軸一覧150選|「就活の軸」の内定者例文を業界・職種別に紹介
こんにちは。就活会議編集部の佐藤です。 選考での頻出質問である「就活の軸」。「ありきたりな軸になってしまう」「正直、待遇面しか重視したい点がない」と悩む人は少なくありません。私自身、面接で軸を伝えた際に「ほとんどの会社が当てはまるのでは?」と鋭く突っ込まれ、回答に詰まった苦い経験があります。 説得力のある軸を作るには、内定者の例文を参考にするのが近道です。この記事では、就活会議に寄せられた口コミの中から内定者が実際に伝えた「就活の軸」を業界・職種別に紹介します。
この記事は、就活会議の会員が投稿した体験記にもとづいて作成・編集をしています。就活会議の会員は現役の学生であることを確認しています。
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どこから読み始めますか?(リンクを押して飛ぶ)
・就活の軸とは何なのかを知りたい
・【業界別】就活の軸の例一覧を見たい
・【職種別】就活の軸の例一覧を見たい
・【業界別】就活の軸の内定者回答を見たい
・【職種別】就活の軸の内定者回答を見たい
・就活の軸の決め方を知りたい
・就活の軸の答え方を知りたい
「就活の軸」とは?
はじめに、「就活の軸」とは具体的に何を指すのか、その定義を理解しておきましょう。
「就活の軸」とは
就活において「どんな仕事がしたいか」「どんな環境で働きたいか」など、企業選びや仕事選びで最も重視する「自分なりの基準や価値観、譲れない条件」のこと
なお、就活の軸は2~3個用意しておくのがベストです。複数の軸を組み合わせることで、「すべての軸を満たすのは御社しかない」と伝えられ、志望動機の説得力が上がります。
【業界別80選】「就活の軸」例一覧
業界によって業務内容や成し遂げられることは大きく異なります。そのため、志望業界の特性に合わせた「軸」を提示することが、選考で高評価につながるポイントです。
ここでは、業界別に「就活の軸」の具体例を紹介します。自身の志望業界を中心にチェックしていきましょう。なお、まずは軸の作り方を知りたい人は、「就活の軸」の作り方&決め方を確認してみてください。
メーカー
形ある「モノ」を通じて社会に貢献するメーカー。技術力で人々の生活を便利にするだけでなく、環境問題への挑戦や国内ブランドの海外発信など、自分のかかわった製品が世界に広まる手応えを感じられるのが醍醐味です。
- 日本の優れた技術力や製品を世界中に広めたい
- 形のある「モノづくり」を通じて、人々の生活を根底から支えたい
- 長く愛されるロングセラー商品の開発に携わりたい
- 研究開発から製造、販売まで一貫したこだわりを持つ環境で働きたい
- 独自の技術を用いて、社会の不便を解消したい
- 「技術」と「ニーズ」を掛け合わせ、新しい価値を創造したい
- 自分がかかわった製品が街中で使われている実感を持ちたい
- 高い品質管理を通じて、顧客からの「信頼」を第一にする環境で働きたい
- 環境負荷を低減するモノづくりを通じて、持続可能な社会に貢献したい
- 最新の技術をいち早く取り入れ、常に新しい価値を形にし続けたい
商社
メーカーが作った製品や原材料を仕入れ、それを必要とする企業や小売店へつなぐ「仲介役」を担う商社。自社製品を持たないからこそ、自分自身の人間力や交渉力、多様な関係者をまとめ上げる調整力が試されます。
- 自分の「人間力」を最大の武器にして、大きなビジネスを動かしたい
- 多様な関係者を巻き込み、プロジェクトを推進するリーダーになりたい
- ゼロから新しいビジネスモデルを構想し、形にする仕事がしたい
- 日本にない資源や製品を調達し、産業の発展に貢献したい
- 世界を舞台に、国境を越えたトレーディングや投資に挑戦したい
- 困難な状況でも「あなただから任せたい」と言われる信頼関係を築きたい
- 変化の激しい市場環境を読み解き、常に新しい利益の源泉を見つけたい
- 投資先の経営支援を通じて、企業の成長に深くコミットしたい
- 物流・金融・情報など多角的な機能を用いて、顧客の課題を解決したい
- 自分の判断一つで数億円が動くような、緊張感と裁量のある環境で働きたい
流通・小売
流通・小売業界は、メーカーが製造した商品を消費者へ届ける役割を担います。日々の買い物という日常に「満足」や「驚き」を提供し、顧客の反応をダイレクトに感じながら、地域の暮らしを最前線で支えるやりがいがあります。
- 消費者に最も近い場所で、日々の暮らしに豊かさを届けたい
- 現場の声を反映させた売り場作りを通じて、店舗のファンを増やしたい
- デジタルとリアルを融合させ、これまでにない購買体験を提供したい
- 効率的な物流網を構築し、必要なものを必要な場所へ確実に届けたい
- 地域の特性に合わせた品揃えを考え、地域社会の活性化に貢献したい
- 自分の目利きで選んだ商品の魅力を伝え、ヒット商品を生み出したい
- 顧客一人ひとりのニーズに寄り添った、質の高い接客を追求したい
- 膨大な購買データを分析し、次のトレンドを予測するマーケティングがしたい
- 世界中の優れた商品を買い付け、日本の消費者に紹介したい
- 「またこの店に来たい」と思わせる空間プロデュースを追求したい
金融
経済の「血液」であるお金を動かし、社会の成長を加速させる金融業界。誠実な姿勢と高度な専門性を武器に、顧客の人生の転機や企業の挑戦を、長期的かつ深く支える「伴走力」が求められます。
- 「お金」という血液を循環させ、日本経済の発展に寄与したい
- 企業の成長戦略を資金面から支え、パートナーとしてともに歩みたい
- 専門性の高い知識を武器に、顧客の資産形成やリスク管理をサポートしたい
- 融資を通じて、挑戦する起業家や企業の「夢」を形にする手助けがしたい
- 無形商材だからこそ、自分自身の専門性や誠実さで勝負したい
- 地方企業の経営課題を解決し、地域経済を再興させたい
- 社会インフラとしての決済システムを支え、利便性の高い社会を作りたい
- 公平・公正な市場の維持を通じて、健全な資本主義を支えたい
- FinTechなどの先端テクノロジーを活用し、金融の常識をアップデートしたい
- 徹底的なリスク分析にもとづき、不確実な未来に対して確かな安心を届けたい
サービス・インフラ
鉄道、エネルギー、物流、教育など、社会の「当たり前」を支える業界です。日常を24時間365日、裏側から支え続ける責任感を持ち、多くの人々に安心と信頼、豊かな体験を届ける使命感があります。
- 24時間365日の当たり前を支えることで、社会の安全を守りたい
- 究極のホスピタリティを追求し、顧客に感動体験を提供したい
- 生活に不可欠なエネルギーやインフラを、安定して供給し続けたい
- 「おもてなし」の心を通じて、日本の魅力を世界へ発信したい
- 災害に強いインフラ構築に携わり、人々の命と生活を守りたい
- 教育や福祉を通じて、個人の成長や豊かな人生を支えたい
- 誰もが安心して移動できる交通ネットワークを維持・発展させたい
- 専門的なサービスを提供し、顧客が本来の業務に集中できる環境を作りたい
- 物理的な距離を縮めることで、人と人、人とモノのつながりを創出したい
- 質の高いサービスを標準化し、全国どこでも均一な満足を届けたい
マスコミ・広告・出版
情報の力で世論を動かし、新しいトレンドを生み出すマスコミ・広告・出版業界。クリエイティブな発想や徹底した取材を通じて、人々の心を動かすコンテンツを世に送り出し、多様な価値観を社会に提示していく役割を担います。
- 正確で価値のある情報を届け、社会の世論や動向に貢献したい
- クリエイティブな表現を通じて、人々の感情に影響を与えたい
- 世の中にまだ知られていない価値を発掘し、ブームを仕掛けたい
- 多様なメディアを掛け合わせ、企業の課題を解決する戦略を練りたい
- コンテンツの力で、特定分野への関心や理解を深めるきっかけを作りたい
- 時代の変化をいち早くとらえ、新しいライフスタイルを提案したい
- 取材を通じて「現場の真実」を伝え、社会の不公正を正したい
- 作家やクリエイターの才能を最大限に引き出し、後世に残る作品を作りたい
- 自分が企画した広告で、商品が売れる喜びや人々の行動が変わる実感を味わいたい
- 言葉や映像の力を信じ、人々の価値観をアップデートしたい
ソフトウェア・通信
テクノロジーで世界の仕組みをアップデートし続ける業界です。変化の激しい技術をいち早く取り入れ、場所や時間の制約を超えた利便性を提供することで、企業のDX推進や次世代の暮らしの創出に貢献します。
- 最新技術を活用し、世の中の「不便」を「便利」に変えたい
- 5Gや次世代通信を通じ、あらゆるモノがつながる未来を実現したい
- ITの力で企業のDXを推進し、生産性の向上に寄与したい
- 常に学び続けることが求められる環境で、自身の専門性を磨き続けたい
- 物理的な制約を越え、場所を選ばずに働ける社会をインフラから支えたい
- オープンな文化のなかで、スピード感を持って新しいサービスを立ち上げたい
- 強固なシステム開発を通じて、デジタル社会の安全・安心を守りたい
- ユーザーの使いやすさを追求したUI/UXデザインで、感動を届けたい
- ビッグデータを活用し、これまで見えなかった社会の課題を可視化したい
- エンジニアとして、世界に通じるプロダクトを自らの手で開発したい
建設・不動産
土地や建物の企画・開発から管理まで、街づくりと住まいを一貫して支える業界です。地図に残る大規模な開発から一人ひとりの理想の住まいまで、人々の集う場所や生活基盤を形にできる点が魅力の一つです。
- 地図に残り、後世まで受け継がれる大規模な街づくりに携わりたい
- 誰もが「住み続けたい」と思える、安心で安全な住まいを提供したい
- 老朽化した都市の再開発を通じて、街の資産価値を高めたい
- 建物の維持管理を通じて、不動産の価値を長期的に守りたい
- 建築主の思いを汲み取り、理想を形にするデザインや設計がしたい
- 自然災害に強い強靭な構造物を造り、社会の安全基盤を支えたい
- 土地や空間の有効活用を提案し、新しいにぎわいを生み出したい
- 環境に配慮した省エネ建築を通じて、サステナブルな街を作りたい
- 大勢の職人や関係者をまとめ、一つの巨大な建物を完成させる達成感を味わいたい
- 住まいの提供を通じて、家族の幸せや人生の節目をサポートしたい
【職種別70選】「就活の軸」例一覧
同じ業界であっても、職種によって「誰に対して、どのような価値を届けるか」という役割は大きく異なります。志望職種の特徴や求められる能力に合わせた「軸」を提示することが、選考を有利に進めるポイントです。
ここでは、職種別に「就活の軸」の具体例を紹介します。自身の志望職種をチェックしてみてください。
営業職
自社の商品やサービスを顧客に提案し、会社の利益を直接生み出す役割を担います。単に製品を売るだけでなく、相手の潜在的な課題を引き出す「ヒアリング力」や、信頼を勝ち取るための「誠実な人間力」が求められる職種です。
- 顧客と直接対話し、課題解決の最前線に立ち続けたい
- 自分の提案によって、顧客のビジネスや人生をより良くしたい
- 成果が数字で可視化される環境で、高い目標に挑戦し続けたい
- 「あなただから買いたい」と言われるような、深い信頼関係を築きたい
- 現場で吸い上げた顧客の声を、自社の製品やサービスの改善につなげたい
- 誠実さと粘り強さを武器に、困難な交渉を成し遂げる実感を味わいたい
- 多様な価値観を持つ人々と出会い、自分の人間力を磨き続けたい
- 会社の顔として、自社製品の魅力を一人でも多くの人に伝えたい
- 市場のニーズをいち早く察知し、最適なソリューションを提供したい
- 実力主義の環境で、自らの介在価値を最大限に発揮したい
企画・マーケティング職
市場のニーズを分析し、新たな価値や「売れる仕組み」を創造する仕事です。膨大なデータから法則を見出す「論理的思考力」に加え、今までにない新たなアイデアを生み出す「発想力」、それを形にする「推進力」が不可欠です。
- 世の中のトレンドを読み解き、新しい「当たり前」を創り出したい
- 徹底的な分析にもとづき、顧客が真に求めている価値を形にしたい
- 自分のアイデアで、商品やサービスをヒットさせる喜びを味わいたい
- 企業のブランド価値を高め、ファンを増やす仕組みを作りたい
- データと感性を掛け合わせ、納得感のある戦略を立案したい
- 多角的な視点から物事をとらえ、課題解決のための新しい切り口を見つけたい
- 商品の誕生から消費者に届くまでをトータルでデザインしたい
- SNSやデジタル技術を駆使し、これまでにない顧客体験を創出したい
- 市場調査を通じて潜在的なニーズを発掘し、価値ある事業を企画したい
- 変化の激しい市場環境で、常に最先端の手法を学び続けたい
事務職
組織の運営を円滑にするため、情報の管理や業務のサポートを担う「縁の下の力持ち」です。スピード感を持って正確にタスクをこなす「処理能力」に加え、周囲の状況を察して先回りして動く「気配り」や「調整力」が求められます。
- 組織の土台を支え、メンバーが円滑に働ける環境を整えたい
- 迅速かつ正確な業務遂行を通じて、組織全体の信頼性を高めたい
- 相手の一歩先を読み、細やかなサポートでチームの成果に貢献したい
- 専門的な実務スキルを磨き、社内の「頼れる相談役」になりたい
- 業務フローの改善を提案し、組織の生産性向上に寄与したい
- 周囲の状況を常に把握し、バランスの取れた調整役として機能したい
- 縁の下の力持ちとして、会社が社会に提供する価値を裏側から支えたい
- 誠実で丁寧な対応を心掛け、社内外から信頼される窓口でありたい
- 複雑なタスクを整理・管理し、ミスなく進めることに達成感を感じたい
- 長期的に組織に貢献し、蓄積した知識で組織の安定を支えたい
エンジニア職
最先端の技術を駆使し、社会をより便利にするシステムやサービスを構築する職種です。常に最新の知識を取り込み続ける「学習意欲」や、複雑な課題に対して論理的に、かつ粘り強く向き合う「課題解決力」が重視されます。
- 最新のテクノロジーを駆使して、社会の課題をスマートに解決したい
- 自分の書いたコードによって、世界中の人々の利便性を向上させたい
- 高い技術力を持つチームのなかで、切磋琢磨しながら成長し続けたい
- ゼロからモノを創り上げる喜びと、完成したときの達成感を追求したい
- 複雑なシステムを構築し、24時間365日の安定稼働を支えたい
- 常に新しい技術に触れ、自分の専門性をアップデートし続けたい
- ユーザー目線に立った使いやすいシステムを開発したい
- 非効率なプロセスを自動化し、世の中の生産性を劇的に高めたい
- 技術的な難易度の高いプロジェクトに挑戦し、壁を乗り越えていきたい
- エンジニアとして、長く愛され使い続けられるプロダクトを育てたい
研究・開発職
数年先の未来を見据え、世の中にない新しい技術や製品を形にする仕事です。正解のない問いに対して仮説と検証を繰り返す「探求心」や、長期的なプロジェクトをやり遂げる「忍耐強さ」が求められます。
- 未知の領域に挑み、世界を変えるような革新的な技術を確立したい
- 粘り強い実験と検証を通じて、製品の質を極限まで高めたい
- 世の中にない新しい価値を形にして届けたい
- 専門分野の知識を深め、その分野の第一人者として社会に貢献したい
- 数年、数十年先の未来を見据えた、持続可能な技術開発に携わりたい
- 「なぜ?」を追求し続け、科学的な根拠にもとづいたモノづくりがしたい
- 顧客の課題を技術の力で突破し、自らの手で不可能を可能に変えたい
- 試行錯誤を繰り返しながら、正解のない問いに挑み続けたい
- 社内外の専門家と協力し、技術のシナジーを生み出したい
- 知的好奇心を持ち続け、探究心を形にできる環境で働きたい
生産技術職
設計図を実際の「形」にするための製造ラインを構築し、効率的で高品質なモノづくりを技術面から支える職種です。設備の導入や工程改善を担うため、機械・電気などの「専門知識」はもちろん、製造現場を取りまとめる「コミュニケーション能力」が求められます。
- 日本がほこるモノづくりの基盤を、最新の技術と知恵で支えたい
- 自分の手で設計したラインから製品が生み出される、モノづくりの醍醐味を味わいたい
- 非効率な工程を改善し、工場の生産性を最大化させるプロセスに挑戦したい
- 現場の課題に寄り添い、技術の力で「より安全で働きやすい職場」を実現したい
- 開発と製造の橋渡し役として、高品質な製品を世界中に安定して届けたい
- 最新のデジタル技術を取り入れて、より効率的な工場に変えていきたい
- 徹底的なデータ分析にもとづき、ロスを極限まで減らすモノづくりを追求したい
- 現場のトラブルをいち早く解決し、誰からも頼りにされる技術者になりたい
- 環境負荷の少ない製造プロセスを構築し、持続可能なモノづくりに貢献したい
- 技術者として、現場の人々から「あなたに任せれば安心だ」と言われる信頼関係を築きたい
コンサルタント
企業の抱える経営課題に対し、専門的な知見から解決策を提示し、変革を支援する仕事です。きわめて高い「論理的思考力」はもちろん、顧客の納得と行動を引き出す「説得力」や「人間性」が求められる職種です。
- 企業の経営課題に正面から向き合い、抜本的な変革を推進したい
- 第三者ならではの客観的な視点で、顧客の意思決定をサポートしたい
- 高い論理的思考力と分析力を武器に、難解な課題の答えを導き出したい
- 複数の業界やプロジェクトにかかわり、圧倒的なスピードで成長したい
- 提案して終わりではなく、実行フェーズまで顧客に伴走して結果を出したい
- 若いうちから高い裁量を持ち、プロフェッショナルとして自立したい
- 多様なバックグラウンドを持つメンバーと協力し、付加価値の高い提案をしたい
- 顧客の潜在的な課題を言語化し、目指すべきビジョンを提示したい
- 社会に大きな影響を与える大規模なプロジェクトを成功させたい
- 常に「正解のない問い」を考え抜き、顧客の期待を超える価値を提供したい
【業界別】内定者が伝えた「就活の軸」
ここからは、内定者の回答を業界別に紹介します。各業界の役割や価値観を反映した例文を参考に、「自分なら面接でどう語るか」を具体的にイメージしてみましょう。
気になる業界をチェックして、本番で自信を持って伝えている姿を想像しながら読み進めてみてください。
メーカー
内定者の回答(2023年卒・中部飼料)
2つあります。
1つ目は多方面からブランディングできる商材かどうかです。
私は将来、世の中にワクワクを提供したいと考えており、そのためにはエンタメのような一方面からのブランディングではなく、多方面からワクワクを提供できるものである必要があると考えるからです。そうすることで多くの人に多くの場面で幸せを提供できます。
2つ目はジョブローテーションがあるかどうかです。私の夢を実現するためには、視野の広い人になる必要があるとかんがえるため、多くの部署を経験して、お互いのことを考えながら仕事ができるような人になりたいです。
以上の2点「多方面からのブランディング」と「ジョブローテーション」という観点で企業選びをしています。 (2023年卒 中部飼料 総合職 内定)
単に条件を並べるだけでなく、「なぜその商材なのか」「なぜジョブローテーションを望むのか」という理由を自身の将来像と結び付けて語ることで、より説得力が生まれています。
内定者の回答(2022年卒・京都大学大学院・ニッスイ)
私は就職活動の軸として、主に3点を重視しています。
1点目は、【食を通じて、人々の心身の豊かさに貢献し、笑顔を届けたい】という想いを実現できるかどうかです。これは、私が食物アレルギーを抱えていたことで、つらい経験や悲しい想い出はもちろんありますが、それ以上に家族や友人との楽しい想い出が今でも心に残っているという経験がきっかけです。
2点目は、枠組みを超えた価値を提供できるかどうかです。これは、私が飲食店のアルバイトにおいて、単に食事を提供するだけではなく、一人ひとりに合わせたサービスを行い、お客様に満足して頂けた経験によるものです。
3点目は、挑戦しながら成長できる環境で働くことです。これまでも大学受験やサークル活動や研究など、様々な失敗を乗り越え成長してきた経験があるからです。数々の挑戦を経て、成長することで最終的には貴社やお客様へ貢献できると考えています。以上が、私の就職活動で重視している3つの軸です。 (2022年卒 京都大学大学院 ニッスイ 総合職 内定)
この回答は、「実体験から得た価値観」と「会社に貢献したい気持ち」がセットになっている点が優れています。
自分の成長体験を語るだけではなく、「この経験があるから、入社後もお客様のために動ける」とつなげることで、採用担当者はあなたが現場で熱意を持って活躍する姿を、より鮮明にイメージできるでしょう。
商社
内定者の回答(2024年卒・東京大学・住友商事)
就活の軸は3つあります。1つめは事業やプロジェクトの立ち上げや、その運営を経験できる。2つめは海外、特に新興国とかかわる仕事ができる。3つ目は社会的インパクトの大きい仕事ができることです。
面接官からの深掘り質問:なぜ新規プロジェクトにかかわりたい?
サークルたちあげ経験に加えて、NPOでの長期インターンで、ビジネスコンペティションをチームで1から企画運営したという経験、タンザニアに行って新しい場所で頑張った経験などから、新しいことを生み出して成長させていくというところに一番やりがいを感じているからです。 (2024年卒 東京大学 住友商事 プロフェッショナル職 内定)
この回答は、単に「挑戦したい」と述べるだけでなく、サークル設立やNPOでの企画運営といった複数の原体験を紐付けることで、軸に対する説得力を生んでいます。
新しい価値を生み出すことに喜びを感じる主体的な姿勢は、ゼロから事業を構築する商社のビジネスモデルにおいて「再現性が高い」と評価されるポイントです。
内定者の回答(2025年卒・双日)
私は社会的インパクトの大きい仕事であること、自分の介在価値を提供できることの二つを就活の軸としています。自分がマイノリティ研究を行う中で、個別的対処をしていてもその人たちが抱える生きづらさを解消することはできないと感じ、社会的インパクトが大きいことを軸としています。
また、サークル活動やアルバイト経験を通して、自分だからこそできることでチームに貢献し、お客様に喜んでもらうことにやりがいを感じたため、介在価値の発揮を大切にしています。これらの軸に最もあっているのが総合商社であると考えています。 (2025年卒 双日 総合職 内定)
上記の回答は、総合商社を志望している理由を聞かれた際に「就活の軸」について述べた内定者の回答です。
研究で得た「社会を良くしたいという視点」と、これまでの経験から得た「自分が動くことで生む価値」を、自分の軸として説得力を持って伝えられています。
流通・小売
内定者の回答(2020年卒・横浜市立大学・セブン‐イレブン・ジャパン)
私の就職活動における軸は「人を笑顔にすること」「地方貢献ができること」です。
まず私は仕事を通して人々に幸せを届けたいと考えていて、私にとっての幸せは笑顔でいるときということから笑顔を届けたいと考えています。また私自身が地方出身ということから地方の過疎化や不便さを目の当たりにしてきたので何か地方に住む人々の力になりたいと考えていることから二つを軸としています。
さらに私は食べることが好きです。「食」を通して会話が生まれて笑顔になったり、活気づけられたり、勇気付けられたりします。そのような「食」を通して笑顔を届けたいということから食品業界に目を向けています。さらにそれに加えて「地方貢献ができる」ということから小売業界に目を向けています。 (2020年卒 横浜市立大学 セブン‐イレブン・ジャパン 総合職(オペレーション・フィールド・カウンセラー OFC) 内定)
地方出身というバックグラウンドから生まれた課題意識を、単なる願望にとどめず「地方の過疎化や不便さの解消」という具体的な軸に落とし込んでいます。
これが、地域に根差した社会インフラとして機能する小売業の使命と合致しており、高い納得感につながっているでしょう。
内定者の回答(2021年卒・慶應義塾大学・ファミリーマート)
二点あります。
一つ目は、影響力が大きく社会貢献を実感できることです。私自身いままでサークルや高校での経験において、自分の施策やアイデアがたくさんの人に影響を与え、役に立つことができた時にやりがいだったり面白さを感じて参りました。社会人として働く上でも、そのようなやりがいや面白さをもって働く事ができれば、お客様の役に立つアイデアや試作を次々と行っていくことができると考えています。
二つ目は、社風が自分に合う企業を選ぶことです。説明会などを通して御社の社員の方々の雰囲気を感じて参りました。社員の方同士でピリピリして争うような雰囲気はいやだなと考えていたので、そういった空気なく温和ながらもチームプレーで取り組まれる姿勢が私も適していると考えました。 (2021年卒 慶應義塾大学 ファミリーマート 総合職 内定)
自身のアイデアで他者に貢献した体験を、入社後の「施策提案」という業務内容に結び付けているため、入社後の意欲や働く姿への再現性がしっかりと伝わります。
なお、コンビニ店長の働き方やキャリアパスの実態について知りたい人はこちらの記事も見てみましょう。「なぜコンビニ店長はきついと言われるのか?」という疑問に対し、現役社員へのインタビューをもとに詳しく解説しています。
なぜコンビニ店長は「きつい」と言われる? 現役社員が実態を語る!金融
内定者の回答(2024年卒・三菱UFJ銀行)
3つあります。
1つ目は、人や企業の成長に寄り添える仕事がしたいからです。中高大と一貫して「仲間の成長を支える、誰かのために行動し目標を実現する」を軸に生きてきました。だからこそ、社会に出ても成長に寄り添える仕事がしたいです。
2つ目は様々なことに挑戦し、多角的に成長できる環境で働きたいです。大学での様々な経験から、点と点の経験がつながる感覚を強く実感、成長してきました。社会人になっても「何か一つ」に拘ることなく、別のところでした経験をまた違う挑戦の時に活かしたりなど総合的に成長していきたいです。
3つ目は仲間との協働を大切にする風土で働きたいです。学生時代は常に仲間と協力して目標達成を目指してきました。1人では大きな壁を乗り越えることができない、社会人として大きな壁を乗り越えるときには必ず仲間との協働が必要だと考えています。 (2024年卒 三菱UFJ銀行 総合職 内定)
この回答は、中高大と一貫した人生の価値観を「他者の支援・成長・協働」という3つの軸に落とし込み、論理的に提示できている点が素晴らしいです。
特に、長年「誰かのために」行動してきたという継続的な背景は、形のないサービスを扱う銀行員にとって不可欠な「誠実さ」や「利他精神」を強く印象付けているでしょう。
内定者の回答(2021年卒・大阪大学・日本生命保険)
私の就活の軸は、「人が一番大変な時にその人を支えられる仕事であること」です。
塾講師のアルバイトをする中で、「受験という人生の岐路に立っている生徒に親身に寄り添うやりがい」や「生徒の信頼に応えられるように貢献する責任感」を学んだからです。生徒の役に立つにはどうすればよいか相手の立場に立って考える共感力も身に付けました。
生命保険業界においては、お客様が身体的・精神的に大変な場面で、保険を通じて役に立つことができると考えています。この点で、私の価値観と生命保険業界の仕事がマッチしたため、生保業界を志望しました。
また、養った共感性を活かして、お客様目線で、顧客が本当に望んでいるものを察知し提案することができると考えています。 (2021年卒 大阪大学 日本生命保険 総合職 内定)
この回答は、バイトでの実体験を「仕事選びの基準」へと変換している点もポイントです。
「人生の岐路に立つ人を支える」という自身のやりがいが、生命保険という商品の社会的役割と合致しているため、生命保険業界を志望した動機に説得力が生まれているでしょう。
サービス・インフラ
内定者の回答(2021年卒・大阪市立大学大学院・東京電力ホールディングス)
私が企業選びの軸にしていたものは、 ①事業内容が人々の生活の根幹を支える内容であること ②その企業で働く社員が魅力的であり、この先目指したいと思える方達であること ③仕事内容が1つの目標に対してチーム一丸となって取り組む内容であること の3つです。
私は今まで部活、アルバイト、研究において、仲間や組織のために自分の役割を果たし、それに対して感謝されることに何よりのやりがいを感じてきました。この経験から多くの人々の生活を支え、社会に貢献したいという思いから①をあげました。
また、特に重要視しているのが②③であり、それは高校時代、野球部に所属しており甲子園出場を目標に日々努力した経験があったからです。厳しい練習の中、何度も辞めたいと思ったことがありましたが、隣の仲間の頑張っている姿や自分の目標とする先輩を超えたいという強い気持ちが私のモチベーションの源泉となりました。
この経験から何事においても仲間と共に努力することにやりがいがあると考えているので、この先社会に出ても仲間と協力し合いながら互いに成長していきたいです。 (2021年卒 大阪市立大学大学院 東京電力ホールディングス 技術営業 内定)
野球部での過酷な経験から「何が自分の支えになったか」を深く分析できているため、掲げた3つの軸に強い説得力があります。
社会インフラを支える企業に不可欠な「使命感」と「チームワーク」を自身の価値観として提示できている点が、高評価につながったのでしょう。
内定者の回答(2020年卒・名古屋大学大学院・JR東海)
私は社会貢献性を譲れない軸としております。
私が土木工学を専攻し、海岸工学を専門とした理由として、私自身海岸沿いに住んでおり、東日本大震災で津波の恐ろしさを目の当たりにした際に、私の住む地域も津波の危険にさらされていると痛感いたしましたので、人々の安全を実現したいという想いが沸いたからです。
そうした想いが根底にございますので、私は将来働く上で社会貢献性を重視しております。
また、これから40年間働くことを考えた際に、大規模なプロジェクトを主導して人々を支えると共に、日本の発展にも貢献することが出来るという観点から私はインフラ業界を中心に就職活動をしているという状態です。
その中でも御社は日本の大動脈を支えており、最も社会貢献性が高いと感じましたため、第一希望としております。 (2020年卒 名古屋大学大学院 東海旅客鉄道(JR東海) 総合職 内定)
この回答は、震災という自身の原体験から生まれた「安全を守りたい」という思いが軸の根底にあるため、強い熱量が感じられます。
自身の専門分野を大規模なプロジェクトに活かしたいという意欲が、日本を支える鉄道会社の事業規模と合致しており、将来の活躍と長期的な貢献を期待させる回答です。
マスコミ・広告・出版
内定者の回答(2022年卒・明治大学・サイバーエージェント)
軸としては「20代でマネジメントポジションに就ける事」「新たな施策や事業に挑戦できる環境がある事」の2点を掲げています。
背景として、医療系ベンチャー企業の長期インターンシップにおいて、事業部のリーダーを務めた経験が挙げられます。KPI管理や採用方針の設計を通じて「組織や事業の運営は、99%の苦労と1%の充実感がある」と思いました。
社会においても、リーダーポジションに就けるまでの早さを大切にしたいと思っております。 (2022年卒 明治大学 サイバーエージェント ビジネスコース 内定)
この回答は、長期インターンでのリーダー経験に裏打ちされた「明確なキャリアビジョン」を提示している点が優れています。
組織運営の厳しさを知ったうえでマネジメントを志望しており、言葉に覚悟が感じられます。若手に裁量を与える社風とも合致しており、「自社でこそ活躍できる人材」だと強く印象付ける構成です。
なお、以下の記事では元社員へのインタビューをもとに、「サイバーエージェントは本当に激務なのか?」といった働き方の実態に迫っています。リアルな現場を知りたい方は、あわせてチェックしてみてください。
【元社員が暴露】サイバーエージェントは激務? 残業や年収の実態内定者の回答(2023年卒・サイバーエージェント)
企業選びでみている観点は3つあります。
まず、事業領域が多彩で、異なる事業間での協同を可能とする環境が整っていることです。私は異なる専門性を有する技術者と協同することで自分一人では成し遂げられない規模の大きな事業に携わりたいと考えており、多種多様なグループ間での協力が可能である点を重視しています。
さらに、自分自身が専門とするAI・機械学習の技術で人々を楽しませることができる製品・サービスへの貢献ができることです。私は研究で培った技術を世の中に還元し、人々をワクワクさせられるような製品・サービスの開発に貢献したいと考えており、御社であればそのようなチャンスに恵まれていると考えています。
最後に、自分自身がやりたいことを若手のうちから裁量を持って挑戦することができるような風土が存在することです。御社は若手に対して大きな裁量権を与える文化が存在するため、自分が重視している観点とも合致していると感じました。 (2023年卒 サイバーエージェント エンジニアコース 内定)
この回答は、「自身の専門技術をどう活かし、どのような環境で発揮したいか」を具体的に語っています。
「一人では成し遂げられない大規模な開発をしたい」という協働の姿勢と、「AI技術で人々をワクワクさせたい」という目的が、企業の事業内容としっかりかみ合っています。
ソフトウェア・通信
内定者の回答(2020年卒・東京大学大学院・LINEヤフー)
軸としては三つあります。
まず私は研究で機械学習を扱っており学部と大学院の数年間研究してきました。最初に入社する会社ではこうした経験を活かせるような仕事ができる会社に入社したいと考えています。
次に機械学習の経験を活かすには計算資源や大量のデータが必要なのでこうしたものに不自由しない会社に入社したいと考えています。
最後に最初に携わる仕事は機械学習に関することにするにしても、それからは自分の興味の赴くままにバックエンドやフロントエンドやデータ基盤など幅広い仕事をしたいと考えているのでこのような様々な仕事に携われるような規模が大きくて希望を出せば空いているポジションに自由に応募できるような会社に入社したいと考えています。 (2020年卒 東京大学大学院 LINEヤフー エンジニア職 内定)
この回答は、エンジニアとして「最高のパフォーマンスを出せる条件」を論理的かつ具体的に伝えています。
特に、潤沢なデータや計算資源を持つ大手企業ならではの強みと、自身の技術的な成長ビジョンを的確に結び付けており、企業側にとっても「活躍できる理由」が伝わる構成です。
あわせて、以下の記事ではIT業界の基礎知識や職種ごとの役割を詳しく解説しています。業界研究を深めたい人は、ぜひチェックしてみてください。
3分でわかるIT業界|職種・将来性・向いている人など徹底解説内定者の回答(2021年卒・東京理科大学・楽天グループ)
私の就職活動の軸は2つあります。
一つ目は「企業として社会変革に恐れず、積極的に試んでいる企業」です。
これまでの経験から、私は自ら改革に挑戦して試行錯誤する中で大きく成長できる人間であると捉えています。変化の中で、その一歩先の未来を見極め描きながら行動していくことで常に自分を改善することが出来、また変化を経ることで物事を多角的に捉えることが出来るようになると考えています。そのため、社会変革に対して強みとしている企業を志望しています。
二つ目は、「世界に対して本気で戦い、グローバルに影響力を発揮できる会社」を軸としています。私は学生時代の経験を通して、今まで自分が暮らしてきた世界の狭さと実際の世界の広さを実感しました。その結果、将来は日本のみならず世界で影響力を放てる人間になりたいと強く思うようになりました。世界で影響力を放つためには、その仕事内容やコンテンツがどれだけ影響力を持っているかが大切だと思い、グローバルな取り組みを積極的に行い、本気で世界一を目指す御社に興味を持ちました。
御社は、莫大なユーザーに支えられた楽天エコシステムを築かれ、非常に大きな規模でのビジネスをされています。それを背景に社会に影響を与えられる大きな仕事をしつつも、起業家マインドをもって若いうちからチャレンジが出来るということに惹かれ、御社を志望致しました。 (2021年卒 東京理科大学 楽天グループ ビジネス職 ビジネス総合コース 内定)
この回答では、自身の「試行錯誤しながら成長する性質」を、新しいサービスを生み出し続ける企業の姿勢に重ねることで、入社後の活躍イメージに強い説得力を持たせています。
グローバルへの挑戦心に加え、「独自の経済圏」という事業の特性にも触れており、社風と事業内容の両面から高い志望度を示しています。
なお、以下の記事では楽天の企業分析や「内定を勝ち取るためのコツ」を徹底解説しています。選考を有利に進めたい人は、ぜひチェックしてみてください。
楽天就職ガイド|企業の基本事項・選考対策・内定者のES例文を紹介建設・不動産
内定者の回答(2021年卒・大阪大学・野村不動産)
私が大切にしている軸は2つあります。1つ目は多数の人と信頼関係を構築すること、2つ目は、現状に満足することなく新たなことに取り組む姿勢です。
1つ目は、学生時代の部活のマネージャー経験を通じて多数の人と信頼関係を築く喜びとやりがいを感じるようになったからです。私は部員と対話する際、「否定しないコミュニケーション」を心掛けています。意見が対立したとしても、まず相手の話を受け入れて掘り下げることで、安心感を与え本音を引き出し易くなったと感じています。
社会に出ても、一緒に働く仲間や多数の関係者と信頼関係を構築し、相手の本音を引き出しながら協力してひとつの物事に取り組みたいです。
2つ目は、私が挑戦することにやりがいを感じる人間であるからです。実際に現在は、部活と学業と3つのアルバイトを両立させるなど、常に現状に満足することなく新しいことに挑戦しています。仕事をする上でも、既存の事業の価値を高め続けるとともに、その時々に社会から必要とされる魅力的なものを新たに生み出したいです。
そのために、社会の変化や人々の声に敏感になり、未来を見据えた考え方が尊重される環境に身を置いて挑戦を続けたいと考えます。 (2021年卒 大阪大学 野村不動産 総合職 内定)
この回答は、「人との向き合い方」と「物事への取り組み方」が具体的で、不動産開発に必要な資質を的確に示しています。
特に、マネージャー経験で培った「否定しないコミュニケーション」という具体的な手法を軸に据えることで、地権者や建設会社など、さまざまな関係者と信頼を築きながら進める不動産ビジネスへの高い適性を印象付けているでしょう。
内定者の回答(2023年卒・野村不動産)
就活軸は三つあります。
一つ目は【チームで大きな成果を作ること】 二つ目は【製販一体でものづくりに関わること】 三つ目は【熱量高く、想いをぶつけ合える環境と人】です。
チームで大きな成果を作ること、というのは〇〇部での経験からです。役割が違う人と一つのチームになり一つの目標を目指しているのですが、私はこのような環境でこそよりやる気が出て自分らしく動くことができるのでチームで働きたいと思っています。
製販一体というのは、〇〇の活動の経験からです。使う人の声を聞かずに自分が提供したいものだけを作っていても求められていないことに気がつき、使う人の意見を聞きながら価値提供をしたところ上手くいった経験があります。
熱量高く、思いをぶつけ合える、というのは〇〇部の経験からです。同じ目標に向かう中で役割は違くとも熱量が高い個人がチームになることでより自分の熱量も高まり、高い価値提供ができます。また、それらをぶつけ合える環境により、今までになかった発見が生まれたこともあります。 (2023年卒 野村不動産 総合職 内定)
この回答からは、「自分が最も力を発揮できる環境」を過去の経験から正確に分析し、軸として言語化できていることがわかります。
特に、一方的な提供ではなく「使う人の声」を反映させる重要性を学んだエピソードは、顧客ニーズを汲み取り、街づくりに反映させる不動産開発の本質と深く通じるでしょう。
あわせて、ハウスメーカーの営業職に興味がある方はこちらの記事もおすすめです。現場を熟知する元社員が、営業職の「リアルな働き方」を詳しく語っています。
元社員が暴露! ハウスメーカーの営業が「きつい」と言われる理由【職種別】内定者が伝えた「就活の軸」
ここからは、内定者の回答を職種別に紹介します。「過去の経験をどう仕事への意欲や入社後の活躍につなげているか」や、「職種で求められる強みをどう裏付けているか」に着目してみてください。
営業職
内定者の回答(2021年卒・早稲田大学・コカ・コーラ ボトラーズジャパン)
私は、人を笑顔にすることに喜びを感じることから、人の身近なところにあるもの・ことを通してあらゆる人の毎日に笑顔と活力を届けたいという思いを軸に就職活動を行なっています。
中でも飲料は私たちの最も身近なところで日々の生活にちょっとした彩りをもたらしてくれるものであり、人生を通して日々のあらゆるシーンに寄り添ってくれるパートナーとも言える存在なので、私はぜひそのような飲料を人々に届ける仕事に関わることによって、皆に笑顔を届けたいと考えています。
またもう一つ、チームワークを発揮して働ける仕事に就きたいという軸があります。大勢の力を集めれば、一人ではできない大きなことにも取り組め、成し遂げることができます。チームワークで大きなプロジェクトを成し遂げげることにやりがいを感じることから、大切な軸としています。 (2021年卒 早稲田大学 コカ・コーラボトラーズジャパン 営業/Commercial 内定)
この回答は、「飲料という商材の魅力」と「チームで働く意義」を、自身のやりがいと結び付けている点がポイントです。
飲料を単なる消費財ではなく「生活に彩りを与えるパートナー」と定義し、それを届けることで人を笑顔にしたいという情熱は、営業職としての強い原動力になるでしょう。
内定者の回答(2025年卒・北里大学・プリムハム)
私の就職活動の軸は大きく3点あります。
1点目は食を通じて多くの人々の食生活を支えたいという想いから、食品業界に絞って就職活動に励んでおります。
2点目は社内外問わず多くの方とコミュニケーションを取りながら信頼関係を構築していけるような仕事をしたいという理由から営業職を志望しております。営業職として働けた際には、スピーディーな対応など、当たり前のことを当たり前にこなし、お取引様と信頼関係を築いていきたいと考えております。
3点目は、仲間意識の高い、風通しの良い環境で働きたいと考えております。 (2025年卒 北里大学 プリムハム 営業・管理系 内定)
この回答では、営業職として最も基本となる「信頼構築への姿勢」を具体的に伝えられています。
「当たり前のことを当たり前にこなす」というスピーディーな対応へのこだわりは、地道な信頼構築が成果に直結する食品営業において、高い適性と安心感を印象付けるでしょう。
なお、以下の記事では営業職の「志望動機の書き方」を徹底解説しています。営業志望の人はぜひチェックしてみてください。
業界別12例文|営業職の志望動機の書き方を解説! 受かるコツ付き企画・マーケティング職
内定者の回答(2025年卒・ソニーグループ)
就活の軸は3つあります。
①業務を通して人々の当たり前を支えられる(医療・金融・物流などなんでも) ②ITの力で新しい価値を提供できる(新たな価値提供により社会に変化を起こせる仕事) ③あらゆることに挑戦できる環境がある(幅広く新しいことにチャレンジできる)
特に一つ目は、小学生の頃父が事故に遭い、その後治療・リハビリのため、父とは2年間離れて暮らしていました。そこで、当たり前だと思っていた家族と話すということができなくなりました。
ですが、通信のおかげで父とコミュニケーションをとることができ、家族と話すという日常を取り戻せた。
この経験から、将来業務を通じて人々の当たり前の生活を支えることは、自分にとって価値がありますし、かつ社会的にも意義があると考えており、この軸を持っています。 (2025年卒 ソニーグループ 事務系コース:セールス&マーケティング 内定)
この回答では、幼少期の「当たり前の日常」を失った原体験が軸の根底にあるため、仕事に対する覚悟が伝わります。
単に現状を維持するだけでなく、「ITによる価値創造」や「挑戦」という前向きな姿勢もあわせて示すことで、守りの貢献にとどまらない、企業の成長を牽引しようとする意欲をアピールできています。
あわせて、以下の記事ではソニーの「面接で実際に聞かれた質問」や選考対策を徹底解説しています。選考を有利に進めたい人は、ぜひチェックしてみてください。
ソニー就職ガイド|採用大学・頻出質問・内定者の回答付き事務職
内定者の回答(2024年卒・日立製作所)
私の夢である「持続可能な成長が期待できる街づくり」が実現できる企業を中心に就職活動を進めています。そのため、メーカー、インフラ系で幅広く興味を持っています。私は、1つの分野に特化しているというよりは、幅広いソリューションに強みがある企業に魅力を感じます。
加えて、12年間〇〇国で育った経験から、世界も巻き込みながら持続可能な社会を作りあげたいという想いが強く、グローバルへの展開をしている企業を受験しています。 (2024年卒 日立製作所 事務職 内定)
この回答は、12年間の海外経験という自身の背景を活かし、「世界規模で社会に貢献したい」という思いに強い説得力を持たせています。
自身の軸と合わせて「幅広いソリューションを持つ企業」への魅力を語ることで、多角的な事業を展開する日立製作所への志望動機を裏付けています。
エンジニア職
内定者の回答(2019年卒・埼玉大学大学院・LINEヤフー)
私が企業を選ぶ際に軸としている点は2点あります。
1点目は、自分の考えやビジョンと企業が掲げる企業理念やミッションが合っているかという点です。私は自身が今まで培ってきた情報工学の知識や技術を用いて人々のために働きたいと考えています。そのため、自分が作ったものが直接ユーザの手元に届き、使ってもらい、フィードバックが得られるような企業が合っていると考えています。
2点目は、自身がエンジニアを志望するため、エンジニアとして成長できる技術的に、人間的にレベルの高い環境があるかという点です。近年は技術動向の移り変わりが激しいので、新しい技術をすぐに扱えるような環境に身を置きたいと考えています。 (2019年卒 埼玉大学大学院 LINEヤフー エンジニア職 内定)
この回答は、「技術を何のために使うか」と「どのような環境で成長したいか」の2点をエンジニアの視点から明確に伝えています。
激しい技術の変化を成長の機会ととらえる柔軟なスタンスも、技術革新のスピードが速いIT業界への高い適性を示しているでしょう。
研究・開発職
内定者の回答(2021年卒・岡山大学・第一三共)
私が就職活動をする上で大事にしているものは2つあります。
1つ目は「成長」です。これには、企業の成長と自分自身の成長の2つの側面があります。まずは企業から成長を感じられるか、例えば積極的に新たなことにチャレンジしているか、業績はどうか、等の観点から、企業としての成長を判断しています。そのうえで、自分自身が成長できる環境かどうかを見ています。社員の成長を後押しするような制度や環境が整っているかどうかといった点です。
2つ目は「人」です。抽象的かつかなり直感的な部分もありますが、選考を通して出会った社員の方々が自分と合うかどうか、という点も大事にしています。企業によってそこで働く人のカラーがあると思うので、そのカラーがどれほど自分にマッチしているかを判断基準の一つとしています。 (2021年卒 岡山大学 第一三共 開発職 内定)
この回答は、単に成長環境を求めるだけでなく、企業の挑戦への姿勢や業績まで含めて「ともに成長できるか」を検討することで、会社への高い貢献意欲を示しています。
また、「人との相性」を軸に置くことで、チームワークが不可欠な開発現場において、周囲と調和しつつ長期的に活躍できるイメージを印象付けています。
生産技術職
内定者の回答(2025年卒・フジパングループ本社)
はい、私は主に2つの軸を持っています。
一つ目は「食に携われること」です。私は学生時代に国際交流に力をいれてきましたが、「おいしさ」というのは国境を越えて共有できるものであるということと、日本の食品の品質の高さに気付きました。そして何より健康に直結することを、日々身にもって感じています。そのような「食」の安心・安定的な供給を支える仕事に就きたいと思いました。
二つ目は「社会貢献度が高いこと」です。身近な商材やロングセラーがある企業で働くことで、より多くの人の役に立てると考えたためです。 (2025年卒 フジパングループ本社 生産系 内定)
この回答は、国際交流を通じて「食の品質」という日本の強みを再認識したエピソードが、軸に独自の説得力を与えています。
また、「安心・安定供給」という生産現場の使命を正しく理解している点がポイントです。地道な改善や徹底した管理が求められる職種において、その高い責任感と実務適性が評価へとつながっているでしょう。
コンサルタント
内定者の回答(2024年卒・野村総合研究所)
私の就活の軸は3つあります。1つ目は、地域の暮らしの改革に携わることのできる業務であること、2つ目は若いうちから力を発揮し貢献できるような仕事であること、最後は幅広い業界の人々と接点のある業務であることです。
これらの軸を満たすことによって、将来的に実際に地方創生を先導できる人材に近づけると考えており、実際にそのような業界としてコンサルティング業界が最適だと考えております。中でも公共部門に強みのある御社で活躍していきたいです。 (2024年卒 野村総合研究所 経営コンサルタント 内定)
この回答は、「地方創生をリードする」という将来像から逆算して軸を構成しており、キャリアプランに高い一貫性があります。
その手段として「若手からの挑戦」や「幅広い接点」を掲げ、さらに企業の強みである「公共部門」を正確にとらえて志望理由として述べている点も秀逸です。
「就活の軸」の作り方&決め方
「自分に合う軸を一から作りたい」という人は、ここから解説する3ステップに沿って進めてみましょう。
企業に納得してもらえる軸を作るためには、過去の原体験を根拠として提示すること、そして企業の特徴と合致する軸を選ぶことが重要です。具体的な手順を詳しく解説します。
①過去の経験を振り返る
「自分にとって何が大切か」を知るためには、過去の経験を振り返ることが不可欠です。頭のなかだけで考えず、以下の3つの手法で「価値観の源泉」を掘り起こしましょう。
- 自分史を作る
- モチベーショングラフを作る
- 周りの人に自分の印象を聞く
自分史を作る
幼少期から現在までの出来事や感情を時系列で整理したものが「自分史」です。これを作ることで、これまでの経験を網羅的に振り返れるだけでなく、自分の価値観や行動パターンの「共通項」を客観的に再確認できます。
以下のポイントや具体例を参考にし、自分だけの「自分史」を完成させましょう。
- 「事実」と「感情」をセットで書き出す:
出来事に対して「なぜそうしたのか?」「どう感じたか?」を繰り返すことで、自分でも気付いていなかった行動原理を可視化できる - 「成果」よりも「プロセス」に注目する:
成功の有無だけでなく、試行錯誤の過程や挫折からの回復経験にこそ、あなた独自の強みが隠れている - エピソードに共通する「自分らしさ」を言語化する:
複数の経験に共通するこだわりや動機が見つかれば、それが「就活の軸」の一貫性につながる
モチベーショングラフを作る
「モチベーショングラフ」は、幼少期から現在までの人生における「やる気」の波を、折れ線グラフで視覚化したものです。これにより、自分の原動力や、どんな状況で力を発揮しやすいのかを客観的に把握できます。
以下のポイントや具体例をもとに、自分ならではの価値観を探っていきましょう。
- 「谷」からの回復過程に注目する:
「どう考え、行動して浮上したか」というエピソードは、仕事におけるストレス耐性や問題解決能力の根拠になる - 「山」の共通項を見つける:
モチベーションが高い時期に共通する環境を分析することで、あなたの「働くうえでの原動力」を見つけていく - 「振れ幅」の大きさを意識する:
グラフが大きく動いている部分は、あなたの感情や価値観が強く反映されているポイント。そこを深掘りすることで、譲れない軸が見つかる
周りの人に自分の印象を聞く
過去の経験から価値観を探る際、周囲の人に自分の印象を聞く「他己分析」も効果的です。自分にとっては当たり前だと感じていた強みやこだわりは、他人から指摘されてはじめて気付くことも多いからです。
相手から回答をもらったら、必ず「なぜそう思ったのか」までセットで聞くようにしましょう。以下の具体例を参考に、友人やアルバイト先の先輩など、さまざまな立場の人にたずねてみてください。
- 親しい友人へ:
「昔と比べて、変わったところと変わらないところはどこ?」 - ゼミやサークルの仲間へ:
「集団のなかで、私はいつもどんな役割を担っているように見える?」 - バイト先の店長やOB・OGなど目上の人へ:
「私に仕事を任せるとしたら、どんな業務が向いていると思う?」
②軸を「複数の視点」から整理する
納得感のある軸を作るコツは、一つの要素に絞り込みすぎないことです。多くの内定者は、以下の「3つの視点」を組み合わせることで、自分ならではの軸を作り上げています。
| 視点 | 内容 | 内定者の具体例 |
|---|---|---|
| 仕事の目的 | 「何を成し遂げたいか」 | 世界における日本の影響力の拡大、脱炭素への貢献 | 自分の役割 | 「どう働きたいか」 | 介在価値を発揮する、若手から裁量を持つ | 環境・人 | 「誰と働きたいか」 | 仕事を熱く語る社員、挑戦を後押しする社風 |
自分はどの視点を特に大切にしたいのか、優先順位を付けながら整理してみましょう。
③企業の特徴と結び付ける
最後に、整理した自分の軸を「企業の特徴」と結び付けましょう。自分の価値観と企業の現実にズレがあると、説得力が欠けてしまいます。「なぜ他社ではなくこの会社なのか」を明確にするためにも、軸と企業情報のすり合わせが不可欠です。
以下の表を参考に、企業ホームページや就活サイトで見るべき項目を調べましょう。自分の「3つの視点」と企業の事実が重なる部分を探してみてください。
| 視点 | 企業研究で見るべき項目 |
|---|---|
| 仕事の目的(何を成し遂げたいか) | ・経営理念・ビジョン: 社会に対してどんな価値を掲げているか ・事業内容・収益モデル: 具体的に誰に、どんな影響を与えているか ・中期経営計画: 今後、どの分野に注力しようとしているか | 自分の役割(どう働きたいか) | ・職務内容: 1日の具体的な業務フロー ・キャリアパス、評価制度: 若手の裁量権や、昇進のスピード感 ・教育、研修体制: 現場での自走をどうサポートしているか | 環境・人(誰と働きたいか) | ・社風・行動指針(バリュー): どんな価値観が賞賛される文化か ・求める人物像: どんな資質を持つ人が現場で活躍しているか ・社員インタビュー: 社員が仕事の「何」に熱量を注いでいるか |
「就活の軸」の答え方|テンプレート付き
自分ならではの軸が固まったら、エントリーシート(ES)や面接での「答え方」をマスターしましょう。
採用担当者から高評価をもらうためには、「結論・根拠・企業との接点」を論理的に構成することが重要です。選考でそのまま使えるテンプレートを用意したので、自分らしい言葉を当てはめて対策を進めましょう。
①結論を伝える
回答は「結論ファースト」が鉄則です。まずは一言で、自分が何を大切にしているのかを端的に答えましょう。
あまりに長すぎると要点がぼやけてしまうため、「私の就活の軸は〇〇を通じて、〇〇に貢献することです」といった、簡潔な表現で言い切るのがポイントです。
②根拠・理由をエピソードとともに伝える
次に、なぜその軸を持つようになったのか、自身の経験にもとづいた「原体験」を語ります。
ここでは、単なる出来事の羅列ではなく、そのときに「どう考え、どう動いたか」という自分なりのこだわりや行動原理を具体的に伝えましょう。実体験に根ざした理由を添えることで、軸に対する説得力が一気に高まります
③企業とのつながりを伝える
最後に、自分の軸が、なぜ他社ではなく「その会社」でかなえられるのかを伝えます。
企業の理念や事業内容を具体的に挙げながら、自分の価値観や条件との「合致点」を論理的に説明しましょう。そうすることで、「この会社でなければならない理由」に強い説得力が生まれます。
回答テンプレート
①結論
私の就活の軸は、(一言で表す軸の内容)です。
②根拠・理由(エピソード)
こう考えるようになったきっかけは、学生時代の(具体的な経験・活動)にあります。当時、(困難や課題)に直面しましたが、(自分の行動)によって克服した際、(得られた感情や気付き)に非常に大きなやりがいを感じました。
この経験から、仕事においても(軸の内容)を大切にしたいと考えるようになりました。
③企業とのつながり
そのため、(志望企業の具体的な特徴や強み)を兼ね備えた貴社のような環境こそが、私の軸を最も体現できる場所であると考えております。
回答を作り終えたら、以下の3点をチェックしてさらに磨き上げましょう。
- 過去の整合性:
その軸を大切にしている「実体験」を具体的に語れているか? - 軸の実現性:
志望企業の環境や事業内容で、自分の軸が満たされるか? - 会社への貢献性:
単なる「自分の希望」ではなく、企業への「貢献」につながっているか?
「就活の軸」を答える際に避けるべきNG例
自分の大切にしている価値観や条件を伝える「就活の軸」ですが、内容によっては企業にネガティブな印象を持たれてしまうケースもあります。事前に「避けるべきポイント」を把握し、意図せず評価を下げるリスクを回避しましょう。
自分の回答が、これから解説する3つのNG例に当てはまっていないかチェックしてみてください。
①他社にも当てはまる「抽象的な軸」
- 社会貢献したい
- 若いうちから成長したい
「社会貢献」や「成長」は、どの企業にも当てはまるため「自社でなくても良いのでは?」という疑念を抱かせかねません。また、抽象的すぎるとあなた独自の価値観やこだわりが伝わらず、印象に残りづらくなります。
「具体的にどう貢献したいのか」「成長して何を実現したいのか」まで踏み込んで言語化し、その企業独自の強みと結び付けることが重要です。
②仕事への意欲が伝わらない「待遇面の軸」
- 残業が少ない
- 土日休み
福利厚生やワークライフバランスは、長く働くために欠かせない大切な条件です。しかし、これらを「第一の軸」として前面に出しすぎると、企業側に「仕事そのものへの興味が薄いのでは?」という懸念を持たれるおそれがあります。
これらはあくまで「本音の条件」として整理し、選考では「仕事を通じた成長や貢献」という軸とセットで伝えるのがコツです。「効率良く成果を出し、プライベートも充実させることで、長く貴社に貢献し続けたい」といったポジティブな言い換えを意識しましょう。
③会社に成長を委ねる「受動的な軸」
- 教育体制が整っている
- 研修が充実している
教育や研修環境のみを軸として立てると、「会社に育ててもらいたい」という受け身な姿勢だと受け取られる恐れがあります。ビジネスの現場では、学びの機会を与えられるのを待つのではなく、自ら学び取る主体性が不可欠です。
制度の充実を挙げる際も、「環境を活かしていかに早く実力を付け、貢献したいか」という能動的な姿勢をセットで伝えるようにしましょう。
「就活の軸」に関するよくある質問
最後に、多くの就活生が抱きがちな「就活の軸」に関する質問をまとめました。自分自身と向き合うなかで生じる迷いや悩みをここで解消し、自信を持って選考に臨むためのヒントにしてください。
Q:やりたいことがないときはどう探せば良いですか?
「やりたいこと」がすぐに見つからないときは、視点を変えて「これだけは避けたい」という条件を書き出すことから始めてみましょう。「やりたくないこと」を裏返してみることで、自分の大切にしたい価値観や条件が見えてくるはずです。
また、自分史を振り返り、心が動いた「喜怒哀楽」の背景を深掘りするのも効果的です。「何に怒りを感じ、何に喜びを感じたか」という過去の感情の揺れ動きのなかに、あなたが仕事に求める本当の価値観が隠されています。以下の具体例を参考にしてみてください。
具体例①
「怒・哀」:
個別指導のバイトで、画一的なマニュアルのせいで生徒の成績が伸びず悔しかった
そこから見えてくる価値観:
一人ひとりの状況に深く向き合い、柔軟に最適解を提案したい
やりたいこと:
顧客に寄り添うコンサルティング営業や、オーダーメイドのサービス提供
具体例②
「喜」:
文化祭の出店で、周囲の反対を押し切って導入した新メニューが行列を作るほど大盛況だった
そこから見えてくる価値観:
自分のアイデアを形にし、目に見える結果や人々の反応を得たい
やりたいこと:
商品企画、マーケティング、新しい市場を切り拓く新規事業開発
Q:受ける企業や業界ごとに軸は変えるべきですか?
根本の軸は変えず、「伝え方」を調整しましょう。自分の根底にある価値観を企業ごとに変えると、話の整合性が取れなくなり、面接で一貫性のなさを指摘されてしまう恐れがあります。
軸そのものは固定したうえで、志望企業の事業内容や社風に合わせて「どの側面を強調するか」を工夫するのがポイントです。
Q:軸は何個伝えるべきですか?
面接で伝える軸は、3つ程度に整理するのがおすすめです。1つだけでは視野が狭く見える恐れがあり、逆に多すぎると結局何が一番大切なのか印象に残りません。
「就活の軸」の作り方&決め方でも解説したように、異なる角度から3つ程度の軸を提示することで、あなたの理想とする働き方を多角的に、かつわかりやすく伝えることができます。
Q:待遇・条件面しか思い浮かばないときはどうすれば良いですか?
「給与」や「休日」といった本音の条件を否定する必要はありません。大切なのは、それらを自分のなかの「譲れない条件(=本音の軸)」として整理したうえで、選考の場では「仕事を通じて何を実現したいか(=建前の軸)」を別途用意し、両立させることです。
待遇面をモチベーションを維持するための「土台」ととらえ、その土台のうえで「どんな挑戦をしたいか」を語れるように準備しましょう。
内定者の例文を参考に「就活の軸」を完成させて企業とのマッチ度をアピールしよう
この記事では、内定者が伝えた「就活の軸」の回答や具体例、作り方からNG例まで網羅的に解説しました。
「就活の軸」は、自身の価値観や基準を的確に示し、企業への志望度を裏付けるためにとても大切です。だからこそ、多角的な視点から自分を見つめ直し、企業の方向性に合致した軸を伝えることが不可欠と言えます。
紹介した内定者の例文や作り方などを参考に、「なぜその企業なのか」という理由に説得力を持たせられる自分だけの「就活の軸」を完成させ、選考突破を勝ち取りましょう。
就活会議編集部
就活会議の編集チームです。就活生の皆さんの役に立つ「企業と面接のリアルな情報」を発信しています。体験記・ESは 会員登録すれば見放題! YouTubeチャンネルも配信中です!編集部についての詳細は 記事コンテンツの制作方針をご確認ください。

この記事の編集担当者
佐藤 美空
大学卒業後、就活会議のグループ会社であるポートに新卒入社。約1年間キャリアアドバイザーとして文系学生の就職支援をおこなう。就活生時代にポート運営の就活メディアを活用した経験から、「今度は私が就活生の役に立つメディアを創りたい」という思いでライターに転身。現在は就活会議のライターを担当している。
大学卒業後、2018年にパーソルキャリアに入社。中途人材紹介事業において、4,000名以上の求職者と100社以上の企業を支援。2022年に就活会議のグループ会社であるポートに入社。キャリアアドバイザーとして学生の就活支援に従事し、新規事業である就活会議エージェントの立ち上げにも参画。現在は約100名規模となるキャリアアドバイザーグループの責任者を務める