【19卒】ＫＳＫの夏インターン体験記（理系/エンジニア）No.4001（東海大学/男性）（2018/11/21公開）

インターンシップに参加している就活生の中には、他の会社以上に多様な学生がいてそれらの学生と意見を交換しあう機会が多くて、こう考える人もけっこういるんだと気付けたのは良かった。他の会社の就活生と比べて、仕事に対して良くも悪くもいろいろな価値観を持っている学生(仕事はただ金を稼ぐための手段と割り切っている人など)がいたので、自分は就活において何を重視すべきかというところを見つめなおすきっかけになった。

インターンシップでのグループワーク自体は、予備知識が必要なものは一切なく、その場での積極性や発想力、コミュニケーション能力などこれまでの人生で培われてきた能力だけあればよい。筆記試験後には懇親会があり、社員の方とお話しする機会があるので、自分がこの会社に入ってどういう分野に携わりたいかということはあらかじめ絞り込んでおくと話しやすいと思う。

「KSK社員の一日を追体験しよう」という触れ込みだったが、グループワークは社員の実際の仕事とは直接的に関係のない協力ゲームや意見交換ばかりだったので、「追体験」という看板は中身と合っていないと思った。実際に、簡単なコードを書いてみるとか、社員の人が働いているところを見学するとかの機会があればもっとイメージができたと思う。

インターン参加者に難関大学はほとんどおらず、またIT関連の経験も一切問われておらず、意欲・元気のよさ・社風とのマッチング・コミュニケーション能力などを重視していそうな感じだったので、インターンに参加してその後の筆記試験や懇親会に参加すれば適性のある人は誰でも内定を取れそうだと感じた。

ここの会社は、社内の働きやすい雰囲気をとても重視していて禁煙の徹底などは魅力に感じたが、インターンではその雰囲気があまり自分とは合わない・疲れてしまうと思ってしまったので志望度は下がった。参加している学生の中には働くことにあまり意欲のない人がいて、同じ職場にはあまりいてほしくないなと正直思ってしまった。

インターンシップ直後に一次筆記試験があるので、実質的にインターンは必須でありインターンに参加したからといって直接的には有利にしてもらえるわけではないが、一次筆記試験のさらに後の懇親会では面接官も務める社員も含めてお話しする機会があるのでそこで志望度の高さをアピールすればかなり内定に近づけそうだと思った。

インターンシップ後に感想やまとめの紙を提出し、そのあと本選考の一次筆記試験が始まる。その後、引き続き社員の方も交えた懇親会で食事をしながら社員の方に質問したり具体的な仕事内容を聞けたりする機会がある。

IT業界を中心に、インフラや製造業などを検討していた。IT業界は規模の大小や上流下流を問わずかなり幅広い企業を見ていた。SIer、自社開発のソフトウェア会社、通信キャリア、セキュリティソフト会社、エンジニア派遣会社など。特に志望度が高かったのは、NTTデータ、日本IBM、富士通、NEC、東芝、日立製作所、ドコモ、KDDIなど。

今回のインターンシップを通して、志望業界は変わらなかったが会社を選ぶ軸は少し変わった。雰囲気は無理して活気を作らなくてもいいし、仕事にやる気のある人が多い職場の方がいいと考えるようになった。インターンや会社説明会などではかなり企業の色が出るので、なるべく多くの就活イベントに参加して経験を積み、自分に合っている企業かどうかの見当をつけられるようにしようと考えるようになった。