面接でのキャリアプランの答え方|業界・職種別の内定者例文26選
こんにちは。就活会議編集部の佐藤です。 「5年後、10年後のキャリアプランは?」と聞かれ、思わず言葉に詰まった経験はありませんか。私自身も、当時は将来を具体的に描けず、うまく回答できませんでした。 そこで本記事では、就活会議に寄せられた内定者の口コミをもとに、評価されるキャリアプランの「作り方」と「答え方」について解説します。大手企業に内定した学生の回答も業界・職種別に紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事は、就活会議の会員が投稿した体験記にもとづいて作成・編集をしています。就活会議の会員は現役の学生であることを確認しています。
記事の制作方針ページを見る
どこから読み始めますか?(リンクを押して飛ぶ)
・企業がキャリアプランを聞く意図を知りたい
・面接でのキャリアプランの作り方を知りたい
・面接でのキャリアプランの答え方を知りたい
・【業界別】キャリアプランの内定者回答を見たい
・【職種別】キャリアプランの内定者回答を見たい
・面接で好印象を与えるポイントを知りたい
・キャリアプランが思いつかないときの対処法を知りたい
面接で聞かれる「キャリアプラン」とは
はじめに、採用担当者の意図を正しく理解し、的外れな回答を避けるためにキャリアプランの定義を理解しておきましょう。
キャリアプランとは、将来の仕事における目標を達成するための道のりを示した「設計図」のことです。これは、目標の実現に向けてどのような経験やスキルを積み重ねていくか、という具体的なプロセスをを示したものだと言えます。
キャリアプランと似た言葉として、キャリアビジョン、キャリアパス、キャリアデザインなどがあります。これらの言葉には違いがあるため、事前に把握しておきましょう。
| 概要 | 具体例 | |
|---|---|---|
| キャリアプラン | 将来の仕事における目標を達成するための具体的な「行動計画」 | 入社後3年で基礎固めと営業トップを目指し、 5年後にはチームを率いるマネージャーとして新規事業の立ち上げに挑戦したい | キャリアビジョン | 将来、最終的にどうなりたいかという「理想像」 | 仕事を通じて経済に関する社会課題を解決し、 人々に希望を与える存在になりたい | キャリアパス | 1つの企業内での昇進・異動など、特定の職務に就くための「道筋」 | 営業担当として成果を上げた後、営業部門の課長に昇進し、 その後は部長へと進む | キャリアデザイン | 仕事だけでなくプライベート(結婚、子育て、趣味など)も含めた、「ありたい姿」 | 家庭と仕事のバランスを取りながら、 自分にしかできない専門性を身に付け、時間や場所に縛られずに長く働き続けたい |
企業が面接でキャリアプランを聞く意図
質問の意図を正確に理解し、自身の将来に対する具体的な考えを伝えるためにも、企業が面接でキャリアプランを聞く意図も把握しておきましょう。
企業が面接でキャリアプランを聞くのは、おもに以下の3つの理由からです。
- 企業への志望度を確かめるため
- 目標達成までの過程が自社で実現できるか確認するため
- 自己分析が十分にできているかを知るため
明確なキャリア像は、企業への「志望度の高さ」と、自分の強みをどう活かすかという「自己分析の深さ」の証明になります。企業は、あなたの将来像と自社のビジョンが重なっているかを見ることで、入社後の活躍イメージを探ろうとしているのです。
そのため、自身のプランと志望企業の方向性が一致している点を具体的に示しましょう。これにより、「会社とともにどう成長していきたいか」を説得力を持ってアピールできます。
この前提を踏まえたうえで、自身のキャリアプランを考えていきましょう。
面接に向けたキャリアプランの作り方
「いきなりキャリアプランと言われても、どのように考えたら良いのかわからない」という人は、ここから紹介する4つのステップに沿って考えてみましょう。
キャリアプランを作るうえで重要なのは、自己理解と企業理解を深めることです。この2つが具体的なキャリアプランを立てるための基盤となるため、常に意識しておきましょう。
なお、すでにキャリアプランの回答を作成済みの人は、「面接でのキャリアプランの答え方」を参考に、面接の練習に取り掛かってみましょう。
①過去の経験を振り返り自己理解を深める
まずはこれまでの経験を振り返り、自身の価値観や強みを深く掘り下げましょう。特に、次の4つの経験に注目してみてください。
- 楽しかった経験
- やりがいを感じた経験
- つらかった経験
- 挫折した経験
それぞれの経験を「なぜそう感じたのか」「そのときどう行動したか」という視点で深く掘り下げてみましょう。そうすることで、さまざまな経験に共通する自分ならではの「軸」が見つかります。
以下の具体例を参考に、経験の深掘り方や共通の軸の見つけ方をイメージしてみてください。
楽しかった経験
・どんな出来事か:大学の文化祭実行委員として、広報チームのリーダーを務めた
・なぜか:チームメンバーがそれぞれの強みを活かして活躍し、1つの目標に向かって協力し合えたから
・どう行動したか:個々のメンバーが持つスキルやアイデアを尊重し、全員が主体的にかかわれる役割を割り振った
・その結果どうなったか:チームの一体感が高まり、来場者数が前年より200人増えた
やりがいを感じた経験
・どんな出来事か:塾講師のアルバイト
・なぜか:生徒一人ひとりと向き合った結果、最終的には成績を伸ばせたから
・どう行動したか:生徒の成績が落ち込んだときに対策法を考え生徒を励まし続けた
・その結果どうなったか:生徒の第一志望合格を実現できた
つらかった経験
・どんな出来事か:アルバイト先のパン屋の売上が伸びず、店の存続が危ぶまれた
・なぜか:チームの一員として、何もできず無力感を感じたから
・どう行動したか:落ち込むばかりではなく、顧客アンケートを実施し、得たデータをもとに新しいサービスを提案した
・その結果どうなったか:提案したサービスが好評で、売上を回復させることができた
挫折した経験
・どんな出来事か:大学のサークルで大会に出場したが優秀賞を逃した
・なぜか:皆で協力した分、結果が出せなかったことが悔しかった
・どう行動したか:チームの士気が下がっているときに皆を鼓舞した
・その結果どうなったか:皆が落ち込みから立ち直り、前向きに練習を再会できた
これらの共通項
どのような状況下でも自分なりに行動を起こし、周りに対して良い影響を与えられる
なお、振り返る際には、自身の経験を年表形式でまとめた「自分史」や、人生におけるモチベーションの浮き沈みを視覚化した「モチベーショングラフ」の作成もおすすめです。
これらを作ることで、これまでの人生経験を総括的に振り返り、自分に大きな影響を与えた出来事を理解できます。これは、現在に通じる価値観を明確に把握し、あなたらしい説得力のあるキャリアプランを立てることにつながるでしょう。
以下の画像を参考に、自分史やモチベーショングラフを作成してみてください。
②志望企業への理解を深める
次に、自身が志望する企業について、以下の観点で企業研究を進めましょう。
- 事業内容: どのような商品やサービスを提供しているか
- 経営理念やビジョン: 会社が目指す方向性は何か
- 社風や具体的な働き方: どのような雰囲気で、どのようなキャリアパスがあるか
- 募集職種の業務内容: 具体的にどのような仕事をするのか、求められるスキルは何か
企業ホームページだけでなく、IR情報や採用ブログ、社員のインタビュー記事なども活用して、その会社で働くことを具体的にイメージできるようになりましょう。
また、その企業が属する業界で成し遂げられることを理解するのも重要です。これにより、「なぜこの業界で、そのなかでもこの会社で働きたいのか」という理由を明確にでき、志望動機とキャリアプランがしっかりと結び付きます。
以下の表を参考に、自分が気になる業界について理解を深めましょう。
| 業界 | 概要 | その業界で成し遂げられること |
|---|---|---|
| メーカー | 原材料を加工し製品を製造し、消費者に提供する | ・ゼロから新しい製品を生み出し、人々の生活を豊かにできる ・技術開発や生産効率の改善を通して、社会全体の発展に貢献できる | 商社 | 国内外の多様な商品・サービスを流通させる | ・大規模なプロジェクトやグローバルなビジネスを動かし、世界の経済活動に貢献できる | 流通(小売) | メーカーから仕入れた商品を消費者に販売する | ・人々の消費行動を動かすことで、メーカーや社会全体を活性化できる ・顧客のニーズを深く理解し、生活を便利で豊かにするサービスを提供できる | 金融 | お金の流れを管理し、経済活動を支える | ・お金の力で企業や個人の夢の実現を支援し、社会の成長に貢献できる ・経済の安定を支え、人々の生活に安心を提供できる | サービス | 形のない商品(サービス)を提供し、人々の生活を豊かにする | ・人々の悩みや課題を解決し、快適な生活をサポートできる | ソフトウェア・通信 | ソフトウェアや通信技術を通じて、社会の仕組みを変革する | ・ITの力で社会の非効率をなくし、新しい価値や文化を創造できる ・世界中の人々のコミュニケーションを支え、より便利な社会を築ける | 広告・マスコミ | 情報を通じて社会や人々の行動に影響を与える | ・クリエイティブな発想で人々の心を動かし、社会に新しいトレンドを生み出せる ・社会の出来事を正確に伝え、人々の知識や意識を広げられる | 官公庁・公社・団体 | 国や地方の公共サービスを運営し、社会の安定に貢献する | ・社会全体の公平性や安全を支え、人々の生活を守れる ・法律や制度づくりを通して、社会の仕組みを根本から変革できる |
企業や業界への理解が深まったら、その企業に入社した後のことも想像してみましょう。
単に成長プロセスを考えるのではなく、事業や文化と自分がどのようにマッチするか、その結果どのように成長できるかを考えることで、キャリアプランと志望企業への思いを結び付けやすくなります。
③その企業で実現したいことを考える
そして、①で深めた自己理解と②で得た企業理解をつなぎ合わせましょう。
この際、「会社にどう貢献できるか」と「会社でどう成長したいか」という2つの視点から、その会社で実現したいことを考えることが重要です。
「会社への貢献」を考える際は、自分の強みに着目し、「どのような業務で、どのように強みを発揮できそうか」を考えてみましょう。
「会社での成長」を考える際は、これまでの経験を通して頑張れたモチベーションの源泉を活かし、どのようなスキルや経験を身に付けたいかを明確にします。
以下の具体例を参考に、企業で実現したいことを言語化してみましょう。
志望業界:IT
①会社に貢献したいこと:大学時代にチームでアプリ開発をおこなった経験から、異なる意見をまとめて課題解決する力を身に付けた。
貴社の〇〇プロジェクトにおいて、チーム内の連携を円滑にすることで効率的な開発に貢献したい
②会社で成長したいこと:「人の役に立つサービスを創りたい」というモチベーションを源泉として、将来はサービス全体の企画・設計に携わりたい
志望業界:メーカー
①会社に貢献したいこと:大学時代の実験で何度も失敗を繰り返しながらも原因を突き止め、目標達成した経験がある。
この探究心と地道な努力を活かし、貴社の新素材開発部門で、課題に粘り強く取り組み、製品の品質向上に貢献したい
②会社で成長したいこと:「世の中にない新しいものを生み出したい」という思いから、将来は研究開発のスペシャリストとして、最先端の技術を社会に提供したい
志望業界:人材
①会社に貢献したいこと:カフェのアルバイトで、顧客一人ひとりの好みを丁寧に聞き出し、最適なメニューを提案している。
この傾聴力を活かし、求職者の悩みや希望を深く理解することで、その人に最適なキャリアプランを一緒に考え、ミスマッチのない提案に貢献したい
②会社で成長したいこと:「人の役に立つことに喜びを感じる」というモチベーションを活かし、将来は企業の人事課題を解決するプロフェッショナルになりたい
④実現に必要な経験を洗い出して行動計画を立てる
最後に、③で考えた「実現したいこと」を達成するための具体的な行動計画を立てましょう。この際、短期・中期・長期の3つの視点からそれぞれ考えることが重要です。
- 短期(入社~3年目): まずどのような業務で基礎を固めるか、どのようなスキルを身に付けたいか
- 中期(3~5年目): どのような役割を担いたいか、どのような専門性を高めたいか
- 長期(5年目以降): 最終的にどのようなポジションを目指すか、どのような社会貢献をしたいか
期間ごとに考えたら、それぞれの計画に「入社〇年までに〇〇の資格を取得する」「社内研修に積極的に参加する」といった具体的なアクションを盛り込みましょう。
また、現在の自分と理想のギャップを考え、「理想を実現するためには何が必要か」という視点で、目標達成に向けて必要な経験を洗い出すのもおすすめです。
以下の具体例を参考に、自身のキャリアプランを完成させましょう。
具体例①
チームを率いるマネージャーとして、顧客の課題を解決できるITエンジニアになりたい
【短期】
・計画: 開発チームの一員として、まずはプログラミング言語の基礎スキルを徹底的に身に付け、一人で任されたタスクを完遂できるようになる
・具体的なアクション: 新人研修やOJTに真摯に取り組み、疑問点は積極的に先輩に質問する。業務時間外も学習サービスを活用し、ポートフォリオを作成する
【中期】
・計画: 小規模なプロジェクトのリーダーを経験し、チームをマネジメントするスキルを習得する
・具体的なアクション: 社内のリーダー育成研修に立候補する。チームメンバーの意見を尊重しながら、プロジェクトの進捗管理をおこなう経験を積む
【長期】
・計画:プロジェクト全体を統括するプロジェクトマネージャーを目指す
・具体的なアクション: 応用情報技術者試験などの上位資格を取得し、技術的な専門性を高める
具体例②
新しいビジネスを創出できる企画・マーケティング職になりたい
【短期】
・計画: まずは営業職として現場の業務を経験し、市場や顧客のニーズを肌で感じる
・具体的なアクション: 先輩社員に同行し、顧客の潜在的なニーズをつかむノウハウを学ぶ。マーケティングの基礎知識を学ぶため、関連書籍を読み、社内勉強会に参加する
【中期】
・計画:マーケティング職に異動し、 データ分析にもとづいた企画立案を担当。マーケティング戦略を成功させる経験を積む
・具体的なアクション: Webマーケティング関連の資格を取得する。過去のデータ分析レポートを読み込み、分析手法を学ぶ
【長期】
・計画: 既存事業の改善だけでなく、新規事業の立ち上げに主体的にかかわり、会社の新たな収益源を創出する
・具体的なアクション: 新規事業提案制度に積極的に応募する。他部署の先輩社員に話を聞き、アイディアを得る
具体例③
自社製品の専門性を活かして、顧客の潜在的な課題を解決する技術営業職のプロフェッショナルになりたい
【短期】
・計画:まずは営業担当として、自社製品の技術的な知識と顧客との関係構築スキルを徹底的に学ぶ
・具体的なアクション:製品の技術研修に積極的に参加する。先輩の営業に同行し、ヒアリングや提案の方法をOJTで習得する。顧客からの問い合わせには迅速かつ正確に対応し、信頼関係の基礎を築く
【中期】
・計画:担当顧客を増やし、単なる製品販売ではなく、顧客の事業全体にかかわるソリューション提案ができるようになる
・具体的なアクション: 新製品の発表会や展示会に積極的に参加し、最新の技術動向をキャッチアップする。顧客の業界研究を深め、ニーズを先回りして提案する力を磨く
【長期】
・計画:チームリーダーや管理職を目指し、後輩の育成やプロジェクト全体のマネジメントを担う
・具体的なアクション:新規事業の立ち上げや、既存事業のグローバル展開にかかわるプロジェクトに立候補する。チーム全体の目標達成をリードすることで、会社の中核を担う人材になる
面接でのキャリアプランの答え方
上記の流れで話すことで、論理的で説得力のある説明ができ、採用担当者に「この学生は当社の将来にどう貢献してくれるのか」というあなたの未来の姿を具体的に想像させることができます。
自身の将来に対する真剣な姿勢と、入社への強い意欲を効果的にアピールしましょう。
①実現したいキャリアプランを伝える
まず、あなたが将来「どのような仕事を通じて、どのような自分になりたいか」を端的に伝えましょう。冒頭に最も伝えたい内容を示すことで、採用担当者は話の核を理解し、その後の話もスムーズに聞くことができます。
ここでは、具体的かつ簡潔な表現でまとめることが重要です。たとえば、「人々の役に立つシステムを開発したい」という抽象的な言葉だけでは、漠然とした印象を持たれてしまいます。
これを「介護施設のDX化を推進することで業務効率化を図り、現場職員の負担を減らしたい」というように、「誰に・どのように」という視点を加えることで、自身の目標が明確に伝わります。
以下の具体例を参考に、自身の理想像や最終的なゴールを明確に示しましょう。
- 将来は、生産技術のスペシャリストとして、誰もが安全かつ効率的に働ける「理想の向上」を設計できる技術者になりたいと考えています
- 将来は、国内外の多様なビジネスをつなぐ「架け橋」となり、日本企業の海外進出を成功に導けるグローバルな事業開発のプロフェッショナルになりたいと考えています
②そのキャリアを描きたい理由を伝える
次に、なぜそのキャリアプランを描きたいのか、自身の価値観や過去の経験を交えて理由を伝えましょう。そうすることで、「あなたならでは」の理由や、そう考えるに至った背景を示すことができ、回答に説得力が生まれます。
単に「〇〇という経験をしたからです」と話すだけでなく、その経験から「自分は〇〇にやりがいを感じる」といった自身の価値観や信念を明確に伝えましょう。
以下の具体例に目を通し、そのキャリアを考えた理由を明確にしてみましょう。
- 大学で生産管理について研究していた際、理論上の効率性と実際の現場でのギャップに直面しました。どんなに優れた技術でも、実際に使う人のことを考えなければ意味がないと痛感しました。この経験から、「技術」と「人」の両方に寄り添い、現場の声を反映した生産ラインを構築してみたいと考えるようになりました
- 大学時代に海外留学を経験した際、日本の優れた技術や製品が世界ではまだ十分に知られていないという現状を知りました。この経験から、日本の強みを海外に広め、グローバルなビジネスを創出することに強い関心を持つようになりました
③実現に向けた道筋を伝える
最後に、そのキャリアプランを実現するために、短期・中期・長期の視点から、あなたの成長意欲と会社への貢献意欲を示し、入社後にどのように行動していくかを具体的に伝えましょう。
また、「なぜその企業でなければならないのか」という理由を盛り込むことも重要です。以下の具体例を参考にしてみてください。
- まずは入社後、現場の作業員の方々と密にコミュニケーションを取りながら、既存の生産ラインの課題を洗い出し、改善案を提案できるようになりたいです。中期的な目標としては、習得した知識を活かし、生産設備の自動化やスマート化といった新規プロジェクトに貢献したいと考えています。将来的には、生産技術の第一人者として、貴社の新工場の立ち上げに携わり、より安全で効率的な生産体制を世界に広めていきたいと考えています
- まず入社後は、国内での営業活動を通じて、自社製品や取引先のビジネスモデルを深く理解することに注力したいです。その後、海外拠点での勤務に挑戦し、現地の商習慣や文化を肌で感じながら、語学力や交渉力を磨きたいと考えています。将来的には、貴社の持つ投資機能を活用し、新興国での事業立ち上げに携わり、日本企業の新たなビジネスチャンスを創出していきたいです
【業界別】大手内定者の「キャリアプラン」の回答20選
ここからは、大手内定者が実際に面接で伝えた「キャリアプラン」の回答を業界別に紹介します。内定者が将来ビジョンをいかに具体化し、どのような点が評価されたのか。自身の志望業界と照らし合わせながらチェックしてみてください。
①食品
内定者の回答(味の素)
まずメニュー用調味料の商品開発に従事したいです。既存品の改訂を経験しながら開発者としての引き出しを増やし、また商業化のプロセスを学びたいです。
次に新商品の主担当を担いたいです。コンセプト設定から調達などより上流フェーズを経験したいです。次にここまでの経験を活かして海外法人に移動したいです。海外でのメニュー用調味料の開発に従事し、現地の社員さんをオーガナイズできる人材へと成長したいです。
最後に研究開発企画部へ移動し、社会の需要から新たな研究開発テーマを設定する仕事に就くことで御社に貢献したいです。 (2024年卒 味の素 R&Dコース 内定)
この回答は、商品開発の基礎から海外への挑戦、最終的には研究開発・企画に至るまで、具体的かつ段階的なキャリアステップを提示している点が評価できます。
自己成長を語るだけで終わらず、最終的に「社会の需要からテーマを設定する」という視座の高さを示すことで、企業に長期的な利益をもたらす意欲をアピールできているでしょう。
内定者の回答(東京大学大学院・雪印メグミルク)
最終的には自分の取り組み、アイデアが反映された商品、すなわち研究成果や、開発コンセプトが反映された商品を世に送り出したいと考えています。
その中では、入社後10年間でジョブローテーションがあるという風に説明会でお聞きしましたので、まずは実際にどのようにして多くの商品が作られ、世に送り出されているのかを知るために、工場の仕事で経験を積みたいと考えています。
そして、早ければ5年から10年程度で、そういった実際にものを作るために必要なこと、大切なことを学んだ状態で、開発、研究の部署に異動し、社会に対するインパクトが大きい成果を出していきたいと考えています。
やはり、実際にものが出来る現場を知るという意味で、ほとんどの方と同じように、工場での経験を積む必要があると考えています。 (2022年卒 東京大学大学院 雪印メグミルク 技術系 内定)
この回答は、説明会で得た「10年間のジョブローテーション」という情報を踏まえ、「現場を知る」ことを成長の起点に置いている点がポイントです。これにより、地に足がついたキャリア観を提示できています。
②日用品
内定者の回答(ライオン)
営業職としてのプロフェッショナルになることである。入社後、ホーム&ヘルスケア営業として貴社での営業の基礎固めをしたい。既存のお客様との関係構築に努め、あらゆる課題解決に貢献したい。
そしてその後、私は貴社の営業職の中でも「特販営業」に注力したいと考える。理由は新規企業の開拓に挑戦したいからだ。
先日の座談会で社員の方が「自分の発想次第で新たな顧客を獲得できる点が魅力」と仰っていた。大学時代に経験した長期インターンシップでのB to Bのメール営業で企業分析や文面の工夫をしながら、新規顧客を獲得することにやり甲斐を感じていた。
この経験や分析力、クリエイティビティを活かし、営業のプロフェッショナルを目指したい。 (2024年卒 ライオン 営業・スタッフ職 内定)
この回答は、座談会で得た「社員の生の声」と自身の「長期インターンでの経験」を結び付け、入社後に自身の強みを活かして活躍できることを、説得力を持って伝えています。
基礎固めから新規開拓への挑戦という段階的な成長意欲を示しつつ、「特販営業」の特性を正確にとらえている点がポイントです。
内定者の回答(大日本印刷)
まずは技術職として、パッケージの開発に携わりたいです。特に食品用のパッケージに興味があります。
また、現在「〇〇」をテーマに研究を行っていることから、特に環境に配慮した包装やパッケージに携わってみたいと考えています。
また、入社10年くらいが経ち、研究開発や商品開発を経験した後は、技術開発のバックグラウンドを活かして、工場での効率的な生産方法を考える仕事や、新製品の企画立案などにも携わってみたいと考えています。 (2024年卒 大日本印刷 技術系総合職 内定)
この回答は、自身の研究テーマを、企業の事業分野である「環境配慮型パッケージ」に結び付け、入社後に即戦力となる可能性を示しています。
10年後の展望まで述べることで、単なる研究者ではなく、会社の利益や社会価値の向上に長期的に貢献しようとする意欲的な姿勢が伝わる内容です。
なお、こちらの記事では、化粧品会社に就職するための選考対策を徹底解説しています。日用品業界のなかでも、特に化粧品に興味がある人はぜひ合わせてチェックしてみてください。
化粧品会社に就職するには? 業界知識や適性・選考のコツを徹底解説③IT
内定者の回答(慶應義塾大学・NTTデータ)
チームを導きお客様のみならず協働者からも頼られるプロジェクトマネージャーになりたいです。そのうえで10年後には社会へ新しいサービスを提供するリーダーとして活躍したいです。
私は、入社後は顧客が抱える課題に対して最適な解決策を考え、提供する開発部門で働きたいと考えています。IT業界で働くにはまず知識を獲得することが大切だと思います。
そこで現場に近い開発部門で活躍したいです。また私は10年間続けたサッカーで主将を務め、個々の力を最大限に引き出しながらチームとしての成果を残す事に楽しみを覚えました。
貴社のプロジェクトでは関係者が多いですが、常に個々に寄り添った対応を徹底する事で、社内外のチーム全員に信頼される人物に成長したいです。またIT業界では変化が速いと思いますが自ら新しい変化を生み出す部署でいずれ活躍したいです。 (2020年卒 慶應義塾大学 NTTデータ 総合職 内定)
この回答は、将来の目標である「プロジェクトマネージャー」に必要な調整能力と学習意欲を、自身のスポーツ経験と結び付けながら論理的に伝えています。
「まずは現場で知識を蓄える」という着実な成長ステップを示しつつ、主将経験で培った「個々の力を引き出すマネジメント力」を具体的な強みとして提示しており、採用担当者にとって入社後の活躍が期待できるでしょう。
内定者の回答(NTTデータ)
将来的にはPMになりたいと考えています。
それを叶えるための年数を考えると、まず新卒入社から3ヶ月は全体研修でITの基礎を学びます。そして入社3ヶ月から3年目では、SEとして金融機関のインターネットバンキングを担当して、銀行の勘定系システムを理解することを想定しています。
次に4年目からは、パートナー企業を含めて5,6人程度のチームのマネジメントを行いたいです。そして6,7年後には、金融機関のインターネットバンキング部門においてプロジェクトマネジメントをする。そしてOSA推進部と協力しながら、fintech企業とAPI連携に関する仕様設計、開発、運用を担当することを考えています。
最後に10年後には、PMとしてチームの15人、パートナー企業の方も含めると50人前後の方をまとめることを考えています。 (2023年卒 NTTデータ 総合職 内定)
この回答は、「勘定系システム」や「API連携」といった専門用語を交えながら、年次ごとの役割を詳しく述べることで、企業研究の深さとこのキャリアパスの実現が現実的であることを強く印象付けています。
なお、この学生は「OB・OG訪問でキャリアプランのすり合わせをした」と述べています。実際の社員に具体的な業務内容を聞くことで、採用担当者も驚く解像度の高いキャリアプランを立てられるはずです。
加えて、以下の記事では、IT業界の職種や向いている人の特徴など、業界の基礎知識を徹底解説しています。IT業界を志望する人は、ぜひ合わせてチェックしてみましょう。
3分でわかるIT業界|職種・将来性・向いている人など徹底解説④金融
内定者の回答(関西学院大学・三井住友カード)
まず、営業活動を行いたいと考えています。加盟店の増加や決済プラットフォームの拡充や整備により、キャッシュレスの環境を整えていき、日本のキャッシュレス比率増加に貢献していき、お客さまの決済の選択肢を増やしていけるようにしたいです。
そして、その後、企画や開発に携わりたいです。私の強みは、課題発見から解決策の提案、その実行により解決することができます。また、学生時代に注力した〇〇や、〇〇という活動の中で、現状から課題の発見、解決策の提案、その実行による解決をした経験があります。
この強みや学生時代の経験を活かし、営業活動の中で見えてきた課題を解決していくことで御社で活躍できる人材になりたいと考えています。 (2023年卒 関西学院大学 三井住友カード 基幹職 内定)
この回答は、自身の強みである「課題発見から実行まで」の能力を、過去の具体的な活動と入社後の業務に紐付けることで、入社後の活躍の再現性を示しています。
現場の課題を吸い上げて企画・開発に活かすという「ボトムアップの視点」を持っていることが、変化の激しい金融業界において頼もしい人材であるという印象を、採用担当者は持つでしょう。
内定者の回答(青山学院大学・三井住友信託銀行)
まずは入社後、個人事業に携わってみたいと考えております。理由は2点あります。
1点目は、信託銀行の基礎を身に着けたいからです。個人のお客様はニーズが非常に幅広く、ローンから不動産相続までの信託の基礎を学ぶことが出来るということを、インターンシップ後の座談会で社員の方からお聞きしました。この経験は、今後働いていくうえでも、どのようなキャリアを歩むにしても長期的に生かすことが出来ると考えております。
2点目は、自分の実体験からなのですが、〇〇〇という経験をしたため、信託銀行の重要性を感じております。人生100年時代と言われる現代、生きる時間が長くなった分だけ人生をより豊かにするためにもこれらのニーズはますます高まると考えます。
そしてこれらのご相談は時にセンシティブな内容になることもあると思うので、お客様との信頼関係が必須であると思っています。〇〇〇でのボランティア活動や〇〇〇でのアルバイト経験から得た傾聴力や人の心に寄り添う力という自分の強みを活かして、お客様本人すら気がつかなかったようなニーズを見つけ出し、自分にしかできない提案を重ねていきたいです。
他にも、プライベートバンキング横断領域事業にも興味があります。富裕層のお客様を相手にするからこそのやりがいであったり、経営のプロであるお客様は高い視座で物事を考えていらっしゃるため、会社への想いなどを直接お聞きすることで、自分のモチベーションアップにもつながると思っております。このように幅広い業務に挑戦できる環境をフルに活用して、各所で専門性を高めることに挑戦し、蓄えた知識や経験を武器に、個人事業であれプライベートバンキングであれ、「個人」を対象とした営業のプロになりたいと考えております。 (2024年卒 青山学院大学 三井住友信託銀行 Aコース(地域限定型) 内定)
この回答は、自身のボランティア経験から得た「傾聴力」を、信託銀行で重視される「信頼関係の構築」と結び付けることで、自身の強みを活かして活躍できる可能性を十分にアピールできています。
将来的に富裕層向けビジネスまで見据える向上心を示しつつ、一貫して「個人営業のプロ」を目指す姿勢が評価につながったと考えられます。
⑤広告
内定者の回答(博報堂)
私の将来のキャリアプランは、広告業界での経験を積みながら、マーケティング戦略の専門家になることです。
最初の数年間は、博報堂での業務を通じて、実践的な知識やスキルを習得したいと考えています。特にデジタルマーケティングに興味があり、データ分析を駆使して消費者のニーズを把握し、それに基づいた広告戦略を展開することに挑戦したいです。
その後、経験をもとにリーダーシップを発揮し、チームを牽引する役割を担いたいと考えています。
最終的には、より大きなプロジェクトに関わり、社会に影響を与えるような広告キャンペーンを手掛けることを目指しています。このようなキャリアプランを実現するために、日々学び続ける姿勢を大切にしています。 (2025年卒 博報堂 総合職 内定)
この回答は、広告業界のトレンドである「データ分析」と「デジタルマーケティング」をキャリアの軸に置き、現代のビジネス環境に合った挑戦意欲を具体的に示している点が評価できます。
「日々学び続ける」という探求心を添えることで、変化の激しい広告業界において技術や手法をアップデートし続けられる成長のポテンシャルが感じられます。
内定者の回答(サイバーエージェント)
まずはサイバーエージェントの広告事業部で営業のスキルや広告運用の知識をしっかりとつけていきたい。時代のトレンドやニーズも日々変化していると思われるので、行動量は誰にも負けない気持ちで積極的に多くの仕事に取り組みたい。
数年経てば後輩の指導などをする立場につくと思われる。そのときは自分が持っている知識やノウハウを活かして指導し、後輩が自分で考えてアクションができるような指導を心がけたい。
その中でも自分が成果で示すことを忘れずに取り組むことで両面から活躍できると考える。サイバーエージェントの中で成長し、役職や裁量権を増やしていくことも望ましいが、5年後には独立しても利益をあげられるようなスキルセットを身につけ、起業することも視野に入れている。 (2023年卒 サイバーエージェント ビジネスコース 内定)
この回答は、サイバーエージェントの社風である「若手の裁量権」や「実力主義」を深く理解し、圧倒的な行動量で成果を出す覚悟を率直に伝えているのが印象的です。
現時点での起業への意欲も正直に伝えており、その誠実さや常に高いパフォーマンスを発揮し続ける自走力のある人材であることをアピールできています。
⑥商社
内定者の回答(三菱商事)
私の理想のキャリアプランは私自身は営業・コーポレートを両方経験したいと考えています。
まずは営業として、自分が携わっている商材の知識を高め、お客様との信頼関係を構築していき、Win-Winの関係性を作っていきたいです。
次にコーポレートとして、部門を横断して俯瞰的に見る能力を身に付け、これから増加すると考えられる経営者層とのコミュニケーションを通して、経営のノウハウを吸収したいと考えています。また、そこから課題点を見つけてより良い会社にしていきたいです。 (2025年卒 三菱商事 総合職 内定)
この回答は、営業で培う「現場の信頼関係」と、コーポレートで得る「俯瞰的な経営視点」の両輪を経験したいという高い視座と成長意欲が評価できます。
単に配属希望を述べるのではなく、部門横断的な視点を持っていることを伝えることで「より良い会社にしたい」という組織全体への貢献意欲を示せているでしょう。
内定者の回答(双日)
インフラ事業部やリテールコンシューマーに所属し、事業投資を中心に行なっていくキャリアプランと、財務部や経理部を経験し、スキルを身につけた上で営業職に就いていくキャリアプランを考えております。
まず前者はインターンシップでの新規事業立案のワークが非常に面白味を感じたからです。
具体的には、自分達の思いと実際に限られた時間の中で事業を進めていかなければならないという時間的拘束を両立させた中で、事業を考えていくことは非常に難しいものがありましたが、これまでの組織で主将やリーダーを努めていたこともあり、組織のマネジメントが自分の強みを発揮できるところだと感じました。
御社の事業投資の分野においても、部が一体となって行い、かつ若手がそれを担うことになるとお聞きし、私が御社の利益になると考えます。 (2023年卒 双日 総合職 内定)
この回答は、インターンでの実務体験をもとに、商社ビジネスの根幹である「事業投資」への適性を、自身のマネジメント能力と結び付けて論理的に語っています。
若手が裁量を持って挑戦する企業の社風を把握し、自身の強みが「御社の利益になる」と言い切る自信と当事者意識の強さが、総合商社で重視されるタフな人材像と合致しているでしょう。
⑦コンサル・シンクタンク
内定者の回答(野村総合研究所)
最終的にはマネージャーになりたいと考えております。そのため、1年目は、自分に不足している知識やスキルが多くあるので、業務を通じてしっかりと身に着けていきたいと思っています。
そして3~5年目までには、実際のプロジェクトに参加して、業務内容をしっかりと理解していきたいと思っています。
そして10年目には、プロジェクトのマネージャーとして、プロジェクトの推進のみならず、マネジメントスキルを磨きたいと考えています。 (2023年卒 野村総合研究所 アプリケーションエンジニア 内定)
この回答は、背伸びをせず「1年目は不足している知識を補う」という謙虚で着実な成長意欲を示しつつ、最終目標をマネージャーに設定することで上昇志向をバランス良く伝えています。
業務を「しっかりと理解する」という丁寧な姿勢を示すことで、誠実かつ信頼のある資質を印象付けています。
内定者の回答(アクセンチュア)
キャリアプランとしては、まず現場で多様なプロジェクトに携わり、コンサルタントとしての基礎スキルを磨きたいと考える。特に、テクノロジーを活用した課題解決に関心があり、デジタルトランスフォーメーションの推進を通じてクライアント企業の成長に貢献したい。
その後、チームをまとめるプロジェクトマネージャーとして、より大規模な案件を牽引することを目指す。演劇部の部長として培ったリーダーシップや協調性を活かし、多様なメンバーと協力して成果を出すことで、組織全体に好影響を与えたい。
最終的には、経営戦略の策定に関与し、社会に新たな価値を提供するリーダーとして成長したいと考えている。 (2025年卒 アクセンチュア ビジネスコンサルタント職 内定)
この回答は、コンサルタントとしての「DX推進への関心」を示しつつ、部活動で培ったリーダーシップを実務への再現性につなげている点が優れています。
段階的かつ長期的なキャリアステップを伝えることで、その企業で長く活躍したいという貢献意欲が効果的に伝わるでしょう。
⑧人材
内定者の回答(パーソルキャリア)
入社後から5年間は持ち前の問題解決力を活かして、求職者と企業それぞれのニーズや課題を見つけ、解決していきたいと考えている。そのため、可能であればdodaエージェント事業部にて、キャリアアドバイザーとして働いた後、リクルーティングアドバイザーとして働きたいと考えています。
またリクルーティングアドバイザーとして働く際に、企業のニーズや課題を解決するだけでなく、「高齢者の退職後の選択肢を広げること」の実現に向けて、高齢者の方が生き生きと働ける環境づくりにも注力していきたい。
(具体的には、募集年齢が60歳までだったら70歳まで伸ばしてみませんかだったり。今の日本は高齢者が働ける場所がそもそも少ない。高齢者を受け入れる環境を整える)
そして5年後には、dodaエージェント事業部で、誰からも信頼されるマネージャーとなり、プロジェクトだけでなくメンバーの育成にも従事していきたい。
8年後には、キャリアチャレンジ制度を利用して、i-commonに携わりたい。そして自身のロマンである「高齢者の退職後の選択肢を広げること」の実現にさらに尽力したい。具体的には、i-commonのマーケットをさらに拡大させて、専門性の高い高齢者の方の選択肢を増やしたい。 (2023年卒 パーソルキャリア ビジネス職 内定)
この回答は、「doda」や「i-common(現在のHiPro Biz)」といった具体的な事業部名を出しつつ、成長への誠実な姿勢やキャリアの柔軟性を示しています。
キャリアアドバイザーからマネージャー、そして高齢者のプロフェッショナル支援へと、フェーズごとに「何を目指し、どう貢献するか」を論理的に示しており、入社後の活躍が想像できる内容です。
内定者の回答(パーソルキャリア)
私が御社に興味を持ってる部署としては、求職者の型と関わるRAの仕事です。相手の心に寄り添うということを就活の軸の一つとしているため、まずは法人のお客様ではなく求職者の方のためになる働き方に魅力を感じています。
いずれは、RCの仕事も経験し、経営者の方々と話すことで、広い価値観を吸収し業務に活かしたいです。また、どちらの仕事が自分の適性に合っているのかを自分でも検討したうえで、仕事を極めていきたいと考えています。 (2024年卒 パーソルキャリア ビジネス職 内定)
この回答は、「相手の心に寄り添う」という自身の就活の軸と、求職者担当の役割を明確に結び付けている点が評価できます。
最初から自身のキャリアを限定するのではなく、両面の業務を経験したうえで「自分の適性を検討し、極めていきたい」と述べることで、成長への誠実な姿勢やキャリアの柔軟性を示せているでしょう。
なお、以下の記事では、人材業界の志望動機の作り方や、向いている人の特徴について詳しく解説しています。人材業界を志望する人は、ぜひ合わせて確認し、選考突破に向けた対策に活かしてください。
人材業界の志望動機の作り方|大手内定者が伝えた回答17選付き人材業界に向いてる人の特徴とは? 内定者164名の傾向から紐解く⑨不動産・建設
内定者の回答(森ビル)
1つ目が、タウンマネジメント事業部です。この部署では、街に「偶発性」を産む各種イベントの開催や新虎通りから虎ノ門エリアの賑わい創出に携わりたいと考えています。
2つ目が、営業本部の商業施設事業部です。新たな出会いがある街を創出するためには街全体として文化の発信のほかにも新たなテナントが求められると考えています。
加えて、魅力的な商業施設があることでリピート率の向上にもつながると考えているためこの部署での挑戦も望んでいます。 (2024年卒 森ビル 総合職 内定)
この回答は、具体的なエリア名や事業部名を挙げて挑戦したいことを明確に述べている点が優れています。
テナント誘致とリピート率向上を関連付けて語ることで、理想だけでなくビジネス的な成果の視点もしっかりと持っていることが伝わります。
内定者の回答(上智大学・オープンハウスグループ)
私は将来商品知識やコミュニケーション能力を充実させて、お客様と信頼関係を築くことのできる営業になりたいと考えております。
そして、5年後はチームの中で誰よりも会社の売上に貢献する営業マンとして活躍し、チームをまとめるリーダーとして御社が目指す日本一に欠かせない存在になりたいです。
そして将来マンション事業に関わりたいです。マンション事業は個々のお客様のニーズに答えるのは難しいと思います。でも御社のオーダーシステムはそのニーズに答えるため他社と比べお客様に寄り添うことが出来、お客様の数だけこれから更に発展していくと考えています。
ですから私もマンション事業に関わりさらにお客様のニーズに答えられるような開発をチームの中心となり行いたいと思います。 (2019年卒 上智大学 オープンハウスグループ 総合職 内定)
この回答は、「会社の売り上げに誰よりも貢献する」という強い意欲を示しつつ、企業の強みであるオーダーシステムへの深い理解を示している点がポイントです。
リーダーとして「日本一に欠かせない存在になる」という高い目標を言い切ることで、企業のエネルギッシュな社風に合致する泥臭い努力と上昇志向を強く印象付けています。
⑩小売
内定者の回答(良品計画)
入社後御社でやりたいことは二つあります。
一つ目は、本部業務でものづくりに携わることです。私はお客様に一番近い存在である接客業に元々興味があったのですが、良品計画はSPA(製造小売業)であるため、企画開発生産販売すべてを行うことが出来るのが強みだと考えるようになりました。実際にアパレルスタッフとしてアルバイトをするうえで「こういった商品置いてませんか?」とお客様に聞かれて無い場合、もどかしく感じます。
まずは店舗業務と三年目店長の経験を通して良品計画で業務をすることの基礎を身につけ、現場で聞いた声や私自身が感じたことを反映させたものづくりを行い、人々の生活の質の向上に努めたいです。
二つ目は児童館事業を立ち上げ、土日祝日に利用できる児童の集いの場を作ることです。私自身幼い頃から片親の手ひとつで育ってきました。その中で、親が土曜日出勤の際は学童へ通っていたのですが、平日は多くの人で賑わう学童も土曜日は自分一人しかいないことがほとんどで、寂しい思いをすることが何度もありました。この経験から、幼い頃の自分と同じような状況の子供たちの為の健全な遊び場は多くの人のニーズに沿えると考えました。
「様々な事業を手掛ける良品計画の児童館だからこそ信頼出来る」とお客様に安心感を与え、一人でも寂しい思いをする児童を減らしたいです。そしてこの事業での取り組みを通して「感じ良い暮らしと社会」の実現を目指したいです。 (2025年卒 良品計画 総合職(全国転勤) 内定)
この回答は、現場でのもどかしさという実体験にもとづいた商品開発への意欲と、自身の生い立ちに根ざした「児童館事業」というきわめて独自性の高いビジョンを両立させています。
良品計画のビジネスモデルや理念を深く理解したうえで、自らの原体験を「社会のニーズ」へと転換して語る説得力が際立っています。
内定者の回答(ニトリ)
最終的には、広告宣伝部において、1人1人の生活に寄り添ったコーディネートを広める事で、ロマン達成に繋げたいと考えています。
そこで活躍するためにも、まず初めは店舗運営部で、マーケティングスキルを身につけるとともに、現場でしか得られないお客様のニーズ把握に努めたいと考えています。
また、週報を通じて観察分析判断の力を身につけたいです。その後、20~30代のこだわりが強いお客様をターゲットとしているデコホーム事業部で、コーディネートやインテリアに関するお客様のこだわりを把握したいです。
その後は、商品部に異動し、バイヤーやコーディネート商品企画として経験を積む中で、それまで培ってきたお客様の声や自分の考えを形にする企画力と、コーディネートに関する深い知識を吸収したいです。そして、それらの経験を活かして、広告宣伝部においてコーディネートを多くの人に広めてロマンを実現していきたいです。 (2023年卒 ニトリ 総合職 内定)
この回答は、店舗でのニーズ把握を起点とした明確なキャリアステップを示している点が評価できます。各部署での経験が次のステップの糧になることを説得力を持って説明できています。
最終的な目標に到達するまでの道筋を社内のキャリアパスに即して具体化できているため、志望度の高さと長期的な貢献意欲が伝わるでしょう。
なお、こちらの記事では、アパレル業界の志望動機の書き方を詳しく解説しています。大手アパレル企業ごとの内定者の例文も紹介しているので、小売業界のなかでも特にアパレルを志望する人は必見です。
アパレルの志望動機の書き方|企業・職種別の例文17選付き【職種別】大手内定者の「キャリアプラン」の回答6選
職種によって、入社後に歩むステップや求められる資質は大きく異なります。そのため、キャリアプランも「その職種ならではの専門性や役割」にもとづいた具体性が不可欠です。
ここからは、内定者が実際に面接で伝えた回答例文を職種別に紹介します。内定者が描く「解像度の高いビジョン」を、自身の志望職種と照らし合わせながらチェックしてみてください。
①営業職
内定者の回答(ユニ・チャーム)
最初は営業として地方支社に行き、そのエリアで営業のイロハを教わりながら自分なりの営業手法、再現性高く数字を上げるための武器を身につけたいと思っている。
その後は地方ではなくて大都市に行き、会社内でも多くの予算を持っている影響力の大きい小売店、チェーン店を担当したいと思っている。
OB訪問の際に大きな予算を預かり会社の利益に直結する仕事を行うことは大きな成長につながるとお話を聞いた。そのため10年以内に会社内で責任の大きい役割を担当したい。そして、将来的には営業企画の立場でより強い営業組織を作り上げたいと思っている。 (2025年卒 ユニ・チャーム 営業職 内定)
この回答は、OB訪問で得た「予算と成長の関連性」という学びを自身の野心に結び付け、単なる願望ではなく利益に直結する仕事への覚悟を示しています。
「強い営業組織を作り上げたい」という最終的な目標を伝えることで、個人の成果だけでなく組織全体の底上げに貢献しようとする意欲をアピールできています。
なお、こちらの記事では、営業職の志望動機の作り方や内定者の例文を詳しく紹介しています。営業職を志望する人は、選考突破のポイントとして合わせてチェックしておきましょう。
業界別12例文|営業職の志望動機の書き方を解説! 受かるコツ付き②エンジニア職
内定者の回答(NTTドコモ)
私は、陸から空までネットワークについて広い知見を持っている人間を目指します。そのため、最初はネットワークの保守や基地局建設、検討に関わり、その後10年後のネットワークを考える仕事で空のネットワーク確立を目指します。
その上で、ネットワークの知識を活かしながら人的リソースも考慮しなければいけない災害対策の仕事をしたいです。独自の災害対策を行っている御社だからこそ、災害時に大ゾーン基地局やドローンを使った基地局など、どう復旧するか時には現場に足を運びながら考えていきたいです。 (2025年卒 NTTドコモ エンジニア職 内定)
この回答は、保守・建設という「現場の基礎」から「空上のネットワーク構築」へとつなげるという一貫性のあるビジョンを示している点が評価できます。
企業独自の技術を具体的に挙げているため、「その企業でなければならない理由」といった志望度の高さが読み取れます。
③研究・開発職
内定者の回答(パーソルテンプスタッフ)
私は入社後、食品や化粧品メーカの研究職として働きたいと思っています。ものを通じてお客様の生活を豊かにしたいという考えがあるからです。
その中でも研究者として商品につながる研究をしたいと考えました。現在はバイオ系の研究を行っているので、化学系の研究や新しい分野の研究にも臆せず挑戦していきたいです。
また、その後のキャリアプランとして御社のバックオフィス職にも興味を持っており、キャリアマネジメントの仕事にも携わることができたらと考えています。 (2024年卒 パーソルテンプスタッフ 研究開発 内定)
この回答は、自身の専門性を活かして挑戦したいことを端的に述べており、企業への貢献意欲やチャレンジ精神が感じられます。
また、現在の専門分野だけに固執せず、未経験の領域にも「臆せず挑戦する」という研究者としての柔軟な探求心もアピールできているでしょう。
④コンサルタント職
内定者の回答(アビームコンサルティング)
まず1年目から2年目まではクライアントの業界ですとか、自分の担当する領域を限定せずに幅広い経験を経て、コンサルタントの基礎を確実に身に付けて参りたいと思います。
3年目はプロジェクトの中で一定領域の担当者として自立して時には自分からアイデアを出して新規事業の創出をしていきたいと思います。さらに3年目までには海外のプロジェクトに関わり、駐在も経験したいと考えています。
5年目までにはシニアコンサルタントあるいはチームリーダーとして二つの専門性を持ちたいと思います。現時点では特にエネルギー業界及び製薬業界に興味があります。また、5年後以降はマネージャー、プリンシパルとしてアビームの経営にも関わり、アビームの世界的地位向上に貢献していきたいと考えています。 (2023年卒 アビームコンサルティング コンサルタント職 テクノロジーコンサルタントコース 内定)
この回答は、1年目から5年以降まで解像度の高いキャリアステップを提示できている点が優れています。
単なる憧れにとどまらず、特定の業界への関心と経営への参画意欲を伝えることで、長期的に活躍し会社を牽引していく姿勢が想像できます。
⑤サービス・販売職
内定者の回答(ファーストリテイリング)
入社して、1~3年目は店舗で勤務をし、お客様との接点である現場で、経営者としての視点を身につけたいです。国内で店長までを経験し、4年目までには海外の店舗での店長を経験したいです。
海外の店舗で働くことで、自分のビジョンの1つである「世界中のあらゆる人々に品質の高い製品を届ける」の実現に少し近づくと同時に、海外のサステナビリティも学びます。
帰国後、10年目くらいには本部のサステナビリティ部門に移り、FRのサステナビリティ強化に取り組みたいと考えています。 (2024年卒 ファーストリテイリング グローバルリーダー候補 内定)
この回答は、店舗勤務を単なる販売業務ととらえず「経営者視点を養う現場」と自分なりに定義し、海外での店長経験を見据えた主体性が評価できます。
サステナビリティを「学ぶ」だけでなく「強化に取り組む」という変革の意志を示すことで、企業のリーダー候補にふさわしい高い視座と覚悟を証明できているでしょう。
⑥経理職
内定者の回答(三菱電機)
まずは主計業務(決算業務)に携わり、経理職の王道を経験したいと思っています。主計業務はあらゆる部門の数値情報を扱う仕事なので、この部門を経験することで、会社全体の理解が深まると考えているからです。
主計業務の経験を積んだ後は、中期経営計画書の策定などに関わる部署で活躍したいと考えています。私は会計知識を活かして、企業経営の中核に携わりたいと考えています。将来は御社にとってかけがえのない存在になりたいです。 (2024年卒 三菱電機 事務総合職 内定)
この回答は、主計業務を「会社全体への理解が深まる仕事」だととらえ、最終的に「中期経営計画の策定」という経営の中核を目指す明確なキャリアパスと高い視座が評価できます。
専門知識を武器に「会社にとってかけがえのない存在になりたい」と宣言することで、自ら組織を支え導こうとする強い貢献意欲や当事者意識が伝わるでしょう。
面接で好印象を与える4つのポイント|内定者のキャリアプランから分析
面接での答え方のイメージが明確になったら、「面接でより高い評価を得るためには、どう答えるべきなのだろう」と考える人も多いでしょう。
就活会議のデータを分析すると、大手企業の内定者のキャリアプランには、上記の4つのように、具体性を示すことと、貢献意欲をアピールすることがポイントだとわかりました。
これらをもとに、自身のキャリアプランをさらに磨き上げていきましょう。
①「短・中・長期」の3段階に分けて具体的に説明する
キャリアプランを期間ごとに3段階で具体的に説明することで、現実的に物事を考えられる、計画性のある人物だとアピールできます。
実際に、多くの内定者は、以下のように時間軸に沿った段階的な構成でキャリアプランを伝えています。
内定者の回答(ファーストリテイリング)
1~3年目においては、国内の店舗にてお客様と寄り添い現場視点を身に付けたいと考えています。同時に経営者視点と事業の深い理解をし今後のキャリア形成の土台作りを行いたいです。
4~5年目は、国外の店舗にてグローバルな視点を身に付け、外国人視点でのマーケティングを行うことで俯瞰的な知見を高めたいです。
10年目では、本部の企画職に異動し、国内外の店舗で身に付けた知見や能力を活かし、新時代のアパレルブランドの存在意義を高め、ブランド価値向上に貢献したいです。 (2025年卒 ファーストリテイリング グローバルリーダー候補 内定)
たとえば「入社半年でチームリーダーを目指す」のように、多くの企業では実現が難しい目標を伝えてしまうと、「この学生は企業理解が浅いな」と、ネガティブな印象を持たれてしまう可能性があります。
現実的な目標が思いつかないという人は、以下の例を参考にキャリアプランを考えてみましょう。
| 期間 | 具体例 |
|---|---|
| 短期(入社後~3年目まで): 基礎固めと現場理解 | ・営業職として顧客ニーズを直接把握する ・システムエンジニアとして開発の下流工程に携わり技術力を磨く ・販売職として店舗での業務や店長経験を通じて経営視点を学ぶ | 中期段階(3~10年目まで): より専門的な業務やマネジメントへの挑戦 | ・商品開発としてより戦略的かつ創造的な役割を目指す ・プロジェクトマネージャーやチームリーダーとしてマネジメント能力を養い、組織を牽引する | 最終目標(10年目以降): 新しい価値の創出や難易度の高い業務への挑戦 | ・新規事業やサービスを創出する ・大規模プロジェクトのリーダーを担う ・グローバルな舞台で活躍する |
②明確な年数表現を用いる
計画性や、自身の将来と真剣に向き合っている姿勢をアピールするためにも、「入社3年後までには」「5年後には」といった具体的な年数を用いてキャリアプランを伝えましょう。
実際に、数々の内定者は、以下のように明確な年数表現を使ってキャリアプランを伝えています。
内定者の回答(楽天グループ)
短期、中長期目線で申しあげますと、短期目線では営業職として成果を上げたいと考えています。具体的には、御社のコマースカンパニー事業部において、数値の分析や販売戦略の立案などをすることで、店舗様の売上向上に貢献したいです。
3年ほど営業をした後に、営業チームのリーダーを務め、チームをまとめる役を務めたいです。問題解決力と周囲を巻き込む力を活かして、お客様の期待を常に上回る営業職として御社に貢献していきます。
長期目線では、楽天市場で様々なジャンルの商品を担当し、マネージャーへ成長し、店舗様やお客さまとつながり、社会に貢献したいと思います。また、どんどん挑戦していきたいと思います。また、新入社員のメンターとして、彼らをサポートしていきたいと思います。
そして、10年後には、新規事業立案チームのリーダーを務めたいと考えます。そのために私は常に先輩のリーダーの所作を見て学び、積極的に質問し、自身が改善を続けることでリーダーシップを強化していきたいです。このように、大きな案件のリーダーを務め、社会に新しい価値を提供できるような人材として活躍していきたいです。 (2023年卒 楽天グループ ビジネス職 内定)
もちろん、年数はあくまで目安です。重要なのは、その期間で「何を成し遂げたいか」という具体的な目標を明確にすること。もし企業が提示する標準的なキャリアパスと異なっていても、その理由を論理的に説明できれば問題ありません。
「どうやって具体的な年数を設定すれば良いかわからない」という人は、志望企業のホームページや採用サイトで公開されている「キャリアパス」の例を参考にしてみましょう。多くの企業が、社員がどのようなステップで成長していくかをモデルケースとして掲載しています。
③具体的な職種や部署名を述べる
企業理解が深いことや、明確な目標設定のうえで選考に臨んでいることをアピールするためにも、漠然とした目標ではなく、具体的な職種や部署名、業務内容を述べましょう。
実際に、多くの内定者は、以下のようにキャリアプランで具体的な職種や部署名を述べています。
内定者の回答(日立製作所)
私は御社のモビリティ事業部で、まず5年間、国内のビジネス案件に携わり、日立のサービスや製品への理解、営業方式への理解を深めます。
そして、日立だからこそできるOT・IT・プロダクトのトータルソリューションを提案できる営業に成長したいです。チャンスをいただけるのであれば、早い段階からグローバルな仕事にも携わりたいと考えております。
10年後は、グローバルフィールドで、地域や企業の文化や風土を理解し、お客さまの課題に寄り添い、共に課題を解決できる営業として、日立にしかできない提案をします。現地法人やお客様など、社内外国内外の人と信頼関係を築き、グローバルフィールドにおける課題を解決したいと考えています。 (2023年卒 日立製作所 総合職オープンコース 内定)
さらに、「なぜその部署や職種を選んだのか」という理由を具体的に話すことも重要です。そうすることで、明確な目的意識を持って志望職種を選んでいることを採用担当者に示せます。
以下の具体例を参考に、自分ならではの理由を明確にしてみましょう。
- 営業職で直接顧客に向き合ってニーズを理解し、将来は商品開発部でその経験を活かしたいから
- 入社後、生産技術職として現場の改善を経験し、将来的には経営企画部で会社全体の効率化を推進したいから
- まずマーケティング部で消費者動向を深く分析し、将来的には海外事業部でその知見を活かしたグローバルビジネスを展開したいから
- システム開発に携わり、技術的な専門性を高めた後、プロジェクトマネージャーとしてチームを率い、大規模な課題解決に貢献したいから
- 人事部で社員の育成に携わり、将来的には新規事業開発部門でビジネスを立ち上げたいから
④会社・社会への貢献意欲を示す
単に自己成長だけに焦点を当てるのではなく、企業や社会に対する貢献意欲を明確に伝えましょう。
そうすることで、採用担当者は「この学生は自社でどう貢献してくれるのか」という入社後の活躍をイメージしやすくなります。
この視点は、あなたが単なる「受け身の学生」ではなく、「会社の成長を共に創り出すパートナー」になりたいという強い意志を示すことにつながるでしょう。
内定者の回答(東海大学・ANA)
まず前提として、私の最終目標は技術部にて新たな整備技術や修理技術を確立することです。
その目標達成のために、最初の現業の整備業務では、ライン整備士として航空機の離発着前の点検をすることで、実際の運航ではどのようなトラブルがあり、どのように対処し、どのくらいの時間がかかるのかといった最前線で起こっていることを肌で感じたいと考えています。
その後は技術部にて、最前線での経験を活かしながら、新たな整備技術や修理技術を確立していきたいと考えています。もちろん、キャリアの希望が全て通らない場合もありますが、その際も配属した部署で常に学びを深め、成果を挙げて最終的に技術部に配属になった際に活かしていきたいと考えています。 (2020年卒 東海大学 全日本空輸(ANA) グローバルスタッフ職 内定)
貢献意欲をアピールするうえで、多くの就活生が陥りがちなのが、漠然とした「社会貢献」を語ってしまうことです。
以下の視点を参考に、具体性のある「社会貢献」を伝えられるようにしましょう。
- 企業理念とのつながり: 企業のビジョンやミッションに共感していることを示し、「その理念を実現する一員になりたい」と伝える
- 事業内容との結び付き: 企業が提供するサービスや商品が、社会のどのような課題を解決しているかを理解し、自分がその解決にどう貢献したいかを具体的に述べる
- 業界全体への影響: 企業が属する業界全体のなかで、その会社がどのような役割を果たしているかを理解し、自分がその業界の未来にどう貢献したいかを伝える
キャリアプランが思いつかないときの3つの対処法
ここまでの解説を読んでもキャリアプランが思いつかないと悩んでいる人は、ここから解説する3つの対処法を実践してみましょう。
私自身が前職でキャリアアドバイザーとして多くの学生と面談するなかで、キャリアプランが作れないと悩む人の共通点は「将来への解像度が低いこと」だと感じました。多角的な視点から自己分析を徹底し、社会人としての具体的な働き方を理解することで、あなたならではのキャリアプランが見つかるはずです。
①理想の将来像を考えてから逆算する
キャリアプランを「現在から未来へ」と順を追って考えるのが難しい場合は、逆に「未来から現在へ」と考える逆算思考を試してみましょう。
具体的には、はじめに最終的なゴールとして理想の自分を設定します。「仕事を通じてどんな人になりたいか」「どのような働き方がしたいか」といった視点から、素直な気持ちを書き出してみましょう。
以下の具体例も参考にしてみてください。
- 社会貢献志向: 誰かの役に立つことで感謝される仕事がしたい
- 成長志向: 20代のうちから年収を上げて経済的に豊かになりたい
- ワークライフバランス志向: 正社員として働きながら2人の子どもを育てたい
次に、最終ゴールにたどり着くためには、5年後、3年後、そして入社1年目に何をする必要があるかを具体的に考えます。
たとえば、「年収を上げたい」というゴールなら、「5年後にはマネージャーに就く」→「3年後にはチームリーダーとして圧倒的な成果を出す」→「1年後には担当業務のスキルを徹底的に身に付ける」というように、段階的な目標を立てることで、やるべきことが明確になります。
②人生を通じての将来ビジョンを立てる
キャリアプランは、仕事だけでなく人生全体と密接にかかわっています。仕事や趣味、結婚、子育てといったライフイベントも含めて、広い視野で自分の将来を考えてみましょう。
具体的には、20代・30代・40代と年代別に、仕事やプライベートで「こうありたい」という理想像を書き出します。そうすることで、「この将来ビジョンを実現するためには、仕事を通じて何を得る必要があるのか」といった部分が見えてきます。さらに、その過程で「人生において何を大切にしたいか」という本質的な価値観が見えてくるでしょう。この価値観こそが、自身のキャリアプランの揺るぎない土台となります。
なお、私生活も含めた理想像は「キャリアデザイン」と呼ばれ、キャリアプランとは異なります。「面接で聞かれる「キャリアプラン」とは」での解説を参考に、キャリアプランの意味を理解したうえで、面接での回答時にはキャリアデザインと混同しないようにしましょう。
③OB・OG訪問をする
インターネットや書籍の情報だけでは、その企業での実際の働き方や雰囲気を完全に理解するのは難しいでしょう。実際にその企業で働く社員に直接会って話を聞くことで、働くイメージが具体的になるだけでなく、自身の理想の働き方やありたい姿も明確になります。
質問する際は、その社員ならではの経験談を聞くことが重要です。以下の質問例とその意図を参考に、目的意識を持って訪問に臨みましょう。
- 入社後のキャリアについて
質問:「〇〇さんは、入社してから現在までどのようなキャリアを歩んでこられましたか」「御社では、将来的にどのようなキャリアを歩むことができますか。また、そのために必要なスキルや経験は何でしょうか」
質問意図:企業が社員の成長をどのように考えているか、また、そのためにどのような機会を提供しているかを知るため - 仕事のやりがい・苦労について
質問:「〇〇さんが、この仕事をしていて最もやりがいを感じるのはどんなときですか」「逆に、仕事で苦労した経験や、それをどのように乗り越えたか教えていただけますか」
質問意図:その仕事の現実的な側面を理解し、入社後のギャップを減らすため - 職場の雰囲気や社風について
質問:「御社の社員の方々は、普段どのようにコミュニケーションをとられていますか」「仕事とプライベートのバランスは保てていますか」
質問意図:自身の価値観に合致する企業文化があるか確認するため、ワークライフバランスを現状を詳しく知るため
面接でキャリアプランを答える際の4つの注意点
キャリアプランを作成したら、上記の4つの点を改めて確認してみましょう。そうすることで、思わぬところで評価を下げてしまうリスクを防ぐことができます。
①志望企業で実現可能な目標を伝えられているか
採用担当者は、学生が語る目標が自社で実現できるかどうかを、厳しく見極めています。
たとえば、「入社5年後には、世界市場を独占する画期的な製品を開発したい」と話しても、その企業が国内市場に特化していたり、研究開発に時間をかける事業体制でなかったりすれば、「この学生は当社のことを理解していない」と判断されてしまいます。
事業内容や経営理念、今後の戦略など、企業研究で得た情報と、自身が描くキャリアプランを必ず結び付けて確認するようにしましょう。そうすることで、企業への理解度の高さや、「この会社でなければならない理由」を説得力を持って伝えられます。
②志望動機などと一貫性があるか
採用担当者は、面接全体を通して回答に一貫性があるかを確認しています。特に、志望動機、自己PR、キャリアプランの3つは、整合性を意識して答えましょう。
たとえば、「チームで協力して成果を出すことが得意です」と自己PRで伝えたにもかかわらず、キャリアプランで「将来的には一人で世界中を飛び回る営業になりたい」と話してしまうと、話に矛盾が生じます。
キャリアプランは、自身の過去の経験や強みを活かし、その企業で働くことを通じてどのように成長し、貢献したいかを示すものです。これらが一本の線でつながっているか、話す前に必ず確認しましょう。
③転職や起業が前提になっていないか
キャリアプランを話す際には、「将来的には起業して、〇〇なサービスを作りたいです」といった、転職や起業が前提となっている回答は基本的に避けましょう。
企業によっては起業や転職を後押しする社風の場合もありますが、多くの企業は自社で長く貢献してくれる人材を求めています。入社前から「いずれ辞める」ことを示唆するような発言に対して、採用担当者はネガティブな印象を持つでしょう。
たとえ起業や転職を本当に考えていても、面接では「その企業でのキャリア」に焦点を当てて話すことが重要です。その企業でどのような経験を積み、どのようなスキルを身に付け、どう貢献していきたいかという、入社後の具体的なビジョンを示しましょう。
④プライベートな目標ではないか
面接で聞かれるキャリアプランは、「仕事を通じてどのような自己実現をしたいか」を問うものです。「30歳までに結婚したい」「大型犬を飼いたい」といったプライベートな目標を中心に話すのは避けましょう。
もちろん、人生のビジョンと仕事は密接にかかわっています。そのため、「仕事とプライベートを両立させたい」といった価値観を伝えることは問題ありません。
あくまで仕事での目標や貢献したいことを軸にし、プライベートな目標は補足として加える程度にとどめておきましょう。
具体的かつ段階的なキャリアプランを伝えて面接通過を目指そう
この記事では、キャリアプランの面接での答え方、内定者の実回答、キャリアプランが思いつかないときの対処法を解説しました。
キャリアプランは、仕事上で理想の自分を実現するための具体的な行動計画です。これを緻密に設計することは、志望企業の選考を突破するためだけでなく、自身の将来の目標や目指すべき方向性を明確にすることにもつながります。
この記事で解説した作り方や内定者の実回答を参考に、あなた独自のキャリアプランを具体的に提示し、志望企業の面接を突破しましょう。
就活会議編集部
就活会議の編集チームです。就活生の皆さんの役に立つ「企業と面接のリアルな情報」を発信しています。体験記・ESは 会員登録すれば見放題! YouTubeチャンネルも配信中です!編集部についての詳細は 記事コンテンツの制作方針をご確認ください。

この記事の編集担当者
佐藤 美空
大学卒業後、就活会議のグループ会社であるポートに新卒入社。約1年間キャリアアドバイザーとして文系学生の就職支援をおこなう。就活生時代にポート運営の就活メディアを活用した経験から、「今度は私が就活生の役に立つメディアを創りたい」という思いでライターに転身。現在は就活会議のライターを担当している。
大学卒業後、2018年にパーソルキャリアに入社。中途人材紹介事業において、4,000名以上の求職者と100社以上の企業を支援。2022年に就活会議のグループ会社であるポートに入社。キャリアアドバイザーとして学生の就活支援に従事し、新規事業である就活会議エージェントの立ち上げにも参画。現在は約100名規模となるキャリアアドバイザーグループの責任者を務める