録したことからも、この学生の分析が成果を出したことがわかります。

対人・協調に関する強み

対人・協調に関する強みをアピールするときは、一緒に活動した人数・チームの大きさなどを交えて、規模感を伝えることを意識してください

また第三者から意見や声・感想をもらえた場合は、積極的に盛り込むようにしましょう。あなたの行動を客観的に評価する要素となり、納得度を高める重要な要素になります。ここでは8つの実回答を参考に、どのようにアピールをするのが効果的かを見ていきましょう。

①共感力

内定者の回答(ニトリ)

私は人の立場で物事を考えることができます。より具体的には、サークルでの音楽喫茶運営の責任者として、私ならどんな喫茶に来たいか、どんな豊かな時間を過ごしたいかを模索しました。

具体的には、営業中に客として喫茶を利用することで入口の騒音の存在に気づき、持ち帰り制導入で入口混雑の緩和を図った結果、扉が閉じたより静かな環境を提供できた他、飲み物の売上が前日の2.5倍に上昇しました。

このようなお客様視点は入社後、同じく豊かさの提供というロマンを胸に、製造・物流・小売のあらゆる立場のお客様、お取引先様と信頼を築いていくうえで活きると確信しております。 (2018年卒 北海道大学 ニトリ 総合職 内定)

冒頭の「人の立場で物事を考える力」は抽象的に聞こえやすい強みですが、「私ならどんな喫茶に来たいか、どんな豊かな時間を過ごしたいか」という具体的な問いに落とし込むことで、顧客視点に立った思考ができている点が評価できます。

また、入口の騒音という課題に対して、持ち帰り制の導入という施策を講じた結果、店内環境の改善と売上向上の両立を実現している点も優れています。

②傾聴力

内定者の回答(農林中央金庫)

強みは「傾聴力」と「現状を客観視する力」です。

私は地域のソフトボールチームでマネージャーとして活動しています。このチームは私が高校一年次に自ら立ち上げました。しかし、結成当初は初戦敗退が続き、創立者として責任を感じた私は、この現状改善のため「傾聴力」を生かし選手全員と意見交換を行いました。その結果、以下の2点に取り組みました。

1点目は、「チームの意思統一のためのミーティング回数の増加」です。一人でも異なる目標を掲げていては達成できないと考えたからです。2点目は「練習メニューの改善」です。強化点は選手によって異なるため、私自身のソフトボールの経験と「客観視力」を活かし、チーム全体と選手の不足部分を洗い出し、選手一人一人の練習メニューを考案しました。

この取組により、大学1年の夏に地区大会優勝を成し遂げ、府大会に駒を進めることができました。 (2023年卒 農林中央金庫 地域職 内定)

この回答では強みを2つ挙げていますが、「傾聴力」で情報を集め、「客観視する力」でその情報を分析し、練習メニュー改善などの具体的な解決策に落とし込んでいることがわかります。

この2つの強みを活かして「組織の課題発見」「戦略立案」「実行」「成果を上げる」という一連の流れを生んでいて、入社後の顧客対応や問題解決能力にも期待ができるでしょう。

③柔軟性

内定者の回答(三井住友銀行)

私は塾講師として働いていた経験から、柔軟性という強みを身につけました。

授業の進め方や指導方法を、生徒一人ひとりの個性や学習状況に合わせて可変にする必要があったため、自分のスタイルにこだわらず、臨機応変に対応できるようになりました。

例えば、数学が苦手な生徒には問題の解き方を徹底的に説明する一方、得意な生徒には応用問題を出すなど、生徒に合わせた授業を展開していました。このような柔軟性を活かして、〇〇での業務に貢献したいと考えています。

異なるクライアントや業務に対応し、チームメンバーと協力して解決策を提供することができます。新しい状況や課題に対しても、臨機応変に対応することで成果を上げることができます。私はこの強みを生かし、チャレンジングな業務に取り組むことができると自負しています。 (2022年卒 関西学院大学 三井住友銀行 グループリテール職 内定)

柔軟性という強みを、塾講師のアルバイト経験から裏付けている回答です。この回答の好印象な点は、自分のやりやすさではなく生徒それぞれに合わせた授業スタイルを取り入れている点です。

エピソードから、状況分析や課題解決のための行動ができていることもわかり、「新しい状況や課題に対しても、臨機応変に対応することで成果を上げることができます」という一文に説得力が生まれています。

④調整力

内定者の回答(三井住友カード)

自己PR:私は人と人を繋ぎ、組織のコミュニケーション活性化を支える「調整力」を持っている

我は小中高野球部に所属し、常に副キャプテンだった。

時にはキャプテンが決まってないのに私が先に選ばれる時もあった。

練習で意見のすれ違いが起きた際にキャプテンとその他メンバー、監督とキャプテンなど個々の間に立ち、それぞれが求める事を把握し、双方のニーズを満たしてきた。社会人になっても組織の潤滑油として働きたいと考える。 (2025年卒 早稲田大学 三井住友カード 基幹職 内定)

「私は人と人を繋ぎ、組織のコミュニケーション活性化を支える『調整力』を持っている」と、強みを補足していて非常にわかりやすい表現になっています。

また、個々のメンバーの意見を聞きつつ、立場の違う監督・キャプテンとの間に立つことで組織に貢献し、双方の要望を満たしてきた点が「調整力」という強みに説得力を持たせています。

⑤チームワーク

内定者の回答(東洋建設)

私の強みは「チームワークを強化する存在となること」です。私は部活の主将としてチームが効率良く向上するためには仲間同士が一丸となれることが必要だと感じました。

しかし部員が多く私の経験だとテニスのレベルが同じくらいの人が一緒に練習するのが主流でした。そのため私やほかのメンバーの間で話さない人もいます。そこで私は技術のレベルの壁を無くした班でコートを分ける提案をしました。

実際に合宿前にそれで練習を行ったところ、部員同士が盛んに関わることができ、チームワークの強化に加え、全体のレベル上げもできました。施工管理や現場の仕事は大勢の方と協力が必要でチームワークは重要です。

私はこの強みを活かしてより良い現場作りを目指したいです。そして貴社の建築を引っ張っていきたいと強く思います。 (2021年卒 日本大学 東洋建設 総合職 内定)

こちらの回答も、「私の強みは『チームワークを強化する存在となること』です」と独自の表現を用いていて印象に残りやすくなっています。

施工管理の職にはチームワークが欠かせないという意見も交えながら、実際の業務である現場づくりの場面での活かし方を想定できている点も評価につながるでしょう。

⑥リーダーシップ

内定者の回答(NTTドコモ)

私の強みは周りを巻き込んで努力する力です。

複数の部署にわたる業務が発生した時、取りまとめ役に任命されました。始めは何から手をつけたら良いか分かりませんでしたが、リーダーとして率先してメンバーの意見を引き出し、資料を集め、できることから取り掛かりました。その姿勢にみんなが積極的に行動を提案してくれるようになり、失敗しやり直しながら進んだ部分もありましたが、決められた期間内に成果を出すことができました。

メンバーからは、「リーダーの取り組む姿勢に自分もがんばろうと思えたからできたよ」と声を掛けてもらい団結力が強くなりました。このようなリーダーシップを生かし、貴社でも貢献していきたいと考えております。 (2021年卒 早稲田大学 NTTドコモ 事務系総合職 内定)

強みを「周りを巻き込んで努力する力」と表現してアピールしている例文です。回答の最後にメンバーからの声があり、客観的に見ても強みが発揮されていることが伝わってきます。

「何から手を付ければ良いかわからない」という状況からメンバーの意見を集めたり、自ら資料を作成したりして率先して動くなど、周囲の士気を上げながらリーダーシップを発揮することが期待できます。

⑦コミュニケーション能力

内定者の回答(パーソルビジネスプロセスデザイン)

私が他の誰にも負けないと自負している強みは、誰とでも打ち解けるコミュニケーション能力です。

特に、ヒッチハイクの経験はコミュニケーション能力を磨く絶好の訓練であり、自信を深める機会でもありました。24時間、興味を持ってもらえない人々に対しても、絶えずコミュニケーションを取り続けました。時には12時間以上、誰にも乗せてもらえず、苦労したこともありました。

しかし、相手の気持ちや状況を思いやり、アプローチの方法を工夫することで、成功率を向上させることができました。  

結果として、東京から広島までのヒッチハイクに成功しました。このような、粘り強く相手と「同じ土俵に立つ」ことを意識したコミュニケーションが、私の大きな強みだと確信しています。 (2025年卒 福島大学 パーソルビジネスプロセスデザイン プロセスデザインコース 内定)

ヒッチハイクでは、目的地にたどり着くまでに相手と打ち解ける力や交渉力、粘り強さなど多角的なコミュニケーション力が必須です。

実際、回答でも「興味を持ってもらえない人々がいる状況」や「12時間以上乗せてもらえない」という逆境について言及しており、それを創意工夫で乗り越えたことがわかります。

締めにある「粘り強く相手と『同じ土俵に立つ』ことを意識したコミュニケーションができること」という強みにも再現性が期待できる回答です。

行動・実行に関する強み

継続力や挑戦力など、具体的なエピソードと紐づけると、さらに強力な強みになるものが多いのがこのカテゴリです。

もしも自分の活動によって実績が得られたエピソードがあるなら、なるべく具体的な数値を用いてアピールできないか考えてみてください

ここでは、行動や何かを実行する際に培うことの多い強みについて8つの実回答を紹介します。

①忍耐力

内定者の回答(良品計画)

私は物事に徹底的に打ち込み、努力し続けることに自信があります。

私は幼い頃から17年間ダンスを続けており、高校2年生の頃には、チアダンスの大会で全国1位を頂いたこともあり、自分のダンスには自信を持っていました。

しかし、大学で入ったダンスサークルにはレベルの高い人が沢山いて、自信を失いかけると同時に悔しさを感じました。そこで、自分が踊っている動画を何度も再生し、どこをどのように意識して直せば良くなるかを客観的に分析しました。

また、プロのダンサーさんの練習会に積極的に参加し、自主練だけでは身につけられない感性やスキルを身につけました。結果、3年生の時の引退公演では努力が認められ、参加人数60人の作品の振付者となることができました。

この経験から、現状に満足せずに上を目指して努力することの大切さを学びました。 (2020年卒 千葉大学 良品計画 販売職 内定)

自信を失うほどの悔しさを経験したことをきっかけに、ダンスの分析や改善に努めたことがわかります。小さな行動から改善点を洗い出したり、プロの練習会に出るなど日常的な努力の積み重ねが忍耐力の裏付けとなっているでしょう。

結果的に、努力が周囲から認められていることから、「現状に満足せずに上を目指して努力することの大切さを学びました」という締めに納得感が生まれています。

②主体性

内定者の回答(三井住友カード)

人一倍の責任感を持って、主体的に行動できるところが私の強みです。そのエピソードとしてアルバイトでの新人教育改革のお話をさせていただきます。私は2年間続けている飲食店でのアルバイトで新人定着率を60%向上させることに貢献しました。

当店では20%という低い新人定着率による慢性的な人材不足が問題でした。私はこの状況と店長の対応に危機感を覚え、自ら教育担当を申し出て新人教育に関して2つの施策を実行しました。

1つ目が指導マニュアルの作成です。以前は教育担当が決まっておらず、教える内容も人それぞれ違いがありました。それに対して社員の方の協力を得て早番と遅番両方のマニュアルを作成し、指導内容や手順の明確化や標準化を図りました。

2つ目が進捗状況の共有と毎回の目標設定です。当日の指導係が誰であっても適切な指導を行えるように、進捗表を作成し前回の復習と当日の目標設定を徹底しました。そして成長実感が持てるように工夫しました。

このように問題を「自分ごと」と捉え、人一倍の責任感を持って取り組むことで、定着率を60%向上させることができました。 (2022年卒 大阪大学 三井住友カード 基幹職 内定)

「誰かに言われたからやる」ではなく、主体的に問題解決のために行動したこともわかり、入社後の活躍が期待できる回答です。

また、「定着率20%」という課題に対し「指導マニュアルの作成」「進捗状況の共有」という行動を通して、「定着率60%向上」という高い成果を上げていることが、数値を用いることでより強く伝わります。

③挑戦力

内定者の回答(ニトリ)

私の強みは「失敗を恐れない強い挑戦心」である。私は高校時代に靴のデザインを募集するコンテストに前例のない作品を応募し、学生の部で最優秀賞を受賞した。

当時、美術部部長になったばかりだった私は、学校の表彰式に立ったことのない美術部を盛り上げたいと考え、コンテストに応募した。斬新なデザイン画を募集するものだったので、まず過去の受賞作品の分析をして傾向をつかんだ。

また、応募規定に「立体は不可」と書かれていないと気づき、他の作品と差別化を図り、あえて立体の作品を制作した。美術部の顧問に、立体作品の前例がないと反対されたが、私は自分のアイデアで挑戦したいと思い、失敗を恐れずに作品を提出した。

その結果、日本中から集められた約1000点の作品から、学生の部の最優秀賞を受賞できた。また、その後、初めて学校の表彰式で美術部が評価された。貴社の業務でも、この強みを活かして貢献したい。 (2022年卒 関西学院大学 ニトリ 総合職 内定)

ただコンテストに参加して士気を上げるのではなく、過去の作品を分析し新しい発想にたどり着けている点が強みの裏付けになっています。

実際にコンテストで賞を受賞するなど成果も出ており、「失敗を恐れない強い挑戦心」の再現性が高い回答です。

④責任感

内定者の回答(日本ドライケミカル)

私の強みは目標達成のために責任を持って貢献できることです。この強みを発揮できたのは現在も続けているカラオケ店でのアルバイトです。

私のカラオケ店では駅前にありながらスタッフの数が少なく、その中で日商100万円という目標を達成することが目標でした。休みの日は多くのお客様が利用しに来店されましたが少ない人数でも連携をしっかり取り、自身の与えられた仕事に対して最後まで責任感を持って日々取り組みました。

その結果○月に目標を達成することができました。この経験から御社でも自身の仕事に責任感をもって、常に目標に向かって周りと協力しながら計画的に業務に取り組みたいと考えています。 (2025年卒 日本ドライケミカル 営業職 内定)

「目標達成のために責任を持って貢献できる」という強みを、「日商100万円」という具体的な数値を用いながら説明しています。

スタッフの数が少ない状況で「連携をしっかり取り」「自身の仕事に最後まで責任感を持って」取り組むことで、困難な状況下でのチーム貢献と目標達成を証明できていますね。

⑤問題解決力

内定者の回答(パーソルキャリア)

強みは「多面的に考え、課題を解決する力」だ。常に私は物事を「感情」の側面と「データ」の少なくとも二つの側面から分析している。

例えば、よさこいサークルの目標達成に向けた困難に直面した際には、メンバーのモチベーションを向上させる方法を「感情」、目標達成の障害となっている組織体制を「データ」の側面から分析した。

また、合唱部のリーダー経験でも、メンバーの持ち味を最大限生かす方法を「感情」、練習時間を最適に活用する方法を「データ」の側面から検討した。このように、課題を多面的に分析することで解決のヒントが見つけやすくなると信じ、このような行動を取る。

また、その過程で失敗や挫折があったとしても、例えば「ここでダメだったのは論理面にフォーカスすぎて人の感情面を考慮できていないことが原因だから、次はこうしよう。」と反省だけではなく発展して考えることができる。この「多面的に考え、課題を解決する力」は企業、求職者それぞれのニーズに応え、よりよいマッチングを生み出すのに役立つと考える。 (2025年卒 日本女子大学 パーソルキャリア ビジネス職 内定)

ただ問題を解決するために行動を起こすだけでなく、「感情」と「データ」の2つの側面から課題を分析し、メンバーをまとめた経験などが説明されています。失敗を経験しても、諦めずに原因に向き合い、改善しようとする姿勢が見て取れるでしょう。

内定先の企業の業務でどのように活かしていきたいかも明確で、ポテンシャルがうかがえる回答になっています。

実践的なスキルとしての強み

入社後に必要になる技術や資格を保持しているのなら、具体的なスキルとして伝えるのも手段の一つです。そのスキルを身に付けるまでに必要だった学習時間や過程を洗い出して伝えることで、一緒に忍耐力や向上心などをアピールすることも可能になります

ここでは「語学力」と「プログラミング能力」を強みとして取り上げた例を見ていきましょう。

①語学力

内定者の回答(三菱電機)

私の強みは【分析力と実行力】です。大学2年の夏に短期海外留学に行きました。留学を有意義なものにするために、大学2年の春から2つのことに取り組みました。

それは貯金と語学力の向上です。前者については、留学資金をアルバイト代で賄うために、必要になる金額からシフトに入る頻度を計画して実行しました。後者については、語学学校で上位のクラスに入るためにTOEICを勉強しました。

自分の弱点であるリスニングを強化することで、目標の700点を獲得しました。この2つの強みを活かして、留学という貴重な経験を得られました。留学中は、語学学校の寮で4人1部屋で過ごしました。日本人が多く在籍している学校でしたが、外国の学生と関わりを深めるためにスタッフと相談して、同じ部屋には外国人のみにしていただきました。

このような実行力によって短い期間の留学で語学のスキルと他国の文化を知るという目標を達成できました。 (2018年卒 慶應義塾大学 三菱電機 総合職 内定)

留学のために貯金をすることと、実際に語学力を磨くことでTOEICのスコアアップをした経験が述べられています。

TOEICのスコアから語学に秀でていることはわかりますが、留学の話題と紐づけることで習得の目的や背景も同時にわかり、単なる思い付きでなく、行動の動機もしっかり伝わる例文です。

②プログラミング能力

内定者の回答(富士通)

私の強みは、研究で培った数値解析やプログラミングスキルを活かし、複雑な問題に対処する能力です。熱流体分野の研究を通じて、論理的思考や問題解決能力を高めました。

また、コミュニケーション能力も備えており、チームでの協力や情報共有を円滑に行えます。新しい技術や業界動向に対する好奇心もあり、常に学び続ける姿勢を持っています。

これらの強みを活かし、富士通でのソリューション・エンジニアとして貢献したいと考えています。 (2025年卒 富士通 SE職 内定)

数値解析、プログラミングなどの具体的な専門スキルによって培われた論理的思考力を示している例文です。

さらに、技術力と、コミュニケーション能力をはじめとする対人スキルの両面を備えているとアピールしたうえで、内定先の職務への貢献意欲を具体的に結びつけているため、SEで活躍する姿も想像できるでしょう。

好印象につながる自己PRの回答構成

自己PRする強みが決まったら、それを面接で伝えるときの回答方法も知っておきましょう。ここまで紹介してきた内定者の回答に共通するのは、以下のような構成です。

①結論:「私の強みは〇〇です」

②理由:「〇〇の経験から、〇〇の姿勢や学びを得て、この強みを発揮しました」

③活かし方:「入社後はこの〇〇という強みを活かして貢献していきたいです」

ここからは、上記に挙げた「結論」「理由」「活かし方」の3つに関して、回答するときのコツや注意点を解説します。

自己PRを回答する際、企業から時間の制限を設けられることもあるでしょう。そんなときに参考にしたいのが以下の記事です。自己PRを1分でまとめ、魅力的なアピールに仕上げるコツを紹介しています。

1分で魅力が伝わる自己PRの作り方|内定者たちの例文12選付き

①結論:「私の強みは〇〇です」と述べる

結論ファーストで、自分の強みが何なのかを端的に述べましょう。これがないと、面接官はあなたの強みがはっきりわからないまま話を聞くことになり、イメージや評価がしづらくなります。

序盤で自分の強みを言い切ったうえで、面接官に自分のことを印象付けたい場合はキャッチコピーを付けるつもりで表現を工夫すると良いでしょう

例①私の強みは分析力です
→私の強みはリスクをチャンスに変える分析力です
課題を的確にあぶりだす分析力です

例②私の強みはリーダーシップです
→私の強みはメンバー同士の化学反応を引き起こせるリーダーシップです
→私の強みは対話を通してチームの士気を上げるリーダーシップです

ただし、あまりにも長い文章にしてしまったり、難しい単語を使うとかえってわかりにくくなってしまうので注意しましょう。

②理由:強みを裏付けるエピソードを話す

強みを述べた後は、その強みが「本当に強みとして身に付いているのか」を面接官に知ってもらわなくてはいけません。

過去の経験から、「強みを発揮したエピソード」や「その強みを培った体験」を述べ、どのような成果や実績につながったのかをアピールするようにしましょう。ここでのコツは、「数字を用いて説明すること」と「行動の結果どのように状況が変化したかを明言すること」です

これらの2つがあると、聞き手にとって初めて聞く話でも、その状況をイメージしやすくなるため、あなたの頑張りや工夫したことに対して納得感を持ってもらいやすくなります。

例①数字を用いて説明する
強みであるアイデア力を駆使して、過疎になっていた部活動の部員数を増やしました
→強みであるアイデア力を駆使し、当時4名だった部員数を18人に増やしました

例②行動の結果どのように状況が変化したかを明言する
私は継続力が強みなのですが、実際にTOEICの対策勉強を2年半続けています
→私は継続力が強みなのですが、実際にTOEICの対策勉強を2年半続けたことで、少しずつスコアが上がり、当初460点だったところから870点まで向上しました

③活かし方:社会人として強みをどのように活かしていくかを伝えて締める

自己PRの最後は、「自分の強みをどのように活かせるか」を伝えて締めましょう。社会人になったら、どんな場面で強みを発揮したいかを述べることで、入社や業務への前向きな姿勢を感じてもらうことができます。

ここでアピールにつなげるために工夫したいことは、「実際の業務と紐づけながら活かし方を考える」ことです。入社後に携わる業務を理解していないとイメージできないことなので、企業理解をしていることの証明にもなります。

実際の業務と強みを紐づける例

例①この「効率化が得意」という強みを、日常的な業務に応用していきたいです
→この「効率化が得意」という強みを、事務職で発生するデータ入力や掘り起こし、資料作成に活かしていきたいと考えています

例②「企画力」という自分の強みを、顧客のイベント運営などで活かしていきたいです
→この「企画力」という強みを、御社の観光事業の特徴である「パッケージ戦略」の中で、新規企画の立案などに活かしたいと考えています

自己PRの強みが見つからない時の対処法4選

ここまで、自己PRで話す強みの一覧表や探し方・回答方法について解説してきましたが、なかには「本当に強みが見つからない……」と悩む人もいるでしょう。

最後に、「どうしても自分の強みに当てはまるものがない」「ピンとこない」という人へ、強みを見つけるための対処法を4ステップで解説します。

①自己分析で「長所」と「成果が出た経験」を洗い出す

強みを見つけるために、まず「長所」に目を向けてみましょう。強みと長所は一見似た言葉に見えますが、以下のような違いがあります。

長所:先天的に持っているその人の特性のなかで、いい効果をもたらすもの
強み:自分の特性の中でも、成果や実績につなげられる能力やスキルのこと

上記のように、長所は強みの根源となる存在です。まずは自分が長所だと思うことと、その長所をもってして何かしらの成果や結果が出た経験を洗い出していきましょう

    「長所」や「成果が出た経験」を洗い出す方法:

    ①課題や目標があった出来事を考える
    (例:学会のためにチームで連携をする必要があった、授業の評価でS評価が欲しかった)

    ②具体的にどのような行動をしたかを考える
    (例:全員にヒアリングをした、提出物の期限を守り時間をかけて丁寧に仕上げた)

    ③その行動の中でどんな「長所」が働いていたかを考える
    (例:傾聴力、計画性)

②「どんな場面で」自分の長所が活かせたかを分析する

①で洗い出した「長所」が一番発揮されたタイミングを特定していきます。ここでは、前に紹介した強み一覧表の分類を元に考えてみるのをおすすめします。

「長所」がどの段階で活かされ「成果」につながったのかを、以下からチェックしてみてください。

  • 何かを考える段階・準備するフェーズで発揮されることが多い
  • →「思考に関する強み」

  • 他者や複数人のチームとかかわりながら動くフェーズで発揮されることが多い
  • →「対人・協調に関する強み」

  • 主体的に行動したときや、働きかけをするフェーズで発揮されることが多い
  • →「行動・実行に関する強み」

③強み一覧表のカテゴリから強みを絞る

②で、なんとなく「こんなときに自分の長所が活きたな」と感じるフェーズを特定できたら、いよいよ面接で話すための「強み」として言語化していきます。

ここで、本記事の前に紹介した強み一覧表のカテゴリの中から、②で当てはまった項目をチェックしましょう。あなたの具体的な経験がどのカテゴリに該当するかを判断していきます。カテゴリの中から、一番近い強みは何かを考えながら候補を出していきましょう。

もしここまでに複数の長所やエピソードが候補に挙がっていた場合は、特に成果につながった経験や、志望する企業・職種で活かせるものを中心に強みを絞り込んでいきましょう

④強みを深掘りして適切な表現に言い換える

③で強みの候補をいくつか出せたら、最後にあなたのオリジナリティを持つ表現にブラッシュアップしていきます。

たとえば、「コミュニケーション能力」や「リーダーシップ」といった言葉でも十分に強みにはなりますが、ほかの応募者との差別化が難しくなってしまうことも考えられます。なにも強みを絶対に一言で表現する必要はありません。「私の強みは誰とでも打ち解けられる声掛け力」という風に、自分の強みはどんなものか補足しながら考えていくと良いでしょう

②で解説した、強みを裏付ける具体的なエピソードに基づき、下記の例を参考に「それはどんな強みなのか」「ほかの人とはどう違うのか」を明確にする表現に言い換えましょう。

  • 調整力:異なる意見を持つメンバーの共通の目的を見つけ出し、調整する力がある
  • 瞬発力:課題を前にしたとき、すぐさま試行錯誤を始めることができる

自己PRの強み一覧から自分の強みを見つけ選考突破につなげよう

この記事では自己PRでアピールする強みを110個を掲載した一覧表や、自分とマッチする強みの選び方、回答方法の作成の流れについて解説してきました。冒頭にも触れたとおり、「自分の強みが見つからない」というときは、多種多様な表現やニュアンスの似た強みを調べ、選択肢を増やすのが効果的です。

「これも強みになるんだ」という気付きを通して、強みを発見し、紹介した内定者の例文を参考にして自己PRを考えてみてください。

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この記事の編集担当者

小出 智優

立教大学卒。就活会議のグループ会社であるポートに新卒入社。2年間キャリアアドバイザーとして理系学生への支援をおこなう。就活軸であった「誰かの選択肢を広げたい」という思いと、「アドバイザーで培った経験を活かして人に情報を届けたい」という気持ちから、現在は就活会議のライターを担当。

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編集責任者

江副 裕斗

大学卒業後、2018年にパーソルキャリアに入社。中途人材紹介事業において、4,000名以上の求職者と100社以上の企業を支援。2022年に就活会議のグループ会社であるポートに入社。キャリアアドバイザーとして学生の就活支援に従事し、新規事業である就活会議エージェントの立ち上げにも参画。現在は約100名規模となるキャリアアドバイザーグループの責任者を務める

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