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CREATED ON 2026.03.31 | UPDATED ON 2026.03.31

三井住友カード選考対策|内定者ES・再現面接スクリプトを公開

企業研究
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内定者のES・面接回答を公開! 三井住友カード選考対策 同社の評価指標も紹介

こんにちは。就活会議編集部の飯塚です。 SMBCグループの一つ、三井住友カードは、OliveやVポイントなど、消費者に身近なサービスを展開しています。他社連携や新サービスによるキャッシュレス推進やデータ活用も同社の特徴です。 本記事では、三井住友カード26卒内定者へのインタビューをもとに選考対策を紹介します。内定者のESや面接での回答のほか「ほかの志望者が出さないようなサービス名をアピールした」「挑戦の風土にマッチする回答をした」など、三井住友カードを志望する人が参考にしたい情報を見ていきましょう。

この記事は、就活会議の会員が投稿した体験記にもとづいて作成・編集をしています。就活会議の会員は現役の学生であることを確認しています。

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本記事は、内定者へのインタビューを通した三井住友カードの選考に関する体験談や選考情報を掲載します。実際の選考情報については公式HPや企業マイページからご確認いただき、掲載情報の最終的な扱いについてはご自身のご判断にてご活用ください。

内定者のプロフィール

名前 W・Rさん(仮名)
大学名・卒年 早稲田大学 26卒
内定企業 三井住友カード、三井住友銀行、みずほ銀行、三井住友海上あいおい生命、日本IBM、PwCアドバイザリー、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー、三菱UFJリサーチアンドコンサルティング、ベイカレント、KPMG税理士法人
応募コース オープンコース
就活の軸 中長期的なキャリアパスの幅広さがあること
デジタル活用まで踏まえ、学びを活かせること
課題解決を通じて他者の成功を支援し、長期的な信頼関係を築けること

内定者Wさんコメント:理系というバックグラウンドを活かしつつ、金融やコンサルなど幅広い業界を見ていました。三井住友カードは、そのなかでも挑戦的な社風を魅力に感じて志望しました。

三井住友カードの基本情報

三井住友カードはSMBCグループの決済事業の中核を担っています。クレジットカード事業のほか、信販事業や決済代行業務などもおこなっています。

銀行のような堅実さはあるものの、新規事業を開拓していくような挑戦的な社風が特徴です。近年では、データ活用やキャッシュレス推進がされ、外部企業との連携もさかんにおこなわれます。

以下は、基本的な企業情報です。

会社名 三井住友カード株式会社
設立日 1967年12月
資本金 340億円
従業員数 3,190人
売上高 6,780億5,000万円
代表者 大西幸彦
本社所在地 〒541-0042 大阪府大阪市中央区今橋4丁目5番15号
URL https://www.smbc-card.com/index.jsp
採用URL https://jinji.smbc-card.com/recruiting/

内定者Wさん:銀行には堅い印象がある一方で、三井住友カードはチャレンジングな人が多く、カードを通じてさまざまなことを実現したいと考えている人が多かった印象があります。OB・OG訪問で話した社員の方は、SMBCグループや他社(PayPayやYahoo!)との連携を通じて「人々の生活を向上させたい」という思いを持っていました。僕自身も、「常識を変える」「挑戦的な社風」などの点に関して、良い意味で何でもできそうだという期待を持ちました。

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内定者が三井住友カードの評価指標と感じたもの

三井住友カードの採用では、単なるスキルの有無だけでなく、人柄や価値観が厳しくチェックされます。以下はWさんが選考を通じて三井住友カードの評価指標と感じたものです。

  • 論理的思考力:自分の経験を「なぜ」という視点で深く分析し、一貫性を持って話せるか
  • 信頼性:誠実な人柄であり、三井住友カードの一員として信頼に値するか
  • 挑戦志向:企業の「常識を塗り替える」姿勢に共感し、自ら主体的に動けるか
  • 企業理解:表面的な知識だけでなく、周辺事業(Oliveやデータ活用など)にも深い理解があるか

内定者Wさん:オープンコースでは、会社への熱意やそれまでの経験が非常に重視される印象がありました。特に学生時代の経験を話す際は、「なぜその行動を取ったのか」「周囲にどう働きかけたのか」まで深掘りされるので、自己分析を徹底しておく必要があると感じました。

三井住友カードの選考フロー

三井住友カードの選考は、インターン選考の結果が本選考に影響するケースもあります。特に、2026年卒では前年度と比較して、インターンを通じた年内内定が増加した傾向にあります。

以下は、就活会議に寄せられた選考体験談から推測される、2026年卒の一般的な選考スケジュールです。

ステップ 形式 内容
大学3年 6〜8月 夏インターン選考 オンライン 1〜5days。ここで高評価を得ると早期選考の権利を獲得できる。
大学3年 11〜12月 早期選考(面接) オンライン インターン参加者はGD免除。年内に最終面接まで進む。
大学3年 12〜1月 内定(早期) - 年内に内々定が出る。就活継続は容認されるケースが多い。
大学3年 1〜2月 一般選考開始 オンライン データ活用テスト(任意)が登場した。高スコアでGD免除の特典がある。
大学3年 2〜5月 1次〜最終面接 オンライン/対面 一般ルート。面接官は人事・営業部長など。各20分の短時間面接。

Wさんは、インターン選考に臨みインターンへの参加権利を得たものの、インターン参加は辞退したため、本選考で内定を獲得しました。スケジュールは以下の通りです。

ステップ 形式 内容
1月上旬 ES・Webテスト Web 玉手箱。SMBCグループのインターン結果を使い回した、
1月下旬 GD Web 学生6人に対して人事1人。30分間
2月上旬 一次面接 Web 若手人事と20分間
2月中旬 二次面接 Web 中堅人事と20分間
3月上旬 三次面接(最終面接) 対面 豊洲本社で人事部長と20分間

内定者Wさん:夏のインターン選考を通過していたため、一般的な本選考よりも1カ月程度早く選考を始めてもらえました(インターン自体はほかの企業とのインターン優優遇割合から判断して参加辞退)。 ちなみに、インターン選考のフローはES提出、Webテスト、GDがありました。

三井住友カードの本選考対策

ここからは、Wさんが参加した本選考の様子とともに、各選考ステップごとの具体的な対策を紹介します。

本選考ESの質問と回答

三井住友カードのESでは、課題解決力やリーダーシップといった強みを、具体的なエピソードとともに記すことが求められます。三井住友カードの本選考ESの質問例は以下です。

①問題解決、もしくはリーダーシップを発揮したエピソード(400文字以下)
②3年後に築いていたいキャリア(200文字以下)
③スキルの獲得・活用方法(200文字以下)
④志望動機
⑤就活の軸
⑥ゼミや研究室の所属先と研究内容(100文字以下)
⑦部活動・サークル活動の団体名と活動内容(100文字以下)
⑧自己PR

オープンコースには文系の応募者も多いことから、Wさんは理系としての専門性もアピールに盛り込むことで差別化を図りました。また、定量的な成果の明記や、具体的なキャリアパスを描くことも意識したといいます。ここからは、①~③の質問についてWさんのES回答を見ていきましょう。

問題解決、もしくはリーダーシップを発揮したエピソード

設問:これまでの人生で問題解決をしたエピソード、もしくは、リーダーシップを発揮したエピソード、いずれかについて教えてください。

・問題解決をした経験、エピソードは、「全体像把握」「計画力」「タスク整理や進捗管理」などをポイントに記載してください。

・リーダーシップを発揮した経験、エピソードは、「統率力」「意思決定力」「実行力」などをポイントに記載してください。(400文字以下)

内定者の回答

大学の必修授業で行われた3カ月間のコンサルティング疑似体験ワークで、6人チームのリーダーを務めた。クライアント役の教員へのヒアリングを通じて課題を抽出し、業務プロセス改革と情報システム導入を提案するプロジェクトであった。目標は最終プレゼンで1位を獲得し、チーム全員でA+を収めることだった。課題は、週1回2時間の授業内で合意形成を進める必要があった点と、メンバー間の目標意識の差であった。私はSWOT分析やビジネスモデルキャンバスを導入し、議論を構造化して短時間での合意形成を促した。加えて、メンバーそれぞれの得意分野に応じた役割分担をおこない、責任感を持たせることで進捗を可視化し士気を高めた。その結果、提案内容が大幅に改善され、最終プレゼンで1位を獲得した。チーム全員がA+を収めるという高い目標を達成し、私のリーダーシップと課題解決力が具体的な成果に直結した非常に貴重な経験となった。

3年後に築きたいキャリア

設問:3年後どのようなキャリアを築きたいか教えてください。

内定者の回答

私は、キャッシュレス社会の推進を通じて、多様な人々が便利で豊かな生活を送れる社会の実現に貢献したいと考える。貴社の「常識を塗り替える」というビジョンに共感し、新たな決済手段の提供やデータ活用によって経済活動を促進したい。入社後3年で、データ分析やマーケティングの知識を深め、業界に影響を与えるプロジェクトを牽引する存在を目指す。キャッシュレス社会のインフラを支え、持続可能な成長を後押ししていきたい。

選択したスキルの活用経験

設問:スキルを活用した経験や実績を具体的に記載してください。

内定者の回答

「〇〇〇〇(データ活用に関する講義)」の講義では、Pythonを用いたデータ分析を通じて実践的なスキルを習得した。膨大なデータセットを解析し、得られたインサイトを報告書にまとめるプロセスを重視した。たとえば、マーケットデータを分析し、消費者行動の傾向を可視化する課題では、相関分析や回帰分析を活用し、仮説を検証した。この経験を通じて、データを根拠にした意思決定の重要性と、精度の高い分析の必要性を理解できた。

スキルを今後どう伸ばし、活用したいか

設問13:上記のスキルを今後どう伸ばしたいか、活用したいかを記載してください。

内定者の回答

今後は、より複雑なデータセットを扱い、予測モデル構築や機械学習の導入を通じて分析スキルを向上させたいと考える。また、マーケティングリサーチの知識と組み合わせ、ビジネス課題解決に貢献できる提案力を磨くことを目指す。特に、消費者行動の予測や市場動向の分析など、企業成長戦略に直結する分野でスキルを活かしたい。データにもとづく提案を通じ、多くの人々に価値を提供できる存在を目標としている。

内定者Wさん:オープンコースのESではあるものの、将来的にデータ分析やマーケティングで活躍したいという意思を明確に伝えました。

GD(グループディスカッション)

Wさんの受けたGDはWebでおこなわれました。ドキュメントの共有は禁止されていたため、それぞれの発言内容は自分で記録する必要があったといいます。

  • 時期:1月下旬
  • 形式:Web(学生6人、人事1人)
  • テーマ:「社会人として求められる要素を3つ挙げるとしたら?」
  • 時間:議論30分
  • 注意点:ドキュメントの共有禁止(手書きや各自のPCでのメモのみ)

内定者Wさん:議事録の共有が禁止されていたため、役割は固定されにくかったです。私は議論が発散しそうになった時に「今回は時間がないので、この点に絞って話しましょう」と転換点を作るように意識しました。発言量を担保しつつ、協調性を示すことが評価につながったのだろうと考えています。役割よりも、議論への貢献度が重視されていたと思います。

一次面接

Wさんは、一次面接で見られているのは「普通に会話ができること」「学生時代に熱を持って取り組んだことがあるか」だと感じたといいます。

  • 形式:Web(FaceHub利用)
  • 時間:20分
  • 面接官:若手人事部(女性)1人
  • 内容:自己紹介、学生時代の経験、プログラミング、志望理由
  • 雰囲気:和やか
  • 合否:翌日に通知

内定者Wさん:20分と非常に短い面接なので、一方的に話しすぎないことが大切です。会話のキャッチボールの回数を増やし、自分の人柄や経験を端的に伝えるよう意識しました。目標にしたのは、「次の面接に良い印象で引き継いでもらうこと」でした。

二次面接

Wさんによれば、二次面接が一番厳しく見られた面接だといいます。志望動機に対する深掘りもあったことから、業界理解や志望度の高さが見られていると考えられます。

  • 形式:Web(FaceHub利用)
  • 時間:20分
  • 面接官:中堅人事部(男性)1名
  • 内容:学業、部活動、塾講師経験、業界・企業志望理由、キャリア観
  • 雰囲気:フランクだが、質問は鋭くはっきりしている
  • 評価指標と感じた点:業界理解の深さ、SMBCグループ内でのカード会社の役割

内定者WさんSMBCグループ内での三井住友カードの役割を明確に伝えられたことが良かったと感じています。面接官の方からも「よく研究しているね」と言っていただけました。 また、私は三井住友銀行も受けていたので、グループ内での三井住友カードの立ち位置について語ることができました。カードしか受けていない人は、明確に銀行とカード会社の役割を知ったうえで「なぜカードしか受けていないのか」という理由を伝えられると高評価になると思います。

三次面接(最終面接)

Wさんの参加した最終面接は東京本社でおこなわれました。二次面接が単純な志望動機を聞かれたのに対し、最終面接では入社後の貢献意欲やキャリアパスが重視されていたとWさんは考えます。

また、紙で成績証明書を提出する必要があったことが、ほかの企業の選考とは異なる点だったといいます。

  • 場所:東京本社(豊洲)
  • 時間:20分
  • 面接官:人事部部長(女性)1人
  • 内容:研究内容、就活軸、他社状況、入社後のやりたいこと、成績関連の深掘り
  • 雰囲気:穏やかで雑談ベース
  • 補足:紙の成績証明書の提出あり。GPAや履修科目についても質問される

内定者Wさん:対策として、面接までにYouTubeで企業説明をより詳細に見ていきました。 面接には、とにかく熱意をすべて伝えるつもりで臨んでいます。特に、自分がどう会社に貢献できるかを具体的に話すようにしました。 また、成績表を見ながらGPAが高い理由を聞かれたので、地道な努力ができるかどうかも見られていると感じました。圧迫感はなかったので、人柄と最終的な志望度を確認しているような印象を受けました。

面接の再現スクリプト

ここでは三井住友カードの面接で実際におこわれたやり取りを再現したスクリプトを掲載します。1つの回答に対し、2〜3回の深い質問が飛んでくるリアルな雰囲気を感じ取ってください。

内定者Wさん:質問の一つひとつに対して、一貫性を持たせることを意識しました。特に理系の研究内容は、専門外の人にもわかるように身近なたとえ話を用意しておくとスムーズだと思います。最終面接も20分という短い時間なので、余計なことを話さずキャッチボールの数を増やすよう意識しました。端的に話しながらも、やってきたことが伝わるように練習しておくことが大事です。

学生時代に力を入れたこともしくはリーダー経験

面接官:大学生活で最も力を入れたこと、あるいはチームをまとめた経験を教えてください。

内定者Wさん:はい。私は準体育会系の部活動として〇〇というスポーツをしていたんですけれども、そちらで〇〇(役職)、具体的には5人ほどが在籍するような部署においてリーダーを務めておりました。

面接官:その時の役割についてもう少し詳しくお聞かせください。

内定者Wさん:はい。具体的には〇〇(役職)というものが年度の予算を決めたうえで、それを実際に1年間通して実行するという計画を立てるような業務をおこなっており、そちらを1年間やった経験がございます。

面接官:リーダーは自薦でしたか? 他薦でしたか? 

内定者Wさん:はい。当時は他薦で、他の人から推薦していただいた形でした。

面接官:なぜ周囲は推薦したと思われますか。

内定者Wさん:はい。当時、私が学部2年生ではあったんですけれども、そこまでで会計係で必要な、信頼して任せていただけるというような部分だったり、自分が言ったことを必ず実行するというところを評価していただいて、推薦していただいたのかなと思っております。

プログラミングの経験について

面接官:プログラミングを学んだ経験はありますか。

内定者Wさん:はい。大学生活を通じてC++という言語とPythonを、実際に研究室においても使っております。

面接官:まずPythonは何に使っていらっしゃいますか。

内定者Wさん:実際にPythonは、研究室で自分自身が研究するなかで、具体的には最適化やシミュレーションといった部分をPythonのライブラリーを使ってやるような部分があり、そういったところに使っております。

面接官:C++のほうはどの程度学ばれましたか。

内定者Wさん:はい。C++はどちらかというと、最初にプログラミングの基礎を学ぶ部分で学んだんですけれども、実際に情報処理の基礎を学ぶ的な意味合いで学んだ部分がございました。

面接官:プログラムについて具体的にどんなプログラムを書いたか教えてください。

内定者Wさん:はい。こちらのC++で書いた部分でいうと、たとえば素数を判定するようなプログラムや、あとは簡単なシミュレーションをするようなプログラムを大体200~300行程度で書いた経験がございました。

オープンコースとデジタル・マーケティングコースのどちらに興味があるか

面接官:オープンコースとデジタルマーケティングコースどちらに興味がありますか?

内定者Wさん:はい。正直に申しますと、どちらも興味があるんですけれども、現時点ではオープンコースを志望しております。

面接官:どうしてオープンコースを選ばれますか。

内定者Wさん:私自身、後のキャリアとしてたとえばデジタル系の部署やマーケティング系の部署に少し興味を持っております。そちらの部に進むにあたって、最初の部分では実際にオープンコースで営業などの現場の部分を経験したうえで、後の部署に移っていくというところに意味があるのかなと思っておりまして、その観点から現時点ではオープンコースを志望しております。

面接官:これまでの学びをどう活かせるとお考えですか。

内定者Wさん:はい。どちらかというとデータ分析だったりシミュレーション的な部分が、これまでやってきた学びとしてあるかなと思うんですけれども。デジタルマーケティング的な観点で申し上げますと、そういったところのスキルを活かして、たとえばお客様ごとにカスタマイズしたものを作ったり、あとは法人向けというところでも、データ分析をしたうえでどういうカードのシステムを導入するべきか、といったところの提案につなげていけるのかなと思っております。

面接官:将来的にどんな仕事がしたいかについても教えてください。

内定者Wさん:はい。少し先ほど申し上げた部分と重なるんですけれども。カード会社はSMBCグループ内の企業であると認識しているんですけれども、カードだけではなく銀行・証券など、さまざまなお客様から集めたデータを踏まえて、何か新しく新規の事業を開発する、といったところをやっていきたいなと考えております。

学科で学んでいること

面接官:続いて〇〇学科ではどのようなことを学ばれていますか。

内定者Wさん:はい。キーワードとしましては、最適化だったりシミュレーションというところを研究の主眼として置いてやっております。

面接官:研究では何を扱ってらっしゃるんですか。

内定者Wさん:はい。私自身、今の研究のテーマとなっているのがサプライチェーンの最適化というものをやっておりまして。サプライチェーンの段階で、たとえば需要地に届けるためにさまざまな供給拠点があったり工場があったりというところで、どこでどれだけ作ったり、輸送料をどれぐらい運んだら全体のコストを最小化できるか、といったところを研究としてはやっております。

面接官:先ほどお伺いしたなかで最適化とシミュレーションがあったかと思うんですが、具体的には何でしょうか。

内定者Wさん:はい。最適化というものが、先ほど申し上げた、自分で決められる変数をうまく選んで目的を達成するというところが最適化であります。一方でシミュレーションに関しては、たとえば後に、サプライチェーンの観点で言うと関税の政策が出たときに、関税率がどれくらい上がったからコストがどれくらい上がるか、といった予測されるものを踏まえて結果がどうなるかを推測する、といったところがシミュレーションの部分かなと思っております。

面接官:文系社員でも伝わるように説明していただくことはできますか。

内定者Wさん:はい。その点、最適化の部分でお話しさせていただければと思うんですけれども。たとえば人間の生活において、定期券を買うという場面があったときに、6カ月分で購入するべきなのか、あるいは3カ月で買って残りはその都度払うような形にするか、といった意思決定の選択肢があるとします。それを実際に計算したうえで、どちらがその人にとってはコストが安く済むのかというところを計算するのが、最適化の一般的な生活における部分として適合できる部分かなと思っております。

面接官:ちなみに研究室はどの程度忙しいですか。

内定者Wさん:はい。現段階では週2回ほどの活動でして、それに加えて自分自身で卒業研究や独自の研究を進めるというところが週に2回程度あるので、合計では週に4回程度研究室に通っております。

部活動を始めた理由

面接官:続いて部活動はなぜ始めたのか教えてください。

内定者Wさん:はい。私がやっている部活が、大学から始める人がすごく多いスポーツです。私自身、高校までやっていた部活をやめて何か新しいスポーツをやりたいとなった時に、みんなが同じスタートラインに立って始められて、かつ全国大会にも出るような高いレベルでできるというところにすごく惹かれまして、そういったところからこのスポーツを始めました

面接官:チーム内ではどんな役割をされていますか。

内定者Wさん:はい。明確な役割としては先ほど申し上げた〇〇(役職)というところが1つあるのと、実際に試合に出場するメンバーとしても活動しておりまして、試合に出ながらも裏方の〇〇(役職)というところもやって、広くチームを見られる立場にあるかなと思っております。

面接官:活動のなかでリーダーシップを発見し、発揮した経験はありますか。

内定者Wさん:はい。先ほどの〇〇(役職)というところで5人ほどが在籍しているんですけれども、そこでの何か施策を実行するとなったときに、リーダーシップを発揮するような立場として現在やっております。

金融業界の志望理由

面接官:続いて金融業界を志望している理由を教えてください。

内定者Wさん:はい。金融業界を志望する理由は大きく2点持っておりまして、1点目としましては、さまざまな業界ないし人と携わることができるというところが1点目としてございます。また2点目としては、何かしらの専門性を持って働きたいなと思っているんですけれども、それが現段階では財務だったり会計というところに少し大学時代に触れた経験から、そういったところの専門性を持ちたいと思ったのが理由としてはございます。

面接官:特に、なぜ銀行カード証券なのかっていうところについて伺えますでしょうか。

内定者Wさん:はい。私自身、金融業界のなかでもこういった業種を志望する理由としましては、ある程度何か決められたニーズがある人ではなく、さまざまな人だったり企業に関わることができるのかなと思っておりまして。例えば保険業界だったりほかの業種には、特定のニーズがある人に対しての商品を展開するというイメージがあるんですけれども、一方で銀行・証券・カードは、あまりそういった特定のニーズがない人に対しても何かしらのソリューションを提供する形かなと思っておりまして、そういった限られていないところが自分自身は良いと思っております。

面接官:ほかの業界をあまり見ていない理由はどうしてですか。

内定者Wさん:はい。先ほどの金融業界を志望する理由とも少し重なります。やはりいろいろな業界と携わること、そのなかでも結局お金がないと何事も始まらないのかなと思っておりまして。たとえばいろいろな業界と携わるとなるとITやコンサルなどの業界があると思う一方で、そういった業界でもお金がないと始まらないのかなと思うので、そういったところから金融業界が良いと思っており、それ以外はあまり見ていないという現状です。

面接官:金融業界にどんなイメージを持っているかお聞かせいただけますか。

内定者Wさん:はい。金融全般的な観点で言いますと、少し硬いというか、銀行であればお金をお客様から預かっているような立場になるので、信頼性が求められる、といったところは業界全体として持っていた印象としてございます。

面接官:このなかでカード会社が良い理由は何でしょうか。

内定者Wさん:はい。先ほど申し上げたようなイメージが業界全体にはある一方で、カード会社に関しては、お客様の便利な生活に貢献できるというところが、少し金融業界のなかでの独自性なのかなと思っております。

三井住友カードの志望理由

面接官:そのカードのなかでも三井住友カードを志望する理由を教えてください。

内定者Wさん:はい。私自身、これまでの経験を通じて何か常識を変えるという部分や挑戦的な部分というところをすごく大事にしてまいりました。カード会社のなかでも御社はそういったところを特に持っているのかなというところが、これまでの面接を通じても伺えましたし、あとは挑戦的な社風というところをOB・OG訪問を通じても伺う機会がございまして、そういったところが私自身にもマッチするのかなと思っております。

面接官:特に弊社のどんな事業に魅力を感じていらっしゃいますか。

内定者Wさん:はい。一言で申しますと、SMBCグループ内での連携を活かして、個人向けのサービスを提供するというところに興味を持っております。

面接官:続いて弊社のOliveやVポイント、Steraなどで関心があるものはありますか?

内定者Wさん:はい。Oliveにすごく関心を持っていて、私自身も使っております。

面接官:では入社後に実現したいことは何かお聞かせください。

内定者Wさん:はい。先ほど申し上げた部分にも重なるんですけれども、実際に銀行ないしSMBCグループ内での連携というところを踏まえて、何かお客様に新たな価値を提供できるような新規事業を開発するような部分をやっていきたいなと思っております。

入社後にやりたいこと

面接官:続いて少し重なるかもしれないんですが、弊社で何をしたいか教えてください。

内定者Wさん:はい。私自身、やはり今現状でOliveというものが、銀行・証券あるいはクレジットカード全部を統合したサービスとして提供されているのかなと思っております。その金融だけではない、たとえばほかの生活に関する基盤もそこに追加したうえで、お客様の生活全体を支えるようなサービスを提供するというところはすごく興味を持っておりまして、そういったところに携わっていきたいなと思っております。

面接官:学生時代にやってらっしゃったデータ分析をどう活かしたいか教えてください。

内定者Wさん:はい。データ分析という観点で申し上げますと、やはり銀行・証券・カードとすごくお客様の基盤も多いですし、それに伴って集まってくるデータの数もすごく多くなってくると思います。それをお客様によりカスタマイズしたものを作るために分析するというところは大事かなと思っているので、そういったところに知見を活かしていきたいと思っております。

面接官:ちなみにどうしてオープンコースで受けたんですか。

内定者Wさん:はい。データ分析やマーケティングに興味を持ってはいるんですけれども、どうしてもそこだけでずっとやっていくとなると、あまり現場の声は聞けずに実態に即したものは作っていけなかったりするのかなと思っておりまして、そういったところから、最初の部分ではオープンコースで営業などを経験したうえで、それ以降の部署に移っていきたいと考えているためです。

面接官:3年後目指す姿について教えてください。

内定者Wさん:はい。3年後という部分で言うと、データ分析やマーケティングなどの部署に移るための基盤を整えたうえで、まずはプロジェクトを牽引できるような立場になりたいと思っております。

面接官:ちなみに現場経験とやりたいことはどうつながるとお考えですか。

内定者Wさん:はい。現場経験ということで言いますと、たとえばマーケティングなどをやっていると、どちらかというと現場で困っている人の声は聞けないのかなと思っております。理想像を作るための計画を考えていくときに、現場ではこういう不満があるのにそれがあまり活かされていない、といったところに現場の経験を通じて気づける、あるいは必ずしも良い部分だけではないという声を組み上げる面で貢献できるかなと思っております。

成績の高さの理由

面接官:続いて成績を見させていただきまして、どうしてこんなにGPAが高いのですか。

内定者Wさん:はい。私自身、部活動だったりアルバイトもしてはいたんですけれども、やっぱり学業は最優先というところは常に思ってやってきた部分がありまして、そういったところから実際に試験だったりレポートだったりというところにも注力できたのかなと思っております。

面接官:この成績を高く保つために工夫したことはありますか。

内定者Wさん:はい。優先順位をやっぱりつけるというところは大事かなと思っておりまして。どうしても試験前でも部活動が忙しかったりという期間はもちろんあったんですけれども、そういったところでも優先順位をつけたうえでどちらもやっていく、といったところはやっていたのかなと思っております。

面接官:学業と部活、アルバイトの両立はどう両立したか伺えますか。

内定者Wさん:はい。優先順位をつけるというところに付随する部分ではあるんですけれども。例えば試験前の期間は学業に集中するために、それ以外の期間でアルバイトや 部活に注力する、といった優先順位を時期的なものも踏まえて考えるというところは意識しておりました。

面接官:もう少し詳しく、何を優先されていたか聞かせいただけますか。

内定者Wさん:はい。やはり学業を一番主軸に置いて優先していて、そこに次ぐ形で部活とアルバイトをやっていたという形ではあるんですけれども、それを時期によってはその傾斜を変えたり、といったところをやっておりました。

面接官:こうやって地道な努力を続けられる理由って何なんでしょうか。

内定者Wさん:はい。実際にそれまで高校や中学校でも部活をやってはいたんですけれども、なかなか最終的に良い結果を残すことができなかったというところが少し苦い思い出としてありまして。最終的に結果を残すというところを持って、それぞれの活動ができたというところが、努力を続けられる原因かなと思っております。

また、Wさんは以下のような逆質問をしました。

内定者Wさん:データマーケティングコースとオープンコースでは、その後のキャリアにどのような違いがありますか。

→【面接官の回答要約】データマーケティングコースは比較的専門性の高い領域でキャリアを積みやすい。一方、オープンコースはさまざまな部署を経験でき、人事や営業、企画なども含めて幅広いキャリア形成が可能。

内定者Wさん:オープンコースで将来的にマーケティング領域へ進む場合、最初に他部署を経験する意味は何ですか。

→【面接官の回答要約】営業や現場の生の声を知ったうえでマーケティングに行くことで、より実態に即した施策立案ができる。幅広い部署経験は将来的な企画・マーケティングにも活きる。

内定者Wさん:社内公募や異動の流動性はどの程度ありますか。

→【面接官の回答要約】異動自体は一定程度あり、若手のうちは希望も比較的出しやすい。1部署目は2〜3年、2部署目は3〜4年程度が一つの目安。社内公募も活用されており、キャリアの選択肢は広い。

このように、Wさんは、オープンコースへの志望理由を明確にしつつ、自身のキャリアプランにも触れることで志望度の高さをアピールしていきました。ほかにも、以下はWさんの回答の特徴です。

  • 専門用語を避け、誰にでも伝わる言葉選びを徹底している
  • 自分の原体験と現在の様子を紐付け、努力の根拠に説得力を持たせている

内定者の「勝因」を分析

Wさんのインタビュー中の発言をもとに、Wさんが三井住友カードの内定を獲得した理由を分析します。

三井住友カードの選考では、スキルのアピール以上に「なぜ三井住友カードなのか」という納得感のあるストーリーが求められます。

一貫したキャリアパスの提示

Wさんは自身の持っているスキルを踏まえた入社後の希望部署を提示しつつ、コースの志望理由を論理的に語りました。

内定者Wさん:単に「データ分析がしたい」と言うのではなく、なぜ現場経験が必要なのか、そのうえでどう貢献したいのかを三井住友カードのSMBCグループ内での役割と紐付けて話したことが評価されたと感じます。

みなさんもぜひ、Will(やりたいこと)、Can(できること)、Must(やるべきこと)のフレームワークに沿って志望理由を組み立ててみてください。

短い面接時間中の的確なコミュニケーション

三井住友カードの面接はどれも20分という短い時間でしたが、Wさんは一貫して会話のキャッチボールを増やすことを心掛けました。

内定者Wさん:端的に話しつつも、自分の経験がしっかり伝わるよう練習しました。短い時間のなかで多くの情報を、質を落さずに伝えられるかが勝負です。

短い面接のなかでは、情報の取捨選択が鍵を握ります。選考において絶対に伝えたいことは何かを箇条書きにし、端的に伝える練習をしておきましょう。

また、第三者と会話形式で面接対策をするのも有効です。

企業研究をもとにしたほかの就活生との差別化

選考中には、定番の「Olive」だけでなく、さらに踏み込んだサービス名の固有名詞を口にすることで、社員の方の共感を得た部分もあったといいます。

内定者Wさん:僕と同じような企業を受けている人であれば「Olive」というサービスを例に挙げる人は多いと思います。そこで「stera」や法人向けのデータ活用サービスの「Custella」など、ほかの就活生があまり口にしないサービス名を出すことで差別化が図れると思っていました。

興味のあるサービスや入社後やってみたいことを聞かれた際に、ほかの就活生との差別化を図れる単語を出すことが、選考突破の一つの鍵になります。まずは、企業HPなど、企業の出すメディアを徹底的に読み込み、差別化ポイントを見つけましょう。

まとめ

今回は内定者へのインタビューを通してわかった三井住友カードの選考対策を紹介しました。自分の能力をアピールするだけでなく、挑戦の風土のある三井住友カードならではの強みを理解して、内定に近づきましょう。

【編集後記】Wさんへのインタビューを通じて、三井住友カードで問われる深掘りの多さに驚きました。そんななかでもWさんは、再現面接中もさまざまな角度から一貫性のある回答をしていました。Wさんの論理性と挑戦の姿勢のバランスの取れた回答は、SMBCグループという信頼のうえで挑戦を続ける三井住友カードの社風とも重なる点があります。今後三井住友カードを志望する人も、自身がやってきたこととこれからやりたいことへの熱意を論理を持って結び付け、選考でアピールしてみてください。

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この記事の編集担当者

飯塚 千弘

横浜市立大学国際教養学部卒。新卒で介護・保育領域の人材紹介会社に入社。人材コンサルタントとして従事したのちに、経営企画部にて集客及び登録者データの分析を担当。記事のチェックや訴求内容の提案等を行う中で記事制作に関心を持ち、ライターへと転身。現在は就活会議の編集ディレクターを務めている。

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編集責任者

江副 裕斗

大学卒業後、2018年にパーソルキャリアに入社。中途人材紹介事業において、4,000名以上の求職者と100社以上の企業を支援。2022年に就活会議のグループ会社であるポートに入社。キャリアアドバイザーとして学生の就活支援に従事し、新規事業である就活会議エージェントの立ち上げにも参画。現在は約100名規模となるキャリアアドバイザーグループの責任者を務める

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