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CREATED ON 2026.04.06 | UPDATED ON 2026.04.06

コンサルの志望動機の書き方|大手コンサル内定者の回答14選付き

書類選考
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コンサルの志望動機の書き方|大手コンサル内定者の回答14選付き

こんにちは。就活会議編集部の望月です。 コンサルの志望動機では「課題解決に携わりたい」といった表現が多用されますが、これらはコンサル志望者のほぼ全員が語る内容で、差別化にはつながりません。必要なのは、自分の経験からコンサルへの関心がどう生まれたのかを具体的に語ることです。 この記事では、就活会議に寄せられた大手コンサル内定者の選考体験記をもとに、志望動機に共通する特徴を解説します。例文として実際に選考を通過した内定者の志望動機もコンサルの種類別に掲載しているため、志望先に合わせて参考にしてください。

この記事は、就活会議の会員が投稿した体験記にもとづいて作成・編集をしています。就活会議の会員は現役の学生であることを確認しています。

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表で解説! コンサルティング業界の種類と特徴

コンサルティング業界は、支援する領域や手法によっていくつかの種類に分かれます。志望動機を書くうえでは「自分が志望するコンサルはどの種類か」を正しく把握しておくことが前提です。まずは業界全体の分類を表で確認しましょう。

種類 仕事内容 代表的な企業
戦略コンサル 経営層に対する全社戦略・事業戦略の立案支援をおこなう マッキンゼー・アンド・カンパニー

ボストン コンサルティング グループ(BCG)

ベイン・アンド・カンパニー
総合コンサル 戦略策定から業務改善・システム導入までの一気通貫支援をおこなう アクセンチュア

デロイト トーマツ コンサルティング

PwCコンサルティング

EYストラテジー・アンド・コンサルティング

KPMGコンサルティング

アビームコンサルティング

ベイカレント
ITコンサル IT戦略の策定やシステム導入など、ITを活用して企業課題の解決支援をおこなう フューチャー

ULSコンサルティング

シグマクシス

ノースサンド
シンクタンク 官公庁・企業向けの調査・研究と政策提言などをおこなう 野村総合研究所

三菱総合研究所

みずほリサーチ&テクノロジーズ

大和総研

日本総合研究所
専門コンサル 財務・人事など特定領域に特化した専門的支援などをおこなう PwCアドバイザリー(財務)

ALL DIFFERENT(組織・人事)

フロンティア・マネジメント(企業再生)

日本経営ホールディングス(医療・ヘルスケア)

新卒の就職活動では総合コンサルを志望する学生が多く、就活会議に寄せられた選考体験記でもアクセンチュアやデロイトトーマツコンサルティングなど総合コンサルの件数が大半を占めます。

総合コンサルのみならずほかにもさまざまな種類があるため、志望動機を書く際は、自分が目指す種類がどれに当たるかを明確にしたうえで取り組みましょう。

内定者の志望動機を分析してわかった3つの特徴

就活会議に寄せられたコンサル内定者の選考体験記857件の志望動機を分析したところ、選考を通過した志望動機には共通する3つの特徴が見られました。

ここからは、自分の志望動機を書く前に、内定者がどのようなポイントを押さえていたのかを確認しておきましょう。

①「課題解決」に言及している

就活会議に寄せられた内定者の志望動機857件を分析したところ、約半数の学生が「課題解決」や「課題」といった表現を使っていました。コンサルティングの本質はクライアントの課題を特定し、解決策を提示することにあるため、課題解決への関心を盛り込むこと自体は自然な選択です。

ただし、「課題解決がしたいからコンサルを志望する」だけでは不十分です。内定者の回答を見ると、なぜ課題解決に関心を持ったのかという背景まで踏み込んで書いているケースがほとんどでした

たとえば「ゼミで企業の経営分析に取り組んだ経験から、外部の視点で課題を整理する価値を実感した」のように、自分なりの接点を示すことで説得力が生まれます。

②「成長」に言及している

内定者の志望動機のうち約45%が「成長」に言及しており、これも頻出のキーワードでした。若手のうちから多様な業界のプロジェクトに携われるコンサルの環境は、成長意欲の高い学生にとって大きな魅力です。

ただし「成長できる環境に惹かれた」だけで終わると、コンサルに限らずどの業界にも当てはまる志望動機になってしまいます。

内定者の回答では「成長」の中身を具体的に定義しているのが特徴です。「幅広い業界知見を身に付けたい」「若手から裁量を持ってクライアントと向き合いたい」など、コンサルだからこそ得られる成長を明示しています

こうした具体化があることで、「成長したい」が志望理由として機能するようになるでしょう。

③自分の経験を起点にしている

就活会議に寄せられた内定者の志望動機のうち約6割で、学生時代の経験を起点に志望理由を組み立てていました。言及されていた経験はインターンシップ、研究活動、アルバイト、留学、ゼミ、サークルなど多岐にわたります。

コンサルの志望動機は論理的な構成が求められる反面、「なぜ自分がコンサルなのか」という問いには個人の原体験でしか答えられません。

経験の華やかさよりも「その経験からなぜコンサルという結論に至ったのか」の接続が丁寧に書かれているものが目立ちました。業界への関心を自分の言葉で語れるかどうかで、志望動機の説得力が決まることを覚えておきましょう。

コンサルの志望動機の作り方4ステップ

コンサルは形のあるプロダクトを持たない無形商材のビジネスです。メーカーであれば「御社の製品に惹かれて」と言えますが、コンサルではそれができません。だからこそ、志望動機では「なぜコンサル業界なのか」と「なぜその企業なのか」の二段構えで問われることが前提になります。

この二つの問いに一貫性を持って答えるには、思い付きで書き始めるのではなく、段階を踏んで整理する必要があります。ここからは4つのステップに分けて、志望動機の組み立て方を解説します。

ぜひ実際に「自分ならどう書くか」をイメージしながら読んでみてください。

志望動機の構成や、書き出しについては、下記の記事で詳しく解説しているためこちらも参考にしてみましょう。

志望動機の基本の構成|大手内定者が実際に伝えた志望動機も紹介志望動機の「書き出し」5つの型|内定者ESから差がつくコツを解説

①コンサル業界を志望する理由を整理する

最初のステップは「なぜコンサルなのか」を自分の言葉で説明できる状態にすることです。

内定者の志望動機には「課題解決」「成長」といったキーワードが頻出しています。しかし、これらは多くの志望者が使う表現でもあるため、言葉だけを借りても差別化にはつながりません。

重要なのは、自分の経験からコンサル業界への関心がどう生まれたのかを整理することです。アルバイトやゼミ、インターンなどの経験を振り返り、「なぜほかの業界ではなくコンサルなのか」に答えられる理由を言語化しておきましょう。

②その企業を選ぶ理由を言語化する

業界への志望理由が整理できたら、次は「同じコンサルのなかでも、なぜその企業なのか」を明確にしましょう。

コンサル業界には戦略・総合・IT・シンクタンクなどさまざまな種類があり、さらに同じ種類のなかでも企業ごとに強みや特徴は異なります。たとえば総合コンサルでも、デジタル領域に強い企業と、特定業界への知見が深い企業ではプロジェクトの性質がまったく異なるのです。

企業について調べる際には、公式サイトや採用ページだけでなく、就活会議の選考体験記も活用してみてください。その企業ならではの特徴を具体的に把握することで、「この企業でなければならない理由」が明確になり、志望動機の説得力が高まります。

③入社後の貢献イメージを具体化する

志望理由に加えて、入社後にどう貢献したいかを示すことも重要です。

「御社で成長したい」だけでは受け身の印象を与えてしまいます。企業は「この学生が入社したらどのように活躍するか」をイメージしながら選考しているため、自分が貢献できる姿を具体的に描かなければなりません。

ポイントは、①で整理した自分の経験や強みと、②で把握した企業の特徴を掛け合わせて考えること。たとえば「研究活動で培ったデータ分析のスキルを活かし、DX領域のプロジェクトで顧客の意思決定を支援したい」のような形です。

自分の強み・企業の特徴・携わりたい仕事の3点がつながる構成を目指しましょう。

④PREP法を用いてまとめる

内容が整理できたら、最後にPREP構成で文章にまとめます。PREPとは、「結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論(Point)」の順で書く文章構成のことです。

このPREP法を志望動機にあてはめると、以下のような流れになります。

  • P(結論):志望理由を一文で述べる
  • R(理由):なぜコンサルか、なぜその企業かを説明する
  • E(具体例):自分の経験や入社後の貢献イメージを添える
  • P(結論):改めて志望の意思を示す

この4つの要素がそろっていれば、読み手に伝わる志望動機に仕上がります。簡潔さと具体性のバランスを意識してまとめましょう。

コンサルの種類別|内定者の志望動機例文

ここからは、就活会議に寄せられた選考体験記のなかから、実際に内定を獲得した学生の志望動機をコンサルの種類別に紹介します。

構成の組み立て方や、自分の経験をどう志望理由に結び付けているかに注目し、自分の志望動機を作るときの参考にしてみてください。

総合コンサルの志望動機例文

総合コンサルは戦略策定から業務改善・システム導入まで幅広い領域を一気通貫で支援するのが特徴です。志望動機でも「幅広さ」に触れる学生は多いですが、それだけでは差別化が難しくなります。

内定者がどのように差別化を図ったのか、実際の志望動機を見てみましょう。

内定者の回答

まずコンサルティング業界を志望した理由としては、長期インターンで社内の課題解決業務を行っていた経験にあります。現状を分析、ボトルネックを特定して解決策を実行し、実際に数字となって結果が現れた時には、やりがいと達成感を感じました。そして、このような仕事をもっと大きな規模で行ってみたいと思うようになりました。

続いてpwcを志望した理由としては、他のファームに比べて社員の人柄を重視した採用を行っていることにあります。実際に選考を受けていても、優しく親身になって話を聞いて下さる方が多いという印象を受けました。

最後のITソリューションコンサルタント職を志望した理由としては、自分の大学院での専攻にあります。学部・院ともに情報系を専攻しており、自分の専攻を最も活かすことができる分野だと考えました。 (2023年卒 京都大学大学院 PwCコンサルティング ITソリューションコンサルタント職 内定)

この志望動機は、「業界→企業→職種」の三段構えで理由を整理しているのが特徴です。一つの志望動機のなかで三つの「なぜ」に答えきっているため、一貫したコンサルへの意欲が伝わります。面接でもこの構造をそのまま話せる再現性の高い書き方です。

なお、以下の記事ではPwCのケース面接について内定者が詳しく解説しています。具体的な対策法や実際の回答例も公開しているので、対策を万全にしたい人は必見です。

【例題6選|PwCのケース面接】内定者が回答例・対策法・出題傾向を徹底解説
内定者の回答

2点あります。1点目は、総合コンサルだからこその成長環境があるためです。多様な人と関わることができる環境こそ、自分の成長環境だと考えています。

実際に、サークルで格上チームと交流した際、実力の差に圧倒されながらも、練習法や技術を吸収し、実践した事でサークル内の選抜メンバーに初めて選ばれた経験がある。この経験から、業界や業務領域問わず、社内外の様々なプロフェッショナルと関わりながら働ける点に魅力を感じています。

2点目は、リアルパートナーとしてお客様に貢献する御社のコアバリューに共感したためです。インターンシップにおいて、リピート率の高さや他者が解決できなかった案件が回ってくること、手前の赤字よりも長期的な利益や成長を求めるというお話を伺い、実際にこの姿勢を強く感じました。

飲食店の接客スタッフとして常連のお客様と長期的に関係を築いてきた経験・後輩1人1人の得意不幸意に沿った後輩育成を行ってきた経験から、長期的な関係構築や1人1人に寄り添った価値提供に共感し、御社を志望しています。 (2023年卒 アビームコンサルティング コンサルタント職 内定)

この志望動機で注目したいのは、成長環境を語る際に「多様な人とかかわることが自分の成長につながる」と定義している点です。そのうえでサークルでの具体的な成功体験を根拠にしています。

「成長したい」で終わらせず、「自分にとっての成長とは何か」まで言語化できているため、面接官も納得感を持って読み進められるでしょう。

なお、アビームのケース面接対策を深めたい人は、こちらの記事もチェックしてみてください。元社員や内定者の視点から、評価される答え方や具体的な回答例を解説しています。

アビームのケース面接過去問20選|元社員・内定者が勝ち抜く秘訣を解説
内定者の回答

ベイカレントコンサルティングを志望する理由は2つある。

1つ目はクライアントに寄り添う姿勢に共感したためだ。特に、真に顧客のことを考えた長期的・多角的な視点からの提言と実行までのワンストップソリューションでクライアントに寄り添う姿に魅力を感じた。私はサークル代表の経験から組織の力になることに大きなやりがいを感じているため、数あるファームの中でも特にクライアントに寄り添える貴社であれば私の想いを最も実現できると考えている。

2つ目は、自己成長スピードが最も速いファームだと感じたためだ。ワンプール制や充実した研修制度などからも人材の育成を重視する企業文化が表れており、加えて個の裁量権も大きいため、多様な知見やスキルを主体的に吸収する環境があると認識している。 (2024年卒 慶應義塾大学 ベイカレント コンサルタント職 内定)

ワンプール制という企業固有の制度名を出しつつ、それを「自分はこう活用したい」という視点で語っています。制度の説明で終わる志望動機は企業のHPを読み上げているだけに見えてしまいますが、この例のようにサークル代表の経験と接続させることで「自分ごと」に変換できています。

また、ベイカレントのケース面接対策を進めたい人は、こちらの記事も必見です。現役コンサルタントや内定者が、選考突破のポイントを詳しく解説しています。

【ベイカレントのケース面接対策】現役コンサルと内定者が完全解説|例題20選付き

3つの志望動機に共通するのは、「業界を志望する理由」と「その企業を選ぶ理由」が明確に分かれている点です

総合コンサルは企業数が多いぶん、「なぜその企業なのか」が問われやすくなります。企業固有の制度・文化・価値観に自分の経験を重ねることが差別化のポイントです。

ITコンサルの志望動機例文

ITコンサルは、IT戦略の策定やシステム導入を通じて企業課題の解決を支援する領域です。技術的な関心だけでなく「なぜITをコンサルの手段として選ぶのか」まで説明できると、志望動機に深みが出ます。

内定者の回答

ビジネス×ITという両軸で成長し、社会に対して影響を与えたいと考える。大学時代において様々な社会課題を学ぶ中でそれらを解決したいと感じるようになった。それを行うにはITの力が必ず必要になると感じた。

そう考えた原体験としてインバウンド客によって混雑していた改札がクレジットカード決済の導入により緩和したというものがある。これらの体験や思い、考えから真の意味で一気通貫なITソリューションを提供できる御社を志望する。 (2026年卒 フューチャー ITコンサルタント 内定)

この志望動機では、「改札の混雑がクレジットカード決済で緩和された」という身近な体験からITの価値を実感し、そこからコンサル志望につなげています。

特別な経験でなくても、日常のなかで「ITが課題を解決した瞬間」に気付けていれば、十分に志望理由の起点になることがわかる良い例です。

内定者の回答

私がITコンサルティング業界を志望する理由は、研究を通じて得た「デジタル・ITを活用しながら人と対話し、企業の課題解決や意思決定を支援する」という目標を実現したいと考えたからです。

就職活動を通じて多様な事業分野を知り、その中で企業が直面する課題を幅広い視点で捉えながら解決策を導く仕事に大きな魅力を感じています。特にFUTURE社を志望する理由は、「一気通貫」のアプローチで課題解決に取り組む中で、プログラミングを含む実践的なスキルを習得できる点にあります。

また、自由な社風の中で自らの働き方を主体的に決められる環境が整っており、挑戦を歓迎する貴社の文化に強く惹かれました。私自身、未経験の領域にも果敢に挑戦し、変化に柔軟に対応できる環境で成長したいと考えております。 (2025年卒 慶應義塾大学大学院 フューチャー ITコンサルタント 内定)

この志望動機では、研究活動を通じて「ITを活用しながら人と対話し、課題解決を支援する」という目標を具体的に言語化しています。ITコンサルを志望する学生は多いですが、「なぜITなのか」を自分の研究テーマから導き出しているため、志望理由に独自性が生まれています。

さらにフューチャーの「一気通貫」のアプローチと自分の目標を重ねることで、「なぜこの企業なのか」にも答えられている点が参考になるポイントです。

2つの志望動機に共通するのは、ITを「目的」ではなく「手段」として位置付けている点です。「ITに興味があるから」ではなく「この課題を解決するにはITが必要だから」という順番で語ることで、SIerや社内SEではなくITコンサルを選ぶ理由が自然に伝わります。

シンクタンクの志望動機例文

シンクタンクは官公庁や企業向けの調査・研究と政策提言を強みとする組織です。社会課題へのアプローチや公共性の高い案件に携われる点が特徴です。

そのため志望動機でも「なぜ民間コンサルではなくシンクタンクなのか」を明確にすることが求められます。

内定者の回答

コンサルティング業界を志望している理由と、中でも御社を志望している理由に分けて説明します。

コンサルティング業界を志望しているのは、人々の暮らしを改革する転機に携わる仕事をしたいと考えていたからです。大学では建築学を専攻しており、特に地方農村において建築を用いて暮らしを支えるPJに取り組み、外部から様々な知見を持って地域の課題解決を目指す活動にやりがいを感じ、コンサルティング業界に関心を持ちました。

中でも御社は日系シンクタンクとしてインフラ業界や公共領域に強みを持っており、実際に日本の暮らしの改革を進める上で最適だと考え志望しています。 (2024年卒 野村総合研究所 経営コンサルタント 内定)

建築学の専攻からコンサル業界へという意外性のある経歴ですが、地方農村プロジェクトでの「外部から知見を持って課題解決を目指す」経験がコンサルの仕事と重なっており、志望理由に説得力があります。

「外部から知見を持って地域の課題解決を目指す活動」という表現がコンサルの仕事そのものを言い当てており、専攻が文系・理系を問わず参考にできる構成です。

内定者の回答

私は多岐に渡る企業の課題解決を通じて、世界に大きな社会貢献を成し遂げたいと考え、コンサル・シンクタンク業界を志望している。その上で貴社を志望する理由は3つある。

1つ目は官公庁とのプロジェクトを可能にする実績と信頼である。日本政府との繋がりを強く持つ貴社の下では日本企業や海外に広く働きかけることができるという点を魅力に感じている。

2つ目は社会実装を目指して政策・事業構想や制度設計・実証に取り組む組織であることである。私はコンサルタントには、◯◯が重要であると考える。そこで時には泥臭く現地調査を行うなど社会実装に対する強い想いをもって仕事に当たる貴社の組織に魅力を感じた。

3つ目にキャリアの柔軟性である。貴社の「◯◯」という環境を魅力に感じた。 (2024年卒 三菱総合研究所 事業部門:コンサルタント 内定)

この志望動機では、「官公庁との実績と信頼」「社会実装への姿勢」「キャリアの柔軟性」と三菱総合研究所ならではの強みを3点挙げています。特に「泥臭く現地調査をおこなう」という具体的な仕事の姿勢に触れることで、企業研究の深さが伝わります。

総合コンサルとの違いを出すうえで、「現場に入り込む」シンクタンクの特性を理解していることが読み取れる志望動機です。

内定者の回答

社会が直面する複雑な課題に対して、調査・分析だけでなく解決策の実行まで関われる点に魅力を感じたからです。

専攻の○○学を通じて、幅広い情報を整理・分析し、課題の本質を見極めて論理的に考える力を培ってきました。そうした力を活かして、生活者視点に立った課題解決に貢献したいという思いが強まりました。

貴社は多様な専門性を持つ組織と連携しながら、調査・提言にとどまらず、社会実装に至るまで一貫して取り組める環境が整っており、その点に大きな魅力を感じています。多角的な視点で物事を捉え、社会に価値を還元するという姿勢に共感し、自分もその一員として成長したいと考えています。 (2026年卒 みずほリサーチ&テクノロジーズ オープンコース 内定)

この志望動機は、「調査・分析だけでなく解決策の実行まで関われる」ことを軸にしています。「提言で終わらず社会実装まで一貫して取り組む」姿勢に惹かれた理由が明確で、なぜほかのシンクタンクではなくこの企業なのかもしっかり伝わります。

自分の専攻で培った分析力の活かし方にも触れており、入社後に何ができるかをイメージしやすい内容です。

3つの志望動機に共通するのは、「調査・提言で終わらず社会実装まで携われる」という点を軸にしていることです。シンクタンクと総合コンサルの違いは、公共性の高い案件に携われるかどうかにあります。

官公庁との連携実績や政策提言の機能に触れられると、総合コンサルとの違いがはっきり出ます。自分の専攻や研究テーマと社会課題を結び付けられれば、なぜシンクタンクでなければならないかが伝わりやすくなるでしょう。

戦略コンサルの志望動機例文

戦略コンサルは、経営層の意思決定に直接かかわる全社戦略・事業戦略の立案を支援する領域です。選考ではケース面接が課されるのが一般的で、論理的思考力が重視される傾向があります。

ただし「なぜ戦略コンサルなのか」「将来何を成し遂げたいのか」という問いには明確に答えられる状態にしておく必要があります。

内定者の回答

私は留学中に、数多くの場面で日本とアメリカの差がついていることに気付かされた。それは平均年収や最低賃金の違い、企業の時価総額の昨今の違い、街中で歩く人々の数、アメリカで流行ったサービスが3年後に日本にやってくることなどだ。

もちろんアメリカに追いつけばいいというものではないが、人口減少など今後の日本の縮小が叫ばれている現状も相まって非常に悲しく感じた。そして日本人としてこれはみすごしたくないと感じた。

コンサルタントは分野横断的に数多くの人々と関わることができ、様々な業界のクライアントバリュー向上を目指すことができる。また戦略ファームであるため、実際にそのクライアントが行動することまで支援することができる。

より包括的に支援を行いたいと思っているため、戦略ファームを志望する。そのなかで貴社は業界トップであるため、より優秀な人々とより複雑な問題に立ち向かうことができるだろうと考えている。よって志望している。 (2021年卒 早稲田大学 ボストン コンサルティング グループ 経営コンサルタント職 アソシエイト 内定)

この志望動機で注目したいのは、「日本とアメリカの差」を平均年収・最低賃金・企業の時価総額・街の活気・サービスの普及スピードと5つも具体的に挙げている点です。漠然と「日本を良くしたい」ではなく、留学中に自分の目で見た事実を根拠にしているため、課題意識に説得力があります。

BCGを選ぶ理由は「業界トップだから」とシンプルですが、課題意識が十分に語られているぶん、企業選択の理由は簡潔でも成立しています。

内定者の回答

二つの理由から御社を志望しています。

まずクライアントの問題に対し大きなインパクトを短期間で与える側面に魅力を感じています。これまでの経験から、成果が社会に還元されるまでのタイムスケールが短い方が自分の成長速度を保てるとわかりました。特に御社ではクライアントが熟練の経営層であり、質の高い成果が短期間に要求されることで若手の内から多職種とは比較にならない経験値が得られると考えます。

次に、チームワークでプロジェクトを進めていく形態に惹かれています。他者との議論、例えば輪講や学会の存在が自分の生産性を最大化させていました。コンサルタント同士でアウトプットの質を高めるだけでなく、クライアントとも積極的に議論を交わし最終的な成果へと導く工程が自分の特性に合うと感じます。

以上のことから、高い成長性を保ち自分のスキルを学びと議論を通して磨ける御社を志望します。 (2022年卒 東京大学大学院 ボストン コンサルティング グループ 経営コンサルタント職 アソシエイト 内定)

この志望動機では、「短期間で大きなインパクトを出せる」「チームワークで成果を高める」という2点を軸にしつつ、輪講や学会での経験を根拠にしています。大学院での研究活動を戦略コンサルの働き方と結び付けている点が特徴的で、理系院生が志望動機を書く際に参考になる構成です。

内定者の回答

私がベイン・アンド・カンパニーに興味を持ったきっかけは、貴社が提唱している「Results, not reports」というアプローチに強く共感したからです。

単に戦略を立案するだけでなく、その戦略を実行に移し、クライアントとともに成果を上げることを最優先にしている点が、他のコンサルティングファームと比べて大きな魅力だと感じました。私はこれまで、どんな課題にも戦略的にアプローチしてきましたが、単に提案するだけではなく、実行支援まで一貫して行うことが本当の意味で価値を生むと考えています。

また、貴社が提供する成長機会にも大きな魅力を感じています。ベインでは早い段階から責任ある役割を与えられると聞いており、様々な業界に触れながら成長できる環境が整っている点が、私のキャリアにとって非常に重要だと思っています。

特に、グローバルなネットワークやプライベート・エクイティ(PE)案件に携わるチャンスが多いことに魅力を感じており、私はこれらの分野で貢献できる力を伸ばしていきたいと考えています。 (2026年卒 東京大学 ベイン・アンド・カンパニー 経営コンサルタント 内定)

ベインの「Results, not reports」を冒頭に持ってくることで、数あるファームのなかでなぜベインなのかが一読で伝わります。PE案件への関心というキャリアビジョンも、ベインが特に強みを持つ領域と合致しており、企業と自分の接点が具体的です。

3つの志望動機に共通するのは、コンサルを「キャリアのゴール」ではなく「将来の目標を実現するための手段」として語っている点です。戦略コンサルの選考では「なぜコンサルか」に加えて「コンサルを経て何を成し遂げたいか」まで語れると説得力が増します。

日本経済への貢献・自分の特性を活かせる環境・特定領域での専門性確立など、自分なりのキャリアビジョンを持ったうえで「その実現に最も近い環境が戦略コンサルだった」という構成を意識してみてください。

専門コンサルの志望動機例文

専門コンサルとは、財務・人事・企業再生・医療など、特定の領域に特化したコンサルティングをおこなう企業群です。総合コンサルと比較すると知名度はやや低いものの、領域ごとの専門性が高く、その分野でプロフェッショナルを目指したい学生には適した環境です。

志望動機では「なぜその専門領域なのか」を明確にすることが重要になります。実際の内定者がどのような志望動機を作ってきたのか見てみましょう。

内定者の回答

広くお客様の課題解決をし、産業活性化及び日本の国際競争力向上に貢献したく、御社を志望いたします。

私は、高校生活を◯◯で過ごし、大学では◯◯を学んでいることから、かつては経済大国であった日本がGDPや企業の時価総額といった点で停滞していることに強い課題意識を持っている。そのため将来は、広い視点を大事にしながら、専門性を持って課題解決に取り組みたいと考え、金融業界を志望しております。

なかでも御社は経済全体に影響を与えるような企業の意思決定に関わることができ、また、グローバルな環境でキャリア形成ができることから魅力を感じています。 (2024年卒 PwCアドバイザリー M&A・戦略コンサルタント職 内定)

この志望動機では、「日本の国際競争力」という大きなテーマを掲げつつ、そこから財務アドバイザリーという領域を選ぶ理由へとつなげています。高校時代の海外経験と大学での学びが志望理由の根拠になっており、なぜ財務領域なのかに自然に答えられる構成です。

内定者の回答

1点目は、私が、事業再生に携わりたいと考えており、再生事業に起源をもつフロンティアマネジメントで研鑽を積みたいと考えたから。

2点目は、成長速度の速さを感じ取ったから。具体的には2つある。1つは、BIG4FASと比較し、人数が少ないことから、ジュニアの段階から多くのプロジェクトを経験し、バッターボックスに立つ機会が多く、自身の成長速度を最も高めることが出来ると考えたから。

もう1つは、様々な背景を持つ多様なプロフェッショナルが在籍しており、自身の視野や知識が得られるからだ。企業やその企業が所在している地域の課題は複合的になってきているため、多様な意見が飛び交う環境に身を置き、常に学び、自身を成長させ続けたい。

3点目は、自社にハンズオンのコンサル機能やファンドを有しているため、計画の提案にとどまらない、実効的な支援をクライアントに対して行える環境があるからだ。 (2026年卒 フロンティア・マネジメント 総合職 内定)

この志望動機は、「事業再生」という専門領域への関心を冒頭で明示したうえで、フロンティア・マネジメントを選ぶ理由を3点に整理しています。

BIG4 FASとの比較で少数精鋭の成長環境を語り、ハンズオン支援という企業固有の強みにも触れることで、なぜこの企業なのかが明確にわかる内容です。

内定者の回答

もともと教育に関心はあったが、学部時代のNPO法人での活動を経て、人が変わることで組織が変わり、その結果として高いパフォーマンスが発揮されるということを学んだ。そのため、説明会で「人が成長することで、企業が成長し、そして社会が発展する」という考え方に共感した。

また、私の就職活動の軸は、私自身が今持っているものとこれから学ぶことを用いて他者貢献ができる仕事というものだ。人材育成の仕事は、自らの成長や工夫が求められ、かつその成果をお客様に還元することができるため、この点も実現できると考えている。

今の社会で、大人からは諦めの印象を受けるので、最終的には、大人が生き生きと仕事をすることで、子どもたちが将来に希望を持ち、大人になりたくない、ではなく、早く大人になって活躍したいと思えるような社会創りに貢献したい。 (2021年卒 東京大学大学院 ALL DIFFERENT コンサルタント 内定)

この志望動機は、NPO活動で「人が変われば組織が変わる」と実感した経験から、組織・人事コンサルを志望するまでの流れが一貫しています。最後に語られている「大人が生き生きと働く社会」というビジョンは抽象的ながらも、この学生が人材育成にこだわる理由を端的に表しています。

3つの志望動機に共通するのは、なぜその専門領域に関心を持ったのかが具体的に語られている点です。専門コンサルは「なぜ総合ではなくこの領域なのか」が問われることがあります。

自分の学びや経験のなかで特定の領域に強く惹かれた原体験を一つ持っておき、志望理由の軸を定めていきましょう。

コンサルの志望動機のNG例と改善方法

内定者の志望動機には共通する特徴がある一方で、「これをやると評価が下がる」というパターンも存在します。

ここからは、コンサル志望者にありがちなNG表現と、その改善の方向性を解説します。自分の志望動機が当てはまっていないか、今一度チェックしてください。

「成長したい」だけで終わる

コンサル志望者がよく使う表現の一つに「成長したい」があります。しかし「成長したい」という希望だけを志望理由の結論にしてしまうと、コンサルを選ぶ理由としては弱くなります。

成長への意欲はコンサル志望者であればほぼ全員が持っているため、それだけでは差別化になりません。さらに「成長できる環境」は商社や金融にも当てはまります。面接官から「それならうちでなくても良いのでは?」と返されてしまう原因はここにあるのです。

NG例

M&Aの豊富な案件数を通してアドバイザーとして成長できると考え、志望します。

OK例

2点ございます。

1点目にM&Aの件数が国内のリーグテーブルトップで、豊富な案件数を通してアドバイザーとして成長できると考えたからです。今までの受験や部活での経験から、その分野の専門性を高めるにはとにかく練習の量が必要だと考えています。豊富な案件数を経験できる御社にはM&Aアドバイザーとしての成長環境があると思っています。 (2026年卒 デロイトトーマツ M&Aコンサルタント/アドバイザー 内定)

この2つの例文の違いは、「なぜ成長したいのか」「どんな成長を求めているのか」が定義されているかどうかです。OK例では「専門性を高めるには量が必要」という自分なりの考えを、受験や部活の経験から導き出しています。

「成長」を使うこと自体は問題ないので、その中身を自分の経験から具体的に言語化するところまでセットで書くようにしましょう。

企業の特徴に触れずコンサル全般の話で終わる

「クライアントの課題解決に貢献したい」「経営に近い立場で働きたい」。こうした表現はコンサル業界全体に当てはまるため、これだけで志望動機を構成してしまうと不十分です。

「なぜコンサルか」には答えられていても「なぜその企業か」が抜け落ちてしまいます。総合コンサルだけでも多くの企業があり、それぞれ強みや文化が異なります。

NG例

クライアントの課題解決に貢献したいと考えたため、御社を志望します。

OK例

私が御社を志望している理由は二つあります。一つ目は、個人として、一気通貫に行える点です。プロジェクトの最初から最後まで関わることで、目的意識を見失わず、本質的な課題解決ができることに魅力に感じています。

二つ目はヘルスケア領域に力を入れている点です。日本はヘルスケア領域の研究において、欧米諸国に大きな後れを取っており、これは高齢化が加速する現代社会の大きな課題となっています。

そこで、御社のHIGという組織の一員としてこの課題をITの力で解決したいと考えています。 (2024年卒 フューチャー ITコンサルタント 内定)

NG例は「課題解決に貢献したい」というコンサル業界全体に当てはまる表現で終わっていますが、OK例では「一気通貫」「ヘルスケア領域」「HIG」と、その企業にしかない要素を具体的に挙げています

このように、企業ごとの特徴を見つけて、自分の言葉で語れるようにしておきましょう。

コンサルの志望動機でよくある質問

コンサルの志望動機を準備していると、「ここはどう書けば良いんだろう」と手が止まる瞬間があるものです。特に面接で想定される質問への答え方や、志望動機に書いて良い内容・避けるべき内容の判断に迷う学生は少なくありません。

そこで、ここからはよくある3つの疑問にお答えします。志望動機で迷ったときに活用してみてください。

コンサル特有の質問ではありませんが、「200字でまとめるにはどうすれば?」と悩んだことのある人もいるでしょう。コンパクトな志望動機の書き方は、以下の記事を参考にしてみてください。

200字で志望動機を伝えきる方法|内定者の回答15選付きで解説

Q:「なぜコンサルか」と聞かれたらどう答えれば良い?

コンサルの面接では「なぜコンサルなのか」を聞かれる機会が多いです。質問の意図は「商社や金融ではなくコンサルでなければならない理由があるか」の確認だと推測されます。

答え方のポイントは、コンサル固有の特徴と自分の志向を結び付けることです。たとえば「特定の業界に縛られず、複数の企業の経営課題に横断的にかかわれる」「第三者の立場だからこそ客観的に課題を整理できる」など、コンサルでしか得られない要素を軸にしましょう。

そのうえで「なぜそう思うようになったのか」という原体験を添えると、回答に厚みが出ます。自分の経験からコンサル業界への関心がどう生まれたのかを事前にしっかり言語化しておくことをおすすめします。

Q:コンサルの種類ごとに志望動機は変えるべき?

戦略・総合・IT・シンクタンクなど、コンサルの種類が変われば志望動機も変えるべきです。種類ごとに仕事内容も求められる人物像も異なります。

たとえば総合コンサルの選考で「経営層の意思決定に直接関与したい」と語ると、「それなら戦略コンサルのほうが合っているのでは?」と返される可能性があります。

種類ごとの違いを理解したうえで、自分の経験や志向がなぜその種類に合うのかを説明できる状態にしておきましょう

Q:志望動機に待遇面の魅力を書いても良い?

待遇面だけを理由にするのは避けたほうが無難です。コンサルの選考では「仕事に本気で向き合えるか」が見られているため、待遇面だけが動機だと入社後のミスマッチを懸念されます。

ただし、待遇面に触れること自体がNGというわけではありません。「成果が正当に評価される実力主義の環境で働きたい」のように、自分の仕事への姿勢と結び付ける形であれば、前向きな動機として伝わります

志望動機の軸はあくまで「なぜコンサルか」「なぜその企業か」に置き、待遇面は補足として位置付けましょう。

内定者の実例を参考にコンサルの志望動機を仕上げよう

コンサルの志望動機で最も重要なのは、「なぜコンサルか」「なぜその企業か」の二つの問いに一貫性を持って答えることです。

内定者のデータからも、課題解決への関心・成長意欲・自分の経験という3つの要素を軸に、企業固有の特徴と自分の志向を結び付けている志望動機が選考を通過していました。

この記事で紹介した例文やデータを参考に、まずは自分の経験を棚卸しするところから始めてみてください。就活会議では志望企業ごとの選考体験記も掲載しているので、あわせて活用して志望動機の精度を高めましょう。

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この記事の編集担当者

望月 晨生

新卒で寝具・家具メーカーに入社後、大手ECサイトの販売を担当。寝具や家具にまつわるオウンドメディアの立ち上げに携わる。自分で何かを作り上げることに魅力を感じ、ライター職に転職。現職では就活会議のコラム立ち上げに携わり、ライター・編集ディレクターを担当。

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編集責任者

江副 裕斗

大学卒業後、2018年にパーソルキャリアに入社。中途人材紹介事業において、4,000名以上の求職者と100社以上の企業を支援。2022年に就活会議のグループ会社であるポートに入社。キャリアアドバイザーとして学生の就活支援に従事し、新規事業である就活会議エージェントの立ち上げにも参画。現在は約100名規模となるキャリアアドバイザーグループの責任者を務める

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