CREATED ON 2026.09.02 | UPDATED ON 2026.09.02

【大手通信会社を比較】NTTドコモ・KDDI・ソフトバンク・楽天グループの違い|業績ランキング・年収・強み・働き方を徹底解説

業界研究
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4社を徹底比較通信大手の企業研究

こんにちは。就活会議編集部の佐藤です。 スマートフォンや固定電話など、情報伝達に必要な通信網の構築やインターネット接続サービスを提供する通信会社。生活に欠かせないインフラ網を整備する社会貢献性や、災害時にも社会を守る公共性の高さから、例年人気が高い業界です。 しかし各社のサービスは似ている点も多く、違いを自力で比較検討するのは容易ではありません。そこで本記事では、大手通信会社の強みやサービス、働きやすさを徹底解説。選考対策まで網羅しています。特徴を正しく理解し、自分に合う一社を見極めていきましょう。

この記事は、就活会議の会員が投稿した体験記にもとづいて作成・編集をしています。就活会議の会員は現役の学生であることを確認しています。

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5分でわかる|通信会社とは

NTTドコモやKDDIをはじめとする大手通信会社は、携帯電話やインターネット回線などを提供する「通信事業者」にあたります。

各社の違いを比較する前に、まずは通信業界の基本的な特徴や仕組みを押さえておきましょう。

おもな事業内容

通信業界は、私たちの生活に欠かせない通信サービスやインフラを提供する業界です。おもな事業領域は、以下のとおりです。

おもな事業領域 代表的な企業
移動体通信(モバイルキャリア):
スマートフォンや携帯電話の通信ネットワークを提供
NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク、楽天モバイル
固定通信・光回線:
光ファイバー網などを通じた自宅やオフィス向けの高速インターネットサービスを提供
NTT東日本・西日本、アルテリア・ネットワークス
MVNO(格安SIM):
自社で回線を持たず、大手キャリアから回線を借り受けて安価に提供
IIJmio(インターネットイニシアティブ)、mineo(オプテージ)
法人向け通信・ITソリューション:
企業専用のネットワーク構築、クラウド導入、セキュリティ対策などを提供
NTTコミュニケーションズ、KDDI、ソフトバンク

通信会社のおもな収益源は、個人向けの月額通信料や法人向けソリューションなどです。膨大な初期投資でインフラを構築し、多数のユーザーから継続的に利用料を回収する「ストック型」のビジネスモデルを確立しています。


{移動体通信事業者(MNO)のビジネスモデル全体図(関係図)}


なお、本記事では「移動体通信」の国内大手4社(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天グループ)に焦点を当て、特徴や働き方を解説していきます。

おもな職種

通信会社のおもな職種と役割は、以下のとおりです。

  • 営業職:
    個人向けにはスマホや光回線・決済サービスを組み合わせた生活提案、法人向けには5GやIoT、クラウドを活用した企業のDX・課題解決提案をおこなう
  • 企画・マーケティング職:
    通信基盤を活用した新サービスの開発をはじめ、ポイント・金融と連携した経済圏の施策立案や、会員データを活かしたプロモーションを展開する
  • 技術・研究開発職:
    安定した通信環境を支える基地局やネットワークの設計・構築・運用保守のほか、次世代通信(6Gなど)やAI・セキュリティ領域の研究開発を担う

近年、大手通信会社の新卒採用では、入社後に配属が決まる「総合職採用」だけでなく、特定の職種で選考を進める「職種別(コース別)採用」を導入する企業も増えています。

いずれの選考でも「どの職種で何を実現したいか」を明確に語れるよう、あらかじめ希望する業務のイメージを深めておきましょう。

今後の動向・将来性

通信業界は5Gの高度化や6G開発が進む一方、通信料金の値下げや市場成熟を背景に、回線依存からの脱却が進んでいます。安定した通信インフラを強みに、現在は新たな成長に向けた転換期を迎えています。

電気通信業の売上高は、以下のとおり直近5年間で15〜16兆円規模まで堅調に推移しています。

電気通信業の売上高

また、「令和8年版 情報通信白書」によると、通信会社の今後の動向として以下の5つが挙げられます。

おもな動向 詳細
①2030年を見すえた「メリハリと厚みのある5G網」への進化 総務省の計画に基づき、2030年度末までに5G人口カバー率99%を目指す。単なるエリア拡大から、高周波数帯の活用や「5G SA方式」の普及による超高速・超低遅延化へ移行中
②陸・海・空・宇宙をつなぐ「非地上系ネットワーク(NTN)」の拡大 地上基地局が届かない離島・山間部・海上や災害時の通信確保に向け、衛星通信やHAPSなどの非地上系ネットワーク(NTN)の早期展開を国策として推進
③メタル固定電話の老朽化にともなう光・モバイルへの円滑な移行 設備の老朽化や利用減少にともない、メタル固定電話から光・モバイル回線への移行を推進。2026年4月の先行移行を経て、2028年頃から段階的に終了予定
④激甚化する災害に備えた通信インフラの強靭化と事業者間ローミング 災害時の停波対策として、基地局蓄電池の強化や衛星バックアップの活用を進めるとともに、非常時の通信確保を目的とした「携帯キャリア間の非常時ローミング」を2026年4月より運用開始
⑤新たな電波割当制度「価額競争」の開始 2025年4月の改正電波法成立により、高周波数帯の電波開設権利を価格で決定する日本初の「価額競争制度」が導入された

このように通信業界では、インフラの強靭化と世代交代が急速に進んでいます。今後は通信基盤の安定性を土台としつつ、DXや金融・決済といった「非通信領域」で新たな収益の柱を作れるかが将来性を左右すると言えるでしょう。

大手通信会社のランキング

ここからは、大手通信会社4社を「シェア率」と「業績」の2つの観点からランキング形式で紹介します。

これらは企業の安定性や、手掛けるプロジェクトの規模感を測る指標となります。順にチェックしていきましょう。

シェア率ランキング

順位 企業名 シェア率
1位 NTTドコモ 33.0%
2位 KDDI 26.3%
3位 ソフトバンク 19.0%
4位 楽天モバイル 3.5%

※数値には各社のサブブランド(UQ mobile、Y!mobileなど)およびオンラインプラン(ahamo、povo、LINEMOなど)を含み、他社が運営するMVNO(格安SIM)は除外

国内の通信キャリア市場では、首位のNTTドコモが3割以上のシェアを獲得し、上位3社で全体の約8割を占めています。高い信頼性とブランド力を背景に、大手3社が安定した基盤を保っている状況です。

一方、後発の楽天モバイルは、安価な料金プランや独自の経済圏を強みに、若年層やライトユーザーを中心にシェアを拡大しています。

業績ランキング

ここでは、企業が本業で得た収入の総額である「売上高」と、売上高から経費を引いた本業で稼いだ純粋な利益である「営業利益」の2項目から業績を比較します。

順位 企業名 売上高・営業収益
1位 ソフトバンク 7兆386億8,000万円
2位 NTTドコモ 6兆4,581億円
3位 KDDI 6兆719億1,500万円
4位 楽天グループ 2兆4,965億7,500万円
順位 企業名 営業利益
1位 KDDI 1兆991億2,500万円
2位 ソフトバンク 1兆425億7,600万円
3位 NTTドコモ 9,421億円
4位 楽天グループ 143億8,200万円

※NTTドコモの営業収益・営業利益は、NTT株式会社の「総合ICT事業」における数値を記載。ほかの企業は他事業もすべて含む。楽天グループのみ2025年1月1日~2025年12月31日の数値を記載

売上高ではソフトバンク、営業利益ではKDDIが首位に立ち、大手3社はいずれも売上高6兆円・営業利益9,000億円を超える圧倒的な事業規模を誇っています。両指標で3社の順位が異なる背景には、グループ事業の領域や各事業の利益率の違いが挙げられます。

楽天グループがこれを追う構図ですが、上位3社の堅固な業績基盤がより際立つ結果だと言えるでしょう。

大手通信会社4社の強み

大手各社はそれぞれ独自の強みを持って事業を展開しています。各社の特徴を理解することは、自分に合う企業を見極めるうえで重要です。

なお、グループ全体で多角的に事業を展開する企業もありますが、ここでは「通信事業」に焦点を当てて解説します。各社の違いを押さえ、企業研究を深めていきましょう。

【NTTドコモ】圧倒的な顧客基盤と世界首位の5G技術・知財力を保有

同社の強みは、圧倒的な事業スケールと、国際規格の策定を主導する世界トップクラスの研究開発力です。

国内屈指の約9,140万契約という顧客基盤に加え、通信事業者として世界首位の5G技術提案数を保有し、必須特許シェアにおいても通信キャリアのなかで世界トップの地位を築いています。

こうした優れた知財力・技術力を確立できた背景には、70年以上にわたる研究開発への積極的な投資と、2021年を契機とした知財・標準化戦略の推進が挙げられます。

【KDDI】「つながる体感」世界No.1と評価される高品質な5G網を展開

同社は、ユーザーが「途切れず快適に使えるか」というリアルな体感品質に徹底的にこだわっている点が強みです。

実際にOpensignal社の世界評価調査において、通信の安定性を表す「信頼性エクスペリエンス」部門で2年連続1位を獲得。「つながる体感 世界評価No.1」の2連覇を果たしました。

高速・大容量通信を実現する「Sub6帯」「ミリ波帯」の基地局数は5万局を超え、国内最多の規模を誇ります。生活動線に寄り添ったエリア整備を通じ、日常・非日常を問わず抜群の安心感を提供しています。

【ソフトバンク】設備投資を抑えた効率的かつ高品質な5G網を構築

同社は、戦略的な投資効率の高さと展開スピードの早さが大きな強みです。独自の設計思想により、コストを抑えつつ競合に負けない品質水準を実現してきました。

たとえば5G展開では、まずつながりやすい周波数帯(700MHz・1.7GHz帯)で迅速にエリアを広げ、後から大容量通信を可能にする高周波帯を重ねる段階的なアプローチをとっています。

巨額の先行投資に頼らず、優先順位を見極めて整備を進めることで、無駄なコストを極限まで抑えたスマートなネットワーク構築を誇ります。

【楽天グループ】完全仮想化技術による圧倒的な低コスト体制を確立

同社の強みは、通信インフラの常識を覆す独自技術による、構造的な低コスト体制です。

世界初となる「完全仮想化ネットワーク」を構築し、主要機能をソフトウェア上で処理する仕組みを確立しました。汎用的な機器で運用できるため設備投資を約40%、運用コストを約30%削る大幅なコストカットに成功しています。

このプラットフォームは「楽天シンフォニー」を通じて海外の事業者へも展開されており、技術構造そのものが圧倒的な価格競争力を生む源泉となっています。

大手通信会社4社の今後の動向

大手各社はさらなる成長に向け、先進技術の導入や新領域の開拓を推進しています。ここからは、4社の今後の動向を詳しく見ていきましょう。

自分のキャリアビジョンに合う取り組みをおこなっている企業があるか、ぜひチェックしてみてください。

【NTTドコモ】「IOWN」の拡大とAIネイティブなインフラ転換を推進

同社は従来の電子回路を「光」に置き換える光技術「IOWN」を軸に、電力消費や距離の限界を突破する次世代AIインフラの標準化を目指しています。

すでに商用化した「IOWN 1.0」では、2024年に日台間(約3,000km)をわずか17ミリ秒で結ぶ国際接続実証に成功しました。

さらに2026年7月からは「GPU over APN Testbed」を展開し、全国8拠点に分散したGPU(計算資源)を高速網で接続。距離の壁を感じさせない超広域なAI環境の整備を進める計画です。

【KDDI】陸海空を網羅する「全国低遅延網・AI計算資源基盤」を構築

同社は「デジタルベルト構想」のもと、日本列島を取り囲む強靭なインフラ構築へ3年間で1.2兆円規模を投資しています。

陸上の光回線や基地局に加え、自社海底ケーブルや低軌道衛星SpaceXと連携した衛星通信「au Starlink Direct」を先駆けて展開。陸海空を継ぎ目なく網羅する「全国低遅延網」の完成を目指す方針です。

また、Googleの最先端生成AI「Gemini」を活用したサービスも導入しました。独自の高品質ネットワークと世界最高峰のAI技術を融合させ、次世代インフラの社会実装を進めています。

【ソフトバンク】AI基盤と省電力ネットワークで次世代インフラを整備

同社は、基地局をAIの計算処理装置に変容させる「AI-RAN」の導入を推進しています。

北海道での大型データセンター開発に加え、米NVIDIAなどと協業したソリューション「AITRAS」を軸に、基地局上で通信機能とAI処理を同時に動かして電波を最適化するスマートなネットワークの構築を進めています。

さらに、オフピーク時に生じる基地局の余剰な計算力を外部へ外販する計画も進めており、インフラ整備の過程で新たな収益を生み出す独自のビジネスモデルの確立を狙っています。

【楽天グループ】プラチナバンド拡大でモバイル事業の早期黒字化を加速

同社は、世界初の「完全仮想化ネットワーク」による低コスト体制を武器に、モバイル事業の早期黒字化を目指しています。

2026年度には2,000億円超の設備投資を計画し、人的リソースを集中させて基地局建設を加速させる方針です。

また、2024年に開始した「プラチナバンド」のエリア拡大を進め、地下街や繁華街の通信環境を大幅に改善。あわせて共用基地局の帯域幅拡張や5G整備を推進し、回線の混雑を解消してさらなる品質向上を図ります。

大手通信会社4社のサービス比較

企業名 契約規模 ブランドの特徴
NTTドコモ 携帯電話契約数:約9,140万 メインブランドの「ドコモ」を中心に据えた正統派の1ブランド体制が基本。オンライン専用プランとして「ahamo」を自社で直接提供
KDDI スマートフォン稼働数:約3,323万 「安心・使い放題」のメインブランド「au」、シンプルでおトクなサブブランド「UQ mobile」、基本料0円からトッピングを自由に組み合わせるオンライン専用ブランド「povo」という、明確な役割分担を施した3ブランドマルチ構成をとる
ソフトバンク スマートフォン累計契約数:約3,177万 大容量・無制限の「ソフトバンク」、中・小容量で価格を抑えた「ワイモバイル」、オンラインに特化した「LINEMO」を展開
楽天グループ 全契約回線数:約1,036万※BCP回線等を含むMNO・MVNO合計 サブブランドは展開せず、「楽天モバイル(Rakuten最強プラン)」単一を提供

一見似通って見える通信キャリアですが、サービスの違いを押さえることで各社の特徴や強みが明確になります。

大手3社がメイン・サブ・オンライン専用といった複数ブランドで幅広いニーズに対応する一方、楽天グループは単一プランに特化する戦略を展開しています。

圧倒的な顧客基盤を誇るドコモ、ブランドごとの役割分担で攻めるKDDI・ソフトバンク、シンプルさで差別化を図る楽天など、各社の狙いは明快に分かれているのが特徴です。

大手通信会社4社の待遇と働きやすさ|平均給与・福利厚生・残業時間・有給取得率

給与や福利厚生といった待遇・働きやすさは、志望企業を選ぶ際の重要な指標となります。大手4社はいずれも手厚い福利厚生を備えていますが、注力するポイントや社風はさまざまです。

ここからは、各社の具体的な職場環境や制度について解説します。安定した給与やワークライフバランスを重視する人は、ぜひ参考にしてみてください。

【NTTドコモ】「ワークインライフ」と居住地に縛られない働き方を推進

平均給与 -
福利厚生 住宅補助費の支給/社宅の措置/NTTベネフィット・パッケージ/dヘルスケア/スーパーフレックス/リモートスタンダード/ライフプラン休暇(育児・家族の介護)など
残業時間 25.7時間
有給取得率 約100% ※ライフプラン休暇を含む/非組合員・管理職を除く

同社は、仕事を人生の一部ととらえる「ワークインライフ」を掲げ、4社のなかでも特に「休みの取りやすさ」と「居住地の自由度」で突出した環境を誇ります。

有給取得率は約100%と国内屈指の高さです。スーパーフレックスやライフプラン休暇、時間単位の休暇制度など、休みを消化しやすい風土と管理体制が浸透しています。

さらに国内であれば住む場所を自由に選べ、必要に応じた出社交通費や宿泊費が支給される点も大きな特徴と言えるでしょう。配偶者の転勤への同行や地方からのフルリモートなど、ライフステージに合わせた柔軟な働き方を選択可能です。

【KDDI】新本社の先進的なオフィス環境で社員の挑戦を促進

平均給与 10,510,939円
福利厚生 提携住宅ローン/社宅/KDDIグループ共済会/テレワーク制度/フレックスタイム制度/リフレッシュ休暇/契約保養所など
残業時間 24.9時間 ※非管理職正社員
有給取得率 83.6%

同社の平均給与は、4社のなかで唯一1,000万円を突破しています。「KDDI版ジョブ型人事制度」の導入による成果主義へのシフトや専門人材への還元が、年収を押し上げるおもな要因と考えられます。

また、高輪の新本社オフィスは、その日の業務内容や特性に合わせて働く場所を自律的に選択できる柔軟な空間設計を採用しました。

館内ではロボット配送などの先進技術を活用しているほか、夕方以降に社外パートナーと交流できる「ナイトパブ」併設の食堂も運営。活発な対話を通じて、新しい挑戦を生み出すための多彩な工夫が凝らされています。

【ソフトバンク】生産性の向上と生活の安定を支える手厚い手当を支給

平均給与 8,713,000円
福利厚生 新卒住宅補助/転勤社宅/カフェテリア/ベネフィット・ワン/資格取得支援/ウェルネスセンター/積立年休など
残業時間 24.8時間 ※正社員
有給取得率 75.7%

同社は、テクノロジーを活用した生産性向上に加え、社員の生活面をサポートする充実したインセンティブ制度が特徴です。

実力主義の給与体系に加え、入社後3年間の家賃をサポートする「新卒住宅補助」や、第1子で5万円・第5子で500万円を支給する出産祝金などを支給しています。

さらに資産形成の支援として、拠出金の10%が上乗せされる「従業員持株会」や、3%の奨励金が出る「財形貯蓄」も整えています。将来の生活設計を後押しする、実利的な制度の充実ぶりが光ります。

【楽天グループ】充実の自社ビル施設で従業員の健康と生活を徹底支援

平均給与 8,508,495円
福利厚生 社員寮/フレックスタイム制度/在宅勤務/ストックオプション/食事補助/楽天クリムゾンハウスサービス施設など
残業時間 ー
有給取得率 81.9%

同社は世界100カ国以上から多様な人材が集まるグローバル企業であり、オフィス自体を「生活と健康を支えるインフラ」ととらえたユニークなサポート体制が特徴です。

象徴的な取り組みとして、朝・昼・晩の3食を無料で提供するカフェテリアが挙げられます。若手の食費負担を大幅に減らすだけでなく、社員同士の自然な交流や健康維持にも貢献しています。

さらに自社ビル内には、託児所やフィットネスジム、サロン、マッサージ施設などを完備。仕事の前後や隙間時間に優待価格で利用でき、日々のリフレッシュや自分磨きを手軽に図れます。

大手通信会社4社の社風|平均勤続年数・平均年齢・OBOGの声

一緒に働く仲間や職場環境を重視する人は、各社の「社風」に注目してみましょう。企業の風土や社員の雰囲気をあらかじめ把握しておくことで、自分に合う会社を見極めやすくなります。

ここからは、就活会議に寄せられた内定者の口コミを交えながら、4社の社風を解説していきます。

【NTTドコモ】温厚で真面目な社員が集まる落ち着いた社風

平均勤続年数 14.3年(2024年度時点)
平均年齢 39.5歳(2024年度時点)
社風 穏やかで優しい雰囲気の誠実な人が多く、周囲とのチームワークや協調的なコミュニケーションを大切にする温和な空気感

同社は、個人の激しい競争よりも周囲と協力し合うカルチャーが根底にあります。内定者からは「一人ひとりの人生を応援してくれる制度や社風がある」「落ちついて仕事ができる環境がある」といった声が集まりました。

大企業特有のスピード感や年功序列の風土に着目する声がある一方、「同期の人数が多く横のつながりが非常に強い」という意見も見られます。

クリーンな労働環境のもと、誠実な仲間と協力して業務に取り組みたい人に適した環境だと言えるでしょう。

【KDDI】温厚な社員が多く挑戦を後押しする社風

平均勤続年数 16.4年(2025年度)
平均年齢 42.3歳(2025年度)
社風 社員に共通する優しさや和やかさが特徴的であり、お互いに協力しながら新規事業などの「共創」を誠実に目指す温厚な気風

平均勤続年数は大手4社のなかで最も長く、腰を据えて働ける安定した組織基盤がうかがえます。

選考やOB・OG訪問を経た内定者からは、「かかわった全員が親切だった」「部門を越えて助け合う文化がある」といった声が多く寄せられました。社員の人柄の良さや、お互いを尊重し合う温かい空気感が社内に根付いているのが特徴です。

チームで連携しながら、新しい価値を創り出したい人にマッチする環境だと言えます。

【ソフトバンク】圧倒的なスピード感と挑戦を称える実力主義の社風

平均勤続年数 14.8年(2025年度)
平均年齢 42.0歳(2025年度)
社風 ベンチャー企業のような高い挑戦心と圧倒的なスピード感にあふれ、明るく前向きに自ら手を挙げることが称賛される活発な雰囲気

平均勤続年数は他大手2社と同等ですが、社内にはベンチャーさながらのアクティブな風土が根付いています。安定した雇用基盤を保ちながら挑戦を続ける、同社ならではの姿勢の表れと言えるでしょう。

内定者からも「大手3社のなかで最もベンチャー気質が強い」「承認の遅さがなくスピード感がある」といった声が挙がっています。

主体的に動く人ほどチャンスをつかめる一方、半年ごとの実績で評価される厳格な実力主義も併せ持ちます。自ら手を挙げてスピード感を持って成長したい人にマッチする環境です。

【楽天グループ】グローバルな環境で高い目標に挑むメガベンチャー社風

平均勤続年数 6.3年(2025年度)
平均年齢 36.0歳(2025年度)
社風 ニックネームで呼び合うフラットなグローバル環境のもと、高い目標に向かって圧倒的なスピードと熱意で突き進むエネルギッシュな社風

他社と比べて平均勤続年数が短く平均年齢も若い点は、同社の流動性の高さを特徴付けています。終身雇用を前提とせず、若手のうちからスピード感を持って市場価値を高め、ステップアップを図れる環境であることの表れと言えるでしょう。

内定者からは「ニックネーム制により風通しが良くフランクに議論できる」「目標達成への熱意や強いこだわりを感じた」といった声が多く挙がっています。

オープンな風土のもと、若手のうちから圧倒的な実力を磨き上げたい人に最適な環境だと言えます。

大手通信会社4社の志望動機|内定者の回答8選

内定者たちはどのような志望動機で熱意をアピールしていたのでしょうか。実例を見ることで、押さえておくべき企業の特徴やアピールすべき自身の強みが深く理解できます。

ここからは4社の志望動機を紹介します。志望企業を中心にチェックしていきましょう。

なお、以下の記事では400字で説得力のある志望動機を作成するコツや、企業理念への共感を軸にした作り方を詳しく解説しています。

400字の志望動機のまとめ方|内定者ES28選を業界・職種・エピソード別に紹介【例文15選】志望動機で企業理念への共感を示す方法|浅くならないコツも解説

NTTドコモ

内定者の回答(26卒・NTTドコモ)

私がドコモを志望する理由は、DXやIoTを活用して、地方をもっと元気にしていきたいと思ったからです。

その思いの根底には、地元・〇〇での経験があります。〇〇で育つ中で、人口減少やデジタル化の遅れなど、地域の停滞を感じる場面が多くありました。一方で、自然や産業など、まだ活かしきれていない可能性もたくさんあると感じていて、それを引き出す仕組みづくりに関わりたいと思うようになりました。

その中でもドコモに惹かれたのは、次の3点です。まず1つ目は、全国に広がる通信インフラや5G・IoTといった技術を持っている点です。これは、地方でも都市と同じレベルのサービスや環境を整えるための大きな武器になると思っています。

2つ目は、自治体や地域企業と一緒に課題解決を進めている点です。たとえば、スマート農業や遠隔医療といった実証実験や導入事例が豊富で、技術を現場に落とし込む力があると感じました。

3つ目は、それらの取り組みを現場で伴走する「法人パートナーコンサルタント」という職種があることです。地域の方々と直接関わりながら、一緒に価値をつくっていく働き方に強く惹かれました。

こうした理由から、ドコモで地方と技術をつなぎ、地域全体の活性化に貢献していきたいと考えています。 (2026年卒 NTTドコモ オープンコース 内定)

内定者の回答(24卒・NTTドコモ)

私は貴社で、スマートヘルスケアを実現し、人々が安心して暮らせるようにしたい。

きっかけは、地方で暮らしていた祖母の入院先がなく、私を含め家族全員が不安や後悔をする日々が続いたことだ。今後、少子高齢化で必要な医療を受けることがより困難になると予想されるため、健康増進と医療現場の効率化が必要だと考える。

これらを貴社で実現できると確信した理由は3点ある。1点目はdヘルスケアやCLINICSなどを有し、他企業と協力して一気通貫で健康医療をサポートしている。また患者のプライバシーを保護する日本初の観察研究や脳の健康チェックフリーダイアルなど先進的な取り組みをしている。

2点目はネットワークからクラウド、IoTを提供しているため遠隔診療による医師の移動の負担軽減やデータの蓄積による診療の効率化が可能である。

3点目は全国に支店を持つため、地方の医療格差も是正できるからだ。貴社では相手に寄り添った行動力を発揮し、課題解決に尽力したいです。 (2024年卒 NTTドコモ オープンコース 内定)

内定者の志望動機では、通信やICTを活用した社会課題の解決を通じ、人々の暮らしを豊かにしたいという思いが目立ちます。医療・教育・地域創生など、単なるインフラ維持を超えて他産業との掛け合わせによる変革を目指す姿勢が特徴的です。

また、同社が誇る強大な顧客基盤や業界トップクラスの研究開発力に着目し、志望理由を展開するケースも数多く見られます。

KDDI

内定者の回答(23卒・KDDI)

スマート漁業に携わり、養殖業のIoT化を推進したいと考えます。

私は水産学部に所属しており、人員不足・経営の不安定さにより漁業の存続が危ぶまれる現状に危機感を覚えました。そこで、貴社の地方創生への姿勢、またスマート漁業の実績を知り、「5Gによる地方創生の推進」という事業戦略に共感しました。

貴社においては、大学で学んだ知見をもとに、持続可能な漁業の実現を目指します。そのために、小浜(おばま)市で貴社が手掛けた養殖業のIoT化を応用し、各地の漁師のニーズに寄り添うソリューションを提案していきます。

また、自治体やファンドによる地方企業との連携を活かし、地域に寄り添った事業を行いたいです。

加えて、就職活動において様々な社員の方が私に寄り添ってサポートしてくれた姿が、自身の目指す顧客に寄り添うエンジニア像とマッチしていたことから、是非貴社の社員として目標を実現したいと考えました。 (2023年卒 KDDI OPENコース 技術系 内定)

内定者の回答(26卒・KDDI)

私は通信で「ひとの安心」を創りたい。特に、災害時に被災者とその家族、友人が感じる不安を、通信を活用することで取り除きたい。

私は地元・〇〇で震災を経験し、連絡をすぐに取ることができない不安、タイムリーに情報を伝える必要性を感じた。特に有事において通信が人々の当たり前を繋いでいることを実感し、通信業界に興味を持った。

中でも貴社はStarlinkを用いた迅速な災害復旧を実現しており、有事においても活躍している点に魅力を感じた。この未来の実現に必要なのは、1.被災者のニーズに応えるための経験や知識2.医療や地方自治体など、多くの業界と連携して課題を解決する力、の二つである。

一つ目は、震災を目の当たりにし、被災状況や復興過程を見てきた経験を活かすことができる。二つ目は、下問で記述した私の強みである「周りを巻き込み全員で課題解決に導く力」を活かすことができる。この未来は貴社と私だからこそ実現できる。 (2026年卒 KDDI OPENコース 技術系 内定)

内定者たちは、「通信技術を活用して地方創生や現場の課題解決に貢献したい」という意欲をアピールしています。

また、金融やエンタメ、ヘルスケアなど、通信の枠を超えて顧客の生活をトータルで支えたいという思いも多く見られます。固定・移動体・グローバルの通信網を1社で網羅する通信基盤があるからこそ、多様な業界と連携した課題解決に挑みたいと語る学生が多い傾向です。

ソフトバンク

内定者の回答(25卒・神戸市外国語大学・ソフトバンク)

日本のあらゆる情報格差を無くしたいと考えており、その実現には御社が最適だと考えたからです。

私は難民の日本教育のボランティアしていた際、彼らは日本で使えるスマホがないため、オンラインでの学習や求人情報の閲覧といった私たちが享受できる当たり前の機会から切り離されており、情報の壁がいかに人々の生活を制限しているかを実感しました。

そこで言語や物理的な制約を超えて必要な情報や支援を提供できるITや通信技術に魅力を感じました。中でも御社は情報格差の解消を重要課題に定め、実際にKPIまで落とし込んで情報格差の解決に取り組んでいます。

私が所属するボランティア団体でも、御社が難民に向けて貸し出したスマホを配布した所、全生徒がオンライン授業に参加できるようになり、教育を平等に受けられるようになった経験があります。

以上のことから、情報格差を無くすという私の目標において、御社の取り組みに貢献することが最適だと考え、御社を志望しました。 (2025年卒 神戸市外国語大学 ソフトバンク OPEN 総合職 内定)

内定者の回答(26卒・ソフトバンク)

“誰もが情報革命の恩恵を受けられる世の中にしたい” 思いを実現したいからです。

私の軸に「人々の日常を彩る」という思いがあります。その中で、生活のあらゆる場面に浸透し、利便性を向上させ続けているデジタル技術が今後も最も重要になっていくと考えています。

一方で、すべての人に浸透しているわけではない現状があります。例えば、アルバイト先の高齢のお客様は毎回現金で支払いをしていました。私はアプリの登録をサポートし、『分からないから使えない』という小さなハードルを解消することで、お客様の満足度を向上できました。

技術が発展していく中で、そこに乗り切れない人々がいる現状から、「高齢者を含むすべての方々が、通信を活用してより快適に暮らせる社会を実現したい」ため、通信業界を志望しております。

その中で、ソフトバンクでこそ、“誰もが情報革命の恩恵を受けられる世の中にしたい” 思いを最も実現できると考えています。そしてこの思いは挑戦の風土をもつ御社でこそ実現できると考えています。二つあります。

一つ目は積極的な事業投資による多様な事業展開です。通信キャリアを超え、LINEやPayPayなど日常に根差した多様なアプローチを提供している。新たな事業を生み出していく際に、誰も置いていかない方法をとることで、すべての人に情報革命の恩恵を与えられると考えています。

二つ目は挑戦できる環境の中で自身の挑戦心を活かし、新たな価値を生み出せると考えているからです。私はアルバイトで〇〇に挑戦し、習得した知識を活かしてお客様の満足度を向上させたように、挑戦が新しい価値を生み出せると信じています。

御社の一員として、挑戦心を活かして新たな価値を生み出していき「誰もが情報革命の恩恵を受けられる世の中」を実現したいと考えています。 (2026年卒 ソフトバンク OPEN 総合職 内定)

内定者の志望動機では、通信と最先端技術を掛け合わせ、利便性の向上や医療・教育・人手不足といった社会課題の解決を目指す声が多く見られます。

また、挑戦を重んじる社風に惹かれて志望する学生が多い点も他社との違いです。内定者たちは「No.1」「挑戦」「執念」といったソフトバンクバリューに共感し、若手のうちから裁量を持ってスピーディーに成長したいという熱意をアピールしています。

楽天グループ

内定者の回答(23卒・京都外国語大学・楽天グループ)

私が御社を志望する理由は、自分の人生の目標である【誰にとっても故郷という帰れる居場所がある世界を作る】つまり、持続可能な地域を創るという目標を達成する最適な環境だから御社を第一志望としています。

そもそも自分が地域活性に携わりたいと思うようになったのは、ヒッチハイクで北海道を旅していた時のご年配の女性との出会いがきっかけです。

その方は〇〇市出身の方で、その方の故郷は時間の流れとともにどんどん人が少なくなって、どんどん建物が閉まっていった。そして最終的に自分の故郷が無くなってしまった方でした。

さらに、人口減少によって全国の自治体が存続の危機にさらされていることをすごく嘆いていました。このお話を受け、このように故郷を失い、悲しみに暮れる人を少しでも減らしたいと強く思いました。

そのために自分ができることは、未来でもその地域がその地域であり続けられる持続可能な地域を産みだし、日本の地域を後世に紡いでいくこと。

様々な企業が地域活性に力を入れているが、その中でも御社を第一志望としてる理由は 70以上のサービスを展開。つまり引き出しの多さと、一億人以上から集めた膨大なデータを組み合わせて楽天にしかできない切り口で社会の課題を解決できるのが魅力。

これこそが、自分の目標を達成するための最適な環境だと思った理由です。以上の理由から御社に入社したいと考えています。 (2023年卒 京都外国語大学 楽天グループ ビジネス職 内定)

内定者の回答(24卒・楽天グループ)

より多くの人々の生活を便利で快適なものにしたいと考え御社を志望しています。

そう考える背景としては、軽音サークルで機材の設定マニュアルを作成したり、部室の予約システムを改良したりと部員たちが快適に過ごせる環境づくりに取り組んできたことで、部員たちにものすごく感謝されまして、私自身も非常に強いやりがいを感じたという経験があります。

中でも御社を志望する理由は2点あり、一つは楽天経済圏というビジネスモデルです。国内に1億を超える会員を保有していて、更にECから決済・通信と幅広い事業を扱っている御社とならば、「多くの人々の生活を便利で快適にしたい」という私の想いが、より大きな規模で、生活の様々な場面に渡って実現できると考えています。

もう一つが社員の方の人柄です。座談会やインターンシップでお会いした社員の方々が皆さん「やり抜く姿勢が大事だ」とおっしゃっていて、get things doneの精神が一人一人に浸透しているのだと肌で実感しました。

自分自身も「人々の当たり前を塗り替え、暮らしを快適にしていく」ためには、果敢に挑戦しやり抜く熱意は欠かせないと思っているので、自身と同じく熱い思いを持つ方々とお仕事ができる環境に魅力を感じています。 (2024年卒 楽天グループ ビジネス職 内定)

内定者の志望動機では、EC・金融・通信・スポーツなど70以上の事業を展開する同社独自のモデルに魅力を感じる声が多く見られます。豊富な顧客データを活かし、他社にはない多角的な課題解決に挑みたいという意欲がうかがえます。

また、社内公用語の英語化や多国籍な社員構成といったグローバルな風土も同社ならではの特徴です。多様なメンバーと切磋琢磨しながら、世界に影響を与える仕事をしたいという強い熱意が伝わってきます。

大手通信会社4社の選考の特徴・対策|内定者からのアドバイス

最後に、直近の選考体験記や内定者の口コミをもとに、各社の選考の特徴や突破のコツを解説します。

選考形式や質問内容は年度・選考ルートによって変わる場合もありますが、あらかじめ全体的な傾向を把握しておくことで、より具体的な対策を進めやすくなります。ひとつの目安として、ぜひ参考にしてみてください。

【NTTドコモ】志望理由と入社後のビジョンを言語化する

就職難易度 4.7/5
採用大学 ・東京工業大学大学院
・大阪大学大学院
・慶應義塾大学
・神戸大学大学院
・北海道大学大学院
・筑波大学大学院
・名古屋大学大学院
・九州大学
・九州大学大学院
・早稲田大学大学院
・早稲田大学
・東北大学
・東北大学大学院
・千葉大学大学院
・明治大学
・立教大学
・青山学院大学
・法政大学
・同志社大学
・金沢大学大学院
・中央大学
・東京理科大学
・東京理科大学大学院
・電気通信大学大学院
・関西大学
・関西学院大学
・立命館大学
・名古屋工業大学大学院
・奈良先端科学技術大学院大学
選考フロー ※NTTドコモのオープンコースに内定した26卒学生の一例

▼ESの提出
時期:2025年3月

▼WEBテスト
時期:2025年3月
内容:言語、非言語、性格

▼一次面接
時期:2025年3月
面接時間:60分
面接官:1名

▼二次面接
時期:2025年4月
面接時間:30分
面接官:1名

▼最終面接
時期:2025年4月
面接時間:30分
面接官:2名

▼内定
時期:2025年4月上旬

内定者からのアドバイス(20年卒・一橋大学・NTTドコモ)

また、あまり志望度を測る会社ではなく、とにかくドコモでやりたいことがあるか、夢を描けているかを大切にする会社だと思うので、抽象的に新しいことにチャレンジする会社、などと考えるのではなく、どういう挑戦に魅力を感じ、自分はどう発展させることができるのか、をとにかく突き詰めて考えるべきです。 (2020年卒 一橋大学 NTTドコモ 事務系総合職 内定)

内定者からのアドバイス(20年卒・早稲田大学・NTTドコモ)

通信事業は他者との差別化が難しいので、やはり三大キャリア(ほかにKDDI・ソフトバンク)での違いを説明できること、さらにその中でどうしてドコモなのか説明できるようになることが大事だと思います。

また、入社後何がしたいかはエントリーシートでも聞かれますが、ほぼ毎回の面接でも聞かれました。事前にドコモはどのような事業を行っていて、自分はその中でどういったことに取り組んでいきたいのか、伝えられるように準備していくことは必須です。 (2020年卒 早稲田大学 NTTドコモ 事務系総合職 内定)

同社の一次・二次面接は穏やかな対話ベースで進む一方、最終面接は厳格な雰囲気となり厳しく絞り込まれるのが特徴です。

実際に最終面接では、ガクチカやキャリアプランに対して「なぜ?」を淡々と繰り返す鋭い深掘りがおこなわれています。競合他社との違いを明確にし、「なぜNTTドコモなのか」を論理的に示せるよう整理しておきましょう。

また、入社後のビジョンを言語化することも欠かせません。「新しいことに挑戦したい」といった抽象的な表現ではなく、同社の事業内容を深く理解したうえで「どの事業で何を成し遂げたいのか」まで明確にしておくことが重要です。

あわせて、内定者が伝えた「入社後にしたいこと」の実例40選を紹介した以下の記事も、ぜひ参考にしてみてください。

「入社後にしたいこと」の例文40選|内定者回答を業界・職種別に紹介

【KDDI】協調性や臨機応変な対話力をアピールする

就職難易度 4.5/5
採用大学 ・東京大学
・東京大学大学院
・京都大学大学院
・慶應義塾大学
・神戸大学大学院
・名古屋大学大学院
・早稲田大学
・東北大学大学院
・上智大学
・東京農工大学大学院
・明治大学
・立教大学
・同志社大学
・中央大学
・関西学院大学
選考フロー ※KDDIのOPENコースに内定した26卒学生の一例

▼ESの提出
時期:2025年3月

▼WEBテスト
時期:2025年3月
内容:言語、非言語

▼一次面接
時期:2025年4月
面接時間:30分
面接官:1名

▼二次面接
時期:2025年5月
面接時間:40分
面接官:2名

▼最終面接
時期:2025年5月
面接時間:30分
面接官:3名

▼内定
時期:2025年5月下旬

内定者からのアドバイス(20ねん卒・大阪大学大学院・KDDI)

また、基本的には学歴不問で、学歴よりも人間性が重要視されている。

チームで何かを行った経験や面接中の準備できないような質問に対する対応力、コミュニケーション能力が評価ポイントであるため、選考を受ける前に、何かしらのチーム経験を用意し、模擬面接を知人と何度も行うことが合格の秘訣である。 (2020年卒 大阪大学大学院 KDDI 技術系総合職 内定)

内定者からのアドバイス(26卒・KDDI)

KDDIの選考はとにかく対話重視です。論理性や地頭の良さよりも、相手の話を聞く姿勢・誠実さ・チームで働ける人物かどうかを見られている。

自己PRを一方的に語りすぎないこと・聞かれたことに的確に、端的に答える「対話のキャッチボール」が大切。 (2026年卒 KDDI OPENコース 技術系 内定)

同社の面接は終始穏やかな雰囲気で進み、「対話重視」であることが特徴です。臨機応変さや素の人柄を見るために、最終面接では「自分を著名人や動物にたとえると?」といった突飛な質問をされるケースも多く見られます。

また、選考では学歴以上に「人間性」や「チームで協働できる姿勢」が強く重視されます。

一方的なアピールにならないよう質問には的確かつ端的に答え、円滑な会話を意識しましょう。チームで協力した原体験を整理し、具体性をもって協調性を示すことが高評価につながります。

「チームで取り組んだ経験」や協調性をアピールする自己PRを作成する際は、ぜひ以下の記事もチェックしてみてください。

「チームで取り組んだ経験」の例文12選|内定者回答を経験別・役割別に紹介協調性の自己PR例文25選|言い換え例や差別化のコツも解説

【ソフトバンク】バリューに即した挑戦への姿勢や行動力を示す

就職難易度 4.6/5
採用大学 ・東京工業大学大学院
・慶應義塾大学
・慶應義塾大学大学院
・筑波大学大学院
・早稲田大学
・明治大学
・立教大学
・青山学院大学
・法政大学
・東京理科大学大学院
・中央大学
・立命館大学
・九州工業大学大学院
・東京都市大学大学院
・海外の大学
選考フロー ※ソフトバンクのOPEN 総合職に内定した26卒学生の一例

▼ESの提出
時期:2025年1月

▼WEBテスト
時期:2025年1月
内容:SPI

▼一次面接
時期:2025年2月
面接時間:30分
面接官:1名

▼最終面接
時期:2025年4月
面接時間:40分
面接官:1名

▼内定
時期:2025年4月上旬

内定者からのアドバイス(23卒・ソフトバンク)

内定者には、何にでも挑戦するというバイタリティの溢れる人が多いと思います。また自分の考えていることをちゃんと言葉にして説明できる人、また話している最中も表情が豊かでハキハキと喋ることができる人が内定した人たちと喋った印象では多かった気がします。

この企業はソフトバンクバリューである「No.1」「挑戦」「逆算」「スピード」「執念」を非常に大切にしています。自分が今までの人生でおこなってきた挑戦や、粘り強く続けてきたことをしっかりとアピールすることが大切だと思います。 (2023年卒 ソフトバンク 総合職 内定)

内定者からのアドバイス(21卒・京都大学・ソフトバンク)

通信業界の本質である、変革を起こせる素質とリーダーシップを発揮できることを学生時代の経験でアピールできるかがポイント。ほかにはソフトバンクバリューに沿っていることを様々な経験をもとに話していくことが大切。

カルチャーフィットはかなりみられている。特に、挑戦と執念はとても抽象的な言葉なので、社内ではどんな意味でつかわれているか、自分はどう捉えているかを整理しておくべき。インターンは門戸が広いので参加すべき。 (2021年卒 京都大学 ソフトバンク 総合職 内定)

同社の選考は、大手4社のなかで最もサマーインターンシップの参加が内定に直結する点が大きな特徴です。例年、インターン参加者は最終面接スタートの早期選考に案内され、年内に内定が出ます。

また選考では、ソフトバンクバリュー(No.1・挑戦・逆算・スピード・執念)をもとに社風へのマッチ度が厳しく見られます。バリューへの共感やこれらを体現した原体験を通じ、高いバイタリティと行動力を示せるかが評価のカギとなります。

各バリューの定義を自分なりに解釈したうえで、過去の挑戦や当時の思いを意欲的に語れるよう準備しておきましょう。

なお、以下の記事では「行動力」の自己PRの作り方や例文を紹介しています。

例文17選|自己PRで「行動力」を効果的にアピールする方法を解説

【楽天グループ】「楽天主義」への共感とそれを体現した経験を伝える

就職難易度 4.7/5
採用大学 ・一橋大学
・東京大学大学院
・京都大学大学院
・慶應義塾大学
・早稲田大学
・上智大学
・明治大学
・立教大学
・青山学院大学
・法政大学
・同志社大学
・関西大学
・関西学院大学
・立命館大学
・立命館アジア太平洋大学
・東洋大学
・海外の大学
選考フロー ※楽天グループのビジネス職 ビジネス総合コースに内定した26卒学生の一例

▼ESの提出
時期:2025年2月

▼WEBテスト
時期:2025年2月
内容:efー1Gという種類のテスト。
「この単語から何がおもいつくか」など、自由な発想力が問われるような問題。

▼一次面接
時期:2025年3月
面接時間:30分
面接官:1名

▼二次面接
時期:2025年4月
面接時間:20分
面接官:1名

▼リクルーター人事面談
時期:2025年4月

▼最終面接
時期:2025年5月
面接時間:30分
面接官:1名

▼内定
時期:2025年5月下旬

内定者からのアドバイス(25卒・楽天グループ)

とにかく自分の体験と楽天主義を結びつけるようにすることが大切である。

面接の前に再度行った自己分析においても「その行動をとった理由」と楽天主義が明確に結び付けられるように徹底した。これにより面接内での話に説得力が生まれたと考えている。 (2025年卒 楽天グループ ビジネス職 ビジネス総合コース 内定)

内定者からのアドバイス(23卒・京都外国語大学・楽天グループ)

結論楽天主義への共感と熱意が全てだと思う。そして、その要素を感じられるエピソードを面接で話せればグレート。

なぜ楽天を志望しているのか・楽天で何を成し遂げたいのか・なぜそのカンパニーを志望しているのか?に対していかに自分だけのストーリー性と一貫性を持たせて伝える事も重要。

就活サービスが沢山あり、人のESを簡単に見れる時代だからこそ自分にしか話せない原体験は価値あるものだと思う。自分の原体験と志望理由を結び付けて生み出す自分だけの志望動機は話していてすごく楽しい。なので、聞き手も前のめりになって聞いてくれるだけでなく熱意が伝わる。

まとめるとポイントは3つ。①楽天主義への共感②絶対に入社したいレベルの熱意③志望理由の独自性。以上の3つが重要だと思う。頑張って下さい!!! (2023年卒 京都外国語大学 楽天グループ ビジネス職 内定)

同社では選考型イベントが積極的に開催されており、早期内定を目指せるルートが用意されています。「インターンでの高評価で選考が一部免除された」という声もあり、インターンへの参加が非常に有効です。

面接はフランクな雑談形式で進む一方、時間の半分近くが逆質問に充てられるケースが多く見られます。企業理解や志望度が厳しく測られるため、入念な逆質問の準備が欠かせません。

また選考突破には、「楽天主義」に自身の強みや経験を明確に結び付けることが重要です。「楽天主義」とは、具体的に以下の内容を指します。

コンセプトの種類 詳細
ブランドコンセプト:
楽天グループの事業を通して実現しようとしている価値観
・大義名分:
インターネットの力を活かして多くの人に平等なチャンスを提供し、社会全体を元気にすること(エンパワーメント)を目指す

・品性高潔:
「誠実さ」や「誇り」を大切にし、嘘をつくことなく正々堂々と正しい方法でビジネスをおこなうことを大前提とする

・用意周到:
従業員の一人ひとりが「プロフェッショナル」としての自覚を持ち、成功のための緻密な計画と準備のもとで確実に事業を実行する

・信念不抜:
厳しい競争や困難に直面しても諦めず、状況に応じて行動を組み立て直しながら最後までやり遂げる

・一致団結:
国籍や専門性の異なる多様なメンバーが一つの大きなチームとして団結し、お互いの強みを最大化して目標に突き進む
成功のコンセプト:
目標への共感度を強め、実現度を高めるための価値観
・常に改善、常に前進:
現状維持で満足することなく、常に「何が何でも物事を達成する」という強い意志を持って成長し続ける

・Professionalismの徹底:
プロフェッショナルなビジネス集団として他人の100倍考え抜き、自律的な自己管理のもとで挑戦を続ける

・仮説→実行→検証→仕組化:
具体的な仮説に基づく計画を立てて実行し、その結果を検証して誰もが再現できる「仕組み」へと落とし込む

・顧客満足の最大化:
自分たちの都合や傲慢さを排除し、常に誇りを持って「顧客に喜ばれるサービスを提供する」ことを最優先に考える

・スピード!!スピード!!スピード!!:
時代の激しい変化を勝ち抜くため、他社が1年かけてやるような仕事を1カ月でやり遂げる圧倒的なスピードを追求する

「なぜ楽天なのか」「何を実現したいのか」という問いに対し、独自の原体験をもとに一貫性のあるストーリーを語り、熱意を効果的にアピールしましょう。

なお、同社は社内公用語が英語です。英語がしゃべれないことに不安を感じている人は、以下の記事をぜひチェックしてみてください。

楽天は英語がしゃべれないとやばい? 楽天の元人事が明かす「公用語化」の実態

大手通信会社を徹底比較して自分に最適な一社を見つけよう

この記事では、大手通信4社の特徴や待遇、社風から選考対策までを網羅して解説しました。

携帯キャリアという共通の事業基盤を持つからこそ、各社独自の強みや戦略を深く理解することが自分に合った企業を見極めるカギとなります。

本記事の解説や内定者の選考体験記を参考に比較検討を重ね、自身の強みやキャリアビジョンに最もマッチする一社を選んでいきましょう。

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この記事の編集担当者

佐藤 美空

大学卒業後、就活会議のグループ会社であるポートに新卒入社。約1年間キャリアアドバイザーとして文系学生の就職支援をおこなう。就活生時代にポート運営の就活メディアを活用した経験から、「今度は私が就活生の役に立つメディアを創りたい」という思いでライターに転身。現在は就活会議のライターを担当している。

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編集責任者

江副 裕斗

大学卒業後、2018年にパーソルキャリアに入社。中途人材紹介事業において、4,000名以上の求職者と100社以上の企業を支援。2022年に就活会議のグループ会社であるポートに入社。キャリアアドバイザーとして学生の就活支援に従事し、新規事業である就活会議エージェントの立ち上げにも参画。現在は約100名規模となるキャリアアドバイザーグループの責任者を務める

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