私の得意な科目はイギリス文学です。大学三年生の時、総合大学という特徴を生かそうと経済学部生でありながら文学部の授業を他学部履修という形で履修したのが学び始めたきっかけです。すると、シェイクスピアやチョーサーなどの作家がイギリス人に与えた影響が現代の英語の元となっている点、コンラッドやトマスモアの作品に代表されるイギリスだけではない世界中の情勢が文章という形で現れている点、そしてイギリス特有の皮肉文学は世界中の歴史の知識を持っているとより楽しめ、周辺知識についても勉強してみたいと思える点から自主的に勉強する・読書をすることに喜びを見出しました。最終的には私のイギリス文学作品に対する感想をまとめたレポートを提出したところ、教授から文学部の研究室の学生に模範的なものとして配布されるほどに熱中しました。私の苦手な科目はマクロ経済学です。高校時代は何を学びたいかではなく北海道大学に行くことに焦点を絞って大学入試に望んだため、「数学が得意だから」という浅はかな考えから経済学部を選びました。しかし入学後、自分は数学が得意でも経済学には興味がない、その中でもマクロ経済学は学問からの発展性がないという点で関心を持てず、苦手な科目となってしまいました。しかし、この失敗は今後にも「この企業に行きたい」ではなく「この企業に入ってこういうことをしたい」と考えるようになったという形で生かされていると考えます。
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