【大手旅行会社を比較】JTB・KNT-CTホールディングス・日本旅行・HIS・阪急交通社の違い|取扱高ランキング・働き方・強み・今後の動向を徹底解説
こんにちは。就活会議編集部の佐藤です。 交通機関や宿泊施設を組み合わせて商品を企画・販売する旅行会社。「旅にかかわる仕事がしたい」「地域活性化に貢献したい」などの理由から、例年就活生に人気の高い業界です。 しかし、大手各社の社名は知っていても、志望企業を選ぶにあたって各社の特徴や強みの違いまで深く理解するのは難しいものです。そこで本記事では、大手旅行会社の強みや今後の動向、働き方を徹底解説。内定者の口コミから分析した選考対策も紹介します。多角的な比較を通して、自分に最適な一社を見極めていきましょう。
この記事は、就活会議の会員が投稿した体験記にもとづいて作成・編集をしています。就活会議の会員は現役の学生であることを確認しています。
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5分でわかる|旅行会社とは
企業研究を進める前に、まずは旅行業界の基礎知識を押さえておきましょう。業界の全体像や基本的な仕組みを理解しておくことで、各社の立ち位置や強みをより比較検討できるようになります。
ここでは、おもな事業内容や職種、今後の動向を解説します。
おもな事業内容
旅行会社は、交通機関や宿泊施設の手配、旅行商品の企画・販売を通じて、顧客に「旅」という体験価値を提供します。対象とする顧客や目的に応じて、大きく3つの領域に分かれます。
- 個人向け事業(BtoC):パッケージツアーの企画・販売、航空券・宿の個別手配、オーダーメイド旅行の提案
- 法人・団体向け事業(BtoB):出張管理や社員・修学旅行の手配、国際会議・イベントの企画・運営支援
- 地域創生・自治体連携事業(BtoG):自治体やDMO(観光地域づくり法人)と協業した観光開発、プロモーション、インバウンド誘致
また、取り扱う商品は以下の3種類に分類されます。
- 募集型企画旅行:旅行会社が事前に日程・価格を決めて参加者を募る商品(パッケージツアーなど)
- 受注型企画旅行:顧客(学校や企業)の要望を受けてオーダーメイドで企画する商品(修学旅行・社員旅行など)
- 手配旅行:顧客の依頼に応じて、航空券やホテルなどを個別手配する商品
このように、多様な商品形態を通じて個人・法人のニーズに応えるだけでなく、観光資源を活用した地域活性化の一端も担っています。
なお、旅行業界における事業形態は大きく3つに分類されます。それぞれの特徴と代表例は以下のとおりです。
| 種類 | 定義・特徴 | 代表例 |
|---|---|---|
| 旅行会社 | 交通機関や宿を自社で仕入れ、ツアー商品を「企画・催行・販売」する事業者。実店舗での対面相談や総合的な手配力に強みがある | JTB、日本旅行、HIS、近畿日本ツーリストなど |
| 旅行代理店 | 自社での商品企画はおこなわず、他社が作った旅行商品を委託販売する事業者。駅構内や商業施設内の窓口、FC店舗などが該当 | JTBパートナーショップ(FC加盟店)、イオンコンパス、企業内旅行会社(インハウスエージェント)など |
| OTA | 実店舗を持たず、Webやアプリ上で販売・仲介をおこなう事業者。店舗コストを削った安価なプランと、24時間いつでも予約完結できる手軽さが強み | 楽天トラベル、じゃらんnet、Booking.com、Agoda、Expedia、一休.comなど |
近年では、JTBやHISをはじめとする店舗型の旅行会社もWeb予約(OTA事業)に注力しており、両者の境界は曖昧になりつつあります。
おもな職種
旅行会社には、顧客と直接向き合う役割から裏側でインフラを支える役割まで、多様な職種が存在します。おもな職種と仕事内容は以下のとおりです。
- ツアープランナー(商品企画・開発): 市場動向や現地データを分析し、ターゲットに合わせたパッケージツアーや観光ルートを企画・開発する
- カウンターセールス(店頭・窓口営業): 店舗で個人の相談を受け、希望に合わせた旅行商品の提案や予約手配をおこなう
- 法人営業(BtoB営業): 企業や学校、官公庁に対し、社員旅行・修学旅行・ビジネスイベントなどの大型案件を提案・プロデュースする
- ツアーコンダクター(添乗員): ツアーに同行して工程管理や安全確認、観光案内をおこない、参加者の快適な旅行をサポートする
- Webマーケティング・サイト運営: 自社予約サイトの構築や広告運用、データ分析を通じ、オンライン上での顧客獲得を推進する
大手の新卒採用では、勤務地や担当業務によって募集コースが細かく分かれているケースも少なくありません。
選考では「入社後に挑戦したいこと」が頻繁に問われるため、どの職種でどのような業務に携わりたいかをあらかじめ明確にしておきましょう。
今後の動向・将来性
旅行市場の回復にともない、旅行業界ではおもに以下3つを軸とした変革が進んでいます。
| 今後の動向 | 概要 |
|---|---|
| ①観光地における「DX・AI」の本格導入とデータ経営の推進 | 観光案内所や地域組織でAI等の導入が加速。多言語での情報発信や、行動・口コミデータの分析によるPRの最適化など、データに基づく観光地域づくり(EBPM)を推進 |
| ②インバウンドの円滑化と受入環境の整備 | 「Visit Japan Web」の活用でCIQ(税関・出入国管理・検疫)手続きを簡素化。事前入国審査システム「JESTA」の導入準備など、訪日外国人のスムーズな受け入れ体制を整備 |
| ③「持続可能な観光地」のブランド化と地方誘客 | 主要都市への過度な需要集中(オーバーツーリズム)を防ぐため、持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)を活用。自然や文化を守りつつ地方誘客とブランド化を推進 |
観光庁のデータを見ると、国内旅行の消費額は着実な回復傾向にあります。
直近5年間における日本人国内旅行の消費額の推移
このように全体の市場規模は拡大していますが、旅行会社の将来性はビジネスモデルによって二極化していると考えられます。
具体的には、インバウンド対応や地方創生・法人向けソリューションに強みを持つ領域の将来性が高い一方、店舗での個人手配や単純な手配代行に依存するビジネスは縮小傾向です。
今後の旅行会社には、単なる手配代行から、感動の提供や課題解決を担う「パートナー」への進化が求められていると言えるでしょう。
大手旅行会社の一覧【20社】
| おもな領域 | 企業名 | おもな特徴・強み |
|---|---|---|
| 総合旅行 | JTB(6社計) | 店舗・Web・法人ソリューションを網羅し、業界圧倒的首位を誇る総合旅行最大手 |
| KNT-CTホールディングス(4社計) | 修学旅行に強い「近畿日本ツーリスト」と、シニア向けテーマ旅行に定評がある「クラブツーリズム」を傘下に持つ | |
| エイチ・アイ・エス(10社計) | 海外旅行や格安航空券のパイオニアで、ホテル事業やテーマパーク運営など事業の多角化を推進 | |
| 鉄道・航空インフラ系 | 日本旅行(4社計) | JR西日本グループに属する日本最古の旅行会社で、新幹線利用の「赤い風船」や教育旅行で豊富な実績を誇る |
| 東武トップツアーズ | 東武グループの旅行会社で、官公庁・自治体向けBPO事業やMICE(国際会議など)の分野で高いシェアを獲得 | |
| ジャルパック | JAL(日本航空)グループの旅行会社で、信頼性の高い国内外パッケージツアーを提供 | |
| 名鉄観光サービス | 名古屋鉄道グループの旅行会社で、東海エリアを中心とした法人・学校向け団体旅行を主力とする | |
| ジェイアール東海ツアーズ | JR東海グループに属し、東海道新幹線と宿泊がセットの「EX旅パック」や「ぷらっとこだま」で人気を集める | |
| ANA X | ANAグループのプラットフォーム企業として、「ANAトラベラーズ」やマイル連携サービスを多角展開 | |
| 西鉄旅行 | 西日本鉄道(西鉄)グループの九州エリア最大手で、スポーツ観戦ツアーや法人向け業務渡航に注力 | |
| 媒体・パッケージ | 阪急交通社(2社計) | メディア販売型ブランド「トラピックス」を展開し、高品質な添乗員付きツアーを得意とする |
| ビッグホリデー | スキーツアーをいち早く手掛けた実績を持ち、国内パッケージツアーや夜行バスツアーなどの媒体・卸販売を中心に展開 | |
| 読売旅行 | 読売新聞グループの顧客基盤を活かし、地方発着ツアーやシニア層向けパッケージ旅行で親しまれている | |
| 法人・BTM(業務渡航) | HTB-BCDトラベル | グローバルBTM大手との合弁企業で、日系・外資系企業の出張管理(BTM)や海外渡航手配で高い評価を獲得 |
| 郵船トラベル | 日本郵船グループの旅行会社で、企業の出張手配(BTM)と豪華客船クルーズ手配で確固たる実績を築く | |
| エムオーツーリスト | 商船三井グループに属し、ビジネス渡航や海運業特有の船員手配などB2B領域で高い専門性を発揮 | |
| 日新航空サービス | 総合物流大手・日新のグループ企業で、国際物流ネットワークを活かした法人向け渡航手配に定評がある | |
| エヌオーイー | 「海外渡航のNOE」として知られる独立系大手で、企業の海外出張手配や視察研修(MICE)を得意領域とする | |
| IACEトラベル | クラウド型出張管理システムの提供と手厚いサポートにより、中堅・中小企業の出張手配を支援 | |
| OTA(オンライン) | エアトリ(5社計) | 格安航空券の比較販売を軸とする総合旅行プラットフォームを運営し、強力なWeb集客力を発揮 |
※観光庁発表の「主要旅行業者の旅行取扱状況速報(令和8年5月分)」における合計取扱額の上位20社に基づき作成
国内の大手旅行会社は、ターゲットに合わせて独自のビジネスモデルを展開しています。上記の表は、各領域を代表する大手企業を就活会議編集部が独自にピックアップし、まとめたものです。
JTBやHISなどの総合・インフラ系企業は、強固なネットワークや交通基盤を強みに個人から法人まで幅広い需要に対応しています。一方、法人向け企業は出張やビジネスイベント分野で専門性を発揮し、媒体型・OTAは自社メディアを活用して特定の顧客層を獲得しています。
各社が主軸とする領域や強みを整理し、自分の興味・関心に合う企業を探してみましょう。
大手旅行会社の取扱高(事業規模)ランキング
| 順位 | 企業名 | 取扱額 | 主な事業 |
|---|---|---|---|
| 1位 | JTB(6社計) | 112,337,345千円(約1,123億円) | 総合旅行最大手(国内・海外・インバウンド・法人ソリューション全般) |
| 2位 | KNT-CTホールディングス(4社計) | 31,769,612千円(約317億円) | 総合旅行・修学旅行(近畿日本ツーリスト)およびシニア向けテーマ旅行(クラブツーリズム) |
| 3位 | 日本旅行(4社計) | 31,673,243千円(約316億円) | JR西日本系・鉄道連携パッケージツアー(赤い風船)・教育旅行 |
| 4位 | エイチ・アイ・エス(10社計) | 30,813,157千円(約308億円) | 海外旅行・格安航空券・テーマパーク運営・ホテル手配 |
| 5位 | 阪急交通社(2社計) | 30,249,843千円(約302億円) | メディア販売型パッケージツアー(トラピックス)・高品質添乗員付き観光ツアー |
| 6位 | 東武トップツアーズ | 12,373,798千円(約123億円) | 東武鉄道系・官公庁自治体向けBPO支援・MICE(国際会議・研修等) |
| 7位 | エアトリ(5社計) | 7,694,746千円(約76億円) | OTA(オンライン旅行予約プラットフォーム)・格安航空券比較販売 |
| 8位 | ジャルパック | 7,624,889千円(約76億円) | JAL(日本航空)グループ・国内外航空パッケージツアー |
| 9位 | 名鉄観光サービス | 7,247,647千円(約72億円) | 名古屋鉄道系・法人および学校向け団体旅行・東海エリア密着 |
| 10位 | ジェイアール東海ツアーズ | 6,158,305千円(約61億円) | JR東海系・東海道新幹線と宿泊のセットプラン(EX旅パック・ぷらっとこだま) |
※数値は観光庁発表の「主要旅行業者の旅行取扱状況速報(2026年(令和8年)5月分)」または各社開示の取扱高に基づく。グループ会社を含めた数値を記載
各社の事業規模を把握するには、顧客から回収した旅行代金の総額を示す「取扱高」に着目するのが有効です。ランキングでは、取扱高1,000億円超のJTBが2位以下を大きく引き離して首位に立っています。
2位から5位は、KNT-CTホールディングス、日本旅行、HIS、阪急交通社が300億円前後で拮抗。6位以降にはインフラ系やオンライン旅行会社が続き、各社の戦略やターゲット領域の違いが取扱高の差となって表れていると言えます。
大手旅行会社5社の強み
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【JTB】業界首位の圧倒的な事業規模と多様な提案力
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【KNT-CTホールディングス】2大ブランドを活かした独自の企画力
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【日本旅行】JR西日本グループの強みを活かした独自の国内基盤
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【HIS】世界を網羅する海外ネットワーク
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【阪急交通社】独自メディア販売による高品質なツアー展開
ここからは、「大手旅行会社の取扱高(事業規模)ランキング」上位5位の特徴を詳しく解説します。独自の取り組みや強みを理解し、企業研究に役立てていきましょう。
【JTB】業界首位の圧倒的な事業規模と多様な提案力
同社は110年以上にわたり培ったプロデュース力と、大型イベントで磨かれた抜群の現場対応力を誇ります。管理会計上の年間取扱額は1兆6,838億円(2024年度実績)、売上総利益は2,937億円に達しており、国内・海外を問わず圧倒的な事業規模とブランド力を確立しています。
また、主力のツーリズム事業に加え、エリア・ビジネス・グローバルの各領域が支える多角的な事業構造も特長です。特定の市場変化に左右されにくい安定した経営基盤を実現しています。
さらに大きな強みは、旅行手配を超えた豊富なソリューション力です。法人向けには、企業のエンゲージメント向上を図る「HRコンサルティング」や「HRサーベイ」、出張管理に環境視点を取り入れた「ESG-BTM」、イベントの脱炭素化を推進する「CO₂ゼロ MICE」など、幅広いサービスを提供しています。
【KNT-CTホールディングス】2大ブランドを活かした独自の企画力
同社を力強く支えるのは、団体・教育旅行に強い「近畿日本ツーリスト」と、シニア向けテーマ旅行に定評のある「クラブツーリズム」の2大ブランドです。互いの顧客基盤とノウハウを活かし、個人・団体の双方に対応するハイブリッドな事業モデルを構築しています。
また、従来の枠にとらわれない独自の企画・商品開発力も強みです。被災地支援を組み込んだリジェネラティブ・ツーリズムや、学研と連携した「探究学習プログラム」など、地域課題や教育と融合させた高付加価値商品を展開しています。
さらに、旅行業を超えた新規事業開発にも積極的です。米国での飲食店運営や伝統工芸品の海外販売など、独自のネットワークを活かして食や文化領域へも事業軸を広げています。
【日本旅行】JR西日本グループの強みを活かした独自の国内基盤
同社は、JR西日本グループのインフラを活かした仕入・販売網を誇っています。新幹線・特急と宿泊を一体化した「JRセットプラン」を商品の核とし、強固な基盤を確立しています。
また、自治体やグループ各社との連携による地域創生をプロデュースする力も強みの一つです。福井県との包括連携協定をはじめ、官民学が連携した事業を迅速に展開し、地方誘客を推進しています。
さらに、非旅行分野でのソリューション展開にも長けています。人手不足に悩む観光・国内産業に向けて「グローバル人財活用推進事業」を手掛け、キルギスやウズベキスタンなどの政府機関や大学と締結したパートナーシップを強みに、47名の外国人財を紹介・支援した実績を有しています。
【HIS】世界を網羅する海外ネットワーク
同社の最大の強みは、2026年4月末時点で世界「54カ国・104都市・136拠点」に広がる海外直営ネットワークです。現地常駐の自社社員による24時間365日の危機管理や、生きた現地情報の直接発信を可能にする独自の基盤を築いています。
また、世界7つの国・地域に50以上の直営ホテル(変なホテル、カッパドキアのマリオットホテル、タシケントのホテルインスピラ-Sなど)や移動手段を保有。「送客・宿泊・現地サポート」を自社内で一貫してカバーする垂直統合モデルにより、高収益・高付加価値なサービスを提供しています。
さらに、格安航空券のパイオニアとして培った高い仕入交渉力も特長です。ダイナミックパッケージなどの個人向け自由旅行において、価格競争力のある素材を優位に調達・提供しています。
【阪急交通社】独自メディア販売による高品質なツアー展開
同社の最大の強みは、新聞広告や旅行情報誌、Webを組み合わせた独自の「メディア販売」手法です。阪急阪神グループの基盤のもと、自社情報誌「トラピックス倶楽部」や新聞紙面を通じて直接的にアプローチする集客モデルを確立しています。
集客力を支えるのは、旅の品質に応じた明確なブランド戦略です。主力ブランド「トラピックス」をはじめ、品質にこだわった「クリスタルハート」、最高峰の「ロイヤルコレクション」など、多様なニーズに応えるラインナップをそろえています。
さらに、他社と一線を画す高付加価値な企画力も強みです。大型クルーズ船を貸し切る「チャータークルーズ」や、各地の希少なグルメを満喫できる周遊ツアーなど、顧客の期待を超える体験型プランを数多く手掛けています。
大手旅行会社5社の今後の動向
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【JTB】地域共創による魅力創出と地方誘客を推進
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【KNT-CTホールディングス】構造改革を経てインバウンド・海外展開を加速
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【日本旅行】「デジタルツーリズム」への転換と観光分散化の促進
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【HIS】グローバル受客の強化と独自の体験ビジネスの拡大
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【阪急交通社】デジタル連携による媒体拡張と高付加価値ツアーの強化
大手各社はさらなる成長に向け、それぞれの強みを活かした独自の戦略を推進しています。各社が目指す方向性を理解することは、自分に合った企業を絞るうえで欠かせません。
ここからの解説で各社の今後の取り組みを把握し、自身のキャリアビジョンを実現できる企業を見つけていきましょう。
【JTB】地域共創による魅力創出と地方誘客を推進
同社は、ただ旅行者を送り出す手配業から、地域に入り込み、目的地そのものを共創するソリューションビジネスへの転換を進めています。オーバーツーリズムの解決に向け、地域の魅力創出と地方誘客に注力する方針です。
たとえば香川県小豆島では、シェアサイクルやバス・船の自動運転化、顔認証デジタルチケットなどの観光DX実証実験をパートナー企業と推進。ほかにも沖縄県や山梨県など全国の自治体と協働し、地域共創による魅力づくりに取り組んでいます。
【KNT-CTホールディングス】構造改革を経てインバウンド・海外展開を加速
同社は2027年4月に持株会社と傘下3社を統合し、「KNTCT株式会社」へ移行する予定です。重複部門の集約によって生まれる人的リソースや資金を、成長領域へ一気に投入する方針を掲げています。
具体的には、現地の旅行会社や個人客と日本の観光資源を直接つなぐ「海外リエゾン」拠点を整備。米国や欧米豪、東南アジアなどへ拡大し、2030年までに世界30都市への展開を目指しています。
【日本旅行】「デジタルツーリズム」への転換と観光分散化の促進
同社は、JRセットプランなどの旅行商品を「デジタルツーリズム」へ昇華させる取り組みに注力しています。生成AIやRPA(業務自動化)を活用し、Web販売の最適化と社内生産性の向上を推進中です。
また、オーバーツーリズム解決に向けた観光分散化にも注力。外国人専門化した「TiS京都支店」のような拠点を全国展開し、隠れた名所のPRや地方送客を強化しています。さらにJR西日本と連携し、寝台列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」を活用するなど、地域の活性化を進めています。
【HIS】グローバル受客の強化と独自の体験ビジネスの拡大
同社は世界拠点を活かし、世界中の旅行者をターゲットとする「Global DMC(体験価値創造業)」への進化を進めています。統括会社「HIS Global DMC」の新設や韓国大手「HANATOUR」との提携などを通じ、欧米豪やアジア層の獲得とグローバル相互送客を強化しています。
また、最先端テクノロジーに驚きや楽しさを融合させた、独自事業の拡大も成長の柱です。ハワイやニューヨークで展開するXRエンタメ観光バス「XploreRide」をはじめ、独自の体験型コンテンツ開発を進めています。
【阪急交通社】デジタル連携による媒体拡張と高付加価値ツアーの強化
同社はグループの顧客基盤をDX化し、販売効率をより高める方針です。共通ID「HH cross ID」を活用したWeb・アプリとのデジタル連携により、募集効率の最大化や相互送客を促進しています。
同時に、強みである高付加価値ツアーのプロデュース力も強化。その一例として、エイドリアン・ゼッカ氏が手掛ける広島県のラグジュアリーホテル「Azumi Setoda」を取得するなど、高品質な地域型観光インフラの確保を進めています。
大手旅行会社5社の働く環境|残業時間・有給取得率・福利厚生・社風
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【JTB】柔軟な勤務制度で自律的なキャリア形成を支援
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【KNT-CTホールディングス】多様なライフスタイルに寄り添う制度を拡充
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【日本旅行】安定した制度基盤で長く働ける環境や両立支援を整備
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【HIS】自発的な挑戦をうながす制度と先進的なDEIB施策を展開
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【阪急交通社】手厚い福利厚生と徹底した健康管理体制を確立
大手5社はいずれも充実した労働環境や福利厚生を備えていますが、支援の方向性や社風にはそれぞれ特色があります。残業時間や有給取得率、各種制度などは、自分に合った働き方を見極める重要な判断材料です。
ここからは、各社の働く環境や社風を詳しく解説します。理想とする働き方に合う企業を見つけていきましょう。
【JTB】柔軟な勤務制度で自律的なキャリア形成を支援
| 残業時間 | ー |
|---|---|
| 有休取得率 | 105.1% ※管理職未満。年次有給休暇取得分÷規定の年次有給休暇×100 |
| 福利厚生 | テレワーク制度/ふるさとワーク/フレックスタイム制度/自己成長支援休職制度/再雇用制度など |
同社の有休取得率は100%を超えており、前年からの繰越分までしっかりと消化されていることがうかがえます。
「JTB Group WORK Style」のもと、自律的な働き方を支える制度が充実しています。単身赴任を避け居住地で勤務できる「ふるさとワーク」や、理由を問わず選択できる「週休3日制度(勤務日数短縮制度)」などが特徴です。
社風は、人を大切にする基盤を持ちながらも、新しい挑戦を重んじる風通しの良さがあります。選考やOB・OG訪問を経た内定者からは、以下のような声が挙がっています。
- 111年の歴史を持つ会社さんなので、保守的なのではないか?と思われがちですが、実際は、真逆で、どんどん挑戦をする文化です。もちろん、人財という言葉が表している通り、人を大切にするという意味では、根本は変わりませんが、事業などに関しては、どんどん新しいものを取り入れ、企業努力を怠らない会社さんです。(2026年卒 明治大学 JTB 内定)
- 体育会系な印象。多少忙しくても仕事をやり切りたい人には向いていると思う。(2025年卒 JTB 内定)
- OBの話を聞いたときも、風通しがよく働きやすいというのがすごく伝わってきました。(2025年卒 九州大学 JTB 内定)
【KNT-CTホールディングス】多様なライフスタイルに寄り添う制度を拡充
| 残業時間 | ー |
|---|---|
| 有給取得率 | ー |
| 福利厚生 | 在宅勤務/フレックスタイム勤務/育児介護休職制度/企画旅行商品割引制度/住宅手当制度など |
同社は2027年4月の組織統合を見すえ、社員の持続的な活躍を支援するプロジェクト「mo活(私らしくmotto活躍)」を推進しています。
育児・介護に加え、修学や留学、趣味などを理由に取得できる独自の「ライフスタイル休職制度」を導入。さらに、時間単位有休やフレックス、在宅勤務を柔軟に組み合わせた「MIX勤務制度」など、多様な働き方を整えています。
社風は、若手から裁量を持って働ける環境がありつつも、伝統的な風土が共存しているのが特徴です。実際に選考を経験した内定者は、以下のように語っています。
- 若手から活躍する環境は整っているような印象を受けたが、年功序列的な要素も多くあると思う。(2026年卒 KNT-CTホールディングス 内定)
【日本旅行】安定した制度基盤で長く働ける環境や両立支援を整備
| 残業時間 | ー |
|---|---|
| 有給取得率 | ー |
| 福利厚生 | 社宅/オープン・セミナー/通信教育/マタニティー休暇/ベビーシッター 育児支援割引券交付(共済会)など |
同社は、女性活躍推進の最上位認定である「プラチナえるぼし」を旅行業界でいち早く取得しており、ライフイベントと仕事を両立できる環境が整っています。
子どもが小学校6年生の学年末まで取得可能な短時間勤務制度(1日最大3時間以内)や、1回あたり2,200円のベビーシッター割引適用など、ライフステージが変わっても長く活躍できるサポートが手厚いのが特徴です。
社風は穏やかで、社員の人柄の良さに魅力を感じる内定者が多く見られます。実際に選考を経験した内定者は、以下のように話しています。
- 人柄のいい社員が多く人当たりが良い印象。(2025年卒 日本旅行 内定)
- 過剰に笑ったりしないし、ある意味着飾っていないという雰囲気を受けました。(2025年卒 日本旅行 内定)
【HIS】自発的な挑戦をうながす制度と先進的なDEIB施策を展開
| 残業時間 | 18.8時間(2025年度) |
|---|---|
| 有給取得率 | 66.3%(2025年度) |
| 福利厚生 | 家族手当/旅行割引制度/社員オリジナル優待/長期休暇/配偶者の出産休暇/母性健康管理のための休暇など |
同社は、業務時間の2割を他プロジェクトに充てられる「20%プロジェクト公募」や社内起業制度「HIS Start-Up Program」など、個人の主体性を重んじる仕組みが充実しています。
また、同性パートナーや事実婚への制度適用、本社への礼拝室設置など、先進的なDEIBの取り組みでも独自の色を出しています。
社風は、大手でありながら挑戦する姿勢を重んじる情熱的な風土が浸透しています。選考を経験した内定者からは、挑戦を歓迎する風土や熱意に関する口コミが集まっています。
- 挑戦を後押ししてくれる環境があり、自発的に手を挙げることでキャリアアップが出来る。(2026年卒 エイチ・アイ・エス 内定)
- 若手から活躍でき、新規事業をしたいってなった時には自分で手を挙げて提案する機会がある。(2025年卒 エイチ・アイ・エス 内定)
- 旅行の大手でありながらベンチャーのような情熱と挑戦を大切にしているため、様々な可能性を形にし新しい旅行の価値創造ができる。(2025年卒 東洋大学 エイチ・アイ・エス 内定)
【阪急交通社】手厚い福利厚生と徹底した健康管理体制を確立
| 残業時間 | 17時間(2024年度) |
|---|---|
| 有給取得率 | 71.2%(2024年度) |
| 福利厚生 | 独身寮/借り上げ社宅/旅行割引/在宅勤務/ベネフィットワン ラフォーレ倶楽部/社内販売/フレックスタイム勤務など |
同社は、5社のなかで最も短い残業時間と高い有給取得率を実現しています。独身寮・社宅などの住宅支援に加え、持株会の奨励金付与率を最大20%に引き上げるなど、生活・資産形成のサポートが手厚く用意されているのが特徴です。
また、「健康経営優良法人」に7年連続で選定されるなど健康支援も徹底。予防接種や禁煙外来の費用全額補助、がん検診補助など、社員の健康増進に積極的です。
社風は上下の垣根が低く、和気あいあいとしたアットホームな雰囲気があります。選考を経験した内定者からは、人柄の良さを挙げる声が多く見られます。
- 面接官の方もどの方もとても優しく穏やかで、楽しそうにお話ししてくださったのでとても良い方が多いと思う。(2026年卒 阪急交通社 内定)
- 上司にも相談しやすく、風通しの良い社風だと伺いました。同期とも仲が良く、旅行に行くこともあるそうです。(2025年卒 阪急交通社 内定)
- 社員の人がみんな仲良くて一緒にご飯に行くことが多いと言っていたので仲は良い印象。(2025年卒 阪急交通社 内定)
大手旅行会社5社の選考の特徴|内定者の志望動機付き
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【JTB】自己紹介をもとに人柄や価値観が深掘りされる
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【KNT-CTホールディングス】GDの立ち回りや発言内容が後の選考へ引き継がれる
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【日本旅行】面接時間が短く第一印象や回答の要約力が評価される
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【HIS】実技課題の成果や選考を通じた回答の一貫性が重視される
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【阪急交通社】一次・二次の和やかさと最終面接の厳かな雰囲気の違いが見られる
選考で評価されるポイントや面接の雰囲気は、企業ごとに異なります。ここからは、近年の選考体験記や口コミをもとに見えてきた各社の傾向を解説します。年度や選考コースにより変わる場合もありますが、ひとつの目安として把握しておくことで、効果的な対策につながります。
あわせて内定者の志望動機も紹介するので、どのような経験やアプローチが評価されたのか、ぜひ参考にしてみてください。
【JTB】自己紹介をもとに人柄や価値観が深掘りされる
| 就職難易度 | 3.8/5 |
|---|---|
| 採用大学 | ・早稲田大学 ・明治大学 ・立教大学 ・同志社大学 ・立命館大学 ・名古屋外国語大学 ・東洋大学 |
| 選考フロー | ※JTBの総合職に内定した26卒学生の一例 ▼ESの提出 時期:2025年3月 ▼WEBテスト 時期:2025年3月 内容:企業オリジナル 言語、非言語、性格 ▼一次面接 時期:2025年4月 面接時間:20分 面接官:1名 ▼二次面接 時期:2025年5月 面接時間:20分 面接官:1名 ▼最終面接 時期:2025年5月 面接時間:30分 面接官:2名 ▼内定 時期:2025年6月上旬 |
同社ではエントリーシート(ES)の設問数が少ない一方、各面接の冒頭で約2分間の自己紹介が求められるのが特徴です。自己紹介で話した内容を軸に、個人の人柄や価値観、過去の経験が深く掘り下げられます。
内定者の志望動機は、単なる「旅行が好き」という枠を超え、地方活性化や企業課題の解決、人間関係の構築など「旅や交流が生み出す価値・効果」に着目して語られる傾向があります。
内定者の回答(23卒・JTB)
私は旅行を通したビジネスソリューションで人々の幸福度を高めたいと考え御社を志望します。私はものすごいスピードで激変する社会の中で、現在企業はさまざまな課題を抱えていると考えます。自分自身、長期インターンシップで就業した際に企業が抱える課題をたくさん実感しました。
具体的に申しますと、リモートワークであるために上司といっさい顔を合わさないまま3ヶ月間就業したため、コミュニケーションもチャットかWEB会議上だけ、雑談などはなく関係性を深めることはできなかった経験があります。このことから企業では仕事のモチベーションの低下や社員同士の絆の希薄化、帰属意識の低下等の様々な課題を抱えていることを実感しました。
このように複雑化・多様化していく企業の課題に対し、御社は「エンゲージメント(絆)」を大切にした提案で、その解決に貢献しています。
また、JTBは形のないモノを提供しているからこそ、自分自身の価値を試せる、挑戦できると思ったからです。将来的にはワーケーションの推進や提案事業に携わり、イノベーションの創出や生産性・モチベーションの向上・働きがい・絆を深めることに貢献したいです。 (2023年卒 JTB 総合職 内定)
以下の記事では、面接で使える自己紹介の例文やポイントを解説しています。事前の準備で面接官に好印象を持ってもらい、絶好のスタートを切りましょう。
面接の自己紹介例文集|好印象を残すコツをテンプレ付きで解説【KNT-CTホールディングス】GDの立ち回りや発言内容が後の選考へ引き継がれる
| 就職難易度 | ー |
|---|---|
| 採用大学 | ー |
| 選考フロー | ※KNT-CTホールディングスの総合職に内定した26卒学生の一例 ▼ESの提出 時期:2025年2月 ▼WEBテスト 時期:2025年2月 内容:TG-WEB 言語、非言語、性格 ▼GD 時期:2025年2月 テーマ:良い会社に必要な要素 ▼一次面接 時期:2025年3月 面接時間:30分 面接官:2名 ▼最終面接 時期:2025年3月 面接時間:30分 面接官:1名 ▼内定 時期:2025年4月上旬 |
同社の選考の特徴は、初期におこなわれるGDでの発言や立ち回りがその後の面接官へ共有される点です。GDで話した自身の考えと面接での回答に矛盾がないか、選考を通じた一貫性が厳しく見られていると言えます。
内定者の志望動機では、「旅行という手段を通じて人の思いに応え、豊かな時間や体験を生み出したい」という顧客志向の姿勢が多く見られます。
内定者の回答(18卒・上智大学・KNT-CTホールディングス)
私が御社を志望する理由は、御社の企業理念である「想いをかたちに。」に共感したからです。
私は小学6年生の時に、親の転勤でアメリカへ行きました。英語が全く分からない状況で現地校に編入し、授業は理解できない、友人とコミュニケーションもとれないという中で生き地獄のように感じていました。
しかし、話しかけてくれる人と話し友達になりたいという強い想いから週に3回家庭教師と猛勉強をしたり、テレビを見て英語に触れる時間を増やしたりしました。その結果2か月で6割程英語が聞き取れるようになり、自分の気持ちも4割程伝えれるようになりました。
この経験から形のない商品を扱うからこそ、一人一人の想いを大切にし、それをかたちに変えていく御社に共感し志望しました。 (2018年卒 上智大学 KNT-CTホールディングス 総合職 内定)
「GDでどんなテーマが出題されるのか知りたい」という人は、こちらの記事もあわせて参考にしてみてください。過去に実際に出題されたテーマだけでなく、高評価を得るためのコツも徹底解説しています。
グループディスカッションのテーマ100選|大手企業44社から厳選して紹介【日本旅行】面接時間が短く第一印象や回答の要約力が評価される
| 就職難易度 | 3.6/5 |
|---|---|
| 採用大学 | ・立命館大学 |
| 選考フロー | ※日本旅行の全国社員コースに内定した25卒学生の一例 ▼ESの提出 時期:2024年5月 ▼一次面接 時期:2024年6月 面接時間:10分 面接官:1名 ▼二次面接 時期:2024年6月 面接時間:10分 面接官:1名 ▼最終面接 時期:2024年6月 面接時間:10分 面接官:3名 ▼内定 時期:2024年7月中旬 |
同社の選考は例年、各回の面接時間が10〜15分程度と非常に短いのが特徴です。そのため、第一印象の良さに加え、限られた時間のなかで結論から端的に伝える「回答の要約力」が厳しく見極められます。
内定者の志望動機では、「手配にとどまらず旅を通じた地域課題の解決に貢献したい」「無形商材だからこそ、寄り添った提案で期待以上の感動を届けたい」という軸が共通しています。
内定者の回答(25卒・日本旅行)
旅から生まれる人と場所の出会いを通して日本を活性化したいと考え、志望します。
私の祖母は〇〇県の都市部から離れた山中の町に住んでいます。過疎化が進む町ですが、〇〇や〇〇、〇〇など観光客を惹きつける魅力が多くあります。私は、このような観光地に隠れた多くの魅力を持つ日本の各地域と連携し、魅力を最大限に引き出すお手伝いをしたいと考えています。
貴社はJRグループとの連携により地方送客に力を入れており、より多くのお客様と地域を繋ぐことができます。今ある地域の資源を活用しつつ観光へと結びつけ、交流人口や定住人口の拡大を目指します。
貴社は、日本最古の総合旅行会社として長い歴史の中で培ってきた信頼と、変わり続ける市場に応えて進化を続ける力が強みだと考えます。貴社の強みと、私の強みである能動的に相手の困り事を察知できる力を掛け合わせ、お客様の望みを期待以上の価値へと変えて提供します。 (2025年卒 日本旅行 全国社員コース 内定)
【HIS】実技課題の成果や選考を通じた回答の一貫性が重視される
| 就職難易度 | 3.4/5 |
|---|---|
| 採用大学 | ・法政大学 ・日本大学 |
| 選考フロー | ※エイチ・アイ・エスの全職種に内定した26卒学生の一例 ▼ESの提出 時期:2025年5月 ▼WEBテスト 時期:2025年5月 内容:TG-Web ▼一次面接 時期:2025年5月 面接時間:30分 面接官:2名 ▼二次面接 時期:2025年5月 面接時間:30分 面接官:1名 ▼最終面接 時期:2025年6月 面接時間:20分 面接官:1名 ▼内定 時期:2025年6月中旬 |
同社では、選考の過程で面接官を顧客に見立てて旅行先を提案する実技課題が課される場合があります。また、各選考を通じて回答にブレや矛盾がないか、一貫性が厳しく見極められます。
内定者の志望動機では、「自身の異文化体験を原点に、多くの人に心躍る体験を届けたい」「若いうちから裁量を持って挑戦し、成長したい」という軸が多く見られます。
内定者の回答(20卒・立教大学・HIS)
私は若者の旅行機会を創出し、促進したいと考え、御社を志望します。
私は自身が幼い時から様々な国を訪れ、人との交流や文化交流を通じて視野を広げることができました。そのため、若いうちから世界を知り、様々な文化や価値観に触れることで豊かな人間に成長することができると考えるため、若者の旅行機会の創出に携わりたいと考えています。
御社は、(1)手頃な価格(2)学生に寄り添ったユニークなサービス(払い、選べる百個割など)を生み出す力(3)グローバルネットワークの3点の強みから、若者の旅行機会を促進することができると考えます。
他社ではなく、HISじゃなきゃいけない理由としては、若者の旅行機会を創出する上で、HISが最も優れているからです。
若者の旅行において(1)安さ(2)面白さ(3)旬は重要です。そしてHISならば、(1)価格(仕入れる力)(2)学生に寄り添ったユニークなサービスを生み出す力(3)グローバルネットワークを活かし、現地と連携することで常にディープな、最新の流行の旅を提供できます。 (2020年卒 立教大学 エイチ・アイ・エス エリア総合職 内定)
【阪急交通社】一次・二次の和やかさと最終面接の厳かな雰囲気の違いが見られる
| 就職難易度 | 3.6/5 |
|---|---|
| 採用大学 | ・関西学院大学 |
| 選考フロー | ※阪急交通社の総合職に内定した26卒学生の一例 ▼ESの提出 時期:2024年12月 ▼一次面接 時期:2025年1月 面接時間:20分 面接官:1名 ▼WEBテスト 時期:2025年1月 内容:SPI ▼二次面接 時期:2025年1月 面接時間:20分 面接官:1名 ▼最終面接 時期:2025年2月 面接時間:20分 面接官:3名 ▼内定 時期:2025年3月上旬 |
同社の一次・二次面接は人事側が「面接らしい面接を好まない」と話すほど和やかでフランクな雰囲気ですが、最終面接では一転して厳粛な雰囲気に変わる点が大きな特徴です。
内定者の志望動機では、「旅行による感動提供」を原点にしつつ、メディア販売型ブランドが持つ独自の集客力や、若手から企画に携われる環境に魅力を感じる声が多く挙がっています。
内定者の回答(25卒・阪急交通社)
私が阪急交通社を志望した理由は、「旅行を通じて人々に感動を提供する」という企業理念と、自身の経験が一致しているからです。
大学時代、旅行サークルで企画運営を担当し、多くのメンバーから「楽しかった」「また参加したい」といった声をいただいた経験があります。この経験を通じて、人々に新しい価値や感動を提供することに大きなやりがいを感じました。
また、貴社が展開するメディア販売型旅行商品「トラピックス」の強みや、多様なニーズに応える柔軟性にも魅力を感じています。特に新聞広告や会員誌など独自のチャネルを活用して顧客基盤を広げている点は、他社にはない競争優位性だと思います。
さらに、若手社員でも企画段階から携わることができる風土にも惹かれました。これらの理由から、自分自身も貴社で新しい旅行体験を創造し、多くのお客様に感動を届けたいと考えています。 (2025年卒 阪急交通社 総合職 内定)
最終面接に不安を感じている人は、以下の記事によく出される質問をまとめています。内定者の回答に見られる共通点も紹介しているので、事前の準備に役立ててください。
最終面接で聞かれること21選|内定者の回答例文と受け答えのコツ大手旅行会社5社の選考対策|内定者からのアドバイス
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【JTB】業務理解を徹底しキャリアビジョンを明確にする
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【KNT-CTホールディングス】「なぜ最大手ではないのか」の理由を言語化する
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【日本旅行】企業の強みを理解し論理的でスムーズな対話を意識する
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【HIS】他社比較に基づく圧倒的な熱意と挑戦心を示す
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【阪急交通社】自然体で対話に臨み想定外の質問にも冷静に対応する
志望企業が定まったら、その企業の傾向に合わせた対策を徹底していきましょう。最後に、内定者の選考体験記から分析した選考対策を解説します。
【JTB】業務理解を徹底しキャリアビジョンを明確にする
内定者からのアドバイス(21卒・法政大学・JTB)
OB訪問は必ずしたほうが良い。
JTBの業務の幅は広く、具体的な仕事内容が把握しづらい。OB訪問は業務理解だけでなく、他社比較や活躍する社会人の価値観に触れることができる貴重な時間であるため、やることを強くお勧めする。 (2021年卒 法政大学 JTB 総合職 内定)
内定者からのアドバイス(25卒・JTB)
まずなぜ他社ではなく、JTBでないといけないのかを具体的に言語化できることが合格のカギであると考える。二次面接では、他社との差別化に関する質問がされ、志望度を見られていた。実際に内定後の面談における評価でもその観点が重視されていた。
また入社後どのような業務に携わり、どのような目標を達成したいかなどのキャリアプランなども明確にし、伝えることができるようにする必要がある。私は法人営業の教育旅行事業に興味があったため、その知識や実現したいことなどを伝え、熱意をアピールした。 (2025年卒 JTB 法人営業 内定)
同社は事業領域が多岐にわたるため、OB・OG訪問などを通じて具体的な業務内容を正しく把握することが不可欠です。
「なぜ他社ではなくJTBなのか」という明確な差別化に加え、「入社後にどの分野で、どのような目標を成し遂げたいか」という具体的なキャリアプランまで言語化しておくことが内定へのカギとなります。
以下の記事では、内定者が実際に回答したキャリアビジョンの例を紹介しています。自身の回答をブラッシュアップする際に、ぜひ参考にしてみてください。
キャリアビジョン例12選|大手内定者の回答を6タイプに分類して紹介【KNT-CTホールディングス】「なぜ最大手ではないのか」の理由を言語化する
内定者からのアドバイス(26卒・KNT-CTホールディングス)
他の旅行会社との差別化が最も大事なことであると感じた。
最大手であるJTBではなく、なぜKNT-CTホールディングスに関心を持ったか、子会社である近畿日本ツーリストとクラブツーリズムのどのような点に魅力を感じたかなど、他の旅行会社との違いをアピールし、いかに魅力的であると感じているかを伝えれば内定をもらうことができるのではないかと思う。
そのためには、プレスリリースや旅行業界に関するニュースはチェックするべきである。 (2026年卒 KNT-CTホールディングス 総合職 内定)
同社は業界第2位の立ち位置にあるため、最大手であるJTBとの違いを整理し、「最大手ではなく、同社でなければならない理由」を論理的に説明することが重要です。
近畿日本ツーリストやクラブツーリズムなど傘下ブランドの強みや独自性を把握するとともに、最新のプレスリリースや業界ニュースをチェックし、志望動機に深みを持たせましょう。
なお、志望動機を作成する際は、まず基本となる「400字」を目安にまとめてみましょう。以下の記事で具体的な構成案や内定者のESを紹介しています。
400字の志望動機のまとめ方|内定者ES28選を業界・職種・エピソード別に紹介【日本旅行】企業の強みを理解し論理的でスムーズな対話を意識する
内定者からのアドバイス(24卒・日本旅行)
私が内定をもらうことができたのは、①自分の伝えたいことを論理的に話すことができたこと②自分の素を出しながら面接を受けれたことだと思います。
旅行業界はコミュニケーション能力や協調性も大事だと思うので、そういった面で評価されたと感じます。 (2024年卒 日本旅行 総合職 内定)
内定者からのアドバイス(24卒・日本旅行)
旅行業界は、現在コロナ禍が開けたという大きな転換点を迎えているので、そこに注目し、自分がその会社に入って何をしていきたいと思うか、目指したいかを明確に言語化することが重要であると感じる。
特に、阪急交通社とJTBとの比較で、どうして弊社が良いのかということは最終面接で、強く問われたので、他の旅行会社との差別化を考えておくのが良いと思う。
特に、日本旅行は、ツーリズムだけではなく、ソリューション事業も力を入れたいと社長のメッセージで記されている。HPを隅々まで見て特徴を捉えることが大事である。 (2024年卒 日本旅行 総合職 内定)
前述のとおり、同社では短い面接時間のなかで、自身の考えを論理的かつ自然体で伝えるコミュニケーション力が求められます。
また、他社との差別化を問われるケースが多いのも特徴です。公式ホームページを精読して注力事業や独自の強みを理解したうえで、入社後に挑戦したいことを明確にしておきましょう。
【HIS】他社比較に基づく圧倒的な熱意と挑戦心を示す
内定者からのアドバイス(25卒・HIS)
挑戦力や情熱を見せることと志望度を高くみせることが重要だと思った。HISは説明会からも一人一人の情熱を感じることが多かったので、やる気があるタイプに見せることが重要。
また、大企業だがベンチャー気質もあると一次面接の面接官が言っていたので、自分が挑戦した経験などを面接内で話すことも重要だと思った。 (2025年卒 エイチ・アイ・エス 法人営業 内定)
内定者からのアドバイス(26卒・HIS)
やはり自分はJTBではなくなぜHISなのか、なぜ法人営業なのかといった点を重視するべきだと思う。
かなり選考を通じてJTBを意識していると思えるような節もかなりあったので、その点はっきりとJTBではなくHISを志望する理由を自身の言葉で語れることが重要であると考える。
また、個人旅行ではなく法人旅行での応募という形だったので、なぜ個人ではなく法人にしたかといったところは徹底して対策した方が良い。 (2026年卒 エイチ・アイ・エス 法人営業 内定)
ベンチャー気質が根付く同社では、自ら行動を起こす「情熱」や「挑戦心」が大きく評価されます。
また、選考では特に「なぜ最大手ではなく同社なのか」という差別化や、「なぜその職種なのか」という志望理由が厳しく見られるため、自身の言葉で言語化しておきましょう。
【阪急交通社】自然体で対話に臨み想定外の質問にも冷静に対応する
内定者からのアドバイス(25卒・阪急交通社)
実際に人事の方とお話をした際に言われたことをそのままこちらに記載します。
交流会にて人事の方が「やっぱり内定してる方に多いんだけど、面接が楽しかったって言ってるんだよね。みんな面接中笑いが起こるくらい楽しんでたし。」と仰っていました。
他にもお話しされていたのですが、自身の素を出すことといかに面接官と楽しく会話できるかが鍵だと思います。 (2025年卒 阪急交通社 総合職 内定)
内定者からのアドバイス(26卒・阪急交通社)
また少し意地悪な質問をされることもあるかもしれませんが、求められているのは正しい答えではなく、そのような想定外の事態にどれだれ冷静に振る舞い、自分なりの考えを伝えられるかを見られていると感じたため、面接時には焦らないことが大切だと思います。 (2026年卒 阪急交通社 総合職 内定)
同社の選考では形式的な回答よりも、素の自分を出して面接官と楽しく対話できるかが重視されます。
また、最終面接などで想定外の質問をされた際も、焦らず落ち着いて自分の考えを伝えられる柔軟性や対応力が見極められます。多角的な問いかけに対しても冷静に答える意識を持っておきましょう。
大手旅行会社の特徴を比較して納得のいく企業選びをしよう
この記事では、大手旅行会社の強みや働く環境、選考対策を詳しく解説しました。
現在の大手旅行各社は、単なる「旅行の手配」にとどまらず、それぞれが独自の強みを活かして多角的な事業を展開しています。各社の強みや目指す方向性を深く理解して比較することが、自分に合った企業を見極めるカギとなります。
本記事の解説や内定者の選考体験記を参考に、自身の強みや成し遂げたいことに合致する企業を選び抜いていきましょう。
就活会議編集部
就活会議の編集チームです。就活生の皆さんの役に立つ「企業と面接のリアルな情報」を発信しています。体験記・ESは 会員登録すれば見放題! YouTubeチャンネルも配信中です!編集部についての詳細は 記事コンテンツの制作方針をご確認ください。
この記事の編集担当者
佐藤 美空
大学卒業後、就活会議のグループ会社であるポートに新卒入社。約1年間キャリアアドバイザーとして文系学生の就職支援をおこなう。就活生時代にポート運営の就活メディアを活用した経験から、「今度は私が就活生の役に立つメディアを創りたい」という思いでライターに転身。現在は就活会議のライターを担当している。
大学卒業後、2018年にパーソルキャリアに入社。中途人材紹介事業において、4,000名以上の求職者と100社以上の企業を支援。2022年に就活会議のグループ会社であるポートに入社。キャリアアドバイザーとして学生の就活支援に従事し、新規事業である就活会議エージェントの立ち上げにも参画。現在は約100名規模となるキャリアアドバイザーグループの責任者を務める