【スーパーゼネコン(大手5社)を比較】鹿島建設・大林組・大成建設・清水建設・竹中工務店の違い|業績ランキング・強み・社風を徹底解説
こんにちは。就活会議編集部の佐藤です。 現場全体の工程や安全、品質を管理・統括するゼネコン。大規模なインフラや都市開発を通じた社会貢献性の高さや、建物を造り上げたときの達成感から、毎年多くの就活生が志望しています。 なかでも「スーパーゼネコン」と呼ばれる5社は日本を代表する大手企業であり、同業他社と比較しても選考難易度は非常に高いです。そこで本記事では、大手5社の強みや働き方を徹底比較。効果的な対策法を内定者の声を交えながら紹介します。各社の違いを深く理解し、自信を持って選考に挑みましょう。
この記事は、就活会議の会員が投稿した体験記にもとづいて作成・編集をしています。就活会議の会員は現役の学生であることを確認しています。
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5分でわかる|ゼネコンとは
各社の比較に入る前に、まずは業界全体の基礎知識を押さえておきましょう。あらかじめ全体像を把握しておくことで、各社の強みや違いがよりスムーズに理解できるようになります。
ここでは、ゼネコンのおもな事業内容や職種、スーパーゼネコンの定義、今後の動向を詳しく解説します。
おもな事業内容
まずゼネコンとは、「ゼネラル・コントラクター(General Contractor)」の略で、日本語では「総合建設業者」と呼ばれます。
単に工事をおこなうだけでなく、発注者からプロジェクトを丸ごと引き受け、設計から資材調達、現場の指揮までをトータルに統括する「指揮者」のような役割を果たしています。
ゼネコンのビジネスは、大きく以下の4つの主要事業に分類されます。
| 事業領域 | 内容 | 特徴 |
|---|---|---|
| 建築(ビル・商業施設・住宅など) | マンション、オフィスビル、学校、工場など、おもに人々が生活・仕事で使う建造物をつくる事業 | 民間企業からの発注が多く売上の大半を占める一方、近年の資材高騰の影響を受けやすく、いかに利益率を維持できるかが各社の勝負どころとなっている |
| 土木(ダム・トンネル・道路など) | 道路、鉄道、トンネル、ダム、橋など、人々の暮らしを支える「社会インフラ」をつくる事業 | 官公庁からの発注が多く、景気に左右されにくい安定性が強み近年は災害に備える「国土強靱化」の工事が堅調に推移している |
| 開発(不動産開発・都市再生など) | 自ら土地を仕込んで企画し、商業施設やビルを建設・運営・売却して利益を得るデベロッパー事業 | 請負工事に比べて圧倒的に利益率が高い近年は「建てて終わり」にしない安定的な収益源として各社が最も注力している |
| 海外(発展途上国のインフラ整備・海外都市開発など) | 国内市場の縮小を見すえ、北米や東南アジアを中心に超高層ビルや地下鉄などのインフラを建設する事業 | 各社の未来を担う成長エンジングローバル展開が加速しており、なかには利益の約半分を海外で稼ぐ企業も登場している |
志望企業がどの事業で収益を上げ、今後どこに注力しようとしているのかを把握することは、選考を有利に進めるカギとなります。まずは、この4大事業の特徴をしっかりと頭に入れておきましょう。
おもな職種
ゼネコンの職種は、ものづくりの最前線に立つ「技術系」と、プロジェクトをビジネスとして成立させる「事務系」の2つに分けられます。
| 職種分類 | おもな職種名・具体的な業務内容 |
|---|---|
| 技術系(理系中心) | ・施工管理:ゼネコンの主役。工事現場の総責任者として、予算、工程、安全、品質の4つを管理し、数多くの職人を指揮する ・設計:顧客の要望を形にする図面を描く。建物の外観や間取りなどをデザインする「意匠設計」、強度を計算する「構造設計」、空調や電気を通す「設備設計」がある ・研究開発・技術開発:数年〜数十年先を見すえた最先端の建築・土木技術を開発する |
| 事務系(文理不問) | ・営業:官公庁や大企業から、数十億〜数千億円規模の工事案件を受注するための提案営業をおこなう ・開発(企画):街の再開発プロジェクトにおいて、土地の仕入れや、どのようなビルを建てるかの企画、テナントの誘致などを担当する ・バックオフィス(財務・法務など):プロジェクトにかかる巨額の資金の管理や、海外での複雑な契約トラブルを防ぐためのリーガルチェックなどをおこなう |
ゼネコン各社の選考は、職種別で実施されるケースが一般的です。自身の研究内容や適性をどこで発揮したいのか、あらかじめイメージを固めておきましょう。
スーパーゼネコン5社とは
「スーパーゼネコン」とは、年間売上高が1兆円を超え、日本の建設業界を牽引するトップ5社(鹿島建設・大林組・大成建設・清水建設・竹中工務店)を指します。
圧倒的な事業規模や収益力、自社に技術研究所を保有するほどの高い開発力は5社共通ですが、それぞれ独自の強みや企業カラーを持っています。各社の具体的な違いについては、「スーパーゼネコン5社の強み」で解説します。
今後の動向
ゼネコンのビジネスは、4つの事業領域ごとにそれぞれ異なる進化を遂げています。
ここからは、各社の具体的な取り組みを交えながら、最新のトレンドや今後の方向性を詳しく解説します。
建築事業
建築分野では、脱炭素社会の実現に向けた「環境配慮型建築(ZEB・木造化)」、半導体やデータセンターといった「成長産業への対応」、そして既存建物の「リニューアル」が今後の重要トレンドです。
たとえば大林組では、顧客からのニーズが急増している「木造・木質化建築(Circular Timber Construction)」「ZEB」「クリーンクリート(低炭素型コンクリート)」「スマートビル」の4領域を成長分野と位置付け、投資と付加価値提案を強化しています。
加えて鹿島建設では、建替に代わるリニューアル需要の取り込みを目指し、制震技術の開発・実装を進め、リニューアル工事売上高2,000億円以上を目標に掲げています。
土木事業
土木分野では、老朽化した社会インフラの更新、激甚化する大災害に備える「国土強靱化」、再生可能エネルギー分野への展開、そして人手不足を解消する「施工の自動化・DX」が急速に進んでいます。
具体的な取り組みとして、清水建設ではインフラ更新マーケットの受注拡大に向け、ダムコンクリートの運搬設備「SCプレミアムベルコン」や、首都高速道路の橋桁撤去における「床版クールカット工法」などの新技術を展開しています。
また、大成建設は高速道路リニューアル工事に向けた専門要員の計画的育成や、車線規制を最小限に抑える独自技術「Head-barジョイント」の適用を推進しています。
開発事業
開発分野では、従来のオフィスビル中心の開発から、景気の波を受けにくい「アセット(投資対象)の多様化」と「投資効率の向上」へとトレンドが変化しています。
たとえば、大成建設ではゼネコンの「技術力」と「開発ノウハウ」を掛け合わせ、ホテル・物流・データセンターなどの新規投資分野への参画を進めています。
また、鹿島建設は建設ノウハウを活かした不動産開発を国内外で展開し、国内では開発から施工まで一貫する「KALOC」ブランドの物流施設開発などを手掛けています。
海外事業
海外分野では、国内市場の縮小を見すえた「次なる成長の柱」として、「徹底した現地化」と「M&Aやアライアンスによる事業領域の拡大」が加速しています。
たとえば清水建設は、海外直轄拠点に「カンパニー制」を導入し、ガバナンス強化と自立的な拠点経営をうながしています。
また、鹿島建設は米国で医療・教育分野に強みを持つ建設会社を買収するなど、M&Aによるバリューチェーン拡充も推進しています。
スーパーゼネコン5社の業績ランキング
各社を比較検討するうえで、直近の業績は重要な指標の一つです。数字の規模や内訳に注目することで、各社の市場での立ち位置や現在の勢いを深く見極めることができます。
ここでは、企業の最終的な収益力を示す「当期純利益」に着目し、スーパーゼネコン5社の直近の業績をランキング形式で紹介します。
| 順位 | 企業 | 当期純利益(2025年度) |
|---|---|---|
| 1位 | 鹿島建設 | 1,773億円 |
| 2位 | 大林組 | 1,737億円 |
| 3位 | 大成建設 | 1,700億円 |
| 4位 | 清水建設 | 1,266億円 |
| 5位 | 竹中工務店 | 1,030億円 |
※各数値は、決算短信・有価証券報告書に記載されている2025年度(鹿島建設・大林組・大成建設・清水建設は2026年3月期、竹中工務店は2025年12月期)の「親会社株主に帰属する当期純利益」を記載(すべて連結実績)
また、各社の過去5年間における当期純利益の推移は以下のとおりです。
鹿島建設の当期純利益の推移
大林組の当期純利益の推移
大成建設の当期純利益の推移
清水建設の当期純利益の推移
竹中工務店の当期純利益の推移
ランキングと過去5年間の推移を見ると、スーパーゼネコン各社が資材価格の高騰による停滞期を乗り越え、直近で急激な業績回復を遂げている現状がうかがえます。
2021〜2023年度頃にかけては資材価格の高騰などにともない、鹿島建設を除く4社で一時的な利益の落ち込みが見られたものの、直近では受注価格の適正化や徹底したコスト管理が機能し、5社すべてが大幅な増益を記録しています。
特に上位3社(鹿島建設・大林組・大成建設)は1,700億円台で激しく競り合っており、大手ゼネコン全体の収益力がかつてない高水準へ達していると言えるでしょう。
スーパーゼネコン5社の強み
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【鹿島建設】最高水準の制震・自動化技術により「圧倒的な技術力」を誇る
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【大林組】最先端の木造技術と建設DXで「高度なプロジェクト遂行力」を発揮する
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【大成建設】環境・無人化技術と多様な人財で「想像を超える提案力」を生み出す
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【清水建設】伝統建築の実績と独自設備で「シミズブランドのものづくり」を実践する
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【竹中工務店】棟梁精神と設計施工一貫体制で「作品主義」を貫く
自分に合った企業を見つけ、面接で評価される説得力のある志望動機を作るためには、各社独自の強みを深く理解しておくことが不可欠です。
ここからは、スーパーゼネコン5社の具体的な特徴や近年の取り組みについて詳しく解説します。それぞれの違いを比べながら、順番に見ていきましょう。
【鹿島建設】最高水準の制震・自動化技術により「圧倒的な技術力」を誇る
鹿島建設は、1949年に業界初の技術研究所を設立するなど、「技術立社としての誇り」と「進取の精神」を企業文化に掲げ、長年にわたり建設技術の開発をリードしてきました。
特に、超高層ビルにおける長周期地震動対策となる「KaCLASS」や、文部科学大臣賞を受賞した制震オイルダンパ技術「HiDAX-R」など、世界トップ水準の制震・免震技術を有しています。
また、先進技術を現場に落とし込む「現場実装力」も大きな強みです。たとえば、単なる研究開発にとどまらず、重機による自動化・遠隔化施工システム「A4CSEL」をいち早く開発。実際の現場で数々の成果を上げることで、他社を圧倒する技術的優位性を確立しています。
【大林組】最先端の木造技術と建設DXで「高度なプロジェクト遂行力」を発揮する
大林組の一番の強みは、東京スカイツリーや東京湾アクアラインなど、前例のない国家プロジェクトを完遂してきた「構想力」・「実現力」・「人間力」を兼ね備えている点です。
近年は日本初の高層純木造耐火建築物を建設するなど、木造・木質化技術のパイオニアとして業界を力強く牽引しています。
また、未知の難題を乗り越える「突破力とスピード」も大きな特徴です。たとえば、大阪・関西万博の大屋根リング建設では、「超短工期」という厳しい課題に対し、独自の木造技術と現場をサイバー空間上で管理する建設DXを瞬時に掛け合わせて解決に導きました。こうした圧倒的なプロジェクト遂行力こそが、他社と一線を画す同社の最大の武器です。
【大成建設】環境・無人化技術と多様な人財で「想像を超える提案力」を生み出す
大成建設は、創業者・大倉喜八郎の「パイオニア精神」を受け継ぎ、環境配慮コンクリート「T-eConcrete」の開発や「ゼロカーボンビル」の推進など、脱炭素社会に向けた技術開発をリードしています。現場の省人化に向けて、自動化建機の協調運転による無人化施工の実証を進めているのも特徴です。
また、スーパーゼネコンのなかで唯一の「非同族経営」であり、自由闊達な社風のもとで多様な人財が切磋琢磨する環境があります。
こうしたオープンな風土を背景に、ゼネコンとしての「高い技術力」とデベロッパーのような「開発ノウハウ」を融合。企画から施工、運用の全フェーズにおいて、顧客の潜在ニーズの一歩先を行く「想像を超える提案」ができる点が、最大の強みです。
【清水建設】伝統建築の実績と独自設備で「シミズブランドのものづくり」を実践する
清水建設は、1804年に宮大工として創業し、220年以上にわたり「誠実なものづくり」の精神を受け継いできました。社寺・伝統建築で豊富な実績を持つとともに、近年は大本山永平寺などの重要文化財をデジタルツインで後世に残す先進的な取り組みもおこなっています。
同社の大きな強みは、歴史に裏打ちされた「伝統」と、他社を圧倒する「独自の巨大ハード設備」の融合にあります。ITやロボット開発に注力する他社が多いなか、清水建設は世界最大級の洋上風力発電施設建設用「SEP船」を自社で保有しています。
さらに、独自のダムコンクリート運搬設備である「SCプレミアムベルコン」を開発。こうしたスケールの大きなハード設備への投資と実行力こそが、唯一無二の「シミズブランド」を形作っています。
【竹中工務店】棟梁精神と設計施工一貫体制で「作品主義」を貫く
竹中工務店の最大の強みは、「最良の作品を世に遺し、社会に貢献する」という理念のもと、400年以上にわたり「匠の心=棟梁精神」を受け継いでいる点です。高いデザイン性と品質を極限まで追求するため、設計と施工を自社で一貫して担う「設計施工一貫体制」を重視しています。
また、スーパーゼネコンのなかで唯一の「非上場・建築専業」だからこそ貫ける、ものづくりへの圧倒的なこだわりも大きな特徴です。手掛ける建築物を単なる建物ではなく「作品」としてとらえる姿勢は、売上規模を追い求める他社とは大きく異なります。
そのこだわりは、技術開発や事業にも息づいています。独自の耐火木造技術「燃エンウッド」の開発や、時を経た既存建物の価値を向上させて再生する「魅力再生」事業に見られるような、建築という領域に対する探求心こそが、同社の唯一無二の強みとなっています。
スーパーゼネコン5社の待遇|平均年収・勤続年数・福利厚生
| 企業名 | 平均年間給与(2024年度) | 平均年齢(2024年度) | 平均勤続年数(2024年度) | 福利厚生(2026年3月時点) |
|---|---|---|---|---|
| 鹿島建設 | 11,847,369円 | 41.9歳 | 16.4年 | 寮・社宅/リフレッシュ休暇/育児フレックス/保育所/保養施設など |
| 大林組 | 11,404,238円 | 42.4歳 | 16.4年 | 住宅手当/家賃補助/単身寮/リフレッシュ休暇/積立保存休暇/保養所/国内・海外留学制度など |
| 大成建設 | 10,580,204円 | 42.4歳 | 17.2年 | 寮・社宅制度/保養施設/ベビーシッター利用補助券/リフレッシュ休暇など |
| 清水建設 | 10,116,000円 | 43.7歳 | 16.0年 | 寮・社宅の貸与/フレックス勤務制度/テレワーク制度/リフレッシュ年次休暇/ベビーシッター補助など |
| 竹中工務店 | 11,527,044円 | 44.6歳 | 18.9年 | フレックスタイム制度/在宅勤務/転勤免除制度/保活コンシェルジュサービス/こまちルームの新設など |
※有価証券報告書に記載されている2024年度(鹿島建設・大林組・大成建設・清水建設は2025年3月期、竹中工務店は2025年12月期)の各数値を記載
かつてゼネコンには、「仕事がきつくて多忙」「危険が多い」といったネガティブなイメージが根付いていました。しかし近年では、労働環境の大幅な改善に向けて、各社で劇的な働き方改革が進められています。
ここからは、スーパーゼネコン5社の福利厚生や年収などの待遇面を具体的に解説します。納得のいく企業選びの参考にしてみてください。
【鹿島建設】5社トップの高年収と長期の活躍を支える手厚い制度
| 年間平均給与 | |
|---|---|
| 2020年度 | 11,351,777円 |
| 2021年度 | 11,279,551円 |
| 2022年度 | 11,635,162円 |
| 2023年度 | 11,771,990円 |
| 2024年度 | 11,847,369円 |
鹿島建設は、スーパーゼネコンのなかで最も高い平均年収を維持しています。年収1,000万円を大きく超える給与体系は、建設業界内にとどまらず、他業界のトップ企業と比較しても非常に高い水準です。
評価制度に関しても社員への還元度が高く、近年の内定者からは「業績が非常に良いためボーナスの金額がとてつもない」といった声が上がっています。会社の利益が個人の報酬にしっかりと反映される、モチベーションを高めやすい環境が整っていると言えるでしょう。
福利厚生面では、ライフイベントに寄り添った休職制度の拡充や健康管理の徹底など、社員が長期的に活躍できるためのサポート体制が手厚いのが特徴です。たとえば、配偶者の転勤にともなう離職を防ぐための「配偶者同行休職制度」や、一度退職した社員の復職を受け入れる「カムバック制度」などを整備し、柔軟な働き方を後押ししています。
【大林組】右肩上がりに伸びる給与と柔軟な職場環境
| 年間平均給与 | |
|---|---|
| 2020年度 | 10,320,957円 |
| 2021年度 | 10,249,743円 |
| 2022年度 | 10,315,515円 |
| 2023年度 | 10,660,340円 |
| 2024年度 | 11,404,238円 |
直近の平均年収は、トップの鹿島建設にわずかに及ばないものの、1,140万円を超える非常に高い水準です。2021年度に一時的な微減を挟みつつも、近年は右肩上がりに大きく数値を伸ばしており、会社の堅調な成長ぶりが数字にもはっきりと表れています。
評価制度においては、社員の貢献に公平に報いるための見直しや、モチベーションを高めるインセンティブの導入を推進しています。具体的には、日々の努力が報われやすい「建設現場勤務に対するインセンティブ」などを月5万円支給しています。
また、労働環境の改善にも全社を挙げて取り組んでいます。「働き方改革推進プロジェクト・チーム」を中心に総労働時間の削減を徹底しているほか、テレワークや時差出勤といった柔軟な制度も導入されており、タフなイメージが強いゼネコンの働き方を刷新しています。
【大成建設】好調に推移する高い給与と社員の人生を尊重する制度
| 年間平均給与 | |
|---|---|
| 2020年度 | 9,850,653円 |
| 2021年度 | 9,635,872円 |
| 2022年度 | 9,929,480円 |
| 2023年度 | 10,246,769円 |
| 2024年度 | 10,580,204円 |
大成建設の平均年収は、2021年度に一時的な低下を見せたものの翌年から順調に回復し、現在は1,050万円を超える高い水準で好調に推移しています。
評価制度については、近年の内定者から「成果主義と年功序列が併存しており、評価は上司の裁量に依存する部分もある」との声があります。一部で裁量の差はあるものの、大手ならではの安定した土台のうえで、個人の成果もしっかりと認められるバランスの良い環境は魅力と言えるでしょう。
福利厚生面では、「人生を尊重する企業風土」の実現に向け、2025年4月に人事制度を大規模に改定しました。ライフプランに合わせた「勤務地選択制度」や「65歳への定年延長」を導入したほか、転勤時の負担を和らげる最大100万円の「転勤手当」を新設するなど、社員に寄り添う手厚いサポート体制が整っています。
【清水建設】安定的な高い給与と多様性を尊重する先進的な制度
| 年間平均給与 | |
|---|---|
| 2020年度 | 9,712,000円 |
| 2021年度 | 9,779,000円 |
| 2022年度 | 9,716,000円 |
| 2023年度 | 9,821,000円 |
| 2024年度 | 10,116,000円 |
清水建設の平均年収は、2024年度に1,000万円の大台を突破しました。5社の中では落ち着いた水準ですが、国内全体で見ればトップクラスの待遇です。これまでの安定した給与ベースを維持しつつ、直近では業績の拡大にともなってさらに金額を伸ばしており、同社ならではの堅実な成長ぶりがうかがえます。
評価制度については、近年の内定者から「年功序列の傾向はあるが、役職が上がれば年収も大きく伸びる印象」との声があります。腰を据えて長く勤めるほど報われる、安心感のあるステップアップが魅力だと言えるでしょう。
福利厚生面では、「フレックス制度」や育休復職支援プログラムなど、柔軟な働き方を支える土台が充実しています。さらに、配偶者の定義に「同性や事実婚のパートナー」を含めるなど、多様な生き方に寄り添う先進的な環境づくりを進めている点も同社ならではの強みです。
【竹中工務店】堅調に上昇する給与と快適な労働環境
| 年間平均給与 | |
|---|---|
| 第84期(2021年12月期) | 9,898,620円 |
| 第85期(2022年12月期) | 10,095,686円 |
| 第86期(2023年12月期) | 10,128,130円 |
| 第87期(2024年12月期) | 10,321,467円 |
| 第88期(2025年12月期) | 11,527,044円 |
竹中工務店の平均年収は右肩上がりに上昇しており、直近では1,150万円を突破しています。スーパーゼネコンのなかでは鹿島建設に次ぐ2番目の高水準を誇り、好調な業績が社員へしっかり還元されていることがうかがえます。
評価制度は、業績に左右されやすい賞与ではなく、「基本給(ベース)」を重視する方針が特徴です。2023年から3年連続でベースアップを実施したほか、作業所勤務者への手当増額や、新たな住宅支援など、生活の安定につながる施策を次々と打ち出しています。
福利厚生面では、現場の「4週8閉所・4週8休」の達成に向け、業務のアウトソーシングや会議のWeb化・効率化を徹底しています。こうした全社的な取り組みが評価され、健康経営優良法人に連続で認定されるなど、クリーンな労働環境づくりをリードしています。
スーパーゼネコン5社の働き方|残業時間・有休取得率・社風
| 企業名 | 1カ月の平均残業時間 | 有休取得率(2024年度) | 社風 |
|---|---|---|---|
| 鹿島建設 | 30.5時間 | 62.8% | 真面目で堅実な社員が多く、若手から実力に応じて正当に評価される実力主義な社風 |
| 大林組 | 32.8時間 | 52.9% | 体育会系の気質や上下関係が残る一方、「人の大林」と称される人柄の良さや情熱を併せ持つ社風 |
| 大成建設 | 30.3時間 | 60.0% | 自由闊達で自立した社員が多く、若手からフラットに意見を発信できる社風 |
| 清水建設 | ー | 65.3% | 誠実で実直な社員が多く、高い社会貢献意識のもとでものづくりを追求する社風 |
| 竹中工務店 | 22.1時間 | 61.2% | 紳士的で個性豊かな社員が多く、作品への強いこだわりと穏やかな空気を持つ社風 |
入社後の働き方や社風は、長期的かつ前向きにキャリアを築いていくうえで重要な要素です。
また、選考では「自社のカルチャーとマッチするか」という点をさまざまな角度から見極められます。そのため、各社の特徴をあらかじめ把握しておくことは、選考の突破だけでなく、入社後に理想のライフスタイルを実現することにもつながるでしょう。
ここからは、スーパーゼネコン各社の労働環境や社風について解説します。自分に最適な企業を見極めるための判断材料としてぜひ役立ててください。
【鹿島建設】「進取の精神」を胸に未来を切り拓く積極果敢な社風
鹿島建設では、社長を委員長とする「働き方改革推進委員会」を中心に、「限られた時間のなかで成果を出す働き方」への転換を進めています。たとえば、業務プロセスの効率化やデジタル化の継続的な推進などを通じて、時間外労働の削減を図っています。
また、創業以来の「進取の精神」と「技術立社としての誇り」を企業文化の根幹に据えており、業界の先頭を切って新たな領域に挑戦してきた、積極果敢な社風が根付いています。
社員の雰囲気については、業界をリードするパワフルな気質がある一方、近年の内定者から「真面目で堅実な人が多い」という口コミが複数寄せられています。
- いいと思うかは人によりけりだが、理系出身者が多い部門でも、比較的元気でパワフルな人が多い。ゼネコンの中でもこの会社はその傾向が強いイメージ。(2026年卒 鹿島建設 内定)
- 公務員的な社風であり、真面目で少し堅い社員が多い印象がある。(2026年卒 鹿島建設 内定)
- 面接をしてくださった方やOBの方などを見ていると、真面目で堅実な印象があります。(2025年卒 鹿島建設 内定)
このように鹿島建設では、業界をリードする「進取の精神」と、ものづくりに対する真面目で堅実な姿勢が共存しています。働き方改革によって業務の効率化が加速するなか、若手が果敢に挑戦できる風土も根付いており、確かな技術力を武器に大規模な建造物を手掛けたい人にとって、最適な環境が整っています。
【大林組】「人の大林」のDNAを受け継ぐ柔和で協調的な社風
大林組は、全社一丸となり、慣例的な業務の進め方の見直しやICTツールの積極的な活用などを通じて総労働時間の削減に取り組んでいます。実際、1人当たりの年平均総労働時間は、2021年度の2,122時間から着実に減少し、2024年度には1,986時間まで削減されています。
社風に関しては、昔から「人の大林」と称され、柔和で協調性を重んじる文化が特徴です。実際、「多様性を受け入れ、相互に尊重し合える企業風土」をグループのDNAとして掲げています。
多くの内定者が選考を通じて社員の人柄の良さを実感している一方で、上下関係を大切にする体育会系の一面に触れる声も上がっています。
- 人の大林と言われるくらいには人柄が良い人が集まっている。(2026年卒 日本大学 大林組 内定)
- とても人に優しく、熱心にお教えいただいたのでとてもいいとおもいます。(2026年卒 大林組 内定)
- 体育会系の学生が非常に多いので上下関係などには厳しい社風であると思う。(2025年卒 東洋大学 大林組 内定)
以上のように大林組は、多様性を認める温かい人間関係と、チームを率いるための心地良い規律が両立しています。労働環境の改善が着実に進み、お互いを支え合いながら大きなプロジェクトに挑めるため、仲間とともに一体感を持ってものづくりに打ち込みたい人にとって、最適な環境だと言えるでしょう。
【大成建設】非同族経営ならではのフラットで風通しの良い社風
大成建設は、長時間労働の是正と休日確保を業界の重要課題と位置付け、適正な工期での営業活動に努めています。実際、時間外労働が年720時間を超過した従業員の割合は、2020年度の25.4%から2024年度には8.3%へと激減しており、確かな成果が表れています。
社風に関しては、創業者・大倉喜八郎の「パイオニア精神」を受け継ぐとともに、スーパーゼネコンで唯一の非同族経営ならではの自由闊達な風土が深く息づいています。「〜さん」で呼び合う運動や服装の自由化などを通じて、フラットで風通しの良い組織へと急速に変化しています。
実際に内定者の口コミからも、組織の風通しの良さや自由な社風に関する声が多く寄せられています。
- 風通しがよく若手から自分の意見を言うことができる。(2026年卒 大成建設 内定)
- 自由闊達な社風で、優しく面白い社員の方が多い印象がある。(2026年卒 大成建設 内定)
- とても風通しが良く、若手から積極的に経営陣に発言できる環境が整っている。(2025年卒 大成建設 内定)
以上のとおり大成建設は、ゼネコンの枠にとらわれないフラットな組織文化と、若手の意見を歓迎するオープンな風土が確立されています。長時間労働の是正に向けた取り組みも着実に進んでおり、心理的な安全性が保たれた環境で伸び伸びとアイデアを形にしていきたい人に適した環境だと考えられるでしょう。
【清水建設】「論語と算盤」の精神が深く根付く実直で誠実な社風
清水建設は、従業員が時間を有効に使える柔軟な勤務体制の整備と、現場における休日の確保を両輪で進めています。実際に現場の閉所実施率は、2022年度の66%から2025年度には92%へと大きく改善しており、労働時間削減の基盤となる休日確保が進んでいます。そのかいもあり、直近の有休取得率は大手5社のなかで一番高い数値を誇ります。
社風については、渋沢栄一翁の教えである道徳と経済の合一を旨とする「論語と算盤」を社是としており、目先の利益やうまく立ち回ることよりも、やるべきことを着実に実行する「真面目で誠実な姿勢」が全社に深く根付いています。
実際に、多くの内定者が選考を通じて真面目で堅実な雰囲気を感じ取っています。なお、内定者の口コミを見ると、5社のなかでも特に一貫して同様の堅実な社風を実感している人が多いことがうかがえます。
- 真面目な社員の方が多く、堅実な社風が自分にあっていると感じた。面倒見の良い社員の方が多く、社員の方の人柄が決め手となった。(2026年卒 清水建設 内定)
- 落ち着いた人が多く、上下関係はあるがギスギスせず、真面目な雰囲気。(2026年卒 清水建設 内定)
- 面接やOBOGとお話する中で、堅実な人や社風を感じた。(2025年卒 清水建設 内定)
このように清水建設では、歴史に裏付けられた誠実なものづくりの精神と、働く仲間を大切にする温かい人柄が調和しています。業界トップクラスの有休取得率など、社員を支える確かな環境が整っているため、実直に技術と向き合いながら安心して長期的なキャリアを築いていきたい人にとって、最適な環境となるでしょう。
【竹中工務店】独自の「作品主義」を貫く紳士的で温かい社風
竹中工務店は、時間外労働の上限規制遵守に向け、意識改革とシステム面での管理強化をおこなっています。具体的には、作業所業務のアウトソーシングや生成AIなどのデジタルツール活用を推進し、残業削減を徹底。その結果、直近の平均残業時間は22.1時間と、スーパーゼネコンのなかで最も短い数値を誇ります。
社風に関しては、「最良の作品を世に遺し、社会に貢献する」という理念のもと、手掛ける建築物を「作品」として扱う「作品主義」と「棟梁精神」が根幹に据えられています。「よい仕事がよい人を育てる」という考えのもと、個人の自律的な成長と多様性を尊重し合う風土が特徴です。
実際の内定者の口コミからも、社員の紳士的な人柄や、温かくサポートしてくれる様子が伝わってきます。
- 個性的で紳士的な社員様が多い印象で、スーパーゼネコン五社の中で一番雰囲気がいい。(2026年卒 竹中工務店 内定)
- 自分が受けたどの企業と比較しても一番人事の方が優しかった。最終面接当日の朝に応援メールをいただくなど、かなり心の支えになった。(2026年卒 名古屋大学大学院 竹中工務店 内定)
このように竹中工務店は、ものづくりへ至高の情熱を注ぐ「作品主義」と、働く仲間を大切にする温かい風土が融合しています。残業時間は5社のうちで最も短く、心身ともに健康に働ける環境が整備されているため、一つひとつの建築物に深い誇りとこだわりを持ちながら、じっくりと力を磨いていきたい人に最適な環境だと言えるでしょう。
スーパーゼネコン5社の選考の特徴|選考難易度・採用大学・選考フロー
| 企業名 | 選考難易度(2026年5月時点) | 採用大学 | 選考フロー |
|---|---|---|---|
| 鹿島建設 | 4.6/5 | ・横浜国立大学大学院 | ※鹿島建設の土木系に内定した26卒学生の一例 ▼ESの提出 時期:2025年3月 ▼WEBテスト 時期:2025年3月 内容:SPI 言語・非言語 ▼リクルーター人事面談 時期:2025年3月 ▼一次面接 時期:2025年4月 面接時間:30分 面接官:4名 ▼最終面接 時期:2025年4月 面接時間:30分 面接官:6名 ▼内定 時期:2025年5月下旬 |
| 大林組 | 4.3/5 | ・北海道大学大学院 ・中央大学 ・日本大学 |
※大林組の事務に内定した26卒学生の一例 ▼ESの提出 時期:2025年3月 ▼WEBテスト 時期:2025年3月 内容:言語、非言語 ▼リクルーター人事面談 時期:2025年3月 ▼一次面接 時期:2025年4月 面接時間:50分 面接官:4名 ▼筆記試験 時期:2025年4月 内容:常識的な問題や時事問題など ▼二次面接 時期:2025年4月 面接時間:60分 面接官:2名 ▼最終面接 時期:2025年4月 面接時間:30分 面接官:2名 ▼内定 時期:2025年4月下旬 |
| 大成建設 | 4.4/5 | ー | ※大成建設のエンジニアリングに内定した26卒学生の一例 ▼ESの提出 時期:2025年1月 ▼WEBテスト 時期:2025年1月 内容:言語・非言語 ▼リクルーター人事面談 時期:2025年1月 ▼一次面接 時期:2025年2月 面接時間:20分 面接官:3名 ▼最終面接 時期:2025年2月 面接時間:30分 面接官:3名 ▼内定 時期:2025年2月下旬 |
| 清水建設 | 4.4/5 | ・北海道大学大学院 ・東京理科大学 ・名城大学 ・山口大学 |
※清水建設のエリア職に内定した26卒学生の一例 ▼ESの提出 時期:2025年4月 ▼WEBテスト 時期:2025年5月 内容:SPIテストセンター 言語・非言語・構造性格 ▼一次面接 時期:2025年5月 面接時間:60分 面接官:2名 ▼リクルーター人事面談 時期:2025年5月 ▼二次面接 時期:2025年5月 面接時間:60分 面接官:2名 ▼最終面接 時期:2025年5月 面接時間:60分 面接官:3名 ▼内定 時期:2025年5月上旬 |
| 竹中工務店 | 4.2/5 | ・東京理科大学大学院 | ※竹中工務店の技術系 建築技術(建築施工管理・プロダクト(施工図)・内勤技術部門)に内定した26卒学生の一例 ▼WEBテスト 時期:2024年11月 内容:C-gab 言語理解・計数理解・英語 ▼ESの提出 時期:2024年11月 ▼一次面接 時期:2024年11月 面接時間:20分 面接官:4名 ▼最終面接 時期:2024年12月 面接時間:20分 面接官:4名 ▼内定 時期:2024年12月上旬 |
※選考難易度は就活会議が独自に算出した選考難易度。メーカー・製造業業界の平均は3.9点 ※採用大学は就活会議の学生が登録した「入社予定企業」のデータをもとに算出 ※選考フローは26卒内定者の口コミから参照
スーパーゼネコン各社の選考難易度は、業界の平均水準を上回る高いレベルにあります。あらかじめ選考の全体像を把握しておくことは、志望企業に合わせた的確な準備を可能にするだけでなく、本番の面接へ向けた自信へとつながるでしょう。
ここからは、内定者のリアルな声にもとづいた各社の選考の特徴を解説します。実際の選考フローは一部異なる場合もあるため、まずは全体の傾向をつかむヒントとして、志望企業を中心にチェックしていきましょう。
【鹿島建設】高いWEBテスト基準と短時間でのアピール重視の選考
鹿島建設の選考は、他社と比較してSPIの通過ボーダーが高く設定されている傾向があります。また、実際の面接では一人ひとりの持ち時間が短く限られているため、いかに結論ファーストで論理的にアピールできるかが合否を分けます。
SPIのボーダーが他のゼネコンに比べて高いので全体的に7割後半から8割を超えるようにSPIの勉強は前々からしておいたほうがよい。 (2025年卒 鹿島建設 建築設備 施工系 内定)
鹿島建設さんは面接時間が10分しかないため、短時間でいかに自分をアピールできるかがポイントである。事前資料にエントリーシートがあるため、これに詰め込めるため情報を入れ、また面接時に聞かれたいところを薄くして書いておくべきだと思う。 (2026年卒 鹿島建設 建築設計系 内定)
選考フローを見ると、本格的な面談や面接へ進む前に、WEBテストによる厳格な絞り込みがおこなわれることがわかります。選考の初期段階でつまずかないために、苦手分野を中心に問題集を繰り返し解き進め、まずは最初の関門を確実に突破しましょう。
また、近年の面接で実際にされている質問は以下のとおりです。これらの問いに対して、簡潔かつハキハキと答えられる準備を徹底することが、選考突破のカギをにぎります。
- 大学でどのような事を学んでいるか?
- 学生時代に力を入れたことは?
- ゼネコンを志望する理由は?
- なぜ他社ではなく、鹿島建設なのか?
- 入社後、自分がどのように会社に貢献できるのか?
【大林組】インターン参加や即日設計のスピードが肝となる選考
大林組の選考では、設計職などで課される「即日設計」の制限時間が他社よりも短く、圧倒的なスピード感と実践力が求められます。さらに、内定者の大部分をインターン参加者が占めている点も特徴です。
即日設計は他社よりも制限時間が短く、スピード感が求められると思います。秋には選考が始まるので、夏頃から練習をしておくと良いと思います。 (2025年卒 大林組 建築 内定)
やはりインターンシップ参加が重要であると感じた。
実際社員の方々も内定者の8〜9割がインターンシップ参加者であると言っていたため、可能ならばインターンシップに参加したほうが良いだろう。 (2025年卒 名古屋大学大学院 大林組 設備 内定)
以下に、同社が実施しているインターンやセミナーの最新情報をまとめています。選考を有利に進めるためにも、早期から自身の志望領域を見定め、入念な情報収集を進めていきましょう。
| 領域 | 名称 |
|---|---|
| 建築系 | ・インターンシップ2026~建設現場の最前線で「施工管理」の仕事を体感~ ・【建築職・設備系の研究開発業務志望者向け】OBAYASHI 技術研究所セミナー ・エンジニアリングセミナー ・【建築職】原子力インターンシップ(院生対象) ・【建築職】ゆる企業研究セミナー ・【建築職】ジョブセミナーLITE |
| 土木系 | ・【土木職(研究)】OBAYASHI技術研究所セミナー ・【土木職】OBAYASHI土木クロストーク ・【土木職】OBAYASHIゆるっと企業研究セミナー ・【土木職】OBAYASHIゆるっと企業研究セミナーwith海外プロジェクト編 ・【土木職】OBAYASHI現場ジョブセミナー |
| 設備系 | ・【設備職】ジョブセミナー |
| 機電系 | ・【機電職】1Hセミナー ・【機電職】ジョブセミナー |
| エンジニアリング系 | ・エンジニアリングセミナー |
| 事務系 | ・【事務職】60分で分かる!会社説明会 ・【事務職】業界研究×仕事理解セミナー |
【大成建設】厳かな雰囲気でキャリア像を深掘りされる選考
大成建設の面接は、厳格で重厚な雰囲気のもとで進行する傾向があります。これは圧迫面接ではなく、現場で求められる「タフさ」や「ストレス耐性」を見極めるためのものだと言えるでしょう。
また、志望動機だけでなく、「入社後に就きたい業務」や「これからのゼネコンに必要なもの」など、長期的なキャリアビジョンを深く問われる点が特徴です。
大成建設の面接は、全体を通じて比較的厳かな雰囲気で進行します。面接官は、皆さんのタフさやストレス耐性を見ていると理解しておくと、緊張せずに臨めると思います。このような状況でも、屈せずにハキハキと元気よく回答することが大切だと思います。
また、面接の場では、自分の意欲や情熱をしっかりと伝えることを心がけてください。具体的なエピソードや経験を交えながら、なぜ他のプラントエンジやゼネコンではなく大成建設を志望するのかを明確に伝えることが重要です。
自信を持って面接に臨んでください。応援しています。 (2025年卒 大成建設 建築創造エンジニア(総合) 内定)
内定者の多くは志望動機だけでなく、入社後にどのような業務につきたいか・これからのゼネコンに必要なものは何か、といった明確なビジョンや将来像を描いている方がほとんどであるため、自立性をもった人材が求められているのだと感じます。 (2024年卒 大成建設 土木 内定)
本番では、面接の厳かな雰囲気に気後れせず、ハキハキと明るく受け答えすることを意識しましょう。
また、入社後のビジョンや将来像の解像度をあらかじめ上げておくことで、回答に強い説得力が生まれるだけでなく、「だからこそ大成建設でなければならない」という熱意をまっすぐにアピールできます。
【清水建設】徹底した志望度の確認と事前課題が特徴的な選考
清水建設の選考では、「他社ではなく、絶対に自社が第一志望かどうか」をあらゆる角度から厳しく確認される傾向があります。また、面接の前に「自己紹介シート」をはじめとする複数の事前課題が課されるケースも多いため、入念な準備が欠かせません。
自分が内々定をもらえた理由として一番大きいのは、清水建設が大好きと何度も公言していたからだと考えている。
大学で行われた説明会の時から、清水建設しか興味がないと言い続け、またアルバイトで清水建設で働いていたこともあり、信憑性があったのだと思っている。 (2026年卒 清水建設 グローバル職 内定)
面接に際し、一次面接前に一つ、最終面接前に三つの事前課題(自己紹介シートなど)があったため時間を割く準備をしておくこと、また全ての課題に対して一貫性を持たせることが重要。
面接官の方はそれらをきちんと読み込んで面接に臨んでくださっている。 (2026年卒 清水建設 グローバル職 内定)
実際に内定者の声を見ると、事前課題のなかには「仕事に対する自身の考え方を、企業のビジョンと結び付けて記述する項目」も存在していたと語っています。
面接官に熱意を証明するためにも、これまでの過去経験を棚卸しするとともに、同社の目指す方向性を深く理解し、自身のビジョンとの共通点をあらかじめ明確にしておきましょう。
【竹中工務店】志望度やインターンでの評価重視の選考
竹中工務店の選考では、建設業界を志望する理由に加え、他社と比較した「なぜ竹中工務店なのか」という熱意を厳しく問われる傾向があります。また、インターンでの課題や成果がその後の評価に直結する点も、同社の選考を突破するうえで重要なポイントです。
なぜ建設業界か、なぜ竹中工務店かということがしっかりと説明できるようにした方がよいと思います。
特に建設業界に対する志望度は毎回の面接で聞かれるので、しっかりとした芯のある回答を用意しておくことをお勧めします。 (2022年卒 大阪府立大学大学院 竹中工務店 技術系 設備(設備設計・設備施工管理・エンジニアリング) 内定)
インターン時の課題が面接に直結するため、しっかりと対策を行ったほうが良い。選考スピードが他社より早いため、しっかりと情報を確認することを心がけていた。
面接のタイミングによって内定時期が変化するが、準備期間は用意したほうがいい。 (2025年卒 竹中工務店 技術系 内定)
同社の内定者が実際に伝えた志望動機は、「スーパーゼネコン5社の志望動機|内定者の回答10選」で紹介しています。先輩たちの回答をヒントに、「竹中工務店でなければならない理由」を言語化していきましょう。
また、同社が実施しているおもなインターンの概要は以下のとおりです。選考のスピードが他社よりも早いからこそ、インターンを通じて企業への理解を深めるとともに、常に選考を意識して高い緊張感を持って臨むことが内定を大きく引き寄せるでしょう。
| 種類 | 概要 |
|---|---|
| 建築技術3days仕事体験 | 施工管理にとどまらず設計や技術開発の段階からプロジェクトに参画する「建築技術職」の就業体験や見学を通じ、ものづくりの最前線で働く醍醐味を体感できるプログラム |
| 事務系 夏1day仕事体験(対面型) | コーポレート部門だけでなく作業所で「ものづくり」に携わりながら、プロジェクト全体をマネジメントする同社の事務職ならではのやりがいや魅力を体感できるプログラム |
| 構造設計5daysインターンシップ | 建物の安全性を担保しながら意匠性を実現するクリエイティブな役割を担う、ものづくりの川上段階である「構造設計職」の業務や設計にかける思いを実際に体感できるプログラム |
スーパーゼネコン5社の志望動機|内定者の回答10選
「スーパーゼネコン5社の選考の特徴|選考難易度・採用大学・選考フロー」で解説したとおり、各社の選考では他社と比較した「なぜこの会社でなければならないのか」という明確な志望動機が求められます。
内定者の回答を参考にすることは、企業に評価されるポイントを効率的につかむうえで大きな手掛かりとなります。
ここからは、スーパーゼネコン各社の内定を勝ち取った先輩たちの志望動機を紹介します。説得力のある志望動機づくりのヒントにしてみてください。
鹿島建設
建物を通じて歴史を作り、長期間人々の生活を支えたいと思い、貴社を志望する。
私は現在、戦後日本の復興過程について研究しており、当時建設された建物が今でも私たちの生活を支えていることに感銘を受けた。形として後世に残るだけでなく、長きにわたって人々の生活を支える仕事がしたいと考え、建設業界を志望している。
特に貴社を志望する理由は2つある。1点目は「現場第一主義」に共感したからだ。私が〇〇部の主将として、部員全員で入賞を目指し、取り組んだ経験と、現場に向けて全社員が全力を尽くす貴社の姿勢が、共鳴するように感じた。
2点目は「100年をつくる会社」というビジョンに向け、高い技術力と総合力を持っている点だ。貴社は、開発から竣工後の維持管理までを一貫して行う総合力や、「進取の精神」の基で革新的なプロジェクトに積極的に取り組む中で培った高度な技術力を有している。
実際にカクラスが導入されている十三の現場を見学させていただき、貴社の高い技術力を実感した。人々の生活を技術で支えてきた貴社に対し、強い憧れを抱いている。私にとって貴社は唯一無二の企業である。貴社で働きたいと強く思い、志望する。 (2026年卒 鹿島建設 事務系 内定)
私は未来に残るものづくりに携わりたく貴社を志望します。
貴社は創業以来100年以上業界の最前線で活躍してきた実績があり、その高い技術力を活かし幅広い事業を展開し、「鹿島スマート生産」のような新たな取り組みで業界をリードしつつものづくりを通して社会と深く関わってきた点に魅力を感じました。
私の父親が建設業で働いており、日頃から「あの建物はうちの会社も施工に携わった」と嬉しそうに話しており、自分が携わった建物が人の役に立つってどのような気分なのだろうと思っていました。そして幼いころからものづくりに触れることによって自分が携わった建物が人々の暮らしの役に立つことが私の夢になりました。
建物とは人々の暮らしを支え、何十年とその場所にあり続け今の私たちの思いを未来に伝えてくれる存在だと考えております。
設備施工の仕事はそのような建物に命を吹き込むことであるという社員の方の言葉に魅力を感じ、私も未来に残る建物の最後の仕上げに携わりたいと思い、設備施工管理を志望しました。
また、貴社を強く志望する理由は人の魅力です。説明会やリクルーター面談、先日のインターンシップにおいての貴社の方々が学生である私に真摯に向き合ってくださり貴社の方々の相手を思いやり、仕事に熱意をもって取り組む誠実さを感じ、そのような方々がいる環境で働きたいと思いました。
以上の理由から設備施工を通じて建築物に携わり、貴社に貢献したいと思っています。 (2025年卒 鹿島建設 建築設備 施工系 内定)
スーパーゼネコンのなかでも、鹿島建設は「技術立社」として他社を圧倒する技術力を誇っています。
内定者の志望動機を見ると、単に「技術が高い」という抽象的な表現にとどまらず、「カクラス(KaCLASS)」や「鹿島スマート生産」といった同社ならではの具体的な取り組みを挙げているのが共通点です。最先端技術への深い理解と関心を示せている点が、選考での高い評価へとつながっているでしょう。
さらに、どちらの回答にも「十三の現場見学」や「インターンシップへの参加」など、自ら足を運んで得た一次情報が盛り込まれています。自分の目で見て感じたリアルな体験を加えることで、第一志望としての強固な熱意をまっすぐにアピールできます。
大林組
一級建築士である父が私の小学校建設時に現場監督を務め、建物が形を成していくスピード感に大きな感動を覚え、施工管理を志しました。
貴社のインターンシップを通じて、「自分が作ったものが、自分の知らない人々に笑顔を創る」という言葉に深く感銘を受けました。自分が手掛けた建築物が多くの利用者に笑顔を届けられる点に大きな魅力を感じています。
特に施工管理の仕事では、厳しい施工期間を乗り越え、完成した瞬間の達成感は、他の職業では味わえない特別なものだと考えています。
また、「人の大林」と称される貴社のアットホームな雰囲気を実感し、その環境で働きながら成長したいと強く思いました。
特に、生産設計業務が最も興味深く、本業務の先駆者であることが貴社の強みであると理解しました。「大林組で全てを手掛けることで、標準的な収まりが実現し、共通の方向性を持ちやすくなる」という言葉が印象的で、私も挑戦したいと感じました。
また、アトラシアン・セントラルの新築工事のように貴社の技術で世界と日本を繋ぐプロジェクトにも関わりたいと考えています。 (2026年卒 大林組 建築 内定)
文系でもモノづくりに携わることができて、人々の交流の場を創造し、訪れる人を笑顔にすることができると考え、建築業に興味を持ちました。
身近なところでいうと、グランフロントや甲子園を訪れた際、人々の交流が生まれ思い出に残る場であることを強く実感し、興味を持っていました。
その中でも御社を志望する理由は主に3点あります。1点目は関西に強みを持っていること、2点目はMAKE BEYONDのブランドビジョンにもあるように挑戦を大切にする社風であること、3点目はスポーツ施設への実績が多い御社において、スポーツを通じた人々の交流に貢献したいと考えているからです。 (2026年卒 大林組 事務 内定)
大林組の内定者の志望動機では、同社の代名詞である「人の大林」と称される温かい社風や、ブランドビジョン「MAKE BEYOND つくるを拓く」へ言及しています。
競合他社が技術力を前面に押し出すなか、大林組は特に「人」や「挑戦」を重んじる風土が特徴です。内定者は単に「雰囲気が良い」で終わらせず、インターンで社員から直接掛けられた言葉や自身の成長への思いを絡めることで、企業風土との高いマッチ度を示しています。
また、同社の長期ビジョンと学生自身のありたい姿が合致している点もポイントです。「人々に笑顔を届ける」「交流の場を創造する」という個人の思いを、グランフロントなどの具体的な実績と結び付けることで、志望動機の説得力を高めています。
大成建設
私は建築やインフラ整備により、人々の生活に寄り添い安心安全の暮らしを提供し新たな交流を生み出すことができる建設業界に携わり貢献し、私の目標である自分が施工を行った建築が多くの人々に利用され、次世代に繋げることであり、数あるゼネコンの中でも貴社は業界のリーディングカンパニーであり、時代に合わせた新事業に積極的に挑戦する姿勢を持ち続ける企業であることから貴社を志望した。
私は幼少期からものづくりに興味があり、祖父がダムやトンネルの建設に関わっていたことから、多くの建設を見学する機会があり、スケールの大きさには圧倒され、多くの人や企業が関わり一つの目標に向かって働く環境に私も携わり、体験した感動を他の人にも共有したいと強く感じ建設業界を志した。
また大規模建設だけではなく、生活の一部となる施設や都市開発を通して、利用者や住む人たちを支え、暮らしの向上や維持に関わることができ、やりがいを感じることができると考える。
貴社は、建築やインフラ整備を大規模に行い、国内外で活躍する環境の中人々の暮らしを支え、自然環境にも貢献し、「地図に残る仕事」、「人がいきいきする環境づくり」に取り組む姿勢は私の掲げる目標を達成できる環境ではないかと考える。
そして、チームワークが欠かせない建設業界において、私がこれまで経験してきた仲間とコミュニケーションを取り、目標を成し遂げる中で得た、それぞれの「周囲を巻き込む力」、「最後までやりきる力」、「次の事を考えて行動する力」を活かしてこれからの社会向上、維持の取り組みを貴社で活躍し、貢献し、私の目標を達成したいと考える。 (2025年卒 大成建設 建築創造エンジニア(総合) 内定)
私は、地図に残るだけでなく人々の記憶に残るような建物をつくりたいと考えています。
私自身新生活を始めたときに目にしたJRセントラルタワーズの存在感は今でも忘れられず、街の象徴となる建築が人の心に与える影響の大きさを実感しました。
また、独立採算制のもと作業所単位で意思決定できる環境や、若手にも責任ある役割を任せる風土にも魅力を感じています。
インターンでも入社2年目の社員の方が現場を仕切っているところを見て、私自身も早くから裁量を持ち責任ある立場で社会に誇れる建物に携われると感じ、貴社を志望しました。 (2026年卒 大成建設 建築創造エンジニア 内定)
内定者の志望動機では、同社のビジョンと自身の原体験を重ね合わせています。「祖父が建設にかかわった建造物に圧倒された経験」や「JRセントラルタワーズの存在感」をフックに、「人々の記憶に残り、次世代へつながる建物を造りたい」という将来の目標をまっすぐに伝えています。
また、同社特有の組織風土を深く理解している点も共通しています。特色である「現場独立採算制」や、若手から大きな裁量を持てる環境を的確にとらえ、自ら主体的に挑戦・成長していきたいという強い「自立性」を示すことで、求める人物像との高いマッチ度を示しています。
清水建設
私の夢は多くの人々が活動をし、感動を与える場を作ることです。建物を通じて人々の生活を根底から支えていきたいと考えました。
私は御社が施工を担当した平塚文化芸術ホールをよく利用します。そこでは多様な年代の人々がイベントの有無に関わらず賑わい、様々な活動をしているのを見かけます。御社が掲げるキーワードとして人の繋がりを大事にする、伝統の継承とあり、それを見事に実現していて御社で学ぶことにとても魅力を感じました。
御社のインターンシップに参加した際に見学したNOVAREでは、伝統を継承しつつも最新のテクノロジーを活用し、イノベーションの場を提供していました。各棟が相互に高めあうように存在していて感動したのを覚えています。
私の夢を実現するために、貴社が持っている目標を成し遂げる力を吸収し発揮したいと考えます。 (2025年卒 工学院大学 清水建設 エリア職 内定)
小さいころにダムの観光放流を見てその大きさに圧倒されたことが土木という業界に興味を持ったきっかけだった。
そして高校時代に仲間と大きなものをつくる機会があり、だんだんと完成形が見えていき出来上がるという過程に感動し、結果が目に見える仕事をしたいと思ったからゼネコンを志望した。
その中で清水建設のインターンシップに参加した。その中で、御社の社員の方が安全にとても気を使っているのを見た。研究の中で労働災害について調べる機会が多く軽視されることの多さを感じていたのでその点がとてもよく見えた。
そのような人を大切にする会社で働きたいと思った。 (2025年卒 清水建設 グローバル職 内定)
清水建設は、社寺・伝統建築の豊富な実績を守る一方で、デジタルを活用したものづくりの進化にも果敢に挑戦しています。
内定者の回答を見ると、「歴史・伝統」と「イノベーション」の両立という同社ならではの姿勢をとらえ、自身の夢と結び付けていることがうかがえます。たとえば、イノベーション拠点「NOVARE」での見学体験を具体的に交え、伝統を最新技術で昇華させる同社の姿勢へ深く感銘を受けた経験を簡潔に伝えています。
また、同社が重んじる「人への配慮」に焦点を当てている点もポイントです。現場の安全管理と自身の研究テーマである「労働災害」を重ね合わせ、「人を大切にする風土」への共感を語ることで、同社の本質を突いたアピールへとつなげています。
竹中工務店
「様々な人への貢献ができる」設計者になるという自分の夢を達成するため、貴社の「棟梁精神」を学びたいと思ったからです。
これまで大学では自分の研究テーマをより深く知るため〇〇にて勤務し、困難を乗り越える生き方を学びました。この経験は会社での業務に役立つと共に、自分の為になるからこそ「人の為に考え、働くこと」のやりがいに気付かされました。
貴社のお客様第一主義はもっともこれを象徴しており、そこから作品へ繋げる過程に自分も携わっていきたいと考えるようになり志望しました。 (2025年卒 竹中工務店 技術系 内定)
2点ございます。
1点目ですが、私は意匠性の高いランドマーク建築や、利用者が心地よく過ごせる心躍る空間を創出することに大きな魅力を感じています。建築に対し強いこだわりを持ち、意匠性の高い作品を作り続けてきた御社だからこそ、私の想いは実現できると確信しております。
2点目は、御社の社員の方々の人柄に惹かれているからです。入社して何をするかということと同じように、誰と働くかということも重視しています。就職活動をする中で、御社の社員さんとお話する機会が最も多く、社員さんの人柄に惹かれ、一緒に働きたいと考えた次第です。 (2026年卒 京都大学大学院 竹中工務店 技術系 建築技術(建築施工管理・プロダクト(施工図)・内勤技術部門) 内定)
スーパーゼネコン各社が「大規模プロジェクト」や「最先端技術」を前面に押し出すなか、竹中工務店は手掛けるすべての建物を「作品」と呼ぶ独自の「作品主義」を貫いています。
内定者の回答でも、この「作品」という同社特有のキーワードを明確に用いている点が共通しています。他社にない高いデザイン性や設計への強いこだわりを正しく理解し、自身の建築への思いと結び付けることで、「なぜ竹中工務店なのか」という熱意を論理的に伝えています。
また、長年受け継がれる「棟梁精神」や顧客第一の姿勢をとらえ、利用者目線で「さまざまな人へ貢献できる設計者になりたい」という具体的なビジョンを提示しています。同社独自の思想を深く汲み取り、自身のキャリア像に明確に落とし込んで語る構成が、高評価につながる土台となるでしょう。
スーパーゼネコンの選考対策|内定者からのアドバイス
繰り返しになりますが、スーパーゼネコンは5社とも選考難易度が高く、事前の対策が内定獲得に大きく影響します。
ここでは、内定者からのアドバイスをもとに、スーパーゼネコンの選考を突破するための具体的な対策を詳しく解説します。
①インターンやOB・OG訪問を通じて一次情報を得る
スーパーゼネコンの選考では、ネット上の情報だけでなく、インターンやOB・OG訪問を通じて実際に自分の足で現場へ赴き、社員の雰囲気を肌で知ることがきわめて重要です。
また、これらへの参加をきっかけにリクルーターがつき、早期選考など有利なルートに乗るケースが多数報告されているのも特徴です。
大林組に内定するためには、OB・OG訪問が非常に重要です。
OB・OG訪問は、最高の企業研究につながります。その理由は、実際に働く社員さんから直接話を聞くことで、現場のリアルな状況やプロジェクトの魅力、大林組ならではの価値観や雰囲気を肌で感じることができるからです。
ウェブサイトだけでは得られない具体的なエピソードを知ることで、自分の志望動機やリーダーシップ、コミュニケーション能力などの長所をどのように活かすかを明確にする大きなヒントを得られます。
また、社員さんの話を基にした志望動機は説得力が増し、面接官にも深い企業理解が伝わります。このように、OB・OG訪問を通じて得た「生の情報」を活用することが、内定への大きな鍵となります。
私は実際にインターンシップ、選考ともにほぼ苦労なしで進むことができました。何度もお伝えしますが、絶対にOB・OG訪問してください! (2026年卒 大林組 建築 内定)
まずインターンシップに参加することで、リクルーターがつくので志望している学生は必ずインターンシップに参加するべきだと思います。
また、志望度の高さが重視されているので、出来る限りOB訪問を行ったり、本社に見学に行くなどして、志望度の高さをアピールする必要があると思います。 (2024年卒 大成建設 総合職 内定)
内定者が語るように、インターンやOB・OG訪問を経験することで「自分にしか語れない生の体験」を手に入れることができ、それを志望動機やキャリアビジョンに盛り込むことで説得力が格段に増します。
早い段階からこれらへの参加を意識し、こまめな情報収集を心掛けましょう。また、インターン参加前には企業や業務内容の大枠を理解し、OB・OG訪問の前には質問の準備を徹底して、それらの機会を選考突破に活かす有意義な経験にしていきましょう。
②他社比較を通じて「その企業を志望する理由」を明確にする
事業内容や施工規模が似通っているスーパーゼネコン5社において、「なぜ他社ではなく自社なのか」という問いは、すべての選考で必ず深掘りされる最大の難所となります。
各社の社風や強みの違いを自分の言葉で言語化し、第一志望としての熱意をまっすぐに伝える姿勢が求められます。
とにかく他のゼネコン、特にスーゼネとの違いというのを明確にしておく必要がある。面接でもこの部分が一番深ぼって聞かれた。
もちろんネットでの情報収集も大事ではあるが、ホームページで業務内容や業績などを見てもその違いというのは分かりづらい部分があるのでリクルーター面談やインターンへの参加は非常に重要だと感じる。
実際に現場で働いているところを見たり多くの社員さんと会ってお話しを伺ったことでその違いというのが見えてきたと感じる。 (2026年卒 大成建設 建築創造エンジニア 内定)
清水建設株式会社に内定するためには特に他社との比較をし対策する必要があると強く感じた。
「なぜ清水建設なのか」を明確にする 具体的には、他のスーパーゼネコンと何が違うと感じたのか。自分の将来像と清水建設の強み(技術力、プロジェクトの特徴、人材育成など)がどう結びついているのか。
清水建設の面接では、熱意と誠実さが伝わるかが重要。率直に自分の考えを伝える、形式的な回答より、正直な気持ちを伝えることが評価されたと感じた。 (2026年卒 清水建設 グローバル職 内定)
この記事で解説した各社の強みや今後の動向、社風などを参考に、「他社ではなくその企業でなければならない理由」をまずは箇条書きで整理してみましょう。志望動機の核となる部分が可視化され、面接官を深く納得させる説得力のある内容に仕上がります。
③現場で求められるタフさや対話力を示す
施工管理をはじめとする建設業の現場では、体力面や精神面における高いタフさが求められます。単なる憧れだけでなく、泥臭い現場の実態や大変さを正しく理解したうえで、それでもやり遂げるという覚悟を示す姿勢が不可欠です。
また、一つのプロジェクトを動かすために多くの職人と協働する仕事だからこそ、選考では協調性や対人スキルも見極められます。
大林組に限ったことではないが、建設業・施工管理の仕事への理解を深めることが重要だと思います。
「この人を入社させて、辛くても辞めずに続けれるか?」ということを問うような質問が多かったです。そういった意味では、実際に自分の目で建設現場がどのような環境であるかを確認し、人に説明できるようになっておくべきだと思います。
それを理解したうえで、それでも現場が好きだ、建物が好きだ、という熱量があれば面接官にも伝わると思います。 (2023年卒 大林組 建築(生産・開発・研究) 内定)
私がOB訪問でも言われたことですが、はっきりと話すこと、わからないことはわからないということが大切であると思いました。
そして回答に困っても黙りこむのはNGです。建築物はみんなで協力して作り上げていくものなのでコミュニケーションはとても大切です。
コミュニケーション能力がないと判断されると合格は難しいと思うので、何かしらの回答をすること、そして入りたいという思いをぶつけること、笑顔を絶やさないことが大切であると思います。 (2022年卒 東京理科大学 清水建設 グローバル職 建築系(建築、建築(生産技術)) 内定)
選考では、困難に直面しても泥臭く努力し続けた経験や、周囲と協力して成果を出した経験を伝えることが効果的です。面接やOB・OG訪問の場でもハキハキとした明るい受け答えを徹底し、現場で多くの人々をまとめて活躍する姿を採用担当者にイメージさせましょう。
スーパーゼネコンの選び方|各社の「求める人物像・志向」に当てはまるかチェック
「自身の価値観や適性に最も合う一社を選び抜きたい」という人に向けて、最後に自分に合ったスーパーゼネコンの選び方を解説します。
各社の強みや特徴から分析した「志向・価値観」と、内定者のアドバイスから紐解いた「おすすめの人物像」を以下の表にまとめました。自身の適性と照らし合わせながら、最も意欲的に活躍できる企業を見つけていきましょう。
| 企業名 | 志向・価値観 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| 鹿島建設 | ・超高層や遠隔施工などの最新技術に触れ、大規模プロジェクトを通じて社会にインパクトを与える仕事がしたい ・「100年先をつくる」というビジョンに共感し、入社後にどう成長し会社に貢献するか、明確なキャリアプランを描きたい |
・厳しい現場環境下でも冷静に状況を判断し、チームで協力して問題解決に取り組めるタフさと論理的思考力を持つ人 ・1級建築士の取得などに励み、「技術の鹿島」の最先端の環境下で自律的に学び、専門性を磨き続けられる人 |
| 大林組 | ・木造建築や免震技術といった挑戦的な実績に関心を持ち、新たな課題に対しても柔軟に学び続けながら取り組みたい ・「人の大林」と称される柔和な社風のなかで、周囲と円滑に連携しながら成長していきたい |
・現場で多くの職人や関係者と良好な信頼関係を築き、チームをまとめ上げる明るさや高いコミュニケーション能力を備えている人 ・「現場で吸収しながら成長する」という素直さを持ち、海外展開や新技術などの変化に対しても柔軟に挑戦し続けられる人 |
| 大成建設 | ・大型インフラなどのプロジェクトに関心を持ち、自身の知識や研究を実際の現場や実務にどう応用・展開できるか具体的なビジョンを描きたい ・自由闊達な社風のなかで、これからのゼネコンに必要なものは何かといった明確な将来像を持ち、自立して活躍したい |
・厳格な雰囲気にも物怖じせず、転勤や残業といった環境下でも個人の責任感を強く持って自立して業務を遂行できる人 ・現場での実践的な視点を重視し、これまでの経験で培った課題解決力を活かして泥臭い業務にも真摯に取り組める人 |
| 清水建設 | ・社寺建築や伝統建築といった独自の強みに惹かれ、「絶対に清水建設で働きたい」という熱意を一貫して持ち続けたい ・「誠実な仕事ぶり」を大切にする社風に共感し、チームワークを重んじる環境で長期的に会社へ貢献したい |
・現場で外国人や年上の職人たちを指揮・統率するための強いリーダーシップと、厳しい労働環境にも耐えうる体力を持つ人 ・素直さや謙虚さを持って努力し続け、誠実な姿勢でチームに貢献できる人 |
| 竹中工務店 | ・建築物を単なる建物ではなく「作品」ととらえ、同社ならではの高いデザイン力や都市レベルの提案に強いこだわりを持って携わりたい ・設計と施工の「一貫体制」を深く理解し、両方の業務に関与することでプロジェクトの全体像を把握し、新たな価値を生み出したい |
・現場の職人やかかわる多くの人々と円滑な意思疎通を図りながら、周囲を巻き込んでプロジェクトを前進させるコミュニケーション能力を持つ人 ・自分の言葉で対話し、新しいアイデアやより価値のある成果を実現する実行力を持つ人 |
スーパーゼネコン5社の違いを理解し自分にベストな一社を選ぼう
この記事では、スーパーゼネコンの強みや今後の動向から、働き方、社風まで徹底解説してきました。
各社の事業内容が似通っているからこそ、独自の技術や「ものづくりへの思い」を深く理解することが選考突破に不可欠です。他社との違いを比較し、「自分ならではの志望動機」を論理的に組み立てることが、内定を大きく引き寄せます。
この記事の解説や内定者の選考体験記を参考に、自分にとって最適な一社を選び抜いたうえで対策を徹底し、自信を持って選考に臨みましょう。
就活会議編集部
就活会議の編集チームです。就活生の皆さんの役に立つ「企業と面接のリアルな情報」を発信しています。体験記・ESは 会員登録すれば見放題! YouTubeチャンネルも配信中です!編集部についての詳細は 記事コンテンツの制作方針をご確認ください。

この記事の編集担当者
佐藤 美空
大学卒業後、就活会議のグループ会社であるポートに新卒入社。約1年間キャリアアドバイザーとして文系学生の就職支援をおこなう。就活生時代にポート運営の就活メディアを活用した経験から、「今度は私が就活生の役に立つメディアを創りたい」という思いでライターに転身。現在は就活会議のライターを担当している。
大学卒業後、2018年にパーソルキャリアに入社。中途人材紹介事業において、4,000名以上の求職者と100社以上の企業を支援。2022年に就活会議のグループ会社であるポートに入社。キャリアアドバイザーとして学生の就活支援に従事し、新規事業である就活会議エージェントの立ち上げにも参画。現在は約100名規模となるキャリアアドバイザーグループの責任者を務める